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JP6750846B2 - 発光装置、及び撮像装置 - Google Patents
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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に搭載されるストロボユニット等の発光装置、及び発光装置を備える撮像装置に関する。
レンズ鏡筒が比較的大径の小型のデジタルカメラ等として、レンズ鏡筒の先端部でストロボ光が遮られて被写体に届かなくなる、所謂ケラレを防止するため、例えば図8に示すポップアップ式のストロボユニットを搭載したものが知られている。
図8に示すポップアップ式のストロボユニットは、発光部3aを有する可動部材3と、可動部材3をカメラ本体1内の収納位置(図8(a))とカメラ本体1の上面部から突出する発光位置(図8(c))との間で移動させる移動機構とを備える。移動機構は、可動部材3とカメラ本体1とを連結するアーム部材4を有し、アーム部材4の基端は、カメラ本体1に回動軸4aを介して回動可能に支持され、アーム部材4の先端には、可動部材3が回動軸4bを介して回動可能に支持されている。また、アーム部材4は、バネ等によりカメラ本体1の正面側(被写体側:図の左側))に付勢され、可動部材3は、バネ等によりカメラ本体1の背面側に付勢されている。
しかし、図8に示すストロボユニットでは、カメラ本体1背面側に回動可能に支持された表示ユニット2が自撮り等で表示面2aを被写体側に向けてカメラ本体1上方に突出配置された場合、ポップアップ動作中に可動部材3が表示面2aに干渉する可能性がある。
即ち、可動部材3が収納位置から発光位置に移動する際には、アーム部材4がバネ等の付勢力によりカメラ本体1の被写体側に回動するが、可動部材3は、バネ等の付勢力によりアーム部材4に対してカメラ本体1の背面側に回動する。このため、アーム部材4の先端が表示面2aに接近した位置で可動部材3がカメラ本体1の背面側に回動すると、図8(b)に示すように、可動部材3がH部分で表示面2aと干渉する可能性がある。
一方、4節リンク機構を用い、4節リンク機構の各リンク部材を連結する複数の回動軸のうち、1つ回動軸に設けられたフォロアをカメラ本体に形成されたカム穴に沿って移動させることで、可動部材を収納位置から発光位置へと移動させる技術が提案されている。
この提案では、4節リンク機構を用いて可動部材を支持しているため、可動部材を略水平を保った状態で収納位置から発光位置へと移動させることができる。このため、可動部材が収納位置から発光位置に移動する際に、可動部材が表示ユニットの表示面に干渉するのを回避することが可能となる。
また、この提案では、可動部材は、収納位置でロックプレートに係脱可能に係止されている。ロックプレートは、可動部材の規制部に弾性変形した状態で係合して可動部材をカメラ本体の正面側に付勢した状態で収納位置に保持している。そして、ロックプレートは、可動部材がバネ等の付勢力により発光位置に移動する際、可動部材の規制部が乗り越えることで、自然状態に戻る。これにより、収納位置での可動部材のがたつきを防止するとともに、可動部材が収納位置から発光位置に移動する際に、カメラ本体の背面側に振れるのを防止することが可能となる(特許文献1)。
特開2015-132720号公報
しかし、上記特許文献1では、可動部材を4節リンク機構により支持して移動させているため、リンク部材や回動軸等の部品点数が増え、ストロボユニットひいてはカメラの高コスト化や大型化につながる。また、リンク機構の回動軸に設けたフォロアをカメラ本体の形成したカム穴に沿って移動させているため、リンク部材やリンク部材に連動する可動部材の回動の自由度が制限される。このため、可動部材を発光位置にポップアップ動作させるときのカメラの高さ方向や光軸方向の被写体側への移動量を増やせない原因になっている。
また、ロックプレートの弾性力は、可動部材のポップアップ動作を妨げないようにし、かつ可動部材の収納位置でのがたつきを防止する範囲で設定する必要がある。このため、ロックプレートに求められる弾性力の設定が難しく、また、許容できる弾性力の公差も狭いため、製作が難しい。
さらに、ロックプレートは、収納位置にある可動部材を常にカメラ本体の正面側に付勢する付勢力を発生させ続けなければならないため、経時的に熱変形しやすい熱塑性樹脂等ではなく、ステンレス等の金属製のものを用いる必要がある。このため、ロックプレートを専用部品として新たに設ける必要が生じ、部品点数の追加に伴う部品コストや組立コストの増加により、ストロボユニットひいてはカメラの高コスト化や大型化を招く問題がある。
そこで、本発明、低コスト化及び小型化を維持しつつ、発光装置が収納位置から発光位置に移動する際に撮像装置の背面側の部材に干渉することなく、撮像装置の高さ方向や光軸方向被写体側への発光装置の移動量を増やす技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の発光装置は、発光部を有し、撮像装置の装置本体に収納される収納位置と前記装置本体から突出する発光位置との間を移動する可動部材と、前記可動部材が前記収納位置で収納される収納凹部を有し、前記装置本体の内部に固定されるベース部材と、前記ベース部材に基端が回動可能に支持されるとともに、先端に前記可動部材が回動可能に支持され、前記ベース部材に対して回動することにより、前記可動部材を前記収納位置と前記発光位置との間で移動させるアーム部材と、前記可動部材を前記アーム部材に対して前記装置本体の背面側への回動方向に付勢する第1の付勢手段と、前記アーム部材を前記ベース部材に対して前記装置本体の正面側への回動方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、前記可動部材及び前記ベース部材には、前記可動部材が前記収納位置から前記発光位置に移動する際に、前記第1の付勢手段の付勢力による前記可動部材の前記装置本体の背面側への回動を一時的に規制する規制手段が設けられていて、前記可動部材は、前記規制手段によって前記装置本体の背面側への回動が一時的に規制されている間、前記収納位置にあるときよりも前記装置本体の正面側が前記装置本体の底面側に傾斜することを特徴とする。
本発明によれば、低コスト化及び小型化を維持しつつ、発光装置が収納位置から発光位置に移動する際に撮像装置の背面側の部材に干渉することなく、撮像装置の高さ方向や光軸方向被写体側への発光装置の移動量を増やすことができる。
本発明の発光装置の第1の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルカメラを説明する図である。 可動部材が発光位置にあるときのストロボユニットを説明する図である。 (a)は可動部材が発光位置にあるときのストロボユニットの要部側断面図、(b)は発光位置にある可動部材の側面図、(c)は可動部材が収納位置にあるときのストロボユニットの要部側断面図、(d)は(c)のP−P線断面図である。 ストロボユニットの動作を説明する図である。 ストロボユニットの動作を説明する図である。 本発明の発光装置の第2の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルカメラを説明する図である。 可動部材のカムフォロアとベース部材のカム部の関係を説明する図である。 従来のストロボユニットを説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明の発光装置の第1の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図、図1(b)は図1(a)に示すデジタルカメラのストロボユニットがポップアップした状態を示す斜視図である。図1(c)は、図1(b)に示すデジタルカメラにおいて、カメラ本体の背面側に回動可能に支持された表示ユニットが自撮り等で表示面を被写体側に向けてカメラ本体の上方に突出配置された状態を示す斜視図である。なお、本実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルカメラを例示するが、これに限定されない。
図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ101は、カメラ本体102の正面側に、レンズ部103が設けられている。カメラ本体102の上面部には、モード切替ボタン107、電源ボタン111、モードダイアル112、露出ダイアル113、電子ダイアル114、レリーズボタン115、及びアクセサリーシュー116等が設けられている。カメラ本体102は、本発明の装置本体の一例に相当する。
また、カメラ本体102を正面側から見て、カメラ本体102の上面部右側には、ポップアップ式のストロボユニット10が設けられ、カメラ本体102の右側面部には、ストロボレバー106が設けられている。ストロボレバー106を操作することにより、ストロボユニット10の可動部材12がカメラ本体102の内部に収納された収納位置(図1(a))からポップアップしてカメラ本体102の上面部から突出した発光位置(図1(b))へ移動する。そして、可動部材12が発光位置に移動した状態で、可動部材12に設けられた発光部15(図3参照)からフレネルカバー17を介して被写体に向けてストロボ光が発光される。
カメラ本体102の背面側には、LCD等の表示ユニット110が不図示のヒンジ軸を介してカメラ本体102の高さ方向に回動可能に支持されている。表示ユニット110は、図1(b)に示す閉じ位置では、表示面110aを背面側に向けて配置されている。そして、表示ユニット110は、図1(b)に示す閉じ位置から開方向(上方)に略180°回動操作することで、図1(c)に示すように、表示面110aを被写体側に向けた状態でカメラ本体102の上面部から上方に突出配置される。これにより、自撮り等が可能となる。
図2(a)は可動部材12が発光位置にあるときのストロボユニット10を正面側から見た斜視図、図2(b)は図2(a)に示すストロボユニット10を背面左側から見た斜視図である。図2(c)は図2(a)に示すストロボユニット10を背面右側から見た斜視図、図2(d)は図2(c)のa部拡大図、図2(e)はストロボユニット10のコネクタ31aの実装部を拡大した斜視図である。
図3(a)は可動部材12が発光位置にあるときのストロボユニット10の要部側断面図、図3(b)は発光位置にある可動部材の側面図である。図3(c)は可動部材12が収納位置にあるときのストロボユニット10の要部側断面図、図3(d)は図3(c)のP−P線断面図である。
図2に示すように、ストロボユニット10は、カメラ本体102の内部に着脱可能に固定されるベース部材24と、ベース部材24と可動部材12とを連結するアーム部材11とを有する。アーム部材11は、金属製のアーム部22、及びアーム部22に固定された樹脂製の保護部29により構成されている。アーム部22の基端は、ベース部材24に回動軸23を介して回動可能に支持され、アーム部22の先端には、可動部材12が回動軸21を介して回動可能に支持されている。
回動軸23には、アーム部材11をベース部材24に対してカメラ本体102の被写体側への回動方向(図3(a)の反時計回り方向)に付勢するトーションバネ25(以下、バネ25という。)が設けられている。また、回動軸21には、可動部材12をアーム部材11に対してカメラ本体102の背面側への回動方向に付勢するトーションバネ26(以下、バネ26という。)が設けられている。バネ26は、本発明の第1の付勢手段の一例に相当し、バネ25は、本発明の第2の付勢手段の一例に相当する。
ベース部材24には、アーム部材11及び可動部材12をカメラ本体102の内部に収納する収納凹部24e、及び発光部15(図3参照)に接続されるフレキシブル基板28をカメラ本体102の内部に導く開口部24a(図2(d)参照)が設けられている。フレキシブル基板28は、表面の一部が絶縁シート等で覆われており、図3に示すように、アーム部材11のアーム部22と保護部29の間の空間を通って発光部15に電気的に接続される。
また、収納凹部24eの回動軸23の軸方向の一方の内壁面には、図2(b)に示すように、カム部24bが形成され、可動部材12には、図2(c)に示すように、カム部24bに対応する位置にカムフォロア20aが設けられている。カムフォロア20aは、可動部材12が収納位置から発光位置に移動する際に、カム部24bに係合する。
ストロボレバー106には、ロックレバー33が一体に設けられ、ロックレバー33は、可動部材12の収納位置で可動部材12に設けられた係止爪19bを係止する。また、ストロボユニット10の背面側の下部には、ストロボ基板31が設けられ、ストロボ基板31には、ベース部材24の開口部24aを通ったフレキシブル基板28が電気的に接続されるコネクタ31aが実装されている。
図3(a)に示すように、ベース部材24及びアーム部材11には、それぞれ互いに当接する突き当て部24d及び突き当て部22dが設けられている。突き当て部24d,22dが互いに当接することにより、アーム部材11は、図3(a)に示す発光位置でそれ以上の反時計回り方向の回動が規制される。
図3(b)に示すように、可動部材12及びアーム部材11には、それぞれ互いに当接する突き当て部19c及び突き当て部22aが設けられている。突き当て部19c,22aが互いに当接することにより、可動部材12は、図3(a)に示す発光位置でそれ以上の時計回り方向の回動が規制される。
図3(c)及び図3(d)に示すように、可動部材12の収納位置では、カムフォロア20aは、カメラ本体102の内部に収納される。図3(d)に示すように、可動部材12に設けたカムフォロア20a及びベース部材24の収納凹部24eの内壁部に設けたカム部24bは、発光部15の回動軸21の軸方向端部側の領域を避けた位置に配置されている。これにより、ストロボユニット10ひいてはカメラ本体102の幅方向の小型化が可能となる。
発光部15は、本実施形態では、キセノン管を用いている。発光部15の背面側には、複数の端子14aが設けられ、各端子14aは、発光部15を構成するキセノン管の両極とトリガコイル(不図示)に接続されるとともに、フレキシブル基板28に半田付け等で固定される。これにより、カメラ本体102からフレキシブル基板28を通して発光部15へ電力が供給される。アーム部材11のアーム部22と保護部29との間を通ったフレキシブル基板28は、可動部材12に設けられた開口部19aと回動軸21との間から可動部材12の内部に導出される。なお、本実施形態では、発光部15として、キセノン管を用いているが、キセノン管に代えてLED等を用いてもよい。
次に、図4及び図5を参照して、ストロボユニット10の動作を説明する。図4(a)は、可動部材12が収納位置にあるときのストロボユニット10をカメラ本体102の正面左側から見た側断面図である。図4(b)は、可動部材12が収納位置にあるときのストロボユニット10をカメラ本体102の正面右側から見た側面図である。
図4(a)及び図4(b)に示す状態では、可動部材12の係止爪19bは、ストロボレバー106と一体のロックレバー33に係止されている。ロックレバー33は、ロックレバー33とベース部材24との間に設けられたコイルバネ34によって可動部材12を収納位置に引き込む方向に付勢されており、これにより、可動部材12が収納位置で保持される。このとき、可動部材12の上面部は、カメラ本体102の光軸と平行な水平面となっている。また、図4(a)に示すように、カムフォロア20aとカム部24bのカム面24cとの隙間を狭くしておくことで、可動部材12の収納時のカメラ本体102の光軸方向のがたつきを抑制している。
そして、ストロボレバー106をコイルバネ34の付勢力に抗してロックレバー33と係止爪19bと係止を解除する方向に操作すると、バネ25の付勢力によってアーム部材11が回動軸23を中心に図4(a)の時計回り方向に回動を開始する。同時に、バネ26の付勢力によって可動部材12が回動軸21を中心に図4(a)の反時計回り方向の回動を開始する。
図4(c)は、ロックレバー33と係止爪19bとの係止が解除された直後のストロボユニット10をカメラ本体102の正面左側から見た側断面図である。図4(d)は、ロックレバー33と係止爪19bとの係止が解除された直後のストロボユニット10をカメラ本体102の正面右側から見た側面図である。
図4(c)及び図4(d)に示す状態では、可動部材12は、カムフォロア20aがカム部24bのカム面24cに当接することで、回動軸21を中心とする図4(c)の反時計回り方向の回動が一時的に規制される。そして、可動部材12は、カムフォロア20aをカム部24bのカム面24cに接触させた状態で、カム面24cに沿って発光位置に向けてポップアップ動作をする。
可動部材12が発光位置に移動する際には、可動部材12は、カムフォロア20aとカム部24bとの係合により回動が一時的に規制されることで、図4(a)の収納位置より被写体側(図4(c)の右側)がカメラ本体102の底面側(下側)に傾斜している。なお、可動部材12の前傾角度は、ポップアップ動作に伴って可動部材12がカメラ本体102の正面側上端部108に干渉しない角度に設定されている。
このため、バネ26の付勢力によって回動軸21を中心に図4(c)の反時計回り方向に回動する可動部材12は、カムフォロア20a及びカム部24bによる一時的な回動規制により図4(c)の時計回り方向に回動することになる。
図5(a)は、可動部材12のカムフォロア20aがベース部材24のカム部24bから離脱する直前のストロボユニット10をカメラ本体102の正面左側から見た側断面図である。
図5(a)に示す状態では、カムフォロア20aは、カム部24bと接触しており、図4(c)と同様に、可動部材12は、被写体側がカメラ本体102の下側に傾斜した前傾姿勢を維持している。このとき、表示ユニット110は、開方向(上方)に略180°回動操作されて表示面110aを被写体側に向けた状態でカメラ本体102の上面部から上方に突出配置されている。
ここで、カムフォロア20aがカム部24bから離脱する直前まで可動部材12を前傾させている理由は、可動部材12の背面側と表示ユニット110との隙間を広くするためである。また、カムフォロア20aがカム部24bから離脱した位置から可動部材12の突き当て部19cがアーム部材11の突き当て部22aに当接して止まるまでの可動部材12の回動角度(以下、回動残角度という)をできるだけ大きくするためである。
可動部材12の回動残角度が大きいと、その分突き当て部19cが突き当て部22aに当接するまでに要する時間が長くなり、ベース部材24に対するアーム部材11の被写体側への回動が進むことになる。結果として、可動部材12が表示ユニット110から被写体側に離れた位置でカメラ本体102の背面側に回動することになるため、可動部材12が表示ユニット110に干渉するのを回避することができる。
カムフォロア20aは、可動部材12の収納位置でカム部24bのカム面24cに係合しており、カム面24cは、ベース部材24の正面側上端部108までの領域に設けられている。これらの配置は、可動部材12が収納位置から発光位置へ移動する間において、カムフォロア20a及びカム部24bによる可動部材12の回動規制をできるだけカメラ本体102の高さ方向に高い位置まで有効にするためである。
また、可動部材12の収納位置で発光部15のカメラ本体102の高さ方向の寸法と略等しい高さ寸法内の可動部材12の側壁部及びベース部材24の収納凹部24eの内壁部にそれぞれカムフォロア20a及びカム部24bを配置している。これにより、ストロボユニット10のカメラ本体102の高さ方向の寸法を短くすることができ、カメラ本体102の小型化が図れる。
仮にカムフォロア20a及びカム部24bを可動部材12の背面に配置すると、可動部材12の背面は、カメラ本体102の背面側に向けて斜めに下がっているので、カムフォロア20a及びカム部24bをベース部材24の内部深くに設けなくてはならない。このため、ストロボユニット10がカメラ本体102の高さ方向に大型化してしまう。
図5(b)は、可動部材12が発光位置まで移動したストロボユニット10をカメラ本体102の正面左側から見た側断面図である。
図5(b)に示す状態では、アーム部材11は、バネ25により付勢された状態で突き当て部22dがベース部材24の突き当て部24dに当接し、それ以上の図5(b)の時計回り方向の回動が規制されている。一方、可動部材12は、図5(a)に示す直後にカムフォロア20aがカム部24bから離脱し、バネ26の付勢力により突き当て部19cがアーム部材11の突き当て部22aに当接するまで回動軸21を中心に図5(a)の反時計回り方向に回動する。これにより、可動部材12の発光位置への移動が完了し、図5(b)に示す状態となる。
図5(c)は、発光位置にある可動部材12をベース部材24に対して回動軸23を中心に強制的にカメラ本体102の背面側に回動操作したときのストロボユニット10をカメラ本体102の正面左側から見た側断面図である。
図5(c)に示す状態では、可動部材12は、発光部15を被写体側の斜め上方向に向けてバウンス発光させる位置に配置されている。アーム部材11は、収納位置から発光位置までの間の所定角度内を回動軸23を中心に自由に回動することが可能である。また、可動部材12は、カムフォロア20a及びカム部24bによる回動規制が解除された後は、アーム部材11に対して回動軸21を中心に所定角度内で自由に回動することが可能である。
可動部材12が複数のリンク機構を用いて複数の回動軸で支持されている場合、可動部材12は、カメラ本体102に対して決められた移動軌跡でしか動作させにくく、移動軌跡の自由度は大幅に制限される。本実施形態では、可動部材12がカムフォロア20a及びカム部24bと回動軸21により移動経路を規制されるのは、収納位置からカムフォロア20a及びカム部24bによる回動規制が解除されるまでの間だけである。
したがって、可動部材12は、カムフォロア20a及びカム部24bによる回動規制が解除されてから発光位置までは回動軸21だけで支持される。このため、可動部材12の回動規制が解除された状態で、撮影者は、アーム部材11及び可動部材12をそれぞれ回動軸23及び回動軸21を中心に所定の回動角度範囲内で自由に回動操作して可動部材12を上述したバウンス発光位置へ移動させることができる。
図5(b)又は図5(c)の状態から可動部材12の上面部をバネ26及びバネ25の付勢力に抗して押し込むと、可動部材12及びアーム部材11は、図4(a)に示す収納位置に収納される。可動部材12が図4(a)に示す収納位置近傍まで移動すると、可動部材12の係止爪19bにロックレバー33が係止し、可動部材12を図4(a)に示す位置まで引き込む。
以上説明したように、本実施形態では、カムフォロア20a及びカム部24bによる一時的な回動規制により可動部材12の回動残角度を大きくして、可動部材12を表示ユニット110から被写体側に離れた位置でカメラ本体102の背面側に回動させている。このため、可動部材12が収納位置から発光位置まで移動する際に、カメラ本体102の背面側で自撮り位置にある表示ユニット110に干渉するのを回避することができる。
また、本実施形態では、可動部材12に対して、複数のリンク部材を用いた複数の回転支持部は不要である。このため、部品数、部品コスト、及び組立コストを削減できるばかりでなく、ストロボユニット10ひいてはカメラの小型化が可能となる。
また、本実施形態では、可動部材12の支持に複数のリンク部材を用いた複数の回転支持部を用いないことで、可動部材12に対してアーム部材11以外のリンクをとる必要がない。このため、発光部15の発光位置の設定に自由度が増し、発光部15をより高く、より被写体側へ向けて移動させることが可能となる。
また、本実施形態では、カムフォロア20aは、可動部材12の構成部品に一体に形成することができ、カム部24bは、カメラ本体102に固定される例えばベース部材24などに一体で形成することができる。このため、カムフォロア20a及びカム部24bを設けるための部品数、部品コスト、組立コストの増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、カムフォロア20a及びカム部24bは、バネ26の付勢力を繰り返し互いに支え合えるだけの強度が有していればよく、バネ26の付勢力の変更にも柔軟に対応できるので、設計の自由度が増す。
(第2の実施形態)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の発光装置の第2の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルカメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、各図に同一符号を付して説明する。
図6(a)はストロボユニット10の可動部材12を背面側から見た斜視図、図6(b)は図6(a)の要部拡大図、図6(c)はストロボユニット10の可動部材12が収納位置に収納されるときの動作を説明する斜視図である。
本実施形態では、上記第1の実施形態のカムフォロア20aに代えて、図6に示すカムフォロア20bを用いている。カムフォロア20bは、カムフォロア20aと同一位置に可動部材12に一体に設けられているが、可撓性を有する片持ち梁形状に形成されている点がカムフォロア20aと異なっており、A方向(板厚方向)に押された場合に、A方向にたわむことができる。カムフォロア20bの先端部には、面取り部20cが形成されている。
可動部材12は、アーム部材11に対して回動軸21を中心に回動する。このため、カムフォロア20b及びカム部24bによる可動部材12の回動規制が解除されている状態で可動部材12の上面部を押し込んで可動部材12を収納凹部24eに収納する際、カムフォロア20bは、様々な角度でカム部24bの上面部に当接する。
図6(c)では、カムフォロア20bの先端がベース部材24のカム部24bの上面部に当接している。カムフォロア20bの先端には、面取り部20cが設けられているため、可動部材12がさらに押し込まれても、面取り部20cがカム部24bに押されてカムフォロア20bが図6(c)A方向にたわむ。この結果、カムフォロア20bがカム部24bに引っ掛かることなく、可動部材12を収納位置に押し込んで収納凹部24eに収納することができる。
図7(a)は、図6(c)の矢印B方向から見たカムフォロア20b及びカム部24bの拡大図である。図7(a)に示すように、カム部24bの上端の内側角部には、面取り部24fが形成されている。可動部材12が収納位置の方向に押し込まれると、カムフォロア20bの面取り部20cとカム部24bの面取り部24fとが当接する。そして、カムフォロア20bより剛性が高いカム部24bは変形することなく、片持ち梁構造のカムフォロア20bの先端がA方向にたわんでカム部24bから退避する。
図7(b)は可動部材12が収納位置にあるときのストロボユニット10の側面図、図7(c)は図7(b)のC−C線断面図である。可動部材12が収納位置まで完全に押し込まれると、A方向に退避していたカムフォロア20bは、カム部24bに押されなくなるため、図7(c)に示すように、元の位置に弾性復帰し、カム面24cに対向配置される。
即ち、可動部材12が図7(b)に示す収納位置にある状態でストロボレバー106の操作により係止爪19bとロックレバー33との係止が解除されると、カムフォロア20bがA方向に退避することなく、カム部24bと共に図4及び図5と同様に機能する。
図7(b)に示す可動部材12の収納位置では、可動部材12のカムフォロア20bには、A方向の外力がかからない。このため、可動部材12は、熱可塑性樹脂等のような温度放置で熱変形し易い材料でもA方向に退避可能なカムフォロア20bを可動部材12に一体で設けることができ、部品コストや組立コストを抑制することができる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 ストロボユニット
11 アーム部材
12 可動部材
15 発光部
20a カムフォロア
24b カム部
21,23 回動軸
24 ベース部材
24e 収納凹部
25,26 バネ
101 デジタルカメラ
102 カメラ本体
110 表示ユニット
110a 表示面

Claims (9)

  1. 発光部を有し、撮像装置の装置本体に収納される収納位置と前記装置本体から突出する発光位置との間を移動する可動部材と、
    前記可動部材が前記収納位置で収納される収納凹部を有し、前記装置本体の内部に固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に基端が回動可能に支持されるとともに、先端に前記可動部材が回動可能に支持され、前記ベース部材に対して回動することにより、前記可動部材を前記収納位置と前記発光位置との間で移動させるアーム部材と、
    前記可動部材を前記アーム部材に対して前記装置本体の背面側への回動方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記アーム部材を前記ベース部材に対して前記装置本体の正面側への回動方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    前記可動部材及び前記ベース部材には、前記可動部材が前記収納位置から前記発光位置に移動する際に、前記第1の付勢手段の付勢力による前記可動部材の前記装置本体の背面側への回動を一時的に規制する規制手段が設けられていて、
    前記可動部材は、前記規制手段によって前記装置本体の背面側への回動が一時的に規制されている間、前記収納位置にあるときよりも前記装置本体の正面側が前記装置本体の底面側に傾斜することを特徴とする発光装置。
  2. 前記規制手段は、前記可動部材の回動軸の軸方向端部側の側壁部と前記収納凹部の内壁部とに前記可動部材の収納位置で互いに対向して設けられていることを特徴とする請求項記載の発光装置。
  3. 前記規制手段は、前記発光部の前記可動部材の回動軸の軸方向端部側の領域を避けた位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記発光部は、キセノン管を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記規制手段は、前記可動部材に設けられたカムフォロアと、前記収納凹部に設けられ、前記カムフォロアが係合するカム部とを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記カムフォロアは、可撓性を有する片持ち梁形状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の発光装置を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記撮像装置の装置本体の背面側には、表示ユニットが回動可能に支持され、前記表示ユニットは、閉じ位置から開方向に回動操作することで、表示面を前記装置本体の正面側に向けた状態で前記装置本体の上面部から上方に突出配置されることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 発光部を有し、撮像装置の装置本体に収納される収納位置と前記装置本体から突出する発光位置との間を移動する可動部材と、
    前記装置本体に基端が回動可能に支持されるとともに、先端に前記可動部材が回動可能に支持され、前記装置本体に対して回動することにより、前記可動部材を前記収納位置と前記発光位置との間で移動させるアーム部材と、
    前記可動部材を前記アーム部材に対して前記装置本体の背面側への回動方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記アーム部材を前記装置本体に対して前記装置本体の正面側への回動方向に付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    前記可動部材及び前記装置本体には、前記可動部材が前記収納位置から前記発光位置に移動する際に、前記第1の付勢手段の付勢力による前記可動部材の前記装置本体の背面側への回動を一時的に規制する規制手段が設けられていて、
    前記可動部材は、前記規制手段によって前記装置本体の背面側への回動が一時的に規制されている間、前記収納位置にあるときよりも前記装置本体の正面側が前記装置本体の底面側に傾斜することを特徴とする撮像装置。
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