JP6764183B2 - holder - Google Patents
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Description
本発明は、手工具や携帯機器などを携行するためのホルダに関する。 The present invention relates to a holder for carrying a hand tool, a portable device, or the like.
従来より、建築作業に従事する職人の多くは、ベルト等に装着可能なホルダを利用してペンチやドライバ等の各種の工具や、スマートフォンなどの携帯機器等を携行し、作業の打ち合わせ等を含めて作業効率を高めようとしている(例えば、特許文献1参照。)。 Traditionally, many craftsmen engaged in construction work carry various tools such as pliers and drivers, portable devices such as smartphones, etc. using holders that can be attached to belts, etc., including work meetings. (See, for example, Patent Document 1) to improve work efficiency.
しかしながら、ホルダに収容した小物が作業中に抜け落ちることがあり、例えばノミなどの手工具の場合には先端の刃先に刃こぼれ等のトラブルが起こり易く、例えばスマートフォン等の電子機器の場合であれば画面割れ等のトラブルを生じ易いという問題がある。 However, small items stored in the holder may fall out during work, and in the case of hand tools such as fleas, troubles such as blade spills are likely to occur at the cutting edge of the tip, for example, in the case of electronic devices such as smartphones. There is a problem that troubles such as screen cracking are likely to occur.
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、小物を確実性高く携行できるホルダを提供しようとするものである。 The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide a holder capable of carrying small items with high certainty.
本発明は、弾性的に屈曲可能なシート状部材を利用して形成された筒部を有する筒型のホルダであって、
前記筒部では、収容物を挟み込む挟持部が設けられ、当該挟持部は、前記筒部の筒方向に直交する断面において、対面する筒部の内壁面に向けて凸状に張り出す張出部を含めて構成されていることを特徴とするホルダにある。
The present invention is a tubular holder having a tubular portion formed by using an elastically bendable sheet-shaped member.
The tubular portion is provided with a sandwiching portion that sandwiches the contained object, and the sandwiching portion projects in a convex shape toward the inner wall surface of the opposing tubular portion in a cross section orthogonal to the tubular direction of the tubular portion. It is in a holder characterized by being configured to include.
本発明のホルダは、例えば手工具や携帯機器等の収容物を収容する前記筒部の開口端部側に、前記張出部を含む前記挟持部が設けられている。収容物を収容した際には、この張出部が押し戻されるように弾性変形し、この弾性変形に由来する力が収容物を挟み込むように作用する。このように前記挟持部によれば、収容物を挟み込むように挟持でき、脱落等を確実性高く回避できる。 The holder of the present invention is provided with the holding portion including the overhanging portion on the opening end side of the tubular portion for accommodating an container such as a hand tool or a portable device. When the contained object is accommodated, the overhanging portion is elastically deformed so as to be pushed back, and the force derived from this elastic deformation acts to sandwich the contained object. As described above, according to the holding portion, it is possible to hold the contained object so as to sandwich it, and it is possible to avoid falling off with high certainty.
このように本発明のホルダは、収容物の脱落を確実性高く防止できる優れた特性のホルダである。 As described above, the holder of the present invention is a holder having excellent characteristics that can prevent the contained matter from falling off with high certainty.
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、大工などの職人がノミを携行するためのノミ差し1をホルダの一例として示す例である。この内容について、図1〜図6を用いて説明する。
Embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the following examples.
(Example 1)
In this example, a
収容物の一例であるノミは、溝穴を掘る等の大工作業に使用される手工具であり、例えば先端に刃先を設けた軸状の刃物に対して同軸をなすように木製棒状の柄を取り付けて構成される。ノミには、大きく分類して、ゲンノウで叩くノミと、腕の力で削る突きノミとがある。さらに、ゲンノウで叩くノミには、主に木造建築の柱や横架材の加工に適した長さ27〜30cm程度の大型の叩きノミや、床間などの造作に適した長さ20〜22cm程度の小ぶりな追入れノミなどがある。叩きノミ及び追入れノミには、いずれも、ゲンノウで叩くための鉄環であるカツラが柄の後端に外挿固定されている。 A chisel, which is an example of the contained object, is a hand tool used for carpentry work such as digging a groove, and for example, a wooden rod-shaped handle is provided so as to be coaxial with a shaft-shaped blade having a cutting edge at the tip. It is installed and configured. Fleas are broadly classified into fleas that are hit with a genno and fleas that are scraped with the power of the arm. Furthermore, fleas to be struck with genno include large fleas with a length of about 27 to 30 cm, which are mainly suitable for processing pillars and horizontal members of wooden buildings, and fleas with a length of 20 to 22 cm, which are suitable for alcove. There are small fleas, etc. A wig, which is an iron ring for hitting with a genno, is extrapolated and fixed to the rear end of the handle of both the hitting chisel and the additional chisel.
図1及び図2に例示するノミ差し1は、略長方形状のシート状部材の一例である革シートを2枚重ね合わせた革製品である。ノミ差し1では、表側の革シートである表革11と背面側の革シートであるベース革15とが袋状をなすように接合され、これにより、ノミの収容空間をなす筒部10が形成されている。ノミ差し1の全長は26cm程度であって、筒部10の奥行きは24cm程度となっている。このようなノミ差し1のサイズは叩きノミや追入れノミの収容に適している。さらに長い突きノミへの適用では、本例よりも筒方向の寸法を長くすると良い。
The
第1のシート状部材である表革11、及び第2のシート状部材であるベース革15は、弾性的に屈曲可能な厚めの1枚革の革シートよりなる。ノミ差し1における背面側のベース革15では、ノミを収容する筒部10の開口端部101側が延設されてループ状に折り返されて折返し部150が設けられている。ループ状の折り返し部分をなす折返し片15Aの先端は、ベース革15の本体部分をなすベースシート部15Bの裏面に鋲打ちにより固定されている。完成品としてのノミ差し1は、ベルト通しとして機能するこの折返し部150に腰ベルト等を通すことで大工などの職人が身に付けて使用できる。
The
折返し部150では、折返し片15Aが少なくとも幅方向の2箇所の位置でベースシート部15Bに固定される一方、折返し片15A側とベースシート部15B側とでは、上記の幅方向の2箇所の固定前の間隔に差が設けられている。折返し片15Aの固定前の間隔に対して、表面側に位置するベースシート部15Bの固定前の間隔の方が広く設定されている。
In the folded-
具体的には、折返し片15Aの先端は幅方向の5つの鋲によって固定されているが、隣合う鋲孔の固定前の間隔は、表側のベースシート部15Bの方が若干広く設定されている。鋲打ちによる固定範囲の横幅についても、固定前の状態において、ベースシート部15Bの横幅の方が折返し片15Aの横幅よりも広くなっている。
Specifically, the tip of the folded
このように鋲孔の固定前の間隔等に差を設けた状態で鋲打ちすれば、ベース革15がなす折返し部15の表面において、幅方向の中間部分が表面側(対面する筒部10の内壁面をなす表革11に向かう側)に湾曲して張り出す張出部151(図3参照。)を形成できる。筒部10の筒方向に直交する断面において、対面する筒部10の内壁面をなす表革11の裏面に向けて張り出して凸状に湾曲する張出部151は、表革11との間隙を狭くし収容したノミの確実な挟持に役立つ。なお、折返し片15Aをベースシート部15Bに固定する鋲打ちの箇所については両側の2箇所であっても良く、この場合は、2箇所の鋲打ちの中間的な位置が張出部となり、張出部の張出し量をさらに大きくできる。
If the studs are studded with a difference in the spacing before fixing the stud holes in this way, the intermediate portion in the width direction is on the surface side (the facing tubular portion 10) on the surface of the folded
ノミ差し1では、表革11の側縁部及び下縁部が鋲打ちによりベース革15に接合され、これにより有底の筒部10が形成されている。筒部10の筒方向における抜き取り側の端部である開口端部101からノミを差し入れたり、収容したノミの抜き取りが可能である。
In the
表革11の幅方向両側の鋲孔の(固定前の)間隔は、接合相手のベース革15の鋲孔の(固定前)の間隔よりも広く設定されている。このような設定により、ベース革15に接合された表革11は断面湾曲状をなして外側に張り出す形状をなしている。ノミ差し1では、平らな一枚革から切り出された表革11が断面湾曲状に変形する状態でベース革15に接合されており、その変形に伴う応力等がベース革15に作用している。ベース革15は、この応力等の作用により、表革11側に向けて張り出す断面湾曲状をなすように若干変形した状態となっている。ベース革15のこのような断面湾曲形状は、表革11との間でノミを挟持するために有用である。
The spacing (before fixing) of the stud holes on both sides of the
筒部10の開口端部101をなす表革11の上端部には、両サイドを切り欠いた幅狭部が設けられ、この幅狭部の形成範囲については上記の鋲打ちによる固定範囲から除外されている。上記の通り表革11は断面湾曲状に張り出す状態となっているため、幅狭部の両側縁部がベース革15の表面から浮き上がった状態となり、ベース革15との間に隙間が形成される。
A narrow portion having both sides cut out is provided at the upper end portion of the
この隙間は、筒部10の開口端部101から筒方向に窪む凹部110を形成し、完成品のノミ差し1においては、表革11の両サイドに凹部110が配置される。この凹部110は、筒部10の内側の収容空間に指先を差し入れ可能な程度のスリット状の隙間となっている。両サイドの凹部110に挟まれる表革11の幅狭部は、筒方向に舌状に突き出す舌状部111をなし、あたかもプールの飛び込み板のように付け根部分を介して本体側から弾性的に支持されている。
This gap forms a
一方、ベース革15の上記のループ状の折返し部150では、凹部110の形成範囲よりも筒方向底側(開口端部101の反対側)に近い位置で、その先端が鋲打ち固定されている。そのため、ノミ差し1では、ループ状に折り返されて外側に張り出す折返し部150に対して、表革11の舌状部111が対面する状態が形成されている。
On the other hand, in the loop-shaped folded-
ノミを収容しない状態における折返し部150と舌状部111との間隙はノミの柄などの直径よりも狭く設定され、ノミを収容したときに弾性変形を生じて押し拡がるようになっている。筒部10にノミを収容したときには、折返し部150及び舌状部111がノミを表裏両側から挟持する一対の挟持部として機能する。また、上記の張出部151(図3参照。)は、収容物であるノミの形状に応じて押し込まれて凹む一方、元の形状に戻ろうとする弾性力を発生する。ノミ差し1では、この弾性力によりノミを挟持する力が一層強くなっている。
The gap between the folded-
長さ27〜30cm程度の大型の叩きノミ2を本例のノミ差し1に収容した場合、図3(a)に例示するように、ノミ差し1から柄23の後端側がはみ出し、ベース革15の折返し部150と表革11の舌状部111との間にノミ2の柄23の中間部分が挟持される状態となる。このとき、舌状部111が弾性変形して外側に拡がると共に、舌状部111側に張り出す折返し部150が反対側に押し返された状態となる。さらに、断面円形状の柄23が押し当たって、折返し部150の張り出し形状が若干凹むように変形する状態となる。なお、図3〜図4及び図6では、図の見易さを優先し鋲の図示を省略している。
When a
このようなノミ2の収容状態では、プールの飛び込み板のような舌状部111が元の位置に戻ろうとする弾性復帰力、折返し部150が舌状部111側に戻ろうとする弾性復帰力、折返し部150や張出部151の凹みが元に戻ろうとする弾性復帰力が生じる。これらの弾性復帰力は、いずれも、ノミ2の柄23を挟持して強固に保持し、ノミ2の脱落を防止するのに役立つ力として作用する。
In such a housed state of the
ここで、舌状部111、及びループ状に折り返された折返し部150は、断面湾曲状を呈している。例えばプラスチック製の下敷きで団扇の代用をする際、平面のままで扇ぐよりも湾曲させた状態で扇ぐ方が風量を大きくすることができるように、断面湾曲状の舌状部111あるいは折返し部150によれば、上記の弾性復帰力を強くでき、より強い力でノミを挟持できる。なお、筒部10に当たる部分の上記のベース革15の断面湾曲形状は、折返し部150を剛性高く支持するために適した形状であり、折返し部150の弾性復帰力を強くするために有効である。
Here, the tongue-shaped
さらに、ノミ2を収容した際、柄23などの外周面に沿って外側に拡がるように弾性変形する舌状部111、柄23が押し当たって若干凹むように変形する折返し部150や張出部151では、その変形等に応じてノミ2の外周面に対する接触面積が拡大する。そして、拡大した接触箇所で生じる摩擦力は、ノミ2を確実性高く保持するために有効に作用する。
Further, when the
次に、長さ20cm〜22cm程度の小ぶりな追入れノミ2を収容した場合には、図3(b)に例示するように、ノミ差し1の筒部10に全体がすっぽりと収まるようになる。このような収容状態では、舌状部111と折返し部150とで柄23の後端側を挟持する状態でノミ2を保持できる。このような収容状態のノミ2を取り出す際には、両サイドに位置しノミ2を介在して対向する凹部110が特に有用になる。例えば親指と人差し指とを凹部110に差し入れるとノミ2の柄23を掴むことができ、比較的容易にノミ2を抜き取ることができる。特に、後端にカツラ230が外挿された叩ノミ2であれば、カツラ230に指を掛けて極めて容易にノミ2を抜き取って取り出すことができる。なお、同図(a)の長いノミ2についても、凹部110に差し入れた指先で柄23を掴んで取り出せば便利である。
Next, when a
例えば筒部10の奥行きよりも短く底突きしないノミ2の場合、柄23の後端に外挿固定されたカツラ230が舌状部111と折返し部150との間で挟まれて筒方向におけるノミ2の収容位置が定まってくる。柄23よりも大径のカツラ230が舌状部111と折返し部150とで挟持された状態であれば、たとえノミ2の刃先が底突きしておらず底から浮いた状態であっても、図3(b)の収容位置よりも奥に押し込まれるおそれが少なく、その後の取り出しが容易である。
For example, in the case of a
以上のように、本例のノミ差し1は、筒部10よりも長いノミであれば、図3(a)のように柄23の中間部分を舌状部111と折返し部150とで挟持して確実性高く保持できる。また、筒部10の奥行きと同程度かさらに短いノミであれば、刃先が底付きするか否かに関わらず図3(b)のように大径のカツラ230が挟持される状態で確実性高く保持できる。
As described above, if the
なお、指を差し入れる凹部110の開口幅については、平均的な指の太さよりも若干狭めに設定しておくことも有効である。幅狭の凹部110に指先を差し入れる際には、舌状部111の両外側に指が干渉する可能性が高くなる。このように干渉する指先から舌状部111に作用する力は、筒方向の尾根をなすように湾曲して張り出す舌状部111を横方向にさらに湾曲させるように作用する。舌状部111がさらに湾曲すればその張り出し量が拡大して折返し部150との隙間が拡くなるため、ノミ2の取り出しが容易になる。
It is also effective to set the opening width of the
ここで、ノミ2の脱落防止を確実にするためには、舌状部111及び折返し部150の外側への押し拡がりに応じて発生する上記の弾性復帰力を強くすれば良いが、当然ながらノミ2の取り出し容易性が損なわれる可能性が高くなる。一方、上記のように指先の力で舌状部111を軽く湾曲させれば、折返し部150との隙間を拡大できノミ2の取り出し易さを確保できる。
Here, in order to ensure that the
以上のように、両サイドに凹部110を設けた表革11の舌状部111に対面するようにループ状の折返し部150を設けたノミ差し1によれば、舌状部111と折返し部150とでノミ2を挟持することで確実性高く脱落を回避できる。このノミ差し1は、短いノミの保持にも適した汎用性の高いものとなっている。舌状部111の両サイドの凹部110から差し入れた指先等で柄23を掴むことができるので、筒部10にすっぽり収まるような短いノミも容易に取り出し可能である。
As described above, according to the
ノミでは、長期間に渡る使用期間において刃先の研ぎ直しが繰り返され、寸法が3cm近く短くなることがある。このような軸方向の寸法の変化に対しては、筒部10の中で刃先が底突きしているか否かに関わらず図3(b)のように柄23の後端を挟持できるノミ差し1の保持方法が特に有効になる。刃先の研ぎ直しによってノミの寸法が短くなり、筒部10の中で刃先が底突きする新品時の状態から刃先が浮いてしまう状態に変化した場合でも、サイズ違いの新しいノミ差しを工面する必要がなく、新品のときに調達したノミ差し1をそのまま使用し続けることができるからである。
With fleas, the cutting edge is repeatedly sharpened over a long period of use, and the dimensions may be shortened by nearly 3 cm. With respect to such a change in dimensions in the axial direction, a chisel insert capable of sandwiching the rear end of the
折返し部150のループ形状を保持するための芯材を仕込むことも良い。例えば、図4(a)のように、断面円弧状のプラスチック製等の形状保持部材171を折返し部150のループ形状の上部に仕込めば、丸みを帯びたループ形状を長期間に渡って維持できる。例えば、図4(b)のように、カマボコのようなウレタン製等の形状保持部材172を折返し部150の内側、表革11側に配設することも良い。この場合には、長期間に渡る使用中に革の弾力性が低下した場合であっても、折返し部150の外周面の張り出し形状を維持でき、収容するノミ2を確実性高く挟持できる。なお、図4中の符号3は、ベルトの断面を示している。
It is also possible to prepare a core material for maintaining the loop shape of the folded
本例は、表革11の両サイドに凹部110を設けた例であるが、図5のように、1箇所のみの凹部110を表革11の中心に設けることも良い。このような構成は叩ノミに適しており、例えば凹部110に差し入れた人差し指の指先をカツラ(図3中の符号230)に引っ掛けるようにしてノミ2を抜き取ることができる。この場合には、凹部110を除く表革11の端部が折返し部150に対面する一方の挟持部として機能する。
In this example, recesses 110 are provided on both sides of the
本例では、表革11とベース革15を鋲打ちにより接合している。鋲は、先端に刃先を有するノミが底突きしても切断のおそれがほとんど無いため、ノミ差しに特に適している。鋲に代えて、糸や革ひも等で縫って接合しても良く、接着剤等により接着接合しても良い。
In this example, the
図6のように折返し部150において、ベース革15の裏側への折り返し部分に例えばプラスチック製や革の板状部材173を張り合わせて剛性を高めることも良い。この折り返し部分を高剛性にして平面に近づければ、折返し部150の表側の湾曲度合い・張出し度合いを高めてノミを挟持する力を強くできる。
As shown in FIG. 6, in the folded-
本例では、収容部の一例として手工具のノミを例示し、ホルダの一例としてノミ差しを例示している。手工具としては、ドライバやペンチや錐やゲンノウなど様々な手工具があり、対象の手工具の形状に合わせて筒部10の深さや開口幅等の寸法仕様を調整すると良い。また、収容物がスマートフォン等の携帯機器であれば、その扁平な形状に合わせた寸法仕様を採用すると良い。
In this example, a chisel of a hand tool is illustrated as an example of an accommodating portion, and a chisel insertion is exemplified as an example of a holder. There are various hand tools such as drivers, pliers, cones, and genno, and it is preferable to adjust the dimensional specifications such as the depth and opening width of the
なお、本例では、2枚のシート状部材(表革11、ベース革15)を重ね合わせて筒部10を形成したが、1枚のシート状部材を折り返し、折れ線の両側を重ね合わせることで筒部10を形成することも良い。
In this example, the
(実施例2)
本例は、実施例1のノミ差し(ホルダ)に基づいて、収容したノミを挟持する折返し部150の構成を変更した例である。この内容について、図7及び図8を参照して説明する。
本例のノミ差し1では、実施例1とは相違し、ベース革15の先端側の折返し片15Aが、ベース革15の本体部分をなすベースシート部15Bの表面側に折り返され、先端の両側2箇所でベースシート部15Bに鋲打ちされている。なお、折返し片15Aを固定する鋲は、表革11をベース革15に固定する鋲が兼用されている。なお、鋲打ちによる固定前の各部材を示す図7では、鋲孔のみを図示し鋲の図示は省略してある。
(Example 2)
This example is an example in which the configuration of the folded-
In the
ベースシート部15B側に固定する際の折返し片15Aの両側の鋲孔の間隔である固定前の間隔W2は、ベースシート部15B側の同様の間隔W3よりも広く設定されている。それ故、折返し片15Aの両側を鋲打ちすれば、鋲打ち済みのノミ差し1における図7中のA−A線に相当する断面の構造を示す図8のごとく、折返し片15Aの幅方向の中間が表革11側に湾曲して張出部151が形成される。
The distance W2 before fixing, which is the distance between the stud holes on both sides of the folded
このノミ差し1では、折返し片15Aの先端両側の2箇所をベースシート部15Bに固定する鋲が、表革11を固定するための鋲を兼ねている。そして、背面側から積層されたベースシート部15B、折返し片15A、表革11の順番で、その鋲に対応する鋲孔の固定前の間隔が広くなっている(W3<W2<W1)。それ故、表面側への張り出し量は、折返し片15Aよりも表革11の方がさらに大きくなり、これにより、筒部10をなす間隙が確保されている。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
In the
The other configurations and actions and effects are the same as in Example 1.
(実施例3)
本例は、実施例2のノミ差しに基づき、折返し部150に弾性部材3を設けたノミ差し1の例である。この内容について、図9を参照して説明する。なお、同図では、鋲打ちによる固定前の各部材を示している。
弾性部材3としては、約2〜5mm厚のゴムシートを採用している。ゴムシート3では、折返し片15Aに固定される連結部32が翼のように両側に張り出すと共に、ベースシート部15Bに固定される幅狭の基部31が連結部32から延設されている。このゴムシート3では、連結部32及び基部31に2箇所ずつ鋲孔3A、3Bが設けられている。
(Example 3)
This example is an example of the
As the
基部31の鋲孔3Bは、ベースシート部15Bに穿孔された取付孔1Bに対応する鋲孔である。この取付孔1Bは、折返し片15Aを固定するためにベースシート部15Bの両側部に穿設された鋲孔158のうち、最も開口端部(図1中の符号101)に近い鋲孔158の内側に穿孔されている。
The
連結部32の鋲孔3Aは、折返し片15Aにゴムシート3を固定するための鋲孔である。この鋲孔3Aに対応する折返し片15A側の鋲孔1Aは、ベースシート部15Bの固定を兼用せず、折返し片15Aの表裏にゴムシート3及び表革11を鋲打ちするために利用される。折返し片15Aの先端の両側部では、ベースシート部15Bに対する固定用の鋲孔158とゴムシート3を固定するための鋲孔1Aとが、長手方向に隣り合わせて配置されている。表革11では、折返し片15Aの鋲孔1Aに対応する鋲孔118が追加されている。
The
ゴムシート3は、折返し部15Aのループ形状に対して逆向きのループ形状を呈するように取り付けられる。ゴムシート3の基部31は、ベースシート部15Bの取付孔1Bに鋲打ち固定され、ゴムシート3の連結部32は、半ループ(半円状)状に折り返されて折返し片15Aの裏側に鋲打ち固定されている。
The
本例のノミ差し1では、半ループ状に折り返された状態のゴムシート3が折返し部150の内側に収容されている。このゴムシート3は、折返し片15Aがなす張出部(図8中の張出部151に相当する。)を表面側(表革11側)に付勢する。例えば、ノミ差し1にノミを収容した際には、ノミにより張出部が押し込まれて凹む変形を生じるが、このとき、弾性部材としてのゴムシート3が、この凹みを押し戻す方向の弾性力を発生する。この弾性力は、収容したノミを挟持する力として有効に作用する。
In the
例えばノミ差し1が長期間に渡って作業者に使用された際、革にクセが付いたり、革自体の経年のヘタリ等に起因して、折返し部15A等を構成する革自体が生み出す弾性力が低下する可能性がある。ゴムシート3であれば、経年によるヘタリ等が生じ難く、適切な弾性力が発生する状態を長期間に渡って維持できる。ゴムシート3を備えるノミ差し1は、長期間に渡る使用期間において強い挟持力を維持できる。
For example, when the
なお、折返し片15Aの背面側に位置するゴムシート3については、連結部32における鋲孔3Aの固定前の間隔W5が、対応する折返し片15Aの鋲孔1Aの固定前の間隔W4よりも狭くなっている。このような設定は、ゴムシート3に対して折返し片15Aを表面側(表革11側)に張り出させるために有効に作用する。なお、連結部32の鋲孔3Aに対応する表革11の鋲孔の固定前の間隔W6は、上記の間隔W4よりもさらに広くなっている。ノミ差し1では、重ね合わせで積層された部材については、固定位置の(固定前の)間隔が表側(表革11側)の部材ほど広く設定され、これにより、各部材が表側に向かって張り出すようになっている。重ね合わせた各部材では、表側の部材ほど張り出し量が大きくなっている。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例2と同様である。
Regarding the
The other configurations and actions and effects are the same as in Example 2.
(実施例4)
本例は、実施例3のノミ差しを基にして、弾性部材であるゴムシート3が発生する弾性力の調節機構を追加した例である。この内容について、図10〜図12を参照して説明する。図10では、鋲打ちによる固定前の各部材を示し、折返し部150の側面を示す図11では、構造の理解が容易となるよう、ベースシート部15Bに対して折返し片15Aが未接合の状態を示している。
(Example 4)
This example is an example in which an adjustment mechanism for the elastic force generated by the
本例のノミ差し1が採用するゴムシート3は、図10のごとく、実施例3のゴムシート(図9参照。)を基にし、基部31とは反対側にブリッジ部330が延設されたゴムシートである。連結部32よりも幅狭のブリッジ部330の先端には、ベースシート部15Bに鋲打ちするための鋲孔3Cを設けた接続部33が形成されている。また、このゴムシート3では、基部31に対する連結部32側の隣接部35が幅広になっており、基部31と隣接部35との間には幅方向の段差が形成されている。
As shown in FIG. 10, the
図11のごとく、折返し片15Aの裏側に固定される連結部32に対して、基部31は半ループ状に折り返されてベースシート部15Bに固定される。一方、接続部33は、連結部32に対して半ループ状に折り返されることなくS字状に屈曲されてベースシート部15Bに鋲打ち固定される。ノミ差し1では、ベースシート部15Bに両端(基部31及び接続部33)を鋲打ちされたゴムシート3がループ状をなし、そのループ形状の中間的な位置に位置する連結部32が折返し片15Aに鋲打ちされている。
As shown in FIG. 11, the
ゴムシート3には、図11のごとく、隣接部35に対する基部31の付け根に当る部分、及びブリッジ部330を内側に挿通させた状態で矩形環状の金属製の角カン37が取り付けられている。角カン37の長手方向の幅は、基部31よりも幅広、かつ、隣接部35よりも幅狭となっている。それ故、角カン37は基部31を挿通できる一方、隣接部35を挿通できず、鋲打ちされた基部31と隣接部35との間の位置に角カン37の一辺が規制される。
As shown in FIG. 11, a rectangular annular metal square can 37 is attached to the
ゴムシート3には、図11及び図12のごとく、上記の角カン37に加えて、D字状の金属製リングであるDカン38がブリッジ部330を内側に挿通させた状態で取り付けられている。Dカン38は、直線部381がゴムシート3のループ形状の内側に位置し、反対側の湾曲部382がループ形状の外側に位置する状態で、角カン37と接続部33との間に位置している。
As shown in FIGS. 11 and 12, in addition to the square can 37 described above, a D-shaped metal ring D-can 38 is attached to the
ノミ差し1では、ブリッジ部330を挿通させる角カン37により、ブリッジ部330が長手方向において分割され、連結部32側の分割ブリッジ部330Aと、接続部33側の分割ブリッジ部330Bと、が形成されている(図11参照。)。ノミ差し1では、ゴムシート3における特にブリッジ部330と、角カン37と、Dカン38と、の組み合わせを中心として、ゴムシート3が発生する弾性力の強さを加減するための調節機構が形成されている。
In the
上記のように角カン37によりブリッジ部330が分割された状態で、図11(b)のごとく、例えばDカン38をゴムシート3のループ形状の外側に引っ張ると、接続部33側の分割ブリッジ部330Bを引き出して、その長さを長くできる。これにより、連結部32側の分割ブリッジ部330Aが短くなってゴムシート3のループ形状の大きさが小さくなり、折返し片15Aがなす張出部(図8中の張出部151に相当する。)を押し出すゴムシート3の力(弾性力)を弱くできる。
As shown in FIG. 11B, when the D-can 38 is pulled to the outside of the loop shape of the
一方、例えば挟持力を強くしたいときには、Dカン38によるループ形状外側への分割ブリッジ部330Bの引っ張り出し量を小さくすると良い。ゴムシート3のループ形状が大きくなり(図11(a)参照。)、これにより、折返し片15Aがなす張出部を押し出すゴムシート3の力を強くできる。
On the other hand, for example, when it is desired to increase the holding force, it is preferable to reduce the amount of pulling out of the
本例のノミ差し1では、革のヘタリや、収容物の外形状に応じて、Dカン38による分割ブリッジ部330Bの引っ張り出し量を調節することで、折返し片15Aを押し出すゴムシート3の力を調整でき、収容物を適切な挟持力で保持できる。適切な挟持力に調整すれば、収容物の確実性高い挟持と取り出し易さとを両立できると共に、様々な外形状の収容物に対応できるようになり汎用性が高くなる。
In the
さらに、ノミ差し1では、角カン37がベースシート部15Bの表面側に沿うように幅方向に延在している。ベースシート部15Bを押し込む力が作用したときには、角カン37がこの押し込む力を受け止めてベースシート部15Bの裏側への湾曲を防止するように機能する。ベースシート部15Bのこのような湾曲を防止することは、折返し片15Aがなす張出部の張り出し形状を保持するために有効である。つまり、角カン37は、張出部の張り出し形状を保持するための形状保持部材として機能する。
なお、その他の構成及び作用効果については他の実施例と同様である。
Further, in the
The other configurations and actions and effects are the same as those of the other examples.
(実施例5)
本例は、実施例1〜4のノミ差し1について、差し金59を収容するための差し金ホルダ5を組み合わせた例である。この内容について、図13及び図14を参照して説明する。なお、図13では、実施例1のノミ差しを例示しているが、他の実施例のノミ差しについても同様である。同図では、取付構造の理解のため、ノミ差し1と差し金ホルダ5とを離して図示している。
(Example 5)
This example is an example in which the
差し金ホルダ5は、鉛直方向の筒部53、筒部53の上側の開口に蓋をするカバー部50、ノミ差し1に固定するための腕部52等を備えて構成されている。差し金ホルダ5は、筒部53の壁面のうち背面側の壁面及びカバー部50をなす背革と、筒部53の表側の壁面及び腕部52をなす表革と、を組み合わせて形成されている。差し金ホルダ5では、両側に延びる腕部52に挟まれた中間部分を断面コの字の溝状をなすように屈曲させた表革に対して、その溝に蓋をかぶせるように背革を固定することで筒部53が形成されている。
The
筒部53の上側の開口側には、筒壁の欠落部533が形成されている。また、筒部53の内壁面のうち背革がなす部分には、円形状のマグネット58が配設されている。
背革の一部であるカバー部50は、筒部53から上方に延在する部分であり、先端側には中折れのフラップ部501が延設されている。このフラップ部501の内側にはホックボタン502が設けられている。このホックボタン502は、カバー部50の内側に設けたボタン受け部505、及び筒部53の外周面に設けたボタン受け部531のいずれかに嵌め込み可能である。
A missing
The
筒部53の幅方向両側に延設された各腕部52には、外側縁部に沿って3箇所の鋲孔5Aが配置されている。差し金ホルダ5は、腕部52の3つの鋲孔5Aを利用し、表革11をベース革15に固定するための鋲190を共用してノミ差し1側に鋲打ち固定される。ノミ差し1に取り付けた差し金ホルダ5は、湾曲状に外側に張り出す表革11を抱えるような状態となる(図13参照。)。
Three
差し金ホルダ5に差し金59を保持させる際には、フラップ部501のホックボタン502を筒部53側から外せば、筒部53の上側の開口から差し金59を差し入れることができる。ここで、筒部53の蓋として機能するカバー部50は、一枚革の背革の一部であるため、フラップ部501のホックボタン502が外されたとき、1枚革の弾性により図14のように上方に起き上がる。差し金ホルダ5では、フラップ部501のホックボタン502を取り外すのみで筒部53が開口し、差し金59の収容が容易となっている。
When holding the
差し金ホルダ5では、直角部591に隣接する直線部592が筒部53の欠落部533に位置する状態で差し金59が保持される。フラップ部501のホックボタン502を筒部53のボタン受け部531に嵌め込めば、カバー部50で筒部53の開口に蓋をでき、差し金59の脱落を確実に防止できる(図13参照。)。
In the
差し金ホルダ5に保持された差し金59は、筒部53の内壁面に配設されたマグネット58により磁気的に吸着される(図14参照。)。それ故、カバー部50で筒部53の開口に蓋をしなくても差し金59が脱落するおそれが少なくなっている。例えば、差し金59を頻繁に使用する作業中では、フラップ部501のホックボタン502をカバー部50のボタン受け部505に固定しておくと良い。図のようにカバー部50が筒部53の筒方向に立設して筒部53が開口する状態となるため、差し金59の取り出し、及び収容が容易となる。
一方、同図のようにホックボタン502をカバー部50に固定すると、フラップ部501がカバー部50に沿うように折り返され、その先端側の端面が筒部53の内部に対面する状態になる。筒部53に収容された差し金59はマグネット58に磁気的に吸着されて背革の表面に沿う姿勢となることから、フラップ部501の先端側の端面は、差し金59の側端面に対面する段差となり得、差し金59の抜け落ちを防止するために有効に作用する。このように図14の状態では、マグネット58による磁気的な吸着に加えて、上記のフラップ部501の端面がなす段差により差し金59の抜け落ちを確実性高く防止できる。つまり、同図の状態では、差し金59の抜け落ちを確実性高く防止しながら、差し金59の取り出し易さ及び収容し易さを向上でき、差し金59を度々使用する作業の効率を向上できる。
The
On the other hand, when the
以上のように、本例のノミ差し1は、表革11を抱えるように差し金ホルダ5が取り付けられる。このように取り付けた差し金ホルダ5は、表革11を外側から補強するように機能し、ノミ差し1に収容したノミを確実性高く挟持するために有効に作用する。
なお、その他の構成及び作用効果については、他の実施例と同様である。
As described above, the
The other configurations and actions and effects are the same as those of the other examples.
(実施例6)
本例は、円筒状に丸めた張出部151Rを備えるホルダの例である。この内容について、図15〜図17を参照して説明する。
図15のホルダは、加工前の延べた形状が実施例2のベース革(図7参照。)と似通った短冊状のベース革15を利用して形成されている。このホルダでは、折返し片15Aの先端側を円筒状に丸めて断面円形状の張出部151Rが形成され、ベース部材15Bの表面に固定されている。円筒状をなす張出部151Rの内側には、矩形状のゴムシートを円筒状に丸めた円筒ゴム30Rが固定されている。表革11は、張出部151Rを内側に収容するようにベースシート部15Bに張り合わせられ、これにより筒部が形成されている。
(Example 6)
This example is an example of a holder provided with an overhanging
The holder of FIG. 15 is formed by using a strip-shaped
図16に示すようにベースシート部15Bを両外側に幅広くし、この部分を内側に丸めて両側縁部の接合しろ同士を接合することで筒部を形成することも良い。この場合には、張出部151Rを備えるホルダを1枚革で形成できる。あるいは、ベースシート部15Bの一方の側縁部を外側に幅広くし、張出部151Rを巻き込むようにベースシート部15Bの裏面に回し込んで固定することも良い。
As shown in FIG. 16, the
(参考例)
本例は、実施例5で説明した差し金ホルダの他の態様を示す参考例である。本例の差し金ホルダ8は、ベルト通しを備え単体で使用可能である点などが実施例5の差し金ホルダとは相違している。この参考例の差し金ホルダ8について図18〜図24を参照して説明する。
(Reference example)
This example is a reference example showing another aspect of the deposit holder described in the fifth embodiment. The
差し金ホルダ8は、図18及び図19のごとく、表革81の両側部をベース革85の表側に鋲打ち固定することで、貫通する筒部80を設けたホルダである。差し金ホルダ8は、差し金59(図21)の一方の直線部592(長い方の「長手」が適している)を筒部80に収容して使用される。
As shown in FIGS. 18 and 19, the
ベース革85は、実施例1のベース革と同様、折返し片85Aを裏側に折り返してベルト通しをなす折返し部850を形成している。折返し片85Aの先端は、ベースシート部85Bの裏面に鋲打ち固定されている。
表革81は、ベース革85に両側部を固定されて筒部80を形成する筒形成部811と、筒形成部811から二股をなすように延設されたV字状の押え部812と、を有している。筒形成部811は、断面湾曲状をなすように変形した状態で、その両側部がベース革85に固定され、これにより筒部80が形成されている。なお、筒部80の最下部近くに位置する筒形成部811の内壁面には、収容する差し金を磁気的に吸着するためのマグネット810の磁気吸着面が配置されている。
Similar to the base leather of the first embodiment, the
The
V字状の押え部812は、筒形成部811の幅方向の中央から延設されている。それ故、差し金ホルダ8では、表革81が最も張り出す部分からV字状の押え部812が延設された状態となっている。そして、押え部812がベース革85に対面して、筒部80の筒方向に延在するスリット814が形成されている。
The V-shaped
V字状の押え部812の各先端部には、ベース革の表面に設けられたボタンキャッチ815C(図20)に対応するボタン815がそれぞれ設けられている。図20のようにボタン815を外せば、筒部80とは反対側でスリット814が開口し、筒部80に差し金59を差し入れ可能な状態となる。差し金59は、図21のように、一方の直線部592が筒部80に貫通状態で収容されると共に、他方の直線部592(短い方の「妻手」が適している)が、V字状の押え部812の下部外側の切欠き形状818を介して外側に突出する状態で保持される。
Each tip of the V-shaped
差し金ホルダ8では、筒部80の側壁をなすベース革85(ベースシート部85B)の筒方向の延在部分と、筒部80の側壁をなす筒形成部811が筒方向に延設された押え部812と、スリット814の筒方向の開口部を封鎖するボタン815と、の組み合わせにより、差し金59の直角部591を保持する保持部が形成されている。
In the
差し金ホルダ8では、スリット814や切欠き形状818やボタン815等が左右両側に設けられているため、差し金59を保持する際に直線部592が突出する向きは左右どちらでも良い。また、差し金59を収容あるいは抜き取る際には、ボタン815を2つとも外すことは必須ではない。直線部592が外側に突出する側のボタン815のみ取り外せば、差し金59の収容あるいは抜き取りを実行できる。また、図20のようにボタン815を2つとも外した状態で差し金59を差し入れたときには、直線部592が外側に突出する側のボタン815のみを嵌めれば差し金59の脱落を防止できる。
Since the
ここで、本例の差し金ホルダ8は、図21のように正面から見込んだときの筒部80の筒方向の中心線CLに対して、外側にずらしてボタン815を設けてある点に技術的特徴のひとつを備えている。この技術的特徴により、本例の差し金ホルダ8は、20mm幅の差し金を収容可能である一方、10mm幅の差し金の脱落を確実性高く防止できるという優れた汎用性を実現している。
Here, the metal
差し金ホルダ8では、幅20mmの差し金59(図21中、実線で示す差し金)を収容できるように筒部80の幅や切欠き形状818の幅やボタン815の位置等の寸法的な仕様が定められている。それ故、10mm幅の細い差し金(図21中、破線で示す差し金)については寸法的な余裕が大きくなる。このような寸法的な余裕により、押え部812のボタン815を嵌めた状態であっても、10mm幅の差し金については、筒部80に貫通収容された直線部592が筒方向からずれるような回転が可能となる(図22)。
In the
このような回転が過大になると、差し金ホルダ8から差し金59が抜け落ちるおそれが生じる。この回転の範囲を制限して抜け落ちを防止するために、筒部80の中心線CLに対してボタン815が外側にずれているという技術的特徴が有効に作用する。10mm幅の差し金が上記のように回転したとき、切欠き形状818を貫通する直線部592がボタン815に干渉し、上記の回転範囲を制限できる。そのため、図22のように、直角部591の頂点が筒部80に進入できず差し金59が脱落することがない。
If such rotation becomes excessive, the
仮に、図23のように中心線CL上にボタン915が配置されている差し金ホルダ9の場合には、差し金59が回転できる範囲が広くなり、直角部591の頂点が筒部90に進入する可能性が生じる。直角部591の頂点が筒部90に進入でき回転角が45度を超えれば、差し金59をさらに回し込みながら筒部90の下側の開口から抜き取りが可能となり、脱落のおそれが生じる。
Assuming that, in the case of the insert holder 9 in which the
以上のように、本例の差し金ホルダ8は、スリット814の開口部を封鎖するボタン815を筒部80の中心線CLから外側(筒部80の径方向外側)にずらして配置したことで、幅が細い差し金59の脱落を防止できる汎用性の高いホルダとなっている。
As described above, in the metal
また、差し金ホルダ8が備えるV字状の押え部812では、各先端部を引き起こす際の弾性変形が生じ易くなっている。例えば、一方のボタン815が固定されている場合であっても、他方のボタン815を外して押え部812の一方の先端側をごく弱い力で引き起こしでき、差し金59を差し入れ可能である。仮に押え部812が二股に股割れしていないと、一方のボタン815が固定された状態で他方のボタン815の部分を引き起こす場合、押え部812の捩れ変形を生じさせる必要があり力を要するおそれがある。V字状の押え部であれば、一方の先端部が固定されていても、他方の先端部を逆反りさせるように湾曲させるだけで良いので引き起こし易く差し金59の収容等が容易である。
Further, the V-shaped
差し金ホルダ8では、筒部80の内周面に磁石(マグネット)810の磁気吸着面が設けられている。差し金ホルダ8に保持された差し金59は、筒部80に貫通収容された直線部592が磁石810に吸着されるため、例えば押え部812のボタン815を外したままであっても脱落し難くなっている。差し金59を度々使用する作業中では、ボタン815を外したまま作業を続けることができ、差し金59の取り出しや収容に煩わしさが生じるおそれが少なくなっている。
In the
差し金ホルダ8は、差し金59の一方の直線部592を貫通状態で収容する筒部80と、差し金59の直角部591を保持する保持部と、を備えるホルダである。保持部は、筒部80の筒方向に延在するスリット814が設けられるように筒部80をなす側壁が筒方向に延在して形成されていると共に、筒部80とは反対側に位置するスリット814の開口部を封鎖するボタン(封止部)815を備えている。差し金ホルダ8は、筒部80に一方の直線部592を貫通収容すると共に他方の直線部592がスリット814から外側に突出する姿勢の差し金59について、ボタン815によりスリット814の開口部を封鎖することで直角部591を保持する。封止部をなすボタン815は、筒部80の中心線に対して、上記他方の直線部592が突出する側に当る外側にずれて配置されている。
The
なお、図24の差し金ホルダ8Aであっても良い。この差し金ホルダ8Aでは、1枚革を丸めて端部を鋲打ち固定して筒部80Aが形成されていると共に、筒部80Aの側壁が筒方向に延在して保持部が形成されている。鋲打ち固定がされていない保持部では、1枚革の両端がスリット814Aを形成している。このスリット814Aでは、筒部80Aとは反対側に封止部をなすボタン815Aが配設されている。また、ボタン815Aの下側には、差し金59の直線部592を外側に突出させるための切欠き形状818Aが設けられている。
The
筒部80Aとは反対側のスリット814Aの開口部を封鎖するための封止部をなすボタン815Aは、筒部80Aの筒方向の中心線CLに対して外側にずれて位置している。外側にずれて位置するボタン815Aは、図22の差し金ホルダ8と同様、筒部80Aに貫通収容した直線部592の方向を筒方向からずらすような回転を規制でき、差し金59の脱落防止に有効に作用する。
なお、図24に例示の差し金ホルダ8Aでは、ベルト等を通したり何かに引っ掛けるための紐を例示しているが、1枚革を筒方向に延長して折り返し、図18及び図19と同様のベルト通しを設けることも良い。
The
In addition, in FIG. 24, the
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。 Although the specific examples of the present invention have been described in detail as in the examples, these specific examples merely disclose an example of the technology included in the claims. Needless to say, the scope of claims should not be construed in a limited manner depending on the composition and numerical values of specific examples. The scope of claims includes technologies that are variously modified, modified, or appropriately combined with the specific examples by utilizing known technologies, knowledge of those skilled in the art, and the like.
ホルダとしてノミ差しを例示し、収容物としてノミを例示した。収容物としては、例示したノミのほか、ドライバー、ゲンノウ、鉋、等の手工具のほかにも、スマートフォン(多機能型携帯電話)や、通話機能主体の携帯電話や、罫書き用のマジックや鉛筆等の筆記具などであっても良い。弾性部材としてのゴムシートを備えるホルダであれば、様々な外形状の収容物に幅広く対応できる。さらに、ゴムシートが発生する弾性力の強さの調整機構を備えるホルダであれば、様々な外形状の収容物に一層幅広く対応可能である。ホルダに大きさや形状的なバリエーションを設けることも良い。大きさや形状的なバリエーションが豊富であれば、さらにいろいろな外形状の収容物に対応できる。大きさや形状的なバリエーションとしては、収容物の長さ、扁平度合いや厚さや横幅等の断面形状等に対応するバリエーションを想定できる。 A chisel holder was illustrated as a holder, and a chisel was exemplified as an container. In addition to the illustrated flea, hand tools such as drivers, genno, planes, etc., as well as smartphones (multifunctional mobile phones), mobile phones that mainly have call functions, magic for scoring, etc. It may be a writing tool such as a pencil. A holder provided with a rubber sheet as an elastic member can handle a wide range of contents having various outer shapes. Further, a holder provided with a mechanism for adjusting the strength of the elastic force generated by the rubber sheet can be used for a wider range of objects having various outer shapes. It is also possible to provide holders with variations in size and shape. If there are a lot of variations in size and shape, it is possible to accommodate more various outer shapes. As the variation in size and shape, a variation corresponding to the length, flatness, thickness, width, and other cross-sectional shapes of the contents can be assumed.
1 ノミ差し
10 筒部
101 開口端部
11 表革(第1のシート状部材)
15 ベース革(第2のシート状部材)
15A 折返し片
15B ベースシート部
150 折返し部
151 張出部
2 ノミ
23 柄
3 ゴムシート(弾性部材)
31 基部
32 連結部
33 接続部
330 ブリッジ部
330A・B 分割ブリッジ部
37 角カン(形状保持部材)
38 Dカン
1
15 Base leather (second sheet-like member)
15A Folded
31
38 D can
Claims (8)
前記筒部では、収容物を挟み込む挟持部が設けられ、当該挟持部は、前記筒部の筒方向に直交する断面において、対面する筒部の内壁面に向けて凸状に張り出す張出部を含めて構成されており、
収容物の抜き取り側に当たる前記筒部の開口端部側には、筒方向に長いシート状部材の延在部分である折返し片を表面側あるいは裏面側に折り返して当該シート状部材の本体部分をなすベースシート部に固定した折返し部が設けられ、
前記折返し部では、前記ベースシート部に対して前記折返し片が少なくとも幅方向の2箇所で固定される一方、前記折返し片側と前記ベースシート部側とでは前記幅方向の2箇所の固定前の間隔に差が設けられ、前記折返し片及び前記ベースシート部のうち表面側に位置する側の前記固定前の間隔が他方よりも幅広に設定されており、これにより前記折返し片を固定したとき、前記折返し部の幅方向の中間部分が表面側に張り出して前記張出部が形成されていることを特徴とするホルダ。 A tubular holder having a tubular portion formed by using an elastically bendable sheet-like member.
The tubular portion is provided with a sandwiching portion that sandwiches the contained object, and the sandwiching portion projects in a convex shape toward the inner wall surface of the opposing tubular portion in a cross section orthogonal to the tubular direction of the tubular portion. Is configured to include
On the opening end side of the tubular portion, which is the extraction side of the container, a folded piece, which is an extending portion of the sheet-shaped member long in the tubular direction, is folded back to the front surface side or the back surface side to form the main body portion of the sheet-shaped member. A folded part fixed to the base sheet part is provided,
In the folded-back portion, the folded-back piece is fixed to the base sheet portion at least at two locations in the width direction, while the distance between the folded-back one side and the base sheet portion side at two locations in the width direction before fixing. Is provided, and the distance between the folded piece and the side of the base sheet portion located on the surface side before fixing is set wider than that of the other, so that when the folded piece is fixed, the said A holder characterized in that an intermediate portion in the width direction of the folded portion projects toward the surface side to form the overhanging portion.
前記筒部では、収容物を挟み込む挟持部が設けられ、当該挟持部は、前記筒部の筒方向に直交する断面において、対面する筒部の内壁面に向けて張り出す張出部を含み、
当該張出部の内側には、該張出部を押し込む力に対抗する弾性力を発生する弾性部材が配設され、
該弾性部材が発生する弾性力の強さを加減するための調節機構を備えていることを特徴とするホルダ。 A tubular holder having a tubular portion formed by using an elastically bendable sheet-like member.
The tubular portion is provided with a holding portion for sandwiching the contained object, and the sandwiching portion includes an overhanging portion that projects toward the inner wall surface of the facing tubular portion in a cross section orthogonal to the tubular direction of the tubular portion.
Inside the overhanging portion, an elastic member that generates an elastic force that opposes the force that pushes the overhanging portion is arranged.
A holder provided with an adjusting mechanism for adjusting the strength of the elastic force generated by the elastic member.
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