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JP6765083B2 - 行動目標達成支援システム、行動目標達成支援方法及び行動目標達成支援処理プログラム - Google Patents
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JP6765083B2 - 行動目標達成支援システム、行動目標達成支援方法及び行動目標達成支援処理プログラム - Google Patents

行動目標達成支援システム、行動目標達成支援方法及び行動目標達成支援処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、行動目標の達成を支援する行動目標達成支援システム、並びに、この行動目標達成支援システムで用いられる行動目標達成支援方法及び行動目標達成支援処理プログラムに関する。
従来、幼児或いは犬に特定の行動を習得させるために機器を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1には、カメラで記録した画像データにより幼児による監視領域への侵入行動を監視しその行動に応じて、柵を上昇させる制御を行う、又は、しつけ情報を出力する技術が、記載されている。また、特許文献2には、犬のしつけを効率的に行うために、一定時間、犬の吠え声を感知しなければ給餌機を制御して餌を出す技術が、記載されている。
特開2004−78304号公報 特開2007−82488号公報
しかし、特定の行動をとることができた場合に餌等を与える技術は、特定の行動をとることが難しいその行動の習得(行動目標の達成)のためには必ずしも有効ではない。
そこで、本発明は、幼児等のユーザが、その達成が容易とは限らない行動目標を達成できる可能性を高め得る行動目標達成支援システムを提供することを目的とする。また、本発明は、この行動目標達成支援システムで用いられる行動目標達成支援方法、及び、行動目標達成支援処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る行動目標達成支援システムは、行動目標の達成を支援する行動目標達成支援システムであって、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、当該ユーザが当該行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価部と、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルに応じて前記ユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定部と、前記ユーザの前記行動に関連して前記情報決定部により決定された前記提示用情報を前記行動が完了した際に提示する提示部とを備え、前記行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、前記評価部は、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、前記情報決定部は、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価部により決定された達成レベル毎に相違する内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る行動目標達成支援方法は、コンピュータが実行することにより行動目標の達成を支援する行動目標達成支援方法であって、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、当該ユーザが当該行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価ステップと、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップで決定された達成レベルに応じて前記ユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定ステップと、前記ユーザの前記行動に関連して前記情報決定ステップで決定された前記提示用情報を前記行動が完了した際に提示する提示ステップとを含み、前記行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、前記評価ステップは、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、前記情報決定ステップは、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップにより決定された達成レベル毎に相違する内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る行動目標達成支援処理プログラ
ムは、行動目標の達成を支援する行動目標達成支援処理をコンピュータに実行させるための行動目標達成支援処理プログラムであって、前記行動目標達成支援処理は、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、当該ユーザが当該行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価ステップと、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップで決定された達成レベルに応じて前記ユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定ステップとを含み、前記行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、前記評価ステップは、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、前記情報決定ステップは、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップにより決定された達成レベル毎に相違する内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
本発明の一態様に係る行動目標達成支援システム等によれば、行動目標が完全に達成されなくても行動目標の達成の度合いに応じて提示用情報の提示内容を変動させ得る。このような提示用情報は、報酬(つまりユーザの自発的行動の自発頻度を高める刺激)として有効に作用し得る。これにより、ユーザが行動目標の行動を習得できる可能性(行動目標を達成できる可能性)が高まり得る。
実施の形態1に係る行動目標達成支援システムの概略構成図である。 行動目標達成支援システムの撮像部により撮像される画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る行動目標達成支援システムの情報決定部で用いられる提示用情報テーブルの一例を示す図である。 実施の形態1に係る行動目標達成支援システムの提示制御部で用いられる制御記録の一例を示す図である。 実施の形態1に係る行動目標達成支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 行動目標達成支援システムの提示部による提示用情報の提示例を示す図である。 実施の形態2に係る行動目標達成支援システムの情報決定部で用いられる提示用情報テーブルの一例を示す図である。 実施の形態2に係る行動目標達成支援システムの提示制御部で用いられる制御記録の一例を示す図である。 実施の形態2に係る行動目標達成支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
以下、本発明の一実施形態に係る行動目標達成支援システムについて説明する。
(構成)
図1は、本実施の形態に係る行動目標達成支援システム10の概略構成を示す図である。行動目標達成支援システム10は、幼児、児童等といったユーザに特定の行動(目標行動)を習得させるために情報の提示制御を行うシステム(行動目標達成支援システム)の一例である。目標行動は、行動目標を達成する行動である。ここでは、目標行動の例として整理収納行動を用いて、主に住宅内に設置される装置類で構成され、幼児に整理収納行動を習得させるために情報の提示制御(提示内容の変更に係る制御)を行う行動目標達成支援システム10について説明する。幼児の保護者(親等)は、幼児に、玩具で遊んだ後に適切に整理収納行動を習得させるべく行動目標達成支援システム10を活用し得る。整理収納行動は、例えば複数の物品の収納に係る行動であり、具体例としては、複数の玩具で遊んだ後にその複数全ての玩具を片付ける行動である。即ち、行動目標達成支援システム10は、具体例としては、幼児に玩具を片付けるという行動目標を達成させることを支援するシステムである。
行動目標達成支援システム10は、図1に示すように、情報処理装置100、撮像部101、提示部102、及び、管理提示部103を含んで構成される。ここでは、一例として、情報処理装置100、撮像部101及び提示部102は、住宅等の施設内への据え置き型の装置であり、管理提示部103はスマートフォン、タブレット等の携帯性を有する装置であるものとして説明する。また、情報処理装置100、撮像部101及び提示部102は一体化して1つの筐体内に実装されてもよいが、ここではそれぞれ離間した装置に実装される例について説明する。
撮像部101は、情報処理装置100と通信可能なカメラ(イメージセンサ)であり、宅内の幼児が遊ぶ部屋等である所定空間を対象として撮像することにより、その所定空間に関しての画像データを生成して情報処理装置100へと送信する機能を有する。
提示部102は、例えば幼児が遊ぶ部屋或いはその周辺等に設置された提示装置(提示用情報を提示する装置)であり、例えば、映像コンテンツ(例えば動画等)を再生可能な再生装置(例えばディスプレイ等を備えた再生装置)等である。映像コンテンツには音声が付されていてもよく、再生装置は、例えばスピーカ等を備え、映像コンテンツに付された音声について再生可能であってもよい。提示部102は、情報処理装置100から予め定められた制御信号を受信することにより、その制御信号に示される制御内容に従って映像コンテンツの再生等を実行する機能を有する。提示部102が提示用情報を保持しない場合においては、制御信号は提示用情報を含む信号であり、提示部102が提示用情報を保持する場合においては、制御信号はその提示用情報を指定する信号であり得る。
管理提示部103は、幼児の保護者(親等)が携帯するスマートフォン、タブレット等の情報端末であり、提示部102で提示された提示用情報を含む管理情報(その提示用情報そのものであってもよい)を提示する機能を有する。即ち、管理提示部103は、情報処理装置100から予め定められた制御信号を受信することにより、その制御信号に示される制御内容に従って映像コンテンツの再生等を実行する機能を有する。管理提示部103が提示用情報を保持しない場合においては、制御信号は提示用情報を含む信号であり、管理提示部103が提示用情報を保持する場合においては、制御信号はその提示用情報を指定する信号であり得る。
情報処理装置100は、例えば、幼児に、整理収納行動を習得させるために、撮像部101による撮像で生成された画像データを分析して幼児の行動を評価し、評価結果に基づいて幼児及び保護者に提示用情報を提示するための提示制御を行う機能を有するコンピュータである。提示用情報は、例えば評価結果に応じて幼児による目標達成に関連する行動について褒める内容の映像コンテンツである。情報処理装置100は、提示制御として、幼児が玩具で遊んだ後の時間帯(片付けの時間帯)の終了時に提示用情報の内容を決定して、提示部102を制御する。幼児が行動を行った後(片付けの時間帯の終了時)に提示用情報を提示することは、オペラント条件付け理論によれば、幼児に目標行動(整理収納行動)を自発的に実行する頻度を増加させる影響を与えることになる。提示用情報の提示は、報酬(幼児の目標行動の自発頻度を高める刺激)として作用する。
情報処理装置100は、通信インタフェース(I/F)、メモリ及びプロセッサ(マイクロプロセッサ)等を含んで構成される。通信I/Fは、無線通信或いは有線通信のための通信回路等である。通信I/Fにより、情報処理装置100は、例えば撮像部101、提示部102及び管理提示部103と通信可能である。メモリは、プログラム及びデータを予め保持しているROM、プログラムの実行に際してデータ等の記憶に利用するためのRAM等であり、例えば不揮発性メモリを含んでいてもよい。なお、情報処理装置100は、メモリの他にハードディスク等の記憶媒体を含んでもよい。プロセッサは、メモリに格納されたプログラム(行動目標達成支援処理のための行動目標達成支援処理プログラム)を実行することにより通信I/F等を制御して各種処理を行う。なお、情報処理装置100は、幼児の保護者による操作を受け付ける等のためのユーザインタフェースとしての入力装置(キーボード、タッチパネル、或いは、音声入力装置等)及びディスプレイを有してもよい。また、情報処理装置100は、通信I/Fを用いて管理提示部103としての情報端末(幼児の保護者が携帯するスマートフォン、タブレット等)と通信することで、その情報端末を情報処理装置100のユーザインタフェース(入力装置及びディスプレイ)として利用してもよい。
情報処理装置100は、撮像部101で撮像により生成された画像データに基づく評価の結果に応じて提示制御を行う機能を実現するために、機能面では、図1に示すように評価部110、及び、提示制御部120を備える。
評価部110は、例えば情報処理装置100の通信I/F、及び、行動目標達成支援処理プログラムを実行するプロセッサにより実現される。評価部110は、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像(画像データ)を撮像部101から取得し、その画像に基づいて、ユーザの行動を評価する機能を有する。この評価は、行動目標をユーザが達成した度合いである達成レベルを決定することにより実現される。評価部110は、例えば幼児が玩具で遊んだ後の時間帯(片付けの時間帯)の終了時において撮像部101で撮像された、幼児が遊ぶ部屋(所定空間)の画像の画像データと、参照用画像の画像データとを比較することで、幼児の行動の評価を行う。この評価は、その比較の結果に基づく達成レベルの決定である。参照用画像の画像データは、全ての玩具を片付けるという行動目標が達成された状態の所定空間を予め撮像して得られた画像データである。幼児が遊ぶ部屋等の所定空間は、整理収納行動(片付け)において収納される前の複数の物品(例えば玩具)が所在する場所を含む。評価部110は予めその参照用画像の画像データを保持している。
図2に、幼児(ユーザ)が玩具で遊んだ後の片付けの時間帯の終了時において撮像部101が撮像により生成した画像の一例を示す。図2に示す画像210は、所定空間の床に、玩具(積み木)210a〜210eが散在している状態(散らかっている状態)で撮像された画像である。評価部110は、撮像部101が撮像により生成した画像(例えば画像210)に係る画像データと、参照用画像の画像データとを比較することにより達成レベルを決定する。図2の例の場合においては、参照用画像は、全ての玩具を収納場所に格納することにより床に玩具が1つも存在しない状態の所定空間で予め撮像された画像である。なお、画像210及び参照用画像には、玩具以外の家具等も写ってよい。家具等は、例えば両画像の比較(例えば両画像の差分抽出等)により除去され得る。全ての玩具を片付けるという行動目標は、複数の小目標(例えば玩具を1つを片付けること)の達成によって、達成される。複数の小目標それぞれは、互いに異なる個数の物品を収納することである。評価部110は、例えば、幼児が、達成した小目標の個数に応じて達成レベルを決定し得る。具体的には、評価部110は、撮像部101が撮像により生成した画像と参照用画像との差分から検出された物体の個数に基づいて達成レベルを決定し得る。ここでは、説明の便宜上、達成レベルを0から10までの範囲とし、幼児が片付けるべき玩具を、単純化して10個であるとする。この場合には、例えば、撮像部101が撮像により生成した画像と参照用画像との差分から検出された物体の個数を10から減算した結果を、達成レベルとして決定することができる。例えば、幼児が1個の玩具を片付けることができれば、画像の差分から検出された物体の個数は9となり、評価部110は達成レベルを1として決定する。また、幼児が2個の玩具を片付けることができれば、画像の差分から検出された物体の個数は8となり、達成レベルは2となる。また、幼児が10個全ての玩具を片付けることができれば、画像の差分から検出された物体の個数は0となり、達成レベルは10となる。達成レベルが10の場合には、幼児は行動目標を達成したことになり、達成レベルが0〜9の場合には、幼児は行動目標を達成できなかったことになる。
情報処理装置100における評価部110等は、幼児が遊んだ後の片付けの時間帯(玩具の整理収納が行われるべき時間帯)の終了時について、例えば、情報処理装置100の入力装置への幼児の保護者による操作、音声入力等に基づいて特定し得る。片付けの時間帯は、例えば、日毎に1回或いは複数回生じ得る。片付けの時間帯の終了時において、撮像部101による撮像、及び、評価部110による幼児の行動の評価がなされる。
提示制御部120は、例えば情報処理装置100の通信I/F、及び、行動目標達成支援処理プログラムを実行するプロセッサにより実現される。図1に示すように提示制御部120は、提示用情報の内容の決定に用いられる情報としての制御記録を記録する記録部121と、提示用情報の内容を決定する情報決定部122とを有する。提示制御部120は、評価部110から評価結果(達成レベル)を受けた際に、情報決定部122で提示用情報の内容を決定して、その提示用情報を提示させるように、提示部102及び管理提示部103に制御信号を送信する。記録部121及び情報決定部122は、行動目標達成支援処理プログラムを実行するプロセッサにより実現される。
記録部121は、ユーザ(幼児)による行動目標に向けた行動(片付け)が完了した時期(つまり片付けの時間帯毎における終了時)と、その行動により評価部110により決定された達成レベルとを対応付けた情報である制御記録を、メモリ、ハードディスク等の記憶媒体に記録する機能を有する。
情報決定部122は、提示用情報の内容を決定する機能を有する。情報決定部122は、ユーザ(幼児)の行動に関連して評価部110により決定された達成レベルに応じてユーザへの提示用情報の内容を決定する。具体的には、情報決定部122は、メモリ等の記憶媒体に保持している提示用情報テーブルを参照して、達成レベルに対応する提示用情報を決定する。
図3は、提示用情報テーブルの一例を示す図である。同図に示すように提示用情報テーブルは、提示条件となる達成レベル毎に相違する内容となるように提示用情報の内容を対応付けたテーブルである。これにより、情報決定部122は、例えば、評価部110により決定された達成レベルが1であれば提示部102等において提示されるべき提示用情報の内容として提示用情報Aを決定し、達成レベルが10であれば提示用情報Eを決定する。各提示用情報の内容は、映像、音声等といった、人間の知覚(視覚、聴覚等)に作用する機器(ディスプレイ、スピーカ等)の出力に係る情報である。各提示用情報は、例えば、文字、音声、及び、キャラクターの画像のいずれか1つを含む。また、各提示用情報の内容は、例えば、オペラント条件付け理論に従って、幼児に目標行動(整理収納行動)を自発的に実行する頻度を増加させる影響を与えることを意図して定められたものである。図3の例では、1つ目の玩具を片付けることができたことに相当する達成レベル1と、「おもちゃを1つかたづけることができたね」と褒める映像である提示用情報Aとが対応付けられている。このように提示用情報の内容としては、褒めるために予め定められたキーワード(「できたね」、「よくできました」等)を含むものが有用である。この映像には、例えばキャラクターが「おもちゃを1つかたづけることができたね」と褒める音声が付されていてもよい。また、2つ目の玩具を片付けることができたことに相当する達成レベル2と、「おもちゃを2つかたづけることができたね」と褒める映像である提示用情報Bとが対応付けられている。これらにより、情報決定部122は、一定条件下で(例えば個数が3つ以下の場合等において)、ユーザが行動により達成した小目標の個数(片付けた玩具の個数)を示す情報(1つ、2つ等)を含む内容となるように提示用情報の内容の決定を行うことになる。これにより、ユーザが上達するにつれて、提示用情報で表される、達成した小目標の個数が増えることとなる。このようにユーザに小目標の達成数を意識させることで、ユーザの上達への意欲が高まることが期待できる。
評価部110により決定された達成レベルに基づいて情報決定部122により決定された提示用情報の内容は、記録部121により、その達成レベルと対応付けて、制御記録に含ませるように記録される。
図4は、提示制御部120における記録部121により情報処理装置100のメモリ、ハードディスク等の記憶媒体に記録される制御記録の一例を示す。図4に例示する制御記録は、各片付けの時間帯の終了時の日時と、幼児の片付け(整理収納行動)の行動目標の達成度(達成レベル)と、情報決定部122により決定された提示用情報の内容とを含む情報である。行動目標の達成度は、片付けの時間帯の終了時における評価部110の評価結果(達成レベル)により示される。図4の例では、幼児の達成レベルが9月1日には、1になり、9月2日には、3になり、9月3日には、9になり、9月4日には10になって行動目標を達成したことを示す。なお、提示制御部120は、制御記録を管理提示部103に対して送信する機能を有してもよい。この場合には幼児の保護者等は管理提示部103を介して制御記録を参照し得る。例えば、管理提示部103は、提示用情報と最新の制御記録とを含む管理情報を提示してもよい。
(動作)
以下、上述の構成を備える行動目標達成支援システム10の動作例について説明する。
図5は、行動目標達成支援システム10の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図5に即して行動目標達成支援システム10の動作を説明する。ここでは、説明の便宜上、幼児の保護者が幼児に玩具で遊んだ後に玩具を片付けるという整理収納行動を習得させるために行動目標達成支援システム10を活用することとする。そして、幼児が玩具で遊んだ後に玩具を片付ける時間帯が1日に1回あるとして、説明する。
片付けの時間帯の終了時において撮像部101は、所定空間(幼児が遊ぶ部屋の床付近の空間)を撮像することにより画像(画像データ)を生成する(ステップS11)。情報処理装置100は評価部110により、撮像部101から生成された画像データを取得して分析することで幼児の行動目標の達成の度合いを示す達成レベルを決定する(ステップS12)。達成レベルの決定は、取得した画像データに係る画像と、床に玩具が無い状態の参照用画像とを比較すること等により行われる。
次に提示制御部120の情報決定部122は、提示用情報テーブルに基づいて、評価部110により決定された達成レベルに応じて、提示用情報の内容を決定する(ステップS13)。
次に提示制御部120は、ステップS13で決定された内容の提示用情報を提示部102に提示させるように、提示部102に提示用情報を表す制御信号を送る(ステップS14)。これにより、提示部102で、情報決定部122で決定された提示用情報が、幼児の片付け行動が完了した際(片付け時間帯の終了時)に提示されるようになる。図6は、幼児が玩具を1つ片付けることができて達成レベルが1であると評価された場合における提示部102での提示用情報の提示例を示す図である。図6では、提示部102がディスプレイ311及びスピーカ312a、312bを備える例を示している。提示部102は、図6の例のように提示用情報Aに基づいてキャラクターA313が「おもちゃを1つかたづけることができたね」等と幼児の片付け行動を褒める言葉を発する映像コンテンツを再生(表示、音声再生等)することで、提示用情報の提示を実現し得る。そして、幼児は提示用情報の提示を受けることで、刺激を受ける(つまり、褒められる)。
また、提示制御部120は、ステップS13で決定された内容の提示用情報を管理提示部103に提示させるように、管理提示部103に提示用情報を送信する(ステップS15)。これにより、提示部102から離間した管理提示部103で、提示部102が提示する提示用情報と同一内容を含む管理情報(提示用情報そのものであってもよい)が提示されるようになる。このため、幼児の保護者は、提示用情報を確認することで、幼児が褒められる行動を行ったことを、認識できる。管理提示部103による管理情報の提示は、幼児が保護者から褒められる可能性を高め、結果的に幼児が目標行動を習得する可能性を高め得る。
以上説明したように行動目標達成支援システム10は、幼児の行動の評価結果(達成レベル)に応じて提示用情報の内容を決定し、決定した提示用情報を提示する。これにより、行動目標に向けた幼児の行動の上達に応じて、評価結果である達成レベルが変化し、達成レベルに対応して提示される提示用情報の内容も変化するので、提示用情報によって幼児は効果的な刺激を受けることになる。行動目標達成支援システム10では、達成困難な行動目標に対して達成したか達成しなかったかの択一評価だけでなく、目標を小目標に細分化して複数段階の達成レベルにより評価を行い、小目標を達成できたことを褒めることでユーザの行動を肯定する提示を行う。この提示は、目標行動を自発的に行う可能性を高め得る。従って、行動目標達成支援システム10は、幼児等のユーザに目標行動(行動目標の達成に係る行動)を効果的に習得させるために有用である。
(実施の形態2)
以下、上述した行動目標達成支援システム10における提示制御部120を部分的に変形した実施の形態について説明する。本実施の形態に係る行動目標達成支援システム10では、ユーザによる行動目標の達成度(達成レベル)が変化しない場合において提示用情報の内容を変化させるようにしている。本実施の形態に係る行動目標達成支援システムは、実施の形態1で示した構成(図1参照)と同様であるため、ここでは、実施の形態1と同じ符号を用いて説明する。ここで、特に説明しない点については、実施の形態1と同様である。
情報決定部122は、評価部110により決定された達成レベルに応じてユーザへの提示用情報の内容を決定する。本実施の形態においては、情報決定部122は、図7に示すように番号と提示条件と提示用情報とを対応付けた提示用情報テーブルを参照して、必要に応じて記録部121が記録している制御記録(過去の達成レベル等を示す記録)も参照して、提示用情報を決定する。より詳細には、情報決定部122は提示用情報テーブルの各提示条件について番号の昇順で成立するか否かを確認し、最初に成立した提示条件に対応する提示用情報の内容を、ユーザへの提示に用いる提示用情報として決定する。提示用情報テーブルは、評価部110により最後に決定された1つの達成レベルの値だけでなく、1回前から所定回数(図7の例では3回)前までに決定された各達成レベルの値も用いた提示条件を示している。図7の例では、例えば、目標達成(達成レベル10)が3日間連続するという提示条件が成立した場合に提示されるべき提示用情報の内容として、「3日連続でおもちゃを全部かたづけることができたね」と褒める映像である提示用情報Xが定められている。これにより、情報決定部122は、制御記録を参照し、ユーザの一の行動に対して決定された達成レベルが、ユーザのその一の行動の前に続く所定回数分の各行動に対して決定された達成レベルと一致する場合には、小目標の達成が続いたことを褒める内容となるように提示用情報の内容の決定を行う機能を有する。また、図7の例では、例えば達成レベルが連続3日間同一となりかつ3日前より達成レベルが向上しているという提示条件が成立した場合に提示されるべき提示用情報の内容として、「おもちゃを3日前よりたくさんかたづけられるようになったね」と褒める映像である提示用情報Yが定められている。これは一例に過ぎない。同じ達成レベルの連続回数が増えたときに、提示用情報が変化し得るようにすべく、過去の達成レベルを用いた提示条件を定めることが有用となる。例えば、情報決定部122は、制御記録を参照し、ユーザの一の行動に対応して決定された達成レベルが、ユーザのその一の行動の前の所定回数分の各行動に対応して決定された達成レベルと一致する場合には、ユーザのその一の行動に対応して決定された達成レベル(例えば3日続いた達成レベル)と、ユーザの過去の行動に関連して評価部110により決定された達成レベル(例えば同一の達成レベルが3日続くより前の達成レベル等)とに基づいて、提示用情報の内容の決定を行う機能を有してもよい。
記録部121により、情報決定部122により決定された提示用情報の内容は、達成レベルと対応付けて、制御記録に含ませるように記録される。そして制御記録は、情報決定部122により参照される。
図8は、記録部121により記録される制御記録の一例を示す。図8の例では、9月2日と9月3日とで幼児の達成レベルが3になり、両日ともに提示用情報Cが提示されたことを示している。9月4日でも達成レベルが3であり連続3日同じ達成レベルとなったので、図7の提示用情報テーブルの番号2の提示条件が成立し、9月4日には提示用情報Yが提示されている。また、9月12日と9月13日とで幼児の達成レベルが10になり、両日ともに提示用情報Eが提示されたことを示している。9月14日でも達成レベルが10であり目標達成が3日間連続したので、図7の提示用情報テーブルの番号1の提示条件が成立し、9月14日には提示用情報Xが提示されている。このような提示により刺激を受けてユーザは目標達成を繰り返して目標行動を習得することが可能となり得る。
図9は、本実施の形態に係る行動目標達成支援システム10の動作の一例を示すフローチャートである。同図において、実施の形態1に係る行動目標達成支援システム10の動作と同様の手順(ステップ)については同じ符号を付しており、説明を適宜省略する。
片付けの時間帯の終了時において撮像部101が、所定空間を撮像して画像を生成し(ステップS11)、評価部110が幼児の行動目標の達成の度合いを示す達成レベルを決定する(ステップS12)。
次に提示制御部120の情報決定部122は、制御記録と評価部110により決定された達成レベルとに基づいて、提示用情報テーブルにおいて該当する(提示条件が成立する)番号に対応する提示用情報の内容を決定する(ステップS13a)。
次に提示制御部120は、ステップS13で決定された内容の提示用情報を、提示部102及び管理提示部103に提示させるように制御を行う(ステップS14、S15)。
以上説明したように本実施の形態に係る行動目標達成支援システム10は、複数回の幼児の行動の評価結果(達成レベル)に応じて提示用情報の内容を決定し、決定した提示用情報を提示し得る。これにより、行動目標の達成が困難で、同じ達成レベルが何回か続くような場合に、ユーザに提示される提示用情報の内容が変化し得るので、ユーザにとっては効果的な刺激を受けることとなり、ユーザの上達への意欲が高まり得る。従って、行動目標達成支援システム10は、幼児等のユーザに目標行動(行動目標の達成に係る行動)を効果的に習得させるために有用である。
(他の実施の形態等)
以上、実施の形態1、2により行動目標達成支援システム10について説明したが、上述した実施の形態は一例に過ぎず、各種の変更、付加、省略等が可能であることは言うまでもない。
上述の実施の形態では、行動目標達成支援システム10が、幼児が玩具を全て片付けるという行動目標を達成するための目標行動(整理収納行動)を習得することを支援する例を示した。しかし、目標行動は、整理収納行動に限られず、例えば早起き等でもよく、いかなる行動であってもよい。また、評価部110による行動の評価としての達成レベルの決定においては、幼児が片付けた玩具の個数と達成レベルとが一対一に対応する必要はない。行動目標を細分化した小目標を任意の単位で定めることが可能であり、評価部110は、その小目標の達成と一定の関係を有するように達成レベルを決定し得る。なお、行動目標達成支援システム10のユーザは必ずしも幼児、児童等に限られず、例えば成人等であってもよい。
また、上述の実施の形態では、行動目標達成支援システム10では、評価部110が、達成レベルの決定を、撮像部101から取得した画像データに係る画像と、床に玩具が無い状態の参照用画像とを比較することにより行う例を示した。しかし、参照用画像は、例えば幼児が玩具で遊んで片付けを開始する前の状態の所定空間(玩具が散在する床を含む空間)を撮像部101が撮像することで生成した画像であってもよい。この場合には、評価部110は、例えば片付けの時間帯の終了時において撮像された画像とその参照用画像との差分が大きいほど達成レベルが高くなるように、達成レベルを決定し得る。また、玩具それぞれの収納場所が予め定まっているような場合においてその個々の収納場所を区別して撮像部101が複数の画像を撮像することとしてもよい。この場合には、評価部110は、収納場所毎に対応する各画像に玩具が写っているか否かにより玩具が何個片付けられたかを判別して個数に応じて、達成レベルを決定し得る。
また、上述の実施の形態では、行動目標達成支援システム10が、主に住宅内に設置された装置類で構成される例を示した。しかし、行動目標達成支援システム10は、住宅内に設置された装置類を含んでも含まなくてもよく、住宅外に設置された装置類を含んで構成されてもよいし、また、可搬性を有する装置類を含んで構成されてもよい。また、管理提示部103は、住宅内に設置された装置であってもよい。なお、行動目標達成支援システム10において管理提示部103を含まないようにしてもよい。また、上述の実施の形態では提示部102が、例えばディスプレイ等を備えた再生装置である例を示した。しかし、提示部102は、ユーザに視覚、聴覚等のいずれかにより認識されるように情報を提示可能な装置であれば十分であり、プロジェクタ、テレビジョン受信機、タブレット、音声再生装置等であってもよい。また、情報処理装置100と提示部102とは一体の装置(例えばタブレット、スマートフォン等の情報端末)であってもよい。
また、上述の実施の形態では、提示用情報は、ユーザの小目標の達成を褒める情報を含むこととした。しかし、提示用情報は、ユーザの行動の上達を褒める情報等であってもよく、褒める内容を含むことで提示用情報は、褒める前に実行された行動(オペラント行動)の自発頻度を高める刺激(報酬)として作用し得る。なお、提示用情報は、報酬として作用し得るものであれば、ユーザにとって好まれる情報(例えば心地よい感情を生じ得るキャラクターその他の映像、音楽等)であってもよい。
また、上述の実施の形態で示した行動目標達成支援システム10における情報処理装置100の機能の一部を他の装置が分担してもよい。他の装置は、住宅の外部のサーバ等といった、情報処理装置100に対して遠隔地に設置されたコンピュータであってもよい。また、上述の行動目標達成支援システム10の動作手順(図5、図9参照)の実行順序は、必ずしも、上述した通りの順序に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えたりその一部を省略したりすることができる。また、図5、図9に示された手順(例えばステップS12、S13或いはS13a等)の全部又は一部を含む行動目標達成支援処理は、情報処理装置100或いは他の装置のハードウェアにより実現されても、ソフトウェアを用いて実現されてもよい。なお、ソフトウェアによる処理は、情報処理装置100或いは他の装置に含まれるプロセッサがメモリに記憶された行動目標達成支援処理プログラムを実行することにより実現されるものである。また、その行動目標達成支援処理プログラムを記録媒体に記録して頒布や流通させてもよい。例えば、頒布された行動目標達成支援処理プログラムを装置にインストールして、装置のプロセッサに実行させることで、装置に行動目標達成支援処理を行わせることが可能となる。
また、上述した実施の形態及び変形例等で示した構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。
なお、本発明の包括的又は具体的な各種態様には、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等の1つ又は複数の組み合わせが含まれる。
以下、本発明の一態様に係る行動目標達成支援システム、及び、この行動目標達成支援システムで用いられる行動目標達成支援方法及び行動目標達成支援処理プログラムの構成、変形態様、効果等について示す。
(1)本発明の一態様に係る行動目標達成支援システムは、行動目標の達成を支援する行動目標達成支援システム10であって、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、ユーザがその行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価部110と、ユーザの行動に関連して評価部110により決定された達成レベルに応じてユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定部122と、ユーザの行動に関連して情報決定部122により決定された提示用情報を行動が完了した際に提示する提示部102とを備える。
この構成により、提示用情報の提示によりユーザに影響を及ぼすことでユーザに特定の行動を習得させることを支援する。行動目標が完全に達成されなくても達成度合い(達成レベル)に応じて提示用情報が決定されることとなり、ユーザへの提示用情報が、報酬(つまりユーザの自発的行動の自発頻度を高める刺激)として有効に作用し得る。これにより、ユーザが行動目標の行動を効率的に習得できる可能性が高まり得る。
(2)例えば、行動目標達成支援システム10は更に、画像を撮像により生成する撮像部101を備え、評価部110は、撮像部101によりユーザの行動に際して所定空間を撮像することで生成された画像と、行動目標が達成された状態の所定空間を予め撮像して得られた画像との比較結果に応じて達成レベルの決定を行うこととしてもよい。
これにより、撮像で得られた画像と、参照用画像との比較という比較的容易な方法でユーザの行動に係る評価(達成レベルの決定)を行うことが可能となる。このため、例えばコストを抑制して行動目標達成支援システム10を構築することが可能となり得る。
(3)例えば、提示用情報は、ユーザの行動を褒める情報を含むこととしてもよい。
これにより、提示用情報の提示が、その提示の前に実行された行動の自発頻度を高める刺激(報酬)として作用する。
(4)例えば、提示用情報は、褒めるために予め定められたキーワードを含むこととしてもよい。
これにより、ユーザの行動を肯定的に評価した言葉をユーザが受けるので、ユーザがその行動を自発的に行う頻度が高まり得る。
(5)例えば、行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、評価部110は、ユーザが行動により達成した小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、情報決定部122は、ユーザの行動に関連して評価部110により決定された達成レベル毎に相違する内容となるように提示用情報の内容の決定を行うこととしてもよい。
これにより、ユーザによる小目標の達成に対して提示用情報の内容が変動し得るので、これが適切な刺激となり、ユーザにより行動目標の達成に向けた行動を行う可能性が高まり得る。このため、ユーザによる目標行動の習得が促進され得る。
(6)例えば、情報決定部122は、一定条件下で、ユーザが行動により達成した小目標の個数を示す情報を含む内容となるように提示用情報の内容の決定を行うこととしてもよい。
これにより、ユーザに小目標の達成数を意識させるので、ユーザの上達への意欲が高まり得る。
(7)例えば、行動目標達成支援システム10は更に、ユーザの行動が完了した時期と、その行動に関連して評価部110により決定された達成レベルとを対応付けて記録する記録部121を備え、情報決定部122は、記録部121の記録内容(制御記録)を参照し、ユーザの一の行動に関連して評価部110により決定された達成レベルが、ユーザのその一の行動の前に続く所定回数分の各行動に関連して評価部110により決定された達成レベルと一致する場合には、小目標の達成が続いたことを褒める内容となるように提示用情報の内容の決定を行うこととしてもよい。
これにより、同じ達成レベルが何回か続くような場合に、連続して同じ内容の提示用情報の提示が繰り返されることが抑制され得る。
(8)例えば、行動目標達成支援システム10は更に、ユーザの行動が完了した時期と、その行動に関連して評価部110により決定された達成レベルとを対応付けて記録する記録部121を備え、情報決定部122は、記録部121の記録内容(制御記録)を参照し、ユーザの一の行動に関連して評価部110により決定された達成レベルが、ユーザのその一の行動の前の所定回数分の各行動に関連して評価部110により決定された達成レベルと一致する場合には、ユーザのその一の行動に関連して評価部110により決定された達成レベルと、ユーザの過去の行動に関連して評価部110により決定された達成レベルとに基づいて、提示用情報の内容の決定を行うこととしてもよい。
これにより、行動目標の達成が困難で、同じ達成レベルが何回か続くような場合に、連続して同じ内容の提示用情報の提示が繰り返されることが抑制され、ユーザに提示される提示用情報の内容が変化し得る。このため、ユーザにとっては効果的な刺激を受けることとなり、ユーザの上達への意欲が高まり得る。
(9)例えば、行動目標のための行動は、複数の物品の収納に係る整理収納行動であり、複数の小目標それぞれは、互いに異なる個数の物品を収納することであることとしてもよい。
これにより、行動目標達成支援システム10は、例えば、玩具を片付けることを幼児等のユーザに効果的に習得させ得る。
(10)例えば、行動目標達成支援システム10は更に、提示部102から離間した、提示部102が提示する提示用情報と同一内容を含む管理情報を提示する管理提示部103を備えることとしてもよい。
これにより、幼児等のユーザに対して提示を行う提示部102とは別の管理提示部103で、ユーザの保護者、管理者等に対して管理情報の提示を行うことが可能となり得る。例えば、幼児が片付け等の目標達成に向けた行動(小目標の達成等)を行った際に、幼児の保護者が幼児と一緒に提示部102を見ることができない状況であっても、保護者は、管理提示部103を介して管理情報により幼児の行動に係る提示用情報を含む情報を知ることができる。従って、ユーザの保護者、管理者等は、ラーニングストーリー(Learning Story)の手法のように、幼児等のユーザの行動を肯定的な視点で把握し、幼児等の理解をすることが可能となり得る。
(11)例えば、提示用情報は、文字、音声、及び、キャラクターの画像のいずれか1つを含むこととしてもよい。
これにより、提示用情報がユーザに認識されるので、提示用情報の提示が、ユーザの自発的行動の自発頻度を高める刺激として有効に作用し得る。
(12)本発明の一態様に係る行動目標達成支援方法は、行動目標の達成を支援する行動目標達成支援方法であって、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、ユーザが行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価ステップ(例えばステップS12)と、ユーザの行動に関連して評価ステップで決定された達成レベルに応じてユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定ステップ(例えばステップS13、S13a)と、ユーザの行動に関連して情報決定ステップで決定された提示用情報を行動が完了した際に提示する提示ステップ(例えばステップS14)とを含む。
これにより、行動目標が完全に達成されなくても行動目標の達成の度合い(達成レベル)に応じて提示用情報の内容が変動し得るので、ユーザに自発的行動の自発頻度を高める刺激として有効に作用し得る。このため、ユーザが行動目標の行動を習得できる可能性(行動目標を達成できる可能性)が高まり得る。
(13)本発明の一態様に係る行動目標達成支援処理プログラムは、行動目標の達成を支援する行動目標達成支援処理をコンピュータに実行させるための行動目標達成支援処理プログラムであって、行動目標達成支援処理は、ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、ユーザが行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価ステップ(例えばステップS12)と、ユーザの行動に関連して評価ステップで決定された達成レベルに応じてユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定ステップ(例えばステップS13、S13a)とを含む。
この行動目標達成支援処理プログラムを、マイクロプロセッサを備えるコンピュータである情報処理装置100にインストールすれば、情報処理装置100が行動目標達成支援処理を実行し、この情報処理装置100により決定された内容の提示用情報を提示部102が提示することで、ユーザによる行動目標の行動の習得を適切に支援することが可能となり得る。
10 行動目標達成支援システム
100 情報処理装置
101 撮像部
102 提示部
103 管理提示部
110 評価部
121 記録部
122 情報決定部

Claims (12)

  1. 行動目標の達成を支援する行動目標達成支援システムであって、
    ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、当該ユーザが当該行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価部と、
    前記ユーザの前記行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルに応じて前記ユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定部と、
    前記ユーザの前記行動に関連して前記情報決定部により決定された前記提示用情報を前記行動が完了した際に提示する提示部とを備え
    前記行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、
    前記評価部は、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、
    前記情報決定部は、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価部により決定された達成レベル毎に相違する内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
    行動目標達成支援システム。
  2. 前記行動目標達成支援システムは更に、前記画像を撮像により生成する撮像部を備え、
    前記評価部は、前記撮像部により前記ユーザの前記行動に際して所定空間を撮像することで生成された前記画像と、前記行動目標が達成された状態の前記所定空間を予め撮像して得られた画像との比較結果に応じて達成レベルの前記決定を行う
    請求項1記載の行動目標達成支援システム。
  3. 前記提示用情報は、前記ユーザの前記行動を褒める情報を含む
    請求項1又は2記載の行動目標達成支援システム。
  4. 前記提示用情報は、褒めるために予め定められたキーワードを含む
    請求項3記載の行動目標達成支援システム。
  5. 前記情報決定部は、一定条件下で、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数を示す情報を含む内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の行動目標達成支援システム。
  6. 前記行動目標達成支援システムは更に、前記ユーザの行動が完了した時期と、当該行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルとを対応付けて記録する記録部を備え、
    前記情報決定部は、前記記録部の記録内容を参照し、前記ユーザの一の行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルが、前記ユーザの当該一の行動の前に続く所定回数分の各行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルと一致する場合には、前記小目標の達成が続いたことを褒める内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の行動目標達成支援システム。
  7. 前記行動目標達成支援システムは更に、前記ユーザの行動が完了した時期と、当該行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルとを対応付けて記録する記録部を備え、
    前記情報決定部は、前記記録部の記録内容を参照し、前記ユーザの一の行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルが、前記ユーザの当該一の行動の前の所定回数分の各行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルと一致する場合には、前記ユーザの当該一の行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルと、前記ユーザの過去の行動に関連して前記評価部により決定された達成レベルとに基づいて、前記提示用情報の内容の前記決定を行う
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の行動目標達成支援システム。
  8. 前記行動目標のための行動は、複数の物品の収納に係る整理収納行動であり、
    前記複数の小目標それぞれは、互いに異なる個数の前記物品を収納することである
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の行動目標達成支援システム。
  9. 前記行動目標達成支援システムは更に、前記提示部から離間した、前記提示部が提示する前記提示用情報と同一内容を含む管理情報を提示する管理提示部を備える
    請求項1〜のいずれか一項に記載の行動目標達成支援システム。
  10. 前記提示用情報は、文字、音声、及び、キャラクターの画像のいずれか1つを含む
    請求項1〜のいずれか一項に記載の行動目標達成支援システム。
  11. コンピュータが実行することにより行動目標の達成を支援する行動目標達成支援方法であって、
    ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、当該ユーザが当該行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価ステップと、
    前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップで決定された達成レベルに応じて前記ユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定ステップと、
    前記ユーザの前記行動に関連して前記情報決定ステップで決定された前記提示用情報を前記行動が完了した際に提示する提示ステップとを含み
    前記行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、
    前記評価ステップは、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、
    前記情報決定ステップは、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップにより決定された達成レベル毎に相違する内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
    行動目標達成支援方法。
  12. 行動目標の達成を支援する行動目標達成支援処理をコンピュータに実行させるための行動目標達成支援処理プログラムであって、
    前記行動目標達成支援処理は、
    ユーザの行動が完了した際に撮像により生成された画像に基づいて、当該ユーザが当該行動により行動目標を達成した度合いである達成レベルを決定する評価ステップと、
    前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップで決定された達成レベルに応じて前記ユーザへの提示用情報の内容を決定する情報決定ステップとを含み、
    前記行動目標は、複数の小目標の達成によって、達成され、
    前記評価ステップは、前記ユーザが前記行動により達成した前記小目標の個数に応じて達成レベルを決定し、
    前記情報決定ステップは、前記ユーザの前記行動に関連して前記評価ステップにより決定された達成レベル毎に相違する内容となるように前記提示用情報の内容の前記決定を行う
    行動目標達成支援処理プログラム
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