JP6765352B2 - 本体と電極部とを弾性をもって接続した生体信号取得装置 - Google Patents
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Description
生体信号を取り込む部分を有する装置本体部と、
当該頭部の皮膚に接触する接触面であって生体信号を受信するための接触面を備えた2つの電極パッドと、
当該電極パッドを介して受信された生体信号を当該取り込む部分へ伝えるための導電路を備え、これら2つの電極パッドをそれぞれ、前記装置本体部に弾性をもって接続する2つの弾性支持部と
を有し、
これら2つの弾性支持部の各々は、当該電極パッドの当該接触面を、顔を正面から見た際の頬骨における最も幅広の個所の上方であってこめかみの下方となる皮膚の位置へ頬骨上部に引っ掛かるように押し当てて、装置本体部の重量の少なくとも一部を当該接触面に受け止めさせ、これにより装置本体部を支持する支持構造として機能する
することを特徴とする生体信号取得装置が提供される。
また、この本発明による生体信号取得装置は、当該電極パッドにおける当該接触面を、当該皮膚の位置へ頬骨上部に引っ掛かるように押し当てることができるように、当該電極パッドと装置本体部との相対位置を調整可能な位置調整部を更に有することも好ましい。
さらに、この本発明による生体信号取得装置は、当該電極パッドにおける当該接触面の向きを所定範囲内で可変とし、当該接触面と皮膚との面接触を確保可能なクリングス箱部を更に有し、当該弾性支持部は、当該クリングス箱部を介して当該電極パッドを支持していることも好ましい。
さらにまた、この本発明による生体信号取得装置は、鼻の上部近傍に接触する部分を有さない鼻パッドレスのメガネ型装置であることも好ましい。
図1は、本発明による生体信号取得装置の一実施形態を示す模式図である。
(A)生体信号を取り込む部分(図1(A)及び(B)では信号処理ボックス18)を有する装置本体部としての「フレーム部11」と、
(B)頭部の皮膚に接触する位置であって「フレーム部11」の重量の少なくとも一部を受け止め可能な位置に配された、生体信号を受信するための少なくとも1つの電極部としての「プラス電極パッド141」及び「マイナス電極パッド142」と、
(C1)「プラス電極パッド141」及び「マイナス電極パッド142」を介して受信された生体信号を当該取り込む部分(信号処理ボックス18)へ伝えるための導電路を備えた「弾性支持部12」であって、
(C2)「フレーム部11」と「プラス電極パッド141」及び「マイナス電極パッド142」とを、弾性をもって接続する少なくとも1つ(図1(A)及び(B)では2つ)の「弾性支持部12」と
を有することを特徴としている。
(D)鼻の上部近傍に接触する位置に配され、生体信号受信の際のグランド(GND)電極又はノイズキャンセル用電極を備えた鼻パッド電極部143
を更に有することも好ましい。ここで、ノイズキャンセル用電極は、商用電源等に起因するコモンモードノイズを低減させるDRL(Driven Right Leg)電極とすることができる。
(E)位置調整部13
を有し、また、フレーム部11は、
(F)モダン部15
を有するが、これらの構成要素に関しては、のちに図2(A)を用いて詳細に説明する。
を、こめかみより下側の皮膚の位置であって、顔を正面から見た際の頬骨における最も幅広の個所より少し上の皮膚の位置へ弾性をもって押し当て(当接させ)、これにより筋電センサ付メガネ1を支持する支持構造として機能している。また、「プラス電極パッド141」及び「マイナス電極パッド142」のいずれも、頬上部からこめかみを介し耳の付け根までの範囲内のいずれかの位置で皮膚に接触することができるように、この「弾性支持部12」は、位置調整部13によってフレーム部11(図1(A)及び(B)ではテンプル部分)に接続されている。ちなみに、このような皮膚上の電極パッドの接触位置は、後に図4〜6を用いて詳細に説明するように、良好な生体信号を取得するのに好適な位置となっている。
(E)弾性支持部12の一端(根元)が固定されたスライダ部131と、スライダ部131をスライド可能な形で保持するガイド部132とを有し、プラス電極パッド141のフレーム部11に対する相対位置を調整可能な位置調整部13
が設けられている。
(F)電極パッド141(及び図1の電極パッド142)の皮膚に対するズレに起因して発生する信号を安定して取得するための、少なくとも耳の付け根に当接するモダン部
としての取り付けモダン部151が設けられている。なお、このモダン部として、図1(A)及び(B)に示したようなフレーム部11のテンプル部分と固着された(又は一体に形成された)モダン部15を用いてもよいが、本実施形態では、フレーム部11のテンプル部分に対し例えばネジによって取り付けられた脱着可能な取り付けモダン部151が採用されている。
図4は、計測対象である微笑時の口角上げに係る筋電信号を検出するのに適した電極配置を調査するべく行った、筋電センサ付メガネ1を用いた生体信号取得実験における電極配置を説明するための模式図及びテーブルである。
(a)(表示が正値であるから)プラス電極とマイナス電極とが左右に関し互いに反対側となるように(本実施形態ではプラス電極が左側でマイナス電極が右側となるように)配置されており、
(b)(プラス電極の(左側の)位置を示す最初(1番目)の数値又は記号が「1」であることから)プラス電極が「左側の1」、すなわち左側のこめかみ位置に配されており、
(c)(マイナス電極の位置を示す2番目の数値又は記号が「1」であることから)マイナス電極が「プラス電極の反対側(右側)の1」、すなわち右側のこめかみ位置に配されており、
(d)(GND電極の位置を示す3番目の数値又は記号が「2」であることから)GND電極が「プラス電極と同じ側(左側)の2」、すなわち左側の耳上部の位置に配されている
といった電極配置を表している。
図8は、信号処理ボックス18に含まれる生体信号処理部の一実施形態を示す機能ブロック図である。
(a)プラス電極パッド141と電気的に接続されたプラス(検出用)電極と、
(b)マイナス電極パッド142と電気的に接続されたマイナス(リファレンス)電極と
の電位差の交流成分を、
(c)鼻パッド電極143(又はモダン電極151a(図2))と電気的に接続されたGND電極
におけるGND電位との差動増幅によって増幅し、このアナログの生体信号を一定のサンプリング周波数でデジタル化する。
(ア)フィルタ処理を施された検出信号における自己相関係数を算出し、この自己相関係数とラグとの関係に基づいて遮断帯域外の周波数に係る信号を特定し、生体信号の発生を判定する
ものとすることができる。この場合、信号判定部183は、自己相関係数が正から負に移行するラグ位置が、生体信号について予め設定された負移行ラグ位置範囲に含まれる場合、生体信号が発生したと判定してもよい。
(イ1)生体信号の発生の有無に係る1つ又は複数の予め設定された基準状態に該当する検出信号から生成された特徴量によって1つ又は複数の単位空間を設計し、
(イ2)判定対象の検出信号から生成された特徴量に基づいて、判定対象の検出信号における単位空間から離隔した度合いである1つ又は複数の離隔度合いを算出し、
(イ3)算出された離隔度合いに基づいて、判定対象の検出信号における生体信号の発生を判定する
ものであってもよい。
(a)MT(Mahalanobis Taguchi)法における単位空間、及びマハラノビス距離から算出される値、
(b)MTA(Mahalanobis-Taguchi Adjoint)法における単位空間、及びマハラノビス距離から算出される値、
(c)T法における単位空間、及び特性値から算出される値、又は
(d)RT(Recognition Taguchi)法における単位空間、及びRT距離から算出される値
を採用することができる。
上記(ア)のように生体信号の発生を判定する場合において、生体信号の強度が所定のヒステリシスを示した際に回数のカウントを行ってもよい。または、
上記(イ1)〜(イ3)のように生体信号の発生を判定する場合において、判定対象の検出信号における離隔度合いが所定のヒステリシスを示した際に回数のカウントを行ってもよい。
(ウ1)検出信号における第1の周波数帯(アーチファクト)のパワー値VLFと、第2の周波数帯(第1の顔表情時)のパワー値LFとを算出するウィンドウ分析手段と、
(ウ2)第1の基準パワーVLFBaseと第2の基準パワーLFBaseとを記憶する基準パワー記憶手段と、
(ウ3)生体信号判定時に、第1のパワーVLFが第1の基準パワーVLFBase以下であり、且つ、第2のパワーLFが第2の基準パワーLFBaseよりも大きい場合に、第1の顔表情時であると判定する顔表情判定手段と
を有している。
11 フレーム部(装置本体部)
12、12’ 弾性支持部
121、121’ クリングス箱部
13 位置調整部
131 スライダ部
132 ガイド部
141 プラス電極パッド(電極部)
141a ピアス電極
141b 導電ワッシャ
141c パッド本体
141d ピアス留め
141e 被覆シリコン
141f 導電ケーブル
141g 導電ゲルシート(導電ゲル部)
142 マイナス電極パッド(電極部)
143 鼻パッド電極部
15 モダン部
151 取り付けモダン部
151a モダン電極
151b、191、192、193 導電路
151c 取り付けネジ部
18 信号処理ボックス(生体信号取り込み部)
180 生体信号処理部
181 信号変換部
182 フィルタ処理部
183 信号判定部
184 信号計数部
185 信号インタフェース
2 携帯端末
Claims (13)
- 生体の頭部に取り付けて生体信号を取得可能な生体信号取得装置であって、
生体信号を取り込む部分を有する装置本体部と、
当該頭部の皮膚に接触する接触面であって生体信号を受信するための接触面を備えた2つの電極パッドと、
当該電極パッドを介して受信された生体信号を当該取り込む部分へ伝えるための導電路を備え、前記2つの電極パッドをそれぞれ、前記装置本体部に弾性をもって接続する2つの弾性支持部と
を有し、
前記2つの弾性支持部の各々は、当該電極パッドの当該接触面を、顔を正面から見た際の頬骨における最も幅広の個所の上方であってこめかみの下方となる皮膚の位置へ頬骨上部に引っ掛かるように押し当てて、前記装置本体部の重量の少なくとも一部を当該接触面に受け止めさせ、これにより前記装置本体部を支持する支持構造として機能する
することを特徴とする生体信号取得装置。 - 当該電極パッドにおける当該接触面を当該皮膚の位置へ頬骨上部に引っ掛かるように押し当てることができるように、当該電極パッドと前記装置本体部との相対位置を調整可能な位置調整部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の生体信号取得装置。
- 当該電極パッドにおける当該接触面の向きを所定範囲内で可変とし、当該接触面と皮膚との面接触を確保可能なクリングス箱部を更に有し、
当該弾性支持部は、当該クリングス箱部を介して当該電極パッドを支持している
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の生体信号取得装置。 - 当該電極パッドを介して受信される生体信号は、口角上げ、噛み締め若しくは食い縛り、咀嚼、及び瞬目のうちの少なくとも1つに起因して発生する筋電信号であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 当該電極パッドにおける当該接触面に、当該電極パッドの皮膚に対するズレに起因して発生するノイズを低減させるための導電ゲル部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 鼻の上部近傍に接触する部分を有さない鼻パッドレスのメガネ型装置であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 鼻の上部近傍に接触する位置に配され、生体信号受信の際のグランド電極又はノイズキャンセル用電極を備えた鼻パッド電極部を更に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 前記装置本体部は、メガネ型であって、当該取り込む部分として生体信号を処理する生体信号処理部を有し、当該弾性支持部の接続された箇所から前記生体信号処理部まで生体信号を伝える本体導電路を備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 前記2つの電極パッドは、前記生体信号処理部に当該本体導電路を介して電気的に接続されており、一方の当該電極パッドは、生体信号受信の際の検出電極又はプラス電極として機能し、他方の当該電極パッドは、生体信号受信の際のリファレンス電極又はマイナス電極として機能することを特徴とする請求項8に記載の生体信号取得装置。
- 当該弾性支持部は、前記装置本体部における当該弾性支持部の接続された箇所近傍の弾性率よりも低い弾性率を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 前記装置本体部は、メガネ型であって、当該電極パッドの皮膚に対するズレに起因して発生する信号を安定させるための、少なくとも耳の付け根に当接するモダン部を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
- 前記モダン部は、生体信号受信の際のグランド電極又はノイズキャンセル用電極を備えていることを特徴とする請求項11に記載の生体信号取得装置。
- 前記装置本体部はメガネ型であって、当該生体信号を取り込む部分は、前記装置本体部の左右のつるに相当する位置にそれぞれ設けられており、2つの当該取り込む部分の重量が略同等に設定されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の生体信号取得装置。
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