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JP6769846B2 - 電子機器システム、電子機器、及び、パネル取付方法 - Google Patents
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JP6769846B2 - 電子機器システム、電子機器、及び、パネル取付方法 - Google Patents

電子機器システム、電子機器、及び、パネル取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器システム、電子機器、及び、パネル取付方法に関する。
従来、パネルと、電子機器(本体)とを備え、電子機器に対するパネルの脱着を検出する電子機器システム(パネル脱着検出装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開H07−230586号公報
上述した電子機器システムのように、電子機器に対してパネルが脱着可能なものでは、電子機器に対するパネルの取付時に、対応する処理を行って、電子機器に対するパネルとの取付が適切に行われるようにしたいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、パネルが脱着可能な電子機器について、パネルの取付が適切に行われるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は電子機器と、前記電子機器に脱着可能なパネルとを備える電子機器システムにおいて、前記パネルは、前記電子機器との間での電気的接続に用いられるパネル側コネクタと、前記電子機器との間での物理的接続に用いられるパネル側接続部と、を備え、前記電子機器は、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと電気的接続される機器側コネクタと、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、前記パネル側接続部と物理的接続される機器側接続部と、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を所定時間以上検出した後、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記パネルは、受光を検出する受光部を備え、前記電子機器は、前記パネルが前記電子機器に装着された状態のときに前記受光部に対向する位置に設けられた発光部を備え、前記電子機器の前記機器側接続部は、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に連動して移動し、前記受光部による前記発光部が発する光の受光状態を変化させる移動部を備え、前記電子機器の前記制御部は、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、これらコネクタを介して前記受光部の検出結果を取得し、前記受光部の受光状態の変化を検出することによって、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出することを特徴とする。
また、本発明は、前記電子機器の前記機器側接続部の前記移動部は、前記パネルが前記電子機器に物理的接続される前の状態から、物理的接続された状態へ移行する過程で、前記発光部が発する光を所定の態様で遮蔽し、前記電子機器の前記制御部は、前記所定の態様に対応する所定のパターンで前記受光部の受光状態が変化したことを検出した場合に、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出することを特徴とする。
また、本発明は、前記パネルの前記パネル側接続部は、爪係合部を備え、前記電子機器の前記機器側接続部は、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に連動して前記移動部を移動させ、前記爪係合部に係合することによって、前記パネル側接続部と前記機器側接続部とを物理的接続する爪部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記電子機器の前記制御部は、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を検出した後、これらコネクタを介して前記発光部の電源をオンすることを特徴とする。
また、本発明は、前記電子機器の前記制御部は、前記所定の処理として、前記パネル側コネクタ及び前記機器側コネクタを介して前記パネルに制御信号を出力して、前記パネルを起動する処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、前記電子機器の前記制御部は、前記所定の処理として、前記パネル側コネクタ及び前記機器側コネクタを介して前記パネルに制御信号を出力して、前記パネルを制御する処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、前記電子機器は、音声を出力する音声出力部を備え、前記電子機器の前記制御部は、前記所定の処理として、前記音声出力部が音声を出力するときの音量を調整する処理を実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、電子機器と、前記電子機器に脱着可能なパネルとを備える電子機器システムにおいて、前記パネルは、前記電子機器との間での電気的接続に用いられるパネル側コネクタと、前記電子機器との間での物理的接続に用いられるパネル側接続部と、受光を検出する受光部と、を備え、前記電子機器は、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと電気的接続される機器側コネクタと、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、前記パネル側接続部と物理的接続される機器側接続部と、前記パネルが前記電子機器に装着されたときに前記受光部に対向する位置に設けられた発光部と、前記機器側接続部に設けられ、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に連動して移動し、前記受光部による前記発光部が発する光の受光状態を変化させる移動部と、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を検出した後、これらコネクタを介して前記受光部の検出結果を取得し、前記受光部の受光状態の変化を検出することによって、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、パネルが脱着可能な電子機器において、前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネルが備えるパネル側コネクタと電気的接続される機器側コネクタと、前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、前記パネルが備えるパネル側接続部と物理的接続される機器側接続部と、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を所定時間以上検出した後、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、パネルが脱着可能な電子機器に、前記パネルを取り付けるときのパネル取付方法において、前記電子機器は、前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネルが備えるパネル側コネクタと前記電子機器が備える機器側コネクタとの電気的接続を所定時間以上検出した後、前記パネルが備えるパネル側接続部と前記電子機器が備える機器側接続部との物理的接続を検出した場合、所定の処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、パネルが脱着可能な電子機器について、パネルの取付が適切に行われるようにできる。
第1実施形態に係る車両用カーナビゲーションシステムの外観斜視図。 車両用カーナビゲーションシステムの分解斜視図。 スライダの側面図。 ブラケットの背面図。 ブラケットが、ブラケット取り付け用板に、取り付けられた様子を示す図。 ブラケットが、ブラケット取り付け用板に、取り付けられた様子を示す図。 連結ドックが、ブラケットに、取り付けられた様子を示す図。 連結ドックが、ブラケットに、取り付けられた様子を示す図。 連結ドックの正面図。 フロントカバーを透明にして表した連結ドックの正面図。 フロントカバーを透明にして表した連結ドックの正面図。 連結ドックの分解斜視図。 パネルの背面図。 パネルの分解斜視図。 パネルの背面側における分解斜視図。 パネルを連結ドックに取り付ける手順を示す側面図。 パネルの一部を断面とした斜視図。 (a)はパネルを連結ドックに取り付ける手順を示す断面図、(b)は、パネルを連結ドックに取り付ける手順を示す断面図。 パネルの係合孔に、連結ドックの係合爪が係合するときの動作の説明に用いる図。 パネルの係合孔に、連結ドックの係合爪が係合するときの動作の説明に用いる図。 パネルの係合孔に、連結ドックの係合爪が係合するときの動作の説明に用いる図。 パネルの係合孔に、連結ドックの係合爪が係合するときの動作の説明に用いる図。 パネルの係合孔に、連結ドックの係合爪が係合するときの動作の説明に用いる図。 係合孔に係合爪が係合した状態の連結ドック、及び、パネルを、連結ドックの一部を断面図として、上から見た図。 スライド部材が第2状態となったときの連結ドック、及び、パネルを、連結ドックの一部を断面図として、上から見た図。 電子機器、及び、パネルの要部の電気的構成を示すブロック図。 電子機器の動作を示すフローチャート。 電子機器の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、車両用カーナビゲーションシステム1(電子機器システム)の外観斜視図である。
本実施形態に係る車両用カーナビゲーションシステム1は、ユーザが設定した目的地までの経路を案内する機能を備えるカーナビゲーション装置である。図1に示すように、車両用カーナビゲーションシステム1は、電子機器2と、電子機器2の前面に対して脱着可能なパネル3とを備える。パネル3は、タッチパネル61を含んで構成される。
車両用カーナビゲーションシステム1は、車両のダッシュボードに取り付け可能である。車両用カーナビゲーションシステム1がダッシュボードに取り付けられる際は、パネル3がダッシュボードの外側に露出した状態で、電子機器2がダッシュボードの内部に収容されて固定される。このような状態で車両用カーナビゲーションシステム1がダッシュボードに取り付けられるため、パネル3の前面の面積を、ダッシュボードの開口の面積に影響を受けることなく大きくすることができ、パネル3の大型化を図ることができる。一方で、パネル3がダッシュボードの外側に露出した状態となるため、第3者によるパネル3の盗難を防止する必要がある。これを踏まえ、本実施形態に係る車両用カーナビゲーションシステム1は、後述するように、ユーザが簡易に電子機器2に対してパネル3を脱着できる構成を有しており、これにより、ユーザがパネル3を取り外して持ち運べるようにし、第3者によるパネル3の盗難を防止している。さらに、後述するように、車両用カーナビゲーションシステム1は、電子機器2に対するパネル3の脱着に際し、対応する処理を行って、当該脱着が適切に行われるようにしている。
以下の説明では、電子機器2にパネル3が装着された状態の車両用カーナビゲーションシステム1を正面から見たときに右に向かう方向を「右方」とし、左に向かう方向を「左方」とする。
図2は、車両用カーナビゲーションシステム1の分解斜視図である。
図1および図2に示すように、電子機器2は、筐体10と、スライダ機構20と、ブラケット30と、連結ドック40とを備えている。
筐体10は、箱状のケースであり、図示しない各種電気・電子部品が実装された制御基板が内蔵されている。筐体10の下方には、スライダ機構20が設けられている。
図2に示すように示すように、スライダ機構20は、筐体10の底板11と、スライダ支持板12とにより構成されるレール部13を備えている。すなわち、筐体10の底板11は、中央部が上方に位置するように凸状に形成されており、底板11を凸状に形成することで、底板11の中央部下方には、下方が開放された空間が形成されるように構成されている。底板11の下面には、底板11の空間の下面を被覆するようにスライダ支持板12がねじなどにより取り付けられている。そして、底板11とスライダ支持板12とで構成される空間により、筐体10の前後方向に延在するレール部13が構成される。
底板11の中央部前方は、スライダ取付部とされており、スライダ取付部には、ねじ穴が形成されている。
レール部13の内側には、スライダ21が挿入されている。
図3は、スライダ21の側面図である。
スライダ21は、上面が開放された形状を有しており、スライダ21の前後方向略中央付近には、スライダ21の幅方向に延在する移動用板22が立設されている。
スライダ21の上面側であって移動用板22より前方には、固定部材23が配置されている。固定部材23は、移動用板22と略平行に配置された軸支板24と、固定用板25とからなり、全体として略L字状に形成されている。固定用板25には、ねじ穴26が形成されており、このねじ穴26を介してねじなどを底板11に形成されたねじ穴に螺合させることで、固定用板25を底板11のスライダ取付部に固定するように構成されている。
また、移動用板22には、位置調整ボルト27がスライダ21の後方側から固定部材23に向けて挿通されており、位置調整ボルト27は、移動用板22に対して回転しないように固定されている。位置調整ボルト27の先端部は、軸支板24に挿通されており、位置調整ボルト27の先端部には、位置調整ナットが螺合されている。
そして、位置調整ナットを回転させることで、底板11に固定されている固定部材23に対して相対的にスライダ21をレール部13の前後方向に移動可能に構成されている。
スライダ21の前端部には、ブラケット取り付け用板31がヒンジ機構32を介して取り付けられている。これにより、ブラケット取り付け用板31は、ヒンジ機構32を介して、スライダ21に対して図3の矢印Y1で示す方向に回動し、スライダ21に対する角度を調整することが可能となっている。
ブラケット取り付け用板31の中央部には、図2において、上下方向に延在する長穴33が形成されている。ブラケット取り付け用板31には、略長方形状を有する平板状のブラケット30が取り付けられている。
図4は、ブラケット30の背面図である。図5は、ブラケット30が、ブラケット取り付け用板31に対して、取り付け可能な上下方向の範囲のうち最上部に取り付けられた様子を示す図である。図6は、ブラケット30が、ブラケット取り付け用板31に対して、取り付け可能な上下方向の範囲のうち最下部に取り付けられた様子を示す図である。
ブラケット30は、ブラケット取り付け用板31の後方側から長穴33を貫通するねじ34をブラケット30の背面側に螺合させることで、ブラケット取り付け用板31に固定される。この場合において、ブラケット30は、長穴33に対するねじ34の位置を調整することで、図5に示す位置と、図6に示す位置との範囲内で、ブラケット取り付け用板31に対するブラケット30の取付位置を調整することができるように構成されている。
ブラケット30の両側には、上下縁に沿ってブラケット30の幅方向に延在する長穴35がそれぞれ形成されている。
ブラケット30には、連結ドック40が取り付けられている。
図7は、連結ドック40が、ブラケット30に対して、取り付け可能な左右方向の範囲のうち最左部に取り付けられた様子を示す図である。図8は、連結ドック40が、ブラケット30に対して、取り付け可能な左右方向の範囲のうち最右部に取り付けられた様子を示す図である。
連結ドック40は、ブラケット30の後方側から長穴35を貫通するねじ36を連結ドック40の背面側に螺合させることで、ブラケット30に固定される。この場合において、連結ドック40は、長穴35に対するねじ36の位置を調整することで、図7に示す位置と、図8に示す位置との範囲内で、ブラケット30に対する連結ドック40の取付位置を調整することができるように構成されている。
図9は、連結ドック40の正面図である。図10は、連結ドック40の内部を説明するため、フロントカバー41(後述)を透明にして表した連結ドック40の正面図である。特に、図10は、スライド部材47(後述)が、弾性部材100の付勢力により、移動可能な左右方向の範囲のうち最左部に位置した状態の連結ドック40を示す。図11は、フロントカバー41(後述)を透明にして表した連結ドック40の正面図である。特に、図11は、スライド部材47(後述)が、弾性部材100の付勢力に抗して押動操作(操作)されて、移動可能な左右方向の範囲のうち最右部に位置した状態の連結ドック40を示す。図12は、連結ドック40の分解斜視図である。
図12に示すように、連結ドック40は、フロントカバー41と、ドック基板42と、リアカバー43とをそれぞれ備えている。フロントカバー41の上部には、機器側接続部44が設けられている。
機器側接続部44は、フロントカバー41の上部に設けられた箱型の操作用部材45を備えている。
操作用部材45の前面には、操作用部材45の幅方向に延在する2つの係合用スリット46,46が形成されている。
操作用部材45の内部には、スライド部材47が収容されており、スライド部材47は、操作用部材45の幅方向(左右方向)に移動自在とされている。スライド部材47には、各係合用スリット46から突出する2つの係合爪48、48(爪部)が一体に形成されている。
また、スライド部材47の左端部には、押動部49(操作部)が形成されており、押動部49は、操作用部材45の左端部から外部に露出するように構成されている。スライド部材47は、弾性部材100により、押動部49が操作用部材45の左端部から突出する方向(左方)に付勢されている。この状態から、弾性部材100の付勢力に抗して押動部49を押動操作することで、スライド部材47を移動させることができ、スライド部材47の移動に伴って係合爪48も移動させることができるように構成されている。
フロントカバー41の中央部には、コネクタ用開口50が形成されており、このコネクタ用開口50からドック基板42のドック側コネクタ51(機器側コネクタ)が露出するように構成されている。
フロントカバー41の両側下方には、それぞれガイド突起52が形成されている。ガイド突起52は、その上端部が曲面状に形成されている。
以下の説明では、スライド部材47が、弾性部材100の付勢力により、移動可能な左右方向の範囲のうち最左部に位置した状態(図10の状態)を、「第1状態」という。また、スライド部材47が、弾性部材100の付勢力に抗して押動操作されて、移動可能な左右方向の範囲のうち最右部に位置した状態(図11の状態)を、「第2状態」という。
図9、図10、図11、及び、図12に示すように、フロントカバー41において、コネクタ用開口50の上方には、円状に開口した開口部102が形成されている。そして、連結ドック40の内部に設けられたドック基板42において、開口部102に対向する位置には、発光LED105(発光部)(図11、図12参照。)が設けられている。発光LED105は、赤外線の光を発するLEDである。後述するように、スライド部材47が第2状態の場合、発光LED105が発した光は、開口部102を介して、フロントカバー41の外側に出力される。
図10、図11、及び、図12に示すように、スライド部材47の左右方向の略中央部には、下方に向かって突出する移動部101がスライド部材47と一体に形成されている。図10、及び、図11に示すように、移動部101は、スライド部材47の左右方向における移動と同期して、左右方向に移動する。移動部101は正面視略長方形の部材であり、左右方向の幅は、円状の開口部102の直径よりも十分に大きい。また、移動部101は、前後方向において、フロントカバー41と、ドック基板42との間に位置する。
図10に示すように、スライド部材47が第1状態のときに、移動部101は、開口部102に対向する位置に位置し、開口部102を覆う。これにより、発光LED105が発する光が、移動部101によって遮蔽されて、開口部102を介してフロントカバー41の外側に出力することが停止される。すなわち、スライド部材47が第1状態のときは、発光LED105が発する光は、開口部102を介してフロントカバー41の外側に出力されない。
一方、図11に示すように、スライド部材47が第2状態のときに、移動部101は、開口部102の位置から外れた位置に位置する。これにより、発光LED105が発する光は、移動部101により遮蔽されることなく、開口部102を介してフロントカバー41の外側に出力される。すなわち、スライド部材47が第2状態のときは、発光LED105が発する光は、開口部102を介してフロントカバー41の外側に出力される。
連結ドック40には、パネル3が脱着可能である。
図13は、パネル3の背面図である。図14は、パネル3の分解斜視図である。図15は、パネル3の背面側における分解斜視図である。
図13に示すように、パネル3は、タッチパネル61と、ブラケット62と、パネル基板63と、リアパネル64とを備えている。
タッチパネル61は、例えば、液晶表示パネルや、有機ELパネル等の情報を表示可能な表示パネルと、表示パネルに重ねて配置されたタッチセンサーとを備える。タッチパネル61は、情報を表示すると共に、ユーザからの指示入力を受け付ける。タッチパネル61は、ブラケット62に支持されており、ブラケット62とリアパネル64との間には、タッチパネル61の各種制御を行うパネル基板63が配置されている。
図13、図14、及び、図15に示すように、リアパネル64の中央部には、コネクタ用開口65が形成されており、コネクタ用開口65には、パネル基板63のパネル側コネクタ66が露出されるように構成されている。
図13、及び、図15に示すように、リアパネル64の背面側の上部には、パネル側接続部106が設けられる。パネル側接続部106には、スライド部材47の各係合爪48が係止される2つの係合孔67(爪係合部)が形成されている。また、リアパネル64の背面側の下部であって、連結ドック40のガイド突起52に対応する位置には、それぞれガイド凹部68が形成されている。ガイド凹部68の内面は、ガイド突起52の曲面に対応した曲面状に形成されている。
図13、及び、図15に示すように、リアパネル64において、コネクタ用開口65の上方には、円状に開口した開口部107が形成されている。そして、パネル3の内部に設けられたパネル基板63において、開口部107に対向する位置には、受光センサー108(受光部)が設けられている。受光センサー108は、赤外線の光の受光を検出するフォントセンサーであり、光を受光した状態と、光を受光していない状態とで異なる検出値を出力する。受光センサー108は、開口部107を介して赤外線の光が入力された場合、当該光の受光を検出できる。
次に、パネル3を電子機器2の連結ドック40に取り付けるときの手順、及び、パネル3を電子機器2の連結ドック40から取り外すときの手順について、順次、説明する。
<パネル3を電子機器2に取り付けるときの手順>
図16は、パネル3を連結ドック40に取り付ける手順を示す側面図である。図17は、パネル3の一部を断面とした斜視図である。図18(a),(b)は、それぞれパネル3を連結ドックに取り付ける手順を示す断面図である。
パネル3を連結ドック40に装着する場合は、図16および図18(a)に示すように、まず、パネル3を傾斜して把持した状態で、パネル3のガイド凹部68を連結ドック40のガイド突起52に係合させる。この状態から、パネル3を、そのガイド凹部68をガイド突起52に係合させたまま、連結ドック40の前面に向かって、ガイド突起52を回動軸として回動させる。
パネル3の回動に応じて、まず、ドック側コネクタ51に対して、パネル側コネクタ66が近接する。そして、パネル3は、傾斜した状態からガイド突起52を回動軸として回動されるため、パネル側コネクタの下方の端子から、順次、ドック側コネクタ51に接続されていき、回動の進みに応じて、パネル側コネクタの全ての端子が、ドック側コネクタ51に接続された状態となる。
ここで、後述するように、受光センサー108への電力の供給、及び、信号の入出力は、電子機器2により、ドック側コネクタ51、及び、パネル側コネクタ66を介して行われる。そして、受光センサー108への電力供給のための電力供給線、及び、受光センサー108との間での信号の入出力のための信号線は、ドック側コネクタ51の端子のうち、最下部に位置する端子に導通する。以下、ドック側コネクタ51の端子うち、受光センサー108への電力供給のための電力供給線、及び、受光センサー108との間での信号の入出力のための信号線が導通する端子を、「ドック側受光センサー用端子」と表現する。また、パネル側コネクタ66の端子のうち、受光センサー108への電力供給のための電力供給線、及び、受光センサー108との間での信号の入出力のための信号線が導通する端子を、「パネル側受光センサー用端子」と表現する。ドック側受光センサー用端子、及び、パネル側受光センサー用端子は、それぞれ、対応するコネクタの最下部に設けられるため、パネルの回動に応じて、ドック側受光センサー用端子と、パネル側受光センサー用端子との接続は、最初期に行われる。
以下、ドック側受光センサー用端子と、パネル側受光センサー用端子との接続を「第1電気的接続」と定義する。第1電気的接続が確立した状態においては、電子機器2は、受光センサー108を駆動することができると共に、受光センサー108の検出値を取得することができる。
また、ドック側コネクタ51の全ての端子と、パネル側コネクタ66の全ての端子との接続を、「第2電気的接続」と表現し、「第1電気的接続」と区別する。パネル3の回動に応じて、第2電気的接続は、第1電気的接続の後であって、後述する物理的接続の前に行われる。すなわち、電子機器2へのパネル3の取り付け時、第1電気的接続、第2電気的接続、及び、物理的接続は、第1電気的接続→第2電気的接続→物理的接続の順番で行われる。
少なくとも、ドック側受光センサー用端子と、パネル側受光センサー用端子とが接続された後(=第1電気的接続が行われた後)、パネル3の回動がさらに進むと、パネル3の係合孔67に、連結ドック40の係合爪48が弾発的に係合し、これにより、連結ドック40に対してパネル3がロックされる。係合孔67に対する係合爪48の係合により、連結ドック40に対してパネル3がロックされた状態が、「電子機器2がパネル3に装着された状態」である。
以下、パネル3の取り付け時において、係合孔67に係合爪48が係合するときの動作について詳述する。
図19A〜図19Eは、パネル3の係合孔67に、連結ドック40の係合爪48が係合するときの動作の説明に用いる図である。
図19A〜図19Eの各図は、連結ドック40側の構成要素である係合爪48、移動部101、発光LED105、及び開口部102と、パネル3側の構成要素である係合孔67、受光センサー108、及び開口部107との位置関係を示す図である。図19A〜図19Eの各図は、係合孔67に係合爪48が係合するときの各部材の位置関係を説明することを目的とした図であり、説明の便宜を考慮して、各部材を単純化して模式的に示している。
図19Aは、パネル3の回動に応じて、係合爪48が係合孔67に近接したときの、各構成要素の位置関係を示す図である。
図19Aに示すように、係合爪48は、その先端部に、案内部48aを備える。案内部48aには、後方に向かうに従って左方へ広がる傾斜部48bが形成される。
図19Aに示すように、係合爪48が係合孔67に近接する一方、これらが接触するに至る前の状態のときは、スライド部材47は、第1状態である。この場合、上述したように、移動部101により開口部102が塞がれ、発光LEDが発する光は、移動部101により遮蔽される。このため、受光センサー108は、発光LEDが発する光を受光せず、赤外線の受光を検出しない。
図19Aの状態から、パネル3の回動がさらに進むと、ある地点で、傾斜部48bの前端部が、係合孔67の内周に当接する。図19Bは、傾斜部48bの前端部が、係合孔67の内周に当接した状態を示す図である。図19Bの状態のときは、スライド部材47は、第1状態であり、受光センサー108は、発光LED105が発する光を受光せず、赤外線の受光を検出しない。
図19Bの状態から、パネル3の回動がさらに進むと、係合爪48の傾斜部48bは、係合孔67の内周に接触しつつ摺動する。傾斜部48bの摺動に伴って、スライド部材47は、弾性部材100の付勢力に抗して、右方へ向かって移動する。傾斜部48bの摺動に伴うスライド部材47の右方への移動と同期して、スライド部材47の移動部101も右方へ移動する。移動部101の右方への移動に応じて、移動部101が開口部102を塞ぐ領域が徐々に縮小していく。移動部101が開口部102を塞ぐ領域の縮小に応じて、発光LED105が発する光が、開口部102を介してフロントカバー41の外側に出力され始め、これに応じて、受光センサー108により、発光LED105が発する光が受光され始める。移動部101の右方への移動に応じて、受光センサー108の受光強度は徐々に大きくなる。図19Cは、係合爪48の傾斜部48bの中央部が、係合孔67の内周に当接した状態を示す図である。
図19Cの状態から、パネル3の回動がさらに進むと、傾斜部48bの後端部が、係合孔67の内周に当接した状態となる。図19Dは、傾斜部48bの後端部が、係合孔67の内周に当接した状態を示す図である。図19Dの状態では、移動部101は、開口部102の位置から外れた位置に位置する。図19Dの状態において、受光センサー108は、発光LED105が発する光を受光した状態であり、受光センサー108の受光強度は極大、若しくは極大に近い状態である。
図19Dの状態から、パネル3の回動がさらに進むと、傾斜部48bの後端部が、係合孔67の内周の前端部を、前方に向かって超える。これに応じて、弾性部材100の付勢力によって、係合孔67に係合爪48が弾発的に係合する。図19Eは、係合孔67に係合爪48が係合した状態を示す図である。また、図20は、係合孔67に係合爪48が係合した状態の連結ドック40、及び、パネル3を、連結ドック40の一部を断面図として、上から見た図である。
係合孔67に係合爪48が係合した状態では、図20に示すように、スライド部材47は第1状態となる。このため、発光LED105が発する光は、移動部101に遮蔽され、フロントカバー41の外側に出力されない。従って、受光センサー108は、発光LED105が発する光を受光しない状態である。
係合孔67に対する係合爪48の係合により、連結ドック40に対してパネル3がロックされる。これにより、電子機器2に対するパネル3の取り付けが完了し、電子機器2にパネル3が装着された状態なる。
以下、係合孔67に対して係合爪48が係合し、パネル3が電子機器2に対してロックされた状態を「物理的接続」と定義する。
以上のように、ユーザは、パネル3を把持し、パネル3のガイド凹部68を連結ドック40のガイド突起52に係合させた後、パネル3を回動するという簡易な作業により、電子機器2にパネル3を装着することができる。
<パネル3を電子機器2から取り外す時の手順>
パネル3を電子機器2から取り外す場合、ユーザは、押動部49を押動操作し、スライド部材47を第2状態、又は、第2状態に近い状態とする。
図21は、ユーザの押動部49に対する押動操作により、スライド部材47が第2状態となったときの連結ドック40、及び、パネル3を、連結ドック40の一部を断面図として、上から見た図である。
スライド部材47が第2状態となると、係合孔67と係合爪48との係合が解除される。
次いで、ユーザは、少なくとも、係合孔67が、係合爪48の傾斜部の後端を、前方に向かって越えるまでの間、押動部49の押動操作を継続しつつ、ガイド突起52を回動軸として、パネル3を前方側に向かって回動させる。パネル3の回動に応じて、係合孔67と係合爪48との係合が解除された状態で、パネル3が電子機器2から離間していく。また、パネル3の回動に応じて、ドック側コネクタ51の端子とパネル側コネクタ66の端子との接続が、上方に位置する端子から、下方に位置する端子に向かって、段階的に解除されていく。パネル3の回動が進み、ドック側コネクタ51の全ての端子と、パネル側コネクタ66の全ての端子の接続が解除されると、電子機器2からパネル3を取り外せる状態となる。ユーザは、パネル3を所定方向に持ち上げて、パネル3のガイド凹部68と、連結ドック40のガイド突起52との係合を解除することによって、パネル3を電子機器2から取り外す。以上により、電子機器2からのパネル3の取り外しが完了する。
電子機器2からパネル3を取り外す際、物理的接続、第1電気的接続、及び、第2電気的接続は、物理的接続→第2電気的接続→第1電気的接続の順番で解除される。
以上のように、ユーザは、押動部49を押動操作すると共に、パネル3を所定方向に回動するという簡易な作業により、電子機器2からパネル3を取り外すことができる。
次に、電子機器2、及び、パネル3の要部の電気的構成について、説明する。
図22は、電子機器2、及び、パネル3の要部の電気的構成を示すブロック図である。
以下の説明では、接続された状態のドック側コネクタ51及びパネル側コネクタ66を、単に、「コネクタ」と表現する場合がある。
図22に示すように電子機器は、機器制御部120(制御部)と、電力供給回路121と、接続検出回路122と、センサー制御回路123と、LED制御回路124と、音声出力回路125(音声出力部)とを備える。
機器制御部120は、筐体10に収容された制御基板に実装されたCPU120aや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、電子機器2の各部を制御する。機器制御部120は、例えば、CPU120aが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行する等、ハードウェアとソフトウェアとが協働して処理を実行する。
電力供給回路121は、機器制御部120の制御で、コネクタを介して、パネル3の電源回路152(後述)に電力を供給する。
接続検出回路122は、ドック側コネクタ51と、パネル側コネクタ66との第1電気的接続、及び、第2電気的接続を検出し、検出結果を機器制御部120に出力する。ドック側コネクタ51の所定の端子に印加される電圧を検出することにより、第1電気的接続、及び、第2電気的接続を検出する。上述したように、ドック側受光センサー用端子と、パネル側受光センサー用端子との接続が「第1電気的接続」であり、コネクタ間の全ての端子の接続が「第2電気的接続」である。
センサー制御回路123は、機器制御部120の制御で、コネクタを介してパネル3に設けられた受光センサー108を駆動し、また、受光センサー108の検出値を取得して、機器制御部120に出力する。
LED制御回路124は、機器制御部120の制御で、連結ドック40が有する発光LED105に駆動信号を出力して、発光LED105を駆動する。
音声出力回路125は、機器制御部120の制御で、スピーカー(不図示)から、音声を出力する。電子機器2は、メモリー(不図示)を備え、メモリーには、楽曲が記録されたデータや、経路案内のアナウンス等の音声が記録されたデータ等の音声データが記憶される。機器制御部120は、必要に応じて音声データに基づいて、音声出力回路125に、音声データに基づくオーディオ信号を音声出力回路125に出力する。音声出力回路125には、D/Aコンバーターや、音量調整回路、アンプ回路が実装されており、音声出力回路125は、機器制御部120から入力されるオーディオ信号をD/AコンバーターでD/A変換し、機器制御部120の制御で音量調整回路により音量を調整し、アンプ回路により増幅してスピーカーに出力し、スピーカーから音声を出力する。
図22に示すように、パネル3は、パネル制御部150と、表示制御回路151と、電源回路152と、を備える。
パネル制御部150は、パネル基板63に実装されたCPU150aや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、パネル3の各部を制御する。パネル制御部150は、例えば、CPU150aが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行する等、ハードウェアとソフトウェアとが協働して処理を実行する。
パネル制御部150と、機器制御部120は、コネクタを介して通信可能に接続される。
表示制御回路151は、タッチパネル61の制御用のICや、ROM、RAM(例えば、VRAM)、ASIC、信号処理回路等を備え、パネル制御部150の制御で、タッチパネル61を駆動する。
電源回路152は、パネル制御部150の制御で、電子機器2の電力供給回路121から供給される電力に基づいて、パネル3の各部に電力を供給する。
次に、電子機器2に対してパネル3を取り付ける場合、及び、電子機器2からパネル3を取り外す場合の電子機器2の動作について、順次、説明する。
<電子機器2に対してパネル3を取り付ける場合>
図23のフローチャートFAは、電子機器2に対するパネル3の取り付けに応じて、電子機器2が実行する処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートFAの開始時点では、パネル3が電子機器2に装着されていない状態である。
図23のフローチャートFAに示すように、電子機器2の機器制御部120は、接続検出回路122からの入力に基づいて、第1電気的接続が行われたか否かを監視する(ステップSA1)。上述したように、ユーザがパネル3を電子機器2に取り付ける作業を行う場合、第2電気的接続、及び、物理的接続に先立って、第1電気的接続が行われる。従って、第1電気的接続を検出することにより、ユーザが電子機器2にパネル3を取り付ける作業を行っている可能性があることを検出できる。
第1電気的接続が行われたことを検出した場合(ステップSA1:YES)、機器制御部120は、接続検出回路122からの入力に基づいて、第1電気的接続が、第1期間以上の間、継続したか否かを判別する(ステップSA2)。ここで、ユーザが、意図的に、電子機器2にパネル3を取り付ける作業を行った場合、第1電気的接続は、一定期間以上の間、継続する。一方、ドック側コネクタ51の端子と、パネル側コネクタ66の端子とが偶発的に接続された場合、第1電気的接続は、一定期間以上の間、継続することなく、すぐに解除されるものと想定される。この場合、電子機器2へのパネル3の取り付けは行われない。これを踏まえ、ステップSA2において、機器制御部120は、第1電気的接続が、第1期間以上の間、継続したか否かを判別することによって、電子機器2へのパネル3の取り付けが行われる可能性があるか否かを判別している。なお、第1期間は、電子機器2へのパネル3の取り付けが行われる可能性があるか否かを判別する際に使用される期間であることを踏まえた適切な値とされる。さらに、第1期間は、ユーザが通常の方法で電子機器2にパネル3を取り付ける場合において、第1電気的接続が行われてから、物理的接続が行われるに至るまでに要すると想定される期間よりも十分に短い時間とされる。
本実施形態では、第1期間は、「0.5秒」である。
第1電気的接続が、第1期間以上の間、継続しなかった場合(ステップSA2:NO)、機器制御部120は、ステップSA3以下の処理を実行することなく、処理手順をステップSA1へ戻す。
第1電気的接続が第1期間以上の間、継続した場合(ステップSA2:YES)、機器制御部120は、センサー制御回路123を制御して、受光センサー108の駆動を開始する(ステップSA3)。受光センサー108の駆動に応じて、受光センサー108は、受光の検出、及び、受光状態に応じた検出値の出力を開始する。
上述したように、第1電気的接続が確立した状態では、ドック側受光センサー用端子と、パネル側受光センサー用端子とが少なくとも接続された状態であるため、機器制御部120は、センサー制御回路123を駆動し、また、受光センサー108の検出値を取得することができる。
次いで、機器制御部120は、発光LED105の電源をオンし、LED制御回路124を制御して、発光LED105を駆動する(ステップSA4)。発光LED105の駆動に応じて、発光LED105は、赤外線の光を発する。
次いで、機器制御部120は、センサー制御回路123からの入力に基づいて、受光センサー108の検出値の取得を開始する(ステップSA5)。
ここで、ステップSA5の処理が実行されるタイミングは、第1電気的接続が検出された後、第1期間(本実施形態では、「0.5秒」。)が経過したタイミングであり、物理的接続は行われていない。従って、スライド部材47は、第1状態であり、発光LED105が発する光は、移動部101により遮蔽された状態である。
次いで、機器制御部120は、第1電気的接続が解除されたか否かを監視しつつ(ステップSA6)、物理的接続が確立したか否かを監視する(ステップSA7)。
ステップSA7において、機器制御部120は、物理的接続が確立したことを以下の方法で検出する。
すなわち、機器制御部120は、センサー制御回路123から入力される受光センサー108の検出値に基づいて、受光センサー108が赤外線の受光を検出したか否かを監視する。その際、機器制御部120は、受光センサー108の検出値に基づいて、受光センサー108が受光する光の受光強度を算出し、受光強度が第1閾値を上回った場合に、受光センサー108が受光を検出したと判別する。第1閾値は、係合爪48の傾斜部48bの後端部が係合孔67の内周に当接した状態(図19Dに示す状態。)となったことに応じて、発光LED105が発する光を受光する受光センサー108の受光強度が、当該第1閾値を上回るような値に事前に設定される。第1閾値を、このような値とすることにより、機器制御部120は、受光センサー108の受光強度が第1閾値を上回ることを検出することによって、係合爪48の傾斜部48bの後端部が係合孔67の内周に当接した状態となったことを的確に検出できる。なお、上述したように、係合爪48の傾斜部48bの後端部が、係合孔67の内周に当接した状態(図19Dに示す状態。)の場合、発光LED105が発する光は移動部101により遮蔽されない。
次いで、機器制御部120は、受光センサー108の受光強度が第2閾値(第2閾値<第1閾値)を下回ったか否かを監視する。第2閾値は、係合孔67に係合爪48が係合した状態(図19Eに示す状態。)となったことに応じて、受光センサー108の受光強度が、当該第2閾値を下回るような値に設定される。第2閾値を、このような値とすることにより、機器制御部120は、受光センサー108の受光強度が第2閾値を下回ったことを検出することによって、係合孔67に係合爪48が係合したことを的確に検出できる。なお、上述したように、係合孔67に係合爪48が係合した状態(図19Eに示す状態。)の場合、発光LED105が発する光は移動部101により遮蔽される。
さらに、機器制御部120は、受光センサー108の受光強度が、第2閾値を下回ったことを検出した場合、第2電気的接続が確立した状態か否かを判別する。第2電気的接続が確立した状態の場合、受光センサー108の受光強度が第2閾値を下回った理由は、係合孔67に係合爪48が適切に係合したことにあるため、機器制御部120は、物理的接続が確立したと判別する(ステップSA7:YES)。上述したように、電子機器2に対するパネル3の取り付けに際し、物理的接続は、第2電気的接続よりも後に行われるため、物理的接続が確立しときには、必ず、第2電気的接続が確立した状態である。
一方、第2電気的接続が確立した状態ではない場合、受光センサー108が第2閾値を下回った理由は、以下であるものと想定される。すなわち、タッチパネル61が、電子機器2に向かう方向と逆方向に回動され、係合爪48の傾斜部48bの後端部が係合孔67の内周に当接した状態(図19Dの状態。)から、係合爪48が係合孔67に接触していない状態(図19Aの状態。)へと移行し、これに応じて、移動部101により発光LED105が発する光が遮蔽された状態となったことが理由と想定される。これを踏まえ、受光センサー108の受光強度が、第2閾値を下回った場合であっても、第2電気的接続が確立した状態ではない場合、機器制御部120は、物理的接続が確立していないと判別する(ステップSA7:NO)。
このように、ステップSA7において、機器制御部120は、受光センサー108の受光状態が、「受光を検出していない状態」→「受光を検出した状態」→「受光を検出していない状態」へと変化した後(所定のパターンで変化した後)、第2電気的接続が確立した状態の場合に、物理的接続が確立したことを検出する。このような構成のため、機器制御部120は、電子機器2に対するパネル3の取り付けに際し、パネル3の回動に応じて移動部101が移動し、移動部101により発光LED105が発する光が所定の態様で遮蔽されるという構造的な特性を踏まえて、適切に、物理的接続の確立を検出できる。
物理的接続が確立することなく(ステップSA7:NO)、第1電気的接続が解除された場合(ステップSA6:YES)、機器制御部120は、処理手順をステップSA1へ戻す。なお、以下の場合に、物理的接続が確立することなく、第1電気的接続が解除されるものと想定される。すなわち、ユーザが、電子機器2に対するパネル3の取り付けを中止し、物理的接続を確立させることなく、パネル3のガイド凹部68と、連結ドック40のガイド突起52との係合を解除し、電子機器2からパネル3を離間させた場合である。
第1電気的接続が解除されることなく(ステップSA6:NO)、物理的接続が確立した場合(ステップSA7:YES)、機器制御部120は、取付時第1処理を実行する(ステップSA8)。
取付時第1処理は、電子機器2にパネル3が物理的接続された場合に、電子機器2側で実行する処理として、予め定められたものである。
取付時第1処理には、例えば、パネル3を制御するための制御回路、その他の構成要素に必要な電力を供給する処理や、パネル3を用いた動作を行うために必要なプログラムの起動、及び、初期処理が含まれる。
また、取付時第1処理には、音声出力回路125がスピーカーを介して出力する音声の音量を調整する処理が含まれる。調整後の音量は、人間が音声を聴取したときに驚かない程度に十分に低いレベルとされる。当該処理は、以下の事項を目的として実行される。すなわち、電子機器2に対するパネル3の装着に応じて、電子機器2による音声の出力が可能な状態となる。そして、電子機器2が音声を出力したときに、ユーザの意図に反した大きな音量で、音声が出力されることを防止するために、当該処理は実行される。
次いで、機器制御部120は、取付時第2処理を実行する(ステップSA9)。
取付時第2処理は、機器制御部120が、電力供給回路121を制御して、コネクタを介してパネル3の電源回路に電力を供給し、パネル3の起動に必要な構成要素に電力を供給する処理を含む。また、取付時第2処理は、機器制御部120(機器制御部120に制御される回路を含む。)が、パネル制御部150と通信し、パネル制御部150に制御信号を出力して、パネル3を起動する処理を含む。また、取付時第2処理は、機器制御部120が、パネル制御部150と通信し、パネル制御部150に制御信号を出力して、パネル3を制御する処理を含む。
取付時第2処理を実行することにより、パネル3が起動し、タッチパネル61に対してユーザが指示入力を行える状態になると共に、タッチパネル61に情報が表示可能な状態となる。
取付時第1処理、及び、取付時第2処理は、「所定の処理」に相当する。
このように、本実施形態では、機器制御部120は、物理的接続が確立して初めて、パネル3を起動した上で、パネル制御部150との通信を要する処理を実行する。ここで、物理的接続が確立した状態は、第2接続状態が確立し、かつ、電子機器2に対してパネル3がロックされた状態である。従って、係合孔67と係合爪48の係合が解除されて、電子機器2に対するパネル3のロックが解除されない限り、第2接続状態(全ての端子が接続された状態。)は、解除されない。これを踏まえ、機器制御部120が、物理的接続が確立して初めて、パネル制御部150との通信を要する処理を実行することにより、通信中に第2接続状態が解除されてエラーが発生することが防止される。
<電子機器2からパネル3を取り外す場合>
図24のフローチャートFBは、電子機器2からのパネル3の取り外しに応じて、電子機器2が実行する処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートFBの開始時点では、パネル3が電子機器2に装着された状態である。
図24のフローチャートFBに示すように、電子機器2の機器制御部120は、センサー制御回路123からの入力に基づいて、受光センサー108が受光を検出したか否かを監視する(ステップSB1)。
ステップSB1において、機器制御部120は、受光センサー108の検出値に基づいて、受光センサー108が受光する光の受光強度を算出し、受光強度が第3閾値を上回った場合に、受光センサー108が受光を検出したと判別する。第3閾値は、ユーザが押動部49を押動操作して、スライド部材47が第2状態(第2状態に近い状態を含む。)となったことに応じて、発光LED105が発する光を受光する受光センサー108の受光強度が、当該第3閾値を上回るような値に事前に設定される。第3閾値を、このような値とすることにより、機器制御部120は、受光センサー108の受光強度が第3閾値を上回ることを検出することによって、ユーザが押動部49を押動操作して、スライド部材47を第2状態としたことを的確に検出できる。上述したように、電子機器2からパネル3を取り外す際は、ユーザは、押動部49を押動操作して、スライド部材47を第2状態とする必要がある。
ステップSB1では、機器制御部120は、受光センサー108の受光状態が、「受光を検出していない状態」→「受光を検出した状態」へと変化したこと(所定のパターンで変化したこと。)を検出することによって、物理的接続が解除されたことを検出している。このような構成のため、機器制御部120は、電子機器2に対するパネル3の取り外しに際し、ユーザによる押動部49に対する押動操作に応じて移動部101が移動し、移動部101により発光LED105が発する光が所定の態様で遮蔽されるという構造的な特性を踏まえて、適切に、物理的接続の解除を検出できる。
受光センサー108が受光を検出したと判別した場合(ステップSB1:YES)、機器制御部120は、取外時第1処理(第1の処理)を実行する(ステップSB2)。
取外時第1処理は、機器制御部120(機器制御部120に制御される回路を含む。)が、パネル制御部150と通信し、パネル制御部150に制御信号を出力して、パネル3をシャットダウンする処理を含む。パネル制御部150は、当該制御信号の入力に応じて、ソフトウェア的なシャットダウン、ハードウェア的なシャットダウンを実行する。パネル3のシャットダウンに応じて、表示パネル3による情報の表示、及び、表示パネル3による入力の受け付けが停止する。
また、機器制御部120は、電力供給回路121を制御して、パネル3に対する不要な電力の供給を停止する。ただし、受光センサー108への電力供給、及び、受光センサー108とセンサー制御回路123との通信可能な状態は維持される。
ここで、ユーザが押動部49を押動操作したということは、以後、電子機器2からパネル3が取り外されると想定される。これを踏まえ、機器制御部120が、ユーザによる押動部49の押動操作を検出したことをトリガーとして、パネル制御部150と通信し、パネル3をシャットダウンすることにより、以下のことが可能となる。すなわち、第2電気的接続が確立しており、パネル制御部150との間で正常に通信ができる状態とのきに、パネル3をシャットダウンして、以後、パネル制御部150との間での通信が発生しない状態を構築できる。これにより、例えば、機器制御部120と、パネル制御部150との間で通信中に、電子機器2からパネル3が取り外され、エラーが発生することを的確に防止できる。
取外時第1処理を実行した後、機器制御部120は、接続検出回路122からの入力に基づいて、第2電気的接続が解除されたか否かを監視する(ステップSB3)。
上述したように、電子機器2からパネル3を取り外す場合、ユーザは、押動部49を押動操作して係合爪48と係合孔67との係合を解除した状態で、パネル3を、電子機器2に向かう方向と逆の方向に回動する。そして、パネル3の回動に応じて、第1電気的接続の解除に先立って、第2電気的接続が解除される。これを踏まえ、ステップSB3において、機器制御部120は、第2電気的接続が解除されたことを検出することによって、ユーザが、パネル3の取外しのために、パネル3を回動したことを検出する。
第2電気的接続が解除されたことを検出した場合(ステップSB3:YES)、機器制御部120は、取外時第2処理を実行する(ステップSB4)。
取外時第2処理は、電子機器2を休止状態へ移行する処理を含む。休止状態は、パネル3の制御に関する回路、その他の構成要素への電力の供給が停止されると共に、パネル3の制御に関するプログラムがアンロードされてタスクのCPUへの割り当てが停止されて、消費電力が抑制された状態である。特に、取外時第2処理は、音声出力回路125がスピーカーを介して出力する音声をミュートする処理を含む。当該処理により、パネル3が電子機器2から取り外されて、ユーザが電子機器2を使用せず、また、ユーザが指示入力を行えない状態で、電子機器2から音声が出力されることを確実に防止できる。
第2電気的接続が解除された後に、取付時第2処理が実行されることにより、電子機器2からパネル3から取り外されて、電子機器2が使用されない状態とのときに、電子機器2が不必要な処理を実行すること、及び、電子機器2が不必要に電力を消費することを効果的に防止できる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用カーナビゲーションシステム1(電子機器システム)は、電子機器2と、電子機器2に脱着可能なパネル3とを備える。パネル3は、電子機器2との間での電気的接続に用いられるパネル側コネクタ66と、電子機器2との間での物理的接続に用いられるパネル側接続部106と、を備える。電子機器2は、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に応じて、パネル側コネクタ66と電気的接続されるドック側コネクタ51(機器側コネクタ)と、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に応じて、パネル側コネクタ66とドック側コネクタ51との電気的接続が行われた後に、パネル側接続部106と物理的接続される機器側接続部44と、パネル側コネクタ66とドック側コネクタ51との電気的接続を検出した後、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する機器制御部120(制御部)と、を備える。
この構成によれば、機器制御部120は、電子機器2に対するパネルの取付時に、電子機器2とパネル3との間での電気的接続、及び、物理的接続の双方が確立した後に、所定の処理を実行する。従って、物理的接続が確立せず、電気的接続が解除される可能性が有る状態で、電気的接続が確立した状態でのみ正常に実行できる処理が実行されてしまい、エラーが発生することを防止できる。これにより、機器制御部120は、電子機器2に対するパネルの取り付けが適切に行われるようにすることができる。
また、本実施形態では、パネル3は、受光を検出する受光センサー108(受光部)を備える。電子機器2は、パネル3が電子機器2に装着された状態のときに受光センサー108に対向する位置に設けられた発光LED105(発光部)を備える。電子機器2の機器側接続部44は、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に連動して移動し、受光センサー108による発光LED105が発する光の受光状態を変化させる移動部101を備える。電子機器2の機器制御部120は、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に応じて、パネル側コネクタ66とドック側コネクタ51との電気的接続が行われた後に、これらコネクタを介して受光センサー108の検出結果を取得し、受光センサー108の受光状態の変化を検出することによって、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続を検出する。
この構成によれば、機器制御部120は、移動部101が、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に連動して、受光センサー108による発光LED105が発する光の受光状態を変化させるという構造的な特性を用いて、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続を的確に検出できる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器側接続部44の移動部101は、パネル3が電子機器2に物理的接続される前の状態から、物理的接続された状態へ移行する過程で、発光LED105が発する光を所定の態様で遮蔽する。電子機器2の機器制御部120は、所定の態様に対応する所定のパターンで受光センサー108の受光状態が変化したことを検出した場合に、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続を検出する。
この構成によれば、機器制御部120は、移動部101が、パネル3が電子機器2に物理的接続される前の状態から、物理的接続された状態へ移行する過程で、発光LED105が発する光を所定の態様で遮蔽することを踏まえ、より的確に、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続を検出できる。
また、本実施形態では、パネル3のパネル側接続部106は、係合孔67を備える。電子機器2の機器側接続部44は、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に連動して移動部101を移動させ、係合孔67に係合することによって、パネル側接続部106と機器側接続部44とを物理的接続する係合爪48を備える。
この構成によれば、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に連動して的確に移動部101を移動させることができると共に、係合孔67に対する係合爪48の係合によって、パネル3と電子機器2との物理的接続を的確に確立できる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器制御部120は、パネル側コネクタ66とドック側コネクタ51との電気的接続(第1電気的接続)を検出した後、これらコネクタを介して発光LED105の電源をオンする。
この構成によれば、物理的接続が確立する前の適切なタイミングで、発光LED105の電源をオンすることができる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器制御部120は、電子機器2に対するパネル3の取付時、物理的接続を検出した後、パネル側コネクタ66及びドック側コネクタ51を介してパネル3に制御信号を出力して、パネル3を起動する処理を実行する。
この構成によれば、物理的接続がされており、電気的接続が解除されない状態のときに、パネル3と通信し、パネル3を起動することができ、パネル3と通信中に、パネル3が取り外されて、エラーが発生することを防止できる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器制御部120は、電子機器2に対するパネル3の取付時、物理的接続を検出した後、パネル側コネクタ66及びドック側コネクタ51を介してパネル3に制御信号を出力して、パネル3を制御する処理を実行する。
この構成によれば、物理的接続がされており、電気的接続が解除されない状態のときに、パネル3と通信し、パネル3を制御することができ、パネル3と通信中に、パネル3が取り外されて、エラーが発生することを防止できる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器制御部120は、電子機器2に対するパネル3の取付時、物理的接続を検出した後、音声出力回路125が音声を出力するときの音量を調整する処理を実行する。
この構成によれば、電子機器2が音声を出力したときに、ユーザの意図に反した大きな音量で、音声が出力されることを防止できる。
また、以上説明したように、本実施形態に係る車両用カーナビゲーションシステム1(電子機器システム)は、電子機器2と、電子機器2に脱着可能なパネルとを備える。パネル3は、電子機器2との間での物理的接続に用いられるパネル側接続部106と、電子機器2との間での電気的接続に用いられるパネル側コネクタ66と、を備える。電子機器2は、電子機器2にパネル3が装着された状態のときにパネル側接続部106と物理的接続され、電子機器2からパネル3が取り外される動作に応じて、パネル側接続部106との物理的接続が解除される機器側接続部44と、電子機器2にパネル3が装着された状態のときにパネル側コネクタ66と電気的接続され、電子機器2からパネル3が取り外される動作に応じて、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続が解除された後に、パネル側コネクタ66との電気的接続が解除されるドック側コネクタ51(機器側コネクタ)と、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続が解除されたことを検出した場合に、取外時第1処理(第1の処理)を実行し、パネル側コネクタ66とドック側コネクタ51との電気的接続が解除されたことを検出した場合に、取外時第2処理(第2の処理)を実行する機器制御部120と、を備える。
この構成によれば、機器制御部120は、電子機器2からのパネル3の取り外し時に、物理的接続の解除、電気的接続の解除の順番で、各接続の解除が行われることを踏まえ、物理的接続の解除後、電気的接続の解除が行われる前に、電気的接続が確立した状態のときに正常に実行できる処理を実行することができる。従って、機器制御部120は、電気的接続が確立した状態のときに、当該状態で正常に実行できる処理を実行でき、エラーが発生することを防止できる。これにより、機器制御部120は、電子機器2に対するパネル3の取り外しが適切に行われるようにすることができる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器制御部120は、取外時第1処理として、パネル側コネクタ66及びドック側コネクタ51を介してパネル3に制御信号を出力して、パネル3をシャットダウンする処理を実行する。
この構成によれば、機器制御部120は、電子機器2とパネル3との電気的接続が確立しており、パネル制御部150との間で正常に通信ができる状態とのきに、パネル3をシャットダウンして、以後、パネル制御部150との間での通信が発生しない状態を構築できる。これにより、例えば、機器制御部120と、パネル制御部150との間で通信中に、電子機器2からパネル3が取り外され、エラーが発生することを防止できる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器制御部120は、取外時第2処理として、音声出力回路125が出力する音声をミュートする処理を実行する。
この構成によれば、電子機器2からパネル3から取り外されて、電子機器2が使用されない状態とのときに、電子機器2から不必要に音声が出力されることを防止できる。
また、本実施形態では、パネル3は、受光を検出する受光センサー108(受光部)を備える。電子機器2は、パネル3が電子機器2に装着された状態のときに受光センサー108に対向する位置に設けられた発光LED105(発光部)を備える。電子機器2の機器側接続部44は、電子機器2からパネル3が取り外される動作に連動して移動し、受光センサー108による発光LED105が発する光の受光状態を変化させる移動部101を備える。電子機器2の機器制御部120は、パネル3が電子機器2に装着された状態のときに、受光センサー108の受光状態の変化を検出することによって、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続が解除されたことを検出する。
この構成によれば、機器制御部120は、移動部101が、電子機器2からパネル3が取り外される動作に連動して、受光センサー108による発光LED105が発する光の受光状態を変化させるという構造的な特性を用いて、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続が解除されたことを的確に検出できる。
また、本実施形態では、電子機器2の機器側接続部44の移動部101は、パネル3が電子機器2に物理的接続された状態から、物理的接続が解除された状態へ移行する過程で、発光LED105が発する光を所定の態様で遮蔽する。電子機器2の機器制御部120は、前記所定の態様に対応する所定のパターンで受光センサー108の受光状態が変化したことを検出した場合に、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続が解除されたことを検出する。
この構成によれば、機器制御部120は、移動部101が、パネル3が電子機器2に物理的接続された状態から、物理的接続が解除された状態へ移行する過程で、発光LED105が発する光を所定の態様で遮蔽することを踏まえ、より的確に、パネル側接続部106と機器側接続部44との物理的接続が解除されたことを検出できる。
また、本実施形態では、パネル3のパネル側接続部106は、係合孔67を備える。電子機器2の機器側接続部44は、係合孔67に係合することによってパネル側接続部106と機器側接続部44とを物理的接続し、係合孔67に対する係合が解除される動作に連動して移動部101を移動させる係合爪48を備える。
この構成によれば、パネル3が電子機器2に物理的接続された状態から、物理的接続が解除された状態へ移行する過程で、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に連動して的確に移動部101を移動させることができる。
また、本実施形態では、パネル側接続部106は、係合孔67に対して前記係合爪48が係合した状態のときに、押動操作(操作)に応じて係合爪48を移動させ、係合孔67に対する係合爪48の係合を解除する押動部49(操作部)を備える。
この構成によれば、機器制御部120は、ユーザが意図的に電子機器2からパネル3を取り外そうとしたときに、そのことを的確に検出できる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、発光LED105が赤外線の光を発した。一方、第2実施形態では、発光LED105は、人間が感知可能な可視光を発する。また、受光センサー108は、可視光の受光を検出可能なフォトセンサーとされる。
また、第2実施形態において、機器制御部120は、取外時第2処理において、以下の処理を実行する。なお、第1実施形態と、第2実施形態とでは、発光LED105が可視光を発する点、及び、機器制御部120が取外時第2処理において以下の処理を実行する点が相違し、他の点は一致する。
第2実施形態において、機器制御部120は、取外時第2処理において、アクセサリ電源がオフの間、発光LED105の電源をオンして、発光LED105を駆動し、発光LED105を所定の態様で点灯させる。所定の態様での点灯は、所定のパターンで発行LED105を点滅させてもよく、また、発光LED105を継続して点灯してもよい。なお、機器制御部120は、車両のバックアップ用の電源から供給される電力に基づいて、発光LED105を駆動する。上記処理が行われることにより、電子機器2からパネル3が取り外された状態において、アクセサリ電源がオフの間、発光LED105が発光した状態となる。
上記処理は、以下の事項を目的として実行される。すなわち、アクセサリ電源がオフの間は、ユーザが車両に搭乗していない状態である可能性がある。そして、電子機器2からパネル3が取り外された状態であって、アクセサリ電源がオフの間、ダッシュボードに収容された電子機器2の発光LED105から継続して発光されることにより、ユーザが車両に搭乗していない可能性がある状態のときに、車両外から、車両内を視認する者に対して、車両内の機器が動作中であることを示すことができる。
なお、第2実施形態では、電子機器2からパネル3が取り外された状態であって、アクセサリ電源がオフの場合に、機器制御部120が、発光LED105を駆動する構成であった。この点に関し、アクセサリ電源のオン/オフにかかわらず、また、電子機器2に対するパネル3の脱着状態にかかわらず、機器制御部120が、発光LED105を駆動する構成でもよい。この場合、アクセサリ電源がオフの間は、車両のバックアップ用の電源から電子機器2に必要な電力が供給される。この構成であっても、第2実施形態で説明した効果と同様の効果を奏することができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、機器制御部120は、受光センサー108の受光状態の変化を検出することにより、電子機器2とパネル3との間で、物理的接続が確立したこと、及び、物理的接続が解除されたことを検出していた。しかしながら、機器制御部120が、電子機器2とパネル3との間で、物理的接続が確立したこと、及び、物理的接続が解除されたことを検出する方法は、各実施形態で例示した方法に限らない。例えば、車両用カーナビゲーションシステム1に、電子機器2に対してパネル3が装着される動作に連動して検出値が変化し、また、電子機器2からパネル3が取り外される動作に連動して検出値が変化する機械的スイッチを設ける。そして、機器制御部120は、機械的スイッチの検出値に基づいて、電子機器2とパネル3との間で、物理的接続が確立したこと、及び、物理的接続が解除されたことを検出してもよい。
また、上述した各実施形態において、車両用カーナビゲーションシステム1は、車両に搭載された装置であったが、車両用カーナビゲーションシステム1は、車両に搭載された装置である必要は無い。
また、上述した実施形態では、パネル3は、タッチパネル61を含む構成であったが、タッチパネル61を含む構成である必要は無い。例えば、パネル3は、表示する機能のみを有する表示パネルでもよい。
また、図で示したフローチャートの処理単位は、各装置の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各装置の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、同様の処理が行えれば、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
1 車両用カーナビゲーションシステム(電子機器システム)
2 電子機器
3 パネル
44 機器側接続部
48 係合爪(爪部)
49 押動部(操作部)
51 ドック側コネクタ(機器側コネクタ)
66 パネル側コネクタ
67 係合孔(爪係合部)
101 移動部
105 発光LED(発光部)
108 受光センサー(受光部)
120 機器制御部(制御部)
125 音声出力回路(音声出力部)

Claims (11)

  1. 電子機器と、前記電子機器に脱着可能なパネルとを備える電子機器システムにおいて、
    前記パネルは、
    前記電子機器との間での電気的接続に用いられるパネル側コネクタと、
    前記電子機器との間での物理的接続に用いられるパネル側接続部と、を備え、
    前記電子機器は、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと電気的接続される機器側コネクタと、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、前記パネル側接続部と物理的接続される機器側接続部と、
    前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を所定時間以上検出した後、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器システム。
  2. 前記パネルは、
    受光を検出する受光部を備え、
    前記電子機器は、
    前記パネルが前記電子機器に装着された状態のときに前記受光部に対向する位置に設けられた発光部を備え、
    前記電子機器の前記機器側接続部は、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に連動して移動し、前記受光部による前記発光部が発する光の受光状態を変化させる移動部を備え、
    前記電子機器の前記制御部は、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、これらコネクタを介して前記受光部の検出結果を取得し、前記受光部の受光状態の変化を検出することによって、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器システム。
  3. 前記電子機器の前記機器側接続部の前記移動部は、
    前記パネルが前記電子機器に物理的接続される前の状態から、物理的接続された状態へ移行する過程で、前記発光部が発する光を所定の態様で遮蔽し、
    前記電子機器の前記制御部は、
    前記所定の態様に対応する所定のパターンで前記受光部の受光状態が変化したことを検出した場合に、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器システム。
  4. 前記パネルの前記パネル側接続部は、
    爪係合部を備え、
    前記電子機器の前記機器側接続部は、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に連動して前記移動部を移動させ、前記爪係合部に係合することによって、前記パネル側接続部と前記機器側接続部とを物理的接続する爪部を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器システム。
  5. 前記電子機器の前記制御部は、
    前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を検出した後、これらコネクタを介して前記発光部の電源をオンする
    ことを特徴とする請求項から4のいずれか1項に記載の電子機器システム。
  6. 前記電子機器の前記制御部は、
    前記所定の処理として、前記パネル側コネクタ及び前記機器側コネクタを介して前記パネルに制御信号を出力して、前記パネルを起動する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器システム。
  7. 前記電子機器の前記制御部は、
    前記所定の処理として、前記パネル側コネクタ及び前記機器側コネクタを介して前記パネルに制御信号を出力して、前記パネルを制御する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器システム。
  8. 前記電子機器は、
    音声を出力する音声出力部を備え、
    前記電子機器の前記制御部は、
    前記所定の処理として、前記音声出力部が音声を出力するときの音量を調整する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器システム。
  9. 電子機器と、前記電子機器に脱着可能なパネルとを備える電子機器システムにおいて、
    前記パネルは、
    前記電子機器との間での電気的接続に用いられるパネル側コネクタと、
    前記電子機器との間での物理的接続に用いられるパネル側接続部と、
    受光を検出する受光部と、を備え、
    前記電子機器は、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと電気的接続される機器側コネクタと、
    前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、前記パネル側接続部と物理的接続される機器側接続部と、
    前記パネルが前記電子機器に装着されたときに前記受光部に対向する位置に設けられた発光部と、
    前記機器側接続部に設けられ、前記電子機器に対して前記パネルが装着される動作に連動して移動し、前記受光部による前記発光部が発する光の受光状態を変化させる移動部と、
    前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を検出した後、これらコネクタを介して前記受光部の検出結果を取得し、前記受光部の受光状態の変化を検出することによって、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器システム。
  10. パネルが脱着可能な電子機器において、
    前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネルが備えるパネル側コネクタと電気的接続される機器側コネクタと、
    前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続が行われた後に、前記パネルが備えるパネル側接続部と物理的接続される機器側接続部と、
    前記パネル側コネクタと前記機器側コネクタとの電気的接続を所定時間以上検出した後、前記パネル側接続部と前記機器側接続部との物理的接続を検出した場合に、所定の処理を実行する制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  11. パネルが脱着可能な電子機器に、前記パネルを取り付けるときのパネル取付方法において、
    前記電子機器は、前記パネルが装着される動作に応じて、前記パネルが備えるパネル側コネクタと前記電子機器が備える機器側コネクタとの電気的接続を所定時間以上検出した後、前記パネルが備えるパネル側接続部と前記電子機器が備える機器側接続部との物理的接続を検出した場合、所定の処理を実行する
    ことを特徴とするパネル取付方法。
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