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JP6772548B2 - 撮像装置および撮像システム - Google Patents
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JP6772548B2 - 撮像装置および撮像システム - Google Patents

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Description

この発明は、撮像装置および撮像システムに関する。
複数個のレンズが配置されたレンズアレイによる「被写体のレンズごとの像」を、複数のレンズに共通の撮像素子の受光面に「複眼像」として結像させ、この複眼像を撮像素子で撮像する撮像装置が種々知られている。
受光面上に結像される複眼像を構成する「1個のレンズによる被写体像」は「個眼像」と呼ばれ、受光面上において個々の個眼像に割り当てられる領域は「個眼領域」と呼ばれる。即ち、受光面における個眼領域ごとに1つの個眼像が結像され、個眼像の集合として複眼像が構成される。
同一の被写体に対して複眼像を撮像すると、複眼像を構成する個眼像は、相互に少しずつ異なり、被写体の単一像を撮像する場合に比して、被写体に関して得られる情報量が大きくなるので、例えば、複眼像を合成して「解像性の高い被写体像」を得ることができ、また、分光フィルタを用いて、互いに色の異なる個眼像を得るようにすると、複眼像をなす個眼像の合成像として「色再現性に優れた被写体像」を得ることができる。
複眼像を撮像素子で撮像する撮像装置の例としては、特許文献1、2に記載されたものがある。
この発明は、同一の被写体に対する複眼像をなす複数の個眼像に対応した画像信号を取得できる新規な撮像装置の実現を課題とする。
この発明の撮像装置は、M(>1)個のレンズが配置されたレンズアレイの前記M個のレンズによる被写体の像を、前記M個のレンズに共通の撮像素子の受光面にM個の個眼像として結像させ、前記M個の個眼像に対応した画像信号を取得する撮像装置であって、前記レンズアレイと前記受光面との間に配置されて、前記M個のレンズから前記受光面へ向かう光を分光する1枚以上の透過型分光フィルタによる透過型分光フィルタ手段と、前記レンズアレイと前記透過型分光フィルタ手段との間に配置された1枚以上の吸収型分光フィルタによる吸収型分光フィルタ手段と、を有し、前記透過型分光フィルタ手段は、前記M個のレンズごとに波長帯域が1種類以上の透過帯域Iの光を透過し、波長帯域が非透過帯域Iの光を非透過とし、前記吸収型分光フィルタ手段は、前記M個のレンズごとに波長帯域が前記透過帯域Iと少なくとも一部が共通する透過帯域IIの光を透過し、波長帯域が前記非透過帯域Iと少なくとも一部が共通する非透過帯域IIの光を吸収する
この発明によれば、同一の被写体に対する複眼像をなす複数の個眼像に対応した画像信号を取得できる新規な撮像装置を実現できる。
撮像装置の撮像状態を説明図として示す図である。 迷光の軽減を説明するための図である。 撮像装置の実施の1形態を説明する図である。 図3の撮像装置におけるレンズアレイ、吸収型分光フィルタ、透過型分光フィルタ、撮像素子を説明するための図である。 被写体からの光がレンズ、吸収型分光フィルタ、透過型分光フィルタを介して撮像素子の受光面に結像するとき、撮像素子により取得される画像信号を説明するための図である。 具体例1を説明するための図である。 具体例2を説明するための図である。 具体例3を説明するための図である。 撮像装置の実施の別形態を説明するための図である。 撮像装置の実施の他の形態例を示す図である。 撮像装置の実施の別の形態例を示す図である。 撮像システムの実施の1形態を説明するための図である。
以下、発明の実施の形態の説明に先立って用語等を説明する。
この発明の撮像装置には、2種の分光フィルタ手段、即ち、透過型分光フィルタ手段と吸収型分光フィルタ手段が用いられる。透過型分光フィルタ手段は「1枚以上の透過型分光フィルタ」により構成され、吸収型分光フィルタ手段は「1枚以上の吸収型分光フィルタ」により構成される。
透過型分光フィルタは、設計的に設定された「ある波長帯域の波長の光」を透過させ、この波長帯域以外の波長の光を反射させる。光を透過させる波長帯域を「透過帯域」と呼ぶが、透過型分光フィルタの透過帯域であることを明確にするために、この発明においては「透過帯域I」と呼ぶ。また、透過帯域I以外の波長の光は透過型分光フィルタにより反射される。反射率は厳密に100%と言う訳ではないが、透過帯域I以外の波長の光の透過率は「実質的に0」であり、この波長の光は透過型分光フィルタを透過しない。
そこで、透過型分光フィルタにおける透過帯域I以外の波長帯域を「非透過帯域I」と呼ぶ。これら「透過帯域I、非透過帯域I」は、透過型分光フィルタ手段が、複数枚の透過型分光フィルタで構成される場合にも「上と同様」に定義される。
吸収型分光フィルタは、設計的に設定された「ある波長帯域の波長の光」を透過させ、この波長帯域以外の波長の光は吸収する。光を透過させる波長帯域は「透過帯域」であるが、吸収型分光フィルタの透過帯域であることを明確にするために「透過帯域II」と呼ぶ。また、透過帯域II以外の帯域の波長の光は吸収型分光フィルタに吸収され、透過しない。この場合も、透過率は「実質的に0」である。吸収型分光フィルタにおける透過帯域II以外の波長帯域を「非透過帯域II」と呼ぶ。
これら「透過帯域II、非透過帯域II」も、吸収型分光フィルタ手段が、複数枚の吸収型分光フィルタで構成される場合にも「上と同様」に定義される。
以下においては、上記各分光フィルタ手段において、分光フィルタ1枚のみで構成される分光フィルタ手段については、単に、透過型分光フィルタ、吸収型分光フィルタと表記し、複数枚の分光フィルタで構成されるものについて、透過型分光フィルタ手段、吸収型分光フィルタ手段と表記する。
図1を参照する。
図1は、被写体0の像をレンズ1により撮像素子3の受光面に結像させて、被写体0に対応した画像信号IMSを取得する撮像装置の撮像状態を説明図として示している。説明の簡単のために、レンズ1は単一としている。図1において、符号2は透過型分光フィルタ手段を示す。
撮像素子3の透過型分光フィルタ手段2に対向する面が「受光面」である。
被写体0からの物体光はレンズ1を透過すると「結像光」となり、透過型分光フィルタ手段2を透過して撮像素子3の受光面上に被写体像Imを結像する。
透過型分光フィルタ手段2は「1枚の透過型分光フィルタ」で構成されている場合を想定し、以下では単に透過型分光フィルタ2と呼ぶ。
透過型分光フィルタ2は、特定の波長帯域の「透過帯域I」と、透過帯域I以外の波長帯域である「非透過帯域I」を有する。
一般に、透過型分光フィルタにおける「透過帯域I」における透過率は均一ではなく、波長依存性を持つ。即ち、透過帯域I内に波長を持つ光でも、この波長の光に対する透過率が100%でなければ、一部は「反射され」てしまう。
図1において、符号LR1、LR2は「透過型分光フィルタ2」により反射された光を示している。光LR1、光LR2は、透過型分光フィルタ2の非透過帯域Iに含まれる光とともに、上記の如く「透過帯域I内に波長を持ち、上記の如く透過型分光フィルタ2により反射された光」も存在している。
光LR1、光LR2は、レンズ1に入射し、一部はレンズ1により反射されて透過型分光フィルタ2に入射する。このようにレンズ1により反射されて透過型分光フィルタ2に入射する光を便宜上「再入射光LR1、LR2」と呼ぶ。なお、「透過型分光フィルタ2により反射されてレンズ1に入射する光」を言うときは上記の如く光LR1、光LR2と称する。
再入射光LR1、LR2は、非透過帯域Iの光と透過帯域Iの光の一部を含んでいる。再入射光LR1、LR2のうち透過帯域I内の波長をもつ光は、透過型分光フィルタ2を撮像素子3側へ透過する。透過型分光フィルタ2を透過した再入射光LR1は、受光面上の位置Igに入射する。
また、再入射光LR2は、光学系を保持する筐体4の内壁等で反射されて、受光面上の位置Ifに入射する。再入射光LR1や再入射光LR2が入射する位置Igや位置Ifは本来「光が入射すべきでない位置」であり、このような位置に光が入射すると、被写体像Imに対するノイズとなる。
再入射光LR1のように、透過型分光フィルタ2を介して直接、受光面上の位置Igに入射する光は「ゴースト光」と呼ばれ、再入射光LR2のように、光学系外の筐体4等を介して受光面上の位置Ifに入射する光は「フレア光」と呼ばれ、ゴースト光とフレア光を併せたものは「迷光」と呼ばれる。
迷光は、被写体とは無関係に撮像素子の受光面に到達するため、被写体が持つ真の分光情報に対する誤差(本来取得すべき被写体の分光情報と、実際に取得される被写体の分光情報との差)が大きくなり、再構成された被写体像の像質を劣化させる。
この発明の撮像装置では、このような迷光の影響を有効に軽減することができる。
迷光の影響を軽減させる原理を、図2を参照して簡単に説明する。
図2は、図1に説明図として示した例において「迷光の軽減」を図る場合の説明図であり、混同の恐れが無いと思われるものについては図1におけると同一の符号を付した。
図2において、符号Ltは、レンズ1に入射する光を示す。また、符号2は透過型分光フィルタ、符号5は吸収型分光フィルタを示す。
入射する光Ltの全光量を「L」とし、透過型分光フィルタ2は、入射する光L1を透過率:f(0<f<1)で透過させ、吸収型分光フィルタ5は、入射する光Ltを吸収率「ab(0<ab<1)」で吸収するものとする。
図2(a−1)は、光Ltがレンズ1を透過し、透過型分光フィルタ2に入射し、透過光成分が撮像素子3の受光面に到達する状態を示している。図2(a−1)において、透過型分光フィルタ2に入射した光Ltは一部が反射され、光LRとなってレンズ1に入射する。前述の如く、レンズ1に入射する光LRは「迷光」となる。
透過型分光フィルタ2の透過率はf(0<f<1)であるから、反射光の割合は(1−f)となり、光LRの光量は図2(a−2)に示すように、全光量:Lと(1−f)との積:{L×(1−f)}となる。
図2(b−1)は、この発明の場合の1例であり、レンズ1と透過型分光フィルタ2との間に、吸収型分光フィルタ5が配置されている。
「吸収型分光フィルタ」は、ガラスに吸収体を混ぜた構成のものが知られている。
光Ltがレンズ1を透過して吸収型分光フィルタ5に入射すると、吸収型分光フィルタ5で一部が吸収され、残りは透過型分光フィルタ2に入射される。透過型分光フィルタ2に入射する光は、吸収型分光フィルタ5で一部が吸収されて光量が「L×ab」となっており、従って、透過型分光フィルタ2で反射されると、反射光の光量は「L×ab×(f−1)となる。
この反射光が吸収型分光フィルタ5を再度透過した光LR0は、吸収型分光フィルタにより一部が再度吸収され、その光量は図2(b−2)に示す如く「L×(ab)×(f−1)」となる。
即ち、光LR0の光量は、吸収型分光フィルタ5を用いない場合(図2(a−2))に比して「(ab)」倍だけ小さくなり、迷光としての影響が有効に軽減される。
以下、実施の形態を説明する。
図3は、撮像装置の実施の1形態を説明図として示す図である。
図3において、符号01は「被写体」、符号10は「レンズアレイを構成する個々のレンズ」、符号50は「吸収型分光フィルタ」、符号20は「透過型分光フィルタ」、符号30は「受光素子」、符号40は「光学系部分や撮像素子を収納する筐体」をそれぞれ示す。
レンズアレイは、光学的に等価な複数(M個)のレンズが配置されたものである。
以下の説明においては、レンズアレイを構成するレンズ10の数を4(M=4)として説明するが、レンズアレイを構成するレンズの数は、これに限らない。M=4以外の場合も適宜設定できる。
M=4以外の具体的な例としては「16個のレンズ(M=16)を4行4列にアレイ配列したもの」などを挙げることができる。レンズの配列は正方行列状に限らず、上の場合に、例えば「2行8列」の配列等、レンズの個数に応じて種々の配列が可能である。
個々のレンズの大きさとしては、レンズ直径にして4mmないし20mm程度のものを好適な例として例示することができるが、勿論、これに限定されるものではない。
吸収型分光フィルタ50は、1枚の吸収型分光フィルタで構成された吸収型分光フィルタ手段の1例である。透過型分光フィルタ20も、1枚の透過型分光フィルタで構成された透過型分光フィルタ手段の1例である。
撮像素子30は、レンズアレイを構成する複数のレンズ(説明中の例で4個)に共通であり、受光面を透過型分光フィルタ20の側に向けている。
図4は、図3に示す撮像装置におけるレンズアレイ、吸収型分光フィルタ50、透過型分光フィルタ20、撮像素子30を説明するための図で、これらをレンズアレイにおける各レンズの光軸方向から見た状態を示している。
レンズアレイLA、吸収型分光フィルタ50、透過型分光フィルタ20、撮像素子30の受光面は何れも、レンズアレイの各レンズの光軸に直交している。
図4(a)に示すように、レンズアレイLAは、4個のレンズ10A、10B、10C、10Dを「2行2列に配列して一体化」したものである。
吸収型分光フィルタ50は、レンズアレイLAにおける個々のレンズ10A〜10Dに1対1に対応して、吸収フィルタ領域50A〜50Dを有している。透過型分光フィルタ20も、レンズアレイLAにおける個々のレンズ10A〜10Dに1対1に対応して、透過フィルタ領域20A〜20Dを有している。
撮像素子30は、その受光面が4つの受光領域30A〜30Dを有し、これらの受光領域は、レンズ10A〜10Dの個々に1対1に対応している。
即ち、レンズアレイLAにおけるレンズ10Aには「吸収フィルタ領域50A、透過フィルタ領域20A、受光領域30A」が対応し、レンズ10Bには「吸収フィルタ領域50B、透過フィルタ領域20B、受光領域30B」が対応する。また、レンズアレイLAにおけるレンズ10Cには「吸収フィルタ領域50C、透過フィルタ領域20C、受光領域30C」が対応し、レンズ10Dには「吸収フィルタ領域50D、透過フィルタ領域20D、受光領域30D」が対応する。
從って、被写体01からの物体光は、レンズアレイLAの各レンズに入射すると、これらレンズに1対1に対応する吸収フィルタ領域、透過フィルタ領域を順次透過して、各レンズの結像作用により、対応する受光領域に被写体像として結像する。
図4(d)に示すのは、4つの受光領域30A〜30Dのそれぞれに被写体01の像が倒立像として結像している状態である。これら4つの被写体像は「複眼像」を構成する。
前述の如く、受光面上に結像される複眼像を構成する「1個のレンズによる被写体像」は「個眼像」と呼ばれ、受光面上において個々の個眼像に割り当てられる領域は「個眼領域」と呼ばれる。從って、受光領域30A〜30Dの個々は「個眼領域」であり、これら
個眼領域の個々に結像している被写体像の個々が「個眼像」である。
被写体からの光がレンズにより結像光束となり、吸収型分光フィルタ、透過型分光フィルタを介して撮像素子の受光面に結像するとき、撮像素子により取得される画像信号について図5を参照して説明する。図5は、例えば、図4(d)に示す個眼領域30Aに結像する個眼像に関するものである。
このとき、この個眼像の結像には、レンズアレイLAのレンズ10A、吸収フィルタ領域50A、透過フィルタ領域20Aが関与する。説明の簡単のため、レンズ10Aによる光の吸収は無いものとする。
図5の左の図(被写体からの光線)に示されているのは、被写体からの物体光の分光情報であり、横軸に示す波長に対する光量を縦軸に任意単位で示している。
図5における「吸収型分光フィルタ」は、吸収フィルタ領域50Aの分光透過率を示している。この分光透過率(%)を100%から引き去ったものが、吸収型分光フィルタ50Aの「吸収特性」である。
図5における「透過型分光フィルタ」は、透過フィルタ領域20Aの分光透過率、即ち「透過特性」を示している。
図5における「センサ感度」は、撮像素子の分光感度(撮像素子はレンズ10A〜10Dに共通であるので、分光感度は個眼領域30A〜30Dに対して共通である。)を任意単位で示している。
被写体から「被写体からの光線」に示す分光情報を持った光が、吸収フィルタ領域50A、透過フィルタ領域20Aを経て、受光領域30Aに被写体像を結像するとき、受光領域30Aから出力される「センサ応答値」は、図5の「被写体からの光線」、「吸収型分光フィルタ」、「透過型分光フィルタ」、「センサ感度」の積を「波長帯域について積分した積分値」で与えられる。
他の受光領域30B、30C、30Dに結像する個眼像についても同様である。
図5の「吸収型分光フィルタ」において透過率:0%の波長帯域は「非透過帯域II」
であり、非透過帯域II以外の波長帯域は「透過帯域II」である。
「透過型分光フィルタ」において、透過率が0%である波長帯域が「非透過帯域I」であり、透過率が0%でない波長帯域が「透過帯域I」である。
なお、上の説明において「透過率が0%である」とは、透過率が厳密に0%である場合のみならず、実質的に0%である場合も含む。
図5に示す吸収型分光フィルタにおける透過帯域IIは「透過型分光フィルタにおける透過帯域I」を含んでいる。從って、被写体からの物体光のうち、吸収型分光フィルタを透過した光は透過型分光フィルタを透過して受光面に結像することができる。
透過型分光フィルタにおける透過帯域Iは、必ずしも上の例のように「吸収型分光フィルタにおける透過帯域IIに含まれる」必要はないが、吸収型分光フィルタと透過型分光フィルタを透過した光が受光面上に被写体像を結像できるためには、吸収型分光フィルタの透過帯域IIと透過型分光フィルタの透過帯域Iとが「互いに共通する波長帯域」を有する必要があることは言うまでもない。
即ち、吸収型分光フィルタは「透過型分光フィルタの透過帯域I内の光」を透過させるのである。透過型分光フィルタの透過帯域Iの全域が「吸収型分光フィルタの透過帯域II」に含まれない場合には、前記透過帯域I内の「吸収型分光フィルタの透過帯域IIと共通する波長帯域」の光が受光面に到達する。
即ち、吸収型分光フィルタは、透過型分光フィルタの透過帯域Iの波長帯域と共通する透過帯域IIを有し、透過型分光フィルタ手段の非透過帯域Iと共通する非透過帯域IIを有する。
透過型分光フィルタの透過帯域Iと吸収型分光フィルタの透過帯域IIが「共通する」とは、透過帯域I(または透過帯域II)が透過帯域II(または透過帯域I)と互いに重なり合う波長帯域を持つ場合や、一方の波長帯域が他方の波長帯域に包含される場合がある。非透過帯域Iと非透過帯域IIが共通する場合も、上記と同様である。
説明中の例では、レンズアレイLAが4個のレンズを有し、これら4個のレンズのそれぞれに対して、吸収フィルタ領域、透過フィルタ領域、受光領域(個眼領域)が1対1に対応しているが、吸収フィルタ領域、透過フィルタ領域における分光特性(分光透過率特性)としては、種々の組み合わせが可能である。
例えば、吸収フィルタ領域50A〜50Dが互いに「同一の分光透過率特性」を有し、透過フィルタ領域20A〜20Dも互いに「同一の分光透過率特性」を持つことも可能であるが、吸収フィルタ領域50A〜50Dの分光透過率特性は互いに同一でなくともよく、透過フィルタ領域20A〜20Dの分光透過率特性も互いに同一でなくともよい。
例えば、吸収フィルタ領域50Aと50Dが対となって同じ分光透過率特性を持ち、吸収フィルタ領域50Bと50Cが対となって同じ分光透過率特性(吸収フィルタ領域10A、10Dの分光透過率特性とは異なる)を有してもよい。あるいは、吸収フィルタ領域50A〜50Dが互いに異なる分光透過率特性を持ち、透過フィルタ領域20A〜20Dも互いに異なる分光透過率特性を有してもよい。
このように、吸収型分光フィルタや、透過型分光フィルタの有する複数のフィルタ領域が同一の分光透過率特性を持たない場合には、個々の分光透過率特性を持つフィルタ領域を個別に作成して、これらを接合一体化することにより各分光フィルタを構成することができる。
以下、具体的な例を説明する。
「具体例1」
具体例1として、吸収フィルタ領域50A〜50Dが同一の分光透過率特性(同一の透過帯域I、同一の非透過帯域I)を持ち、透過フィルタ領域20A〜20Dも同一の分光透過率特性(同一の透過帯域II、同一の非透過帯域II)を持つ場合を説明する。
図6を参照する。
吸収フィルタ領域50A〜50Dの「同一の分光透過率特性」が図の「#2」の如くであり、透過フィルタ領域20A〜20Dの「同一の分光透過率特性」が図の「#1」の如くであるとする。この場合「吸収型分光フィルタと透過型分光フィルタとを合わせた分光透過率特性」は、図6の「#3」の如くになる。
即ち、吸収型分光フィルタ50の透過帯域II(「#2」)と透過型分光フィルタ20の透過帯域I(「#1」)との「共通の波長帯域」に波長を持つ光(#3)が受光面の各個眼領域に到達して個眼像を結像する。
透過型分光フィルタ20の非透過帯域Iでかつ、吸収型分光フィルタ50の透過帯域II内の光は、透過型分光フィルタ20で反射されると吸収型分光フィルタ50を透過するので「迷光」となる。
透過型分光フィルタ20の非透過帯域Iでかつ、吸収型分光フィルタ50の非透過帯域II内の光は、透過型分光フィルタ20で反射されるが、吸収型分光フィルタ50で吸収されるので迷光とはならない。
即ち、透過型分光フィルタ20の非透過帯域Iのうちで「吸収型分光フィルタ50の非透過帯域II」にある光は、吸収型分光フィルタ50で「吸収される」ため、透過型分光フィルタ20のみを用いる場合と比べて迷光が抑制され、迷光の影響が軽減される。
例えば、透過型分光フィルタと吸収型分光フィルタの分光透過率が、図6の分光透過率:#1、#2の如きものである場合、波長:400nmの光は、透過帯域I、透過帯域IIに含まれるので、透過型分光フィルタと吸収型分光フィルタをともに透過して撮像素子に到達する(#3)。
波長:500nmの光は、非透過帯域Iに含まれ、透過帯域IIに含まれるので透過型分光フィルタで反射され、吸収型分光フィルタを透過して迷光となるが、波長:600nm、700nmの光は共に、非透過帯域I、非透過帯域IIに含まれるので、透過型分光フィルタで反射されるが、吸収型分光フィルタで吸収され、迷光とはならない。
この例では、吸収型分光フィルタ50を配置することにより、透過型フィルタ20のみを用いる場合には迷光となる波長:600nm、700nmの光を、吸収型分光フィルタで吸収でき、迷光を抑えることができる。
因みに、図6の「#1、#2」の分光透過率特性を持つ透過型分光フィルタ、吸収型分光フィルタを用いる場合「撮像素子により取得される分光情報」は、図6の特性:#1と#2の積であり、図6の#3の如き分光透過率特性で形成される被写体像の情報である。
「具体例2」
図7は、上に説明した具体例1の変形例である具体例2の場合であり、分光透過率特性:#1、#2はそれぞれ、透過型分光フィルタ、吸収型分光フィルタの分光透過率特性を示す。この場合、透過型分光フィルタの透過帯域I(#1)は、吸収型分光フィルタの透過帯域II(#2)に「完全には含まれていない」が、これら透過帯域I、透過帯域IIは「互いに重複する共通の波長帯域」を有し、これらの積である分光透過率特性:#3を持つ光が撮像素子に到達して被写体像を結像する。
たとえば、波長:400nmの光は、透過型分光フィルタの非透過帯域I(#1)にあるため透過型分光フィルタで反射されるが、吸収型分光フィルタの非透過帯域II(#2)にあるため、吸収型分光フィルタにより吸収され、迷光とはならない。
一方、例えば、波長:550nmの光は、透過型分光フィルタにとっては非透過帯域I内の光(#1)であるため、透過型分光フィルタにより反射されるが、吸収型分光フィルタの透過帯域II内の光(#2)であるため吸収型分光フィルタを透過して迷光となる。
即ち、分光透過率I:#1における非透過帯域Iで、分光透過率:#2における透過帯域IIに含まれる光は迷光となるが、分光透過率:#1における非透過帯域Iで、分光透過率:#2の非透過帯域IIに含まれる光は迷光とはならない。
上記具体例1、具体例2のように、図6、図7の如き分光透過率を持つ透過型分光フィルタや吸収型分光フィルタを用いると、迷光の発生を「完全に防止」することはできなくとも、迷光の発生を有効に軽減することができる。
図6、図7の例で、迷光の発生をより効果的に軽減する方法としては、吸収型分光フィルタの分光透過率(#2)における透過帯域IIの上限波長を、透過型分光フィルタの分光透過率(#1)における上限波長に近づけることが考えられる。
なお、図6、図7に示した分光透過率:#1、#2は1例であり「透過型分光フィルタの透過帯域と吸収型分光フィルタの透過帯域の重複部」で所望の分光透過率を実現できればよく、図6、図7に限定されない。
上には、吸収型分光フィルタ50の吸収フィルタ領域50A〜50Dが「同一の分光透過率特性(同一の非透過帯域II、同一の透過帯域II)」を持ち、透過型分光フィルタ20の透過フィルタ領域20A〜20Dも「同一の分光透過率特性(同一の透過帯域I、同一の非透過帯域I)」を持つ場合を説明した。
以下には、吸収型分光フィルタ50の吸収フィルタ領域50A〜50Dが互いに異なる分光透過率特性を持ち、透過型分光フィルタ20の透過フィルタ領域20A〜20Dも互いに異なる分光透過率特性を持つ場合を説明する。
「具体例3」
図8は、これら吸収フィルタ領域、透過フィルタ領域の分光特性の1例を示している。
図8において、透過フィルタ領域20Aの分光透過率特性を「A2」、吸収フィルタ領域50Aの分光透過率特性を「A3」として示す。同様に、透過フィルタ領域20Bの分光透過率特性を「B2」、吸収フィルタ領域50Bの分光透過率特性を「B3」として示し、透過フィルタ領域20Cの分光透過率特性を「C2」、吸収フィルタ領域50Cの分光透過率特性を「C3」として示す。さらに、透過フィルタ領域20Dの分光透過率特性を「D2」、吸収フィルタ領域50Dの分光透過率特性を「D3」として示す。
図8の分光透過率特性:A2は「主として青色光」を透過させる分光透過率特性であり、分光透過率特性:B2は「主として緑色光」を透過させる分光透過率特性である。同様に、分光透過率特性:C2は「主として赤色光」を透過させる分光透過率特性であり、分光透過率特性:D2は「主として近赤外領域の光」を透過させる分光透過率特性である。
このような分光透過率特性を持つ透過型分光フィルタおよび吸収型分光フィルタを用いると、個眼領域(受光領域)30A〜30Dに結像する個眼像である被写体像の色が互いに異なるものとなり、所謂「マルチバンドの分光情報」を取得することができ、色違いの個眼像の合成像として「色再現性に優れた被写体像」を得ることができる。
先に説明した例と同様、各個眼領域に結像する被写体光ごとに「透過フィルタ領域における非透過帯域I内の光で、対応する吸収フィルタ領域の非透過帯域IIの光」を、吸収フィルタ領域で吸収することにより迷光を軽減できる。
図8に示した分光透過率:A2、B2、C2、D2、A3、B3、C3、D3も1例であり、この特性に限定されない。
図9は、別の実施の形態例を示す。
図9において、符号1A、1Bはレンズアレイにおいて互いに隣接する2つのレンズを示している。レンズ1Aには吸収型分光フィルタの吸収フィルタ領域5A、透過型分光フィルタの透過フィルタ領域2A、撮像素子30における受光領域である個眼領域DMAが対応する。同様に、レンズ1Bには吸収型分光フィルタの吸収フィルタ領域5B、透過型分光フィルタの透過フィルタ領域2B、撮像素子30における受光領域である個眼領域DMBが対応する。
図の如く、光L10が、レンズ1Aに入射した場合を考える。
このとき、光L10の波長が、吸収フィルタ領域5Aの透過帯域IIに含まれ、且つ、透過フィルタ領域2Aの非透過帯域Iに含まれる場合がある。このような場合、レンズ1Aと吸収フィルタ領域5Aを透過した光L10は、透過フィルタ領域2Aにより反射されて反射光L11となるが、反射光L11が吸収フィルタ領域5Aを透過して、レンズ1Aに隣接するレンズ1Bに入射することもあり得る。
すると、反射光L11はレンズ1Bに反射され反射光L12となって、吸収フィルタ領域5Bに入射する。このとき、吸収フィルタ領域5Bの透過帯域IIが反射光L12の波長を波長帯域に含んでいると、反射光L12は吸収フィルタ領域5Bを透過して、透過フィルタ領域2Bに入射する。透過フィルタ領域2Bの透過帯域Iが、反射光L12の波長を含んでいると、反射光L12は透過フィルタ領域2Bを透過し、ゴースト光として個眼領域DMBに達する。反射光L11やL12はまた、筐体40の内壁等で反射してフレア光となって、個眼領域DMAや個眼領域DMBに入射することもある。このようにレンズ1Aに入射した光L10が、個眼領域をまたいで「レンズ1Bに対応する個眼領域DMB」に迷光として作用することがある。
この場合、光L10の波長が、吸収フィルタ領域5Bの非透過帯域IIに含まれていれば、反射光L11は、吸収フィルタ領域B5により吸収され、個眼領域DMBに対する迷光とはならない。
即ち、個眼領域DMAに対応する透過フィルタ領域2Aの非透過帯域Iが、個眼領域DMBに対応する吸収フィルタ領域5Bの非透過帯域IIとなっていれば、透過フィルタ領域2Aで反射され、吸収フィルタ領域5Aで吸収されなかった迷光を、個眼領域DMBに対応する吸収フィルタ領域5Bで吸収でき「個眼領域をまたぐ迷光」を抑制できる。
例えば、吸収フィルタ領域5A、透過フィルタ領域2Aの分光透過率特性が、それぞれ図8の「A3」、「A2」で、吸収フィルタ領域5B、透過フィルタ領域2Bの分光透過率特性がそれぞれ図8の「D3」、「D2」であるとした場合を考えてみる。
レンズ1Aに入射する光L10の波長が400nmであれば、この光は吸収フィルタ領域5A、透過フィルタ領域2Aを透過して個眼領域DMAに達する。
しかし、光L10の波長が500nmであると、この光は吸収フィルタ領域5Aを透過し、透過フィルタ領域2Aにより反射されて迷光となる。このような迷光が「個眼領域をまたい」で、吸収フィルタ領域B5に達すると、500nmの光は吸収フィルタ領域5Bの非透過帯域IIに含まれているため吸収され、個眼領域DMBに対する迷光とはならない。
また、光L10の波長が、600nm、700nmである場合、これらの波長は、吸収フィルタ領域5Bの透過帯域IIに含まれてはいるが、吸収フィルタ領域5Aの非透過帯域Iに含まれているので、吸収フィルタ領域5Aにより吸収されるため、個眼領域DMAに対しても個眼領域DMBに対しても迷光とはならない。
このようにして「個眼領域をまたぐ迷光」が抑制される。
図10には、撮像装置の実施の他の形態例を示す。
図3におけると同じく、符号10はレンズアレイを構成する個々のレンズを示し、符号30は撮像素子、符号40は筐体を示す。
図10に示す撮像装置では、吸収型分光フィルタ手段を「n枚の吸収型分光フィルタ50−1、・・50−n」で構成し、透過型分光フィルタ手段を「m枚の透過型分光フィルタ20−1・・20−m」で構成している。
上に説明した例では、透過フィルタ領域の非透過帯域I、吸収フィルタ領域の非透過帯域IIを、ともに「透過率が0」であるとして説明したが、実際の分光フィルタにおいては、非透過帯域と雖も「有限の透過率」を有する場合が多い。
このような場合、1枚の吸収型分光フィルタを用いるのみでは、透過型分光フィルタ手段により反射された光が、吸収型分光フィルタを透過して「迷光」となりやすい。
そこで、図10の例のように、複数(n)枚の吸収型分光フィルタ50−1・・50−nを用いれば、透過型分光フィルタ手段で反射されて吸収型分光フィルタ手段に入射する光を十分に吸収でき、迷光の発生を有効に低減できる。吸収型分光フィルタ手段をn枚の吸収型分光フィルタで構成すると、吸収型分光フィルタが1枚の場合と比較して、迷光が2n倍抑制される。
また、1枚の透過型分光フィルタの非透過帯域Iおいて有限の透過率があったとしても、図10のように、透過型分光フィルタ手段をm(≧2)枚の透過型分光フィルタで構成することにより、本来「非透過帯域Iで反射されるべき光」が、撮像素子30側へ透過するのを有効に低減させることができ、撮像素子30の受光面に到達して被写体像を結像する光の波長帯域を透過帯域Iに有効に近づけることができる。
換言すれば、1枚の透過型分光フィルタや1枚の吸収型分光フィルタでは、非透過帯域が「有限の透過率」を有する場合でも、これらを複数枚重ねた透過型分光透過フィルタ手段や吸収型分光フィルタ手段としては、その非透過帯域I、非透過帯域IIの透過率を実質的に0とすることができる。
図11には、吸収型分光フィルタを構成する2枚の吸収型分光フィルタ50−A、50−Bのうち、吸収型分光フィルタ50−Aを、レンズアレイの光軸(レンズアレイをなす各レンズ10の光軸)に対して傾けて配置した形態例を示す。
吸収型分光フィルタ50−Aをレンズアレイの光軸に対して傾けた場合、迷光の反射方向が変化し、撮像素子30に到達する迷光の量が変化するので、レンズ10の形状や筐体40の形状に応じて、吸収型分光フィルタの「光軸に対する傾き角」を調整することで、迷光を抑制できる。
図12には、この発明の撮像装置を用いる「撮像システム」の実施の1形態を説明図として示す。
撮像システムは、撮像装置100と画像処理手段200とを有している。
画像処理手段200はコンピュータ等として構成される制御部210と画像処理部220とを有する。撮像装置100は、この発明のものであって、上に説明した実施の形態例の如きものを適宜用いることができる。
制御部210は、撮像装置100と画像処理部220を制御する。即ち、制御部210は、撮像装置100を制御して「撮像素子の受光面に被写体の個眼像の集合として結像した複眼像」に対応した画像信号IMSを出力させる。画像信号IMSは画像処理部220に入力し、制御部210の制御を受ける画像処理部220により「合成像の形成等の画像処理」を行って出力情報OPIとして出力する。
以上のように、この発明によれば、以下の如き新規な撮像装置と撮像システムを実現できる。
[1]
M(>1)個のレンズ(10)が配置されたレンズアレイ(LA)の前記M個のレンズによる被写体(01)の像を、前記M個のレンズに共通の撮像素子(30)の受光面にM個の個眼像として結像させ、前記M個の個眼像に対応した画像信号(IMS)を取得する撮像装置であって、前記レンズアレイと前記受光面との間に配置されて、前記M個のレンズから前記受光面へ向かう光を分光する1枚以上の透過型分光フィルタによる透過型分光フィルタ手段(20)と、前記レンズアレイと前記透過型分光フィルタ手段との間に配置された1枚以上の吸収型分光フィルタによる吸収型分光フィルタ手段(50)と、を有し、前記透過型分光フィルタ手段(20)は、前記M個のレンズごとに波長帯域が1種類以上の透過帯域Iの光を透過し、波長帯域が非透過帯域Iの光を非透過とし、前記吸収型分光フィルタ手段(50)は、前記M個のレンズごとに波長帯域が前記透過帯域Iと少なくとも一部が共通する透過帯域IIの光を透過し、波長帯域が前記非透過帯域Iと少なくとも一部が共通する非透過帯域IIの光を吸収する撮像装置(図3、図9、図10、図11)。
[2]
[1]記載の撮像装置であって、前記透過型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の透過帯域Iを有し、前記吸収型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の非透過帯域IIを有する撮像装置(図6、図7)
[3]
[1]記載の撮像装置であって、前記M個のレンズに対応するM個の個眼領域(30A〜30D)が、互いに異なるN(M≧N≧2)種の波長帯域の光で個別に露光されるように、前記透過型分光フィルタ手段と前記吸収型分光フィルタ手段の分光透過率特性が定められている撮像装置(図3、図8)
[4]
[3]記載の撮像装置であって、前記透過型分光フィルタ手段の異なる個眼領域に対する領域の個々を透過フィルタ領域、前記吸収型分光フィルタ手段の前記異なる個眼領域に対する領域の個々を吸収フィルタ領域とするとき、異なる個眼領域において、一方の前記透過フィルタ領域の非透過帯域Iが他方の吸収フィルタ領域の非透過帯域IIとなるように、前記前記吸収型分光フィルタ手段の吸収フィルタ領域の分光透過率特性が定められている撮像装置(図9)
[5]
[1]ないし[4]の何れか1に記載の撮像装置において、前記透過型分光フィルタ手段が、2枚以上の透過型分光フィルタ(50−1、・・50−n)により構成されている撮像装置(図10)
[6]
[1]ないし[5]の何れか1に記載の撮像装置において、前記吸収型分光フィルタ手段が、2枚以上の吸収型分光フィルタにより構成されている撮像装置(図10)。
[7]
[1]ないし[6]の何れか1に記載の撮像装置において、1枚以上の吸収型分光フィルタが、レンズアレイの光軸に対して傾いて配置されている撮像素子(図11)
[8]
[1]ないし[7]の何れか1に記載の撮像素子(100)と、前記撮像素子により取得される前記M個の個眼像に対応した画像信号に対して、画像処理を行う画像処理手段(200)を有する撮像システム(図12)
以上、発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
たとえば、吸収型分光フィルタ手段は、透過型分光フィルタ手段と受光面の間に配置してもよい。このようにしても、撮像素子に向かう迷光を有効に吸収して、迷光の影響を抑制できる。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
01 被写体
10 レンズアレイを構成する個々のレンズ
20 透過型分光フィルタ(透過型分光フィルタ手段)
50 吸収型分光フィルタ(吸収型分光フィルタ手段)
LA レンズアレイ
10A〜10D レンズアレイを構成するレンズ
20A〜20D レンズ10A〜10Dに対応する透過フィルタ領域
50A〜50D レンズ10A〜10Dに対応する吸収フィルタ領域
30A〜30D レンズ10A〜10Dに対応する受光領域(個眼領域)
特開2011−182237号公報 特開2007−304525号公報

Claims (8)

  1. M(>1)個のレンズが配置されたレンズアレイの前記M個のレンズによる被写体の像を、前記M個のレンズに共通の撮像素子の受光面にM個の個眼像として結像させ、前記M個の個眼像に対応した画像信号を取得する撮像装置であって、
    前記レンズアレイと前記受光面との間に配置されて、前記M個のレンズから前記受光面へ向かう光を分光する1枚以上の透過型分光フィルタによる透過型分光フィルタ手段と、
    前記レンズアレイと前記透過型分光フィルタ手段との間に配置された1枚以上の吸収型分光フィルタによる吸収型分光フィルタ手段と、を有し、
    前記透過型分光フィルタ手段は、前記M個のレンズごとに波長帯域が1種類以上の透過帯域Iの光を透過し、波長帯域が非透過帯域Iの光を非透過とし、
    前記吸収型分光フィルタ手段は、前記M個のレンズごとに波長帯域が前記透過帯域Iと少なくとも一部が共通する透過帯域IIの光を透過し、波長帯域が前記非透過帯域Iと少なくとも一部が共通する非透過帯域IIの光を吸収する撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記透過型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の透過帯域Iを有し、前記吸収型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の非透過帯域IIを有する撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記M個のレンズに対応するM個の個眼領域が、互いに異なるN(M≧N≧2)種の波長帯域の光で個別に露光されるように、前記透過型分光フィルタ手段と前記吸収型分光フィルタ手段の分光透過率特性が定められている撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記透過型分光フィルタ手段の異なる個眼領域に対する領域の個々を透過フィルタ領域、前記吸収型分光フィルタ手段の前記異なる個眼領域に対する領域の個々を吸収フィルタ領域とするとき、異なる個眼領域において、一方の前記透過フィルタ領域の非透過帯域Iが他方の吸収フィルタ領域の非透過帯域IIとなるように、前記前記吸収型分光フィルタ手段の吸収フィルタ領域の分光透過率特性が定められている撮像装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記透過型分光フィルタ手段が、2枚以上の透過型分光フィルタにより構成されている撮像装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記吸収型分光フィルタ手段が、2枚以上の吸収型分光フィルタにより構成されている撮像装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1項に記載の撮像装置において、
    1枚以上の吸収型分光フィルタが、レンズアレイの光軸に対して傾いて配置されている撮像装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置により取得される前記M個の個眼像に対応した画像信号に対して、画像処理を行う画像処理手段を有する撮像システム。
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