JP6772548B2 - 撮像装置および撮像システム - Google Patents
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Description
受光面上に結像される複眼像を構成する「1個のレンズによる被写体像」は「個眼像」と呼ばれ、受光面上において個々の個眼像に割り当てられる領域は「個眼領域」と呼ばれる。即ち、受光面における個眼領域ごとに1つの個眼像が結像され、個眼像の集合として複眼像が構成される。
同一の被写体に対して複眼像を撮像すると、複眼像を構成する個眼像は、相互に少しずつ異なり、被写体の単一像を撮像する場合に比して、被写体に関して得られる情報量が大きくなるので、例えば、複眼像を合成して「解像性の高い被写体像」を得ることができ、また、分光フィルタを用いて、互いに色の異なる個眼像を得るようにすると、複眼像をなす個眼像の合成像として「色再現性に優れた被写体像」を得ることができる。
この発明の撮像装置には、2種の分光フィルタ手段、即ち、透過型分光フィルタ手段と吸収型分光フィルタ手段が用いられる。透過型分光フィルタ手段は「1枚以上の透過型分光フィルタ」により構成され、吸収型分光フィルタ手段は「1枚以上の吸収型分光フィルタ」により構成される。
透過型分光フィルタは、設計的に設定された「ある波長帯域の波長の光」を透過させ、この波長帯域以外の波長の光を反射させる。光を透過させる波長帯域を「透過帯域」と呼ぶが、透過型分光フィルタの透過帯域であることを明確にするために、この発明においては「透過帯域I」と呼ぶ。また、透過帯域I以外の波長の光は透過型分光フィルタにより反射される。反射率は厳密に100%と言う訳ではないが、透過帯域I以外の波長の光の透過率は「実質的に0」であり、この波長の光は透過型分光フィルタを透過しない。
そこで、透過型分光フィルタにおける透過帯域I以外の波長帯域を「非透過帯域I」と呼ぶ。これら「透過帯域I、非透過帯域I」は、透過型分光フィルタ手段が、複数枚の透過型分光フィルタで構成される場合にも「上と同様」に定義される。
これら「透過帯域II、非透過帯域II」も、吸収型分光フィルタ手段が、複数枚の吸収型分光フィルタで構成される場合にも「上と同様」に定義される。
図1は、被写体0の像をレンズ1により撮像素子3の受光面に結像させて、被写体0に対応した画像信号IMSを取得する撮像装置の撮像状態を説明図として示している。説明の簡単のために、レンズ1は単一としている。図1において、符号2は透過型分光フィルタ手段を示す。
撮像素子3の透過型分光フィルタ手段2に対向する面が「受光面」である。
被写体0からの物体光はレンズ1を透過すると「結像光」となり、透過型分光フィルタ手段2を透過して撮像素子3の受光面上に被写体像Imを結像する。
透過型分光フィルタ手段2は「1枚の透過型分光フィルタ」で構成されている場合を想定し、以下では単に透過型分光フィルタ2と呼ぶ。
一般に、透過型分光フィルタにおける「透過帯域I」における透過率は均一ではなく、波長依存性を持つ。即ち、透過帯域I内に波長を持つ光でも、この波長の光に対する透過率が100%でなければ、一部は「反射され」てしまう。
また、再入射光LR2は、光学系を保持する筐体4の内壁等で反射されて、受光面上の位置Ifに入射する。再入射光LR1や再入射光LR2が入射する位置Igや位置Ifは本来「光が入射すべきでない位置」であり、このような位置に光が入射すると、被写体像Imに対するノイズとなる。
再入射光LR1のように、透過型分光フィルタ2を介して直接、受光面上の位置Igに入射する光は「ゴースト光」と呼ばれ、再入射光LR2のように、光学系外の筐体4等を介して受光面上の位置Ifに入射する光は「フレア光」と呼ばれ、ゴースト光とフレア光を併せたものは「迷光」と呼ばれる。
この発明の撮像装置では、このような迷光の影響を有効に軽減することができる。
図2は、図1に説明図として示した例において「迷光の軽減」を図る場合の説明図であり、混同の恐れが無いと思われるものについては図1におけると同一の符号を付した。
図2において、符号Ltは、レンズ1に入射する光を示す。また、符号2は透過型分光フィルタ、符号5は吸収型分光フィルタを示す。
入射する光Ltの全光量を「L」とし、透過型分光フィルタ2は、入射する光L1を透過率:f(0<f<1)で透過させ、吸収型分光フィルタ5は、入射する光Ltを吸収率「ab(0<ab<1)」で吸収するものとする。
透過型分光フィルタ2の透過率はf(0<f<1)であるから、反射光の割合は(1−f)となり、光LRの光量は図2(a−2)に示すように、全光量:Lと(1−f)との積:{L×(1−f)}となる。
「吸収型分光フィルタ」は、ガラスに吸収体を混ぜた構成のものが知られている。
光Ltがレンズ1を透過して吸収型分光フィルタ5に入射すると、吸収型分光フィルタ5で一部が吸収され、残りは透過型分光フィルタ2に入射される。透過型分光フィルタ2に入射する光は、吸収型分光フィルタ5で一部が吸収されて光量が「L×ab」となっており、従って、透過型分光フィルタ2で反射されると、反射光の光量は「L×ab×(f−1)となる。
図3は、撮像装置の実施の1形態を説明図として示す図である。
図3において、符号01は「被写体」、符号10は「レンズアレイを構成する個々のレンズ」、符号50は「吸収型分光フィルタ」、符号20は「透過型分光フィルタ」、符号30は「受光素子」、符号40は「光学系部分や撮像素子を収納する筐体」をそれぞれ示す。
以下の説明においては、レンズアレイを構成するレンズ10の数を4(M=4)として説明するが、レンズアレイを構成するレンズの数は、これに限らない。M=4以外の場合も適宜設定できる。
図4は、図3に示す撮像装置におけるレンズアレイ、吸収型分光フィルタ50、透過型分光フィルタ20、撮像素子30を説明するための図で、これらをレンズアレイにおける各レンズの光軸方向から見た状態を示している。
レンズアレイLA、吸収型分光フィルタ50、透過型分光フィルタ20、撮像素子30の受光面は何れも、レンズアレイの各レンズの光軸に直交している。
吸収型分光フィルタ50は、レンズアレイLAにおける個々のレンズ10A〜10Dに1対1に対応して、吸収フィルタ領域50A〜50Dを有している。透過型分光フィルタ20も、レンズアレイLAにおける個々のレンズ10A〜10Dに1対1に対応して、透過フィルタ領域20A〜20Dを有している。
撮像素子30は、その受光面が4つの受光領域30A〜30Dを有し、これらの受光領域は、レンズ10A〜10Dの個々に1対1に対応している。
從って、被写体01からの物体光は、レンズアレイLAの各レンズに入射すると、これらレンズに1対1に対応する吸収フィルタ領域、透過フィルタ領域を順次透過して、各レンズの結像作用により、対応する受光領域に被写体像として結像する。
図4(d)に示すのは、4つの受光領域30A〜30Dのそれぞれに被写体01の像が倒立像として結像している状態である。これら4つの被写体像は「複眼像」を構成する。
個眼領域の個々に結像している被写体像の個々が「個眼像」である。
このとき、この個眼像の結像には、レンズアレイLAのレンズ10A、吸収フィルタ領域50A、透過フィルタ領域20Aが関与する。説明の簡単のため、レンズ10Aによる光の吸収は無いものとする。
図5の左の図(被写体からの光線)に示されているのは、被写体からの物体光の分光情報であり、横軸に示す波長に対する光量を縦軸に任意単位で示している。
図5における「吸収型分光フィルタ」は、吸収フィルタ領域50Aの分光透過率を示している。この分光透過率(%)を100%から引き去ったものが、吸収型分光フィルタ50Aの「吸収特性」である。
図5における「透過型分光フィルタ」は、透過フィルタ領域20Aの分光透過率、即ち「透過特性」を示している。
図5における「センサ感度」は、撮像素子の分光感度(撮像素子はレンズ10A〜10Dに共通であるので、分光感度は個眼領域30A〜30Dに対して共通である。)を任意単位で示している。
他の受光領域30B、30C、30Dに結像する個眼像についても同様である。
図5の「吸収型分光フィルタ」において透過率:0%の波長帯域は「非透過帯域II」
であり、非透過帯域II以外の波長帯域は「透過帯域II」である。
「透過型分光フィルタ」において、透過率が0%である波長帯域が「非透過帯域I」であり、透過率が0%でない波長帯域が「透過帯域I」である。
なお、上の説明において「透過率が0%である」とは、透過率が厳密に0%である場合のみならず、実質的に0%である場合も含む。
透過型分光フィルタにおける透過帯域Iは、必ずしも上の例のように「吸収型分光フィルタにおける透過帯域IIに含まれる」必要はないが、吸収型分光フィルタと透過型分光フィルタを透過した光が受光面上に被写体像を結像できるためには、吸収型分光フィルタの透過帯域IIと透過型分光フィルタの透過帯域Iとが「互いに共通する波長帯域」を有する必要があることは言うまでもない。
透過型分光フィルタの透過帯域Iと吸収型分光フィルタの透過帯域IIが「共通する」とは、透過帯域I(または透過帯域II)が透過帯域II(または透過帯域I)と互いに重なり合う波長帯域を持つ場合や、一方の波長帯域が他方の波長帯域に包含される場合がある。非透過帯域Iと非透過帯域IIが共通する場合も、上記と同様である。
このように、吸収型分光フィルタや、透過型分光フィルタの有する複数のフィルタ領域が同一の分光透過率特性を持たない場合には、個々の分光透過率特性を持つフィルタ領域を個別に作成して、これらを接合一体化することにより各分光フィルタを構成することができる。
「具体例1」
具体例1として、吸収フィルタ領域50A〜50Dが同一の分光透過率特性(同一の透過帯域I、同一の非透過帯域I)を持ち、透過フィルタ領域20A〜20Dも同一の分光透過率特性(同一の透過帯域II、同一の非透過帯域II)を持つ場合を説明する。
図6を参照する。
吸収フィルタ領域50A〜50Dの「同一の分光透過率特性」が図の「#2」の如くであり、透過フィルタ領域20A〜20Dの「同一の分光透過率特性」が図の「#1」の如くであるとする。この場合「吸収型分光フィルタと透過型分光フィルタとを合わせた分光透過率特性」は、図6の「#3」の如くになる。
即ち、吸収型分光フィルタ50の透過帯域II(「#2」)と透過型分光フィルタ20の透過帯域I(「#1」)との「共通の波長帯域」に波長を持つ光(#3)が受光面の各個眼領域に到達して個眼像を結像する。
即ち、透過型分光フィルタ20の非透過帯域Iのうちで「吸収型分光フィルタ50の非透過帯域II」にある光は、吸収型分光フィルタ50で「吸収される」ため、透過型分光フィルタ20のみを用いる場合と比べて迷光が抑制され、迷光の影響が軽減される。
波長:500nmの光は、非透過帯域Iに含まれ、透過帯域IIに含まれるので透過型分光フィルタで反射され、吸収型分光フィルタを透過して迷光となるが、波長:600nm、700nmの光は共に、非透過帯域I、非透過帯域IIに含まれるので、透過型分光フィルタで反射されるが、吸収型分光フィルタで吸収され、迷光とはならない。
図7は、上に説明した具体例1の変形例である具体例2の場合であり、分光透過率特性:#1、#2はそれぞれ、透過型分光フィルタ、吸収型分光フィルタの分光透過率特性を示す。この場合、透過型分光フィルタの透過帯域I(#1)は、吸収型分光フィルタの透過帯域II(#2)に「完全には含まれていない」が、これら透過帯域I、透過帯域IIは「互いに重複する共通の波長帯域」を有し、これらの積である分光透過率特性:#3を持つ光が撮像素子に到達して被写体像を結像する。
たとえば、波長:400nmの光は、透過型分光フィルタの非透過帯域I(#1)にあるため透過型分光フィルタで反射されるが、吸収型分光フィルタの非透過帯域II(#2)にあるため、吸収型分光フィルタにより吸収され、迷光とはならない。
以下には、吸収型分光フィルタ50の吸収フィルタ領域50A〜50Dが互いに異なる分光透過率特性を持ち、透過型分光フィルタ20の透過フィルタ領域20A〜20Dも互いに異なる分光透過率特性を持つ場合を説明する。
「具体例3」
図8は、これら吸収フィルタ領域、透過フィルタ領域の分光特性の1例を示している。
図8の分光透過率特性:A2は「主として青色光」を透過させる分光透過率特性であり、分光透過率特性:B2は「主として緑色光」を透過させる分光透過率特性である。同様に、分光透過率特性:C2は「主として赤色光」を透過させる分光透過率特性であり、分光透過率特性:D2は「主として近赤外領域の光」を透過させる分光透過率特性である。
図8に示した分光透過率:A2、B2、C2、D2、A3、B3、C3、D3も1例であり、この特性に限定されない。
図9において、符号1A、1Bはレンズアレイにおいて互いに隣接する2つのレンズを示している。レンズ1Aには吸収型分光フィルタの吸収フィルタ領域5A、透過型分光フィルタの透過フィルタ領域2A、撮像素子30における受光領域である個眼領域DMAが対応する。同様に、レンズ1Bには吸収型分光フィルタの吸収フィルタ領域5B、透過型分光フィルタの透過フィルタ領域2B、撮像素子30における受光領域である個眼領域DMBが対応する。
図の如く、光L10が、レンズ1Aに入射した場合を考える。
このとき、光L10の波長が、吸収フィルタ領域5Aの透過帯域IIに含まれ、且つ、透過フィルタ領域2Aの非透過帯域Iに含まれる場合がある。このような場合、レンズ1Aと吸収フィルタ領域5Aを透過した光L10は、透過フィルタ領域2Aにより反射されて反射光L11となるが、反射光L11が吸収フィルタ領域5Aを透過して、レンズ1Aに隣接するレンズ1Bに入射することもあり得る。
すると、反射光L11はレンズ1Bに反射され反射光L12となって、吸収フィルタ領域5Bに入射する。このとき、吸収フィルタ領域5Bの透過帯域IIが反射光L12の波長を波長帯域に含んでいると、反射光L12は吸収フィルタ領域5Bを透過して、透過フィルタ領域2Bに入射する。透過フィルタ領域2Bの透過帯域Iが、反射光L12の波長を含んでいると、反射光L12は透過フィルタ領域2Bを透過し、ゴースト光として個眼領域DMBに達する。反射光L11やL12はまた、筐体40の内壁等で反射してフレア光となって、個眼領域DMAや個眼領域DMBに入射することもある。このようにレンズ1Aに入射した光L10が、個眼領域をまたいで「レンズ1Bに対応する個眼領域DMB」に迷光として作用することがある。
即ち、個眼領域DMAに対応する透過フィルタ領域2Aの非透過帯域Iが、個眼領域DMBに対応する吸収フィルタ領域5Bの非透過帯域IIとなっていれば、透過フィルタ領域2Aで反射され、吸収フィルタ領域5Aで吸収されなかった迷光を、個眼領域DMBに対応する吸収フィルタ領域5Bで吸収でき「個眼領域をまたぐ迷光」を抑制できる。
レンズ1Aに入射する光L10の波長が400nmであれば、この光は吸収フィルタ領域5A、透過フィルタ領域2Aを透過して個眼領域DMAに達する。
しかし、光L10の波長が500nmであると、この光は吸収フィルタ領域5Aを透過し、透過フィルタ領域2Aにより反射されて迷光となる。このような迷光が「個眼領域をまたい」で、吸収フィルタ領域B5に達すると、500nmの光は吸収フィルタ領域5Bの非透過帯域IIに含まれているため吸収され、個眼領域DMBに対する迷光とはならない。
このようにして「個眼領域をまたぐ迷光」が抑制される。
図3におけると同じく、符号10はレンズアレイを構成する個々のレンズを示し、符号30は撮像素子、符号40は筐体を示す。
図10に示す撮像装置では、吸収型分光フィルタ手段を「n枚の吸収型分光フィルタ50−1、・・50−n」で構成し、透過型分光フィルタ手段を「m枚の透過型分光フィルタ20−1・・20−m」で構成している。
このような場合、1枚の吸収型分光フィルタを用いるのみでは、透過型分光フィルタ手段により反射された光が、吸収型分光フィルタを透過して「迷光」となりやすい。
撮像システムは、撮像装置100と画像処理手段200とを有している。
画像処理手段200はコンピュータ等として構成される制御部210と画像処理部220とを有する。撮像装置100は、この発明のものであって、上に説明した実施の形態例の如きものを適宜用いることができる。
制御部210は、撮像装置100と画像処理部220を制御する。即ち、制御部210は、撮像装置100を制御して「撮像素子の受光面に被写体の個眼像の集合として結像した複眼像」に対応した画像信号IMSを出力させる。画像信号IMSは画像処理部220に入力し、制御部210の制御を受ける画像処理部220により「合成像の形成等の画像処理」を行って出力情報OPIとして出力する。
[1]
M(>1)個のレンズ(10)が配置されたレンズアレイ(LA)の前記M個のレンズによる被写体(01)の像を、前記M個のレンズに共通の撮像素子(30)の受光面にM個の個眼像として結像させ、前記M個の個眼像に対応した画像信号(IMS)を取得する撮像装置であって、前記レンズアレイと前記受光面との間に配置されて、前記M個のレンズから前記受光面へ向かう光を分光する1枚以上の透過型分光フィルタによる透過型分光フィルタ手段(20)と、前記レンズアレイと前記透過型分光フィルタ手段との間に配置された1枚以上の吸収型分光フィルタによる吸収型分光フィルタ手段(50)と、を有し、前記透過型分光フィルタ手段(20)は、前記M個のレンズごとに波長帯域が1種類以上の透過帯域Iの光を透過し、波長帯域が非透過帯域Iの光を非透過とし、前記吸収型分光フィルタ手段(50)は、前記M個のレンズごとに波長帯域が前記透過帯域Iと少なくとも一部が共通する透過帯域IIの光を透過し、波長帯域が前記非透過帯域Iと少なくとも一部が共通する非透過帯域IIの光を吸収する撮像装置(図3、図9、図10、図11)。
[1]記載の撮像装置であって、前記透過型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の透過帯域Iを有し、前記吸収型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の非透過帯域IIを有する撮像装置(図6、図7)。
[1]記載の撮像装置であって、前記M個のレンズに対応するM個の個眼領域(30A〜30D)が、互いに異なるN(M≧N≧2)種の波長帯域の光で個別に露光されるように、前記透過型分光フィルタ手段と前記吸収型分光フィルタ手段の分光透過率特性が定められている撮像装置(図3、図8)。
[3]記載の撮像装置であって、前記透過型分光フィルタ手段の異なる個眼領域に対する領域の個々を透過フィルタ領域、前記吸収型分光フィルタ手段の前記異なる個眼領域に対する領域の個々を吸収フィルタ領域とするとき、異なる個眼領域において、一方の前記透過フィルタ領域の非透過帯域Iが他方の吸収フィルタ領域の非透過帯域IIとなるように、前記前記吸収型分光フィルタ手段の吸収フィルタ領域の分光透過率特性が定められている撮像装置(図9)。
[1]ないし[4]の何れか1に記載の撮像装置において、前記透過型分光フィルタ手段が、2枚以上の透過型分光フィルタ(50−1、・・50−n)により構成されている撮像装置(図10)。
[1]ないし[5]の何れか1に記載の撮像装置において、前記吸収型分光フィルタ手段が、2枚以上の吸収型分光フィルタにより構成されている撮像装置(図10)。
[1]ないし[6]の何れか1に記載の撮像装置において、1枚以上の吸収型分光フィルタが、レンズアレイの光軸に対して傾いて配置されている撮像素子(図11)。
[1]ないし[7]の何れか1に記載の撮像素子(100)と、前記撮像素子により取得される前記M個の個眼像に対応した画像信号に対して、画像処理を行う画像処理手段(200)を有する撮像システム(図12)。
たとえば、吸収型分光フィルタ手段は、透過型分光フィルタ手段と受光面の間に配置してもよい。このようにしても、撮像素子に向かう迷光を有効に吸収して、迷光の影響を抑制できる。
10 レンズアレイを構成する個々のレンズ
20 透過型分光フィルタ(透過型分光フィルタ手段)
50 吸収型分光フィルタ(吸収型分光フィルタ手段)
LA レンズアレイ
10A〜10D レンズアレイを構成するレンズ
20A〜20D レンズ10A〜10Dに対応する透過フィルタ領域
50A〜50D レンズ10A〜10Dに対応する吸収フィルタ領域
30A〜30D レンズ10A〜10Dに対応する受光領域(個眼領域)
Claims (8)
- M(>1)個のレンズが配置されたレンズアレイの前記M個のレンズによる被写体の像を、前記M個のレンズに共通の撮像素子の受光面にM個の個眼像として結像させ、前記M個の個眼像に対応した画像信号を取得する撮像装置であって、
前記レンズアレイと前記受光面との間に配置されて、前記M個のレンズから前記受光面へ向かう光を分光する1枚以上の透過型分光フィルタによる透過型分光フィルタ手段と、
前記レンズアレイと前記透過型分光フィルタ手段との間に配置された1枚以上の吸収型分光フィルタによる吸収型分光フィルタ手段と、を有し、
前記透過型分光フィルタ手段は、前記M個のレンズごとに波長帯域が1種類以上の透過帯域Iの光を透過し、波長帯域が非透過帯域Iの光を非透過とし、
前記吸収型分光フィルタ手段は、前記M個のレンズごとに波長帯域が前記透過帯域Iと少なくとも一部が共通する透過帯域IIの光を透過し、波長帯域が前記非透過帯域Iと少なくとも一部が共通する非透過帯域IIの光を吸収する撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置であって、
前記透過型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の透過帯域Iを有し、前記吸収型分光フィルタ手段が前記M個のレンズに対して共通の非透過帯域IIを有する撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置であって、
前記M個のレンズに対応するM個の個眼領域が、互いに異なるN(M≧N≧2)種の波長帯域の光で個別に露光されるように、前記透過型分光フィルタ手段と前記吸収型分光フィルタ手段の分光透過率特性が定められている撮像装置。 - 請求項3記載の撮像装置であって、
前記透過型分光フィルタ手段の異なる個眼領域に対する領域の個々を透過フィルタ領域、前記吸収型分光フィルタ手段の前記異なる個眼領域に対する領域の個々を吸収フィルタ領域とするとき、異なる個眼領域において、一方の前記透過フィルタ領域の非透過帯域Iが他方の吸収フィルタ領域の非透過帯域IIとなるように、前記前記吸収型分光フィルタ手段の吸収フィルタ領域の分光透過率特性が定められている撮像装置。 - 請求項1ないし4の何れか1項に記載の撮像装置において、
前記透過型分光フィルタ手段が、2枚以上の透過型分光フィルタにより構成されている撮像装置。 - 請求項1ないし5の何れか1項に記載の撮像装置において、
前記吸収型分光フィルタ手段が、2枚以上の吸収型分光フィルタにより構成されている撮像装置。 - 請求項1ないし6の何れか1項に記載の撮像装置において、
1枚以上の吸収型分光フィルタが、レンズアレイの光軸に対して傾いて配置されている撮像装置。 - 請求項1ないし7の何れか1項に記載の撮像装置と、
前記撮像装置により取得される前記M個の個眼像に対応した画像信号に対して、画像処理を行う画像処理手段を有する撮像システム。
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