JP6775809B2 - エルデカルシトールの製造方法及びそのための中間体 - Google Patents
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Description
(i)下記の化学式2で表される化合物を酸触媒の存在下でp−アニスアルデヒドと反応させて、下記の化学式3で表される化合物を収得する段階;
(ii)下記の化学式3で表される化合物のアセタール基を還元反応させて、下記の化学式4で表される化合物を収得する段階;
(iii)下記の化学式4で表される化合物のアリルアルコール基を不斉エポキシ化反応させて、下記の化学式5で表される化合物を収得する段階;
(iv)下記の化学式5で表される化合物を下記の化学式6で表される化合物と塩基の存在下で反応させて、下記の化学式7で表される化合物を収得する段階;
(v)下記の化学式7で表される化合物を下記の化学式8で表される化合物と反応させて、下記の化学式9で表される化合物を収得する段階;
(vi)下記の化学式9で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して、下記の化学式10で表される化合物を収得する段階;
(vii)下記の化学式10で表される化合物のPMB基を選択的に脱保護反応させて、下記の化学式11で表される化合物を収得する段階;
(viii)下記の化学式11で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して、下記の化学式12で表される化合物を収得する段階;
(ix)下記の化学式12で表される化合物のTHP基を選択的に脱保護反応させて、下記の化学式13で表される化合物を収得する段階;
(x)下記の化学式13で表される化合物のアセチレン基を還元反応させ、ヨウ素と反応させて、下記の化学式14で表される化合物を収得する段階;
(xi)下記の化学式14で表される化合物を環化反応させて、下記の化学式15で表される化合物を収得する段階;
(xii)下記の化学式15で表される化合物をハロゲン化反応させて、下記の化学式16で表される化合物を収得する段階;
(xiii)下記の化学式16で表される化合物をジフェニルホスフィンと反応させ、酸化反応させて、下記の化学式17で表される化合物を収得する段階;
(xiv)下記の化学式17で表される化合物を下記の化学式18で表される化合物とウィッティヒ・ホーナー反応させて、下記の化学式19で表される化合物を収得する段階;及び
(xv)下記の化学式19で表される化合物を脱保護反応させる段階;を含む。
PMPは、p−メトキシフェニルであり、
PMBは、p−メトキシベンジルであり、
TBDPSは、tert−ブチルジフェニルシリルであり、
TfOは、トリフルオロメタンスルホネートであり、
THPは、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルであり、
TBSは、t−ブチルジメチルシリルであり、
TMSは、トリメチルシリルである。
化学式3で表される化合物は、化学式2で表される化合物を酸触媒の存在下でp−アニスアルデヒドと反応させて製造することができる。
化学式4で表される化合物は、化学式3で表される化合物のアセタール基を還元反応させて製造することができる。
化学式5で表される化合物は、化学式4で表される化合物のアリルアルコール基を不斉エポキシ化反応(Sharpless asymmetric epoxidation)させて製造することができる。
化学式7で表される化合物は、化学式5で表される化合物を化学式6の化合物と塩基の存在下で反応させて製造することができる。
化学式9で表される化合物は、化学式7で表される化合物を化学式8で表される化合物と反応させて製造することができる。
化学式10で表される化合物は、化学式9で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して製造することができる。
化学式11で表される化合物は、化学式10で表される化合物のPMB基を選択的に脱保護反応させて製造することができる。
化学式12で表される化合物は、化学式11で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して製造することができる。
化学式13で表される化合物は、化学式12で表される化合物のTHP基を選択的に脱保護反応させて製造することができる。
化学式14で表される化合物は、化学式13で表される化合物のアセチレン基を還元反応させ、ヨウ素と反応させて製造することができる。
化学式15で表される化合物は、化学式14で表される化合物を環化反応させて製造することができる。
化学式16で表される化合物は、化学式15で表される化合物をハロゲン化反応させ、アリルアルコールをアリルクロライドに切り換えて製造することができる。
化学式17で表される化合物は、化学式16で表される化合物をジフェニルホスフィンと反応させ、酸化反応させて製造することができる。
化学式19で表される化合物は、化学式17で表される化合物を化学式18で表される化合物とウィッティヒ・ホーナー(Wittig−Horner)反応させて製造することができる。
化学式1で表される化合物は、化学式19で表される化合物を脱保護反応させて製造することができる。
PMBは、p−メトキシベンジルである。
PMBは、p−メトキシベンジルであり、
TBDPSは、tert−ブチルジフェニルシリルである。
PMBは、p−メトキシベンジルであり、
TBDPSは、tert−ブチルジフェニルシリルであり、
THPは、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルである。
(vi)下記の化学式9で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して、下記の化学式10で表される化合物を収得する段階;
(vii)下記の化学式10で表される化合物のPMB基を選択的に脱保護反応させて、下記の化学式11で表される化合物を収得する段階;
(viii)下記の化学式11で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して、下記の化学式12で表される化合物を収得する段階;
(ix)下記の化学式12で表される化合物のTHP基を選択的に脱保護反応させて、下記の化学式13で表される化合物を収得する段階;
(x)下記の化学式13で表される化合物のアセチレン基を還元反応させ、ヨウ素と反応させて、下記の化学式14で表される化合物を収得する段階;
(xi)下記の化学式14で表される化合物を環化反応させて、下記の化学式15で表される化合物を収得する段階;
(xii)下記の化学式15で表される化合物をハロゲン化反応させて、下記の化学式16で表される化合物を収得する段階;及び
(xiii)下記の化学式16で表される化合物をジフェニルホスフィンと反応させ、酸化反応させる段階;を含む。
PMBは、p−メトキシベンジルであり、
TBDPSは、tert−ブチルジフェニルシリルであり、
THPは、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルであり、
TBSは、t−ブチルジメチルシリルである。
(3R,4R)−ヘキサ−1,5−ジエン−3,4−ジオール(2)(503g)をシクロヘキサン(5,000ml)に希釈した。p−アニスアルデヒド(2,027ml)、p−トルエンスルホン酸(1,170g)を加え、反応液の温度を約45〜50℃に昇温して4時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=2:1)によって観測した。反応完了の後、反応液を室温に冷却し、5%重曹水(3,000ml)を入れて撹拌した。有機層を分離し、10%亜硫酸水素ナトリウム(6,940ml)を加えて撹拌した。有機層を分離し、5%重曹水(1,780ml)を加えて撹拌した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して、不純物が含有されている(4R,5R)−2−(4−メトキシフェニル)−4,5−ジビニル−1,3−ジオキソラン(3)を収得した。さらなる精製過程を施すことなく次の段階の反応を進行した。
不純物が含有されている(4R,5R)−2−(4−メトキシフェニル)−4,5−ジビニル−1,3−ジオキソラン(3)(200g)をトルエン(1,800ml)に希釈した。反応液の温度を約−5〜0℃に冷却し、水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL、1.2M in toluene)(1,552ml)を0℃に維持しながら滴下した。反応液を等温度で約1〜2時間撹拌し、反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=2:1)によって観測した。反応完了の後、反応液にメタノール(50.3ml)を滴下して反応を終了させ、5% NaOH水溶液(50.3ml)を10℃以下に維持しながら滴下した。反応液を約10〜20分間撹拌し、有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、外部温度120℃、真空中で蒸留して、純粋な(3R,4R)−4−(4−メトキシベンジルオキシ)ヘキサ−1,5−ジエン−3−オール(4)(127g、35%)を収得した。
ジクロロメタン(960ml)に分子篩(molecular sieve)3Å(80g)、チタンイソプロポキシド(245ml)、(+)−ジイソプロピルタルトレート(203ml)を加え、室温で約20分間撹拌した。(3R,4R)−4−(4−メトキシベンジルオキシ)ヘキサ−1,5−ジエン−3−オール(4)(162g)をジクロロメタン(640ml)に希釈して滴下し、室温で約20分間撹拌した。t−ブチルヒドロペルオキシド(248ml)を20℃以下に維持しながら滴下し、室温で約5時間撹拌し、反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=2:1)によって観測した。反応完了の後、セライト(celite)を用いて溶けていない固体をろ過して除去し、ろ液に硫酸第一鉄七水和物(230g)、クエン酸(79.5g)を水(2,400ml)に溶かして加えた。反応混合液を室温で1時間撹拌し、セライトを用いて溶けていない固体をろ過して除去し、ろ液の有機層を分離させた。水酸化ナトリウム(115g)を20%塩水(1,615ml)に溶かし、分離された有機層に加えて室温で約30分間撹拌した。反応に用いられた(+)−ジイソプロピルタルトレートが除去される反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=2:1)によって観測した。有機層を分離し、1N塩酸水溶液(500ml)を加えて、約10分間撹拌した。有機層を分離し、5%重曹水(1,600ml)を加えて約10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、外部温度140℃、真空中で蒸留して、純粋な(1S,2R)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)−1−((R)−オキシラン−2−イル)ブト−3−エン−1−オール(5)(160g、93%)を収得した。
1,3−プロパンジオール(75.6g)をジクロロメタン(1,130ml)に希釈させ、トリエチルアミン(139ml)を加えて撹拌した。反応物の温度を0℃に冷却させ、t−ブチルジフェニルシリルクロライド(258ml)を滴下した。反応物の温度を室温に昇温させ、24時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=4:1)によって観測した。反応完了の後、水(1,130ml)を加えて約10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、外部温度150℃、真空中で蒸留して、純粋な3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オール(284g、91%)を収得した。得られた3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オール(284g)をヘプタン(2,840ml)に溶かし、ジイソプロピルエチルアミン(165ml)を加えた。反応物の温度を約10℃に冷却させ、無水トリ葉酸(152ml)を滴下した。反応物の温度を約10℃に維持しながら30分間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=4:1)によって観測した。反応完了の後、水(1,420ml)を加えて約10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して、3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロピルトリフルオロメタンスルホネート(6)(395g、98%)を収得した。
60%水酸化ナトリウム(35.4g)をアセトニトリル(990ml)にゆっくり加えて懸濁させ、反応物の温度を−5℃に冷却させた。(1S,2R)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)−1−((R)−オキシラン−2−イル)ブト−3−エン−1−オール(5)(142.9g)をアセトニトリル(425ml)に希釈して0℃以下を維持しながらゆっくり滴下した。3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロピルトリフルオロメタンスルホネート(6)(420g)をアセトニトリル(285ml)に希釈して0℃以下を維持しながらゆっくり滴下し、室温に徐々に昇温して約1時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=4:1)によって観測した。反応完了の後、メタノール(46ml)を加えて反応を終了させ、水(1,400ml)、エチルアセテート(1,400ml)を加えて約10分間撹拌した。有機層を分離し水(1,400ml)を加えて約10分間撹拌した後、有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=10:1)で精製して、純粋な(3R,4S)−1−(4−メトキシフェニル)−11,11−ジメチル−4−((R)−オキシラン−2−イル)−10,10−ジフェニル−3−ビニル−2,5,9−トリオキサ−10−シラドデカン(7)(262g、84%)を収得した。
2−(プロピ−2−イニルオキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(8)(75g)をテトラヒドロフラン(750ml)に希釈し、反応物の温度を−65℃以下に冷却させた。n−ブチルリチウム(2.5M in hexane、200ml)を−60℃以下に維持しながら滴下した。反応物を等温度で30分間撹拌し、(3R,4S)−1−(4−メトキシフェニル)−11,11−ジメチル−4−((R)−オキシラン−2−イル)−10,10−ジフェニル−3−ビニル−2,5,9−トリオキサ−10−シラドデカン(7)(98g)をテトラヒドロフラン(250ml)に希釈して−60℃以下に維持しながら滴下した。ボロントリフルオリドジエチルエーテル(BF3・OEt2)(24.3ml)を−60℃以下に維持しながら滴下し、反応物の温度を徐々に室温に昇温して約1時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1)によって観測した。反応完了の後、10%塩化アンモニウム(980ml)を加えて反応を終了させ、エチルアセテート(1,500ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して、不純物が含有されている(3R,4R,5R)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ノン−1−エン−7−イン−5−オール(9)を収得した。さらなる精製過程を施すことなく、次の段階の反応を進行した。
不純物が含有されている(3R,4R,5R)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ノン−1−エン−7−イン−5−オール(9)(123g、理論収率)をジメチルホルムイミド(1,230ml)に希釈し、イミダゾール(3.1g)、t−ブチルジメチルシリルクロライド(60.7g)を加えた。反応物の温度を約60〜70℃に昇温して12時間以上撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1)によって観測した。反応完了の後、5%塩化アンモニウム(1,000ml)を加えて反応を終了させ、エチルアセテート(1,000ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離し水(1,000ml)を加えて10分間撹拌し、有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して、不純物が含有されている(5R,6S)−6−((R)−1−(4−メトキシベンジルオキシ)アリル)−2,2,3,3,13,13−ヘキサメチル−12,12−ジフェニル−5−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ブト−2−イニル)−4,7,11−トリオキサ−3,12−ジシラテトラデカン(10)を収得した。さらなる精製過程を施すことなく、次の段階の反応を進行した。
不純物が含有されている(5R,6S)−6−((R)−1−(4−メトキシベンジルオキシ)アリル)−2,2,3,3,13,13−ヘキサメチル−12,12−ジフェニル−5−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ブト−2−イニル)−4,7,11−トリオキサ−3,12−ジシラテトラデカン(10)(143.6g、理論収率)をメチレンクロライド(1,430ml)に希釈し、水(70.2ml)を加えた。反応液に2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)(40.7g)を加え、室温で約1〜1.5時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1)によって観測した。反応完了の後、水酸化ナトリウム(10.8g)を水(1,500ml)に溶かして加え、10分間撹拌した。有機層を分離して亜硫酸水素ナトリウム(280g)、水(1,000ml)を加えて10分間撹拌し、有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して、不純物が含有されている(3R,4S,5R)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ノン−1−エン−7−イン−3−オール(11)を収得した。さらなる精製過程を施すことなく、次の段階の反応を進行した。
不純物が含有されている(3R,4S,5R)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ノン−1−エン−7−イン−3−オール(11)(122.1g、理論収率)をジメチルホルムイミド(1,220ml)に希釈し、イミダゾール(19.5g)、t−ブチルジメチルシリルクロライド(40.5g)を加えた。反応物の温度を約50〜60℃に昇温して約4〜5時間以上撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1、10:1)によって観測した。反応完了の後、5%塩化アンモニウム(1,000ml)を加えて反応を終了させ、エチルアセテート(1,000ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離して水(1,000ml)を加えて10分間撹拌し、有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=30:1)で精製して、純粋な(5R,6R)−6−((1R)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ペント−3−イニル)−2,2,3,3,13,13−ヘキサメチル−12,12−ジフェニル−5−ビニル−4,7,11−トリオキサ−3,12−ジシラテトラデカン(12)(89g、62%)を収得した。
(5R,6R)−6−((1R)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ペント−3−イニル)−2,2,3,3,13,13−ヘキサメチル−12,12−ジフェニル−5−ビニル−4,7,11−トリオキサ−3,12−ジシラテトラデカン(12)(80g)をジクロロメタン(800ml)に希釈し、反応物の温度を0℃に冷却させた。ジメチルアルミニウムクロライド(201.2ml、0.9M in heptane)を滴下し、室温に昇温して約5〜6時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1、10:1)によって観測した。反応完了の後、反応物の温度を0℃に冷却させ、メタノール(12.3ml)を滴下して10分間撹拌して反応を終了させた。水酸化ナトリウム(28.2g)を水(800ml)に溶かして反応物に滴下し、10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=10:1)で精製して、純粋な(5R,6R,7R)−5,7−ビス(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−6−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)ノン−8−エン−2−イン−1−オール(13)(72g、74%)を収得した。
(5R,6R,7R)−5,7−ビス(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−6−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)ノン−8−エン−2−イン−1−オール(13)(75g)をジエチルエーテル(1,120ml)に希釈し、反応物の温度を0℃に冷却させた。ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムハイドライド(Red−Al)(82.3ml、60% in toluene)を滴下し、室温に昇温して約4〜5時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1)によって観測した。反応完了の後、エチルアセテート(10.3ml)を加え、室温で約30分間撹拌した。反応物の温度を約−65〜−60℃に冷却させ、ヨウ素(53.5g)をテトラヒドロフラン(150ml)に溶かして−60℃以下に維持しながら滴下した。反応物を約−65〜−60℃で30分間撹拌した後、室温に徐々に昇温して反応を完了させた。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1)によって観測した。反応完了の後、10%塩化アンモニウム水溶液(750ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離して10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(750ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過後、ろ過液を真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=7:1)で精製して、純粋な(5R,6R,7R,Z)−5,7−ビス(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−6−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−3−ヨードノナ−2,8−ジエン−1−オール(14)(62g、70%)を収得した。
(5R,6R,7R,Z)−5,7−ビス(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−6−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−3−ヨードノナ−2,8−ジエン−1−オール(14)(62g)をアセトニトリル(1,860ml)に希釈した。テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0)(4.3g)、トリエチルアミン(11.1ml)を加えて約1時間還流撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=5:1)によって観測した。反応完了の後、反応物を室温に冷却し、真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=7:1)で精製して、純粋な(Z)−2−((3R,4R,5R)−3,5−ビス−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−4−3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−2−メチレンシクロヘキシリデン)エタノール(15)(49g、93%)を収得した。
N−クロロコハク酸イミド(15.5g)をジクロロメタン(375ml)に希釈し、反応液の温度を0℃に冷却した。ジメチルスルフィド(9.14ml)を滴下し、約0℃で30分間撹拌した。反応液の温度を−20℃に冷却し、(Z)−2−((3R,4R,5R)−3,5−ビス−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−4−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−2−メチレンシクロヘキシリデン)エタノール(15)(40g)をジクロロメタン(229ml)に希釈して滴下した。滴下の完了後、約10〜20分間等温度で撹拌し、ゆっくり室温に昇温した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=10:1)によって観測した。反応完了の後、反応物に水(375ml)を加えて10分間撹拌し、有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート:トリエチルアミン=10:1)で精製して、純粋な((1R,2R,3R,Z)−2−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−5−(2−クロロエチリデン)−4−メチレンシクロヘキサン−1,3−ジイル)ビス(オキシ)ビス(tert−ブチルジメチルシラン)(16)(40g、98%)を収得した。
ジフェニルホスフィン(14.52ml)をテトラヒドロフラン(500ml)に希釈し、反応物の温度を0℃に冷却した。n−ブチルリチウム(33.4ml、2.0M inヘキサン)を滴下し、約30分間0℃で撹拌した。他の反応器で((1R,2R,3R,Z)−2−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−5−(2−クロロエチリデン)−4−メチレンシクロヘキサン−1,3−ジイル)ビス(オキシ)ビス(tert−ブチルジメチルシラン)(16)(40.6g)をテトラヒドロフラン(500ml)に希釈した。反応物の温度を−65℃以下に冷却し、製造されたリチウムジフェニルホスフィン溶液を滴下した。反応物を−65℃以下に維持しながら約1時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=10:1)によって観測した。反応完了の後、水(5.5ml)を滴下して10分間撹拌して反応を終了させた。室温に昇温して真空中で濃縮して混合物を収得し、濃縮残渣物をクロロホルム(715ml)に溶かし5%過酸化水素(340ml)を加えて約1時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=1:1)によって観測した。反応完了の後、有機層を分離して10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(400ml)を加えて約1時間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥した。真空中で濃縮して混合物を収得し、シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート:トリエチルアミン=1:1:0.1)で精製して、純粋な(Z)−[2−{(3R,4R,5R)−3,5−ビス(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−メチレン−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシラニルオキシ)プロポキシ)シクロヘキシリデン}ジフェニルホスフィンオキサイド(17)(41.3g、83%)を収得した。
(Z)−[2−{(3R,4R,5R)−3,5−ビス(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−メチレン−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシラニルオキシ)プロポキシ)シクロヘキシリデン}ジフェニルホスフィンオキサイド(17)(5.1g)をテトラヒドロフラン(50ml)に希釈し、反応物の温度を−65℃以下に冷却した。n−ブチルリチウム(2.3ml、2.5M inヘキサン)を−65℃以下で滴下し、等温度で約1時間撹拌した。(1R,3aR,7aR)−7a−メチル−1−((R)−6−メチル−6−(トリメチルシリルオキシ)ヘプタン−2−イル)ヘキサヒドロ−1H−インデン−4(2H)−オン(18)(1.0g)をテトラヒドロフラン(10ml)に希釈して滴下し、室温に徐々に昇温した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=10:1)によって観測した。反応完了の後、5%塩化アンモニウム水溶液(50ml)、エチルアセテート(50ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥し、真空中で濃縮して混合物を収得した。シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルアセテート=30:1〜20:1)で精製して、純粋な((1R,2R,3R,Z)−2−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−5−((E)−2−((1R,3aS,7aR)−7a−メチル−1−((R)−6−メチル−6−(トリメチルシリルオキシ)ヘプタン−2−イル)ジヒドロ−1H−インデン−4(2H,5H,6H,7H,7aH)−イリデン)エチリデン)−4−メチレンシクロヘキサン−1,3−ジイル)ビス(オキシ)ビス(tert−ブチルジメチルシラン)(19)(2.3g、86%)を収得した。
((1R,2R,3R,Z)−2−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ)−5−((E)−2−((1R,3aS,7aR)−7a−メチル−1−((R)−6−メチル−6−(トリメチルシリルオキシ)ヘプタン−2−イル)ジヒドロ−1H−インデン−4(2H,5H,6H,7H,7aH)−イリデン)エチリデン)−4−メチレンシクロヘキサン−1,3−ジイル)ビス(オキシ)ビス(tert−ブチルジメチルシラン)(19)(2.3g)をジクロロメタン:メタノールの混合溶液(1:1、34.5ml)に希釈し、p−トルエンスルホン酸(0.4g)を加えて約5〜6時間撹拌した。反応の進行を薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)によって観測した。反応完了の後、飽和重曹水(30ml)を加えて反応を終了させ、メチレンクロライド(40ml)を加えて10分間撹拌した。有機層を分離して無水硫酸ナトリウム中で乾燥し、真空中で濃縮して混合物を収得した。シリカゲルを用いたコラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、純度98%以上のエルデカルシトール(1)(1.0g、88%)を収得した。
Claims (19)
- (i)下記の化学式2で表される化合物を酸触媒の存在下でp−アニスアルデヒドと反応させて、下記の化学式3で表される化合物を収得する段階;
(ii)下記の化学式3で表される化合物のアセタール基を還元反応させて、下記の化学式4で表される化合物を収得する段階;
(iii)下記の化学式4で表される化合物のアリルアルコール基を不斉エポキシ化反応させて、下記の化学式5で表される化合物を収得する段階;
(iv)下記の化学式5で表される化合物を下記の化学式6で表される化合物と塩基の存在下で反応させて、下記の化学式7で表される化合物を収得する段階;
(v)下記の化学式7で表される化合物を下記の化学式8で表される化合物と反応させて、下記の化学式9で表される化合物を収得する段階;
(vi)下記の化学式9で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して、下記の化学式10で表される化合物を収得する段階;
(vii)下記の化学式10で表される化合物のPMB基を選択的に脱保護反応させて、下記の化学式11で表される化合物を収得する段階;
(viii)下記の化学式11で表される化合物の2級ヒドロキシル基を保護して、下記の化学式12で表される化合物を収得する段階;
(ix)下記の化学式12で表される化合物のTHP基を選択的に脱保護反応させて、下記の化学式13で表される化合物を収得する段階;
(x)下記の化学式13で表される化合物のアセチレン基を還元反応させ、ヨウ素と反応させて、下記の化学式14で表される化合物を収得する段階;
(xi)下記の化学式14で表される化合物を環化反応させて、下記の化学式15で表される化合物を収得する段階;
(xii)下記の化学式15で表される化合物をハロゲン化反応させて、下記の化学式16で表される化合物を収得する段階;
(xiii)下記の化学式16で表される化合物をジフェニルホスフィンと反応させ、酸化反応させて、下記の化学式17で表される化合物を収得する段階;
(xiv)下記の化学式17で表される化合物を下記の化学式18で表される化合物とウィッティヒ・ホーナー反応させて、下記の化学式19で表される化合物を収得する段階;及び
(xv)下記の化学式19で表される化合物を脱保護反応させる段階;を含む、下記の化学式1で表されるエルデカルシトールの製造方法。
前記式中、
PMPは、p−メトキシフェニルであり、
PMBは、p−メトキシベンジルであり、
TBDPSは、tert−ブチルジフェニルシリルであり、
TfOは、トリフルオロメタンスルホネートであり、
THPは、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルであり、
TBSは、t−ブチルジメチルシリルであり、
TMSは、トリメチルシリルである。 - 段階(i)における酸触媒はp−トルエンスルホン酸である、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(ii)における還元反応は、水素化ジイソブチルアルミニウムの存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(iii)における不斉エポキシ化反応は、チタンイソプロポキシド、(+)−ジイソプロピルタルトレート、及びt−ブチルヒドロペルオキシドの存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(iii)における不斉エポキシ化反応の温度は0〜30℃の範囲である、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(iv)における塩基は水素化ナトリウムである、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(v)における反応は、n−ブチルリチウムとボロントリフルオリドジエチルエーテルの存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(vi)における保護反応は、化学式9で表される化合物を塩基の存在下でt−ブチルジメチルシリルクロライドと反応させて行なわれる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(vii)における脱保護反応は、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンを用いて行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(viii)における保護反応は、化学式11で表される化合物を塩基の存在下でt−ブチルジメチルシリルクロライドと反応させて行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(ix)における脱保護反応は、ジメチルアルミニウムクロライドの存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(x)における還元反応は、ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムハイドライドの存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(xi)における環化反応は、塩基及びパラジウム触媒の存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(xii)におけるハロゲン化反応は、N−クロロコハク酸イミド及びジメチルスルフィドを用いて行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(xiii)におけるジフェニルホスフィンとの反応は塩基の存在下で行われ、且つ酸化反応は過酸化水素を用いて行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(xiv)におけるウィッティヒ・ホーナー反応は塩基の存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 段階(xv)における脱保護反応は、p−トルエンスルホン酸の存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
- 下記の化学式5で表される化合物。
前記式中、
PMBは、p−メトキシベンジルである。 - (i)下記の化学式2で表される化合物を酸触媒の存在下でp−アニスアルデヒドと反応させて、下記の化学式3で表される化合物を収得する段階;
(ii)下記の化学式3で表される化合物のアセタール基を還元反応させて、下記の化学式4で表される化合物を収得する段階;及び
(iii)下記の化学式4で表される化合物のアリルアルコール基を不斉エポキシ化反応させる段階;を含む、下記の化学式5で表される化合物の製造方法。
前記式中、
PMPは、p−メトキシフェニルであり、
PMBは、p−メトキシベンジルである。
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