<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態である教育支援システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
教育支援システム100は、1または複数の生徒用端末110、1または複数の教員用端末120、1または複数の管理サーバ130がインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続される構成となっている。
生徒用端末110は、管理サーバ130へユーザIDおよびパスワードを用いてログインし、課題(学習成果物)の提出要求を受けると、付属のカメラにて学習成果物を撮影することにより画像を取り込み、管理サーバに送信するためのパソコンや携帯端末などの装置である。
教員用端末120はパソコンや携帯端末などを使用し、管理サーバ130へユーザIDおよびパスワードを用いてログインし、評価対象の学習成果物を確認し、評価を登録するためのパソコンや携帯端末などの装置である。
管理サーバ130は、学習成果物の登録、評価のための処理を制御し、生徒用端末110および教員用端末120から登録された関連データを管理するためのサーバ装置である。
以下、図2を参照して本発明の実施形態である教育支援システム100の生徒用端末110、教員用端末120、管理サーバ130に適用可能なハードウェア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ212には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ212からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209、カメラ210や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)211等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT211と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ212へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したサービス環境ネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT211上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT211上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ212に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる設定ファイル等も外部メモリ212に格納されており、これらについても後述する。
以下、図3を参照して、教育支援システム100における機能構成の一例について説明する。
生徒用端末110は、学習成果物登録部311を備えて構成される。
学習成果物登録部311は、管理サーバ130の学習成果物登録制御部332にて生成される学習成果物画像登録画面(不図示)を表示し、生徒用端末110のカメラ210にて撮影された学習成果物画像を生徒コメント等の必要情報とともに登録する機能部である。登録された内容は、管理サーバ130の学習成果物登録制御部332に伝達される。
教員用端末120は、学習活動登録部321と学習成果物評価部322を備えて構成される。
学習活動登録部321は、管理サーバ130の学習活動登録制御部331により生成された学習活動登録画面(不図示)を表示し、課題(学習成果物)の提出が必要な学習活動を登録する機能部である。登録された内容は、管理サーバ130の学習活動登録制御部331に伝達される。
学習成果物評価部322は、管理サーバ130の学習成果物評価制御部333により生成された学習成果物評価用画面(処理フローの中で説明)を表示し、提出された学習成果物に対する評価を登録する機能部である。登録された内容は、管理サーバ130の学習成果物評価制御部333に伝達される。
管理サーバ130は、学習活動登録制御部331、学習成果物登録制御部332、学習成果物評価制御部333、学習活動記憶部334、学習成果物記憶部335、学習成果物評価記憶部336を備えて構成される。
学習活動登録制御部331は、教員用端末120の学習活動登録部321に学習活動登録画面(不図示)を表示させ、学習活動登録部321にて登録された学習活動データを受け付け、受け付けた学習活動データを学習活動記憶部334に伝達する機能部である。
学習成果物登録制御部332は、生徒用端末110の学習成果物登録部311に学習成果物登録画面(不図示)を表示させ、学習成果物登録部311にて登録された学習成果物データを受け付け、受け付けた学習成果物データを学習成果物記憶部335に伝達する機能部である。
学習成果物評価制御部333は、教員用端末120の学習成果物評価部322に学習活動評価画面(処理フローの中で説明)を表示させ、学習成果物評価部322にて登録された学習成果物評価データを学習成果物評価記憶部336に伝達する機能部である。
学習活動記憶部334は、学習活動登録制御部331にて受け付けた学習活動データを学習活動テーブル(後述)に格納する記憶部である。
学習成果物記憶部335は、学習成果物登録制御部332にて受け付けた学習成果物データを学習成果物テーブル(後述)に格納する記憶部である。
学習成果物評価記憶部336は、学習成果物評価制御部333にて受け付けた学習成果物評価データを学習成果物評価テーブル(後述)に格納する記憶部である。
ここで、図12を参照して、教育支援システム100で使用するデータテーブルのデータ構成の一例について説明する。
図12(a)は、学習活動テーブル1201のデータ構成の一例である。学習活動テーブル1201は、学習活動ID、学習活動タイトル、課題内容、課題提出要求日、課題提出終了日の各項目で構成される。
学習活動IDは、課題(学習成果物)の提出が必要な学習活動に対して一意に付与されるコードであり、任意の英数字列が設定される。学習活動タイトルは、学習活動を表すテキストである。
課題内容は、学習活動の内容および提出すべき学習成果物の内容を説明したテキストである。課題提出要求日は、生徒に対して学習成果物の提出依頼を始める日を表し、学習活動の登録日と同じ日付か、または将来の日付となる。課題提出終了日は、生徒から学習成果物の提出を受け付ける期限となる日である。
図12(b)は、学習成果物テーブル1202のデータ構成の一例である。学習成果物テーブル1202は、学習活動ID、生徒ID、成果物ファイル名、生徒コメント、提出日時の各項目で構成される。
学習活動IDは、前述の通りである。生徒IDは、学習成果物を提出した生徒を一意に表すコードであり、生徒番号または生徒用端末へのログインID等を設定する。なお、本実施例では学習活動IDと生徒IDとの組合せを学習成果物を識別する情報として使用しているが、学習成果物を一意に表す学習成果物IDを設定してもよい。
成果物ファイル名は、学習成果物画像を記録したファイル名であり、ファイルが格納されているフォルダパスとともに設定する。生徒コメントは、生徒が学習成果物画像を登録する際に任意に入力されたコメントのテキストである。提出日時は、学習成果物が提出、つまり登録された日時が設定される。
図12(c)は、学習成果物評価テーブル1203のデータ構成の一例である。学習成果物評価テーブル1203は、学習活動ID、生徒ID、確定評価、確定評価日時、前回評価、前回評価日時、教員コメント、再評価フラグの各項目で構成される。
学習活動ID、生徒IDは、前述の通りである。
確定評価は、評価対象の学習成果物に対する確定された(最終の)評価ランクが設定される。初回評価で評価ランクが決まった場合には、初回評価での評価ランク、再評価を実施した場合には、最後の再評価での評価ランクが設定される。確定評価日時は、確定評価を実施した日時が設定される。
前回評価は、再評価を実施する場合に、再評価する前の評価ランクが設定される。評価ランクは、1、2、3、…のような数字や、A、B、C、…のような文字で表現される。本実施形態では後者にて例示する。再評価を実施しない、つまり、初回評価で評価ランクが決まった場合には、前回評価はブランクとなる(図の中でブランクは「−」で示す)。また、複数回再評価を実施した場合には、最後の再評価の前回の評価ランクが設定される。前回評価日時は、前回評価を実施した日時が設定される。また、保留登録されてまだ再評価が実施されていない状況では、前回評価、前回評価日時は、確定評価、確定評価日時と同じとなる。
教員コメントは、教員が学習成果物を評価する際に任意に入力されたコメントのテキストである。
再評価フラグは、再評価が必要な学習成果物に対して、「1」が設定され、再評価の必要がない場合や再評価が完了した場合は「0」が設定される。
以下、図を参照して、教育支援システム100における処理手順の一例について説明する。
まず図4を参照して、本発明の実施形態である教育支援システム100における学習成果物登録評価処理の全体手順について説明する。
ステップS401では、教員用端末120の学習活動登録部321は、学習活動登録画面(不図示)を表示し、学習活動の登録を受け付ける。
ステップS402では、管理サーバ130の学習活動登録制御部331は、ステップS401にて登録された学習活動データを受け付け、学習活動テーブル1201に格納する。
ステップS403では、管理サーバ130の学習成果物登録制御部332は、学習活動テーブル1201から、課題提出要求日に到達した学習活動を抽出し、生徒用端末110に該学習活動に対する課題提出要求を通知する。
ステップS404では、生徒は課題提出要求に応じて課題(学習成果物)を作成する(人作業)。
ステップS405では、生徒用端末110のカメラ210を用いて、作成された学習成果物を撮影し、学習成果物画像を取得する。
ステップS406では、生徒用端末110の学習成果物登録部311は、学習成果物登録画面(不図示)を表示し、学習成果物の登録を受け付ける。
ステップS407では、管理サーバ130の学習成果物登録制御部は、ステップS406にて登録された学習成果物データを受け付け、学習成果物テーブル1202に格納する。
ステップS408では、管理サーバ130の学習成果物評価制御部333は、学習活動テーブル1201から課題提出終了日に到達した学習活動を抽出し、学習成果物テーブル1202から該学習活動に対して格納された学習成果物を抽出し、教員用端末120に該学習成果物に対する評価要求を通知する。
ステップS409では、教員用端末120の学習成果物評価部322は、学習活動評価画面(後述)を表示し、学習活動成果物に対する評価登録を受け付ける。本処理の詳細については後述する。
ステップS410では、管理サーバ130の学習成果物評価制御部333は、ステップS409にて登録された学習成果物評価データを受け付け、学習成果物評価テーブル1203に登録する。ステップS409にて再評価が実施される場合には、複数回登録または更新処理が実施されることになる。
以上、図4を参照して、教育支援システム100における学習成果物登録評価処理の全体手順について説明した。
次に図5を参照して、学習成果物登録評価処理のステップS409の学習成果物評価処理の詳細手順について説明する。なお、本手順では、教員用端末120の処理は学習成果物評価部322にて、管理サーバ130の処理は主に学習成果物評価制御部333にて実行される。
まずステップS501からステップS506は学習成果物の初期評価の手順である。
ステップS501では、図7に示す学習成果物一覧画面701を表示し、評価対象となる学習成果物を確認する。
ステップS502では、評価対象となる学習成果物についてステップS503からステップS504までの処理を繰り返し実行する。具体的には、学習成果物一覧画面701に表示された学習成果物イメージ707を順に選択して処理する。
ステップS503では、学習成果物一覧画面701から評価対象の学習成果物を選択して、図8に示す学習成果物評価画面801を表示する。
ステップS504では、学習成果物評価画面801にて保存ボタン807をクリックすることにより、評価ランクおよび教員コメントが登録される。
ステップS505では、ステップS504にて登録された評価ランクおよび教員コメントを受け付け、学習成果物評価テーブル1203の確定評価および教員コメントに設定する。また、設定時のシステム日時を確定評価日時に、再評価フラグに「0」を設定する。前回評価、前回評価日時はブランクのままである。
ステップS506では、評価対象の学習成果物について全て評価されるまで繰り返し、学習成果物の初期評価を完了する。
次にステップS507からステップS511は評価済みの学習成果物の保留登録の手順である。ここで保留登録とは、学習成果物に対する評価を保留して再評価が必要な状態にすることである。
ステップS507では、各学習成果物に設定された評価ランクごとに、ステップS508からステップS509の処理を繰り返す。評価ランクを処理する順序は、良い順でも、悪い順でも、ランダムでもよい。
ステップS508では、図9で示す保留選択登録画面901において、評価ランクごとに学習成果物の一覧を表示し、評価ランクの妥当性を確認する。同一評価ランクの学習成果物が一覧表示されるため、相対的に評価が適当ではない学習成果物を見つけ出すことができる。
ステップS509では、ステップS508での確認の結果、設定された評価ランクが妥当ではない学習成果物を選択し、保留選択登録画面901において保留登録する。すなわち、再評価候補となる対象物の選択を受け付ける処理の一例を示すステップである。
ステップS510では、ステップS509にて設定された学習成果物の保留登録を受け付け、学習成果物評価テーブル1203を更新する。学習成果物評価テーブル1203において、保留登録された学習成果物評価のデータについて、確定評価および確定評価日時の設定値を、前回評価および前回評価日時にコピーし、再評価フラグを「1」に設定する。
ステップS512では、保留登録された学習成果物に対し、再評価を実行する。本処理の詳細については、図6を参照して後述する。
以上、図5を参照して、学習成果物評価処理の詳細手順について説明した。
以下、学習成果物評価処理で使用する画面の一例について説明する。
図7はステップS501で表示する学習成果物一覧画面701を示す。学習成果物一覧画面701では、年度、科目名等の検索条件705を設定し、検索ボタン704を押下することにより、検索条件を満たす学習成果物が検索され、学習成果物一覧表示領域706に検索された学習成果物のイメージ(サムネイル画像)が生徒IDとともに表示される。表示された学習成果物イメージ707を直接ダブルクリックするか、1つまたは複数の学習成果物イメージ707を選択して評価ボタン708をクリックすることにより、学習成果物評価画面(後述)が表示される。評価作業が終了すれば、戻るボタン709をクリックすることにより、メニュー画面(不図示)に戻る。
図8はステップS503、ステップS504で表示する学習成果物評価画面801を示す。学習成果物評価画面801では、学習成果物画像802および生徒コメント803が表示され、教員コメント入力欄804および評価ランク入力欄805に教員コメントおよび評価ランクを入力する。入力後、保存ボタン807をクリックすることにより入力内容が登録される。戻るボタン808をクリックすると登録せずに学習成果物一覧画面701に戻る。また学習成果物一覧画面701にて複数の学習成果物を選択した場合には、前へ/次へボタン806をクリックすることにより表示内容が前後の学習成果物に移る。
図9はステップS508およびステップS509で表示する保留選択登録画面901を示す。保留選択登録画面901では、評価ランク選択ボックス902にて評価ランクを選択し、表示ボタン903をクリックすることにより、選択された評価ランクが設定された学習成果物が抽出され、該学習成果物イメージ906が保留選択ボックス907とともに表示領域905に一覧表示される。保留登録する学習成果物に対する選択ボックスをクリックすることによりチェックマーク「レ」が表示され、保留登録ボタン908をクリックすることにより、選択された学習成果物が保留登録される。
評価ランク選択ボックス902にて評価ランクを切り替えるか、前へ/次へボタン904をクリックすることにより、前後の評価ランクに移して処理を繰り返すことにより、対象となる評価ランクについて全て処理を実行する。
最後に戻るボタン909をクリックすることにより、メニュー画面(不図示)に戻る。
次に図6を参照して、学習成果物評価処理のステップS512の学習成果物再評価処理の詳細手順について説明する。なお、本手順では、教員用端末120の処理は学習成果物評価部322にて、管理サーバ130の処理は主に学習成果物評価制御部333にて実行される。
ステップS601では、図10で示す保留再評価画面1001を表示し、保留登録された学習成果物の一覧および評価ランクごとの評価済み学習成果物の一覧を確認する。すなわち、再評価候補となる対象物に対する画像と、評価済みの対象物に対する画像とを区分してそれぞれ一覧表示する処理の一例を示すステップである。
ステップS602では、保留再評価画面1001において、保留表示領域1002から学習成果物のイメージを1つ選択することにより、再評価する学習成果物を決定する。すなわち、一覧表示された再評価候補となる対象物に対する画像から再評価する対象物に対する画像の選択を受け付ける処理の一例を示すステップである。
ステップS603では、保留再評価画面1001において、ステップS602にて選択した学習成果物のイメージを、1つの評価ランクの領域にドラッグアンドドロップすることにより再評価後の評価ランクを決定する。すなわち、選択を受け付けた画像に対応する対象物に対して、再評価結果を受け付ける処理の一例を示すステップである。また、評価済みの対象物に対する画像の一覧上で、再評価結果により特定される表示領域にドラッグアンドドロップさせることにより、再評価結果を受け付ける処理の一例を示すステップである。
ステップS604では、再評価前後の評価ランクを比較する。ステップS602にて選択された学習成果物の生徒IDを特定し、特定された生徒IDをもとに学習成果物評価テーブル1203を検索し当該学習成果物に対する前回評価を取得し、ステップS603にて決定した評価ランクと比較する。再評価前後で評価ランクが同じであれば、ステップS605に進む。異なっていれば、ステップS607に進む。すなわち、再評価結果を受け付けた対象物に対して再評価前の評価結果と再評価結果とを比較する処理の一例を示すステップである。
ステップS605では、再評価したにも関わらず評価ランクが変わらなかった場合であるので、図11で示す警告メッセージ画面を表示して確認を促す。すなわち、再評価前の評価結果と再評価結果とが同じ場合に、再評価前後の結果が同じである旨のメッセージをユーザに通知する処理の一例を示すステップである。また、再評価前の評価結果と再評価結果とが同じ場合に、再評価結果を採用するか否かの判断を受け付ける処理の一例を示すステップである。
ステップS606では、警告メッセージ画面1101において、そのまま確定するかを判断する。そのまま確定する場合(はいボタン1103が選ばれた場合)には、ステップS607に進み、確定しない場合(いいえボタン1104が選ばれた場合)には、再評価結果を取り消して(何もせず)ステップS609に進む。すなわち、確定しない場合は、受け付けた判断が不採用の場合には受け付けた再評価結果を取り消す処理の一例を示すステップである。
ステップS607では、選択された学習成果物に対して、決定された評価ランクを設定登録する。
ステップS608では、ステップS607にて登録された再評価結果を受け付け、学習成果物評価テーブル1203を更新する。学習成果物評価テーブル1203において、再評価登録された学習成果物のデータについて、確定評価に再評価後の評価ランクを、確定評価日時に設定時のシステム日時を設定し、再評価フラグを「0」に変更する。
ステップS609では、再評価する学習成果物について全て再評価を実行したかを判断し、全て実行していれば、ステップS610に進み、そうでなければ、ステップS602に進む。
ステップS610では、保留登録されたが再評価されなかった学習成果物について確定評価を登録する。
ステップS611では、ステップS610にて登録された確定評価を受け付け、学習成果物評価テーブル1203を更新する。学習成果物評価テーブル1203において、確定評価登録された学習成果物のデータについて、再評価フラグを「0」に変更する。確定評価、確定評価日時については、保留登録前のままである。
以上、図6を参照して、学習成果物再評価処理の詳細手順について説明した。
以下、学習成果物再評価処理で使用する画面の一例について説明する。
図10はステップS601〜ステップS603で表示する保留再評価画面1001を示す。保留再評価画面1001では、保留表示領域1002に保留登録された学習成果物イメージ1003が一覧表示され、評価ランク別表示領域1004に評価ランクごとに評価済みの学習成果物のイメージが一覧表示される。保留表示領域1002に表示された一覧から学習成果物イメージ1003を選択し、評価ランク別表示領域1004の1つの評価ランクの領域にドラッグアンドドロップすることにより該学習成果物に対して再評価が実行され、ドロップ先の評価ランクが設定される。
図10の例では、評価ランクごとに表示できる学習成果物のイメージの数が限られているため、全表示ボタン1005をクリックすることにより、該評価ランクを設定された全ての学習成果物のイメージを確認することができる(不図示)。また、本例のように評価ランクごとに表示する学習成果物のイメージの数が限られている場合には、所定の条件で選択された代表的なものに限定してもよい。例えば、時間的に最初と最後に同ランクに設定された学習成果物や、中間で設定された学習成果物、などの条件により限定すればよい。また、既に再評価された学習成果物について再評価されたことを識別できるように表示してもよい(例えば、生徒ID=1411002の成果物のようにイメージを太枠で表示する)。
最後に戻るボタン1006をクリックすることによりメニュー画面(不図示)に戻る。
図11はステップS605で表示する警告メッセージ画面1101を示す。警告メッセージ画面1101では、メッセージ表示領域1102に再評価前後で評価ランクが同じであるというメッセージを表示するとともに、そのまま再評価登録するかを確認し、はいボタン1103がクリックされれば、そのまま再評価を登録し、いいえボタン1104がクリックされれば、再評価を破棄し、いずれの場合も保留再評価画面1001に戻る。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。第1の実施形態により、同一の評価ランクが設定された学習成果物を一覧表示することにより、評価の妥当性を判断でき、さらに効率的に再評価を実施することができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について説明する。
ただし、処理フロー、画面、データ構成について、第1の実施形態と同じ部分は説明を省略し、第1の実施形態との差異部分について説明する。
第1の実施形態が学習成果物の評価において直接評価ランクを設定する方式であるのに対し、第2の実施形態では、評価点を設定し、それに伴う評価ランクを所定の条件で自動設定する部分が異なる。
学習成果物登録評価処理の全体手順は第1の実施形態と同じである(図4の通り)。
学習成果物評価処理の詳細手順は第1の実施形態と基本的に同じである(図5の通り)。ただし、ステップS503、ステップS504で表示する学習成果物評価画面(後述)が一部異なる。
学習成果物の再評価処理の詳細手順は第1の実施形態の手順(図6)と一部異なる。
以下、図13を参照して、学習成果物再評価処理の詳細手順について説明する。図6に示す第1の実施形態の処理手順に対し、ステップS602、ステップS603がステップS1301〜ステップS1303に代わっている。
ステップS1301では、図14で示す保留再評価画面1401において、保留表示領域1002から学習成果物のイメージを1つ選択することにより、再評価する学習成果物を選択することは第1の実施形態と同じであるが、その後、再評価ボタン1402をクリックすることにより図15で示す学習成果物評価画面1501を呼び出す。
ステップS1302では、学習成果物評価画面1501にて、再評価後の評価点を入力する。すなわち、対象物に対する定量的な評価を受け付ける処理の一例を示すステップである。
ステップS1303では、入力された評価点に応じて評価ランクが決定される。すなわち、受け付けた定量的な評価に基づいて評価ランクを決定する処理の一例を示すステップである。
評価ランクが決定された以降の処理については、図6の処理と同じである。
以下、学習成果物の再評価処理にて使用する画面の一例について説明する。
図14はステップS1301で表示する保留再評価画面1401を示す。保留再評価画面1401では、図10で示す保留再評価画面1001に対して、再評価ボタン1402が追加されている。再評価の際には、保留表示領域1002から再評価する学習成果物のイメージを直接ダブルクリックするか、学習成果物のイメージを選択して再評価ボタン1402をクリックすることにより、図15で示す学習成果物評価画面1501を呼び出す。
図15は、ステップS503〜ステップS504、ステップS1302〜ステップS1303で表示する学習成果物評価画面1501を示す。基本的には図8で示す学習成果物評価画面801と同じであるが、評価ランク入力欄805が、評価点入力欄1502および評価ランク表示欄1503に代わっている。評価点入力欄1502に評価点を入力することにより、図16(b)に示す評価ランク決定テーブル1602が参照され、評価点に応じた評価ランクが評価ランク表示欄1503に表示される。
以下、図16を参照して、第2の実施形態で、第1の実施形態と異なるデータテーブルのデータ構成の一例について説明する。
図16(a)は、学習成果物評価テーブル1601のデータ構成の一例である。図12(c)のデータ構成と比較して、確定評価点、前回評価点の項目が追加されている。確定評価点、前回評価点にはそれぞれ、確定評価時、前回評価時に学習成果物評価画面1501に入力された評価点が設定され、確定評価、前回評価にはそれぞれ確定評価点、前回評価点に応じた評価ランクが設定される。
図16(b)は、評価ランク決定テーブル1602のデータ構成の一例である。評価ランク決定テーブル1602は、評価ランク、評価点下限、評価点上限の各項目で構成される。
評価ランクは、評価点に応じて自動決定される評価ランクを表すコードである。
評価点下限、評価点上限は、評価ランクに対する評価点の範囲の下限、上限を表す。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。第2の実施形態により、設定された評価点に応じて評価ランクが決定され、同一の評価ランクが設定された学習成果物を一覧表示することにより、評価の妥当性を判断でき、さらに効率的に再評価を実施することができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について説明する。
ただし、処理フロー、画面、データ構成について、第1の実施形態と同じ部分は説明を省略し、第1の実施形態との差異部分について説明する。
第1の実施形態では再評価対象の成果物に関わらず保留再評価画面の表示内容が固定であるのに対し、第3の実施形態では再評価対象の成果物が選択されたことに応じて保留再評価画面の表示内容を変更する。
学習成果物登録評価処理の全体手順は第1の実施形態と同じである(図4の通り)。
学習成果物評価処理の詳細手順は第1の実施形態と同じである(図5の通り)。
学習成果物の再評価処理の詳細手順は第1の実施形態の手順(図6)と一部異なる。
以下、図17を参照して、学習成果物再評価処理の詳細手順について説明する。図6に示す第1の実施形態の処理手順に対し、ステップS602とステップS603の間にステップS1701が追加されている。
ステップS602で、保留再評価画面1001において、保留表示領域1002から学習成果物のイメージが1つ選択されたことに応じて、ステップS1701の処理が実行される。
ステップS1701では、選択された学習成果物の生徒IDを特定し、特定された生徒IDをもとに学習成果物評価テーブル1203を検索することにより、選択された学習成果物の前回評価を取得し、評価ランク別表示領域1004の評価ランクの並び順を、当該学習成果物の前回評価に近い順に並び替えて表示する。ただし、当該学習成果物の前回評価と同じ評価ランクは最下位の表示順とする。また、当該学習成果物の前回評価と同じ評価ランクについては網掛け等、強調して表示してもよい。すなわち、再評価する対象物の選択の受け付けたことに応じて、評価済みの対象物に対する画像の一覧上で、再評価する対象物の再評価前の評価結果を示すべく識別表示する処理の一例を示すステップである。また、評価済みの対象物に対する画像の表示順序を変更する処理の一例を示すステップである。
例えば、評価ランクが「A」から「D」まであり、選択された学習成果物の「前回評価」が「C」であった場合、評価ランク別表示領域1004の評価ランクの並び順は、「B」、「D」、「A」、「C」となる。
ここで、図18を参照して、本実施形態における画面イメージについて説明する。
図18は、本実施形態における保留再評価画面の表示例を示す図である。
画面1801は、保留再評価画面において、保留表示領域1002から再評価対象が未選択の状態を示す。画面1801では評価ランクの並び順は初期状態である「A」、「B」、「C」、「D」の評価順で表示されている。
画面1802は、保留再評価画面において、保留表示領域1002から再評価対象が選択された状態を示す。保留表示領域1002にて、学習成果物(生徒ID=1411003)が選択されると、選択された学習成果物の生徒IDを特定し、特定された生徒IDをもとに学習成果物評価テーブル1203を検索し前回評価を取得する。当該学習成果物については、保留登録された際に、確定評価が前回評価にコピーされ、前回評価には「C」が設定されているので、前回評価として「C」を取得する。そして、評価ランク別表示領域1004の評価ランクの並び順を、前回評価の「C」に近いものから順に、「B」、「D」、「A」と並べ替えて表示し、最後に前回評価の「C」を網掛け強調して表示する。
図17の説明に戻る。
ステップS603では、保留再評価画面1001において、ステップS602にて選択された学習成果物のイメージを、1つの評価ランクの領域にドラッグアンドドロップさせることにより再評価後の評価ランクを決定する。以降の処理は、第1の実施形態と同じである。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。第3の実施形態により、再評価の対象である学習成果物が選択されたことに応じて、再評価の結果となる可能性の高い前回評価に近い評価ランクが優先的に表示されることにより、効率よく再評価を実施することができ、また、前回評価と同じ評価ランクが最下位で強調表示されることにより、誤って同じ評価をすることを防げる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について説明する。
ただし、処理フロー、画面、データ構成について、第1および第2の実施形態と同じ部分は説明を省略し、第1および第2の実施形態との差異部分について説明する。
第1の実施形態が学習成果物の評価において評価ランクを設定する方式であるのに対し、第4の実施形態では、第2の実施形態と同じく評価点を設定する方式である。また、第2の実施形態と同じく、評価点から評価ランクを算出してもよい。
学習成果物登録評価処理の全体手順は第1の実施形態と同じである(図4の通り)。
学習成果物評価処理の詳細手順は第1の実施形態と基本的に同じである(図5の通り)。ただし、評価点を設定する方式であるため、ステップS503、ステップS504で表示する学習成果物評価画面は第2の実施形態と同じ画面である(図15)。また、ステップS507からステップS511までの処理は、評価ランクごとに繰り返し実行してもよいし、学習成果物全体に対して(評価ランクには関係なく)実行してもよい。
学習成果物の再評価処理の詳細手順は第1の実施形態の手順(図6)と一部異なる。
以下、図20を参照して、学習成果物再評価処理の詳細手順について説明する。図6に示す第2の実施形態の処理手順に対し、ステップS601からステップS608がステップS1901〜ステップS1908に代わっている。
ステップS1901では、図20で示す保留再評価画面を表示し、保留登録された学習成果物の一覧(保留表示領域1002)および評価済み学習成果物の評価点順の一覧(評価済学習成果物表示領域2002)を確認させる。
ステップS1902では、保留再評価画面2001において、保留表示領域1002から学習成果物のイメージを1つ選択させることにより、再評価する学習成果物を決定する。
ステップS1903では、ステップS1902にて保留表示領域1002から再評価する学習成果物が選択されたことに応じて、選択された学習成果物の生徒IDを特定し、特定された生徒IDをもとに学習成果物評価テーブル1601を検索して前回評価点を取得する。さらに、学習成果物評価テーブル1601を検索して、当該学習成果物の前回評価点と他の学習成果物の確定評価点を大小比較して、評価点順位として当該学習成果物の直前、直後に当たる学習成果物を特定し、評価済学習成果物表示領域2002において当該学習成果物の前回評価位置を表すマークを特定された直前、直後の学習成果物の間に表示する。すなわち、再評価する対象物の再評価前の評価結果に従って、評価順位の前後となる評価済みの対象物を特定し、該特定された前後となる評価済みの対象物に対する画像の間の表示領域に識別表示する処理の一例を示すステップである。
ここで図20を参照して、再評価する学習成果物が選択された時の画面イメージについて説明する。
図20、図21は、本実施形態における保留再評価画面の表示例を示す図である。
画面2001は、保留再評価画面において、保留表示領域1002から再評価対象が未選択の状態を示す。保留表示領域1002に保留登録された学習成果物の一覧が表示され、
評価済学習成果物表示領域2002に評価済みの学習成果物が評価点の降順に表示されている。本実施例では、評価済学習成果物表示領域2002において評価ランクに関係なく学習成果物全体を評価点順に並べて表示しているが、第2の実施形態と同じく、図14のように評価ランクごとに表示してもよい。
画面2003は、保留再評価画面において、保留表示領域1002から再評価対象が選択された状態を示す。保留表示領域1002にて、学習成果物(生徒ID=1411003)が選択されると、選択された学習成果物の生徒IDを特定し、特定された生徒IDをもとに学習成果物評価テーブル1601を検索し前回評価点を取得する。当該学習成果物については、保留登録された際に、確定評価点が前回評価点にコピーされ、前回評価点には「45」が設定されているので、前回評価点として「45」を取得する。そして、評価済学習成果物表示領域2002において、当該学習成果物の前回評価点の場合の表示位置を示すカーソル2004を当該学習成果物の前回評価点の前後の評価点を持つ学習成果物の間に表示する。
図19の説明に戻る。
ステップS1904では、ステップS1902にて選択された学習成果物のイメージを、評価済学習成果物表示領域2002の再評価後の位置にドラッグアンドドロップさせることにより再評価後の評価順位を決定する。図21の画面2101に本処理の画面イメージを示す。
ステップS1905では、決定された評価順位の前後にある画像に対応する学習成果物を特定し、該学習成果物の確定評価点を学習成果物評価テーブル1601から取得し、図21の再評価結果登録画面2103上で再評価後の評価点の範囲として表示する。すなわち、再指定された表示領域の前後に表示されている画像に対応する対象物を特定し、登録可能な再評価結果の範囲として、特定された対象物の評価結果を表示する処理の一例を示すステップである。
ステップS1906では、再評価結果登録画面2103から再評価後の評価点の入力を受け付ける。
ステップS1907では、再評価結果登録画面2103にて登録ボタンの押下を受けて、選択された学習成果物に対して、入力された評価点を設定登録する。
ステップS1908では、ステップS1907にて登録された再評価結果を受け付け、学習成果物評価テーブル1601を更新する。学習成果物評価テーブル1601において、再評価登録された学習成果物のデータについて、確定評価点に再評価後の評価点を、確定評価日時に設定時のシステム日時を設定し、再評価フラグを「0」に変更する。
ステップS609以降の処理は、第2の実施形態と同じである。
以上、本発明の第4の実施形態について説明した。第4の実施形態により、再評価の対象である学習成果物が選択されたことに応じて前回評価位置を表示することにより、再評価前の評価順位を認識でき、再評価後の評価順位を視覚的に指定させ、再評価後の評価点の範囲を明示することにより、評価点を設定する評価方式において効率よく再評価することができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
また、本発明におけるプログラムは、前述の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、処理手順ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。