JP6779644B2 - 二段式駐輪装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、このような固定手段は、複数の部品を使用することから、固定手段が複雑化し、故障が生じやすく、メンテナンスし難いという問題があった。
また、可動ストッパの下端部に挿入された棒状のストッパピンを固定板の貫通穴に挿入して昇降体を固定するため、貫通穴とストッパピンとの係合力が弱く、ストッパピンが貫通穴から抜け易く、意図せず固定装置が解除される可能性があるという問題もあった。
また、固定手段の構造を簡素化できるため、固定手段のメンテナンスが容易である。
本発明に係る二段式駐輪装置は、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができるものであり、上段収納部が昇降可能に構成されている。
図1は本発明に係る二段式駐輪装置の上段収納部を示す左側面図であり、図2は本発明に係る二段式駐輪装置の自転車載置台をスリット内に収容した様子を示す図であり、図2の(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。尚、図1では支柱を上下方向全体に亘って切り欠いて内部を示しており、図2では支柱の高さ方向の略中間位置から下方の部分を切り欠いて内部を示している。図3は図1の要部拡大図、図4は図2の(a)の要部拡大図である。
以下、本明細書において、図1の左側を後方、右側を前方と称し、図2の(a)の右側を右方、左側を左方と称する。
支柱(1)の内部空間には、昇降体(2)及び牽引手段(3)が配設されている。
昇降体(2)は、自転車載置台(5)の取付部分がスリット(6)に面するように配置されている。これにより、自転車載置台(5)の前端部をスリット(6)内(支柱(1)内)に位置させた状態で昇降させることが可能となる。そのため、外的要因の影響を受けにくくすることができ、故障が生じにくくなり、安定した昇降動作を長期間に亘って維持することができる。
さらに好適には、コロ補強板(9)に夫々滑車取付用の孔(10)が設けられており、これらの孔(10)に対して夫々車軸が挿通されて滑車(11)が取り付けられる。
これにより、支柱(1)の幅方向中央を挟んだ位置に配置された左右一対の滑車(11)からなる滑車対が、上下に間隔をあけて二対設けられ且つ前後に間隔をあけて二対設けられることとなる。
これら合計四対(八個)の滑車(11)が支柱(1)の内面に沿って転動することにより、昇降体(2)が支柱(1)に沿って昇降する。
このように、昇降体(2)が、上下前後左右に間隔をあけて配置された合計四対(八個)の滑車(11)を用いて支柱(1)の内面に沿って転動するように構成されていることにより、自転車載置台(5)及び自転車の重さによる昇降体(2)の傾きやぶれが確実に防止され、昇降体(2)の昇降動作が非常に安定する。
前板(8)の上方部分には、後述する流体圧シリンダ(15)の基端部を取り付けるための左右一対のガスプラケット(16)が前方に向けて突出している。
止金具(17)は断面“コ”字状の金属板からなり、“コ”字状の開放側が支柱(1)の後方内面に当接するように、支柱(1)内の下方位置に固定されている(図3参照)。
止金具(17)は貫通孔(20)を有している。貫通孔(20)は上下方向に間隔をあけて複数個設けられている。
これらの貫通孔(20)に対して後述するストッパー(18)のピン部(21)が挿脱される。
ストッパー(18)の上端部(他端部)は、連結ピン(26)に連結されており、連結ピン(26)は、通常の状態(すなわち、自転車が自転車載置台(5)に載置されていない状態)では、スリット(6)の開口部近傍に位置している。
ストッパー(18)の下端部(一端部)は、斜め上方に傾斜しているピン部(21)を有し、通常の状態(すなわち、自転車が自転車載置台(5)に載置されていない状態)では、ピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)に係合することにより固定されている。
本実施形態において、付勢手段(19)は、図示の如く、ねじりコイルバネからなる。しかしながら、付勢手段(19)はねじりコイルバネに限定されず、例えば、ねじりコイルバネ以外の圧縮バネや引張コイルバネ等の、当業者に自明な付勢手段も用いられ得る。
付勢手段(19)(ねじりコイルバネ)は、コイル部(27)にストッパー(18)の回動支点となるピン(24)が挿通される。また、コイル部(27)の上方部(28)がストッパー(18)の回動部上方に係止され、コイル部(27)の下方部(29)が前板(8)の前面に係止される(図3参照)。
これにより、付勢手段(19)は、ストッパー(18)を回動部に挿通されたピン(24)を支点として一方向(すなわち、図3の時計回り方向)に回動するように付勢している。ストッパー(18)が付勢された方向(一方向)は、ストッパー(18)のピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)に挿入される方向となる。
図6aに示すように、自転車を自転車載置台(5)に載置していない状態では、ストッパー(18)は付勢手段(19)の付勢力により一方向(すなわち、図6aの時計回り方向)に付勢され、ピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)に係合された状態が維持されている。そのため、昇降体(2)は、牽引手段(3)による上方向の引張力が加わっているが、上昇することなく下方位置に固定され、自転車載置台(5)も下方位置に留まる。
また、自転車を収納する際には、自転車を自転車載置台(5)に載置し、自転車の前輪(F)でストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押すことにより、固定手段(4)が解除されて昇降体(2)及び自転車載置台(5)が上昇できるようになる。これにより、特別な操作を必要とせずに自転車を前方に移動させるだけで自転車載置台(5)を上昇させることができ、操作の煩わしさが無い。しかも、自転車を、前輪がストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押すまで前進させない限り、固定手段(4)による固定は解除されないため、自転車が完全に載っていない状態で自転車載置台(5)が上昇することがなく、非常に安全である。
図7aは、自転車載置台(5)に自転車を載置し、前輪でストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押圧し、固定手段の固定を解除した様子を示す図である。図7aの状態では、固定手段の固定が解除されているため、人力で上方へ押し上げることにより昇降体(2)と共に自転車載置台(5)を上昇させることができる。
図7bは、前記固定装置の固定を解除し、人力で自転車載置台(5)を上方へ押し上げ、牽引手段(3)の引張力と、自転車を含む自転車載置台(5)と昇降体(2)の重さが釣り合い、支柱(1)の上方で安定に自転車が載置されている様子を示す図である。自転車載置台(5)の下面には、上昇した位置にある自転車載置台(5)を人力で引っ張って下降させる際の持ち手となる把持部(30)が設けられており、把持部(30)を下方に引っ張ることで、容易に自転車を図7aの位置に下降させることができる。
収容手段は、左右一対の連結棒(12)と、空気又は油等の流体を作動流体とした流体圧シリンダ(15)とを備えている。
連結棒(12)の一端部は、昇降体(2)の補強板(7)を連結するピン(32)に対して回動可能に取り付けられている。
連結棒(12)の他端部は、自転車載置台(5)の長さ方向中途部に設けられた金具(33)に対して回動可能に取り付けられている。
これにより、連結棒(12)は、昇降体(2)と自転車載置台(5)とを後方から前方に向けて下向きに傾斜するように連結している(図1参照)。
流体圧シリンダ(15)の基端部は、昇降体(2)の前板(8)に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、自転車載置台(5)の取付部分(13)より上方部であって且つ連結棒(12)の一端部の近傍位置において、左右一対のガスプラケット(16)に対して取り付けられている。
流体圧シリンダ(15)の先端部(ロッド(34)の先端部)は、延出部材(35)を介して自転車載置台(5)に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、自転車載置台(5)は、前端部が取付部分(13)よりもやや後方位置にあり、当該前端部より上方に向けて延びる延出部材(35)が取り付けられている。
円筒部にはピン(14)が挿通される。このピン(14)は、昇降体(2)の補強板(7)の取付部分(13)及び自転車載置台(5)にも挿通されており、自転車載置台(5)を上方向に回動させる際の回動支点となる。
延出部材(35)の貫通孔(36)にはピン(37)が挿通される。このピン(37)は、流体圧シリンダ(15)の先端部(ロッド(34)の先端部)に設けられた孔(38)に挿通されており、延出部材(35)と流体圧シリンダ(15)のロッド(34)の先端部とを連結している。
図1のように、初期状態では自転車載置台(5)が水平状態にある。
この状態では、特許文献1に開示されている通り、流体圧シリンダ(15)にはロッド(34)が短縮しようとする力が働いており、延出部材(35)は上方向に引っ張られている。これにより、自転車載置台(5)には下方向に回動しようとする力が作用するが、連結棒(12)により水平状態より下方に回動することが防がれている。
自転車載置台(5)の上方向への回動に伴って、流体圧シリンダ(15)のロッド(34)が伸長するとともに、連結棒(12)の屈曲可能部(31)の屈曲角度が大きくなり、自転車載置台(5)の床面に対する角度も大きくなる。
そして、自転車載置台(5)が上方向に90°回動すると、自転車載置台(5)はスリット(6)内(支柱(1)内)に収容された状態となる。
下段収納部の構成は特に限定されないが、例えば、本出願人が特開2008−296784号公報、特開2004−256110号公報、実用新案登録第3045190号公報等において開示した自転車載置台を横方向にスライドすることができるスライド式の自転車収納装置が好適に使用される。
下段収納部としてスライド式の自転車収納装置を使用すると、上段収納部の自転車載置台(5)を下降させる場合には、その下方にある下段収納部の自転車載置台を横方向にスライドさせて移動させることにより、下段収納部の自転車載置台が下降の邪魔になることがない。
2 昇降体
3 牽引手段
4 固定手段
5 自転車載置台
6 スリット
7 補強板
8 前板
9 コロ補強板
10 孔
11 滑車
12 連結棒
13 孔(取付部分)
14 ピン
15 流体圧シリンダ
16 ガスプラケット
17 止金具
18 ストッパー
19 付勢手段
20 貫通孔
21 ピン部
22 回動部
23 孔
24 ピン
25 取付金具
26 連結ピン
27 コイル部
28 上方部
29 下方部
30 把持部
31 屈曲可能部
32 ピン
33 金具
34 ロッド
35 延出部材
36 貫通孔
37 ピン
38 孔
F 自転車の前輪
Claims (1)
- 上段収納部と下段収納部を有する二段式駐輪装置であって、
前記上段収納部は、
上下方向に延び、幅方向中央に上下方向に延びるスリットを有する支柱と、
前記支柱に沿って昇降可能な昇降体と、
前記昇降体に対して上方向の引張力を付与する牽引手段と、
前記牽引手段により付与される引張力に抗して前記昇降体を前記支柱の下方位置に固定する固定手段と、
前記昇降体に対して前端部が取り付けられた、把持部を有する自転車載置台と、
前記自転車載置台をスリット内に収容可能とする収容手段と、
を備えており、
前記昇降体及び前記牽引手段は前記支柱内に配設されており、
前記収容手段は、前記自転車載置台と前記スリット内の補強板を結ぶ屈曲可能部を有する連結棒からなり、
前記連結棒の一端は前記補強板を連結するピンと連結され、他端は前記自転車載置台に設けられた金具に連結されており、
前記固定手段は、止金具とストッパーと付勢手段からなり、
前記止金具は、複数の貫通孔を有し、前記支柱内の下方位置に固定されており、
前記ストッパーは、側面視略“S”字状に屈曲しており、回動部をピンによって取付金具に回動自在に連結されており、一端は斜め上方に傾斜しているピン部からなり、ピン部が前記止金具の複数の貫通孔のいずれかに係合することにより固定され、他端は自転車の前輪が当接する位置に設けられ、連結ピンに連結されており、
前記付勢手段は、前記ストッパーを前記回動部の前記ピンを支点として、一方向に回動するように付勢している、
ことを特徴とする二段式駐輪装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016062567A JP6779644B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 二段式駐輪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016062567A JP6779644B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 二段式駐輪装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017172303A JP2017172303A (ja) | 2017-09-28 |
| JP6779644B2 true JP6779644B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=59970699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2016062567A Active JP6779644B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 二段式駐輪装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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| CN110171508B (zh) * | 2019-05-21 | 2020-10-16 | 北京石油化工学院 | 一种带有触发机构的自行车前轮抬升装置 |
| JP7219503B2 (ja) * | 2021-05-18 | 2023-02-08 | 株式会社Cpm | 自転車用駐輪装置 |
-
2016
- 2016-03-25 JP JP2016062567A patent/JP6779644B2/ja active Active
Also Published As
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