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JP6779644B2 - 二段式駐輪装置 - Google Patents
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JP6779644B2 - 二段式駐輪装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができる二段式駐輪装置に関し、より詳しくは上段収納部が昇降可能に構成されている二段式駐輪装置に関する。
自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができる二段式駐輪装置は、狭いスペースで多数台の自転車を収納することができるため、集合住宅や駅の駐輪場等において広く利用されている。
二段式駐輪装置は、上段収納部が高い位置にあり、そのままでは上段収納部に自転車を載せることができない。そのため、通常、自転車を収納する際には上段収納部を低位置まで下降させる一方、自転車を収納した後には上段収納部を高位置まで上昇させることができる昇降手段を備えている。
昇降手段を備えている二段式駐輪装置は、通常、上段収納部を低位置まで下降させ、低位置に固定してから自転車を収納する。そのため、上段収納部を低位置に固定させることができる固定手段を備えている。
特許文献1には、自転車載置台を取り付けた昇降体を支柱の下方位置に固定するための固定手段が、ストッパ固定板と、ストッパピンと、可動ストッパと、付勢手段とから構成されている二段式駐輪装置が記載されている。
しかしながら、このような固定手段は、複数の部品を使用することから、固定手段が複雑化し、故障が生じやすく、メンテナンスし難いという問題があった。
また、可動ストッパの下端部に挿入された棒状のストッパピンを固定板の貫通穴に挿入して昇降体を固定するため、貫通穴とストッパピンとの係合力が弱く、ストッパピンが貫通穴から抜け易く、意図せず固定装置が解除される可能性があるという問題もあった。
特開2013−036212号公報
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができる二段式駐輪装置において、上段収納部の昇降体の固定装置の構造を簡素化することが可能であり、さらに故障し難く、より強固な固定力を有する固定装置を備えた二段式駐輪装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、上段収納部と下段収納部を有する二段式駐輪装置であって、前記上段収納部は、上下方向に延び、幅方向中央に上下方向に延びるスリットを有する支柱と、前記支柱に沿って昇降可能な昇降体と、前記昇降体に対して上方向の引張力を付与する牽引手段と、前記牽引手段により付与される引張力に抗して前記昇降体を前記支柱の下方位置に固定する固定手段と、前記昇降体に対して前端部が取り付けられた、把持部を有する自転車載置台と、前記自転車載置台をスリット内に収容可能とする収容手段と、を備えており、前記昇降体及び前記牽引手段は前記支柱内に配設されており、前記収容手段は、前記自転車載置台と前記スリット内の補強板を結ぶ、屈曲可能部を有する連結棒からなり、前記連結棒の一端は前記補強板を連結するピンと連結され、他端は前記自転車載置台に設けられた金具に連結されており、前記固定手段は、止金具とストッパーと付勢手段からなり、前記止金具は、複数の貫通孔を有し、前記支柱内の下方位置に固定されており、前記ストッパーは、側面視略“S”字状に屈曲しており、回動部をピンによって取付金具に回動自在に連結されており、一端は斜め上方に傾斜しているピン部からなり、ピン部が前記止金具の複数の貫通孔のいずれかに係合することにより固定され、他端は自転車の前輪が当接する位置に設けられ、連結ピンに連結されており、前記付勢手段は、前記ストッパーを前記回動部の前記ピンを支点として、一方向に回動するように付勢している、ことを特徴とする二段式駐輪装置に関する。

請求項1に係る発明によれば、固定手段が止金具とストッパーと付勢手段からなり、斜め上方に傾斜しているストッパーの一端のピン部を止金具の貫通孔に係合することにより昇降体を固定しているため、従来の棒状のストッパピンを貫通孔に通して固定する固定方法よりも、故障し難く、より強固な固定手段を提供できる。
また、固定手段の構造を簡素化できるため、固定手段のメンテナンスが容易である。
本発明に係る二段式駐輪装置の上段収納部の側面図である。 本発明に係る二段式駐輪装置の上段収納部の自転車載置台をスリット内に収容した様子を示す図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る二段式駐輪装置の図1の要部拡大図である。 本発明に係る二段式駐輪装置の図2の(a)の要部拡大図である。 付勢手段を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図を示す図である。 固定手段の作用を説明する図である。 固定手段の作用を説明する図である。 固定手段の作用を説明する図である。 本発明に係る二段式駐輪装置の上段収納部の側面図であって、下方位置に固定されている自転車載置台に自転車を載置した様子を示す図である。 本発明に係る二段式駐輪装置の上段収納部の側面図であって、自転車を載置した自転車載置台を上昇させた様子を示す図である。
以下、本発明に係る二段式駐輪装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る二段式駐輪装置は、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができるものであり、上段収納部が昇降可能に構成されている。
図1は本発明に係る二段式駐輪装置の上段収納部を示す左側面図であり、図2は本発明に係る二段式駐輪装置の自転車載置台をスリット内に収容した様子を示す図であり、図2の(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。尚、図1では支柱を上下方向全体に亘って切り欠いて内部を示しており、図2では支柱の高さ方向の略中間位置から下方の部分を切り欠いて内部を示している。図3は図1の要部拡大図、図4は図2の(a)の要部拡大図である。
以下、本明細書において、図1の左側を後方、右側を前方と称し、図2の(a)の右側を右方、左側を左方と称する。
上段収納部は、上下方向に延びるように床面上に立設される支柱(1)と、支柱(1)に沿って昇降可能な昇降体(2)と、昇降体(2)に対して上方向の引張力を付与する牽引手段(3)と、牽引手段(3)により付与される引張力に抗して昇降体(2)を支柱(1)の下方位置に固定する固定手段(4)と、昇降体(2)に対して前端部が取り付けられた自転車載置台(5)と、自転車載置台(5)を支柱(1)に設けられたスリット(6)内に収容する収容手段を備えている。
支柱(1)は、内部に空間を有する四角柱状であって、自転車載置台(5)が位置する側の面の幅方向中央に上下方向に延びるスリット(6)を有している。スリット(6)の幅は支柱(1)の上端部から下端部にかけて同幅であることが好ましいが、上端部あるいは下端部のどちらか一方にかけて広がっていてもよい。
支柱(1)の内部空間には、昇降体(2)及び牽引手段(3)が配設されている。
昇降体(2)は、自転車載置台(5)の取付部分がスリット(6)に面するように配置されている。これにより、自転車載置台(5)の前端部をスリット(6)内(支柱(1)内)に位置させた状態で昇降させることが可能となる。そのため、外的要因の影響を受けにくくすることができ、故障が生じにくくなり、安定した昇降動作を長期間に亘って維持することができる。
昇降体(2)は、例えば図3及び図4に示すように、好適には、左右一対の補強板(7)と、左右一対の補強板(7)を連結する前板(8)を備えているが、これに限定されない。
さらに好適には、コロ補強板(9)に夫々滑車取付用の孔(10)が設けられており、これらの孔(10)に対して夫々車軸が挿通されて滑車(11)が取り付けられる。
これにより、支柱(1)の幅方向中央を挟んだ位置に配置された左右一対の滑車(11)からなる滑車対が、上下に間隔をあけて二対設けられ且つ前後に間隔をあけて二対設けられることとなる。
これら合計四対(八個)の滑車(11)が支柱(1)の内面に沿って転動することにより、昇降体(2)が支柱(1)に沿って昇降する。
このように、昇降体(2)が、上下前後左右に間隔をあけて配置された合計四対(八個)の滑車(11)を用いて支柱(1)の内面に沿って転動するように構成されていることにより、自転車載置台(5)及び自転車の重さによる昇降体(2)の傾きやぶれが確実に防止され、昇降体(2)の昇降動作が非常に安定する。
昇降体(2)の補強板(7)には後述する連結棒(12)の一端部が回動自在に取り付けられる。また、補強板(7)の下方位置を左右方向に貫通する孔(13)(以下、取付部分(13)ともいう。)は自転車載置台(5)の昇降体(2)への取付部分となり、後述するピン(14)が挿通される。
前板(8)の上方部分には、後述する流体圧シリンダ(15)の基端部を取り付けるための左右一対のガスプラケット(16)が前方に向けて突出している。
牽引手段(3)は、従来用いられる錘やバネを用いてもよく、好適には、騒音防止のために、左右一対の定荷重バネと、支柱(1)内の上方位置に配設された巻き芯と、この巻き芯に巻回されて下方に延出された(すなわち、巻き出された)帯状板とから構成してもよい。
固定手段(4)は、止金具(17)と、ストッパー(18)と、付勢手段(19)から構成されている。
止金具(17)は断面“コ”字状の金属板からなり、“コ”字状の開放側が支柱(1)の後方内面に当接するように、支柱(1)内の下方位置に固定されている(図3参照)。
止金具(17)は貫通孔(20)を有している。貫通孔(20)は上下方向に間隔をあけて複数個設けられている。
これらの貫通孔(20)に対して後述するストッパー(18)のピン部(21)が挿脱される。
ストッパー(18)は、側面視において略“S”字状に屈曲しており、回動部(22)が昇降体(2)に対して回動自在に取り付けられている。具体的には、ストッパーの回動部には孔(23)が設けられており、この孔(23)には回動支点となるピン(24)が挿通され、ピン(24)の一端は取付金具(25)に、他端は昇降体(2)の補強板(7)に回動可能に支持されている。
ストッパー(18)の上端部(他端部)は、連結ピン(26)に連結されており、連結ピン(26)は、通常の状態(すなわち、自転車が自転車載置台(5)に載置されていない状態)では、スリット(6)の開口部近傍に位置している。
ストッパー(18)の下端部(一端部)は、斜め上方に傾斜しているピン部(21)を有し、通常の状態(すなわち、自転車が自転車載置台(5)に載置されていない状態)では、ピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)に係合することにより固定されている。
図5は付勢手段(19)を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図を示す図である。
本実施形態において、付勢手段(19)は、図示の如く、ねじりコイルバネからなる。しかしながら、付勢手段(19)はねじりコイルバネに限定されず、例えば、ねじりコイルバネ以外の圧縮バネや引張コイルバネ等の、当業者に自明な付勢手段も用いられ得る。
付勢手段(19)(ねじりコイルバネ)は、コイル部(27)にストッパー(18)の回動支点となるピン(24)が挿通される。また、コイル部(27)の上方部(28)がストッパー(18)の回動部上方に係止され、コイル部(27)の下方部(29)が前板(8)の前面に係止される(図3参照)。
これにより、付勢手段(19)は、ストッパー(18)を回動部に挿通されたピン(24)を支点として一方向(すなわち、図3の時計回り方向)に回動するように付勢している。ストッパー(18)が付勢された方向(一方向)は、ストッパー(18)のピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)に挿入される方向となる。
次に、図6a、図6b、及び図6cを参照しながら固定手段(4)の作用を説明する。
図6aに示すように、自転車を自転車載置台(5)に載置していない状態では、ストッパー(18)は付勢手段(19)の付勢力により一方向(すなわち、図6aの時計回り方向)に付勢され、ピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)に係合された状態が維持されている。そのため、昇降体(2)は、牽引手段(3)による上方向の引張力が加わっているが、上昇することなく下方位置に固定され、自転車載置台(5)も下方位置に留まる。
図6bに示すように、自転車を自転車載置台(5)に載置し、自転車の前輪(F)を自転車載置台(5)に設けられた溝部に入れ、自転車の前輪(F)がストッパー(18)の上端部に当接していない状態では、自転車の荷重により、自転車載置台(5)の位置が下がると共にストッパー(18)の位置が下がり、ピン部(21)の止金具(17)の貫通孔(20)への係合が解除される。自転車の荷重によってストッパー(18)の位置が下がることにより、ストッパー(18)が回動部を軸に回動可能となる。
図6cに示すように、自転車載置台(5)に載置された自転車がさらに前進して、前輪がストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押すと、ストッパー(18)が一方向(すなわち、図6cの反時計回り方向)に回動し、これによりピン部(21)が止金具(17)の貫通孔(20)から抜ける。すると、昇降体(2)は牽引手段(3)による上方向の引張力の補助によって容易に上昇可能となり、これに伴って自転車載置台(5)を容易に上昇させることが可能となる。
上記したように、自転車を自転車載置台(5)に載置し、自転車の前輪(F)がストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押さない限りは、固定手段(4)による昇降体(2)の固定が解除されないため、自転車の未収納時において昇降体(2)及び自転車載置台(5)が上昇することがなく、安全である。
また、自転車を収納する際には、自転車を自転車載置台(5)に載置し、自転車の前輪(F)でストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押すことにより、固定手段(4)が解除されて昇降体(2)及び自転車載置台(5)が上昇できるようになる。これにより、特別な操作を必要とせずに自転車を前方に移動させるだけで自転車載置台(5)を上昇させることができ、操作の煩わしさが無い。しかも、自転車を、前輪がストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押すまで前進させない限り、固定手段(4)による固定は解除されないため、自転車が完全に載っていない状態で自転車載置台(5)が上昇することがなく、非常に安全である。
また、止金具(17)が上下方向に互いに間隔をあけて複数の貫通孔(20)を有しているため、図6aに示す固定状態において、ストッパー(18)のピン部(21)を挿入する貫通孔(20)の高さを変えることにより、自転車載置台(5)が固定される高さを変更することができる。そのため、様々な大きさや種類の自転車に対応することが可能となる。また、ストッパー(18)のピン部(21)が上下方向に互いに間隔をあけて穿設された複数の貫通孔(20)のいずれかに挿入されれば自転車載置台(5)が固定されるため、容易に固定状態とすることができ、固定に失敗する虞が少なく安全である。
図7aに示すように、自転車載置台(5)は自転車を載せる縦断面において陥凹した台であって、自転車の前輪と後輪を載せることができる幅と長さを有している。
図7aは、自転車載置台(5)に自転車を載置し、前輪でストッパー(18)の上端部に連結された連結ピン(26)を押圧し、固定手段の固定を解除した様子を示す図である。図7aの状態では、固定手段の固定が解除されているため、人力で上方へ押し上げることにより昇降体(2)と共に自転車載置台(5)を上昇させることができる。
図7bは、前記固定装置の固定を解除し、人力で自転車載置台(5)を上方へ押し上げ、牽引手段(3)の引張力と、自転車を含む自転車載置台(5)と昇降体(2)の重さが釣り合い、支柱(1)の上方で安定に自転車が載置されている様子を示す図である。自転車載置台(5)の下面には、上昇した位置にある自転車載置台(5)を人力で引っ張って下降させる際の持ち手となる把持部(30)が設けられており、把持部(30)を下方に引っ張ることで、容易に自転車を図7aの位置に下降させることができる。
収容手段は、自転車載置台(5)に設けられた把持部(30)を把持し、自転車載置台(5)を、昇降体(2)への取付部分(13)を支点として上方向に回動させることによりスリット(6)内(支柱(1)内)に収容するための手段である。
収容手段は、左右一対の連結棒(12)と、空気又は油等の流体を作動流体とした流体圧シリンダ(15)とを備えている。
連結棒(12)は長さ方向中途部に屈曲可能部(31)を有する棒であって、屈曲可能部(31)はチェーン等から形成されている。
連結棒(12)の一端部は、昇降体(2)の補強板(7)を連結するピン(32)に対して回動可能に取り付けられている。
連結棒(12)の他端部は、自転車載置台(5)の長さ方向中途部に設けられた金具(33)に対して回動可能に取り付けられている。
これにより、連結棒(12)は、昇降体(2)と自転車載置台(5)とを後方から前方に向けて下向きに傾斜するように連結している(図1参照)。
流体圧シリンダ(15)はガスシリンダや油圧シリンダ等からなり、ロッド(34)が略上下方向に伸縮するように配設されている。
流体圧シリンダ(15)の基端部は、昇降体(2)の前板(8)に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、自転車載置台(5)の取付部分(13)より上方部であって且つ連結棒(12)の一端部の近傍位置において、左右一対のガスプラケット(16)に対して取り付けられている。
流体圧シリンダ(15)の先端部(ロッド(34)の先端部)は、延出部材(35)を介して自転車載置台(5)に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、自転車載置台(5)は、前端部が取付部分(13)よりもやや後方位置にあり、当該前端部より上方に向けて延びる延出部材(35)が取り付けられている。
延出部材(35)は、側面視“L”字状に屈曲して一端部に貫通孔(36)を有する左右一対の側板と、左右一対の側板を連結するように側板の他端部に設けられた円筒部とから構成されている。
円筒部にはピン(14)が挿通される。このピン(14)は、昇降体(2)の補強板(7)の取付部分(13)及び自転車載置台(5)にも挿通されており、自転車載置台(5)を上方向に回動させる際の回動支点となる。
延出部材(35)の貫通孔(36)にはピン(37)が挿通される。このピン(37)は、流体圧シリンダ(15)の先端部(ロッド(34)の先端部)に設けられた孔(38)に挿通されており、延出部材(35)と流体圧シリンダ(15)のロッド(34)の先端部とを連結している。
次に収容手段の作用について説明する。
図1のように、初期状態では自転車載置台(5)が水平状態にある。
この状態では、特許文献1に開示されている通り、流体圧シリンダ(15)にはロッド(34)が短縮しようとする力が働いており、延出部材(35)は上方向に引っ張られている。これにより、自転車載置台(5)には下方向に回動しようとする力が作用するが、連結棒(12)により水平状態より下方に回動することが防がれている。
図1の状態から、使用者が、自転車が載っていない状態の自転車載置台(5)の前方部分を持って上方向に押し上げると、自転車載置台(5)は昇降体(2)への取付部分(13)のピン(14)を支点として上方向に回動する。
自転車載置台(5)の上方向への回動に伴って、流体圧シリンダ(15)のロッド(34)が伸長するとともに、連結棒(12)の屈曲可能部(31)の屈曲角度が大きくなり、自転車載置台(5)の床面に対する角度も大きくなる。
そして、自転車載置台(5)が上方向に90°回動すると、自転車載置台(5)はスリット(6)内(支柱(1)内)に収容された状態となる。
このように自転車載置台(5)をスリット(6)内に収容して支柱(1)内に収めることにより、不使用時や搬送時には駐輪装置を非常にコンパクト化することが可能となる。また、自転車載置台(5)を上方に回動させる際には流体圧シリンダ(15)による抵抗力が加わるため、使用時において不用意に自転車載置台(5)が上方に回動することが防がれて安全である。また連結棒(12)により、自転車載置台(5)が基準位置(水平位置)よりも下方に回動することを確実に防ぐことができる。
また、自転車載置台(5)を昇降体(2)への取付部分(13)を支点として上方向に回動させることによりスリット(6)内に収容することができるため、自転車が載置されていない状態では自転車載置台(5)はスリット(6)に収容されて上昇することがない。そのため、切換機構を設ける必要がなく、構造を簡素化して装置を小型化することができる。
本発明においては、少なくとも支柱(1)及び昇降体(2)を、ZAM鋼板と呼ばれる亜鉛−アルミニウム6%−マグネシウム3%の溶融めっきを施した鋼板から形成すると、耐食性に優れたものとなるため好ましい。但し、材質はこれに限定されない。
本発明に係る二段式駐輪装置は、従来の二段式駐輪装置(例えば上記特許文献1参照)と同様に、上段収納部は幅方向に複数並んで設置され、上段収納部の下方には下段収納部(図示略)が設けられる。
下段収納部の構成は特に限定されないが、例えば、本出願人が特開2008−296784号公報、特開2004−256110号公報、実用新案登録第3045190号公報等において開示した自転車載置台を横方向にスライドすることができるスライド式の自転車収納装置が好適に使用される。
下段収納部としてスライド式の自転車収納装置を使用すると、上段収納部の自転車載置台(5)を下降させる場合には、その下方にある下段収納部の自転車載置台を横方向にスライドさせて移動させることにより、下段収納部の自転車載置台が下降の邪魔になることがない。
本発明に係る二段式駐輪装置は、自転車載置台を支柱にコンパクトに収容でき、容易に自転車の昇降が可能であるため、集合住宅や駅の駐輪場等の狭いスペースで多数の自転車を駐輪することが必要な場所において好適に使用される。
1 支柱
2 昇降体
3 牽引手段
4 固定手段
5 自転車載置台
6 スリット
7 補強板
8 前板
9 コロ補強板
10 孔
11 滑車
12 連結棒
13 孔(取付部分)
14 ピン
15 流体圧シリンダ
16 ガスプラケット
17 止金具
18 ストッパー
19 付勢手段
20 貫通孔
21 ピン部
22 回動部
23 孔
24 ピン
25 取付金具
26 連結ピン
27 コイル部
28 上方部
29 下方部
30 把持部
31 屈曲可能部
32 ピン
33 金具
34 ロッド
35 延出部材
36 貫通孔
37 ピン
38 孔
F 自転車の前輪

Claims (1)

  1. 上段収納部と下段収納部を有する二段式駐輪装置であって、
    前記上段収納部は、
    上下方向に延び、幅方向中央に上下方向に延びるスリットを有する支柱と、
    前記支柱に沿って昇降可能な昇降体と、
    前記昇降体に対して上方向の引張力を付与する牽引手段と、
    前記牽引手段により付与される引張力に抗して前記昇降体を前記支柱の下方位置に固定する固定手段と、
    前記昇降体に対して前端部が取り付けられた、把持部を有する自転車載置台と、
    前記自転車載置台をスリット内に収容可能とする収容手段と、
    を備えており、
    前記昇降体及び前記牽引手段は前記支柱内に配設されており、
    前記収容手段は、前記自転車載置台と前記スリット内の補強板を結ぶ屈曲可能部を有する連結棒からなり、
    前記連結棒の一端は前記補強板を連結するピンと連結され、他端は前記自転車載置台に設けられた金具に連結されており、
    前記固定手段は、止金具とストッパーと付勢手段からなり、
    前記止金具は、複数の貫通孔を有し、前記支柱内の下方位置に固定されており、
    前記ストッパーは、側面視略“S”字状に屈曲しており、回動部をピンによって取付金具に回動自在に連結されており、一端は斜め上方に傾斜しているピン部からなり、ピン部が前記止金具の複数の貫通孔のいずれかに係合することにより固定され、他端は自転車の前輪が当接する位置に設けられ、連結ピンに連結されており、
    前記付勢手段は、前記ストッパーを前記回動部の前記ピンを支点として、一方向に回動するように付勢している、
    ことを特徴とする二段式駐輪装置。
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