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JP6779740B2 - 高架構造物点検方法 - Google Patents
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本発明は人が直接点検することが可能な高架構造物点検装置、高架構造物点検装置の設置方法及び高架構造物点検装置を用いた点検方法に関する。
高架構造物には橋梁や道路等様々あり、例えば橋梁の場合点検が5年に一度義務づけられている。
点検のため高所作業をする場合は足場を組んだり、ゴンドラを吊り下げたりして作業員が点検を行っていた。
しかし足場を組むには時間と労力がかかり、ゴンドラを用いた場合は風にあおられる危険があった。
特許文献1には橋梁上に配置され、該橋梁に沿って移動可能な第1支持台車と、 橋梁上に配置され、該橋梁に沿って前記第1支持台車とともに移動可能な第2支持台車と、 前記第1支持台車に設けられた支持台に取付けられ、前記橋梁の一方の側方において下方に向けて延びる第1吊り下げ支持体と、前記第2支持台車に設けられた支持台に取付けられ、前記橋梁の他方の側方において下方に向けて延びる第2吊り下げ支持体と、入れ子構造により長手方向に伸縮可能に構成されて前記第1吊り下げ支持体の下端に取付けられ、前記橋梁の下側に向けて水平に延びる第1ビーム体と、入れ子構造により長手方向に伸縮可能に構成されて前記第2吊り下げ支持体の下端に取付けられ、前記橋梁の下側に向けて水平に延びるとともに先端において前記第1ビーム体の先端に連結される第2ビーム体と、 前記第1ビーム体の上部と前記第2ビーム体の上部とに設けられたガイドレール上を移動可能な点検用機器と、を有することを特徴とする橋梁点検装置が記載されている。
特許文献1に記載されている橋梁点検装置では点検用機械が点検を行うことで上記の問題は解決できるが、作業員が打音検査や目視で確認するのと比べ精度が悪かった。
特開2016−41861号公報
本発明は、従来の課題を解決すべく点検作業員の安全を確保しつつ点検することができ、かつ点検装置を容易に設置できる高架構造物点検装置及びその設置方法並びに高架構造物点検方法を提供する。
本発明の高架構造物点検装置は、橋梁などの高架構造物の下面を点検するための高架構造物の点検装置の設置方法は、
高架構造物の両側縁それぞれの近傍に設置され、高架構造物の下面よりも下方まで延びる吊り下げ部をそれぞれ有する第1の支持手段および第2の支持手段と、
前記第1の支持手段における吊り下げ部の下端側に取付けられ、該吊り下げ部の軸線に対し交差する方向に沿って、伸長位置と退縮位置との間を伸縮可能な足場形成部材と、足場形成部材を伸長位置と退縮位置との間で伸縮させる伸縮手段と、を含む足場手段と、
前記第1の支持手段に備えられ、前記足場手段を前記第1の支持手段の吊り下げ部の軸線の周りに回動させる回動手段と、
前記第2の支持手段における吊り下げ部の下端側と、伸長状態にある前記足場形成部材の先端側とを、着脱可能に接続する接続手段と、
を備えることを特徴とする高架構造物点検装置である。
本発明の高架構造物の設置方法は、橋梁などの高架構造物の下面を点検するための高架構造物点検装置であって、
高架構造物の両側縁それぞれの近傍に設置され、高架構造物の下面よりも下方まで延びる吊り下げ部をそれぞれ有する第1の支持手段および第2の支持手段と、
前記第1の支持手段における吊り下げ部の下端側に取付けられ、該吊り下げ部の軸線に対し交差する方向に沿って、伸長位置と退縮位置との間を伸縮可能な足場形成部材と、足場形成部材を伸長位置と退縮位置との間で伸縮させる伸縮手段と、を含む足場手段と、
前記第1の支持手段に備えられ、前記足場手段を前記第1の支持手段の吊り下げ部の軸線の周りに回動させる回動手段と、を用い、
前記第2の支持手段を、吊り下げ部の下端が高架構造物の下面よりも下方に位置するように、高架構造物の一方の側縁の近傍に設置する工程、
前記足場手段を、前記第1の支持手段の吊り下げ部の下端側に取付ける工程、
前記第1の支持手段に取付けた前記足場手段を、高架構造物の下面よりも下方に位置させる工程、
前記第1の支持手段を、高架構造物の他方の側縁の近傍に設置する工程、
前記回動手段によって前記足場手段を回動させて、前記足場手段の足場形成部材の伸縮方向が、前記第2の支持手段の吊り下げ部へ向かう方向となるように調整する工程、
前記伸縮手段によって前記足場手段の足場形成部材を、前記第2の支持手段の吊り下げ部の下端側に到達するまで伸長させる工程、および
前記足場形成部材の先端側を、前記第2の支持手段の吊り下げ部の下端側に着脱可能に接続する工程、
を含むことを特徴とする、高架構造物点検装置の設置方法である。
本発明の高架構造物点検方法は前記高架構造物点検装置を用いて、高架構造物の下面を検査することを特徴とする高架構造物点検方法である。
本発明の高架構造物点検装置は、高架構造物の両側縁のそれぞれ近傍に第1の支持手段と第2の支持手段を設け、第1の支持手段と第2の支持手段の下端側で足場手段を支持できるので足場手段をしっかりと固定できる。
足場手段をしっかりと固定できるため作業員が安全に高架構造物を直接点検することができる。
加えて足場手段が伸縮可能であるため高架構造物の幅に合わせて足場手段の長さの調節を行うことが可能である。
本発明の高架構造物点検装置の設置方法は、高架構造物の両側縁のそれぞれ近傍に第1の支持手段と第2の支持手段を設けることで、作業車を駐車するために通行制限を行わなくともよい。
加えて足場手段が伸縮可能であるため高架構造物の幅に合わせて調節を行うことが可能である。
本発明の高架構造物点検方法を用いることで、作業員が安全かつ直接高架構造物の点検を行うことが可能である。
第2の支持手段を高架構造物の一方の側縁近傍に設置した後、第1の支持手段を高架構造物の他方の側縁近傍に設置するためクレーンで吊るした様子を示す図である。 第1の支持手段を高架構造物の側縁近傍に設置した様子を示す図である。 第1の支持手段を高架構造物に設置した後、足場手段を回動させた様子を示す図である。 足場手段を伸張させて第2の支持手段の吊り下げ部の下端側に到達させ第2の支持手段に接続した様子を示す図である。 足場手段を吊り下げ部の軸線方向に移動させ、高架構造物の下面に接近させた図である。
本発明を以下に詳述するが、本発明は本明細書の記載に限定されず、また従来技術を適宜利用してもよい。
本発明の高架構造物点検装置について図4を用いて説明する。
本発明に係る高架構造物(B)は例えば吊り橋やトラス橋等の橋、高速道路や高架線路等をいい、高架構造物の種類は特に限定しない。
図1乃至図5では高架構造物(B)を幅方向の断面図で表しかつ橋脚は仮想線で表しているが、本発明の高架構造物の構造はこれに限定されない。
第1の支持手段(1)は高架構造物(B)に固定するための固定部(1a)、吊り下げ部(1b)、固定部(1a)と吊り下げ部(1b)を連結する連結部(1c)、及び足場手段(3)を取付けるための取付部(1d)を備えている。
第1の支持手段(1)はさらに高架構造物(B)を固定部(1a)に固定する固定手段、及び足場手段を取付部(1d)に取り付ける取付け手段を備えている。
第1の支持手段(1)は路側帯、側溝等の高架構造物の側縁近傍に設置され、固定手段によって固定される。
第1の支持手段(1)の下端側に足場手段(3)が取付部(1d)によって取り付けられ、取付部(1d)としてはボルトやピンなどを用いる。
第1の支持手段(1)は吊り下げ部(1b)に伸縮手段(4)を備えていてもよい。
伸縮手段(4)としては油圧シリンダーを用いてもよく、複数個所で伸縮するようにしてもよい。
第1の支持手段(1)を設置することで高架構造物(B)の下面(U)より低い位置に足場手段(3)を降ろすことができる。
第1の支持手段(1)はさらに足場手段(3)を前記第1の支持手段(1)の吊り下げ部(1b)の軸線の周りに回動させる回動手段(6)を備えている。
足場手段(3)は、吊り下げ部(1b)の軸線に対し交差する方向(例えば90度)に沿って、伸長位置と退縮位置との間を伸縮可能な足場形成部材と、足場形成部材を伸長位置と退縮位置との間で伸縮させる伸縮手段(7)と、を含む。足場手段(3)は第1の支持手段に対する取付部位(30)と第2の支持手段に対する取付部位(31)を有する。
足場形成部材は複数の板状体(3a)から構成され、縮小時に板状体(3a)が重なっていてもよい。
足場形成部材は軽量で強度の高い材質が好ましく、アルミニウムやカーボングラファイト等を用いることができる。
足場形成部材は伸縮手段(7)を備え、高架構造物(B)の幅に合わせて伸縮できるように構成されている。
伸縮手段(7)としては本出願人が出願した特願2014−117087に記載されているような方法を用いてもよく、複数のローラとワイヤーから構成されてもよい。
足場手段(3)は、吊り下げ部(1b)に対する取付部位(30)を中心として、伸長状態の足場形成部材に作用するモーメントを低減するための重錘(8)を含んでいてもよい。
足場手段(3)は、回動手段(6)や伸縮手段(7)を駆動するための電力を供給する発電機を含んでもよい。
この発電機は前記重錘(8)を兼用させることができる。
足場手段(3)には伸縮可能な手すりが設けられている方が作業員の安全性の確保の観点から好ましい。
手すりはロープやワイヤー等と滑車を用いて伸縮させてもよく、あるいは入れ子式の複数の筒状部材を延伸させてもよい。
第2の支持手段(2)は路側帯、側溝等の高架構造物の側縁近傍に設置するための固定手段(2a)と、吊り下げ部(2b)、固定手段(2a)と吊り下げ部(2b)を連結する連結部(2c)を備える。吊り下げ部(2b)の下端部の取付部(2d)には足場手段(3)を固定する接続手段を備えていてもよい。接続手段としてはボルト、ピン、電磁石等を備えていてもよい。
さらに第2の支持手段(2)は伸縮手段(5)を備えていてもよく、例えば退縮位置で固定されたのち、鉛直方向に伸長してもよい。
伸縮手段(5)として例えば油圧シリンダーを用いてもよい。
伸長された足場手段(3)は接続手段によって第2の支持手段(2)に接続され固定される。
第1の支持手段(1)及び第2の支持手段(2)は高架構造物(B)の長手方向に沿って移動するための走行手段をさらに備えていてもよく、走行手段としてはローラを用いてもよくレールを高架構造物上に敷設しレール上を移動させてもよい。
走行手段を備えることで、移動しながら高架構造物(B)の下面(U)を点検することができ効率的である。
走行手段は例えば発電機から供給される電気を用いて駆動されてもよく、あるいは遠隔操作で操作されてもよい。
走行手段は第1の支持手段(1)の移動速度と第2の支持手段(2)の移動速度を同じにするために、制御装置を備えていてもよくあるいは遠隔で操作されてもよい。
本発明の高架構造物点検装置は作業員(P)が足場手段(3)と高架構造物(B)の上面を往復するための昇降手段を備えていてもよい。
昇降手段は例えばはしごを用いることができる。
次に高架構造物点検装置の設置方法について図面を用いて説明する。
図1に示す通り、まず足場手段(3)が取り付けられていない第2の支持手段(2)を、吊り下げ部の下端が高架構造物(B)の下面(U)よりも下方に位置するように、高架構造物の一方の側縁の近傍に設置し固定する。
足場手段(3)の足場形成部材の伸縮方向が高架構造物(B)の長手方向と平行になるように方向付け、次に足場手段(3)の取付け部位(30)を第1の支持手段(1)の吊り下げ部(1b)の下端側の取付部(1d)に取付けておく。
次に図2に示す通り第1の支持手段(1)をクレーン(C)で第2の支持手段(2)の設置場所と反対側の側縁近傍に設置する。このとき第1の支持手段(1)と第2の支持手段(2)を結んだ仮想線は高架構造物(B)の長手方向と垂直になるよう設置し、その後第1の支持手段(1)を側縁近傍に固定する。
この固定により第1の支持手段(1)に取り付けた前記足場手段(3)が、高架構造物(B)の下面(U)よりも下方に配置される。
図3に示す通り第1の支持手段(1)を設置した後、回動手段(6)によって前記足場手段(3)を回動させ、前記足場手段(3)の足場形成部材の伸縮方向が、前記第2の支持手段(2)の吊り下げ部(2b)へ向かう方向となるように調整する。
足場手段(3)を回動させた後は、例えば特願2014−117087に記載された伸縮手段や複数のローラとワイヤーを用いて前記足場手段(3)の足場形成部材を前記第2の支持手段(2)の吊り下げ部(2b)の下端側に到達するまで伸長させる。
図4に示す通り足場形成部材を第2の支持手段(2)の吊り下げ部(2b)の下端部まで伸張させた後、足場形成部材の先端側の取付部位(31)を、第2の支持手段(2)の吊り下げ部(2b)の下端部の取付部(2d)に着脱可能に接続することで設置が完了する。
接続手段としてはボルト、ピン、電磁石等が挙げられ、遠隔操作で接続してもよい。
高架構造物点検装置を設置した後、伸縮手段(4、5)によって第1の支持手段(1)および第2の支持手段(2)それぞれの吊り下げ部の軸方向長さを変更することで高架構造物(B)の下面(U)と足場手段(3)との距離を調整し作業を行ってもよい。
調整方法としては、例えば伸縮手段(4,5)として油圧シリンダーを用いて吊り下げ部を鉛直方向に伸縮させる構造にしてもよいがこれに限定されない。
図5に示す通り、足場手段(3)の位置を調整した後、作業員(P)は目視、打音などの検査を行う。
この場合作業員(P)は、はしご等によって足場形成部材に移動する。
足場手段を軸方向に移動させず、足場手段(3)にジャッキ等の昇降手段を設置し昇降手段上に作業員(P)が載ることで高架構造物(B)の下面(U)を点検してもよい。
上記の高架構造物点検装置の設置方法では第2の支持手段(2)を設置してから第1の支持手段(1)を設置したが、2台のクレーン(C)を用いて第1の支持手段(1)と第2の支持手段(2)を同時に設置してもよい。
第1の支持手段(1)を設置してから第2の支持手段(2)を設置してもよい。
本発明の高架構造物点検装置を用いることで、例えば山間の風が吹いている状況下でも安定した足場が提供でき作業員が安全に点検作業を行うことができる。
また本発明の高架構造物点検装置の設置方法を用いることで、短時間で高架構造物の点検装置を設置することができる。
1 第1の支持手段
1a 固定部
1b 吊り下げ部
1c 連結部
1d 取付部
2 第2の支持手段
2a 固定部
2b 吊り下げ部
2c 連結部
2d 下端部の取付部
3 足場手段
3a 板状体
4 伸縮手段
5 伸縮手段
6 回動手段
7 伸縮手段
8 重錘
30 取付部位
31 取付部位
B 高架構造物
C クレーン
P 作業員
U 高架構造物の下面

Claims (6)

  1. 橋梁などの高架構造物の下面を点検する高架構造物点検方法であって、
    高架構造物の両側縁それぞれの近傍に設置され、高架構造物の下面よりも下方まで延びる吊り下げ部をそれぞれ有する第1の支持手段および第2の支持手段と、
    前記第1の支持手段における吊り下げ部の下端側に取り付けられ、該吊り下げ部の軸線に対し交差する方向に沿って、伸長位置と退縮位置との間を伸縮可能な足場形成部材と、足場形成部材を伸長位置と退縮位置との間で伸縮させる伸縮手段と、伸縮可能な手すりと、を含む足場手段と、
    前記第1の支持手段に備えられ、前記足場手段を前記第1の支持手段の吊り下げ部の軸線の周りに回動させる回動手段と、
    前記第2の支持手段における吊り下げ部の下端側と、伸長状態にある前記足場形成部材の先端側とを、着脱可能に接続する、ボルト又はピンからなる接続手段と、を備え、
    前記足場手段は人が乗ることができる強度を有する高架構造物点検装置を用いて、高架構造物の下面を点検することを特徴とする高架構造物点検方法。
  2. 前記足場手段の足場形成部材は、表面が、吊り下げ部の軸線に対し交差する方向となるように積層された複数の板状体を含み、各板状体が、面方向に沿って相対的に摺動可能で ある、請求項1に記載の高架構造物点検方法。
  3. 前記足場手段は、吊り下げ部に対する取付部位を中心として、伸長状態の足場形成部材に作用するモーメントを低減するための重錘を含む、請求項1または2に記載の高架構造物点検方法。
  4. 前記第1および第2の支持手段は、吊り下げ部の軸方向長さを変更可能である、請求項1―3のいずれか1項に記載の高架構造物点検方法。
  5. 前記第1および第2の支持手段は、高架構造物の長手方向に沿って移動するための走行手段をさらに備える、請求項1―4のいずれか1項に記載の高架構造物点検方法。
  6. 幅員が20m以上の橋梁の点検に用いる、請求項1−5のいずれか1項に記載の高架構造物点検方法。
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