JP6791016B2 - Double pipe insulation structure - Google Patents
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Description
本発明は、二重管断熱構造体に関する。 The present invention relates to a double tube insulation structure.
両端において開口した内管と外管とが両端部分において結合され、内管と外管との間に形成された空間が減圧されている二重管断熱構造体が知られている。特許文献1には、内管と外管とが両端部分においてベローズによって結合された二重管断熱構造体が記載されている。
A double pipe heat insulating structure is known in which an inner pipe and an outer pipe opened at both ends are connected at both ends, and the space formed between the inner pipe and the outer pipe is decompressed.
特許文献1に記載の二重管断熱構造体では、内管と外管とが両端においてベローズによって結合されているため、内管が加熱されて熱膨張した場合にも内管の変形がベローズに吸収されるので、内管の変形が外管に伝わるのを抑制することができる。しかしながら、特許文献1に記載の二重管断熱構造体は、比較的高価な部材であるベローズを二重管の両端、すなわち、2箇所において使用するので、コストの点で好ましくない。
In the double pipe heat insulating structure described in
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、コストの増大を抑えつつ、内管が熱膨張したときに外管に内管の変形が伝わるのを抑制することができる二重管断熱構造体を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above background, and is capable of suppressing the transmission of deformation of the inner tube to the outer tube when the inner tube is thermally expanded while suppressing an increase in cost. The purpose is to provide a structure.
本発明の一態様にかかる二重管断熱構造体は、両端が開口した内管と外管とが両端部分において結合され、前記内管と前記外管との間の空間が減圧された二重管断熱構造体であって、前記内管と前記外管のいずれか一方における両端部分には他の部分よりも管壁の厚さが薄い薄肉部分が設けられ、前記内管と前記外管のいずれか一方において熱膨張に起因する前記内管の変形を吸収しうるベローズ部分が1箇所配設され、前記内管が、実使用において加熱されうる温度範囲で最大限に熱膨張した場合にも前記薄肉部分において圧縮応力が発生するのを抑制するよう、前記ベローズ部分は圧縮または伸張された状態で配設されているものである。 In the double pipe heat insulating structure according to one aspect of the present invention, the inner pipe and the outer pipe having both ends are connected at both ends, and the space between the inner pipe and the outer pipe is depressurized. In the pipe heat insulating structure, thin-walled portions having a tube wall thickness thinner than the other portions are provided at both end portions of either the inner pipe or the outer pipe, and the inner pipe and the outer pipe are provided with thin-walled portions. In either one, a bellows portion capable of absorbing the deformation of the inner tube due to thermal expansion is arranged at one place, and even when the inner tube is maximally expanded in a temperature range that can be heated in actual use. The bellows portion is arranged in a compressed or stretched state so as to suppress the generation of compressive stress in the thin-walled portion.
本発明によれば、コストの増大を抑えつつ、内管が熱膨張したときに外管に内管の変形が伝わるのを抑制することができる。 According to the present invention, it is possible to suppress the deformation of the inner tube from being transmitted to the outer tube when the inner tube is thermally expanded, while suppressing the increase in cost.
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
Hereinafter,
まず、図1を参照して本実施の形態にかかる二重管断熱構造体1の構成について説明する。
図1は、二重管断熱構造体1の構成について模式的に示す断面図である。図1に示すように、二重管断熱構造体1は、外管2と、内管3と、を備えている。内管3および外管2は、両端が開口した円筒形の管である。内管3は、外管2の内側に同軸に配置されている。外管2および内管3の材質は、例えば、ステンレス鋼や鉄鋼である。内管3と外管2とは、両端部分において結合されている。
First, the configuration of the double pipe
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing the configuration of the double pipe
内管3の両端部分には他の部分3bよりも管壁の厚さが薄い薄肉部分3aが設けられている。すなわち、薄肉部分3aの管壁の厚さt2は他の部分3bの管壁の厚さt1よりも薄い(t1>t2)。外管2において、熱膨張に起因する内管3の変形を吸収しうるベローズ部分5が1箇所配設されている。すなわち、ベローズ部分5は、可撓性を有する弾性部材として作用する。外管2の両端部分には、外管2の開口面に沿って内側に延びた環状壁2aが形成されている。
Thin-
内管3と外管2とは、両端部分において結合されている。具体的には、内管3の両端部分における薄肉部分3aの先端と、外管2の両端部分における環状壁2aの先端と、が結合されている。この結合は、例えば溶接により行ってもよい。
The
外管2と内管3との間には密閉された空間8が形成されている。空間8は減圧された真空空間である。すなわち、外管2と内管3との間は、真空空間によって断熱されている。外管2の外側は外気である。内管3の内側は、収容空間113である。収容空間113において加熱する処理が行われ、これにより、内管3が加熱される。
A closed
図2は、二重管断熱構造体1の製造において、内管3と外管2とを結合する前後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が内管3と外管2とを結合する前の状態、下段の図が内管3と外管2とを結合した後の状態を示している。なお、図2において、簡便のため、二重管断熱構造体1の上半分のみ示している。図2に示すように、内管3と外管2とを結合する前の状態では、ベローズ部分5は自然長Lc1の状態である。
FIG. 2 is a schematic view showing a state before and after connecting the
一方、内管3と外管2とが結合された後の状態では、ベローズ部分5は、自然長Lc1よりも短い長さLc2に圧縮された(縮んだ)状態である(Lc2<Lc1)。すなわち、ベローズ部分5の圧縮状態からの復元力F1は内管3を軸方向に引き延ばす方向に作用する。よって、内管3と外管2とが結合された後の状態では、薄肉部分3aはベローズ部分5の復元力F1によって引っ張られるので、薄肉部分3aには所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分3aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分3aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
On the other hand, in the state after the
図3は、二重管断熱構造体1における、内管3が加熱される前と後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が、内管3が加熱される前の状態、中段及び下段の図が、内管3が加熱された後の状態である。なお、図3において、簡便のため、二重管断熱構造体1の上半分のみ示している。
FIG. 3 is a schematic view showing the state before and after the
図3の上段に示すように、内管3が加熱される前はベローズ部分5の長さLc2は自然長Lc1より短い(Lc2<Lc1)。図3の中段に示すように、内管3が加熱されることにより、他の部分3bの長さが熱膨張によりLa1からLa2に伸び、これに伴い、ベローズ部分5の長さがLc2からLc3に伸びたとする。このとき、内管3が加熱された後のベローズ部分5の長さLc3が、ベローズ部分5の自然長Lc1以下であるとする(Lc3≦Lc1)。すなわち、ベローズ部分5は圧縮された状態である。Lc3≦Lc1である場合、ベローズ部分5の圧縮状態からの復元力F2は内管3を軸方向に引き延ばす方向に作用する。よって、薄肉部分3aはベローズ部分5の復元力F2によって引っ張られるので、薄肉部分3aには所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分3aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分3aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
As shown in the upper part of FIG. 3, the length Lc2 of the
図3の下段に示すように、内管3が加熱されることにより、他の部分3bの長さが熱膨張によりLa1からLa3に伸び、これに伴い、ベローズ部分5の長さがLc2からLc4に伸びたとする。このとき、内管3が加熱された後のベローズ部分5の長さLc4が、ベローズ部分5の自然長Lc1よりも長いとする(Lc4>Lc1)。すなわち、ベローズ部分5は伸びた状態である。つまり、Lc4>Lc1である場合、薄肉部分3aはベローズ部分5の復元力F3によって圧縮されるので、薄肉部分3aには所定の圧縮応力がかかった状態になっている。薄肉部分3aは、引張応力には比較的強いが、圧縮応力には比較的弱い。
As shown in the lower part of FIG. 3, when the
このため、二重管断熱構造体1における実際の使用で内管3が加熱されるうる温度範囲において、内管3の他の部分3bが熱膨張により最大限に伸びた場合にも、薄肉部分3aに圧縮応力が発生しないよう、ベローズ部分5の長さが自然長Lc1より長くならないようにする必要がある。本実施の形態にかかる二重管断熱構造体1では、内管3が実使用において加熱されうる温度範囲で最大限に熱膨張した場合にも薄肉部分3aにおいて圧縮応力が発生するのを抑制するよう、ベローズ部分5は、圧縮された状態で配設されている。具体的には、内管3と外管2との結合する際におけるベローズ部分5の圧縮状態からの復元力F1(図2参照)を、内管3が実使用において加熱されうる温度範囲で最大限に熱膨張した場合にも薄肉部分3aにおいて圧縮応力が発生するのを抑制することができるような所定の値以上に設定する。
Therefore, even when the
以上より、本実施の形態にかかる二重管断熱構造体1に拠れば、内管3が熱膨張した際に薄肉部分3aにおいて圧縮応力が作用するのを抑制する。
From the above, according to the double pipe
実施の形態2
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分については共通の符号を付してその説明を省略する。
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The parts common to those in the first embodiment are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
まず、図4を参照して本実施の形態にかかる二重管断熱構造体101の構成について説明する。
図4は、二重管断熱構造体101の構成について模式的に示す断面図である。図4に示すように、二重管断熱構造体101は、外管102と、内管103と、を備えている。内管103および外管102は、両端が開口した円筒形の管である。内管103は、外管102の内側に同軸に配置されている。外管102および内管103の材質は、例えば、ステンレス鋼や鉄鋼である。内管103と外管102とは、両端部分において結合されている。
First, the configuration of the double pipe
FIG. 4 is a cross-sectional view schematically showing the configuration of the double pipe
外管102の両端部分には他の部分102bよりも管壁の厚さが薄い薄肉部分102aが設けられている。すなわち、薄肉部分102aの管壁の厚さt2は他の部分102bの管壁の厚さt1よりも薄い(t1>t2)。内管103において、熱膨張に起因する内管103の変形を吸収しうるベローズ部分5が1箇所配設されている。具体的には、内管103において、ベローズ部分5は、左側部分103aと右側部分103bの間に配設されている。内管103の両端部分には、内管103の開口面に沿って外側に延びた環状壁103cが形成されている。
Thin-
内管103と外管102とは、両端部分において結合されている。具体的には、外管102の両端部分における薄肉部分102aの先端と、内管103の両端部分における環状壁103cの先端と、が結合されている。この結合は、例えば溶接により行ってもよい。
The
外管102と内管103との間には真空空間である空間8が形成されている。これにより、外管102と内管103との間は断熱されている。内管103の内側は、収容空間113である。収容空間113において加熱する処理が行われ、これにより、内管103が加熱される。
A
図5は、二重管断熱構造体101の製造における、内管103と外管102とを結合する前後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が内管103と外管102とを結合する前の状態、下段の図が内管103と外管102とを結合した後の状態を示している。なお、図5において、簡便のため、二重管断熱構造体101の上半分のみ示している。図5に示すように、内管103と外管102とを結合する前の状態では、ベローズ部分5は自然長Lc1の状態である。
FIG. 5 is a schematic view showing a state before and after connecting the
一方、内管103と外管102とが結合された後の状態では、ベローズ部分5は、自然長Lc1よりも短い長さLc2に圧縮された(縮んだ)状態である。すなわち、ベローズ部分5の圧縮状態からの復元力F1は外管102を引き延ばす方向に作用する。よって、内管103と外管102とが結合された後の状態では、薄肉部分102aはベローズ部分5の復元力F1によって引っ張られるので、薄肉部分102aには所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分102aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分3aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
On the other hand, in the state after the
図6は、二重管断熱構造体101における、内管103が加熱される前と後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が、内管103が加熱される前の状態、下段の図が、内管103が加熱された後の状態である。なお、図6において、簡便のため、二重管断熱構造体101の上半分のみ示している。
FIG. 6 is a schematic view showing the state before and after the
図6の上段に示すように、内管103が加熱される前はベローズ部分5の長さLc2は自然長Lc1より短い(Lc2<Lc1)。図6の下段に示すように、内管103が加熱されることにより、内管103における左側部分103aの長さが熱膨張によりLal1からLal2に伸び、右側部分103bの長さが熱膨張によりLar1からLar2に伸びる。これに伴い、ベローズ部分5の長さが、自然長Lc1より短いLc2からさらにLc5に縮む(Lc5<Lc2<Lc1)。ベローズ部分5の圧縮状態からの復元力F5は外管102を軸方向に引き延ばす方向に作用する。よって、薄肉部分102aはベローズ部分5の復元力F5によって引っ張られるので、薄肉部分102aには所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分102aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分102aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
As shown in the upper part of FIG. 6, the length Lc2 of the
以上より、本実施の形態にかかる二重管断熱構造体1に拠れば、内管103が熱膨張した際に薄肉部分102aにおいて圧縮応力が作用するのを抑制する。
From the above, according to the double pipe
実施の形態3
以下、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分については共通の符号を付してその説明を省略する。
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The parts common to those in the first embodiment are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
まず、図7を参照して本実施の形態にかかる二重管断熱構造体201の構成について説明する。
図7は、二重管断熱構造体201の構成について模式的に示す断面図である。図7に示すように、二重管断熱構造体201は、外管202と、内管203と、を備えている。内管203および外管202は、両端が開口した円筒形の管である。内管203は、外管202の内側に同軸に配置されている。外管202および内管203の材質は、例えば、ステンレス鋼や鉄鋼である。内管203と外管202とは、両端部分において結合されている。
First, the configuration of the double pipe
FIG. 7 is a cross-sectional view schematically showing the configuration of the double pipe
内管203の両端部分には他の部分203bよりも管壁の厚さが薄い薄肉部分203aが設けられている。すなわち、薄肉部分203aの管壁の厚さt2は他の部分203bの管壁の厚さt1よりも薄い(t1>t2)。また、内管203において、熱膨張に起因する内管203の変形を吸収しうるベローズ部分5が1箇所配設されている。外管202の両端部分には、外管202の開口面に沿って内側に延びた環状壁202aが形成されている。
Thin-
内管203と外管202とは、両端部分において結合されている。具体的には、内管203の両端部分における薄肉部分203aの先端と、外管202の両端部分における環状壁202aの先端と、が結合されている。この結合は、例えば溶接により行ってもよい。
The
外管202と内管203との間には真空空間である空間8が形成されている。すなわち、外管202と内管203との間は、真空空間によって断熱されている。内管203の内側は、収容空間113である。収容空間113において加熱する処理が行われ、これにより、内管203が加熱される。
A
図8は、二重管断熱構造体201の製造における、内管203と外管202とを結合する前後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が内管203と外管202とを結合する前の状態、下段の図が内管203と外管202とを結合した後の状態を示している。なお、図8において、簡便のため、二重管断熱構造体201の上半分のみ示している。図8に示すように、内管203と外管202とを結合する前の状態では、ベローズ部分5は自然長Lc1の状態である。
FIG. 8 is a schematic view showing a state before and after connecting the
一方、内管203と外管202とが結合された後の状態では、ベローズ部分5は、自然長Lc1よりも長い長さLc6に伸張された(伸びた)状態である(Lc6>Lc1)。内管203と外管202とが結合された後の状態では、薄肉部分203aは、ベローズ部分5の伸張状態からの復元力F6によって引っ張られて所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分203aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分203aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
On the other hand, in the state after the
図9は、二重管断熱構造体201における、内管203が加熱される前と後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が、内管203が加熱される前の状態、中段及び下段の図が、内管203が加熱された後の状態である。なお、図9において、簡便のため、二重管断熱構造体201の上半分のみ示している。
FIG. 9 is a schematic view showing the state before and after the
図9の上段に示すように、内管203が加熱される前はベローズ部分5の長さLc6は自然長Lc1より長い(Lc6>Lc1)。図9の中段に示すように、内管203が加熱されることにより、内管203の他の部分203bが熱膨張により伸びると、内管203の他の部分203bが伸びた分、ベローズ部分5は縮む。これに伴い、ベローズ部分5の長さがLc6からLc7に縮んだとする。ここで、内管203が加熱された後のベローズ部分5の長さLc7が、ベローズ部分5の自然長Lc1以上であるとする(Lc6>Lc7≧Lc1)。すなわち、ベローズ部分5は伸張された状態である。Lc7≧Lc1である場合、薄肉部分203aはベローズ部分5の復元力F7によって引っ張られるので、薄肉部分203aには所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分203aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分203aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
As shown in the upper part of FIG. 9, the length Lc6 of the
図9の下段に示すように、内管203が加熱されることにより、内管203の他の部分203bが熱膨張により伸びたことに伴い、ベローズ部分5の長さがLc6からLc8に縮んだとする。ここで、内管203が加熱された後の内管203が加熱された後のベローズ部分5の長さLc8が、ベローズ部分5の自然長Lc1よりも短いとする(L6c>Lc1>Lc8)。すなわち、ベローズ部分5は縮んだ状態である。Lc8<Lc1である場合、ベローズ部分5の圧縮状態からの復元力F8は外管202および内管203を軸方向に圧縮する方向に作用する。つまり、Lc8<Lc1である場合、薄肉部分203aはベローズ部分5の復元力F8によって圧縮されるので、薄肉部分203aには圧縮応力がかかった状態になっている。薄肉部分3aは、引張応力には比較的強いが、圧縮応力には比較的弱い。
As shown in the lower part of FIG. 9, the length of the
このため、二重管断熱構造体201における実際の使用で内管203が加熱されるうる温度範囲において、内管203の他の部分203bが熱膨張により最大限に伸びた場合にも、薄肉部分203aに圧縮応力が発生しないよう、ベローズ部分5の長さが自然長Lc1より短くならないようにする必要がある。本実施の形態にかかる二重管断熱構造体201では、内管203が実使用において加熱されうる温度範囲で最大限に熱膨張した場合にも薄肉部分203aにおいて圧縮応力が発生するのを抑制するよう、ベローズ部分5は、引き延ばされた状態で配設されている。具体的には、内管203と外管202との結合する際におけるベローズ部分5の伸張状態からの復元力F6(図8参照)を、内管203が実使用において加熱されうる温度範囲で最大限に熱膨張した場合にも薄肉部分203aにおいて圧縮応力が発生するのを抑制することができるような所定の値以上に設定する。
Therefore, even when the
以上より、本実施の形態にかかる二重管断熱構造体201に拠れば、内管203が熱膨張した際に薄肉部分203aにおいて圧縮応力が作用するのを抑制する。
From the above, according to the double pipe
実施の形態4
以下、図面を参照して本発明の実施の形態4について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分については共通の符号を付してその説明を省略する。
Embodiment 4
Hereinafter, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The parts common to those in the first embodiment are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
まず、図10を参照して本実施の形態にかかる二重管断熱構造体301の構成について説明する。
図10は、二重管断熱構造体301の構成について模式的に示す断面図である。図10に示すように、二重管断熱構造体301は、外管302と、内管303と、を備えている。内管303および外管302は、両端が開口した円筒形の管である。内管303は、外管302の内側に同軸に配置されている。外管302および内管303の材質は、例えば、ステンレス鋼や鉄鋼である。内管303と外管302とは、両端部分において結合されている。
First, the configuration of the double pipe
FIG. 10 is a cross-sectional view schematically showing the configuration of the double pipe
外管302の両端部分には他の部分302bよりも管壁の厚さが薄い薄肉部分302aが設けられている。すなわち、薄肉部分302aの管壁の厚さt2は他の部分203bの管壁の厚さt1よりも薄い(t1>t2)。また、外管302において、熱膨張に起因する内管303の変形を吸収しうるベローズ部分5が1箇所配設されている。内管303の両端部分には、内管303の開口面に沿って外側に延びた環状壁303aが形成されている。
Thin-
内管303と外管302とは、両端部分において結合されている。具体的には、外管302の両端部分における薄肉部分302aの先端と、内管303の両端部分における環状壁303aの先端と、が結合されている。この結合は、例えば溶接により行ってもよい。
The
外管302と内管303との間には真空空間である空間8が形成されている。すなわち、外管302と内管303との間は、真空空間によって断熱されている。内管303の内側は、収容空間113である。収容空間113において加熱する処理が行われ、これにより、内管303が加熱される。
A
図11は、二重管断熱構造体301の製造における、内管303と外管302とを結合する前後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が内管303と外管302とを結合する前の状態、下段の図が内管303と外管302とを結合した後の状態を示している。なお、図11において、簡便のため、二重管断熱構造体301の上半分のみ示している。図11に示すように、内管303と外管302とを結合する前の状態では、ベローズ部分5は自然長Lc1の状態である。
FIG. 11 is a schematic view showing a state before and after connecting the
一方、内管303と外管302とが結合された後の状態では、ベローズ部分5は、自然長Lc1よりも長い長さLc6に伸張された(伸びた)状態である(Lc6>Lc1)。内管303と外管302とが結合された後の状態では、薄肉部分302aは、ベローズ部分5の伸張状態からの復元力F6によって引っ張られて所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分302aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分302aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
On the other hand, in the state after the
図12は、二重管断熱構造体301における、内管303が加熱される前と後の状態を示す模式図である。ここで、上段の図が、内管303が加熱される前の状態、下段の図が、内管303が加熱された後の状態である。なお、図12において、簡便のため、二重管断熱構造体301の上半分のみ示している。
FIG. 12 is a schematic view showing the state before and after the
図12の上段に示すように、内管303が加熱される前はベローズ部分5の長さLc6は自然長Lc1より長い(Lc6>Lc1)。図12の下段に示すように、内管303が加熱されることにより、内管303が熱膨張により伸びると、内管303が伸びた分、ベローズ部分5も伸びる。ベローズ部分5の長さが自然長Lc1より長いLc6からさらにLc9に伸びる(Lc9>Lc6>Lc1)と、薄肉部分302aはベローズ部分5の復元力F9によって引っ張られるので、薄肉部分302aには所定の引張応力がかかった状態になっている。薄肉部分302aは、引張応力には比較的強いため、薄肉部分302aにおいて所定の引張応力がかかった状態であっても特に問題は生じない。
As shown in the upper part of FIG. 12, the length Lc6 of the
以上より、本実施の形態にかかる二重管断熱構造体301に拠れば、内管303が熱膨張した際に薄肉部分302aにおいて圧縮応力が作用するのを抑制する。
From the above, according to the double pipe
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。 The present invention is not limited to the above embodiment, and can be appropriately modified without departing from the spirit.
1、101、201、301 二重管断熱構造体
2、102、202、302 外管
3、103、203、303 内管
3a、102a、203a、302a 薄肉部分
5 ベローズ部分
8 空間
113 収容空間
1, 101, 201, 301 Double
Claims (1)
前記内管と前記外管のいずれか一方における両端部分には他の部分よりも管壁の厚さが薄い薄肉部分が設けられ、
前記内管と前記外管のいずれか一方において熱膨張に起因する前記内管の変形を吸収しうるベローズ部分が1箇所のみに配設され、
前記ベローズ部分の両端は、前記内管と前記外管のいずれか一方と接続され、
前記内管が、実使用において加熱されうる温度範囲で最大限に熱膨張した場合にも前記薄肉部分において圧縮応力が発生するのを抑制するよう、前記ベローズ部分は圧縮または伸張された状態で配設されている、二重管断熱構造体。 A double pipe heat insulating structure in which an inner pipe and an outer pipe having both ends opened are connected at both ends, and the space between the inner pipe and the outer pipe is decompressed.
At both ends of either the inner pipe or the outer pipe, thin-walled portions having a thinner tube wall than the other portions are provided.
In either the inner pipe or the outer pipe, a bellows portion capable of absorbing the deformation of the inner pipe due to thermal expansion is arranged at only one place.
Both ends of the bellows portion are connected to either the inner pipe or the outer pipe.
The bellows portion is arranged in a compressed or stretched state so as to suppress the generation of compressive stress in the thin-walled portion even when the inner tube is maximally expanded in a temperature range that can be heated in actual use. Double pipe insulation structure installed.
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