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JP6791069B2 - 超小型モビリティの外気導入構造 - Google Patents
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本発明は、室内空間に外気を導入する超小型モビリティの外気導入構造に関する。
近年、乗車定員が2名以下である超小型モビリティと呼ばれる車両が開発されている。この超小型モビリティは、その室内空間が略密閉された空間であっても、車体の軽量化のために電気的な空調装置であるエアコンディショナーを備えていないことがあり、しかも、外気を室内空間に導入する構造も備えていないことがある。
この場合、特に夏季において、室内空間の温度(以下、「室内温度」と称する。)が運転者が不快に感じる温度まで上昇してしまっても、室内温度を積極的に下げる手段がない。また、特に冬季において、室内温度と外気温度との差に起因する窓ガラスの曇りを積極的に抑制したり、窓ガラスが曇ってしまったときにその曇りを積極的に解消したりする手段もない。
従って、略密閉された室内空間を有する超小型モビリティにおいては、室内温度を下げるため、又は、窓ガラスの曇りを抑制し若しくは窓ガラスの曇りを解消するために室内空間に外気を導入できるようになっていることが望まれる。
室内空間に外気を導入する外気導入構造として、車両のボンネットに設けられた外気取込口から室内空間に外気を導入する構造が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
実開昭63−104211号公報
超小型モビリティは、従来の車両のボンネットのような部分を備えていないことが多い。従って、超小型モビリティには、外気導入構造を設けるスペースに限りがある。このため、ボンネットを備えた車両の外気導入構造を超小型モビリティに設けようとしても、こうした外気導入構造を設けることができない可能性がある。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の1つは、外気を室内空間に導入できる超小型モビリティの外気導入構造を提供することにある。
本発明に係る外気導入構造(40L、40R)は、超小型モビリティ(10)に適用される。前記超小型モビリティは、ボディ(11)と、サイドミラー(20L、20R)と、を備える。前記サイドミラーは、前記ボディの側面前方部分に取り付けられたステー部(21L、21R)、該ステー部から上方へ延びるステム部(22L、22R)、及び、該ステム部の上部に取り付けられるヘッド部(23L、23R)を備える。
本発明に係る外気導入構造は、前記超小型モビリティの室内空間(19)に外気を導入する。本発明に係る外気導入構造は、前記ステー部の正面壁面にて開口する外気取込口(41L、41R)、前記室内空間の前方領域に開口する外気放出口(42L、42R)、及び、前記外気取込口と前記外気放出口とを連結するダクト(43L、43R)を備える。
本発明に係る外気導入構造によれば、外気取込口からダクトに取り込まれる外気を外気放出口から室内空間に導入することができる。そして、外気取込口は、サイドミラーのステー部に設けられる。従って、超小型モビリティのように外気導入構造を設けるスペースに限りがある場合においても、外気導入構造を設けることができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る外気導入構造が適用される超小型モビリティを示した斜視図である。 図2は、図1に示した超小型モビリティの側面図である。 図3は、図1に示した超小型モビリティの正面図である。 図4は、図1に示した超小型モビリティのECU等を示した図である。
<全体構成>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る超小型モビリティの外気導入構造について説明する。本発明の実施形態に係る外気導入構造(以下、「実施構造」と称する。)は、外気を超小型モビリティの室内空間に導入するための構造であり、図1乃至図3に示した超小型モビリティ10に適用される。以下、超小型モビリティを「超小型車両」と称する。
本例の超小型車両10は、その室内空間の換気、冷房及び暖房の少なくとも1つを行うことができる電動の空調装置であるエアコンディショナーを備えていない。しかしながら、実施構造は、エアコンディショナーを備えた超小型車両にも適用可能である。
また、本例の超小型車両10は、乗車定員が2名の小型の車両である。しかしながら、実施構造は、乗車定員が1名又は3名の超小型車両にも適用可能である。即ち、実施構造は、少なくとも、乗車定員が3名以下の超小型車両に適用可能である。
超小型車両10は、ボディ11、左サイドミラー20L、右サイドミラー20R、左前輪13L、右前輪13R、及び、後輪14を備える。実施構造は、少なくとも、三輪以上の車輪を備えた超小型モビリティに適用可能である。
ボディ11は、ボディ本体11B、インストルメントパネル11P、左側トリム11Ld及び右側トリム11Rdを含む。更に、ボディ11は、正面窓ガラス15F(いわゆるフロントガラス)、左側Aピラー16La、左側Bピラー16Lb、左側Cピラー16Lc、左側ドア17L、左前方窓ガラス15Lf、右側Aピラー16Ra、右側Bピラー16Rb、右側Cピラー16Rc、右側ドア17R、右前方窓ガラス15Rfを備える。
左前方窓ガラス15Lfは、左側Aピラー16Laと左側Bピラー16Lbとボディ本体11Bとによって形成される左前方窓枠18Lfに嵌め込まれている。左側ドア17Lは、その上方領域に窓枠18Lrを備えており、その窓枠18Lrには、窓ガラス15Lrが嵌め込まれている。
右前方窓ガラス15Rfは、右側Aピラー16Raと右側Bピラー16Rbとボディ本体11Bとによって形成される右前方窓枠18Rfに嵌め込まれている。右側ドア17Rは、その上方領域に窓枠18Rrを備えており、その窓枠18Rrには、窓ガラス15Rrが嵌め込まれている。
ボディ11は、左側ドア17L及び右側ドア17Rが閉じられた状態で、その内部に略密閉された室内空間19を形成する。ボディ11は、ボディ11の幅方向中央の正面壁面の部分を頂点とした流線形をなす外壁面を有する。
インストルメントパネル11Pは、室内空間19内の前方領域においてボディ本体11Bに取り付けられる。左側トリム11Ldは、室内空間19内の左側方領域においてボディ本体11Bに取り付けられる。右側トリム11Rdは、室内空間19内の右側方領域においてボディ本体11Bに取り付けられる。
左サイドミラー20Lは、ステー部21L、ステム部22L及びヘッド部23Lを備える。ステー部21Lは、左側ドア17Lの前方部分に取り付けられる。ステム部22Lは、細長い棒状の部材であり、その下端は、ステー部21Lの上面から左斜め上方且つ外方に延びるようにステー部21Lの上面に取り付けられる。ヘッド部23Lは、ステム部22Lの上端に取り付けられる。ヘッド部23Lの後面にミラー(即ち、鏡)が配設される。運転者は、このミラーを介して超小型車両10の左後方の様子を確認することができる。
右サイドミラー20Rは、ステー部21R、ステム部22R及びヘッド部23Rを備える。ステー部21Rは、右側ドア17Rの前方部分に取り付けられる。ステム部22Rは、細長い棒状の部材であり、その下端は、ステー部21Rの上面から右斜め上方且つ外方に延びるようにステー部21Rの上面に取り付けられる。ヘッド部23Rは、ステム部22Rの上端に取り付けられる。ヘッド部23Rの後面にミラー(即ち、鏡)が配設される。運転者は、このミラーを介して超小型車両10の右後方の様子を確認することができる。
ステー部21L及び21Rには、超小型車両10が転倒した場合に地面又は道路面とボディ11との間に隙間を形成する働きもある。
更に、図4に示したように、超小型車両10は、ステアリングホイール30、アクセルペダル31、ブレーキペダル32、電動モータ33、インバータ34、バッテリ35、パワーステアリング装置36、アクセルペダル操作量センサ80、ブレーキペダル操作量センサ81、操舵角センサ82、及び、ECU90を備える。図示していないが、超小型車両10は、運転者用の座席、及び、その座席の後部に配設された同乗者用の座席も備える。
ECU90は、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御装置(エレクトロニックコントロールユニット)又は電子制御回路である。
ステアリングホイール30は、操舵輪としての後輪14を操舵するために運転者の手で回転操作される。操舵角センサ82は、ステアリングホイール30の操舵角を検出し、その検出した操舵角を表す信号をECU90に出力する。
アクセルペダル31は、超小型車両10の加速度を調節するために運転者の足で操作される。アクセルペダル操作量センサ80は、運転者によるアクセルペダル31の操作量を検出し、その検出した操作量を表す信号をECU90に出力する。
ブレーキペダル32は、超小型車両10の減速度を調節するために運転者の足で操作される。ブレーキペダル操作量センサ81は、運転者によるブレーキペダル32の操作量を検出し、その検出した操作量を表す信号をECU90に出力する。
インバータ34は、ECU90に電気的に接続されている。電動モータ33は、インバータ34を介してバッテリ35に接続されている。超小型車両10は、電動モータ33を駆動源として左前輪13L及び右前輪13Rを回転させることによって走行される。電動モータ33は、バッテリ35の電力によって駆動される。
<外気導入構造>
図3に示したように、実施構造は、左側外気導入構造部分40L及び右側外気導入構造部分40Rを備える。以下、左側外気導入構造部分40Lを「左側構造部分40L」と称し、右側外気導入構造部分40Rを「右側構造部分40R」と称する。
<左側構造部分>
左側構造部分40Lは、外気取込口41L、外気放出口42L、ダクト43L及びレジスタ46Lを備える。
外気取込口41Lは、左サイドミラー20Lのステー部21Lの正面壁面に前方に向かって開口するように設けられる。外気放出口42Lは、室内空間19に露出している左側トリム11Ldの外壁面に設けられている。ダクト43Lの一方の開口43Laは、外気取込口41Lに接続され、ダクト43Lの他方の開口43Lbは、外気放出口42Lに接続される。従って、ダクト43Lは、外気取込口41Lと外気放出口42Lとを連結している。
レジスタ46Lは、外気放出口42Lに配設される。レジスタ46Lは、外気放出口42Lから室内空間19に放出される外気の流量及び流方向を調節するために運転者によって利用される。
<右側構造部分>
右側構造部分40Rも、左側構造部分40Lと同様に、外気取込口41R、外気放出口42R、ダクト43R及びレジスタ46Rを備える。
外気取込口41Rは、右サイドミラー20Rのステー部21Rの正面壁面に前方に向かって開口するように設けられる。外気放出口42Rは、室内空間19に露出している右側トリム11Rdの外壁面に設けられている。ダクト43Rの一方の開口43Raは、外気取込口41Rに接続され、ダクト43Rの他方の開口43Rbは、外気放出口42Rに接続される。従って、ダクト43Rは、外気取込口41Rと外気放出口42Rとを連結している。
レジスタ46Rは、外気放出口42Rに配設される。レジスタ46Rは、外気放出口42Rから室内空間19に放出される外気の流量及び流方向を調節するために運転者によって利用される。
実施構造によれば、室内空間19の温度(以下、「室内温度」と称する。)が運転者の不快に感じる温度まで上昇した場合、運転者は、レジスタ46L及び46Rを操作して外気取込口41L及び41Rから取り込まれる外気を外気放出口42L及び42Rから室内空間19に導入して室内温度を下げることができる。或いは、運転者が室内温度の過度な上昇を抑制したい場合、運転者は、外気放出口42L及び42Rから室内空間19に外気を導入しておくことにより、室内温度の過度な上昇を抑制することができる。
また、窓ガラス15F、15LF、15Rf、15Lr及び15Rr(以下、これら窓ガラスをまとめて「窓ガラス15F等」」と称する。)の何れかが曇った場合、運転者は、外気放出口42L及び42Rから室内空間19に外気を導入することにより、窓ガラス15F等の曇りを解消させることができる。或いは、運転者が窓ガラス15F等の曇りを抑制したい場合、運転者は、外気放出口42L及び42Rから室内空間19に外気を導入しておくことにより、窓ガラス15F等の曇りを抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
例えば、上記実施形態において、外気導入構造は、左側構造部分40L及び右側構造部分40Rの何れか一方のみを備えるように構成され得る。
また、ダクト43L及び43Rを開放したり閉鎖したりするために、ダクト43L及び43Rそれぞれ内に、シャッターを配設してもよい。
ダクト43L及び43Rに入り込んだ雨等の異物をダクト43L及び43Rの外に排出するために、ダクト43L及び43Rそれぞれにドレイン孔を設けてもよい。
10…超小型モビリティ(超小型車両)、11…ボディ、19…室内空間、40L…左側外気導入構造部分、40R…右側外気導入構造部分、41L及び41R…外気取込口、42L及び42R…外気放出口、43L及び43R…ダクト。

Claims (1)

  1. ボディと、該ボディの側面前方部分に取り付けられたステー部、該ステー部から上方へ延びるステム部、及び、該ステム部の上部に取り付けられるヘッド部を備えるサイドミラーと、を備えた超小型モビリティに適用され、前記超小型モビリティの室内空間に外気を導入する超小型モビリティの外気導入構造において、
    前記ステー部の正面壁面にて開口する外気取込口、前記室内空間の前方領域に開口する外気放出口、及び、前記外気取込口と前記外気放出口とを連結するダクトを備えた、
    超小型モビリティの外気導入構造。

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