JP6792153B2 - ダイヤフラムポンプ及び材料吐出装置 - Google Patents
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Description
このようなダイヤフラムポンプとしては、例えば、特許文献1、2に記載されている。
このような場合、特許文献2に記載されるように、ダイヤフラムが変位する向きを上下方向(縦方向)となる構成とすれば、ダイヤフラムポンプが材料容器の上部空間内に収まることで横方向の配置スペースを小さくすることが可能となる。
しかしながら、特許文献2に記載されたダイヤフラムポンプにあっては、例えば、粘性の高い材料を吸引、吐出の対象としたときに、当該粘性材料を収納する容器由来のもの、或いは、材料吸引時のキャビテーションに由来してポンプ室内に空気が供給され、気泡をポンプ室内に滞留させてしまう、という問題を生ずる。
従って、湿気硬化型の粘性材料を吸引、吐出の対象とした場合には、ポンプ室内に滞留した気泡若しくは空気により粘性材料がポンプ内で硬化反応してしまう、という不都合を招来する。
仮に、そのような利用態様が図れるとしても、ダイヤフラムポンプの上方より材料を吐出させる必要が生じるから、前記吐出口に配管を接続して当該配管の先端を上方に引き出さなければならなくなる。従って、構成が複雑になるばかりでなくポンプを小型化できなくなる不都合の他、収納袋をペール缶等の収納容器に収納したときに、当該ペール缶の内面とダイヤフラムポンプとの間に配管が通過する隙間の存在が不可避となり、ペール缶の内面をガイド面としてダイヤフラムポンプをスムースに下降させるように用いることはできない。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、特に、粘性材料をポンプ室内に供給して吐出する場合において、粘性材料が気泡を巻き込んでポンプ室内に供給されることがあっても、当該気泡を粘性材料と共に外部に吐出できるようにしてポンプ室内の滞留を回避可能なポンプ及び材料吐出装置を提供することにある。
前記ポンプ室形成部材の外周側に沿った底面に凹溝を形成する、という構成を採っている。
前記ダイヤフラムポンプは、上部を開放する一方、下部を底面とするポンプ室形成部材と、当該ポンプ室形成部材の前記開放側に位置してポンプ室を形成するダイヤフラムと、当該ダイヤフラムを上下方向に変位させる駆動手段と、前記底面の中央部と前記収納容器との間に位置して前記粘性材料をポンプ室内に吸引する第1流路と、前記ポンプ室の外周面部分に連通するとともに吐出装置とポンプ室との間に位置して粘性材料を吐出装置側に流動させる第2流路とを備え、
前記ポンプ室形成部材の外周側に沿った底面に凹溝を形成し、
前記第2流路は、前記ポンプ室の外周面部分に連なる横向き流路と、当該横向き流路に連なる縦向き流路とにより構成される、という構成を採っている。
本発明によれば、ポンプ室形成部材の底面の外周側に凹溝を形成したことで、当該凹溝の上部領域において材料の流動を促進でき、粘性材料が前記外周側の上部から凹溝底面に向かって流れ、その流れとともに気泡若しくは空気を巻き込んで粘性材料が流動し、第2流路から吐出される粘性材料とともに空気がポンプ室外に吐出される。
これにより、例えば、粘性材料が湿気硬化型であっても、ポンプ室内での硬化を未然に防止でき、ダイヤフラムの変位動作を常に安定に保ち、材料の吐出若しくは吐出量を定量に保つことができる。
なお、本発明の凹溝の深さ並びにポンプ室の深さを上記範囲にすることで、ダイヤフラムが昇降する際、ポンプ室内に貯留した粘性材料が流動する範囲が前記ポンプ室の上端部まで十分に及ぶこととなる。そのため、ポンプ室の上端に滞留していた気泡が粘性材料の流動により送出されることとなり、一層気泡が残留しにくくなる。
第1流路23を通じてポンプ室18内に吸引される粘性材料Mは、底面15の中央部からポンプ室18内に流動する。
ここで、何らかの要因により、粘性材料Mに空気が混入している場合、従来では、図3に示されるように、気泡bがポンプ室18の外周側上部に滞留してしまう場合を生ずる。
しかしながら、本実施形態では、図3中矢印で示されるように、中央部から外周部に向かう流れと、外周側上部から下部に向かう流れとにより気泡bが粘性材料Mとともに凹溝16Aに流れ、その後、横向き流路25Aに流れ、縦向き流路25Bを経て吐出装置13から吐出されるようになる。これにより、ポンプ室18に空気bが滞留してしまうような不都合が回避される。これは、本発明に係るダイヤフラムポンプ12がポンプ室形成部材16の外周側に沿った底面に設けられた凹溝16Aに横向き流路25Aを接続したことによるものと考えられる。
なお、上記ダイヤフラムポンプ12は、粘性材料Mが吐出されるに従って、収納袋11Aの上部から沈み込むようになるが、ポンプ室形成部材16の平面内に第2流路25を構成する縦向き流路25Bが位置し、上方に粘性材料Mが流動して吐出装置13から吐出する構成であるため、収納袋11A上で沈み込んでも粘性材料Mの流動は妨げられることはない。また、ダイヤフラムポンプ12は、ペール缶11Bの内面に沿って下降することとなる。ここで、円形プレート17が設けてあると、ペール缶内面をよりスムースに下降することができるようになる。
また、ダイヤフラムポンプ12は、ペール缶11B内に収まる寸法に設けられているとともに、収納袋11A上で沈み込んでも、縦向き流路25Bの上部から粘性材料を吐出装置13に流通させる構造となっているため、ダイヤフラム20の面が水平となる縦置き姿勢として利用でき、横幅を取らない省スペース型として利用することができる。また、ポンプ室18の外周面部分に横向き流路25Aの一端側を連通させていることで、ポンプ室18内の底面中央部から当該ポンプ室18内に吸引された粘性材料Mが流れ易くなる。しかも、横向き流路25Aに連なる縦向き流路25Bに連なる吐出装置13から粘性材料Mの吐出を可能とした構成によっても、ポンプ室内における空気の滞留を解消し易くすることができる。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
また、ダイヤフラム20の構成も前記構成に限らず、その他のダイヤフラムを用いることができる。
また、収納容器としては収納袋11Aとペール缶11Bを示したが、収納袋11Aを用いることなくペール缶11Bに材料を収納して本発明を実施することでもよく、また、ペール缶11Bに限らず、収納袋11Aを収納できるその他の容器を用いても良い。
更に、本発明における上記部材の寸法若しくは大きさは例示的に示したものであり、同様の作用を奏する限り、変更することを妨げない。
11A 収納袋
11B ペール缶(収納容器)
13 吐出装置
15 底面
16 ポンプ室形成部材
16A 凹溝
18 ポンプ室
21 駆動手段
23 第1流路
25 第2流路
25A 横向き流路
25B 縦向き流路
b 気泡(空気)
M 粘性材料
Claims (5)
- 上部を開放する一方、下部を底面とするポンプ室形成部材と、当該ポンプ室形成部材の前記開放側に位置してポンプ室を形成するダイヤフラムと、当該ダイヤフラムを上下方向に変位させる駆動手段と、前記底面に連通して粘性材料をポンプ室内に供給する第1流路と、前記ポンプ室の外周面部分に連通して粘性材料を外部に吐出する第2流路とを備えたダイヤフラムポンプにおいて、
前記ポンプ室形成部材の外周側に沿った底面に凹溝を形成したことを特徴とするダイヤフラムポンプ。 - 前記凹溝の深さは、前記第2流路の横向き流路の上下方向高さの1/2以上であることを特徴とする請求項1記載のダイヤフラムポンプ。
- 前記ポンプ室の深さは、前記凹溝の深さの2倍を超え、3倍未満であることを特徴とする請求項1又は2記載のダイヤフラムポンプ。
- 前記第2流路と前記外周面部分との接続部下端は、前記凹溝の底面と略同一面上に位置することを特徴とする請求項1、2又は3記載のダイヤフラムポンプ。
- 粘性材料を収納する収納容器と、当該収納容器の上部開口部に連通するように配置されるとともに前記収納容器の内面に沿って移動可能なダイヤフラムポンプと、このダイヤフラムポンプに接続される吐出装置とを含み、前記収納容器内の粘性材料を吸引して前記吐出装置より吐出する材料吐出装置において、
前記ダイヤフラムポンプは、上部を開放する一方、下部を底面とするポンプ室形成部材と、当該ポンプ室形成部材の前記開放側に位置してポンプ室を形成するダイヤフラムと、当該ダイヤフラムを上下方向に変位させる駆動手段と、前記底面の中央部と前記収納容器との間に位置して前記粘性材料をポンプ室内に吸引する第1流路と、前記ポンプ室の外周面部分に連通するとともに吐出装置とポンプ室との間に位置して粘性材料を吐出装置側に流動させる第2流路とを備え、
前記ポンプ室形成部材の外周側に沿った底面に凹溝を形成し、
前記第2流路は、前記ポンプ室の外周面部分に連なる横向き流路と、当該横向き流路に連なる縦向き流路とにより構成されていることを特徴とする材料吐出装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2016245980A JP6792153B2 (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | ダイヤフラムポンプ及び材料吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016245980A JP6792153B2 (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | ダイヤフラムポンプ及び材料吐出装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2016245980A Active JP6792153B2 (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | ダイヤフラムポンプ及び材料吐出装置 |
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