JP6792476B2 - アルミニウム合金板材およびその製造方法 - Google Patents
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また、本発明の製造方法によれば、優れた強度および伝導性を有しながら、かつ耐食性に優れたアルミニウム合金板材を製造することができる。
そして、高純度アルミニウムを原料としてアルミニウム合金板材を製造することで、Fe等の不可避不純物元素の含有量を十分に低減し、さらに、合金元素としてMnおよびMgを所定の量で含有させることにより、高純度アルミニウムが有する高い耐食性を維持しながら、優れた強度および伝導性を有するアルミニウム合金板材が得られることを見出した。
すなわち、熱交換器フィン材に必要とされる強度および伝導性を有しながら、さらには十分に優れた耐食性を有するアルミニウム合金板材を得るためには、単に原料として用いるアルミニウムの純度を高めて、腐食の起点となる不可避不純物元素の含有量を低減するだけでは不十分であり、高純度アルミニウムを原料とし、その上で合金元素としてMnおよびMgを所定の量で含有させることによって、不可避不純物元素の含有量を十分に低減し、かつ腐食の起点となる金属間化合物の生成を十分に抑制し高純度アルミニウムが有する高い耐食性を維持できることを、本発明者らは見出した。
ここで用いる高純度アルミニウムは、純度が99.99質量%以上の高純度アルミニウム(純度を示す質量パーセント表記における先頭から連続する9の数の後にナインの頭文字であるNを付して「4N−Al」と記載し、「フォーナインアルミ」と呼ぶこともある。通常、この表現は9が3個以上の場合に用いられる。)であるのが好ましい。
以下に、本発明の実施形態に係るアルミニウム合金板材の組成について説明する。
(1)Mn
Mnは、アルミニウム合金の耐食性を大きく低下させることなく強度を向上させる元素である。そこでMn含有量は、0.1質量%以上とする。Mn含有量は、好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.4質量%以上である。但し、Mn含有量が多過ぎると、金属間化合物が増大し、これらが腐食の起点となり、腐食が進行しやすくなる。また、伝導性も低下する。以上の観点から、Mn含有量は2.0質量%以下とする。Mn含有量は、好ましくは1.8質量以下%、さらに好ましくは1.5質量%以下である。
Mgは、アルミニウム合金の耐食性を大きく低下させることなく強度を向上させる元素である。Mnに対してMgを一定割合以上含有させることで、腐食の起点となるMnを含む金属間化合物の生成を抑制でき、アルミニウム合金の耐食性の低下を抑えることができる。Mg含有量(質量%)/Mn含有量(質量%)≧1/16の関係を満たすようにMgを含有すれば、このような効果を得ることができる。一方、Mg含有量が多過ぎると、母材の腐食が進行しやすくなり、また伝導性も低下する。そこでMg含有量は、質量基準でMn含有量の1/16倍以上1.6質量%以下とする。Mg含有量は、好ましくは1.2質量%以下、さらに好ましくは0.8質量%以下である。
Mn含有量(質量%)≧0.1 (a)
Mg含有量(質量%)≦1.6 (b)
Mn含有量(質量%)≦2.0 (c)
Mg含有量(質量%)/Mn含有量(質量%)≧1/16 (d)
Mn含有量(質量%)+Mg含有量(質量%)≧0.6 (e)
アルミニウム合金板材の成分は前記の他、残部がAlおよび不可避不純物元素からなるものである。不可避不純物元素は合計で0.04質量%までの含有が許容され、0.03質量%以下が好ましく、0.02質量%以下がより好ましく、0.015質量%以下がさらに好ましく、0.01質量%以下がよりさらに好ましい。不可避不純物元素の含有量をこのような範囲にすることにより、腐食の起点となる金属間化合物の生成を抑制することができ、アルミニウム合金板材の耐食性を向上させることができる。
本発明に係るアルミニウム合金板材は、Fe等の不可避不純物元素の量を低く抑えるため、本発明の板材を構成するアルミニウム合金は通常、純度が99.99質量%以上の高純度アルミニウム(4N−Al)を原料とし、これに合金元素であるマンガンとマグネシウムを加えて作製される。このような高純度アルミニウムを原料とすることにより、Feを含む不可避不純物元素の含有量を0.04質量%以下、好ましくは0.03質量%以下、より好ましくは0.02質量%以下、さらに好ましくは0.015質量%以下、よりさらに好ましくは0.01質量%以下まで低減することができる。
市販の高純度アルミニウム(4N−Al)を原料とし、これに合金元素であるマンガンとマグネシウムを加えて、本発明に係るアルミニウム合金板材を作製すると、不可避不純物元素の含有量が0.02質量%以下のアルミニウム合金板材が得られる。
さらに高い純度、例えば、99.999質量%以上の高純度アルミニウム(同じく「5N−Al」と記載し、「ファイブナインアルミ」と呼ぶこともある)を原料とすることにより、得られるアルミニウム合金板材に含まれる不可避不純物元素の量をさらに低減することができ、耐食性をより高めることができる。
主な不可避不純物元素であるFeの含有量は、0.025質量%以下であることが好ましく、0.02質量%以下であることがより好ましく、0.015質量%以下であることがさらに好ましく、0.003質量%以下であることがよりさらに好ましい。このような範囲であれば、AlとFeとを含む金属間化合物(Al−Fe系やAl−Mn−Fe−Si系など)の生成をより抑制することができ、アルミニウム合金板材における腐食の進行をさらに抑制することができる。したがってFe含有量は、0.025質量%以下とするのが好ましく、0.02質量%以下であることがより好ましく、0.015質量%以下であることがさらに好ましく、0.003質量%以下であることがよりさらに好ましい。市販の高純度アルミニウム(4N−Al)を原料とし、これに合金元素であるマンガンとマグネシウムを加えて、本発明に係るアルミニウム合金を作製すると、Feの含有量が0.003質量%以下のアルミニウム合金板材が得られる。アルミニウム合金におけるFe含有量の下限値はゼロであるが、アルミニウムの精製効率との関係で、工業的な最高純度のアルミニウムを原料として用いた場合であっても、少なくとも0.1質量ppm程度は含まれている。
なお、あまり純度の高くないアルミニウムを原料として製造した従来のアルミニウム合金板材は、通常、0.7質量%程度のFeを含有している。
上述のとおり、Feの含有量を0.025質量%以下としたうえで、他の不可避不純物元素であるSi、Cu、Ti、V、Cr、Ni、ZnおよびGaの合計含有量を0.02質量%以下、さらには0.015質量%以下、さらには0.01質量%以下、特に0.005質量%以下とするのが好ましい。
市販の高純度アルミニウム(4N−Al)を原料とし、これに合金元素であるマンガンとマグネシウムを加えて、本発明に係るアルミニウム合金を作製すると、Feを除く不可避不純物元素であるSi、Cu、Ti、V、Cr、Ni、ZnおよびGaの合計含有量が0.015質量%以下のアルミニウム合金板材が得られる。
Siは、アルミニウム中のFeに次ぐ主な不可避不純物元素であるが、上記したAl−Mn−Fe−Si系のような金属間化合物の生成をより抑制する観点からは、その含有量を0.015質量%以下とするのが好ましく、0.01質量%以下とするのがより好ましく、さらには0.005質量%以下とするのがより好ましい。
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金板材は、圧延および熱処理の条件を適切に選択し、母材であるアルミニウム中へのMnの固溶状態、およびAl−Mn等の金属間化合物の析出状態を制御することで、上述した優れた耐食性および強度に加え、伝導性をより向上させることができ、さらには成形性についても向上させることができる。
Mgが母材中に全量固溶していると仮定したときの、板材の導電率から母材中へのMnの固溶率を求める方法について説明する。導電率の単位の一つとして、「%IACS」があり、本明細書ではこの単位を採用する。IACSは、International Annealed Copper Standardの略で、国際的に採択された焼鈍標準軟銅(体積抵抗率=1.7241×10-2μΩm)の導電率を100%IACSとしている。導電率は電気抵抗値の逆数に比例するので、例えば50%IACSであれば、その体積抵抗率(以下、「電気抵抗値」または単に「抵抗値」とも呼ぶ)は、1.7241×10-2μΩm×100/50=3.4482×10-2μΩm=3.4482×10-8Ωmのように換算できる。また上記のとおり、導電率100%IACSは電気抵抗値1.7241×10-2μΩm=1.7241×10-8Ωmに相当するが、ここでは有効数字を3桁とし、導電率100%IACSは電気抵抗値1.72×10-8Ωmに相当するものとして、計算式を示す。
0.5×10-6Ωcm/原子%=0.5×10-6Ω×10-2m/0.9019質量%
=5.5×10-9Ωm/質量%
を得た。これが、上記式(2)の右辺第2項に現れるMgの比抵抗寄与係数である。
6.7×10-6Ωcm/原子%=6.7×10-6Ω×10-2m/2.0154質量%
=3.3×10-8Ωm/質量%
を得た。これが、上記式(3)に現れるMnの固溶状態での比抵抗寄与係数である。
アルミニウム合金板材の板厚は0.1mm以上5mm以下とすることができる。板厚がこのような範囲にあれば、熱交換器用のフィン材などとして適用することができる。板厚が小さいほど、板材自体の重量減少および、熱交換器をはじめとして適用される各種製品サイズの縮小に寄与するため、板厚は2mm以下、さらには1mm以下であるのが好ましい。また、板厚が0.1mm以上であれば強度を保つことができるが、必要に応じて0.2mm以上、さらに0.25mm以上とすることもできる。
本発明に係るアルミニウム合金板材の製造方法は、以下に述べる圧延素材作製工程、圧延工程および最終焼鈍工程を含み、上記圧延工程の途中で中間焼鈍工程を施すことが好ましい。以下、これらの各工程について説明する。
圧延素材作製工程は、アルミニウム合金を溶解、鋳造してアルミニウム合金鋳塊を作製する工程である。圧延素材作製工程では、上述した化学成分を有するアルミニウム合金を溶解した溶湯から、所定形状の鋳塊を作製する。アルミニウム合金を溶解、鋳造する方法は、特に限定されるものではなく、従来公知の方法を用いればよい。また、圧延素材に熱処理を施す工程(均質化熱処理工程)が含まれていてもよい。
ここで、アルミニウム合金の原料として、純度が99.99質量%以上の高純度アルミニウムを用いることが好ましい。このような高純度アルミニウムを得る方法は特に限定されないが、例えば文献「高純度アルミニウム」(麻草春海他、住友化学技術誌、住友化学工業株式会社、1988年、1988−II、P.69−86)に記載されている、三層電解法および偏析法のいずれかにより得ることが好ましい。このような方法であれば、4N−Al等の高純度アルミニウムを安定して得ることができ、最終的に得られるアルミニウム合金板材を効率的に製造することができる。
また、上述した化学成分を有するアルミニウム合金を準備するにあたり、不可避不純物元素の量が規定値を超えない限りにおいて、マンガン源としてアルミニウム−マンガン母合金を用いたり、マグネシウム源としてアルミニウム−マグネシウム母合金を用いたりすることもできる。
圧延工程は、前記圧延素材に圧延加工率90%以上の圧延を施す工程である。ここでいう圧延加工率は、圧延素材の厚さ(つまり、圧延前の厚さ)から圧延により得られた最終板材の厚さを差し引いた値(つまり、圧延により減少した厚さ)を、圧延素材の厚さで除した値の百分率であって、次式:
圧延加工率(%)=[(圧延前の厚さ−圧延後の厚さ)/圧延前の厚さ]×100
により算出される。例えば、厚さ10mmの圧延素材を圧延して厚さ1mmの板材とすれば、圧延加工率は90%となる。
中間焼鈍工程は、前記圧延工程の途中で500℃以上にて5時間以上保持する工程である。本発明に係るアルミニウム合金板材の製造方法は、圧延工程の途中でこのような中間焼鈍工程を行うことにより、金属間化合物の状態で析出するMn量が多くなり、最終焼鈍後の再結晶粒を微細化することができる。その結果、強度および耐食性に加えて、伝導性により優れ、さらに成形性にも優れたアルミニウム合金板材を得ることができる。中間焼鈍の温度を500℃以上とすることで、最終焼鈍後の再結晶粒を微細化することができる。また、焼鈍時間を5時間以上とすることで、最終焼鈍後の再結晶粒を微細化することができる。したがって中間焼鈍工程は500℃以上にて5時間以上保持することが望ましい。中間焼鈍の温度は、アルミニウム合金が溶融しない温度であればよいが、コスト上の観点から600℃以下とすることが好ましい。中間焼鈍の時間は、長くしても特性上の問題は生じないが、コスト上の観点から20時間程度までで十分である。
最終焼鈍工程は、前記圧延工程後に、200℃以上450℃以下の温度で1時間以上10時間以下保持する仕上げ焼鈍を施す工程である。最終焼鈍温度を200℃以上とすることで、十分な組織の回復効果が得られ、強度、伝導性、成形性および耐食性の良好なアルミニウム合金板材が得られる。一方、その温度を450℃以下とすることで、焼鈍時の再結晶粒粗大化を抑制でき、強度、伝導性、成形性および耐食性の良好なアルミニウム合金板材が得られる。したがって焼鈍温度は200℃以上450℃以下が好ましい。また、焼鈍時間を1時間以上とすることで、十分な組織の回復効果が得られ、成形性の良好なアルミニウム合金板材が得られる。焼鈍時間は長くしても特性上の問題は生じないが、コスト上の観点から10時間程度までで充分である。したがって焼鈍時間は1時間以上10時間以下が望ましい。
本発明に係るアルミニウム合金板材をフィン材とする場合の成形方法を説明する。上述した工程を経て得られるアルミニウム合金板材をプレス成型すれば、熱交換器用フィン材が作製できる。アルミニウム合金板材をプレス成型する前に、アルミニウム合金板材の少なくとも一面を樹脂などでコーティングする工程を備えていてもよい。
表1に示す組成(固体発光分光分析による測定)のアルミニウム合金を、溶解、鋳造して鋳塊とした。得られた鋳塊に、430℃にて5時間保持した後580℃にて4時間保持する均質化熱処理を施し、その後に面削を施して、表1の「圧延素材」の欄に示す板厚を有する圧延素材とした。この圧延素材に冷間圧延を施し、板厚0.5mmの冷間圧延板とした。一部の実施例および比較例においては、表1の「中間焼鈍時」の欄に示す板厚で一旦冷間圧延を中断し、得られた中間圧延材に560℃にて11時間保持する中間焼鈍を施した。全ての圧延が終わった後の冷間圧延板に、表1の「最終焼鈍」の欄に示す温度にて7時間保持する最終焼鈍を施して試験用板材とし、評価に供した。不可避不純物元素の合計含有量が0.04質量%以下である実施例1〜11および比較例4〜9のサンプルについてのMg含有量およびMn含有量の関係は、図1に示すとおりである。図1において、黒丸は実施例、X字は比較例をそれぞれ示している。また、黒丸およびX字に付した符号は、実施例および比較例の番号を表している。
上記で作製した合金板材について、耐食性の指標として、浸食速度を次のように測定した。まず、酢酸にてpH3に調整した30℃の3.5質量%NaCl水溶液に72時間浸漬した。試験後、腐食生成物を除去した後の腐食減量を測定し、その値から全面均一腐食を仮定して浸食速度を求めた。以上の評価において、浸食速度が0.1mm/年以下のものは良好(○)、0.1mm/年を超えるものは不良(×)とし、結果を表2にまとめた。
上記で作製した合金板材について、伝導性の指標として、導電率を温度293K(20℃)において測定した。測定結果について、導電率が35%IACS以上のものは良好(○)、35%IACS未満のものは不良(×)とし、結果を表2にまとめた。また、それぞれの導電率から先の式(1)〜(3)に従って、Mgが母材中に全量固溶していると仮定したときのMnの母材中への固溶率(以下、単に「Mn固溶率」と表示する)を算出し、その値も表2に示した。比較例4は、表1に示すとおりMn含有量がゼロで、先の式(3)における分母がゼロになるので、Mn固溶率は算出していない。
上記で作製した合金板材について、強度の指標として、マイクロビッカース硬度計を用いてビッカース硬度(HV0.05)を測定した。ビッカース硬度は、JIS Z2244:2009「ビッカース硬さ試験−試験方法」に従って測定される値であって、正四角錐のダイヤモンド圧子を試験片の表面に押し込み、その試験力を解除した後、表面に残ったくぼみの対角線長さから算出される。この規格では、試験力によって硬さ記号を変えることが定められており、ここでは、試験力0.05kgf(=0.4903N)のときのマイクロビッカース硬さHV0.05を採用した。測定結果について、ビッカース硬度が25以上のものは良好(○)、25未満のものは不良(×)とし、結果を表2にまとめた。
比較例2の合金板材は、Mn含有量とMg含有量の関係が本発明の規定を満たしていたが、耐食性が低下した。これは、不可避不純物元素の合計含有量が0.04質量%を超えたためである。
比較例3は、Mn含有量とMg含有量の関係が本発明の規定を満たしていたが、耐食性および伝導性が低下した。これは、不可避不純物元素の合計含有量が0.04質量%を超え、さらにMnの固溶率が40%を超えたためである。
比較例4および5の合金板材は、耐食性および伝導性が良好であったが、強度が低下した。これは、MnおよびMgの合計含有量が0.6質量%未満であったためである。
比較例6の合金板材は、耐食性および強度が良好であったが、伝導性が低下した。これは、Mg含有量が過剰であったためである。
比較例7〜9の合金板材はいずれも、伝導性および強度が良好であったが、耐食性が低下した。これは、Mg含有量がMn含有量の1/16倍未満であったためである。
Claims (9)
- Mnの含有量が0.1質量%以上2.0質量%以下であり、
Mgの含有量が質量基準でMn含有量の1/16倍以上1.6質量%以下であり、
残部がAlおよび不可避不純物元素からなり、
MnおよびMgの合計含有量が0.6質量%以上であり、
前記不可避不純物元素の合計含有量が0.04質量%以下であるアルミニウム合金板材。 - 前記不可避不純物元素の合計含有量が0.02質量%以下である、請求項1に記載のアルミニウム合金板材。
- Feの含有量が0.025質量%以下であり、
Si、Cu、Ti、V、Cr、Ni、ZnおよびGaの合計含有量が0.02質量%以下である、請求項1または2に記載のアルミニウム合金板材。 - Feの含有量が0.003質量%以下であり、
Si、Cu、Ti、V、Cr、Ni、ZnおよびGaの合計含有量が0.015質量%以下である、請求項3に記載のアルミニウム合金板材。 - Mgが母材中に全量固溶していると仮定して、板材の導電率から算出される母材中へのMnの固溶率が40%以下である、請求項1〜4のいずれかに記載のアルミニウム合金板材。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のアルミニウム合金板材からなる熱交換器用フィン材。
- Mnの含有量が0.1質量%以上2.0質量%以下であり、Mgの含有量が質量基準でMn含有量の1/16倍以上1.6質量%以下であり、残部がAlおよび不可避不純物元素からなり、MnおよびMgの合計含有量が0.6質量%以上であり、前記不可避不純物元素の合計含有量が0.04質量%以下であるアルミニウム合金圧延用素材を作製する工程と、
前記アルミニウム合金圧延用素材を圧延する圧延工程と、
前記圧延工程後に、200℃以上450℃以下の温度で1時間以上保持する最終焼鈍工程と、
を含む、アルミニウム合金板材の製造方法。 - 前記不可避不純物元素の合計含有量が0.02質量%以下である、請求項7に記載のアルミニウム合金板材の製造方法。
- 前記圧延工程の途中に、500℃以上にて5時間以上保持する中間焼鈍工程を備える、請求項7または8に記載のアルミニウム合金板材の製造方法。
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