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JP6793055B2 - フィルタ処理装置及びプログラム - Google Patents
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本発明は、3次元センサから入力される3次元距離画像データをフィルタ処理するフィルタ処理装置及びプログラムに関する。
近年、3次元計測が可能な3次元距離画像センサが実現化されている(例えば、非特許文献1参照)。3次元距離画像センサからは、点群データである3次元距離画像データが得られる。点群データは一般的にノイズを含んだものであるため、以後の処理を進めるためには、ノイズを除去するフィルタ処理が必要となる。
スタンレー電気株式会社、"TOF方式 距離画像センサ"、[online]、[2017年2月10日検索]、インターネット<URL:https://www.stanley.co.jp/product/TFS0001A.php>
3次元距離画像データのノイズを除去するフィルタ処理には、統計的外れ値除去フィルタなどの手法が知られているが、演算量が多く、リアルタイムで処理することが困難であった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、フィルタ処理の演算量を削減し、高速化することが可能なフィルタ処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るフィルタ処理装置は、3次元センサから入力される3次元距離画像データをフィルタ処理するフィルタ処理装置であって、前記3次元距離画像データに対してノイズフィルタ処理を行ってノイズ除去データを生成するノイズフィルタ処理部と、前記3次元距離画像データを所定の大きさのボクセルに分割したボクセル化距離画像データと、前記ノイズ除去データを前記ボクセルに分割したボクセル化ノイズ除去データを生成するボクセル分割部と、前記ボクセル化距離画像データ及び前記ボクセル化ノイズ除去データを用いて前記ボクセルの点データの密度の閾値を算出する閾値算出部と、前記ボクセル化距離画像データのボクセルの点データの密度が前記閾値未満の場合には、該ボクセル内の点データを削除する密度処理を行う密度フィルタ処理部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るフィルタ処理装置において、前記閾値算出部は、前記ボクセル化距離画像データのうち、前記ボクセル化ノイズ除去データにおける点データの密度が非ゼロのボクセルに対応する有意ボクセルに基づいて前記閾値を算出することを特徴とする。
さらに、本発明に係るフィルタ処理装置において、前記閾値算出部は、前記有意ボクセルの点データの平均密度を前記閾値とすることを特徴とする。
さらに、本発明に係るフィルタ処理装置において、前記密度フィルタ処理部により処理されたデータについて点データの密度が非ゼロのボクセルのみを表示した地図データを作成する地図データ生成部を更に備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記フィルタ処理装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ処理の演算量を削減し、高速化することができるようになる。
本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置の動作の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置におけるボクセル分割部の処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置における密度フィルタ処理部の処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置により生成される地図データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置の入出力データの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るフィルタ処理装置の構成例を示す図である。図1に示すフィルタ処理装置1は、データ取得部11と、ノイズフィルタ処理部12と、ボクセル分割部13と、閾値算出部14と、密度フィルタ処理部15と、地図データ生成部16と備える。なお、地図データ生成部16は必須の構成要件ではない。
フィルタ処理装置1は、3次元センサ2から3次元距離画像データを取得し、この3次元距離画像データをフィルタ処理してフィルタ処理データを生成し、外部に出力する。
3次元センサ2は、3次元センサ2の正面に存在する物体Aの3次元距離画像データを検出する。3次元距離画像データは点群データ(点の座標データ)であり、各点データの有無は3次元センサ2により物体が検知されたか否かを表し、各点データは3次元センサ2から物体Aまでの距離の情報を含む。3次元センサ2は、例えば、TOF(Time Of Flight:光飛行時間)方式の3次元距離画像センサである。TOF方式の3次元距離画像センサでは、赤外光やレーザを発射し、物体Aに当たって反射して戻ってくるまでの時間を計ることにより、物体Aまでの距離を計測する。この距離データを画素とする距離画像を1秒間に複数フレーム取得し、処理することによってセンサ正面の3次元距離画像データが得られる。
データ取得部11は、3次元センサ2から3次元距離画像データを取得し、ノイズフィルタ処理部12に出力する。
データ取得部11から入力された3次元距離画像データには、外れ値と呼ばれる本来存在しない点データ(ノイズ)が含まれる。そこで、ノイズフィルタ処理部12は、ノイズを除去するために、3次元距離画像データに対してノイズフィルタ処理を行ってノイズ除去データを生成し、ボクセル分割部13に出力する。
ボクセル分割部13は、3次元センサ2から入力された3次元距離画像データを所定の大きさの立方体(ボクセル)に分割したボクセル化距離画像データを生成し、閾値算出部14に出力する。また、ボクセル分割部13は、ノイズフィルタ処理部12から入力されたノイズ除去データを所定の大きさの立方体(ボクセル)に分割したボクセル化ノイズ除去データを生成し、閾値算出部14に出力する。なお、ボクセルのサイズは任意に設定することができる。
閾値算出部14は、ボクセル分割部13から入力されたボクセル化距離画像データ及びボクセル化ノイズ除去データを用いてボクセルの点データの密度の閾値を算出し、密度フィルタ処理部15に出力する。ここで、密度とは、ボクセル内の点データの個数をいう。閾値算出部14は、具体的には、ボクセル化距離画像データのうち、ボクセル化ノイズ除去データにおける点データの密度が非ゼロのボクセルに対応するボクセル(有意ボクセル)に基づいて閾値を算出する。例えば、有意ボクセルの点データの平均密度を閾値とする。
密度フィルタ処理部15は、ボクセル分割部13から入力されたボクセル化距離画像データのボクセルの密度が閾値算出部14から入力された閾値未満の場合には、該ボクセル内の点データをノイズとみなして削除する(すなわち、密度を0とする)密度処理を行う。そして、密度処理したデータ(フィルタ処理データ)を外部、及び地図データ生成部16に出力する。
地図データ生成部16は、密度フィルタ処理部15から入力されたフィルタ処理データについて点データの密度が非ゼロのボクセルのみを表示した地図データを作成し、外部に出力する。図5に地図データの一例を示す。
なお、地図データ生成部16は必須の構成要件ではないが、家具や壁などの静物について地図データを保存しておくと、この地図からはみ出たブロックが検出されれば、それは何らかの動体と判断できるため、地図データを用いて3次元センサ2の正面に動体が存在することを検知できる。
(フィルタ処理装置1の動作)
次に、フィルタ処理装置1の動作について説明する。図2は、フィルタ処理装置1の動作を示すフローチャートである。
フィルタ処理装置1は、データ取得部11により3次元距離画像データを取得し(ステップS101)、ノイズフィルタ処理部12により統計的外れ値除去フィルタ処理などのノイズフィルタ処理を行い、ノイズ除去データを生成する(ステップS102)。統計的外れ値除去フィルタ処理を行う場合には、まず各点データにおける近傍k個の点データとの距離を算出し全ての距離値の標準偏差を求め、標準偏差のα倍以上の距離の点データを除去する。
次に、ボクセル分割部13により、3次元距離画像データ及びノイズ除去データをそれぞれボクセル単位で分割する(ステップS103)。
図3は、ボクセル分割部13の処理を説明する図である。図3では、3次元の点データを便宜上2次元で示し、ボクセル4つ分の点データのみ示している。図3に示すように、3次元距離画像データはボクセルa1,b1,c1,d1・・・に分割されてボクセル化距離画像データとなり、ノイズ除去データはボクセルa2,b2,c2,d2・・・に分割されてボクセル化ノイズ除去データとなる。
次に、閾値算出部14により、所定フレーム数分の3次元距離画像データを用いて(ステップS104)、閾値を算出する(ステップS105)。
閾値算出部14は、ボクセル化距離画像データのうち、ボクセル化ノイズ除去データにおける密度が非ゼロのボクセルに対応する有意ボクセルに基づいて閾値を算出する。例えば、複数フレーム(例えば30フレーム)にわたって有意ボクセルの点データの平均密度を算出し、閾値とする。
この処理を図3に示す例で4つのボクセルのみに着目して説明すると、ボクセル化ノイズ除去データのボクセルd2の密度は0である。よって、閾値算出部14は、ボクセル化距離画像データのボクセルd1を除く有意ボクセルa1,b1,c1の点データの平均密度を(6+6+3)/3=5と算出する。このようにして、複数フレームにわたって有意ボクセルの点データの平均密度を算出する。なお、平均密度が少数になる場合には、切り捨て、切り上げ、四捨五入のいずれかを行う。
ステップS101からS105までは、閾値を求めるためにフィルタ処理装置1の起動時に行われる前処理であり、以降のステップでは処理を高速化するために、ステップS102によるノイズフィルタ処理を行わない。
フィルタ処理装置1は、引き続き、データ取得部11により、3次元距離画像データを取得し(ステップS106)、ボクセル分割部13により、3次元距離画像データをボクセル単位で分割する(ステップS107)。
そして、密度フィルタ処理部15により、密度フィルタ処理を行う(ステップS108)。
図4は、密度フィルタ処理部15の処理を説明する図である。図4では、図3と同様に、3次元の点データを便宜上2次元で示し、ボクセル4つ分の点データのみ示している。ステップS105により算出された閾値を5とすると、ボクセルb1,d1の点データの密度は5未満であるため、ボクセルb1,d1内の点データを削除する。
これ以降の処理は、ステップS106からステップS108を繰り返してフィルタ処理データを生成する。
また、フィルタ処理装置1は、所定フレーム数(例えば30フレーム)分の3次元距離画像データを用いて(ステップS109)、地図データを生成することができる(ステップS110)。こ地図データは起動時に一度だけ生成すればよい。
上述したように、フィルタ処理装置1、及びフィルタ処理装置1として機能するコンピュータは、3次元距離画像データ及びノイズ除去データをそれぞれボクセルに分割し、ボクセル化距離画像データ及びボクセル化ノイズ除去データを用いてボクセル内の密度の閾値をあらかじめ算出しておく。これにより、従来のノイズフィルタ処理を行うことなく、ボクセル化距離画像データのボクセルの密度が閾値未満の場合には、該ボクセル内の密度を0とする密度処理を行うだけで、簡易的にノイズ除去を行うことができる。すなわち、本発明によれば、フィルタ処理の演算量を削減し、高速化することができる。
図6はフィルタ処理装置1の入力データである3次元距離画像データと出力データであるフィルタ処理データの一例を示す図である。フィルタ処理の演算量を削減しつつ、図6から明らかなように、ノイズを適切に除去することができる。また、フィルタ処理データの情報量は削減されているため、フィルタ処理データを用いた演算も高速で行うことができるようになる。
図5は、図6に示したフィルタ処理データから生成される地図データを示す図である。新たに生成されたフィルタ処理データとあらかじめ生成された地図データと比較することにより、動体の存在を検知することができる。
なお、上述したフィルタ処理装置1として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、フィルタ処理装置1の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録可能である。
また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体であってもよい。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 フィルタ処理装置
2 3次元センサ
11 データ取得部
12 ノイズフィルタ処理部
13 ボクセル分割部
14 閾値算出部
15 密度フィルタ処理部
16 地図データ生成部

Claims (5)

  1. 3次元センサから入力される3次元距離画像データをフィルタ処理するフィルタ処理装置であって、
    前記3次元距離画像データに対してノイズフィルタ処理を行ってノイズ除去データを生成するノイズフィルタ処理部と、
    前記3次元距離画像データを所定の大きさのボクセルに分割したボクセル化距離画像データと、前記ノイズ除去データを前記ボクセルに分割したボクセル化ノイズ除去データを生成するボクセル分割部と、
    前記ボクセル化距離画像データ及び前記ボクセル化ノイズ除去データを用いて前記ボクセルの点データの密度の閾値を算出する閾値算出部と、
    前記ボクセル化距離画像データのボクセルの点データの密度が前記閾値未満の場合には、該ボクセル内の点データを削除する密度処理を行う密度フィルタ処理部と、
    を備えることを特徴とするフィルタ処理装置。
  2. 前記閾値算出部は、前記ボクセル化距離画像データのうち、前記ボクセル化ノイズ除去データにおける点データの密度が非ゼロのボクセルに対応する有意ボクセルに基づいて前記閾値を算出することを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ処理装置。
  3. 前記閾値算出部は、前記有意ボクセルの点データの平均密度を前記閾値とすることを特徴とする、請求項2に記載のフィルタ処理装置。
  4. 前記密度フィルタ処理部により処理されたデータについて点データの密度が非ゼロのボクセルのみを表示した地図データを作成する地図データ生成部を更に備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルタ処理装置。
  5. コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルタ処理装置として機能させるためのプログラム。
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