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JP6799645B2 - レーザ生成プラズマ極端紫外線光源のターゲット - Google Patents
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Description

開示される主題は、レーザ生成プラズマ極端紫外線光源のターゲットに関する。
極端紫外線(「EUV」)光、例えば約50nm以下の波長を有する電磁放射(軟x線と呼ばれることもある)及び約13nmの波長の光を含む電磁放射は、基板、例えばシリコンウェーハ内に極めて小さいフィーチャを生成するフォトリソグラフィプロセスに使用可能である。
EUV光を生成する方法には、プラズマ状態でEUV範囲に輝線がある元素、例えばキセノン、リチウム又はスズを有する物質を変換することが含まれるが、必ずしもそれに限定されない。1つのこのような方法では、必要なプラズマは、多くの場合、レーザ生成プラズマ(「LPP」)と呼ばれ、例えば材料の小滴、プレート、テープ、流れ又はクラスタの形態のターゲット材料に、ドライブレーザと呼ぶことができる増幅光ビームを照射することによって生成することができる。このプロセスでは、プラズマは通常、密封容器、例えば真空チャンバ内で生成され、様々なタイプのメトロロジー機器を使用して監視される。
一般的な一態様では、EUV光を生成する方法は、修正小滴を形成するためにターゲット材料小滴に向かって第1放射パルスを誘導するステップであって、第1放射パルスが、ターゲット材料小滴の形状を変形させるのに十分なエネルギーを有する、誘導するステップと、吸収材料を形成するために修正小滴に向かって第2放射パルスを誘導するステップであって、第2放射パルスが、修正小滴の特性を変化させるのに十分なエネルギーを有し、特性が放射の吸収に関連する、誘導するステップと、吸収材料に向かって増幅光ビームを誘導することであって、増幅光ビームが、吸収材料の少なくとも一部を極端紫外線(EUV)光へと変換するのに十分なエネルギーを有する、誘導するステップと、を含む。
実施態様は、以下のフィーチャのうち1以上を含むことができる。修正小滴は、第1方向に延びる幅、及び、第1方向とは異なる第2方向に延びる厚さを有するターゲット材料の連続セグメントを含んでもよい。第2方向は第2放射パルスの伝播方向にあり、幅は厚さより大きい。第1方向を含む面は、第2放射パルスの伝播方向に対して角度を付けることができる。吸収材料は、ターゲット材料の連続セグメントを含むことができる。
修正小滴の特性は、電子密度及びイオン密度のうち1以上であってもよく、吸収材料は、ターゲット材料の連続セグメントの表面に隣接するプラズマを含んでもよい。修正小滴の特性は表面積であってもよい。吸収材料は、ターゲット材料の複数の部片を含んでもよく、複数の部片は、修正小滴より大きい集合的表面積を有する。
第1放射パルスは、10μmの波長、40nsのパルス持続時間及び20mJのエネルギーを有する光パルスであってもよく、第2放射パルスは、1μmの波長、10nsのパルス持続時間及び5mJのエネルギーの光パルスであってもよい。
第1放射パルスは、10μmの波長、20〜70nsのパルス持続時間、及び15〜60mJのエネルギーを有する光パルスであってもよく、第2放射パルスは、1〜10μmの波長、10nsのパルス持続時間及び1〜10mJのエネルギーの光パルスであってもよい。
第1放射パルスは、1〜10μmの波長、40nsのパルス持続時間及び20mJのエネルギーを有する光パルスであってもよく、第2放射パルスは、1μmの波長、10nsのパルス持続時間及び1mJのエネルギーを有する光パルスであってもよい。
第1放射パルス及び第2放射パルスは、1ns以上の持続時間を有する光パルスであってもよい。
第2放射パルスは、1ns〜100nsの持続時間を有する光パルスであってもよい。
ターゲット材料の小滴に向かって第1放射パルスを誘導した後、第2放射パルスを修正小滴に向かって1〜3μs誘導してもよい。
第1放射パルスは、少なくとも1nsの持続時間を有する光パルスであってもよく、第2放射パルスは、少なくとも1nsの持続時間を有する光パルスであってもよい。
ある実施態様では、増幅した光ビームの少なくとも2%をEUV放射に変換してもよい。
増幅された光ビームは光パルスであってもよく、その後の光パルスは、増幅された光ビームを吸収材料に向かって誘導した後25μs以内に第2吸収材料に向かって誘導されてもよい。第2吸収材料は、吸収材料後に形成され、第2ターゲット材料の小滴から形成される。
第1放射パルスは、300ps以下の持続時間を有する放射パルスであってもよい。第1放射パルスは、100ps〜300psの持続時間を有する放射パルスであってもよい。修正小滴は、ターゲット材料の粒子の半球形ボリュームであってもよい。
別の一般的態様では、極端紫外線光源は、増幅光ビーム、第1放射パルス及び第2放射パルスを生成するソースと、ターゲット材料デリバリシステムと、ターゲット材料デリバリシステムに結合された真空チャンバと、増幅光ビーム、第1放射パルス及び第2放射パルスを操縦し、真空チャンバ内でターゲット材料デリバリシステムからターゲット材料を受け取るターゲット位置に向かって増幅光ビーム、第1放射パルス及び第2放射パルスを集束させるように構成されたステアリングシステムと、を含む。第1放射パルスは、ターゲット材料小滴の形状を変形させて修正小滴を生成するのに十分なエネルギーを有し、第2放射パルスは、放射の吸収に関係する修正小滴の特性を変化させるのに十分なエネルギーを有し、増幅光ビームは、吸収材料の少なくとも一部を極端紫外線(EUV)光に変換するのに十分である。
実施態様は、以下のフィーチャのうちの1以上を含むことができる。ソースは第1、第2及び第3ソースを含むことができ、第1ソースは第1放射パルスを生成し、第2ソースは第2放射パルスを生成し、第3ソースは、増幅された光ビームを生成する。
ソースは、増幅された光ビーム及び第1放射パルスを生成する第1ソースと、第2放射パルスを生成する第2ソースと、を含んでもよい。
第1光源はCOレーザを含んでもよく、増幅された光ビームと第1放射パルスとは、異なる波長を有してもよい。
上述した技術のうちいずれかの実施態様は、レーザ生成プラズマEUV光源、EUV光源、EUV光源を改装するシステム、方法、プロセス、デバイス、コンピュータ可読媒体に記憶された実行可能な命令又は装置を含むことができる。1以上の実施態様の詳細について、添付図面及び以下の発明を実施するための形態で示す。他の特徴は発明を実施するための形態及び図面から、及び請求の範囲から明白になる。
例示的なターゲットに変換されるターゲット材料の小滴を示す。 図1Aのターゲットを生成する例示的な波形のプロットである。 ターゲット材料に衝突する2つの放射パルスの側面図を示す。 EUV光源の例示的な波形のプロットである。 レーザ生成プラズマ極端紫外線光源のブロック図である。 図2Aの光源に使用することができるドライブレーザシステムの例のブロック図である。 別のレーザ生成プラズマ極端紫外線(EUV)光源、及びEUV光源に結合したリソグラフィツールの上面図である。 異なる3つの時間における図3AのEUV出力光源の真空チャンバの上面図である。 異なる3つの時間における図3AのEUV出力光源の真空チャンバの上面図である。 異なる3つの時間における図3AのEUV出力光源の真空チャンバの上面図である。 EUV光を生成する例示的なプロセスの流れ図である。 EUV出力光を生成する別の例示的な波形のプロットである。 図5の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図5の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図5の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図5の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図5の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図6Cの中間ターゲットの側面図である。 図6Cの中間ターゲットの側面図である。 EUV光を生成する別の例示的な波形のプロットである。 図7の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図7の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図7の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図7の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図7の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 EUV光を生成する別の例示的な波形のプロットである。 図9の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図9の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図9の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図9の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。 図9の波形との相互作用を通してターゲットに変形されるターゲット材料小滴の側面図である。
レーザ生成プラズマ(LPP)極端紫外線(EUV)光源に使用するターゲットを生成する技術を開示する。ターゲットは、2つの光パルスを連続してターゲット材料に照射することによって生成される。第1パルスが中間ターゲットを生成し、第2パルスが中間ターゲットと相互作用して、ターゲットを生成する。次に、ターゲット中のターゲット材料をEUV光を射出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有する増幅光ビームでターゲットを照射する。幾つかの実施態様では、2つの光パルスはそれぞれ、一時的持続時間又は少なくとも1ナノ秒(ns)のパルス幅を有する。
図1A及び図1Bを参照すると、例示的な波形5はターゲット材料50をターゲット55に変形させる。ターゲット55は、プラズマに変換されるとEUV光57を射出するターゲット材料を含む。ターゲット材料50は、ターゲット物質及び非ターゲット粒子のような不純物を含むターゲット混合物とすることができる。ターゲット物質は、EUV範囲に輝線を有するプラズマ状態に変換される物質である。ターゲット物質は、例えば液体又は溶融金属の小滴、液体流の一部、固体粒子又はクラスタ、液体小滴に含まれる固体粒子、ターゲット材料の泡、又は液体流の一部に含まれる固体粒子とすることができる。ターゲット物質は、例えば、水、スズ、リチウム、キセノン、又はプラズマ状態に変換された場合にEUV範囲に輝線を有する任意の材料とすることができる。例えば、ターゲット物質は元素のスズとすることができ、これは純粋なスズ(Sn)として、スズ化合物、例えば、SnBr、SnBr、SnHとして、スズ合金、例えばスズ−ガリウム合金、スズ−インジウム合金、スズ−インジウム−ガリウム合金、又はこれらの合金の任意の組み合わせとして使用することができる。さらに、不純物がない状況では、ターゲット材料はターゲット物質のみを含む。以下の説明では、ターゲット材料50が、溶融金属でできたターゲット材料小滴である例を提供する。ターゲット材料50はターゲット材料小滴50と呼ばれる。しかしながら、ターゲット材料50は他の形態をとることもできる。
図1Aは、ターゲット材料小滴50が、ある期間にわたって中間ターゲット51に、次にターゲット55へと物理的に変形することを示す。ターゲット材料小滴50は、波形5に従って正しいタイミングで送出される放射との相互作用により変形する。図1Bは、図1Aの期間にわたる時間の関数として、波形5のエネルギーのプロットである。ターゲット材料小滴50及び中間ターゲット51と比較して、ターゲット55は、増幅した光ビーム8の吸収量が多く、増幅した光ビーム8のエネルギーのうちEUV光57に変換する部分が多い。
波形5は、ある期間にわたってターゲット材料小滴50及びその修正形態と相互作用するエネルギーを表示する。波形5は、時間の関数として単一の波形で示されているが、波形5の様々な部分を異なる光源によって生成することができる。波形5は、第1放射パルス6(第1プリパルス6)の表示及び第2放射パルス7(第2プリパルス7)の表示を含む。第1プリパルス6及び第2プリパルス7は、それぞれターゲット材料小滴50及び中間ターゲット51に作用するのに十分なエネルギーを有する任意のタイプのパルス状放射とすることができる。プリパルスの例を、図3A〜図3D、図4、図5、図7及び図9に関して説明する。
第1プリパルス6は、時間t=tで発生し、パルス持続時間12を有し、第2プリパルス7は、時間t=tで発生し、パルス持続時間14を有する。パルス持続時間は、最大半減時における全幅によって表すことができ、これは、パルスがパルスの最大強度の少なくとも半分である強度を有する時間の量である。しかしながら、他の測定基準を使用して、パルス持続時間を判定することができる。時間t及びtは第1遅延時間11だけ分離され、第2プリパルス7は第1プリパルス6の後に発生する。
波形5は、増幅光ビーム8の表示も示す。増幅光ビーム8は、主ビーム又は主パルスと呼ぶことができる。増幅光ビーム8は、ターゲット55のターゲット材料を、EUV光を射出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有する。第2プリパルス7と増幅光ビーム8とは、第2遅延時間13だけ時間的に分離され、増幅光ビーム8が第2プリパルス7後に発生する。
ターゲット55を生成及び/又は使用することができるEUV光源の例を図2A、図2B及び図3A〜図3Eに示す。EUV光源について説明する前に、第1プリパルス6及び第2プリパルス7を含む光パルスと、ターゲット材料小滴50及び中間ターゲット51との相互作用について説明する。
レーザパルスが金属質のターゲット材料小滴に衝突する(当たる)と、パルスの前縁が反射性金属である表面を見る(それと相互作用する)。ターゲット材料小滴50は、パルスの前縁におけるエネルギーの大部分を反射し、わずかを吸収する。吸収された少量は小滴の表面を加熱し、表面を蒸発させて切除する。小滴の表面から蒸発したターゲット材料は、表面付近で電子及びイオンの雲を形成する。放射パルスがターゲット材料小滴に衝突し続けるので、レーザパルスの電界が雲中の電子を移動させることができる。移動する電子は、付近のイオンと衝突し、雲中の電子及びイオンの密度の積とほぼ比例する率で運動エネルギーを伝達することにより、イオンを加熱する。イオンと当たる移動電子とイオンの加熱との組み合わせにより、雲はパルスを吸収する。
雲がレーザパルスの後方部分に曝露されると、雲中の電子は引き続き移動してイオンと衝突し、雲中のイオンが加熱し続ける。電子が広がり、ターゲット材料小滴(又は雲の下にあるバルク材料)の表面に熱を伝達し、ターゲット材料小滴の表面をさらに蒸発させる。雲中の電子密度は、ターゲット材料小滴の表面に最も近い雲の部分で上昇する。雲は、雲の一部がレーザパルスを吸収するのではなく、反射するように電子の密度が上昇するポイントへと到達することができる。
LPP EUV光源のターゲットを生成する本発明の技術は、2つのプリパルスをターゲット材料小滴に適用して、ターゲット材料小滴を、さらに容易にエネルギーを吸収するターゲットへと物理的に変形させる。第1プリパルス6は、中間ターゲット51になるターゲット材料の幾何分布を形成する。第2プリパルス7は中間ターゲット51をターゲット55に変形する。次に、第1プリパルス6及び第2プリパルス7について以下で説明する。
また図1Cを参照すると、第1プリパルス6はターゲット材料小滴をターゲット材料の幾何分布52に物理的に変形させる。幾何分布52は、電離していない材料(プラズマではない材料)とすることができる。幾何分布52は、例えば液体又は溶融金属の円板、空隙又は実質的なギャップを有していないターゲット材料の連続セグメント、微粒子又はナノ粒子の霧、又は原子蒸気の雲とすることができる。幾何分布52は、第1遅延時間11の間に空間的に膨張し、中間ターゲット51になる。第1プリパルス6は、ターゲット材料小滴50を空間的に分散させる。ターゲット材料小滴50の分散は2つの効果を有することができる。
第一に、第1プリパルス6によって生成された中間ターゲット51は、接近中の放射パルス(プリパルス7など)に対して、より大きい面積を提示する形態を有する。中間ターゲット51は、プリパルス7のビーム直径57より大きい断面直径54を有し、従って、中間ターゲットはプリパルス7全体を受ける。さらに、中間ターゲット51は、プリパルス7の伝播方向でターゲット材料小滴50の厚さ59より薄い厚さ58を有することができる。中間ターゲット51が相対的に薄いことにより、中間ターゲット51内のターゲット材料、例えば中間ターゲット51に最初に到達した場合にプリパルス7によって照射されないターゲット材料のうち、プリパルスビーム7が照射可能な部分が多くなる。
第二に、小滴50のターゲット材料が空間的に分散すると、強力なパルス8によるプラズマの加熱中に、材料密度が過度に高く、生成されたEUV光を遮断することがある領域の発生を最小限に抑えることができる。レーザパルスによって照射される領域全体でプラズマ密度が高い場合、レーザパルスの吸収は、レーザパルスを最初に受けた領域の部分に制限される。この吸収によって生成された熱は、パルス8の有限の持続時間中にバルクターゲット材料の有意義な量を使用する(蒸発させる)のに十分な長さだけ、ターゲット材料表面を蒸発させ、加熱するプロセスを維持するには、バルクターゲット材料から遠すぎることがある。領域が高い電子密度を有する場合、光パルスは、光パルスが反射するほど電子密度が高い「臨界表面」に到達する前に、領域までの経路の一部しか浸透しない。光パルスは、領域のこれらの部分内に進行することができず、これらの領域のターゲット材料から生成されるEUV光は少ない。プラズマ密度が高い領域は、EUV光を射出する領域の部分から射出されるEUV光を遮断することもできる。その結果、領域から射出されるEUV光の総量は、領域にプラズマ密度が高い部分がない場合よりも少なくなる。従って、ターゲット材料小滴10がより大きい体積の中間ターゲット51内に分散することは、入射光ビームが、反射する前に中間ターゲット51内のより多くの材料に到達することを意味する。これで、その後に生成されるEUV光の量を増加させることができる。
波形5は、第2プリパルス7の表示も示す。第2プリパルス7は、増幅光ビーム8が到達する前に中間ターゲット51に衝突し、ターゲット55を形成する。ターゲット55は多くの形態を取ることができる。例えば、ターゲット55は、バルクターゲット材料に空間的に近いプリプラズマとすることができる。プリプラズマは、(プリパルス7又は増幅光ビームのような)入射光の吸収を増大させるために使用されるプラズマである。プリプラズマは、場合によっては少量のEUV光を射出することができるが、射出されるEUV光は、ターゲット55により射出される波長又は量の光ではない。他の実施態様では、ターゲット55はターゲット材料のある体積のフラグメント又は霧である。プリプラズマを形成することができる第2プリパルスを含む波形の例を、以下で図5に関して説明する。ターゲット材料のフラグメントを形成することができる第2プリパルスを含む波形の例を、以下で図7に関して説明する。さらに他の実施態様では、ターゲット55は、球形ボリューム全体に分布したターゲット材料の粒子の集まり付近に形成されたプリプラズマである。このようなターゲットの例を、以下で図9に関して説明する。
ある実施態様では、第1プリパルス6のパルス持続時間12及び第2プリパルス7のパルス持続時間14は1ns以上である。1nsより大きい2つのプリパルスを使用すると、ピコ秒(ps)以下のパルスを生成するレーザを使用せずに生成する放射パルスを使用してターゲット55を生成することができる。持続時間がns単位のパルスを射出し、比較的高い繰り返し率(50kHz〜100kHz)を有するレーザは、ps単位のパルスを射出するレーザより容易に入手可能とすることができる。繰り返し率がさらに高く、ns単位のパルスを生成するレーザを使用して、プリパルス6及び7を生成すると、ターゲット55を使用するEUV光源が、より高い全体的システム繰り返し率を有することができる。
図1Dは、EUV光源の連続する2サイクルにわたる波形60の例示的なプロットを示す。波形60は、波形5(図1A)の2つのインスタンスであり、EUV光源の各サイクルが波形5のインスタンスを2つの別個のターゲット材料小滴に(1サイクルに1つ)適用して、1サイクルに1回、EUV光を射出する。図1Dに示す例では、EUV光の発光61及び62は、波形5のインスタンスをターゲット材料小滴に適用した後に生じる。発光61及び62は、EUV光源の繰り返し率の逆数である時間64だけ、時間的に分離される。EUV光源の繰り返し率は、2つの連続するEUV光の発光の間の時間の最小量と見なすこともできる。EUV光の発光61と62との間の時間は、波形5のインスタンスをいかに素早く生成することができるかに依存するので、プリパルス6及び7を生成する光源の繰り返し率が、少なくとも部分的にシステム繰り返し率を決定する。2つのns単位の持続時間のパルスをプリパルス6及び7として使用する場合、EUV光源のシステム繰り返し率は、例えば40kHz〜100kHzとすることができる。
図1Dの例は、EUV光の連続発光を示しているが、EUV光が、システム繰り返し率によって決定された周期的間隔で射出される場合、EUV光源は、生成されたEUV光を受けるリソグラフィツールの要求に応じて、他のモードで操作することができる。例えば、EUV光源は、時間的にシステム繰り返し率より高い量だけ、又は不規則な間隔だけ分離されているバーストでEUV光を発するように操作又は設定することもできる。図1Aに関して説明したシステム繰り返し率は、EUV光の発光の間の時間の最大量の例として提供されている。
図2A、図2B及び図3A〜図3Cは、ターゲット55を使用することができる例示的なLPP EUV光源を示す。
図2Aを参照すると、LPP EUV光源100は、ターゲット位置105にあるターゲット混合物114に、ビーム経路に沿ってターゲット混合物114に向かって進行する増幅光ビーム110を照射することによって形成される。照射サイトとも呼ばれるターゲット位置105は、真空チャンバ130の内部107にある。増幅光ビーム110がターゲット混合物114に当たると、ターゲット混合物114内のターゲット材料が、EUV範囲に輝線がある元素を有するプラズマ状態に変換される。形成されたプラズマは、ターゲット混合物114内のターゲット材料の組成に依存する特定の特徴を有する。これらの特徴には、プラズマによって生成されたEUV光の波長、及びプラズマから放出されたデブリのタイプ及び量などがある。
光源100はまた、液体小滴、液体流、固体粒子又はクラスタ、液体小滴内に含まれる固体粒子又は液体流に含まれる固体粒子の形態のターゲット混合物114を送出、制御、及び誘導するターゲット材料デリバリシステム125も含む。ターゲット混合物114は、非ターゲット粒子などの不純物も含むことがある。ターゲット混合物114は、ターゲット材料デリバリシステム125によってチャンバ130の内部107に及びターゲット位置105に送出される。
光源100は、レーザシステム115の1以上の利得媒体内の反転分布により、増幅光ビーム110を生成するドライブレーザシステム115を含む。光源100は、レーザシステム115とターゲット位置105との間にビームデリバリシステムを含み、ビームデリバリシステムは、ビーム輸送システム120と、焦点アセンブリ122と、を含む。ビーム輸送システム120は、レーザシステム115から増幅光ビーム110を受け、必要に応じて増幅光ビーム110を操縦及び修正して、増幅光ビーム110を焦点アセンブリ122へと出力する。焦点アセンブリ122は、増幅光ビーム110を受け、ビーム110をターゲット位置105に集束させる。
ある実施態様では、レーザシステム115は、1以上の主パルスを、及び場合によっては、1以上のプリパルスを提供するために、1以上の光増幅器、レーザ及び/又はランプを含むことができる。各光増幅器は、高い利得で所望の波長を光学的に増幅することができる利得媒体と、励起光源と、内部光学系と、を含む。光増幅器は、レーザミラー、又はレーザキャビティを形成する他のフィードバックデバイスを有しても、有していなくてもよい。従って、レーザシステム115は、レーザキャビティがない場合でも、レーザ増幅器の利得媒体の反転分布により増幅された光ビーム110を生成する。さらに、レーザシステム115は、レーザシステム115に十分なフィードバックを提供するレーザキャビティがある場合に、コヒーレントレーザビームである増幅光ビーム110を生成することができる。「増幅光ビーム」という用語は、単に増幅されているが、必ずしもコヒーレントレーザ振幅ではないレーザシステム115からの光、及び(外部又は発振器の利得媒体内で)増幅され、またコヒーレントレーザ振幅であるレーザシステム115からの光のうち1以上を包含する。
レーザシステム115内の光増幅器は、利得媒体として、COを含み、1000以上の利得にて約9100nmと約11000nmとの間、特に約10.6μmの波長の光を増幅することができる充填ガスを含むことができる。ある例では、光増幅器は10.59μmの波長の光を増幅する。レーザシステム115に使用するために適切な増幅器及びレーザは、パルス状レーザデバイス、例えばDC又はRF励起で例えば約9300nm又は約10600nmの放射を生成し、比較的高い電力、例えば10kW以上及び高いパルス繰り返し率、例えば50kHz以上で動作するパルス状ガス放電COレーザデバイスを含むことができる。レーザシステム115の光増幅器は、レーザシステム115を比較的高い電力で操作する場合に使用することができる水などの冷却システムも含むことができる。
図2Bは、例示的なドライブレーザシステム180のブロック図を示す。ドライブレーザシステム180は、光源100内のドライブレーザシステム115として使用することができる。ドライブレーザシステム180は、3つの電力増幅器181、182及び183を含む。電力増幅器181、182及び183のいずれか又は全部は、内部光学要素(図示せず)を含むことができる。電力増幅器181、182及び183はそれぞれ、外部電源又は光源でポンピングすると増幅が生じる利得媒体を含む。
光184は、出力窓185を通して電力増幅器181を出て、湾曲ミラー186で反射する。反射後、光184は、空間フィルタ187を通過し、湾曲ミラー188で反射して、入力窓189を通して電力増幅器182に入る。光184は、電力増幅器182で増幅され、出力窓190を通して光191として電力増幅器182から再誘導される。光191は、折り返しミラー192で増幅器183に向かって誘導され、入力窓193を通して増幅器183に入る。増幅器183は、光191を増幅し、光191を出力ビーム195として出力窓194を通して増幅器183から誘導する。折り返しミラー196は、出力ビーム195を上方向に(ページの外側に)、及びビーム輸送システム120へと誘導する。
空間フィルタ187はアパーチャ197を規定し、これは例えば光184が通過する円とすることができる。湾曲ミラー186及び188は、例えばそれぞれ約1.7m及び2.3mの焦点距離を有するオフアクシス放物線ミラーとすることができる。空間フィルタ187は、アパーチャ197がドライブレーザシステム180の焦点と一致するように位置決めすることができる。図2Bの例は、3つの電力増幅器を示す。しかしながら、異なる数の電力増幅器を使用することもできる。
再び図2Aを参照すると、光源100は、増幅光ビーム110が通過して、ターゲット位置105に到達することができるようにするアパーチャ140を有するコレクタミラー135を含む。コレクタミラー135は、例えばターゲット位置105に1次焦点、中間位置145(中間焦点とも呼ばれる)に2次焦点を有する楕円面鏡とすることができ、ここでEUV光106を光源100から出力し、例えば集積回路ビーム位置決めシステムツール(図示せず)に入力することができる。光源100はまた、コレクタミラー135からターゲット位置105に向かって先細になり、増幅光ビーム110がターゲット位置105に到達できるようにしながら、焦点アセンブリ122及び/又はビーム輸送システム120に入るプラズマ生成デブリの量を低減する開放式で中空の円錐形シュラウド150(例えばガスコーン)も含むことができる。そのために、シュラウド内に、ターゲット位置105へと誘導されたガス流を提供することができる。
光源100は、小滴位置検出フィードバックシステム156、レーザ制御システム157、及びビーム制御システム158に接続された主制御装置155も含むことができる。光源100は、1以上のターゲット又は小滴撮像装置160を含むことができ、これは、例えばターゲット位置105に対する小滴の位置を示す出力を提供し、この出力を小滴位置検出フィードバックシステム156に提供して、これは例えば小滴の位置及び軌跡を計算することができ、そこから小滴位置の誤差を小滴毎に、又は平均で計算することができる。このように、小滴位置検出フィードバックシステム156は、小滴位置の誤差を入力として主制御装置155に提供する。従って、主制御装置155は、レーザの位置、方向及びタイミングの補正信号を、例えばレーザタイミング回路の制御に使用することができるレーザ制御システム157に及び/又はビーム制御システム158に提供し、ビーム輸送システム120の増幅光ビームの位置及び整形を制御して、チャンバ130内のビーム焦点の位置及び/又は集光力を変化させることができる。
ターゲット材料デリバリシステム125は、ターゲット材料デリバリ制御システム126を含み、これは例えば主制御装置155からの信号に応答して、ターゲット材料供給装置127から放出されたままの小滴の放出点を修正し、所望のターゲット位置105に到達する小滴の誤差を補正するように動作可能である。
また、光源100は光源検出器165を含むことができ、これは、パルスエネルギー、波長の関数としてのエネルギー分布、波長の特定の帯域内のエネルギー、波長の特定の帯域外のエネルギー、及びEUV強度及び/又は平均電力の角分布を含むが、それらに限定されない1以上のEUV光のパラメータを測定する。光源検出器165は、主制御装置155が使用するフィードバック信号を生成する。フィードバック信号は、レーザパルスのタイミング及び焦点などのパラメータの誤差を示して、EUV光を効果的かつ効率的に生成するために適正な場所及び時間で小滴を適切に遮断することができる。
光源100はまた、光源100の様々な区間を位置合わせする、又はターゲット位置105への増幅光ビーム110の操縦を補助するために使用することができるガイドレーザ175も含むことができる。ガイドレーザ175に関して、光源100は、焦点アセンブリ122内に配置されて、ガイドレーザ175及び増幅光ビーム110からの光の一部をサンプリングするメトロロジーシステム124を含む。他の実施態様では、メトロロジーシステム124はビーム輸送システム120内に配置される。メトロロジーシステム124は、光の部分集合をサンプリング又は再誘導する光学要素を含むことができ、このような光学要素は、ガイドレーザビーム及び増幅光ビーム110のパワーに耐えることができる任意の材料から作成される。ビーム分析システムはメトロロジーシステム124及び主制御装置155から形成される。なぜなら、主制御装置155が、ガイドレーザ175からサンプリングした光を分析し、この情報を使用して、ビーム制御システム158を通して焦点アセンブリ122内のコンポーネントを調整するからである。
要約すると、このように光源100は増幅光ビーム110を生成し、これはビーム経路に沿って誘導されて、ターゲット位置105にてターゲット混合物114を照射し、混合物114内のターゲット材料を、EUV範囲の光を発するプラズマに変換する。増幅光ビーム110は、レーザシステム115の設計及び特性に基づいて決定された特定の波長(光源波長とも呼ばれる)にて動作する。さらに、増幅光ビーム110は、ターゲット材料がコヒーレントレーザ光を生成するのに十分なフィードバックをレーザシステム115に提供した場合、又はドライブレーザシステム115がレーザキャビティを形成するのに適切な光学的フィードバックを含む場合に、レーザビームとなることができる。
図3Aを参照すると、例示的な光学的撮像システム300の上面図が示されている。光学的撮像システム300は、EUV光をリソグラフィツール310に提供するLPP EUV光源305を含む。光源305は、図2A及び図2Bの光源100と同様である、及び/又は、そのコンポーネントの一部又はすべてを含むことができる。以下で説明するように、ターゲット55を光源305内で使用して、光源305によって射出される光の量を増加させることができる。
光源305は、ドライブレーザシステム315と、光学要素322と、プリパルス光源324と、集束アセンブリ326と、真空チャンバ340と、EUV集光光学系346と、を含む。EUV集光光学系346は、ターゲット55によって射出されたEUV光をリソグラフィツール310へと誘導する。EUV集光光学系346は、図2Aのコレクタミラー135とすることができる。
ドライブレーザシステム315は増幅光ビーム316を生成する。増幅光ビーム316は、図1A〜図1Cの増幅光ビーム18と同様とすることができ、主パルス又は主ビームと呼ぶことができる。増幅光ビーム316は、ターゲット55内のターゲット材料を、EUV光を発するプラズマへと変換するのに十分なエネルギーを有する。
プリパルス光源324は、放射パルス317及び318を射出する。放射パルス317及び318は、図1Bの第1プリパルス6及び第2プリパルス7と同様のものとすることができる。プリパルス光源324は、例えば50kHzの繰り返し率で動作するQスイッチNd:YAGレーザとすることができ、放射パルス317及び318は、1.06μmの波長を有するNd:YAGレーザからのパルスとすることができる。プリパルス光源324の繰り返し率は、プリパルス光源324が放射パルスを生成する回数を示す。例えば、プリパルス光源324が50kHzの繰り返し率を有する場合、放射パルス317は光源324から20マイクロ秒(μs)毎に射出される。
プリパルス光源324として他の光源を使用することができる。例えば、プリパルス光源324は、エルビウムドープファイバ(Er:ガラス)レーザのように、Nd:YAG以外の任意の希土類ドープ固体レーザとすることができる。プリパルス光源324は、第1プリパルス6及び第2プリパルス7に使用されたエネルギー及び波長を有する光パルスを生成する任意の他の放射源又は光源とすることができる。
光学要素322は、増幅光ビーム316、及びプリパルス光源324からの放射パルス317及び318をチャンバ340へと誘導する。光学要素322は、増幅光ビーム316及び放射パルス317及び318を同様の経路に沿って誘導し、増幅光ビーム316及び放射パルス317及び318をチャンバ340に送出することができる任意の要素である。図3Aに示す例では、光学要素322は、増幅光ビーム316を受けて、チャンバ340に向かって反射するダイクロイックビームスプリッタである。光学要素322は、放射パルス317及び318を受けて、パルスを光学チャンバ340へと伝送する。ダイクロイックビームスプリッタは、増幅光ビーム316の波長を反射し、放射パルス317及び318の波長を伝送するコーティングを有する。ダイクロイックビームスプリッタは、例えばダイヤモンドで作成することができる。
他の実施態様では、光学要素322はアパーチャ(図示せず)を規定するミラーである。この実施態様では、増幅光ビーム316は、ミラー表面で反射して、チャンバ340へと誘導され、放射パルスはアパーチャを通過して、チャンバ340へと伝播する。
さらに他の実施態様では、くさび形光学系(例えばプリズム)を使用して、主パルス316、プリパルス317、及びプリパルス318をその波長に従って異なる角度に分離することができる。くさび形光学系は、光学要素322に追加して使用することができる、又は光学要素322として使用することができる。くさび形光学系は、集束アセンブリ326の(「z」方向で)すぐ上流に位置決めすることができる。
さらに、パルス317及び318は他の方法でチャンバ340に送出することができる。例えばパルス317及び318は、光学要素322又は他の誘導要素を使用せずに、パルス317及び318をチャンバ340に送出する光ファイバ及び/又は集束アセンブリ326を通して進行することができる。これらの実施態様では、ファイバは放射パルス317及び318を、チャンバ340の壁に形成された開口を通してチャンバ340の内部へと直接搬送する。
図3Aの例に戻ると、ドライブレーザシステム315からの増幅光ビーム316は、光学要素322で反射し、集束アセンブリ326を通して伝播する。集束アセンブリ326は、増幅光ビーム316をターゲット位置342に集束させる。放射パルス317及び318は、光学要素322を通過し、集束アセンブリ326を通してチャンバ340へと誘導される。図3B〜図3Dを参照すると、増幅光ビーム316、放射パルス317及び放射パルス318はそれぞれ、「x」方向に沿ってチャンバ340内の異なる位置に誘導される。
また図3B〜図3Dを参照すると、ターゲット材料小滴の流れを「x」方向にターゲット位置342へと放出するターゲット材料供給装置347の上面図が示されている。流れは小滴348a及び348bを含む。ターゲット位置342は、増幅光ビーム316を受ける位置であり、また、EUV集光光学系346の焦点でもよい。図3Bは、t=tの時点におけるチャンバ340を示し、図3Cは、t=tの後に生じるt=t2の時点におけるチャンバ340を示し、図3Cは、t=tの後に生じるt=tの時点におけるチャンバ340を示す。
増幅光ビーム316及び放射パルス317及び318はそれぞれ、異なる時にチャンバ340内で「x」方向に沿って異なる位置へと誘導される。これによって、ターゲット位置342に到達する前に、ターゲット材料小滴をターゲットに変換することができる。図3B〜図3Dは、ターゲット55に変換中のターゲット材料小滴(ターゲット材料小滴348a)の例を示す。時間=t(図3B)では、放射パルス状ビーム317が、ターゲット位置342から「−x」方向に変位した位置で時間「t」でターゲット材料小滴348aを照射する。放射パルス状ビーム317は、ターゲット材料小滴348bを中間ターゲット51に変形させる。時間=t(図3C)では、中間ターゲット51が「x」方向にターゲット位置342へと近づいており、ターゲット位置342に対して「−x」方向に変位した別の位置に到達する。放射パルスビーム318は、中間ターゲット51を照射して、それをターゲット55に変形させる。ターゲット55は「x」方向に進行し、実質的に電離せずにターゲット位置342に到達する。この方法で、ターゲット55は、ターゲット55がターゲット位置342に入る前の時点で形成されている予備形成ターゲットになり得る。時間=t(図3D)では、増幅光ビーム316がターゲット55を照射して、EUV光を発するプラズマを生成する。
図3Aに示す例では、1つのブロックがプリパルス光源324を表す。プリパルス光源324は、1つの光源又は複数の光源とすることができ、例えば2つの別個の光源を使用して、パルス317及び318を生成することができる。2つの別個の光源は、異なる波長及びエネルギーを有する放射パルスを生成する異なるタイプの光源とすることができる。例えば、パルス317は、10.6μmの波長を有し、COレーザによって生成されることができ、パルス318は、1.06μmの波長を有し、希土類ドープ固体レーザによって生成されることができる。
ある実施態様では、放射パルス317は、ドライブレーザシステム315によって生成することができる。例えば、ドライブレーザシステムは、2つのCOシードレーザサブシステムと、1つの増幅器と、を含むことができる。シードレーザサブシステムの一方は、10.26μmの波長を有する増幅光ビームを生成することができ、他方のシードレーザサブシステムは、10.59μmの波長を有する増幅光ビームを生成することができる。これらの2つの波長は、COレーザの異なる線に由来することがある。他の例では、COレーザの他の線を使用して、2つの増幅光ビームを生成することができる。2つのシードレーザサブシステムからの増幅光ビームは両方とも、同じ電力増幅器系統で増幅され、次に角分散してチャンバ340内の異なる位置に到達する。波長が10.26μmの増幅光ビームをプリパルス317として使用することができ、波長が10.59μmの増幅光ビームを増幅光ビーム316として使用することができる。
さらに、増幅光ビーム316、放射パルス317及び放射パルス318はすべて、同じ増幅器で増幅される。例えば、3つの電力増幅器181、182及び183(図1B)を使用して、増幅光ビーム316、プリパルス317及びプリパルス318のすべてを増幅することができる。この実施態様では、増幅器は3つのシードレーザを有することができ、その1つを用いて増幅光ビーム316、放射パルス317及び放射パルス318のそれぞれを生成する。異なる数のシードレーザを使用することもできる。
図4を参照すると、EUV光を生成する例示的なプロセス400の流れ図が示されている。プロセス400は、光源100又は光源305を使用して実行することができる。
第1放射パルスはターゲット材料小滴へと誘導されて、変形小滴(410)を形成する。第1放射パルスは、ターゲット材料小滴の形状を変形させるのに十分なエネルギーを有するパルスとすることができる。第1放射パルスは、少なくとも1nsの持続時間を有することができ、例えば第1放射パルスは、1〜100nsの持続時間及び1μm又は10μmの波長を有することができる。一例では、第1放射パルスは、15〜60mJのエネルギー、20〜70nsのパルス持続時間及び1〜10μmの波長を有するレーザパルスとすることができる。ある例では、第1放射パルスは、1ns未満の持続時間を有することができる。例えば、第1放射パルスは、300ps以下、100ps以下、100ps〜300psの間、又は10ps〜100psの間の持続時間を有することができる。
第1放射パルスは、第1プリパルス6(図1B)又は放射パルス317(図3A〜図3D)とすることができる。変形小滴は、ターゲット材料小滴50を第1プリパルス6で照射することによって形成した中間ターゲット51(図1A)とすることができる。ターゲット材料小滴50は、スズ又はプラズマに変換された場合にEUVを発する任意の他の材料などの溶融金属の小滴とすることができる。例えば、変形小滴は、ターゲット材料小滴50が第1プリパルス6に当たることにより形成された溶融スズの円板とすることができる。第1プリパルス6が衝突する力は、小滴を変形して、円板により近い形状にすることができ、これは約1〜3マイクロ秒(μs)後に膨張して円板形状の溶融金属の部片になる。この例では、円板形状部片を中間ターゲット51と見なすことができる。図6C及び図8Cは、円板形状の例示的な中間ターゲット613を示す。
変形小滴又は中間ターゲットは他の幾何形状になることもできる。例えば、第1放射パルスの持続時間が1ns未満である実施態様では、変形小滴は、半球状の形状のように、面に沿って回転楕円面を薄く切断することによって形成された形状を有することができる。図10Cは、半球形状を有する例示的な中間ターゲット1014を示す。図10Cに示す例では、中間ターゲット1014は、溶融スズの円板形状セグメントではなく、大量の粒子である。
第2放射パルスは、変形小滴へと誘導されて、吸収材料を形成する(420)。吸収材料は、増幅光ビームを受けて、(増幅光ビームとターゲット55との相互作用による電離によって)EUV光を発するプラズマへと変換するターゲット55である。第2放射パルスは、放射の吸収に関係する変形小滴の特性を変化させるのに十分なエネルギーを有する。すなわち、(420)で形成された変形小滴が第2放射パルスに当たると、変形小滴が光などの放射を吸収する能力が変化する。さらに、吸収材料が、変形小滴よりも多くの部分の入射放射を吸収できるように、放射の吸収に関する特性が変化する。
第2放射パルスは、少なくとも1nsの持続時間及び1〜10mJのエネルギーを有することができる。例えば、第2放射パルスは10nsの持続時間及び5mJのエネルギーを有することができる。第2放射パルスは1.06μmの波長を有することができる。第2放射パルスは、第2プリパルス7(図1B)又は放射パルス318(図3A〜図3D)とすることができる。
ターゲット材料小滴に直接適用されるプリパルスより、第2放射パルスのエネルギーを低くすることができる、及び/又はパルス持続時間を長くすることができるが、吸収材料(ターゲット55など)は、ターゲット55をEUV光の生成に好ましいものにする物理特性を有する。
一例では、中間ターゲット51は、ターゲット材料小滴50と比較すると、入射放射パルスの伝播方向に沿って薄くなっている溶融スズの円板である。中間ターゲット51は、ターゲット材料小滴50よりも容易にターゲット材料のフラグメントに破壊され、中間ターゲット51をフラグメントにするのに必要なエネルギーを少なくすることができる。この例では、第2放射パルスは、中間ターゲット51をターゲット材料の部片の雲に変形し、これはまとめる又は集合すると、ターゲット材料小滴50と比較して、接近中の放射パルスの経路にあるターゲット材料の表面積が大きくなる。表面積が大きくなると、増幅光ビームと相互作用するターゲット材料が多くなり、ターゲット材料の電離の増加、従ってEUV光の生成量の増加につなげることができる。図7は、中間ターゲット51を、ターゲット材料のフラグメントを含むターゲット55へと変形させる第2放射パルスの例を示す。
別の例では、中間ターゲット51は、これもターゲット材料小滴より薄く、幅広い溶融スズの円板である。この例では、第2プリパルスが中間ターゲット51を照射し、第2放射パルスを受ける中間ターゲットの表面付近に電子及びイオン(プリプラズマ)の雲を生成する。中間ターゲット51の表面に電子及びイオンの雲を生成することにより、第2放射パルスは中間ターゲット51の少なくとも一部の電子密度及び/又はイオン密度を変更する。図5は、修正小滴の少なくとも一部の電子密度及び/又はイオン密度を変化させる第2放射パルスの例を示す。
増幅光ビームが吸収材料へと誘導される(430)。増幅光ビームは、吸収材料(中間ターゲット51)内のターゲット材料を電離し、従ってEUV光を発するプラズマへと変換するのに十分なエネルギーを有する。増幅光ビームは、増幅光ビーム8(図1B)とすることができる。
以上で説明したターゲット55及び波形5の例を提供する。図5、図7及び図9は、ターゲットを生成する他の例示的な波形500、700及び900の表示をそれぞれ示す。図6A〜図6E、図8A〜図8E及び図10A〜図10Eは、ターゲット材料小滴に適用されている波形500、700及び900のエネルギーを示す。
図5を参照すると、ターゲット材料小滴を、EUV光を発するターゲットへと変換するために使用することができる例示的な波形500のプロットが示されている。図6A〜図6Dは、波形500がターゲット材料小滴を、EUV光を発するターゲットへと変形させる様子を示す。図5及び図6A〜図6Dの例のターゲットは、接近中の増幅光ビームに面する表面に形成されたプリプラズマを有する溶融金属の平坦な円板である。表面が増幅光ビームの伝播方向を横断していない場合でも、表面は、増幅光ビームを指している場合は接近中の増幅光ビームに面することができる。
波形500は、第1プリパルス502の表示、第2プリパルス504の表示及び増幅光ビーム506の表示を示す。この例では、第1プリパルス502は、20〜70nsのパルス持続時間503及び15〜60mJのエネルギーを有する。例えば、第1プリパルス502は、1μm又は10.6μmの波長を有することができる。一例では、パルス持続時間503は40nsであり、エネルギーは20mJである。第2プリパルス504は、1〜10nsのパルス持続時間505、1〜10mJのエネルギー及び1.06μmの波長を有することができる。一例では、第2プリパルス503の持続時間505は10nsであり、第2プリパルスのエネルギーは1mJである。
第1プリパルス502及び第2プリパルス504は、時間的に遅延時間508だけ分離され、第2プリパルス504が第1プリパルス502の後に生じる。遅延時間508は、第1プリパルス502との相互作用により幾何学的に変更されるターゲット材料小滴が膨張して、中間ターゲット51を形成できるほど十分に長い時間である。遅延時間508は1〜3マイクロ秒(μs)とすることができる。
第2プリパルス504及び増幅光ビーム506は、時間的に遅延時間509だけ分離され、増幅光ビーム506は第2プリパルス504の後に生じる。遅延時間509は、第2プリパルス504が円板形状のターゲットの表面に形成するプリプラズマが膨張できるほど十分に長い。遅延時間509は、10〜100nsの間又は1〜200ナノ秒(ns)の間とすることができる。
図6A〜図6Eは、5つの異なる時間t〜tにターゲット位置626に向かってターゲット材料小滴を放出するターゲット材料供給装置の側面図を示す。ターゲット位置626は、チャンバ(チャンバ340など)内で増幅光ビーム506を受け、集光光学系346(図3A)又はミラー135(図1A)の焦点にある位置である。図6Aは、最も早い時間tを示し、時間は左から右へと経過して、図6Eが最も遅い時間tを示す。ターゲット材料供給装置620は、ノズル624を通して小滴の流れを放出する。小滴の流れはターゲット材料小滴611及び610を含み、ターゲット材料小滴610はターゲット材料小滴610の前にノズル624から放出される。図6A〜図6Eは、ターゲット材料小滴610が、増幅光ビーム506に当たるとEUV光を発するターゲット614に変形している様子を示す。
図6Aを参照すると、ターゲット材料小滴610が第1プリパルス502に当たっている。図6Bに示すように。第1プリパルス502が衝突すると、ターゲット材料小滴610を幾何学的に変形させ、ターゲット材料の細長いセグメント612内に広げる。細長いセグメント612は円板様の形状を有することができ、細長いセグメント612は溶融ターゲット材料とすることができる。ターゲット材料の細長いセグメント612は、ターゲット位置626に向かって進行すると、空間的に膨張する。ターゲット材料の細長いセグメント612は、1〜3μs(遅延時間508)の間、膨張する。
図6Cを参照すると、第1プリパルス502がターゲット材料小滴610に当たってから1〜3μs後である時間tにて、長円形の材料612は、ターゲット位置626に向かう軌跡を辿るにつれ膨張して、円板形状の中間ターゲット613になる。また図6Fを参照すると、中間ターゲット613は幅632及び厚さ630を有する。中間ターゲット613の厚さ630は幅より小さい。図6C及び図6Fに示す例では、幅632は「x」方向にあり、厚さ630は「y」方向にあって、幅632は、第2プリパルス504の伝播方向を横断する方向に沿っている。しかしながら、中間ターゲット613は他の角度配置も有することができる。例えば、図6Gに示すように、中間ターゲット613は、第2プリパルス504の伝播方向に対して45°の角度を付けることができる。中間ターゲット613が第2プリパルス504の経路に対して角度がある場合でも、プリパルス504の伝播方向に沿って測定した中間ターゲット613の厚さ631は、中間ターゲット613の幅より小さい。このように、接近中の光ビーム(第2プリパルス504など)が遭遇するターゲット面積は、接近中の光ビームがターゲット材料小滴610を直接通過する場合にそれが進行するような経路に対して垂直な面に沿った場合よりも伝播方向に沿った場合の方が小さい。
図6Dを参照すると、第2プリパルス504と中間ターゲット613との相互作用がターゲット614を形成する。相互作用は、バルクターゲット材料616に近いプリプラズマ615を生成する。バルクターゲット材料616は、ターゲット材料とすることができ、溶融金属とすることができる。プリプラズマ615は、遅延時間509にわたって膨張することができ、膨張したプラズマ615及びバルクターゲット材料616がターゲット614を形成する。時間tにて、ターゲット614はターゲット位置626に到達する。
さらに詳細に述べると、第2プリパルス504は、中間ターゲット613の表面に衝突し、表面を加熱して、プリプラズマ615を形成する。中間ターゲット613はプリパルス504に提示された薄い寸法を有する円板のように整形されるので、プリプラズマ615が、バルク材料616内のターゲット材料を使用できる部分が多くなる。プリプラズマが1〜200ns膨張した後、プリプラズマ及びバルクターゲット材料616をまとめてターゲット614と呼ぶ。増幅光ビーム8は、プリプラズマ615が吹き飛ぶか散逸する前に、ターゲット614に到達する。例えば、増幅光ビーム8は、第2プリパルス504が中間ターゲット613に当たった10〜100ns又は1〜200ns後に到達することができる。増幅光ビーム506が到達したときにプリプラズマ615が存在するので、増幅光ビーム506は、下にあるバルクターゲット材料616に届く前にプリプラズマ615に遭遇する。下にあるバルクターゲット材料616と比較して、プリプラズマ615は反射性が低く、より容易に増幅光ビーム506を吸収する。従って、プリプラズマ615が存在することにより、増幅光ビーム506のさらに大きい部分を吸収することができる。
さらに、プリプラズマ615が存在しない状態では、増幅光ビーム506がバルクターゲット材料616に直接衝突する。この場合、増幅光ビーム8は、金属表面に遭遇して、大部分が反射し、少量の増幅光ビーム8が吸収されて、バルクターゲット材料616の表面を切除し、表面付近にプリプラズマの雲を形成する。雲は、パルスが表面に衝突した5〜20ns後に形成することができる。しかしながら、ターゲット材料を、EUV光を発するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有する多くのパルスは、パルスの最初の10〜20nsに鋭い前縁を有する。増幅光ビーム506は前縁510を有する(図5)。前縁510(パルスとターゲットとの相互作用の最初の10〜20nsでターゲット表面に到達するパルスの部分)の強度は、時間の関数として急速に上昇し、電子及びイオンの雲が形成される可能性ができる前に、及び加熱及び蒸発プロセスが開始する前に上昇する。従って、プリプラズマ615がない状態で、増幅光ビーム8の高エネルギーの前縁510の多くは反射することになり、ほとんど使用されない。しかしながら、プリプラズマ615が、前縁510のエネルギーの一部を吸収し、それをバルクターゲット材料616を切除する熱へと変換する。
図6Eを参照すると、増幅光ビーム506は、プリプラズマ615及びバルクターゲット材料616の大部分又はほぼすべてをEUV光618に変換する。
図7を参照すると、ターゲット材料小滴を、EUV光を発するターゲットへと変換するために使用することができる別の例示的な波形700のプロットが示されている。図8A〜図8Eは、波形700がターゲット材料小滴を、EUV光を発するターゲットへと変形させる様子を示す。図7及び図8A〜図8Eの例のターゲットは、フラグメント化したターゲット材料の集合である。
波形700は、第1プリパルス702の表示、第2プリパルス704の表示及び増幅光ビーム706の表示を示す。第1プリパルス702は、20〜70nsであるパルス持続時間703及び17〜60mJのエネルギーを有する。第1プリパルス702は、1μm又は10.6μmの波長を有することができる。一例では、パルス持続時間703は40nsであり、エネルギーは20mJである。第2プリパルス704は、1〜10nsであるパルス持続時間705及び1〜10mJのエネルギーを有する。第2プリパルス704は1.06μmの波長を有する。一例では、第2プリパルス703の持続時間705は10nsであり、第2プリパルスのエネルギーは5mJである。別の例では、第2プリパルス703の持続時間705は10nsであり、第2プリパルスのエネルギーは10mJである。
第1プリパルス702及び第2プリパルス704は時間的に遅延時間708だけ分離され、第2プリパルス704が第1プリパルス702の後に生じる。遅延時間708は、第1プリパルス702により幾何学的に変形するターゲット材料小滴が膨張して、円板形状の中間ターゲットを形成できるほど十分に長い時間である。遅延時間708は1〜3マイクロ秒(μs)とすることができる。
第2プリパルス704及び増幅光ビーム706は、時間的に遅延時間709だけ分離され、増幅光ビーム706が第2プリパルス704の後に生じる。遅延時間709は、第2プリパルス704によって形成されるフラグメントが最適な距離まで分散できるほど十分に長い。遅延時間709は、100ナノ秒(ns)〜1マイクロ秒(μs)とすることができる。
図8A〜図8Eを参照すると、ターゲット材料供給装置620の5つのスナップショットが示され、時間は左側の図8Aから右側の図8Eへと経過する。図8A〜図8Cは、図6A〜図6Cに関して説明したような円板形状の中間ターゲット613を生成する。図8Dはターゲット814の生成を示す。ターゲット814は、中間ターゲット613を第2プリパルス704で照射することによって形成されたターゲット材料の部片又は粒子の集合である。第2プリパルス704が衝突すると、中間ターゲット613が破壊されてターゲット材料の多くのフラグメントになり、それぞれが中間ターゲット613より小さい。
中間ターゲット613が破壊されてフラグメントになると、増幅光ビーム706のターゲット材料が多くなる。なぜなら、フラグメントが集合すると、プラズマに変換するためのターゲット材料の表面積が大きくなるからである。さらに、中間ターゲット613は薄いので、第2プリパルス704は、ターゲット材料小滴610をフラグメントの集合に変形することができるプリパルスよりも相対的にエネルギーを低く、及び/又は持続時間を長くすることができる。
ターゲット814は、ターゲット位置626に到達して、増幅光ビームを受け取る。EUV光818が生成される。
図9を参照すると、ターゲット材料小滴を、EUV光を発するターゲットへと変換するために使用することができる別の例示的な波形900のプロットが示されている。図10A〜図10Eは、波形900が、ターゲット材料小滴を、EUV光を発するターゲットへと変形させる様子を示す。図9及び図10A〜図10Eの例のターゲットは、半球形のターゲットの付近に形成されるプリプラズマである。
波形900は、第1プリパルス902の表示、第2プリパルス904の表示及び増幅光ビーム906の表示を示す。第1プリパルス902は1ns未満のパルス持続時間903を有する。例えば、第1プリパルス902は1.06μmの波長、300ps以内のパルス持続時間及び1mJ〜10mJのエネルギーを有することができる。別の例では、第1プリパルスは100ps〜300psの持続時間、1.06μmの波長、及び1mJ〜10mJのエネルギーを有する。さらに別の例では、第1プリパルス902は150psの持続時間、1.06μmの波長及び5mJのエネルギーを有する。
第2プリパルス904は、1〜10nsであるパルス持続時間905及び1〜10mJのエネルギーを有する。第2プリパルス904は1.06μmの波長を有する。一例では、第2プリパルス903の持続時間905は10nsであり、第2プリパルスのエネルギーは5mJである。別の例では、第2プリパルス903の持続時間905は10nsであり、第2プリパルスのエネルギーは10mJである。
第1プリパルス902及び第2プリパルス904は、時間的に遅延時間908だけ分離され、第2プリパルス904が第1プリパルス902の後に生じる。遅延時間908は、第1プリパルス902によって幾何学的に変形したターゲット材料小滴が膨張して、半球形ターゲットを形成することができるほど十分に長い時間である。例えば遅延時間908は約1000nsとすることができる。遅延時間909は、第2プリパルス904によって半球形ターゲットの表面に形成されたプリプラズマが膨張できるほど十分に長い。遅延時間909は10〜100ナノ秒(ns)又は1〜200nsとすることができる。
図10A〜図10Eを参照すると、ターゲット材料供給装置620の5つのスナップショットが示され、時間は左側の図10Aから右側の図10Eへと経過する。第1プリパルス902がターゲット材料小滴610を照射して、半球形のボリューム1012を形成する。半球形ボリューム1012は、半球形の空間全体に分散した粒子1013の霧又は集合である。粒子1013は、第2プリパルス904に面する表面1002にて最小になる密度分布で分布する。密度分布の上昇の方向は、ボリューム1012によって吸収される光の量の増加に寄与する。なぜなら、光を反射することができる高密度の面に光が到達する前に、光の大部分がボリューム1012によって吸収されるからである。半球形ボリューム1012は、遅延時間909にわたって膨張し、半球形の中間ターゲット1014を形成する。
第2プリパルス904は、半球形の中間ターゲット1014を照射し、中間ターゲット1014の縁部にプリプラズマを生成し、さらに粒子1013の少なくとも一部をプリプラズマに変換する。粒子1013は小さいので、粒子1013からプリプラズマを生成することは比較的容易である。プリプラズマは遅延時間909にわたって膨張し、ターゲット1015を形成する。ターゲット1015は、半球形ボリューム1017と、プリプラズマ1016と、を含む。増幅光ビーム906がターゲット1015を照射して、EUV光を生成する。プリプラズマ1016は、増幅光ビーム906を容易に吸収する媒体を提供し、従ってプリプラズマ1016は、増幅光ビームのEUV光への変換を強化し、改良することができる。
他の実施態様も添付の請求の範囲に入る。例えば、円板形状の中間ターゲット613は、円板に類似した、又は表面の1つに窪みを含む形状を有することができる。以上で説明した波形5、500、700及び900のいずれも、ターゲット材料と相互作用するプリパルスを2つより多く有することができる。

Claims (16)

  1. 極端紫外線光源であって、
    放射パルスを生成するように構成された固体レーザであって、前記放射パルスは、少なくとも、第1の放射パルス及び第2の放射パルスを備える、固体レーザと、
    第3の放射パルスを生成するように構成された第2の光源であって、前記第3の放射パルスは、前記第1の放射パルス及び前記第2の放射パルスとは異なる波長を有する、第2の光源と、
    真空チャンバの内部においてターゲット材料を受け取るように構成されている真空チャンバであって、前記ターゲット材料は、プラズマに変換されたときに、極端紫外線(EUV)光を発光し、前記1の放射パルス、前記第2の放射パルス、及び前記第3の放射パルスは、それぞれ、前記真空チャンバの内部の第1の位置、前記真空チャンバの内部の第2の位置、及び前記真空チャンバの内部の第3の位置に誘導され、前記第1の位置、前記第2の位置、及び前記第3の位置は、前記真空チャンバ内の異なる位置であり、且つ、前記第1の放射パルス、前記第2の放射パルス、及び前記第3の放射パルスの前記真空チャンバにおける伝搬方向とは異なる方向に沿って分離している、真空チャンバと、
    を備える極端紫外線光源。
  2. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記固体レーザは、ネオジムドープイットリウムアルミガーネット(Nd:YAG)レーザ又はエルビウムドープファイバ(Er:ガラス)レーザを備える、極端紫外線光源。
  3. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記固体レーザは、Qスイッチ固体レーザを備える、極端紫外線光源。
  4. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記第2の光源は、ガスレーザを備え、前記ガスレーザは、ガス状態の利得媒体を備える、極端紫外線光源。
  5. 請求項4に記載の極端紫外線光源であって、
    前記ガスレーザの前記利得媒体は、二酸化炭素を備える、極端紫外線光源。
  6. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記固体レーザによって生成される前記放射パルスは、1.06マイクロメートルの波長を有する、極端紫外線光源。
  7. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記固体レーザによって生成される前記放射パルスは、1.06マイクロメートルの波長を有し、前記第2の光源によって生成される前記第3の放射パルスは、10.6マイクロメートルの波長を有する、極端紫外線光源。
  8. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記ターゲット材料は、ターゲット材料小滴を備え、
    前記極端紫外線光源は、コンピュータ可読媒体上の機械実行可能な命令を備える制御システムを更に備え、
    前記制御システムは、前記固体レーザに、
    前記第1の放射パルスを射出させることであって、前記第1の放射パルスが前記ターゲット材料小滴を、前記ターゲット材料小滴が占めるボリュームよりも大きいボリュームを占めるターゲット材料の幾何分布に変形させるのに十分なエネルギーを有することと、
    前記第2の放射パルスを射出させることであって、前記第2の放射パルスが前記幾何分布の吸収特性を変化させるのに十分なエネルギーを有し、前記ターゲット材料小滴又は前記幾何分布よりも多くの部分の入射放射を吸収する修正ターゲットを形成することと、
    を行わせるように構成されており、
    前記制御システムは、前記第2の光源に、
    前記第3の放射パルスを放射させることであって、前記第3の放射パルスが前記修正ターゲットの少なくとも一部を、EUV光を射出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有することと、
    を行わせるように構成されている、極端紫外線光源。
  9. 請求項8に記載の極端紫外線光源であって、
    前記ターゲット材料小滴を前記真空チャンバの内部の軌道上に放出するターゲット材料デリバリシステムを更に備え、前記第1の位置、前記第2の位置、及び前記第3の位置は前記軌道上にある、極端紫外線光源。
  10. 請求項1に記載の極端紫外線光源であって、
    前記第1の放射パルス、前記第2の放射パルス、及び前記第3の放射パルスを受け取るように構成された光学要素を更に備え、
    前記光学要素は、前記第1の放射パルス、前記第2の放射パルス、及び前記第3の放射パルスをそれぞれ前記第1の位置、前記第2の位置、及び前記第3の位置に誘導するように構成されている、極端紫外線光源。
  11. 極端紫外線光源であって、
    放射パルスを生成するように構成された固体レーザであって、前記放射パルスは、少なくとも第1の放射パルスを備える、固体レーザと、
    第2の放射パルスを生成するように構成された第2の光源と、
    第3の放射パルスを生成するように構成された第3の光源であって、前記第3の放射パルスは、前記第1の放射パルス及び前記第2の放射パルスとは異なる波長を有する、第3の光源と、
    真空チャンバの内部においてターゲット材料を受け取るように構成されている真空チャンバであって、前記ターゲット材料は、プラズマに変換されたときに、極端紫外線(EUV)光を発光するターゲット材料を備える、真空チャンバと、
    第1の光学要素であって、前記固体レーザにより生成される前記放射パルスを受け取り、 前記放射パルスを前記真空チャンバの内部に向けて誘導するように構成された第1の光学要素と、
    前記第1の光学要素から分離された第2の光学要素であって、前記第3の光源により生成される前記第3の放射パルスを受け取り、前記第3の放射パルスを前記真空チャンバの内部に向けて誘導するように構成された第2の光学要素と、を備え、
    前記第3の放射パルスは、前記固体レーザにより生成された前記放射パルスとは異なる前記真空チャンバ内の位置に誘導され、前記第1の放射パルスは、前記第2の放射パルスとは異なる前記真空チャンバ内の位置に誘導される、極端紫外線光源。
  12. 請求項11に記載の極端紫外線光源であって、
    前記第1の光学要素は、少なくとも一つの光ファイバを備え、
    前記第2の光学要素は、前記第3の放射パルスの波長において光学的に反射的な表面を備え、前記表面は、前記第3の放射パルスを前記真空チャンバの内部に向けて誘導するように位置している、極端紫外線光源。
  13. 請求項11に記載の極端紫外線光源であって、
    前記固体レーザは、ネオジムドープイットリウムアルミガーネット(Nd:YAG)レーザ又はエルビウムドープファイバ(Er:ガラス)レーザを備える、極端紫外線光源。
  14. 請求項11に記載の極端紫外線光源であって、
    前記第2の光源及び第3の光源のそれぞれは、ガスレーザを備え、前記ガスレーザは、ガス状態の利得媒体を備える、極端紫外線光源。
  15. 請求項11に記載の極端紫外線光源であって、
    前記第2の光源は、第2の固体レーザを備え、
    前記第1の光学要素は、前記第2の放射パルスを受け取り、前記第2の放射パルスを前記真空チャンバの内部の第2の位置に向けて誘導するように構成されている、極端紫外線光源。
  16. 請求項11に記載の極端紫外線光源であって、
    前記ターゲット材料は、ターゲット材料小滴を備え、
    前記極端紫外線光源は、コンピュータ可読媒体上の機械実行可能な命令を備える制御システムを更に備え、
    前記制御システムは、
    前記固体レーザに、前記第1の放射パルスを射出させることであって、前記第1の放射パルスが前記ターゲット材料小滴を、前記ターゲット材料小滴が占めるボリュームよりも大きいボリュームを占めるターゲット材料の幾何分布に変形させるのに十分なエネルギーを有することと、
    前記第2の光源に、前記第2の放射パルスを射出させることであって、前記第2の放射パルスが前記幾何分布の吸収特性を変化させるのに十分なエネルギーを有し、前記ターゲット材料小滴又は前記幾何分布よりも多くの部分の入射放射を吸収する修正ターゲットを形成することと、
    前記第3の光源に、前記第3の放射パルスを放射させることであって、前記第3の放射パルスが前記修正ターゲットの少なくとも一部を、EUV光を射出するプラズマに変換するのに十分なエネルギーを有することと、
    を行わせるように構成されている、極端紫外線光源。
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