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JP6801190B2 - シャワーヘッド - Google Patents
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Description

本発明は、シャワーヘッドに関する。
一般家庭の浴室、洗面台、理容院、美容院等で使用されるシャワーに供給される原水は、通常、水道水である。しかし、水道水には残留塩素が多く含まれているため、頻繁に頭髪や身体をシャワーで洗浄すると、頭髪に傷みや変色が生じたり、肌荒れが生じたりすることがある。そこで、脱塩素機能を有する亜硫酸カルシウム等の脱塩素剤が充填された水処理カートリッジを備えるシャワーヘッドが提案されている。
水処理カートリッジを備えるシャワーヘッドとしては、例えば、以下のものが挙げられる。
(i)シャワーヘッド本体のヘッド部の正面側にシャワーキャップが装着され、前記ヘッド部内に水処理カートリッジが収納され、前記ヘッド部内における前記水処理カートリッジの外側にバイパス流路が設けられたシャワーヘッド(特許文献1)。
(ii)シャワーヘッド本体のヘッド部の正面側にシャワーキャップが装着され、前記ヘッド部内に水処理カートリッジが収納され、前記ヘッド部内における一次側と二次側とがOリングによって水密に隔離されるシャワーヘッド(特許文献2)。
(i)のシャワーヘッドでは、原水の大部分が水処理カートリッジを通過する一方、原水の一部がバイパス路を通り、水処理カートリッジの二次側で合流して散水される。このように、原水の一部がバイパス路を通ることで、水処理カートリッジの脱塩素剤を高密度に充填した場合でも圧力損失が低減される。しかし、バイパス路を通った原水は未処理となるため、バイパス路近傍の散水孔から散水される水の残留塩素濃度が高くなる傾向がある。
(ii)のシャワーヘッドでは、ヘッド部内にバイパス路を設けないため、原水の全量が水処理カートリッジ内を通過して脱塩素処理される。しかし、水処理カートリッジをヘッド部内に挿入する際にOリングがねじれ、ヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側との隔離の水密性が不十分になることがある。また、カートリッジ交換を繰り返すと、その際の摺動によってOリングに摩耗や損傷等が生じることで、ヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側との隔離の水密性が低下しやすい。
特開平11−239740号公報 特開2000−271033号公報
本発明は、水処理カートリッジを繰り返し交換しても、ヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側との隔離の水密性を充分に確保できるシャワーヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]グリップ、及びグリップの先端に設けられたヘッド部を備えるシャワーヘッド本体と、前記ヘッド部の正面側に装着されるシャワーキャップと、前記ヘッド部内に収納され、内部に浄化材が充填された水処理カートリッジと、環状で内側に平面部が形成されたパッキンと、を備え、
前記パッキンが、前記ヘッド部内における前記水処理カートリッジの一次側と二次側とを水密に隔離するように設けられている、シャワーヘッド。
[2]前記水処理カートリッジの外面には、前記ヘッド部内で一次側に向けられる側に段差が設けられ、
前記ヘッド部内には、前記段差に当接して前記水処理カートリッジを支持する支持部が設けられている、[1]に記載のシャワーヘッド。
[3]前記シャワーキャップの前記ヘッド部への装着構造がバヨネット式である、[1]又は[2]に記載のシャワーヘッド。
本発明のシャワーヘッドでは、水処理カートリッジを繰り返し交換しても、ヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側との隔離の水密性を充分に確保することができる。
本発明のシャワーヘッドの一例を示した断面図である。 図1のシャワーヘッドの水処理カートリッジを示した側面図である。 図1のシャワーヘッドの水処理カートリッジを示した正面図である。
以下、本発明のシャワーヘッドの一例を示して説明する。
本実施形態のシャワーヘッド1は、図1に示すように、シャワーヘッド本体10と、シャワーキャップ12と、水処理カートリッジ14と、パッキン16と、を備えている。
シャワーヘッド本体10は、グリップ18と、グリップ18の先端に設けられたヘッド部20とを備えている。
グリップ18としては、特に限定されず、把持可能な筒状で、下端部をシャワーホース等と接続できるようになっているものが挙げられる。
ヘッド部20は、正面視形状が円形状で、グリップ18に対して正面側に突き出るように設けられている。ヘッド部20の内部には、グリップ18内の流路18aと連通する空洞部分からなる、水処理カートリッジ14を収納する収納部22が形成されている。
ヘッド部20内の収納部22よりも背面側には、収納部22に収納された水処理カートリッジ14に当接して支持する板状の支持部24が複数設けられている。複数の支持部24は、ヘッド部20を正面視したときの内周壁沿いに中心に向かって突出するように、内周壁に沿って間隔を空けて設けられている。収納部22に水処理カートリッジ14が収納された状態では、支持部24におけるヘッド部20の正面側の先端部が水処理カートリッジ14に当接するようになっている。
なお、支持部の形状は、板状には限定されない。また、支持部の数は、特に限定されず、適宜決定することができる。例えば、ヘッド部20内の収納部22よりも背面側において、ヘッド部20を正面視したときの内周壁沿いに全周にわたって連続して形成された1つの支持部が設けられていてもよい。
また、ヘッド部20内には、背面側の内壁面におけるヘッド部20を正面視したときの中心部から正面に向かって突出する支柱26が設けられている。支柱26は、棒状の支柱本体26aと、支柱本体の先端面から突出する突起26bとを備えている。支柱26における突起26bは、後述する水処理カートリッジ14の窪部17aに嵌まり込むようになっている。
ヘッド部20における正面側の先端部28は、円筒状の第1周壁部30と、第1周壁部30を囲う円筒状の第2周壁部32とからなり、全周にわたって二重構造となっている。すなわち、ヘッド部20の先端部28は、ヘッド部20を正面視したときに、内側から第1周壁部30と第2周壁部32がこの順に設けられた二重構造になっている。第1周壁部30と第2周壁部32とは互いに離間して設けられ、それらの間に隙間が形成されている。
内側の第1周壁部30の外壁面には、周方向に延びる複数の凸条34が部分的に設けられている。また、第1周壁部30の外壁面における凸条34よりも先端側には、全周にわたって溝36が設けられている。溝36には、Oリング38が装着されている。
シャワーキャップ12は、円筒状の側壁部40と、側壁部40の先端開口部を閉じるように設けられた円板状の散水板42とを備えている。側壁部40における散水板42と反対側の後端側部分における内壁面には、ヘッド部20の第1周壁部30に設けられた複数の凸条34にそれぞれ対応する複数の凹部44が部分的に設けられている。側壁部40の内壁面を正面視したときの凹部44の形状は、側壁部40における散水板42と反対側の縁から散水板42に向かって延び、さらに周方向に垂直に屈曲した形状になっている。
側壁部40における散水板42と反対側の後端側部分は、シャワーキャップ12がヘッド部20の正面側に装着される際に、ヘッド部20の第1周壁部30と第2周壁部32の間に挿入される。このとき、ヘッド部20の第1周壁部30に設けられた凸条34が凹部44に嵌まるように側壁部40の後端側部分を第1周壁部30と第2周壁部32の間に挿入する。そして、シャワーキャップ12を周方向に回転させ、凸条34を凹部44における周方向に延びる部分の奥側へと移動させる。このように凸条34が凹部44に嵌まり込むことで、シャワーキャップ12がヘッド部20に装着された状態でロックされる。
また、この状態では、シャワーキャップ12の側壁部40とヘッド部20の第1周壁部30との間がOリング38によって水密に封じられる。
本発明では、シャワーキャップのヘッド部への装着構造は、この例のようなバヨネット式であることが好ましい。シャワーキャップの装着構造がバヨネット式であれば、螺合による装着に比べてシャワーキャップの装着及び取り外しが容易になる。そのため、カートリッジ交換の際に手に石鹸やシャンプー等が付着していても、容易にシャワーキャップを取り外してカートリッジ交換を行うことができる。
散水板42には、複数の散水孔42aが形成されている。散水板42における散水孔42aの数は特に限定されず、適宜決定できる。また、散水板42における散水孔42aの分布パターンも特に限定されず、公知のパターンを採用できる。
シャワーヘッド本体10及びシャワーキャップ12の材質としては、特に限定されず、シャワーヘッドに用いられる公知の材質を採用できる。具体的には、例えば、ポリプロピレン、ポリフェニレンエーテル、ポリオキシメチレン、ポリカーボネート、ABS、ASA、PMP樹脂等の軟化点が80℃以上の耐熱性の樹脂や、ステンレス等の金属等が挙げられる。
シャワーヘッド本体10及びシャワーキャップ12の製造方法は、特に限定されず、公知の成形方法等を採用できる。
水処理カートリッジ14は、図1〜3に示すように、円筒状の胴部14aと、胴部14aの一方の開口端を閉じるように設けられた円板状の第1板部14bと、胴部14aの他方の開口端を閉じるように設けられた円板状の第2板部14cと、を備えている。第1板部14b及び第2板部14cは、それぞれ中央部分が外側に突き出るように湾曲している。この例では、水処理カートリッジ14は、ヘッド部20内において、第1板部14bが一次側、第2板部14cが二次側となるように収納されている。
水処理カートリッジ14の内部には浄化材13が充填されている。
第1板部14bには、複数の開口15aが形成されている。また、第2板部14cには、複数の開口15bが形成されている。この例では、グリップ18の流路18aを通じてヘッド部20内に流通してきた原水が、開口15aから水処理カートリッジ14内に流入して浄化材13中を通過し、浄水が開口15bから流出するようになっている。
水処理カートリッジ14の第1板部14bにおける外面の中央部分には、図1及び図3に示すように、窪部17aが形成されている。また、第1板部14bの外面における周縁部分には、図1及び図2に示すように、全周にわたって円環状の凹条からなる段差46が形成されている。
ヘッド部20内の収納部22に水処理カートリッジ14を収納した状態では、ヘッド部20内に設けられた支持部24の先端部が段差46に嵌まるように水処理カートリッジ14に当接されることで、水処理カートリッジ14が支持される。本発明では、このように、水処理カートリッジにおけるヘッド部内で一次側に向けられる側の外面に段差を設け、前記ヘッド部内に設けた支持部を該段差に当接させて水処理カートリッジを支持するようにすることが好ましい。これにより、ヘッド部内で水処理カートリッジが安定して保持される。
また、この例では、ヘッド部20に水処理カートリッジ14を収納した状態で、支柱26の突起26bが窪部17aに嵌まり込む。そのため、ヘッド部20内で水処理カートリッジ14がより安定して保持されるようになっている。
浄化材13としては、特に限定されず、例えば、脱塩素剤、イオン交換樹脂、活性炭等が挙げられる。原水中の残留塩素を除去する場合は、例えば、粒状の脱塩素剤と合成繊維とを混合して成形したもの、粉末の脱塩素剤を不織布シートで包んだもの等を用いてもよい。脱塩素剤としては、特に限定されず、例えば、亜硫酸カルシウム、アスコルビン酸等が挙げられる。浄化材13は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
浄化材13には、脱塩素剤の他に、臭気除去剤、保湿剤、清涼剤、芳香剤等の薬剤が含有されていてもよい。
この例の水処理カートリッジ14においては、第2板部14cにおいても、第1板部14bと同様に、外面の中央部分に窪部17bが形成され、また外面の周縁部分に全周にわたって円環状の凹条からなる段差48が形成されている。これにより、第2板部14cが一次側に向くように水処理カートリッジ14をヘッド部20内に収納した場合も、支持部24及び支柱26によって水処理カートリッジ14が安定して保持されるようになっている。
パッキン16は、環状で、内側に平面部が形成されたパッキンである。パッキン16は、ヘッド部20内における水処理カートリッジ14の一次側と二次側を水密に隔離する役割を果たす。
この例のパッキン16は、円環状で、円環に垂直な断面形状が五角形状になっている。このように、パッキン16は、5つの平面部を有し、そのうちの内側の2つの平面部16a,16bが断面においてV字状に突き出すように形成されているV型パッキンである。なお、パッキンの断面形状は、内側に平面部が形成されたものであれば、五角形状には限定されず、例えば、四角形や六角形等であってもよい。
パッキン16は、この例では、シャワーキャップ12側の平面部分が、シャワーキャップ12における側壁部40の内壁面の散水板42側に密着するように固定されている。また、水処理カートリッジ14がヘッド部20内に収納された状態でシャワーキャップ12が装着されたときには、パッキン16は、その内側における背面側の平面部16aが水処理カートリッジ14における胴部14aの第2板部14c寄りに密着するように、全周にわたって圧着される。これにより、ヘッド部20内における水処理カートリッジ14の一次側と二次側とが水密に隔離され、ヘッド部20内で原水が水処理カートリッジ14の外側を通って散水板42側に回り込むことが防止される。
この例では、パッキン16における背面側の平面部にヘッド部20の第1周壁部30の先端部がめり込むように圧着されている。そのため、ヘッド部20とシャワーキャップ12の隙間から水が漏れることがより安定して抑制されている。
このように、シャワーヘッド1においては、グリップ18の流路18aを通じてヘッド部20内に流通してきた原水の全量が水処理カートリッジ14内に流入して浄化され、散水板42の散水孔42aからシャワー状に散水される。また、パッキン16は、Oリングに比べて剛性が高いため、カートリッジ交換の際にねじれにくく、また耐摩耗性に優れているため摩耗や損傷等も生じにくい。そのため、水処理カートリッジを繰り返し交換しても、ヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側との隔離の水密性を充分に確保することができる。
以上説明したように、本発明のシャワーヘッドにおいては、環状で内側に平面部が形成されたパッキンによってヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側とを水密に隔離する。そのため、水処理カートリッジを繰り返し交換しても、ヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側との隔離の水密性を充分に確保することができる。
なお、本発明のシャワーヘッドは、前記したシャワーヘッド1には限定されない。例えば、環状で内側に平面部が形成されたパッキンは、シャワーキャップの内側に固定されていなくてもよく、例えばシャワーヘッド本体のヘッド部に固定されていてもよい。
また、本発明のシャワーヘッドは、環状で内側に平面部が形成されたパッキンによってヘッド部内における水処理カートリッジの一次側と二次側とを水密に隔離するものであれば、公知の水処理カートリッジを備えるものであってもよい。シャワーヘッド本体及びシャワーキャップについても、公知の態様を採用してもよく、シャワーキャップがネジ式でヘッド部に螺合装着されるものであってもよい。また、ヘッド部20において支柱26が設けられていないシャワーヘッドであってもよい。
1 シャワーヘッド
10 シャワーヘッド本体
12 シャワーキャップ
13 浄化材
14 水処理カートリッジ
16 パッキン
16a 平面部
18 グリップ
20 ヘッド部
22 収納部
24 支持部
26 支柱
46,48 段差

Claims (4)

  1. グリップ、及びグリップの先端に設けられたヘッド部を備えるシャワーヘッド本体と、前記ヘッド部の正面側に装着されるシャワーキャップと、前記ヘッド部内に収納され、内部に浄化材が充填された水処理カートリッジと、環状パッキンと、を備え、
    前記パッキンには、前記水処理カートリッジに圧着される内側の平面部と、背面側の平面部とが形成されており、
    前記パッキンが、前記ヘッド部内における前記水処理カートリッジの一次側と二次側とを水密に隔離するように設けられ、
    前記パッキンの前記内側の平面部が前記水処理カートリッジに圧着され、背面側の平面部が前記ヘッド部の正面側の先端部に圧着されている、シャワーヘッド。
  2. 前記ヘッド部の正面側の先端部における前記パッキンの背面側の平面部に圧着されている部分に凸状部が設けられている、請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. 前記水処理カートリッジの外面には、前記ヘッド部内で一次側に向けられる側に段差が設けられ、
    前記ヘッド部内には、前記段差に当接して前記水処理カートリッジを支持する支持部が設けられている、請求項1又は2に記載のシャワーヘッド。
  4. 前記シャワーキャップの前記ヘッド部への装着構造がバヨネット式である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシャワーヘッド。
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