JP6805980B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、内燃機関10は、直列に並んだ第1気筒#1、第2気筒#2、第3気筒#3、及び第4気筒#4といった4つの気筒を備えている。
燃焼室14には燃料噴射弁16が突出しており、燃料噴射弁16から噴射された燃料と、吸気通路12から燃焼室14に吸入された空気との混合気は、点火プラグ18の火花放電による着火を介して燃焼される。なお、本実施形態では、気筒の点火順序が、第1気筒#1→第3気筒#3→第4気筒#4→第2気筒#2の順になっている。
制御装置30は、内燃機関10の各種制御を実行するために燃料噴射弁16や点火プラグ18等の各種アクチュエータを操作する。制御装置30は、各種制御を行うために、三元触媒22の上流に設けられた第1空燃比センサ40によって検出される上流空燃比Af1や、三元触媒22の下流に設けられた第2空燃比センサ50によって検出される下流空燃比Af2を参照する。また、制御装置30は、各種制御を行うために、回転速度センサ42によって検出される機関回転速度NE、エアフローメータ44によって検出される吸入空気量Ga、水温センサ46によって検出される冷却水温THW等も参照する。制御装置30は、中央処理装置(以下、CPUという)32やメモリ34等を備えており、メモリ34に記憶されたプログラムをCPU32が実行することにより、内燃機関10の各種制御を実施する。
ベース噴射量算出処理部M10は、機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づき、燃焼室14における混合気の空燃比を目標値Afpに制御するための開ループ操作量として、ベース噴射量Qbを算出する。ここで、本実施形態では、目標値Afpを理論空燃比としている。また、本実施形態では、機関負荷KLとして、現在の機関回転速度NEにおける燃焼室14への充填空気量の基準値に対する実際の充填空気量の割合である機関負荷率を使用している。この機関負荷率は、吸入空気量Ga及び機関回転速度NEに基づき算出される。
要求値出力処理部M20は、三元触媒22の昇温要求が生じた場合、内燃機関10の各気筒#1〜#4における空燃比の平均値を目標値Afpとしつつも、気筒間で空燃比を異ならせるディザ制御の噴射量補正要求値αを算出する。ここで、本実施形態にかかるディザ制御では、複数の気筒のうちの1つの気筒を、空燃比を目標値Afpよりもリッチとするリッチ燃焼気筒#Rとし、残りの各気筒を、空燃比を目標値Afpよりもリーンとするリーン燃焼気筒#Lとする。そして、リッチ燃焼気筒#Rにおける噴射量を、上記フィードバック補正処理部M16の出力値の「1+α」倍にする。また、リーン燃焼気筒#Lにおける噴射量を、上記フィードバック補正処理部M16の出力値の「1−(α/3)」倍にする。
リーン補正係数算出処理部M26は、乗算処理部M24の出力値「−α/3」に「1」を加算して、リーン燃焼気筒#Lに関し、フィードバック補正処理部M16の出力値を補正する補正係数であるリーン補正係数LHを算出する。
図3に示すように、本実施形態では、リッチ燃焼気筒#Rに設定された気筒において、燃焼行程の実施回数が規定値に達するまでの期間(図3に示すリッチ気筒保持期間HP)が経過すると、リッチ気筒変更期間CPを介して、リッチ燃焼気筒#Rは別の気筒に変更される。
・第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rになり、第1気筒#1及び第3気筒#3及び第4気筒#4がリーン燃焼気筒#Lになる組み合わせ。
・第4気筒#4がリッチ燃焼気筒#Rになり、第1気筒#1及び第2気筒#2及び第3気筒#3がリーン燃焼気筒#Lになる組み合わせ。
図4は、ストイキ補正値SHの算出処理の手順を示す。この図4に示す処理は、メモリ34に記憶されたプログラムをCPU32が所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって、ステップ番号を表現する。
一方、ディザ制御を実行しているときには(S100:YES)、CPU32は機関回転速度NE、機関負荷KL、リッチ燃焼気筒#Rに設定されている気筒番号、及び上記徐変率RZを取得する(S110)。
(1)リッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ毎に上記ストイキ補正値SHが設定されている。そのため、ディザ制御の実行により、リッチ燃焼気筒#Rから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たる場合や、リーン燃焼気筒#Lから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たる場合でも、空燃比の目標値Afpは適切に補正されるようになる。つまり、上記ストイキ補正値SHによる目標値Afpの補正によって、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気からずれることを補償することができるようになり、これにより三元触媒22の雰囲気を排気浄化に適した雰囲気に維持することができる。
・ストイキ補正値SHを機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づいて可変設定するようにした。この他、簡易的には、そうした機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づく可変設定を省略して、少なくともリッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ毎にストイキ補正値SHをそれぞれ設定してもよい。この場合でもディザ制御の実行によるガス当たりの変化に起因した触媒雰囲気の悪化を抑えることができる。
・リッチ燃焼気筒#Rを変更する際には、先の図3に示したリッチ気筒変更期間CPを設けて各気筒におけるディザ補正率の変更を徐々に行うようにした。この他、そうしたリッチ気筒変更期間CPを省略して、リッチ燃焼気筒#Rを変更する際にはディザ補正率を直ちに変更してもよい。なお、この場合には、上記徐変率RZの算出が行えないため、先の図4に示したS190の処理を省略する。
・制御装置30としては、CPU32とメモリ34とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理する専用のハードウェア回路(たとえばASIC等)を備えてもよい。すなわち、制御装置は、以下の(a)〜(c)のいずれかの構成であればよい。なお、処理装置及びメモリの組や、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。
(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置及びプログラムを記憶するメモリと、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。
・内燃機関10としては、4気筒の内燃機関に限らない。たとえば直列6気筒の内燃機関でもよい。また、例えば、V型の内燃機関等、第1の触媒と第2の触媒とを備え、それぞれによって排気が浄化される気筒が異なるものであってもよい。
Claims (1)
- 複数の気筒から排出された排気を浄化する触媒を備えた内燃機関を制御対象とし、
前記触媒の下流に設けられたセンサの検出値に基づいて前記触媒の雰囲気がストイキ雰囲気となるように空燃比を制御する空燃比制御と、
前記触媒の昇温要求が生じた場合、前記複数の気筒のうちの一部の気筒であるリーン燃焼気筒における空燃比を前記複数の気筒における空燃比の平均値に対する目標値よりもリーンに制御し、前記複数の気筒のうちの前記一部の気筒とは別の気筒であるリッチ燃焼気筒における空燃比を前記目標値よりもリッチに制御するように前記各気筒に対応する燃料噴射弁を操作するディザ制御と、を実行する制御装置であって、
前記リッチ燃焼気筒及び前記リーン燃焼気筒に設定される気筒の組み合わせが複数設定されており、前記ディザ制御の実行中には前記気筒の組み合わせを所定期間毎に変更する変更処理部と、
前記空燃比制御に対する補正値が前記気筒の組み合わせ毎に独立して設定されており、前記気筒の組み合わせの変更に合わせて前記補正値を変更する補正値設定処理部とを、備える
内燃機関の制御装置。
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| JP2017129439A JP6805980B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 内燃機関の制御装置 |
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