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JP6805980B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description

本発明は、複数の気筒から排出された排気を浄化対象とする触媒を備えた内燃機関を制御対象とする内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関では、燃焼室における混合気の空燃比を目標値に制御するべく燃料噴射量を調整する空燃比制御が行われている。この空燃比制御の1つとして、触媒の下流に設けられたセンサの検出値に基づき、触媒の雰囲気がストイキ雰囲気となるように空燃比を制御する空燃比制御、いわゆる空燃比のサブフィードバック制御が知られている。
また、例えば特許文献1には、4つの気筒の排気が流入する三元触媒を備えた内燃機関の制御装置が記載されている。この制御装置は、触媒の昇温制御として、内燃機関の1つの気筒の空燃比を理論空燃比よりもリッチとするリッチ燃焼気筒とし、残りの3つの気筒の空燃比を理論空燃比よりもリーンとするリーン燃焼気筒とする、パータベーション制御(ディザ制御)を実行する。これは、リッチ燃焼気筒から排出された排気中の未燃燃料成分や不完全燃焼成分をリーン燃焼気筒から排出された排気中の酸素によって酸化させ、その酸化熱によって三元触媒の温度を上昇させることを狙ったものである。
特開2012−57492号公報
ところで、各気筒から排出される排気の上記センサへの当たりやすさは、排気通路の形状等を原因として特定の気筒から排出される排気が特に当たりやすくなっている場合がある。そのため、ディザ制御の実行中に、リッチ燃焼気筒及びリーン燃焼気筒に設定される気筒の組み合わせを変更する場合には、上記特定の気筒、いわばガス当たりの強い気筒から排出される排気がリッチな排気からリーンな排気に変わったり、逆にリーンな排気からリッチな排気に変わるようになる。このようにして上記センサに当たる排気がリッチやリーンに変化すると、上記サブフィードバック制御による空燃比制御の中心がストイキからずれるようになり、触媒の雰囲気を排気浄化に適した状態に維持することが困難になるおそれがある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、触媒の雰囲気を排気浄化に適した状態に維持することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、複数の気筒から排出された排気を浄化する触媒を備えた内燃機関を制御対象としている。そして、前記触媒の下流に設けられたセンサの検出値に基づいて前記触媒の雰囲気がストイキ雰囲気となるように空燃比を制御する空燃比制御と、前記触媒の昇温要求が生じた場合、前記複数の気筒のうちの一部の気筒であるリーン燃焼気筒における空燃比を前記複数の気筒における空燃比の平均値に対する目標値よりもリーンに制御し、前記複数の気筒のうちの前記一部の気筒とは別の気筒であるリッチ燃焼気筒における空燃比を前記目標値よりもリッチに制御するように前記各気筒に対応する燃料噴射弁を操作するディザ制御と、を実行する。そしてこの制御装置は、前記リッチ燃焼気筒及び前記リーン燃焼気筒に設定される気筒の組み合わせが複数設定されており前記ディザ制御の実行中には前記気筒の組み合わせを所定期間毎に変更する変更処理部と、前記空燃比制御に対する補正値が前記気筒の組み合わせ毎に独立して設定されており前記気筒の組み合わせの変更に合わせて前記補正値を変更する補正値設定処理部とを備えている。
同構成によれば、リッチ燃焼気筒及びリーン燃焼気筒に設定される気筒の組み合わせが変更されると、そうした気筒の組み合わせの変更に合わせて上記空燃比制御に対する補正値も、変更後の気筒の組み合わせに応じた補正値に変更される。そのため、上記ディザ制御の実行によって触媒の雰囲気がストイキ雰囲気からずれることを上記補正値によって補償することができるようになり、これにより触媒の雰囲気を排気浄化に適した雰囲気に維持することができる。
一実施形態における制御装置及び内燃機関を示す模式図。 同実施形態における燃料噴射弁の操作信号の生成処理を示すブロック図。 同実施形態におけるディザ補正率及びストイキ補正値の推移を示すタイミングチャート。 同実施形態におけるストイキ補正値の算出手順を示すフローチャート。
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
図1に示すように、内燃機関10は、直列に並んだ第1気筒#1、第2気筒#2、第3気筒#3、及び第4気筒#4といった4つの気筒を備えている。
内燃機関10の吸気通路12の空気は、第1気筒#1〜第4気筒#4のそれぞれの燃焼室14に吸入される。
燃焼室14には燃料噴射弁16が突出しており、燃料噴射弁16から噴射された燃料と、吸気通路12から燃焼室14に吸入された空気との混合気は、点火プラグ18の火花放電による着火を介して燃焼される。なお、本実施形態では、気筒の点火順序が、第1気筒#1→第3気筒#3→第4気筒#4→第2気筒#2の順になっている。
燃焼された混合気は、排気として排気通路20に排出される。排気通路20には、排気を浄化する三元触媒22が設けられている。
制御装置30は、内燃機関10の各種制御を実行するために燃料噴射弁16や点火プラグ18等の各種アクチュエータを操作する。制御装置30は、各種制御を行うために、三元触媒22の上流に設けられた第1空燃比センサ40によって検出される上流空燃比Af1や、三元触媒22の下流に設けられた第2空燃比センサ50によって検出される下流空燃比Af2を参照する。また、制御装置30は、各種制御を行うために、回転速度センサ42によって検出される機関回転速度NE、エアフローメータ44によって検出される吸入空気量Ga、水温センサ46によって検出される冷却水温THW等も参照する。制御装置30は、中央処理装置(以下、CPUという)32やメモリ34等を備えており、メモリ34に記憶されたプログラムをCPU32が実行することにより、内燃機関10の各種制御を実施する。
図2に、メモリ34に記憶されたプログラムをCPU32が実行することにより実現される処理の一部を示す。
ベース噴射量算出処理部M10は、機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づき、燃焼室14における混合気の空燃比を目標値Afpに制御するための開ループ操作量として、ベース噴射量Qbを算出する。ここで、本実施形態では、目標値Afpを理論空燃比としている。また、本実施形態では、機関負荷KLとして、現在の機関回転速度NEにおける燃焼室14への充填空気量の基準値に対する実際の充填空気量の割合である機関負荷率を使用している。この機関負荷率は、吸入空気量Ga及び機関回転速度NEに基づき算出される。
目標値設定処理部M12は、燃焼室14における混合気の空燃比の目標値Afpを設定する。この目標値設定処理部M12では、後述のサブフィードバック処理部M60で算出されるサブ補正値SB及び後述のストイキ補正値設定処理部M70で設定されるストイキ補正値SHがともに反映された目標値Afpが算出される。
上記サブフィードバック処理部M60は、三元触媒22の下流に設けられた第2空燃比センサ50によって検出される下流空燃比Af2に基づき、いわゆる空燃比のサブフィードバック制御を行うためのサブ補正値SBを算出する。本実施形態では、理論空燃比から下流空燃比Af2を減算した値を入力とする比例要素、積分要素、及び微分要素の各出力値の和を、上記目標値Afpを補正するためのサブ補正値SBとして算出する。下流空燃比Af2が理論空燃比よりもリーンな値の場合には、このサブ補正値SBによって目標値Afpが補正前と比べてリッチ側の値となるように修正される。逆に、下流空燃比Af2が理論空燃比よりもリッチな値の場合には、サブ補正値SBによって目標値Afpが補正前と比べてリーン側の値となるように修正される。こうしたサブ補正値SBによる目標値Afpの補正により、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気に維持されるようになり、三元触媒22の排気浄化性能が十分に発揮される。
フィードバック処理部M14は、第1空燃比センサ40によって検出される上流空燃比Af1を目標値Afpにフィードバック制御するためのフィードバック補正値KAFを算出する。本実施形態では、目標値Afpから上流空燃比Af1を減算した値を入力とする比例要素、積分要素、及び微分要素の各出力値の和を、フィードバック補正値KAFとする。
フィードバック補正処理部M16は、ベース噴射量Qbにフィードバック補正値KAFを乗算することによって、ベース噴射量Qbを補正する。
要求値出力処理部M20は、三元触媒22の昇温要求が生じた場合、内燃機関10の各気筒#1〜#4における空燃比の平均値を目標値Afpとしつつも、気筒間で空燃比を異ならせるディザ制御の噴射量補正要求値αを算出する。ここで、本実施形態にかかるディザ制御では、複数の気筒のうちの1つの気筒を、空燃比を目標値Afpよりもリッチとするリッチ燃焼気筒#Rとし、残りの各気筒を、空燃比を目標値Afpよりもリーンとするリーン燃焼気筒#Lとする。そして、リッチ燃焼気筒#Rにおける噴射量を、上記フィードバック補正処理部M16の出力値の「1+α」倍にする。また、リーン燃焼気筒#Lにおける噴射量を、上記フィードバック補正処理部M16の出力値の「1−(α/3)」倍にする。
この要求値出力処理部M20は、冷却水温THWが所定温度Twth以下であることと、内燃機関10が始動してからの吸入空気量Gaの積算値InGが第1閾値InthL以上であることとの論理積が真である場合、ディザ制御の実行条件が成立していると判定する。
ここで、冷却水温THWが所定温度Twth以下である旨の条件は、内燃機関10の冷間始動時であって三元触媒22の昇温要求があると判定するための条件である。一方、積算値InGが第1閾値InthL以上である旨の条件は、三元触媒22の上流側の端部の温度が、触媒活性温度に達していることを判定するための条件である。この条件は、リッチ燃焼気筒から排出された排気中の未燃燃料成分や不完全燃焼成分と、リーン燃焼気筒から排出された排気中の酸素との反応を三元触媒22によって促進し、効果的に三元触媒22を昇温するための条件である。ちなみに、積算値InGは、内燃機関10の始動時以降において燃焼室14において混合気が燃焼することにより生じた熱エネルギの総量と相関を有する量として利用している。また、本実施形態では、三元触媒22が全体に渡って活性温度となるまでの期間においてディザ制御を実行する。
そして、ディザ制御の上記実行条件が成立している場合には、要求値出力処理部M20は、上記噴射量補正要求値αを算出する。具体的には、CPU32は、機関回転速度NE、機関負荷KL、及び冷却水温THWに応じて噴射量補正要求値αを可変設定する。ここで、CPU32は、冷却水温THWが低い場合には高い場合よりも、噴射量補正要求値αを大きい値に設定する。これは、冷却水温THWが低い場合には、高い場合と比べて三元触媒22の昇温速度を速くする要求が生じるためである。また、CPU32は、機関回転速度NEが低い場合には、高い場合と比べて噴射量補正要求値αを大きい値に設定する。これは、機関回転速度NEが低い場合には、単位時間当たりの燃焼サイクル数が少なくなることから、機関回転速度NEが高い場合と比較して、ディザ制御による三元触媒22の温度上昇速度が遅くなることを考慮したものである。また、CPU32は、機関負荷KLが高い場合には、低い場合と比べて噴射量補正要求値αを大きい値に設定する。これは、機関負荷KLが低い場合よりも高い場合の方が、混合気の燃焼安定性が高いため、リーン燃焼気筒のリーン化度合い及びリッチ燃焼気筒のリッチ化度合いを大きくしても、燃焼が安定するためである。
リッチ補正係数算出処理部M22は、噴射量補正要求値αに「1」を加算して、リッチ燃焼気筒#Rに関し、フィードバック補正処理部M16の出力値を補正する補正係数であるリッチ補正係数RHを算出する。
乗算処理部M24は、噴射量補正要求値αを「−1/3」倍する。
リーン補正係数算出処理部M26は、乗算処理部M24の出力値「−α/3」に「1」を加算して、リーン燃焼気筒#Lに関し、フィードバック補正処理部M16の出力値を補正する補正係数であるリーン補正係数LHを算出する。
ディザ補正処理部M28は、フィードバック補正処理部M16の出力値にリッチ補正係数RH(=1+α)を乗算することによって、リッチ燃焼気筒#Rの噴射量指令値であるリッチ気筒噴射量指令値Qp(R)を算出する。
ディザ補正処理部M30は、フィードバック補正処理部M16の出力値にリーン補正係数LH(=1−(α/3))を乗算することによって、リーン燃焼気筒#Lの噴射量指令値であるリーン気筒噴射量指令値Qp(L)を算出する。
リッチ燃焼気筒変更処理部M40は、リッチ燃焼気筒#Rに設定する気筒を変更する。
図3に示すように、本実施形態では、リッチ燃焼気筒#Rに設定された気筒において、燃焼行程の実施回数が規定値に達するまでの期間(図3に示すリッチ気筒保持期間HP)が経過すると、リッチ気筒変更期間CPを介して、リッチ燃焼気筒#Rは別の気筒に変更される。
例えば本実施形態では、気筒の点火順にリッチ燃焼気筒#Rが変更される。従って、リッチ燃焼気筒#Rは、第1気筒#1→第3気筒#3→第4気筒#4→第2気筒#2の順に繰り返し変更される。このリッチ燃焼気筒変更処理部M40は、リッチ燃焼気筒#Rの設定に合わせてリーン燃焼気筒#Lの設定も行う。本実施形態では、ディザ制御の実施により、リッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせは次の4通りになる。
・第1気筒#1がリッチ燃焼気筒#Rになり、第2気筒#2及び第3気筒#3及び第4気筒#4がリーン燃焼気筒#Lになる組み合わせ。
・第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rになり、第1気筒#1及び第3気筒#3及び第4気筒#4がリーン燃焼気筒#Lになる組み合わせ。
・第3気筒#3がリッチ燃焼気筒#Rになり、第1気筒#1及び第2気筒#2及び第4気筒#4がリーン燃焼気筒#Lになる組み合わせ。
・第4気筒#4がリッチ燃焼気筒#Rになり、第1気筒#1及び第2気筒#2及び第3気筒#3がリーン燃焼気筒#Lになる組み合わせ。
また、先の図3に示すように、上記リッチ気筒変更期間CPでは、リッチ燃焼気筒#Rの変更による出力トルクの急変を避けるために、各気筒におけるディザ補正率の変更が徐々に行われる。なお、ディザ補正率とは、ディザ制御によって補正されるベース噴射量Qbの増減割合のことをいい、リッチ燃焼気筒#Rにおけるディザ補正率は「噴射量補正要求値α×100%」、リーン燃焼気筒#Lにおけるディザ補正率は「−(噴射量補正要求値α/3)×100%」で表される値である。
各気筒におけるディザ補正率の変更を徐々に行うために、リッチ気筒変更期間CPにおいて上記要求値出力処理部M20は、現在の機関運転状態(機関回転速度NE、機関負荷KL、冷却水温THW)に応じて設定される噴射量補正要求値αを徐々に変更する減少徐変処理及び増大徐変処理を実施する。より詳細には、現在の機関運転状態に応じて設定される噴射量補正要求値αを徐変前要求値αbとしたときに、この徐変前要求値αbを「0」に向けて徐々に小さくする処理として上記減少徐変処理を施す。そして、減少徐変処理が施された後の値を徐変後要求値αaとしたときに、この徐変後要求値αaを噴射量補正要求値αとして出力することにより、各気筒のディザ補正率を「0%」に近づけていく。
そして、徐変後要求値αaが「0」になると、つまり各気筒のディザ補正率が「0%」になると、リッチ燃焼気筒変更処理部M40は、リッチ燃焼気筒#Rに設定される気筒を変更する。例えば、第1気筒#1がリッチ燃焼気筒#Rに設定されていた場合、徐変後要求値αaが「0」になることでディザ補正率が「0%」になると(図3の時刻t1)、リッチ燃焼気筒#Rは第1気筒#1から第3気筒#3に変更されて、第1気筒#1はリーン燃焼気筒#Lに変更される。
また、徐変後要求値αaが「0」になると、上記要求値出力処理部M20は、現在の機関運転状態(機関回転速度NE、機関負荷KL、冷却水温THW)に応じて設定される噴射量補正要求値αを徐変前要求値αbとしたときに、「0」になった噴射量補正要求値αが徐変前要求値αbに戻るように徐々に大きくする処理として上記増大徐変処理を施す。そして、この増大徐変処理が施された後の値を徐変後要求値αaとしたときに、この徐変後要求値αaを噴射量補正要求値αとして出力することにより、リッチ燃焼気筒#Rに設定された気筒のディザ補正率を機関運転状態に応じた「α×100%」の値へと徐々に戻すとともに、リーン燃焼気筒#Lに設定された気筒のディザ補正率も機関運転状態に応じた「−(α/3)×100%」の値へと徐々に戻していく。
また、要求値出力処理部M20は、上記減少徐変処理及び上記増大徐変処理の実行中において、上記徐変後要求値αaを上記徐変前要求値αbで除した値を徐変率RZ(=αa/αb)として算出し、ストイキ補正値設定処理部M70に出力する。この徐変率RZは、減少徐変処理が開始されると「1」から「0」へと徐々に変化していき、増大徐変処理が開始されると「0」から「1」へと徐々に変化していく。
上記ストイキ補正値設定処理部M70は、リッチ燃焼気筒#Rに設定されている気筒番号、機関回転速度NE、及び機関負荷KLなどに基づいてストイキ補正値SHを設定する。このストイキ補正値SHとは、以下に説明する値である。
各気筒から排出される排気の上記第2空燃比センサ50への当たりやすさ、いわば各気筒のガス当たりは、排気通路の形状等を原因として特定の気筒から排出される排気が特に当たりやすくなっている場合がある。従って、リッチ燃焼気筒#Rから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たりやすい場合には、下流空燃比Af2はリッチ寄りの値になるため、上記サブフィードバック制御を通じて空燃比の目標値Afpはリーン寄りの値に補正される。このようにして目標値Afpがリーン寄りの値に補正されると、空燃比の制御中心がリーン側になるために、三元触媒22はリーン雰囲気になりやすく、例えばNOxの浄化率が低下するおそれがある。また、空燃比の制御中心がリーン側になると、リッチ燃焼気筒#Rから排出される排気中の未燃燃料成分や不完全燃焼成分が少なくなるため、ディザ制御による昇温効果が低下するおそれもある。
逆に、リーン燃焼気筒#Lから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たりやすい場合には、下流空燃比Af2はリーン寄りの値になるため、上記サブフィードバック制御を通じて空燃比の目標値Afpはリッチ寄りの値に補正される。このようにして目標値Afpがリッチ寄りの値に補正されると、空燃比の制御中心がリッチ側になるため、三元触媒22はリッチ雰囲気になりやすく、例えばHCやCOの浄化率が低下するおそれがある。また、空燃比の制御中心がリッチ側になると、リーン燃焼気筒から排出される排気中の酸素が少なくなるため、これによってもディザ制御による昇温効果が低下するおそれがある。
そこで、上記ガス当たりとサブフィードバック制御との相互作用によって三元触媒22がリーン雰囲気やリッチ雰囲気になりやすい場合には、三元触媒22の雰囲気がストイキとなるように上記目標値Afpを補正する値として、上記ストイキ補正値SHが設定されている。例えば、上述したように、リッチ燃焼気筒#Rから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たりやすくなっており、下流空燃比Af2がリッチ寄りの値になる場合には、上記サブフィードバック制御を通じて空燃比の目標値Afpはリーン寄りの値に補正されるため、三元触媒22はリーン雰囲気になりやすい。このようにして三元触媒22がリーン雰囲気になりやすい場合には、上記ストイキ補正値SHとして上記目標値Afpをリッチ側に補正する値が設定される。
逆に、リーン燃焼気筒#Lから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たりやすくなっており、下流空燃比Af2がリーン寄りの値になる場合には、上記サブフィードバック制御を通じて空燃比の目標値Afpはリッチ寄りの値に補正されるため、三元触媒22はリッチ雰囲気になりやすい。このようにして三元触媒22がリッチ雰囲気になりやすい場合には、上記ストイキ補正値SHとして上記目標値Afpをリーン側に補正する値が設定される。
なお、本実施形態では、目標値Afpにストイキ補正値SHを加算するようにしており、ストイキ補正値SHがプラスの値の場合には、目標値Afpがリーン側に補正される。また、ストイキ補正値SHがマイナスの値の場合には、目標値Afpがリッチ側に補正される。ちなみに、目標値Afpにストイキ補正値SHを乗算することにより目標値Afpを補正してもよく、この場合には目標値Afpをリーン側に補正する値として「1」よりも大きい値をストイキ補正値SHに設定し、目標値Afpをリッチ側に補正する値として「0」よりも大きく「1」よりも小さい値をストイキ補正値SHに設定すればよい。
また、第2空燃比センサ50に対する各気筒のガス当たりは、機関回転速度NEや機関負荷KLに応じて変化するため、ストイキ補正値SHは機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づいて設定される。
また、本実施形態では上記ディザ制御を実施するようにしており、ディザ制御が実行されている間は、リッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせが順次変更される。そのため、第2空燃比センサ50に対するガス当たりの強い気筒がリッチ燃焼気筒#Rになっているときには、三元触媒22がリーン雰囲気になりやすいために、ストイキ補正値SHとしては上記目標値Afpをリッチ側に補正する値を設定する必要がある。逆に、第2空燃比センサ50に対するガス当たりの強い気筒がリーン燃焼気筒#Lになっているときには、三元触媒22がリッチ雰囲気になりやすいために、ストイキ補正値SHとしては上記目標値Afpをリーン側に補正する値を設定する必要がある。つまり、ストイキ補正値SHは、リッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせに合わせて変更する必要がある。
そこで、上記ストイキ補正値SHとしては、三元触媒22の雰囲気がストイキとなるように上記目標値Afpを補正する値であって、機関回転速度NE及び機関負荷KLに応じて可変設定される値がリッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ毎に設定されている。なお、こうしたストイキ補正値SHは、実験等を通じて最適な値が予め設定されている。
例えば、先の図3に示したように、第2空燃比センサ50に対するガス当たりの強い気筒が第2気筒#2の場合であって、その第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rになっているときには、ストイキ補正値SHとしてマイナスの値が設定されることにより、上記目標値Afpはリッチ側に補正される。一方、第2気筒#2がリーン燃焼気筒#Lになっているときには、ストイキ補正値SHとしてプラスの値が設定されることにより、上記目標値Afpはリーン側に補正される。
操作信号生成処理部M50は、リッチ気筒噴射量指令値Qp(R)及びリーン気筒噴射量指令値Qp(L)に基づき、リッチ燃焼気筒#Rに設定された気筒及びリーン燃焼気筒#Lに設定された気筒のそれぞれに設けられた各燃料噴射弁16の操作信号MS1を生成して、対応する燃料噴射弁16に出力する。そして、リッチ燃焼気筒の燃料噴射弁16から噴射される燃料量がリッチ気筒噴射量指令値Qp(R)となり、リーン燃焼気筒の燃料噴射弁16から噴射される燃料量がリーン気筒噴射量指令値Qp(L)となるように、各燃料噴射弁16を操作する。
次に、図4を用いて、ストイキ補正値設定処理部M70の処理について説明する。
図4は、ストイキ補正値SHの算出処理の手順を示す。この図4に示す処理は、メモリ34に記憶されたプログラムをCPU32が所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって、ステップ番号を表現する。
図4に示す一連の処理において、CPU32はディザ制御を実行しているか否かを判定する(S100)。このS100における判定は適宜行うことができる。例えば上述したディザ制御の実行条件が成立しているときや、噴射量補正要求値αが「0」よりも大きいときなどに、ディザ制御を実行していると判定することができる。
そして、ディザ制御を実行していないときには(S100:NO)、CPU32は本処理を一旦終了する。
一方、ディザ制御を実行しているときには(S100:YES)、CPU32は機関回転速度NE、機関負荷KL、リッチ燃焼気筒#Rに設定されている気筒番号、及び上記徐変率RZを取得する(S110)。
次に、CPU32は、第1気筒#1がリッチ燃焼気筒#Rに設定されているか否かを判定する(S120)。そして、第1気筒#1がリッチ燃焼気筒#Rに設定されているときには(S120:YES)、CPU32は、第1ストイキ補正値SH1をストイキ補正値SHに設定する(S130)。
この第1ストイキ補正値SH1は、第1気筒#1がリッチ燃焼気筒#Rに設定されるとともに他の気筒がリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ時において、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気となるように上記目標値Afpを補正する値であって機関回転速度NE及び機関負荷KLに応じて設定される値である。
S120において、第1気筒#1がリッチ燃焼気筒#Rに設定されていないと判定されるときには(S120:NO)、CPU32は、第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rに設定されているか否かを判定する(S140)。そして、第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rに設定されているときには(S140:YES)、CPU32は、第2ストイキ補正値SH2をストイキ補正値SHに設定する(S150)。
この第2ストイキ補正値SH2は、第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rに設定されるとともに他の気筒がリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ時において、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気となるように上記目標値Afpを補正する値であって機関回転速度NE及び機関負荷KLに応じて設定される値である。
S140において、第2気筒#2がリッチ燃焼気筒#Rに設定されていないと判定されるときには(S140:NO)、CPU32は、第3気筒#3がリッチ燃焼気筒#Rに設定されているか否かを判定する(S160)。そして、第3気筒#3がリッチ燃焼気筒#Rに設定されているときには(S160:YES)、CPU32は、第3ストイキ補正値SH3をストイキ補正値SHに設定する(S170)。
この第3ストイキ補正値SH3は、第3気筒#3がリッチ燃焼気筒#Rに設定されるとともに他の気筒がリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ時において、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気となるように上記目標値Afpを補正する値であって機関回転速度NE及び機関負荷KLに応じて設定される値である。
S160において、第3気筒#3がリッチ燃焼気筒#Rに設定されていないと判定されるときには(S160:NO)、CPU32は、CPU32は、第4ストイキ補正値SH4をストイキ補正値SHに設定する(S180)。
この第4ストイキ補正値SH4は、第4気筒#4がリッチ燃焼気筒#Rに設定されるとともに他の気筒がリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ時において、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気となるように上記目標値Afpを補正する値であって機関回転速度NE及び機関負荷KLに応じて設定される値である。
上記S130の処理、または上記S150の処理、または上記S170の処理、または上記S180の処理のいずれかでストイキ補正値SHを設定すると、CPU32は、その設定されたストイキ補正値SHに対して上記徐変率RZを乗算した値を最終的なストイキ補正値SHとして設定し(S190)、本処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、次の作用効果を得ることができる。
(1)リッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ毎に上記ストイキ補正値SHが設定されている。そのため、ディザ制御の実行により、リッチ燃焼気筒#Rから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たる場合や、リーン燃焼気筒#Lから排出される排気が第2空燃比センサ50に当たる場合でも、空燃比の目標値Afpは適切に補正されるようになる。つまり、上記ストイキ補正値SHによる目標値Afpの補正によって、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気からずれることを補償することができるようになり、これにより三元触媒22の雰囲気を排気浄化に適した雰囲気に維持することができる。
(2)機関回転速度NE及び機関負荷KLに応じて上記ストイキ補正値SHは可変設定される。従って、第2空燃比センサ50に対する各気筒のガス当たりの変化に合わせてストイキ補正値SHをより適切に設定することができる。
(3)リッチ燃焼気筒#Rを変更する際には、リッチ気筒変更期間CPを設けて各気筒におけるディザ補正率の変更を徐々に行うようにした。そのため、リッチ燃焼気筒#Rの変更に際しては、各気筒の燃料噴射量が徐々に変化するようになる。従って、リッチ燃焼気筒#Rの変更による出力トルクの急変を抑えることができる。
(4)本実施形態では、リッチ燃焼気筒#Rを変更する過渡期間であるリッチ気筒変更期間CPにおいて、噴射量補正要求値αに関する上記の各徐変処理(上記減少徐変処理及び上記増大徐変処理)を実施することにより、リッチ気筒変更期間CP内ではディザ補正率が徐々に変化する。ここで、先の図4に示したS190の処理では、リッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせに応じて設定されたストイキ補正値SHに上記徐変率RZを乗算することにより、最終的なストイキ補正値SHが求められる。
そのため、先の図3に示したように、リッチ気筒変更期間CP内におけるディザ補正率の変化に同期してストイキ補正値SHも徐々に変化するようになる。従って、リッチ燃焼気筒#Rを変更する過渡期間においても、三元触媒22の雰囲気がストイキ雰囲気となるように上記目標値Afpを補正することができる。
(5)リッチ燃焼気筒#Rを変更することなく特定の気筒に固定してしまうと、例えばリッチ燃焼気筒#Rに設けられた燃料噴射弁16のデポジット付着量が増大したり、リッチ燃焼気筒#Rから排出された排気が三元触媒22において常に特定の領域を通過することにより、触媒劣化が局所的に進行したりするおそれがある。この点、本実施形態では、リッチ燃焼気筒#Rを順次変更するようにしているため、そうした特定の気筒における燃料噴射弁16のデポジット付着量の増大や、局所的な触媒劣化の進行を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・ストイキ補正値SHを機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づいて可変設定するようにした。この他、簡易的には、そうした機関回転速度NE及び機関負荷KLに基づく可変設定を省略して、少なくともリッチ燃焼気筒#R及びリーン燃焼気筒#Lに設定される気筒の組み合わせ毎にストイキ補正値SHをそれぞれ設定してもよい。この場合でもディザ制御の実行によるガス当たりの変化に起因した触媒雰囲気の悪化を抑えることができる。
・先の図4に示したS190の処理を省略してもよい。
・リッチ燃焼気筒#Rを変更する際には、先の図3に示したリッチ気筒変更期間CPを設けて各気筒におけるディザ補正率の変更を徐々に行うようにした。この他、そうしたリッチ気筒変更期間CPを省略して、リッチ燃焼気筒#Rを変更する際にはディザ補正率を直ちに変更してもよい。なお、この場合には、上記徐変率RZの算出が行えないため、先の図4に示したS190の処理を省略する。
・ディザ制御の実行条件としては、上記実施形態において例示したものに限らず、たとえば、三元触媒22の温度を検出するセンサを備え、センサの検出値が所定温度以上且つ規定温度以下であることを実行条件としてもよい。もっとも、これに限らず、制御を簡素化することなどを狙って、内燃機関10が冷間始動することを条件に内燃機関10の始動時からディザ制御を実行してもよい。
なお、ディザ制御の実行期間としては、三元触媒22が全体に渡って活性温度となるまでの期間に限らない。たとえば、三元触媒22が全体に渡って活性温度となった後であっても、硫黄被毒回復処理のためにディザ制御を実行してもよい。
また、例えば三元触媒22の活性温度よりも高い温度領域において硫黄の被毒量が増加しやすい温度領域に入る場合に、その硫黄の被毒量が増加しやすい温度領域よりも三元触媒22の温度を高温にすべくディザ制御を実行してもよい。
また、例えば、排気管への凝縮水の付着を抑制するために排気管を昇温する要求が生じることを、ディザ制御の実行条件にしてもよい。これは、例えば外気温が判定値以下であることと、機関負荷が所定値以下であることとの論理積が真であることを実行条件とすることにより実現できる。
また、例えば下記に記載したように、触媒として三元触媒を備えたガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)を用いる場合において、GPFに詰まった微粒子状物質を除去する要求が生じることをディザ制御の実行条件にしてもよい。これは、例えばGPFの上流側の圧力と下流側の圧力との差が閾値以上であることを実行条件とすることにより実現できる。
また、例えば、三元触媒22の上流側の端部の温度が触媒活性温度に達している場合において、三元触媒22の信頼性の低下を招くほどの過度の高温とならない限り、ディザ制御を常時実行してもよい。
・上記実施形態では、リーン燃焼気筒#Lの数をリッチ燃焼気筒#Rの数よりも多くしたが、これに限らない。たとえば、リーン燃焼気筒#Lの数とリッチ燃焼気筒#Rの数とを同一にしてもよい。なお、リーン燃焼気筒#Lの数とリッチ燃焼気筒#Rの数との合計が、内燃機関10の気筒数に一致することも必須ではなく、例えば特定の気筒についてその燃焼室14における空燃比を理論空燃比とすることにより、リーン燃焼気筒#L及びリッチ燃焼気筒#Rのいずれでもない気筒としてもよい。ちなみに、下記に記載したように、排気の浄化成分が異なる複数の触媒を備える場合にも、1つの触媒が排気を浄化対象とするリーン燃焼気筒の数とリッチ燃焼気筒の数との合計が内燃機関の気筒数よりも少なくなる。
・ディザ制御処理としては、燃料噴射量の補正量を設定するものに限らない。例えば、ベース噴射量算出処理部M10を、リッチ燃焼気筒#Rとリーン燃焼気筒#Lとで各別に備えることとしてもよい。この場合、リッチ燃焼気筒用のベース噴射量算出処理部M10は、リッチな目標空燃比とするための開ループ操作量としてのベース噴射量Qbを算出し、リーン燃焼気筒用のベース噴射量算出処理部M10は、リーンな目標空燃比とするための開ループ操作量としてのベース噴射量Qbを算出する。なお、この際、各気筒の燃焼室14内の混合気の空燃比の平均値が目標値Afpとなるようにしてもよい。
・上記実施形態では、内燃機関10の空燃比の平均値の目標値Afpを理論空燃比としたが、これに限らない。例えば上述したように、触媒として三元触媒を備えたGPFを用いる場合には、目標値Afpを理論空燃比よりもリーンにしてもよい。なお、この場合には、リーン燃焼気筒#Lの空燃比を、理論空燃比及び目標値Afpの双方よりもリーンにし、リッチ燃焼気筒#Rの空燃比を、理論空燃比及び目標値Afpの双方よりもリッチにする。
・触媒としては三元触媒22に限らない。たとえば、三元触媒を備えたガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)であってもよい。要は、昇温要求が生じうるものであって、リーン燃焼気筒#Lの酸素によってリッチ燃焼気筒#Rの未燃燃料成分(HC)や不完全燃焼成分(CO)を酸化させる際の酸化熱を利用して昇温が可能であるものであればよい。
・上記第2空燃比センサ50を、理論空燃比を境にして出力電圧が大きく変化する酸素センサに変更してもよい。
・制御装置30としては、CPU32とメモリ34とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理する専用のハードウェア回路(たとえばASIC等)を備えてもよい。すなわち、制御装置は、以下の(a)〜(c)のいずれかの構成であればよい。なお、処理装置及びメモリの組や、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。
(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するメモリとを備える。
(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置及びプログラムを記憶するメモリと、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。
(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。
・内燃機関10としては、4気筒の内燃機関に限らない。たとえば直列6気筒の内燃機関でもよい。また、例えば、V型の内燃機関等、第1の触媒と第2の触媒とを備え、それぞれによって排気が浄化される気筒が異なるものであってもよい。
・燃料噴射弁16としては、燃焼室14に燃料を噴射するものに限らず、たとえば吸気通路12に燃料を噴射するものでもよい。
10…内燃機関、12…吸気通路、14…燃焼室、16…燃料噴射弁、18…点火プラグ、20…排気通路、22…三元触媒、30…制御装置、32…中央処理装置(CPU)、34…メモリ、40…第1空燃比センサ、42…回転速度センサ、44…エアフローメータ、46…水温センサ、50…第2空燃比センサ、#1…第1気筒、#2…第2気筒、#3…第3気筒、#4…第4気筒。

Claims (1)

  1. 複数の気筒から排出された排気を浄化する触媒を備えた内燃機関を制御対象とし、
    前記触媒の下流に設けられたセンサの検出値に基づいて前記触媒の雰囲気がストイキ雰囲気となるように空燃比を制御する空燃比制御と、
    前記触媒の昇温要求が生じた場合、前記複数の気筒のうちの一部の気筒であるリーン燃焼気筒における空燃比を前記複数の気筒における空燃比の平均値に対する目標値よりもリーンに制御し、前記複数の気筒のうちの前記一部の気筒とは別の気筒であるリッチ燃焼気筒における空燃比を前記目標値よりもリッチに制御するように前記各気筒に対応する燃料噴射弁を操作するディザ制御と、を実行する制御装置であって、
    前記リッチ燃焼気筒及び前記リーン燃焼気筒に設定される気筒の組み合わせが複数設定されており、前記ディザ制御の実行中には前記気筒の組み合わせを所定期間毎に変更する変更処理部と、
    前記空燃比制御に対する補正値が前記気筒の組み合わせ毎に独立して設定されており、前記気筒の組み合わせの変更に合わせて前記補正値を変更する補正値設定処理部とを、備える
    内燃機関の制御装置。
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