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JP6813329B2 - リスク低減対策のコストベネフィット評価システム、リスク低減対策のコストベネフィット評価方法およびリスク低減対策のコストベネフィット評価プログラム - Google Patents
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JP6813329B2 - リスク低減対策のコストベネフィット評価システム、リスク低減対策のコストベネフィット評価方法およびリスク低減対策のコストベネフィット評価プログラム - Google Patents

リスク低減対策のコストベネフィット評価システム、リスク低減対策のコストベネフィット評価方法およびリスク低減対策のコストベネフィット評価プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、原子力プラントの事故に対するリスク低減対策のコストベネフィット評価技術に関する。
従来、原子力発電所などの大規模な発電プラントのリスク対コスト評価を行い、この評価に基づいてプラント保全計画を立案するシステムがある。
また、福島第一原子力発電所で発生した苛酷事故の教訓から、原子力プラントの事業者は、確率論的リスク評価(PRA:Probabilistic Risk Assessment)を活用した自主的な安全性向上の取り組みを始めている。このPRAは、想定されるリスクを定量的に評価するものあり、主に3つのレベルに分けられている。レベル1PRAでは、原子力プラントで炉心損傷に至る事故シナリオを同定するとともに、そのシナリオの発生頻度を評価する。レベル2PRAでは、レベル1に加えて、原子炉格納容器から大量の放射性物質が拡散する事故シナリオを同定するとともに、事故シナリオにおける原子炉冷却系の内部および格納容器内の熱水力や、放射性物質の挙動などを予測し、環境中に放出される放射性物質の種類と量と頻度を評価する。レベル3PRAでは、レベル2に加えて、気象条件などを考慮して原子力プラントから放出される放射性物質の環境中移行を予測し、被ばくによる一般公衆への健康影響を評価する。このPRAによる評価結果を踏まえて、原子力プラントの自主的安全性向上の取り組みを行い、PRAを積極的に活用した合理的に可能な限りのリスク低減が目指されている。
特開2003−114294号公報
確率論的リスク評価(PRA)の評価結果を用いて、リスク低減効果とコストのバランスを考慮してリスク低減対策の実施の正当性を判断するため、リスク低減対策のリスク低減効果を貨幣価値に換算してコストとベネフィットを評価することは有用であるが、評価結果を導出するまでの過程が非常に煩雑であるという課題がある。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、簡便に評価結果を導出することができるリスク低減対策のコストベネフィット評価技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るリスク低減対策のコストベネフィット評価システムは、原子力プラントの事故に対するリスク低減対策のコストベネフィットの評価に用いるインプットデータを受け付けるデータ受付部と、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第1評価部と、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第2評価部と、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第3評価部と、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第4評価部と、前記インプットデータに基づいてオフサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第5評価部と、前記インプットデータに基づいてオンサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第6評価部と、前記インプットデータに基づいて対策の導入時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第7評価部と、前記インプットデータに基づいて対策導入後の運転時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第8評価部と、前記第1から第8評価部の評価のうちの少なくとも1つの評価をアウトプットデータとして出力するデータ出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態により、簡便に評価結果を導出することができるリスク低減対策のコストベネフィット評価技術が提供される。
本実施形態の評価システムを示すブロック図。 第1評価の入出力画面を示す図。 第2評価の入出力画面を示す図。 第3評価の入出力画面を示す図。 第4評価の入出力画面を示す図。 第5評価の入出力画面を示す図。 第6評価の入出力画面を示す図。 第7評価の入出力画面を示す図。 第8評価の入出力画面を示す図。 コストベネフィット評価結果のまとめ画面を示す図。 本実施形態の評価方法を示すフローチャート。 本実施形態の評価方法を示すフローチャート。 本実施形態の評価方法を示すフローチャート。 本実施形態の評価方法を示すフローチャート。
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1の符号1は、原子力プラントの事故に対するリスク低減対策のコストベネフィット評価システム(以下、評価システムと称する。)である。なお、本実施形態の原子力プラントとは、原子力発電所を例示する。
原子力プラントで事故が発生してしまうと、大量の放射性物質が拡散し、大きな経済的損失が発生する。そのようなリスクを回避するため、様々なリスク低減対策が行われる。しかしながら、事故が発生する確率は、非常に低く、過度なリスク対策がコストの増大を招くおそれがある。そこで、本実施形態の評価システム1は、リスク低減対策のリスク低減効果を貨幣価値に換算してコストベネフィットを評価するものである。
なお、本実施形態の評価システム1は、CPU、ROM、RAM、HDDなどのハードウェア資源を有し、CPUが各種プログラムを実行することで、ソフトウェアによる情報処理がハードウェア資源を用いて実現されるコンピュータで構成される。
図1に示すように、本実施形態の評価システム1は、インターネットやイントラネットなどのネットワーク500に接続され、他のコンピュータと通信可能な通信部2と、キーボードやマウスなどで構成され、使用者が各種インプットデータを入力する入力部3と、モニタなどで構成され、インプットデータやアウトプットデータを表示する表示部4と、インプットデータやアウトプットデータをプリントアウトするプリンタ5と、プロセッサなどで構成される情報処理部6と、情報処理部6が実行する各種プログラムを記憶するプログラム記憶部7と、コストベネフィット評価に用いるインプットデータおよびアウトプットデータを記憶する評価データ記憶部8と、過去に評価を行った各種データを記憶する過去データ記憶部9と、を備える。
なお、各種インプットデータは、通信部2を介して他のコンピュータから入力されるものであっても良い。また、インプットデータが入力されると評価データ記憶部8に記憶される。そして、インプットデータに基づいて算出されたアウトプットデータも評価データ記憶部8に記憶される。また、一連の評価処理が完了すると、これらの処理が行われた日時に対応付けてインプットデータおよびアウトプットデータが過去データ記憶部9に記憶される。なお、各使用者を識別可能なユーザ名に対応付けて各種データを過去データ記憶部9に記憶しても良い。
また、情報処理部6は、通信部2や入力部3を介してインプットデータを受け付けるデータ受付部10と、評価結果となるアウトプットデータを表示部4やプリンタ5を介して出力するデータ出力部11と、インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する割引率判定部12と、評価の合計値を算出する合計算出部13と、を備える。
さらに、情報処理部6は、第1インプットデータに基づいて原子力プラントの事故時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第1評価部101と、第2インプットデータに基づいて原子力プラントの平常時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第2評価部102と、第3インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第3評価部103と、第4インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第4評価部104と、第5インプットデータに基づいてオフサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第5評価部105と、第6インプットデータに基づいてオンサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第6評価部106と、第7インプットデータに基づいて対策の導入時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第7評価部107と、第8インプットデータに基づいて対策導入後の運転時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第8評価部108と、を備える。
評価システム1の使用者は、表示部4に表示される画面(図2から図9参照)に従って各種インプットデータを入力すると、情報処理部6は、インプットデータに基づいてコストベネフィットの評価を実行する。そして、評価結果がアウトプットデータとして画面に表示される。
なお、プログラム記憶部7には、第1から第8アウトプットデータを算出するための各数式に対応する第1から第8評価プログラムが記憶される。
なお、以下の説明において、「公衆」とは、原子力プラントの周辺に居住する住民などを示す。また、「職業人」とは、原子力プラントで労働力を提供する作業員などを示す。また、「事業者」とは、原子力プラントを運営する電力会社などの企業や、その地域の自治体などを示す。
また、「オンサイト」とは、原子力プラントが設けられた区域を示す。また、「オフサイト」とは、原子力プラントの周辺の地域であって、原子力プラントを中心として所定の半径の範囲の地域を示す。なお、オフサイトの範囲は、原子力プラントを中心として半径30kmの範囲でも良いし、半径80kmの範囲でも良い。
また、「事故」とは、原子力プラントから放射性物質が流出する事故のことである。また、「施設」とは、原子力プラントに関する施設のことである。また、「放射線場」とは、原子力プラントで職業人が特定量の放射線を浴びるおそれがある場所のことである。
また、「精神的損害コスト」とは、事業者が原子力プラントの周辺に居住する住民に支払う賠償額に基づいて算出されるコストである。なお、精神的損害とは、住んでいる場所から避難するときに住民が被る精神的な損害のことである。また、精神的損害には、避難するときの損害のみならず、避難先に住み続けるときの損害も含める。つまり、避難期間や自宅から避難先までの距離などに応じて損害額が増大される。さらに、自宅が放射能汚染された場合の精神的な損害も含める。
また、「計画的避難者」とは、自宅などがある居住区域が避難区域に指定され、立ち退きを求められる住民のことである。なお、避難区域とは、原子力プラントの事故に伴い、政府が住民に対して避難のために立ち退くことを求める区域のことである。例えば、原子力プラントを中心として所定の半径の範囲の地域と、この地域外であっても放射線量が高い地域などが含まれる。なお、放射線量が高い地域とは、仮に住民が居住し続けた場合に、その住民が被ばくする放射線量の年間積算値が所定の値(例えば、20mSv)に達するおそれがある地域のことである。
また、「割引率」とは、今後得られる収益や対象物の将来における価値を現在価値に換算するときに用いる値であって、将来の価値を現在価値に直すために用いる率のことである。なお、現在価値とは、将来に発生する価値を、割引利子率などを用いて割り引いて現在の価値に直したものである。例えば、利回りを考慮すれば現在の通貨の価値と将来の通貨の価値とでは価値が違うため、将来の通貨の価値を現在の通貨の価値に換算するために割引率を用いる。また、例えば、貨幣価値不変とすれば金利が割引率となるが、この割引率には、金利以外の他の要素を含めるようにしても良い。
なお、本実施形態の各インプットデータに含まれる割引率は、%単位で入力されるが、以下の各数式の「r」にあてはめる場合は、%単位を比率に変換する。例えば、割引率が10%と入力された場合は、r=0.1となる。また、貨幣価値の単位は日本円(\)を例示する。本実施形態では、貨幣価値の単位を日本円(\)として例示しているが、その他の通貨単位や補助単位を用いても良い。
図2に示すように、原子力プラントの事故時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第1インプットデータは、
リスク低減対策前の事故発生頻度と、
リスク低減対策後の事故発生頻度と、
リスク低減対策前の集団線量係数と、
リスク低減対策後の集団線量係数と、
単位線量当たりの貨幣価値と、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
割引率と、
リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
を含む。
また、第1評価部101は、第1アウトプットデータとしての原子力プラントの事故時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式1(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
PHAは、原子力プラントの事故時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値(単位は、\)、
は、リスク低減対策前の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
は、リスク低減対策後の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
は、リスク低減対策前の集団線量係数(単位は、人-rem/event)、
は、リスク低減対策後の集団線量係数(単位は、人-rem/event)、
Rは、単位線量当たりの貨幣価値(単位は、\/人-rem)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数(単位は、個)、
である。
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第1評価部101は、次の数式2(第2種の数式)を用いて第1アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図2に示すように、表示部4に表示される第1評価の入出力画面111には、第1インプットデータの各項目112と、これらの項目112に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部113とが設けられる。なお、所定の項目112を考慮しない場合は、対応する数値入力部113に0を入力すれば良い。
また、第1評価の入出力画面111には、第1アウトプットデータの項目114と、この項目114に対応する数値が表示される数値出力部115とが設けられる。そして、第1評価部101が第1インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部115に表示される。なお、第1インプットデータや第1アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図3に示すように、原子力プラントの平常時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第2インプットデータは、
リスク低減対策の導入時における平常時の集団線量の各施設における低減と、
リスク低減対策の導入後の運転時における平常時の集団線量の各施設の年当たりの低減と、
単位線量当たりの貨幣価値と、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
割引率と、
リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
を含む。
また、第2評価部102は、第2アウトプットデータとしての原子力プラントの平常時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式3(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
PHRは、原子力プラントの平常時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値(単位は、\)、
PRIは、リスク低減対策の導入時における平常時の集団線量の各施設における低減(単位は、人-rem/facility)、
PROは、リスク低減対策の導入後の運転時における平常時の集団線量の各施設の年当たりの低減(単位は、人-rem/facility-year)、
Rは、単位線量当たりの貨幣価値(単位は、\/人-rem)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数(単位は、個)、
である。
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第2評価部102は、次の数式4(第2種の数式)を用いて第2アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図3に示すように、表示部4に表示される第2評価の入出力画面121には、第2インプットデータの各項目122と、これらの項目122に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部123とが設けられる。なお、所定の項目122を考慮しない場合は、対応する数値入力部123に0を入力すれば良い。
また、第2評価の入出力画面121には、第2アウトプットデータの項目124と、この項目124に対応する数値が表示される数値出力部125とが設けられる。そして、第2評価部102が第2インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部125に表示される。なお、第2インプットデータや第2アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図4に示すように、原子力プラントの事故時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第3インプットデータは、
リスク低減対策前の事故発生頻度と、
リスク低減対策後の事故発生頻度と、
リスク低減対策前の事故時の早期段階における被ばく線量と、
リスク低減対策後の事故時の早期段階における被ばく線量と、
リスク低減対策前の事故時の長期段階における被ばく線量と、
リスク低減対策後の事故時の長期段階における被ばく線量と、
単位線量当たりの貨幣価値と、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
リスク低減対策前の長期段階の被ばくの生じる期間と、
リスク低減対策後の長期段階の被ばくの生じる期間と、
割引率と、
リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
を含む。
また、第3評価部103は、第3アウトプットデータとしての原子力プラントの事故時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式5(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
OHAは、原子力プラントの事故時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値(単位は、\)、
は、リスク低減対策前の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
は、リスク低減対策後の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
IOSは、リスク低減対策前の事故時の早期段階における被ばく線量(単位は、人-rem/event)、
IOAは、リスク低減対策後の事故時の早期段階における被ばく線量(単位は、人-rem/event)、
LTOSは、リスク低減対策前の事故時の長期段階における被ばく線量(単位は、人-rem/event)、
LTOAは、リスク低減対策後の事故時の長期段階における被ばく線量(単位は、人-rem/event)、
Rは、単位線量当たりの貨幣価値(単位は、\/人-rem)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
は、リスク低減対策前の長期段階の被ばくの生じる期間(単位は、年)、
は、リスク低減対策後の長期段階の被ばくの生じる期間(単位は、年)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数(単位は、個)、
である。
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第3評価部103は、次の数式6(第2種の数式)を用いて第3アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図4に示すように、表示部4に表示される第3評価の入出力画面131には、第3インプットデータの各項目132と、これらの項目132に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部133とが設けられる。なお、所定の項目132を考慮しない場合は、対応する数値入力部133に0を入力すれば良い。
また、第3評価の入出力画面131には、第3アウトプットデータの項目134と、この項目134に対応する数値が表示される数値出力部135とが設けられる。そして、第3評価部103が第3インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部135に表示される。なお、第3インプットデータや第3アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図5に示すように、原子力プラントの平常時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第4インプットデータは、
リスク低減対策前の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量と、
リスク低減対策後の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量と、
リスク低減対策の導入時における作業に必要な労働力と、
リスク低減対策前の運転時における作業に必要な労働力と、
リスク低減対策後の運転時における作業に必要な労働力と、
リスク低減対策前の運転時における年当たりの作業の数と、
リスク低減対策後の運転時における年当たりの作業の数と、
単位線量当たりの貨幣価値と、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
割引率と、
リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
を含む。
また、第4評価部104は、第4アウトプットデータとしての原子力プラントの平常時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式7(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
OHRは、原子力プラントの平常時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値(単位は、\)、
RSは、リスク低減対策前の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量(単位は、rem/hour)、
RAは、リスク低減対策後の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量(単位は、rem/hour)、
は、リスク低減対策の導入時における作業に必要な労働力(単位は、labor-hours/facility)、
OSは、リスク低減対策前の運転時における作業に必要な労働力(単位は、labor-hours/facility-activities)、
OAは、リスク低減対策後の運転時における作業に必要な労働力(単位は、labor-hours/facility-activities)、
FSは、リスク低減対策前の運転時における年当たりの作業の数(単位は、activities/year)、
FAは、リスク低減対策後の運転時における年当たりの作業の数(単位は、activities/year)、
Rは、単位線量当たりの貨幣価値(単位は、\/人-rem)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数(単位は、個)、
である。
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第4評価部104は、次の数式8(第2種の数式)を用いて第4アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図5に示すように、表示部4に表示される第4評価の入出力画面141には、第4インプットデータの各項目142と、これらの項目142に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部143とが設けられる。なお、所定の項目142を考慮しない場合は、対応する数値入力部143に0を入力すれば良い。
また、第4評価の入出力画面141には、第4アウトプットデータの項目144と、この項目144に対応する数値が表示される数値出力部145とが設けられる。そして、第4評価部104が第4インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部145に表示される。なお、第4インプットデータや第4アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図6に示すように、オフサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第5インプットデータは、
リスク低減対策前の事故発生頻度と、
リスク低減対策後の事故発生頻度と、
リスク低減対策前の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコストと、
リスク低減対策後の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコストと、
リスク低減対策前の計画的避難者数と、
リスク低減対策後の計画的避難者数と、
計画的避難者1人当たりの精神的損害コストと、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
割引率と、
リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
を含む。
また、第5評価部105は、第5アウトプットデータとしてのオフサイトの財産の回避された損害の貨幣価値を次の数式9(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
FPは、オフサイトの財産の回避された損害の貨幣価値(単位は、\)、
は、リスク低減対策前の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
は、リスク低減対策後の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
は、リスク低減対策前の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコスト(単位は、\)、
は、リスク低減対策後の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコスト(単位は、\)、
は、リスク低減対策前の計画的避難者数(単位は、人)、
は、リスク低減対策後の計画的避難者数(単位は、人)、
Qは、計画的避難者1人当たりの精神的損害コスト(単位は、\/人)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数(単位は、個)、
である。
なお、数式9の中の次の項(数式10)は、従来の評価で含まれてこなかった精神的損害コストに関する項である。
Figure 0006813329
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第5評価部105は、次の数式11(第2種の数式)を用いて第5アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図6に示すように、表示部4に表示される第5評価の入出力画面151には、第5インプットデータの各項目152と、これらの項目152に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部153とが設けられる。なお、所定の項目152を考慮しない場合は、対応する数値入力部153に0を入力すれば良い。
また、第5評価の入出力画面151には、第5アウトプットデータの項目154と、この項目154に対応する数値が表示される数値出力部155とが設けられる。そして、第5評価部105が第5インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部155に表示される。なお、第5インプットデータや第5アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図7に示すように、オンサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第6インプットデータは、
リスク低減対策前の事故発生頻度と、
リスク低減対策後の事故発生頻度と、
リスク低減対策前の1度の事故における割引前の除染の総額のコストと、
リスク低減対策後の1度の事故における割引前の除染の総額のコストと、
リスク低減対策前のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数(除染にかかる期間)と、
リスク低減対策後のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数(除染にかかる期間)と、
割引率と、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
代替電力の発電コストと、
1度の事故による年当たりの代替電力量と、
リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
を含む。
また、第6評価部106は、第6アウトプットデータとしてのオンサイトの財産の回避された損害の貨幣価値を次の数式12(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
OPは、オンサイトの財産の回避された損害の貨幣価値(単位は、\)、
は、リスク低減対策前の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
は、リスク低減対策後の事故発生頻度(単位は、event/facility-year)、
CDSは、リスク低減対策前の1度の事故における割引前の除染の総額のコスト(単位は、\)、
CDAは、リスク低減対策後の1度の事故における割引前の除染の総額のコスト(単位は、\)、
は、リスク低減対策前のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数(除染にかかる期間、単位は、年)、
は、リスク低減対策後のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数(除染にかかる期間、単位は、年)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
は、代替電力の発電コスト(単位は、\/kWh)、
は、1度の事故による年当たりの代替電力量(単位は、kWh/year)、
Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数(単位は、個)、
である。
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第6評価部106は、次の数式13(第2種の数式)を用いて第6アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図7に示すように、表示部4に表示される第6評価の入出力画面161には、第6インプットデータの各項目162と、これらの項目162に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部163とが設けられる。なお、所定の項目162を考慮しない場合は、対応する数値入力部163に0を入力すれば良い。
また、第6評価の入出力画面161には、第6アウトプットデータの項目164と、この項目164に対応する数値が表示される数値出力部165とが設けられる。そして、第6評価部106が第6インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部165に表示される。なお、第6インプットデータや第6アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図8に示すように、対策の導入時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第7インプットデータは、
設備のコストと、
工事の人件費と
を含む。
また、第7評価部107は、第7アウトプットデータとしてのリスク低減対策の導入時における事業者の負担を次の数式14(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
IIは、リスク低減対策の導入時における事業者の負担(単位は、\)、
IIEは、設備のコスト(単位は、\)、
IICは、工事の人件費(単位は、\)
である。
図8に示すように、表示部4に表示される第7評価の入出力画面171には、第7インプットデータの各項目172と、これらの項目172に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部173とが設けられる。なお、所定の項目172を考慮しない場合は、対応する数値入力部173に0を入力すれば良い。
また、第7評価の入出力画面171には、第7アウトプットデータの項目174と、この項目174に対応する数値が表示される数値出力部175とが設けられる。そして、第7評価部107が第7インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部175に表示される。なお、第7インプットデータや第7アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
図9に示すように、対策導入後の運転時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行うためにデータ受付部10が受け付ける第8インプットデータは、
リスク低減対策の導入後の運転時に事業者に課される年当たりの付加的なコストの割引前の値と、
施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
施設が運転を開始する前の年数と、
割引率と、
を含む。
また、第8評価部108は、第8アウトプットデータとしてのリスク低減対策の導入後の運転時における事業者の負担の現在価値を次の数式15(第1種の数式)を用いて算出する。
Figure 0006813329
ここで、
IOは、リスク低減対策の導入後の運転時における事業者の負担の現在価値(単位は、\)、
IOは、リスク低減対策の導入後の運転時に事業者に課される年当たりの付加的なコストの割引前の値(単位は、\)、
は、施設の寿命の終わるまでの残された年数(単位は、年)、
は、施設が運転を開始する前の年数(単位は、年、施設が既に運転中の場合は、0が入力される)、
rは、割引率(%単位で入力された値を比率に変換した値)、
である。
なお、割引率を考慮しない場合(つまり、r=0)に第8評価部108は、次の数式16(第2種の数式)を用いて第8アウトプットデータを算出する。
Figure 0006813329
図9に示すように、表示部4に表示される第8評価の入出力画面181には、第8インプットデータの各項目182と、これらの項目182に各々対応する数値を使用者が入力するための数値入力部183とが設けられる。なお、所定の項目182を考慮しない場合は、対応する数値入力部183に0を入力すれば良い。
また、第8評価の入出力画面181には、第8アウトプットデータの項目184と、この項目184に対応する数値が表示される数値出力部185とが設けられる。そして、第8評価部108が第8インプットデータに基づいて算出した数値(評価結果)が、数値出力部185に表示される。なお、第8インプットデータや第8アウトプットデータを、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。
また、合計算出部13は、第1から第8アウトプットデータの算出後に、第1から第8アウトプットデータの数値(評価)を合計した合計値を算出する。なお、この合計値は、第1から第8アウトプットデータの数値を加算した値である。そして、コストベネフィット評価結果のまとめ画面191が表示される。
図10に示すように、コストベネフィット評価結果のまとめ画面191には、リスク低減対策名の項目192と、この項目192にリスク低減対策名を使用者が入力するための文字入力部193とが設けられる。
また、コストベネフィット評価結果のまとめ画面191には、コストベネフィットの因子となる第1から第8アウトプットデータの各項目194と、これらの項目194に各々対応する数値である現在価値推定値が表示される数値出力部195と、第1から第8アウトプットデータの数値を合計した合計値を示す項目196と、この合計値が表示される合計値出力部197とが設けられる。なお、コストベネフィット評価結果のまとめ画面191を、プリンタ5を用いてプリントアウトしても良い。このようにすれば、各評価部101〜108が算出した各アウトプットデータと、その合計値とを、評価システム1の使用者が一元的に把握することができる。
なお、福島第一原子力発電所事故の知見により、精神的損害コストの寄与も大きいことが分かっている。そこで、本実施形態では、インプットデータに精神的損害コストを含むことで、従来のコストベネフィット評価システムでは評価に含まれていなかった精神的損害コストを考慮した評価を行うことができる。
次に、本実施形態の評価システム1が実行するリスク低減対策のコストベネフィット評価処理について図11から図14を用いて説明する。なお、フローチャートの各ステップの説明にて、例えば「ステップS11」と記載する箇所を「S11」と略記する。
図11に示すように、まず、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第1インプットデータを受け付ける(S11)。次に、割引率判定部12は、第1インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S12)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第1評価部101は、前述の数式1を用いて第1インプットデータの評価を行う(S13)。一方、割引率の値が0である場合に、第1評価部101は、前述の数式2を用いて第1インプットデータの評価を行う(S14)。次に、データ出力部11は、第1インプットデータに基づいて評価(算出)された第1アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S15)。
次に、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第2インプットデータを受け付ける(S16)。次に、割引率判定部12は、第2インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S17)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第2評価部102は、前述の数式3を用いて第2インプットデータの評価を行う(S18)。一方、割引率の値が0である場合に、第2評価部102は、前述の数式4を用いて第2インプットデータの評価を行う(S19)。次に、データ出力部11は、第2インプットデータに基づいて評価(算出)された第2アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S20)。
図12に示すように、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第3インプットデータを受け付ける(S21)。次に、割引率判定部12は、第3インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S22)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第3評価部103は、前述の数式5を用いて第3インプットデータの評価を行う(S23)。一方、割引率の値が0である場合に、第3評価部103は、前述の数式6を用いて第3インプットデータの評価を行う(S24)。次に、データ出力部11は、第3インプットデータに基づいて評価(算出)された第3アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S25)。
次に、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第4インプットデータを受け付ける(S26)。次に、割引率判定部12は、第4インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S27)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第4評価部104は、前述の数式7を用いて第4インプットデータの評価を行う(S28)。一方、割引率の値が0である場合に、第4評価部104は、前述の数式8を用いて第4インプットデータの評価を行う(S29)。次に、データ出力部11は、第4インプットデータに基づいて評価(算出)された第4アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S30)。
図13に示すように、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第5インプットデータを受け付ける(S31)。次に、割引率判定部12は、第5インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S32)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第5評価部105は、前述の数式9を用いて第5インプットデータの評価を行う(S33)。一方、割引率の値が0である場合に、第5評価部105は、前述の数式11を用いて第5インプットデータの評価を行う(S34)。次に、データ出力部11は、第5インプットデータに基づいて評価(算出)された第5アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S35)。
次に、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第6インプットデータを受け付ける(S36)。次に、割引率判定部12は、第6インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S37)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第6評価部106は、前述の数式12を用いて第6インプットデータの評価を行う(S38)。一方、割引率の値が0である場合に、第6評価部106は、前述の数式13を用いて第6インプットデータの評価を行う(S39)。次に、データ出力部11は、第6インプットデータに基づいて評価(算出)された第6アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S40)。
図14に示すように、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第7インプットデータを受け付ける(S41)。次に、第7評価部107は、前述の数式14を用いて第7インプットデータの評価を行う(S42)。次に、データ出力部11は、第7インプットデータに基づいて評価(算出)された第7アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S43)。
次に、データ受付部10は、入力部3などを介して入力される第8インプットデータを受け付ける(S44)。次に、割引率判定部12は、第8インプットデータに含まれる割引率の値が0か否かを判定する(S45)。ここで、割引率の値が0でない場合に、第8評価部108は、前述の数式15を用いて第8インプットデータの評価を行う(S46)。一方、割引率の値が0である場合に、第8評価部108は、前述の数式16を用いて第8インプットデータの評価を行う(S47)。次に、データ出力部11は、第8インプットデータに基づいて評価(算出)された第8アウトプットデータを、表示部4などを用いて出力する(S48)。
次に、データ受付部10は、入力部3などを介して入力されるリスク低減対策名を受け付ける(S49)。次に、合計算出部13は、第1から第8アウトプットデータの数値(評価)を合計した合計値を算出する(S50)。次に、データ出力部11は、リスク低減対策名を、表示部4などを用いて出力するとともに、算出した合計値を、表示部4などを用いて出力する(S51)。そして、評価処理を終了する。
なお、各評価部101〜108は、割引率判定部12で判定された割引率の値が0でない場合に第1種の数式を用いて評価を行い、割引率の値が0である場合に第2種の数式を用いて評価を行う。このようにすれば、割引率を考慮した評価と割引率を考慮しない評価との2通りの評価を行うことができる。
なお、従来の評価手法で考慮されるデータには、定量化できないデータが含まれており、評価を行う者の主観に左右され易く、実情が客観的に反映された評価結果を得ることができなかった。しかしながら、本実施形態の評価システム1では、定量化可能なデータを用いて評価を行うことで、実情が客観的に反映された評価結果を得ることができる。
なお、本実施形態の評価システム1で実行されるプログラムは、ROM(プログラム記憶部7)などに予め組み込んで提供される。もしくは、このプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供するようにしてもよい。
また、評価システム1で実行されるプログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせて提供するようにしてもよい。また、この評価システム1は、構成要素の各機能を独立して発揮する別々のモジュールを、ネットワークまたは専用線で相互に接続し、組み合わせて構成することもできる。
以上説明した実施形態によれば、第1から第8評価部を持つことにより、簡便に評価結果を導出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…評価システム、2…通信部、3…入力部、4…表示部、5…プリンタ、6…情報処理部、7…プログラム記憶部、8…評価データ記憶部、9…過去データ記憶部、10…データ受付部、11…データ出力部、12…割引率判定部、13…合計算出部、101…第1評価部、102…第2評価部、103…第3評価部、104…第4評価部、105…第5評価部、106…第6評価部、107…第7評価部、108…第8評価部、111…第1評価の入出力画面、112…第1インプットデータの項目、113…第1インプットデータの数値入力部、114…第1アウトプットデータの項目、115…第1アウトプットデータの数値出力部、121…第2評価の入出力画面、122…第2インプットデータの項目、123…第2インプットデータの数値入力部、124…第2アウトプットデータの項目、125…第2アウトプットデータの数値出力部、131…第3評価の入出力画面、132…第3インプットデータの項目、133…第3インプットデータの数値入力部、134…第3アウトプットデータの項目、135…第3アウトプットデータの数値出力部、141…第4評価の入出力画面、142…第4インプットデータの項目、143…第4インプットデータの数値入力部、144…第4アウトプットデータの項目、145…第4アウトプットデータの数値出力部、151…第5評価の入出力画面、152…第5インプットデータの項目、153…第5インプットデータの数値入力部、154…第5アウトプットデータの項目、155…第5アウトプットデータの数値出力部、161…第6評価の入出力画面、162…第6インプットデータの項目、163…第6インプットデータの数値入力部、164…第6アウトプットデータの項目、165…第6アウトプットデータの数値出力部、171…第7評価の入出力画面、172…第7インプットデータの項目、173…第7インプットデータの数値入力部、174…第7アウトプットデータの項目、175…第7アウトプットデータの数値出力部、181…第8評価の入出力画面、182…第8インプットデータの項目、183…第8インプットデータの数値入力部、184…第8アウトプットデータの項目、185…第8アウトプットデータの数値出力部、191…まとめ画面、192…リスク低減対策名の項目、193…文字入力部、194…アウトプットデータの項目、195…数値出力部、196…合計値を示す項目、197…合計値出力部、500…ネットワーク。

Claims (15)

  1. 原子力プラントの事故に対するリスク低減対策のコストベネフィットの評価に用いるインプットデータを受け付けるデータ受付部と、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第1評価部と、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第2評価部と、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第3評価部と、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第4評価部と、
    前記インプットデータに基づいてオフサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第5評価部と、
    前記インプットデータに基づいてオンサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第6評価部と、
    前記インプットデータに基づいて対策の導入時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第7評価部と、
    前記インプットデータに基づいて対策導入後の運転時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第8評価部と、
    前記第1から第8評価部の評価のうちの少なくとも1つの評価をアウトプットデータとして出力するデータ出力部と、
    を備えることを特徴とするリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
  2. 前記インプットデータは、精神的損害コストを含み、
    前記第5評価部は、前記精神的損害コストに基づいて評価を行う
    請求項1に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
  3. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策前の計画的避難者数と、
    リスク低減対策後の計画的避難者数と、
    計画的避難者1人当たりの前記精神的損害コストと、
    を含み、
    前記第5評価部は、
    前記リスク低減対策前の計画的避難者数と、
    前記リスク低減対策後の計画的避難者数と、
    前記計画的避難者1人当たりの前記精神的損害コストと、
    に基づいて評価を行う
    請求項2に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
  4. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策前の事故発生頻度と、
    リスク低減対策後の事故発生頻度と、
    リスク低減対策前の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコストと、
    リスク低減対策後の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコストと、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    割引率と、
    リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
    を含み、
    前記第5評価部は、前記アウトプットデータとしてのオフサイトの財産の回避された損害の貨幣価値を次の数式を用いて算出する
    請求項3に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    FPは、オフサイトの財産の回避された損害の貨幣価値、
    は、リスク低減対策前の事故発生頻度、
    は、リスク低減対策後の事故発生頻度、
    は、リスク低減対策前の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコスト、
    は、リスク低減対策後の避難コストと移転コストと土地や財産の接収コストと除染コストと汚染作物廃棄コストの合計の割引前のコスト、
    は、リスク低減対策前の計画的避難者数、
    は、リスク低減対策後の計画的避難者数、
    Qは、計画的避難者1人当たりの精神的損害コスト、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    rは、割引率、
    Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数、
    である。
  5. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策前の事故発生頻度と、
    リスク低減対策後の事故発生頻度と、
    リスク低減対策前の集団線量係数と、
    リスク低減対策後の集団線量係数と、
    単位線量当たりの貨幣価値と、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    割引率と、
    リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
    を含み、
    前記第1評価部は、前記アウトプットデータとしての原子力プラントの事故時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    PHAは、原子力プラントの事故時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値、
    は、リスク低減対策前の事故発生頻度、
    は、リスク低減対策後の事故発生頻度、
    は、リスク低減対策前の集団線量係数、
    は、リスク低減対策後の集団線量係数、
    Rは、単位線量当たりの貨幣価値、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    rは、割引率、
    Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数、
    である。
  6. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策の導入時における平常時の集団線量の各施設における低減と、
    リスク低減対策の導入後の運転時における平常時の集団線量の各施設の年当たりの低減と、
    単位線量当たりの貨幣価値と、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    割引率と、
    リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
    を含み、
    前記第2評価部は、前記アウトプットデータとしての原子力プラントの平常時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    PHRは、原子力プラントの平常時の公衆の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値、
    PRIは、リスク低減対策の導入時における平常時の集団線量の各施設における低減、
    PROは、リスク低減対策の導入後の運転時における平常時の集団線量の各施設の年当たりの低減、
    Rは、単位線量当たりの貨幣価値、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    rは、割引率、
    Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数、
    である。
  7. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策前の事故発生頻度と、
    リスク低減対策後の事故発生頻度と、
    リスク低減対策前の事故時の早期段階における被ばく線量と、
    リスク低減対策後の事故時の早期段階における被ばく線量と、
    リスク低減対策前の事故時の長期段階における被ばく線量と、
    リスク低減対策後の事故時の長期段階における被ばく線量と、
    単位線量当たりの貨幣価値と、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    リスク低減対策前の長期段階の被ばくの生じる期間と、
    リスク低減対策後の長期段階の被ばくの生じる期間と、
    割引率と、
    リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
    を含み、
    前記第3評価部は、前記アウトプットデータとしての原子力プラントの事故時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    OHAは、原子力プラントの事故時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値、
    は、リスク低減対策前の事故発生頻度、
    は、リスク低減対策後の事故発生頻度、
    IOSは、リスク低減対策前の事故時の早期段階における被ばく線量、
    IOAは、リスク低減対策後の事故時の早期段階における被ばく線量、
    LTOSは、リスク低減対策前の事故時の長期段階における被ばく線量、
    LTOAは、リスク低減対策後の事故時の長期段階における被ばく線量、
    Rは、単位線量当たりの貨幣価値、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    は、リスク低減対策前の長期段階の被ばくの生じる期間、
    は、リスク低減対策後の長期段階の被ばくの生じる期間、
    rは、割引率、
    Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数、
    である。
  8. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策前の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量と、
    リスク低減対策後の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量と、
    リスク低減対策の導入時における作業に必要な労働力と、
    リスク低減対策前の運転時における作業に必要な労働力と、
    リスク低減対策後の運転時における作業に必要な労働力と、
    リスク低減対策前の運転時における年当たりの作業の数と、
    リスク低減対策後の運転時における年当たりの作業の数と、
    単位線量当たりの貨幣価値と、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    割引率と、
    リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
    を含み、
    前記第4評価部は、前記アウトプットデータとしての原子力プラントの平常時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    OHRは、原子力プラントの平常時の職業人の健康の回避されたリスクの割引後の貨幣価値、
    RSは、リスク低減対策前の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量、
    RAは、リスク低減対策後の放射線場における単位時間当たりの被ばく線量、
    は、リスク低減対策の導入時における作業に必要な労働力、
    OSは、リスク低減対策前の運転時における作業に必要な労働力、
    OAは、リスク低減対策後の運転時における作業に必要な労働力、
    FSは、リスク低減対策前の運転時における年当たりの作業の数、
    FAは、リスク低減対策後の運転時における年当たりの作業の数、
    Rは、単位線量当たりの貨幣価値、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    rは、割引率、
    Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数、
    である。
  9. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策前の事故発生頻度と、
    リスク低減対策後の事故発生頻度と、
    リスク低減対策前の1度の事故における割引前の除染の総額のコストと、
    リスク低減対策後の1度の事故における割引前の除染の総額のコストと、
    リスク低減対策前のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数と、
    リスク低減対策後のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数と、
    割引率と、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    代替電力の発電コストと、
    1度の事故による年当たりの代替電力量と、
    リスク低減対策の影響を受ける施設の数と、
    を含み、
    前記第6評価部は、前記アウトプットデータとしてのオンサイトの財産の回避された損害の貨幣価値を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    OPは、オンサイトの財産の回避された損害の貨幣価値、
    は、リスク低減対策前の事故発生頻度、
    は、リスク低減対策後の事故発生頻度、
    CDSは、リスク低減対策前の1度の事故における割引前の除染の総額のコスト、
    CDAは、リスク低減対策後の1度の事故における割引前の除染の総額のコスト、
    は、リスク低減対策前のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数、
    は、リスク低減対策後のサイトを事故前の状態に戻すのに要する年数、
    rは、割引率、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    は、代替電力の発電コスト、
    は、1度の事故による年当たりの代替電力量、
    Nは、リスク低減対策の影響を受ける施設の数、
    である。
  10. 前記インプットデータは、
    設備のコストと、
    工事の人件費と
    を含み、
    前記第7評価部は、前記アウトプットデータとしてのリスク低減対策の導入時における事業者の負担を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    IIは、リスク低減対策の導入時における事業者の負担、
    IIEは、設備のコスト、
    IICは、工事の人件費
    である。
  11. 前記インプットデータは、
    リスク低減対策の導入後の運転時に事業者に課される年当たりの付加的なコストの割引前の値と、
    施設の寿命の終わるまでの残された年数と、
    施設が運転を開始する前の年数と、
    割引率と、
    を含み、
    前記第8評価部は、前記アウトプットデータとしてのリスク低減対策の導入後の運転時における事業者の負担の現在価値を次の数式を用いて算出する
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
    Figure 0006813329
    ここで、
    IOは、リスク低減対策の導入後の運転時における事業者の負担の現在価値、
    IOは、リスク低減対策の導入後の運転時に事業者に課される年当たりの付加的なコストの割引前の値、
    は、施設の寿命の終わるまでの残された年数、
    は、施設が運転を開始する前の年数、
    rは、割引率、
    である。
  12. 前記第1から第8評価部の評価の合計値を算出する合計算出部を備え、
    前記データ出力部は、前記アウトプットデータとともに前記合計値を出力する
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
  13. 前記インプットデータは、割引率を含み、
    前記割引率の値が0か否かを判定する割引率判定部を備え、
    前記評価部は、前記割引率判定部で判定された前記割引率の値が0でない場合に前記割引率の関数を含む第1種の数式を用いて評価を行い、前記割引率の値が0である場合に前記割引率の関数を含まない第2種の数式を用いて評価を行う
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のリスク低減対策のコストベネフィット評価システム。
  14. データ受付部が、原子力プラントの事故に対するリスク低減対策のコストベネフィットの評価に用いるインプットデータを受け付けるデータ受付ステップと、
    第1評価部が、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第1評価ステップと、
    第2評価部が、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第2評価ステップと、
    第3評価部が、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第3評価ステップと、
    第4評価部が、前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第4評価ステップと、
    第5評価部が、前記インプットデータに基づいてオフサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第5評価ステップと、
    第6評価部が、前記インプットデータに基づいてオンサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第6評価ステップと、
    第7評価部が、前記インプットデータに基づいて対策の導入時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第7評価ステップと、
    第8評価部が、前記インプットデータに基づいて対策導入後の運転時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第8評価ステップと、
    データ出力部が、前記第1から第8評価ステップの評価のうちの少なくとも1つの評価をアウトプットデータとして出力するデータ出力ステップと、
    を含むことを特徴とするリスク低減対策のコストベネフィット評価方法。
  15. コンピュータに、
    原子力プラントの事故に対するリスク低減対策のコストベネフィットの評価に用いるインプットデータを受け付けるデータ受付ステップと、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第1評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の公衆の健康のコストベネフィットの評価を行う第2評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの事故時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第3評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいて前記原子力プラントの平常時の職業人の健康のコストベネフィットの評価を行う第4評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいてオフサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第5評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいてオンサイトの財産の損害のコストベネフィットの評価を行う第6評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいて対策の導入時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第7評価ステップと、
    前記インプットデータに基づいて対策導入後の運転時における事業者の負担のコストベネフィットの評価を行う第8評価ステップと、
    前記第1から第8評価ステップの評価のうちの少なくとも1つの評価をアウトプットデータとして出力するデータ出力ステップと、
    を実行させることを特徴とするリスク低減対策のコストベネフィット評価プログラム。
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