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JP6829145B2 - ガラス板物品保持具およびガラス板物品搬送台車 - Google Patents
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ガラス板物品保持具およびガラス板物品搬送台車 Download PDF

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本発明は、ガラス板物品保持具およびガラス板物品搬送台車に関する。
ガラス板物品を保持するガラス板物品保持具及びガラス板物品保持具を搭載したガラス板物品搬送台車が知られている(例えば特許文献1〜3)。
特許文献1は、ガラス板の両面から挟持する押さえ部を有するホルダ部材と、ホルダ部材を保持する固定部材とを備える板状体保持機構及び板状体梱包装置及び板状体保持方法であって、ガラス板体を運搬する際に損傷しないように周囲と非接触な状態、且つ安定した状態に保持することができることを開示している。特許文献2は、ガラス板の両面を挟持可能なクリップと、クリップを支持するとともに、クリップを上下方向に移動可能とするガイド部を有する支持体と、クリップを上方に付勢する弾性部材を備えるガラス板保持具及びガラス板搬送装置であって、ガラス板を簡単な操作で保持することができ、しかも、ガラス板を載置するときの衝撃を軽減することができることを開示している。特許文献3は、支持台に軸部材を介して回動自在に取り付けられた第1挟持部材と支持台に固定された第2挟持部材とで端縁にモールを有するガラス板を挟持するガラス板保持具及びガラス板搬送装置であって、ガラス板を簡単な操作で保持することができることを開示している。
特許第5237792号公報 特開2015−85961号公報 特開2015−105167号公報
特許文献1〜3に開示されたガラス板保持具は、複数の部材を用いてガラス板を保持することでガラス板の搬送中の損傷等を防止しているが、構造が複雑でありガラス板物品搬送台車に搭載できるガラス板の枚数に制限がある。また、ガラス板の保持に手間が掛かり、作業性が悪いという課題がある。
本発明は、簡単な構造で耐震性に優れ積載量を増やすことができるガラス板物品保持具およびガラス板物品搬送台車を提供する。
本発明のガラス板物品保持具は、ガラス板物品を垂直姿勢に保持するガラス板物品保持具であって、ガラス板物品の一方の面に当接する第1押圧部と、前記ガラス板物品の他方の面に当接する第2押圧部と、前記第1押圧部と前記第2押圧部を連結する様に前記第1押圧部と前記第2押圧部に一体的に設けられ、前記第1押圧部と前記第2押圧部の間に挿入された前記ガラス板物品の端縁を支持しつつ、下方へ弾性変形可能な載置部と、前記第1押圧部と前記第2押圧部と前記載置部に一体的に設けられ、前記載置部への前記ガラス板物品の端縁の押圧に伴う下方への変形に伴い、外側方向へ拡がるように弾性変形可能な支持変形部と、を備え、前記載置部および前記支持変形部の変形に伴い、前記第1押圧部と前記第2押圧部が互いに接近する方向に移動可能である。
本発明のガラス板物品搬送台車は、ガラス板物品保持具が複数取り付けられている。
本発明によれば、容易にガラス板物品の保持及び開放ができ、コストが安価であり、メンテナンスがし易く、輸送時の衝撃吸収に優れたガラス板物品保持具を提供できる。また、構造が簡単で小型化されたガラス板物品保持具を使用するため、面積当たりの積載量を増加することができるガラス板物品搬送台車を提供できる。
本発明に係るガラス板物品保持具の第1実施形態の一例を示し、(a)側面斜視図、(b)側面図。 図1のガラス板物品を保持した状態を示す断面図。 本発明に係るガラス板物品保持具の第2実施形態の一例を示す側面図。 図3のガラス板物品を保持した状態を示す断面図。 本発明に係るガラス板物品保持具の第3実施形態の一例を示す断面図、(a)実施例1、(b)実施例2。 本発明に係るガラス板物品保持具の第4実施形態の一例を示す断面図、(a)第1実施形態への適用例、(b)第2実施形態への適用例。 本発明に掛かるガラス板物品搬送台車の一例を示す側面図。 図7の正面図。 本発明に係るガラス板物品保持具のガラス板物品搬送台車への載置方法の一例を示す模式図、(a)配置例1、(b)配置例2。 本発明に係るガラス板物品保持具のガラス板物品搬送台車への載置方法の変形例を示す模式図、(a)配置例、(b)ガラス板物品搬送台車への搭載例。
以下、図面を用いて、本発明に係るガラス板物品保持具およびガラス板物品搬送台車の具体的な実施の形態について詳述する。
図1に示すように、本実施形態のガラス板物品保持具1は、ガラス板物品100(図2参照)を垂直姿勢に保持するもので、断面形状が略長方形であり、弾性変形可能なエポキシ、シリコーン、ウレタンゴム、合成ゴムなどの樹脂の一種から成形される。また、ガラス板物品保持具1は、ガラス板物品100を両側から押圧する押圧部10と、ガラス板物品100の端縁を支持する載置部20と、ガラス板物品保持具1の変形を許容する支持変形部30とを備える。
押圧部10は、ガラス板物品保持具1の両側に対向する、ガラス板物品100の一方の面に当接する第1押圧部11と、ガラス板物品100の他方の面に当接する第2押圧部12とを有し、ガラス板物品100を着脱可能に離間して配置されている。
載置部20は、第1押圧部11と第2押圧部12を連結するように第1押圧部11と第2押圧部12に一体的に設けられ、第1押圧部11と第2押圧部12の間に挿入されたガラス板物品100の端縁を支持しつつ、下方に弾性変形可能である(図2参照)。
図2の実施形態では、ガラス板物品100の下部にモール101が直接、載置部20に支持されているが、ガラス板物品100の端縁を支持するとは、ガラス板物品100の端縁と載置部20の上面とが直接または間接して接することを意味する。また、ガラス板物品100は、ガラス板102のみの場合とガラス板102にモール101が付いた場合とを含む。
また、第1押圧部11と第2押圧部12と載置部20とで画定される部分には、ガラス板物品100の端縁に設けられたモール101の突出部102を支持可能な凹部13が設けられている。本実施形態において、当該凹部13は、第1押圧部11と載置部20との隣接領域に設けられているが、第2押圧部12と載置部20との隣接領域に設けられていても良い。
支持変形部30は、載置部20の下方に位置し、両側に対向して設けられる第1屈曲部31及び第2屈曲部32と、第1屈曲部31と第2屈曲部32を連結するように第1屈曲部31と第2屈曲部32に一体的に設けられる固定部33と、載置部20と第1屈曲部31と第2屈曲部32及び固定部33により囲まれて画定される緩衝空間34とを備える。
第1屈曲部31は、第1押圧部11と載置部20に一体的に設けられており、ガラス板物品100を載置部に載置した際、図2に示すように、第1押圧部11から離れる方向に延び、弾性変形しながら外側へ屈曲する。また、第2屈曲部32も同様に、第2押圧部12と載置部20に一体的に設けられており、ガラス板物品100を載置部20に載置した際、第2押圧部12から離れる方向に延び、弾性変形しながら外側へ屈曲する(図2参照)。そして、緩衝空間34を設けることにより、支持変形部30がより変形しやすくなる。
固定部33は、載置部20と緩衝空間34を介して対向した位置にあり、第1押圧部11および第2押圧部12の載置部20とは逆側のそれぞれの端部を接続するように設けられている。
そして、第1屈曲部31は、第1押圧部11の延長線上にあって第1押圧部11に含まれ、第2屈曲部32は、第2押圧部12の延長線上にあって第2押圧部12に含まれるため、緩衝空間34は、第1押圧部11と、第2押圧部12と、載置部20と、固定部33により囲まれて画定されている。本実施形態では、緩衝空間34は空洞状として示されているが、支持変形部30が容易に変形する構造、材料であれば、空洞のないムク状であっても良い。
図2に示されるように、ガラス板物品100を第1押圧部11と第2押圧部12の間に挿入し、ガラス板物品100の端縁を載置部20に載置すると、第1押圧部11および第2押圧部12は接近して閉じる方向に変形し、一方、支持変形部30は、外側に広がる方向に変形する。
本実施形態のガラス板物品保持具1は、衝撃吸収力が高く、ガラス板物品100の挿入時や輸送中の破損等を防止することが可能である。また、ガラス板物品100の挿入、取り出しが容易であり作業性の向上を図ることが可能である。そして、複雑な構造や機構が無いため、製造コストも安価であり、メンテナンスにも優れている。特に、弾性変形可能な樹脂の一種から一体成形されているため、製造が容易で、耐震性に優れ、ガラス板物品100に傷がつきにくくなる。
さらに、モール101付きガラス板物品100の場合であっても、凹部13にモール101の突出部102が支持されるため、ガラス板物品保持具1は、モール101の変形、脱落を防止でき、ガラス板物品100をより安定的に保持できる。
図3は、本実施形態のガラス板物品保持具1の第2実施形態を示す側面図である。
第2実施形態のガラス板物品保持具1は、第1実施形態の第1押圧部11、第2押圧部12、載置部20の形状は同様であるが、第1屈曲部31と第2屈曲部32に、内方向に切欠された第1薄肉部31aおよび第2薄肉部32aがそれぞれに設けられ、外側への屈曲を容易にしている。尚、本実施形態において、薄肉部31a、32aは、両方の屈曲部31、32に設けられているが、どちらか一方でも良い。
薄肉部31a、32aが在ると、図4に示すように、支持変形部30が変形しやすくなると共に、第1実施形態に比較して外側へ変形した際の厚みを抑制できるので、後述するガラス板物品搬送台車200等に並べて配置する際、隣接するガラス板物品保持具1同士の干渉を抑制でき、ガラス板物品保持具1の並べ個数を増やすことが可能となる。
図5は、本実施形態のガラス板物品保持具1の第3実施形態を示す断面図であり、(a)が第3実施形態の実施例1、(b)が実施例2である。
第3実施形態のガラス板物品保持具1は、第1押圧部11および第2押圧部12に、硬質部材40が埋め込まれている。硬質部材40は、平板状で変形可能な硬質の樹脂や金属などであり、埋め込み一体形成でガラス板物品保持具1を製造する。実施例1において、硬質部材40は垂直方向に略平坦状であり、実施例2において、硬質部材40は載置部20近傍で内方向に傾斜した面を備えている。硬質部材40を埋め込むことで、ガラス板物品100を両側から支持しながら輸送、搬送する際の保持力を強化できる。
図6は、本実施形態のガラス板物品保持具1の第4実施形態を示す断面図で、(a)は第1実施形態に適用した実施例1、(b)は第2実施形態に適用した実施例2である。
第4実施形態は、第1押圧部11と第2押圧部12とを第1の樹脂50で形成し、載置部20と支持変形部30とを第2の樹脂51で形成する二色成形で、ガラス板物品保持具1を成形している。そして、第1の樹脂50と第2の樹脂51は、硬さが異なる樹脂であり、第1の樹脂50の硬度H1は、第2の樹脂51の硬度H2よりも大きい関係にある(H1>H2)。
即ち、ガラス板物品100を支持する第1押圧部11と第2押圧部12は、ガラス板物品100を両側から支持する部分であり剛性が要求されるため硬い第1の樹脂50で形成し、ガラス板物品100の荷重や振動による損傷を防ぐために変形性が必要な載置部20と支持変形部30は、第1の樹脂50に比較して柔らかい第2の樹脂51で形成することにより、全体として効果がより高まる。
図7〜図10に基づいて、本実施形態のガラス板物品保持具1をガラス板物品搬送台車200に適用した場合の一例を説明する。
図7及び図8に示すように、ガラス板物品搬送台車200は、複数のガラス板物品100を搭載して搬送するものであり、ガラス板物品100を保持するガラス板物品保持具1が複数配置されている。
ガラス板物品搬送台車200は、ガラス板物品100を載置する基台201と、基台201から上方に立ち上がる側板202と、ガラス板物品100を仕切る仕切板203と、ガラス板物品100を支持する支持台204と、ガラス板物品搬送台車200を移動可能とするキャスター205とを備える。ガラス板物品保持具1は、仕切り台204上に載置され、ガラス板物品100を保持している。仕切板203は、側板202との接続部分を中心として回動可能であり、ガラス板物品保持具1が載置されていない状態では、側板202と略平行に下向きに垂れ下がっており、ガラス板物品100を1枚載置するごとに、作業者が、仕切板203を上向きに回動させ、図示する様に水平方向に延びた状態で固定する。
ガラス板物品保持具1は、ガラス板物品搬送台車200の支持台204に載置する方法として、図9(a)に示す配置例1と、図9(b)に示す配置例2とがある。
配置例1では、等間隔に隣接するガラス板物品保持具1を近接して配置し、当該ガラス板物品保持具1の配置された両側には、倒れ防止用のL字アングル206を配置する。また、ガラス板物品搬送台車200の構造によっては、ガラス板物品保持具1の間隔を広く取る必要があり、その場合は、配置例2のようにガラス板物品保持具1同士の間にブロック207を配置し、ガラス板物品保持具1の座屈を防止する。
ガラス板物品保持具1の並べ方の変形例を図10に示す。ガラス板物品保持具1を斜めに配列すると、無駄なスペースが無くなり、面積当たりのガラス板物品100を無駄なく載せることができ、輸送に掛かるコストを低減することが可能である。そして、斜めに配列することでガラス板物品1の曲率に合わせることが可能となる。尚、ガラス板物品100は、モール101の突出部102がある側が搬送する車両の内側になるように、車両の組み付け時に配置される。
本実施形態のガラス板物品保持具1は、輸送、搬送時にガラス板物品100への傷付きなどを防止するため、弾性変形可能な樹脂の1種から成形されるため製造が容易であるが、成形は一色成形でも多色成形でも良い。
図5、図9及び図10において、ガラス板物品保持具1の第1実施形態を適用して説明したが第2実施形態やその他の実施形態での適用でも良い。
第1押圧部や第2押圧部のように、「第1」、「第2」を用いているが、説明を分かりやすくするためであり、位置、形状などを限定しない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明のガラス板物品保持具およびガラス板物品搬送台車は、例えば、輸送中や搬送時にガラス板物品の損傷等を防止し、メンテナンスが容易で、ガラス板物品搬送台車へのガラス板物品の搭載量の増加を要求する分野に好適に用いられる。
1 ガラス板物品保持具
10 押圧部
11 第1押圧部
12 第2押圧部
13 凹部
20 載置部
30 支持変形部
31 第1屈曲部
31a 第1薄肉部
32 第2屈曲部
32a 第2薄肉部
33 固定部
34 緩衝空間
40 硬質部材
100 ガラス板物品
101 モール
102 突出部
200 ガラス板物品搬送台車

Claims (9)

  1. ガラス板物品を垂直姿勢に保持するガラス板物品保持具であって、
    ガラス板物品の一方の面に当接する第1押圧部と、
    前記ガラス板物品の他方の面に当接する第2押圧部と、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部を連結する様に前記第1押圧部と前記第2押圧部に一体的に設けられ、前記第1押圧部と前記第2押圧部の間に挿入された前記ガラス板物品の端縁を支持しつつ、下方へ弾性変形可能な載置部と、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部と前記載置部に一体的に設けられ、前記載置部への前記ガラス板物品の端縁の押圧に伴う下方への変形に伴い、外側方向へ拡がるように弾性変形可能な支持変形部と、を備え、
    前記載置部および前記支持変形部の変形に伴い、前記第1押圧部と前記第2押圧部が互いに接近する方向に移動可能な、ガラス板物品保持具。
  2. 請求項1に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記支持変形部は、
    前記第1押圧部と前記載置部に一体的に設けられ、前記第1押圧部から離れる方向に延び、弾性変形しながら外側へ屈曲可能な第1屈曲部と、
    前記第2押圧部と前記載置部に一体的に設けられ、前記第2押圧部から離れる方向に延び、弾性変形しながら外側へ屈曲可能な第2屈曲部と、
    を備えるガラス板物品保持具。
  3. 請求項2に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記第1屈曲部と前記第2屈曲部の少なくともいずれか一つは、外側への屈曲を容易にする薄肉部を有する、
    ガラス板物品保持具。
  4. 請求項2に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記支持変形部は、
    前記第1押圧部および前記第2押圧部の前記載置部と接続したそれぞれの端部とは逆側のそれぞれの端部を接続するように設けられる固定部を備え、
    前記載置部と、前記第1屈曲部と、前記第2屈曲部と、前記固定部により囲まれた緩衝空間が画定される、
    ガラス板物品保持具。
  5. 請求項1に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部の少なくともいずれか一つには、硬質部材が埋め込まれている、ガラス板物品保持具。
  6. 請求項1に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部のいずれかの前記載置部との隣接領域には、凹部が設けられ、前記第1押圧部と前記第2押圧部の間に挿入された前記ガラス板物品の端縁に設けられたモールの突出部が、前記凹部に位置する、ガラス板物品保持具。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記ガラス板物品保持具は樹脂の一種により一体成形されている、ガラス板物品保持具。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載のガラス板物品保持具であって、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部を形成する第1の樹脂と、前記載置部と前記支持変形部を形成する第2の樹脂が一体的に成形され、前記第1の樹脂の硬度が前記第2の樹脂の硬度より大きい、ガラス板物品保持具。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のガラス板物品保持具が複数取り付けられた、ガラス板物品搬送台車。
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