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JP6830369B2 - 1缶式複合熱源機 - Google Patents
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JP6830369B2 - 1缶式複合熱源機 - Google Patents

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本発明は、缶体の内部に2つのバーナを持つ1缶式複合熱源機に関する。
この種の1缶式複合熱源機は、単一の缶体内部に2つのバーナが横並びに収容され、各バーナの上方には、夫々、熱交換器が設けられている。各熱交換器は、夫々のバーナの燃焼排気が通過することによって加熱される。このとき、一方のバーナによって生成された燃焼排気が他方の熱交換器を加熱しないように、缶体内部は、金属板によって形成された仕切部材によって夫々のバーナを収容する2つの燃焼室に区画されている(下記特許文献1参照)。
仕切部材は、2つのバーナ間に設けられて上方に延びる形状とされており、バーナの上面の炎口よりも上方となる位置においては、バーナによる通常の加熱だけでなく異常時にも過剰な熱を受け易いため比較的高温となる。
このため、仕切部材は、その材料として例えば安価な軟鉄等の金属材料を用いた場合には、高い温度の影響により孔が開き易く、仕切部材に孔が開くと2つの燃焼室間で排気が流通してしまうおそれがある。そこで、従来より、この種の仕切部材は、ステンレス等の高い耐熱性を有する金属材料によって形成され、これによって孔開き等の発生が防止されている。
しかし、ステンレス等の高い耐熱性を有する金属材料は高価であるため、コストが高くなる不都合があった。
特開2015−145761号公報
上記の点に鑑み、本発明は、仕切部材の材料コストを低く抑えつつ仕切部材の孔開きを確実に防止できる1缶式複合熱源機を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、缶体と、該缶体内部に互いに隣接して収容された一対のバーナと、両バーナ間を仕切る仕切部材と、を備える1缶式複合熱源機において、前記仕切部材は、金属製の一対の外層板と、両外層板の間に設けられた金属製の内層板とを備え、前記内層板は、前記外層板よりも耐熱性の高い金属材料により形成されていて、前記バーナの上面に形成された炎口より上方となる位置にのみ配設されていることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材を構成する一対の外層板を例えば軟鉄等の耐熱性の比較的低い安価な金属材料を用いて形成することにより、その材料コストを低く抑えることができる。
そして、外層板は、バーナの炎口より上方に位置する部分で高温となるが、この部分の一対の外層板の間には、外層板よりも耐熱性の高い金属材料による内層板が設けられている。よって、内層板が有する高い耐熱性により、仕切部材の孔開きを防止することができる。
しかも、ステンレス等の耐熱性の高い金属材料で形成した内層板は、その材料が高価であってもバーナの炎口より上方に位置する位置に設けられるので、材料コストの増加が抑えられる。
このように、本発明によれば、仕切部材の材料コストを低く抑えつつ仕切部材の孔開きを確実に防止できる1缶式複合熱源機を提供することができる。
また、本発明において、前記内層板は、前記バーナに加熱された前記仕切部材における最も高温となる部分にのみ設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材で最も高温となる部分にのみ内層板を設けることにより、仕切部材全体に内層板を設けた場合に比べて、内層板を設ける領域を小さくすることができ、材料コストを一層低減させることができる。
また、本発明において、前記一対の外層板間の一部に温度センサが設けられている場合、前記内層板は、前記温度センサから離間した位置にのみ設けられていることを特徴とする。
一対の外層板間の一部に温度センサを設けることにより、温度センサの検出温度から、過剰な加熱を検出して燃焼を止める等の対策が可能となる。しかし、温度センサが温度を検出可能な領域は仕切部材の一部であり、温度センサから比較的離れた位置で過剰な温度上昇が生じても、それを温度センサで検出することは困難である。そこで、本発明は、温度センサから離間した位置にのみ内層板を設け、温度センサによる高温検出が行えなかった場合に備えて内層板による仕切部材の孔開きを防止する。しかも、温度センサが設けられていることにより、内層板を設ける領域を比較的小さくすることができ、仕切部材の材料コストを低減させることができる。
また、本発明において、前記内層板は、少なくとも一方の前記外層板の一部を外方に膨出させることにより両外層板の間に形成した収容部に収容され、該収容部は、前記両外層板を互いに密着させた密着部により包囲されていることを特徴とする。
本発明よれば、両外層板の間に形成した収容部に内層板を収容する。この収容部は、その周囲の両外層板が密着部により密着して閉塞されている。これにより、外層板への内層板のネジ止めや溶接等による連結が不要となり、構造簡単として内層板を外層板間に確実に保持することができる。更に、両外層板間の内層板と異なる位置に温度センサが設けられている場合には、密着部によって温度センサの周囲の両外層板間も通気不能とすることができ、両外層板間に侵入した空気との接触の影響により温度センサの検出精度が低下することを防止することができる。
また、本発明において、前記外層板は、熱伝導性の比較的高い金属材料である鉄製薄板の表面にアルミメッキを施した板金により形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、バーナから受ける熱が仕切部材全体に分散して一部のみへの熱の集中を防止することができる。これにより、内層板の厚みを小とすることが可能となるので材料コストを一層低減させることができる。更に、両外層板間の内層板と異なる位置に温度センサが設けられている場合には、温度センサへの熱伝導が円滑に行われ、温度センサの検出範囲が広くなる。よって、内層板を設ける領域を一層縮小することができ、材料コストを一層低減できる。
本発明の一実施形態の1缶式複合熱源機を示す切断正面図。 図1のII−II線で切断した切断側面図。 本実施形態の1缶式複合熱源機に設けられる仕切部材の説明的斜視図。 図3の仕切部材の要部の断面図。 仕切部材の変形例を示す説明的斜視図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、2つの水回路(例えば、給湯回路と風呂回路)を有する1缶式複合熱源機1を示している。1缶式複合熱源機1は、単一の缶体2の内部に横方向に並ぶ第1熱交換器31と第2熱交換器32とを備えている。
缶体2の内部における第1熱交換器31の下方には第1燃焼室41が形成されており、第1燃焼室41内には、第1熱交換器31を加熱するための燃焼排気を生成する第1バーナ51が設けられている。
同じように、缶体2の内部における第2熱交換器32の下方には第2燃焼室42が形成されており、第2燃焼室42内には、第2熱交換器32を加熱するための燃焼排気を生成する第2バーナ52が設けられている。
第1バーナ51と第2バーナ52との間には、第1燃焼室41と第2燃焼室42とを仕切る仕切部材6が設けられている。
缶体2の内部における第1バーナ51及び第2バーナ52の下部には、上下に通気自在の分布板7が設けられており、缶体2の下部には、分布板7によって画成された給気室8が形成されている。
給気室8には、燃焼ファン9が接続されている。燃焼ファン9は、給気室8から分布板7を介して第1バーナ51と第2バーナ52とに燃焼用二次空気を供給する。
缶体2の上部には排気フード10が連結されている。排気フード10には、第1燃焼室41と第2燃焼室42との両方に連通する排気口10aが形成されている。
第1バーナ51によって第1燃焼室41で生成された燃焼排気は、第1燃焼室41を上昇して第1熱交換器31を通過し、排気フード10の排気口10aに向かう。このとき、第1熱交換器31の吸熱管31b内を流れる水が加熱される。
第2バーナ52によって第2燃焼室42で生成された燃焼排気は、第2燃焼室42を上昇して第2熱交換器32を通過し、排気フード10の排気口10aに向かう。このとき、第2熱交換器32の吸熱管32b内を流れる水が加熱される。
第1バーナ51と第2バーナ52とは、何れも複数の単位バーナ5により構成される。単位バーナ5は、図2に示すように、上面に上向きに開口する炎口5iが形成されており、混合管部5aで生成された混合ガスを炎口5iから噴出して火炎を形成する。混合管部5aは、マニホールド5bに設けられたガスノズル5cから供給される燃料ガスと燃焼用一次空気とを取り込み混合することにより混合ガスを生成する。
第1熱交換器31と第2熱交換器32とは、夫々、吸熱フィン31a,32aと、吸熱フィン31a,32aを貫通する蛇行形状の吸熱管31b,32bとを備えている。第1熱交換器31の吸熱管31bには、図示しないが、例えば、上流側の給水管と下流側の出湯管とが接続され、出湯管の下流端の出湯栓を開いて第1熱交換器31の吸熱管31bに通水したとき、第1バーナ51に点火されて、出湯栓から設定温度の湯が出湯される。また、第2熱交換器32の吸熱管32bには、図示しないが、例えば、往き管と戻り管とを介して浴槽が接続されており、浴槽内の水を第2熱交換器32の吸熱管32bを介して循環させるとき、第2バーナ52に点火されて、風呂の追い焚きが行われる。
本実施形態の1缶式複合熱源機1は、第1バーナ51の定格燃焼量(最大燃焼量)の方が第2バーナ52の定格燃焼量よりも大きいことにより、第1熱交換器31の方が第2熱交換器32よりも大型となっている。要求加熱能力が大きい場合には、比較的大きな熱交換器が必要となるため、本実施形態のような1缶式複合熱源機1では、第2熱交換器32よりも大型の第1熱交換器31が給湯回路に接続され、小型の第2熱交換器32は風呂回路に接続される。
仕切部材6は、図1に示すように、第1バーナ51及び第2バーナ52の炎口5iよりも上方に位置して第1燃焼室41と第2燃焼室42とを仕切る上側仕切部6aと、第1バーナ51と第2バーナ52との間に位置する下側仕切部6bとを備えている。
図3に示すように、上側仕切部6aと下側仕切部6bとは、一対の外層板(第1外層板61、第2外層板62)により形成されている。即ち、図1及び図3に示すように、第1外層板61は、第1燃焼室41に面する側の上側仕切部6aから下側仕切部6bまでを1枚で形成しており、第2外層板62は、第2燃焼室42に面する側の上側仕切部6aから下側仕切部6bまでを1枚で形成している。そして、第1外層板61と第2外層板62とは、鉄製薄板の表面にアルミメッキを施した板金を材料として採用したことにより、材料コストを低く抑えることができる。
上側仕切部6aには、温度センサ11を収容するセンサ収容部6cと、内層板63を収容する内層板収容部6d(本発明における収容部に相当する)とが形成されている。下側仕切部6bには、給気室8からの空気が供給される内部空隙6eと、内部空隙6eの空気を上方に流出させる通気孔6fとが形成されている。
センサ収容部6cは、棒状の温度センサ11を収容する筒状空間であり、第1外層板61と第2外層板62とに絞り加工を施すことにより形成されている。内層板収容部6dは、平坦な薄板である内層板63を収容する空間で、第1外層板61に絞り加工を施すことにより形成されている。
上側仕切部6aにおけるセンサ収容部6cと内層板収容部6dとを除く部分は、第1外層板61と第2外層板62とを密着させて形成した密着部6hとなっている。これにより、密着部6hに対して、センサ収容部6cは、上側仕切部6aの第1燃焼室41側と第2燃焼室42側との両方に膨出するように形成され、内層板収容部6dは、上側仕切部6aの第1燃焼室41側にのみ膨出するように形成される。
センサ収容部6cの周囲が密着部6hとなっているので、外層板61,62間を上昇する空気が温度センサ11に接触して外層板61,62から伝達される温度を正確に検出できなくなるといった事態が防止され、安定した温度検出が行える。
内層板63は、矩形状のステンレス製薄板であり、図4に示すように、内層板収容部6dに収容されて第1外層板61と第2外層板62との間に挟み込まれた状態で保持されている。また、内層板63は、内層板収容部6dに収容されてその周囲が密着部6hとなっていることにより、例えば、ネジ止めや溶接等によって連結することなく、確実に内層板63を定位置に保持しておくことができる。
温度センサ11は、コントローラ12に接続されている。コントローラ12は、温度センサ11から得られる温度検出信号に基づいて各種の異常を監視する。温度センサ11を備えることにより、例えば、第1バーナ51と第2バーナ52との何れか一方のバーナのみの単独燃焼時に、温度センサ11の検出温度が所定の閾値以上になったとき(上側仕切部6aが過剰に高温となったとき)、燃焼中の一方のバーナに対応する一方の熱交換器のフィン詰りが発生したと判断して、一方のバーナの燃焼を禁止する。
上側仕切部6aが過剰に高温となると、上側仕切部6aを形成している外層板61,62が鉄製であるため、孔開きが生じるおそれがあるが、内層板63が耐熱性の高い金属材料であるステンレス製であることにより、内層板63で孔開きが生じることはなく、上側仕切部6aを介して第1燃焼室41と第2燃焼室42とで燃焼排気が連通するような事態を防止することができる。
更に、本実施形態においては、温度センサ11が設けられていることにより、温度センサ11から離間した位置にのみ内層板63を設けている。温度センサ11は上述のように上側仕切部6aの異常な高温を検出してバーナ51,52の燃焼を停止させるので、少なくとも温度センサ11による高温検出が可能となる位置においては上側仕切部6aの外層板61,62に孔開きは生じない。そして、温度センサ11から離間した位置は正確な温度検出が困難となるおそれがあるため、ここに内層板63を設けて孔開きを防止している。そして、このように、内層板63を設ける領域が小さくてよいので、内層板63を設けることによる材料コストの増加を抑えることができる。
なお、第1外層板61と第2外層板62とは、鉄製薄板の表面にアルミメッキを施した板金により形成されていることにより、熱伝導性が比較的高い。従って、仕切部材6全体で熱を効率よく分散させることができて、最も高温となる上側仕切部6aの温度上昇を抑えることができる。しかも、温度センサ11への熱伝導も向上するので温度センサ11による温度検出可能な領域も広がり、内層板63を設ける領域を一層小さくすることができる。
以上のように、本実施形態の1缶式複合熱源機1によれば、仕切部材6の最も高温となる部分であって温度センサ11から離間した位置の両外層板61,62間に内層板63を設けることにより、仕切部材6の孔開きの防止と材料コストの低減とを両立させることができる。
また、例えば、内層板63を設けずに、仕切部材6の下側仕切部6bを軟鉄製とし上側仕切部6aをステンレス製として互いにカシメ等により連結することも考えられるが、連結部分には製造ばらつきによる歪みや隙間が生じやすく、下側仕切部6bの内部空隙6eの空気が通気孔6fから上方に流出するときに、上記連結部分の歪みや隙間によって空気流が乱され、十分な冷却効果が得られなくなるおそれがある。
それに対して本実施形態の1缶式複合熱源機1によれば、第1外層板61及び第2外層板62が上側仕切部6aから下側仕切部6bまで1枚で形成されているので、上記のような通気孔6fから上方に流出する空気の乱れが生じることがなく、上側仕切部6aの外面に沿って円滑に冷却空気を流すことができる。
なお、内層板63は、仕切部材6がバーナ51,52によって加熱されたとき、バーナ51,52の炎口5iよりも上方位置であって、仕切部材6における最も高温となる部分にのみ設けることが好ましい。本実施形態の1缶式複合熱源機1の場合、温度センサ11が設けられていることにより、温度センサ11による温度検出可能な範囲が存在する。よって、内層板63は、温度センサ11の温度検出範囲を除く部分に設けられている。一方、温度センサ11が設けられていない場合には、図5に示すように、上側仕切部6aの上下左右の端部の数mm〜数cmを除いた位置(この範囲で最も高温となる可能性が高い)に設ける。この場合、高価な内層板63の使用量が増加するが、仕切部材6の上半部である上側仕切部6aのみであるため全部に設ける場合に比べてコストは低く抑えることができる。
また、図示しないが、上側仕切部6aにおける両外層板61,62には、内層板収容部6dに絞り加工を施すことなく、平坦な両外層板61,62間に内層板63を挟み込むように構成してもよい。これによっても、仕切部材6の高温となる位置にのみ内層板63を設けることができる。このとき、上側仕切部6aに温度センサ11が設けられている場合には、内層板63を挟み込んだことによって形成された両外層板61,62間の隙間に流れる空気の冷却を温度センサ11が受けないように、温度センサ11の周囲の隙間を閉塞する部材(例えば耐熱性のシール部材)等を設けることが好ましい。
1…1缶式複合熱源機、2…缶体、51…第1バーナ(バーナ)、52…第2バーナ(バーナ)、5i…炎口、6…仕切部材、61…第1外層板(外層板)、62…第2外層板(外層板)、63…内層板、6d…内層板収容部(収容部)、6h…密着部、11…温度センサ。

Claims (5)

  1. 缶体と、該缶体内部に互いに隣接して収容された一対のバーナと、両バーナ間を仕切る仕切部材と、を備える1缶式複合熱源機において、
    前記仕切部材は、金属製の一対の外層板と、両外層板の間に設けられた金属製の内層板とを備え、
    前記内層板は、前記外層板よりも耐熱性の高い金属材料により形成されていて、前記バーナの上面に形成された炎口より上方となる位置にのみ配設されていることを特徴とする1缶式複合熱源機。
  2. 請求項1記載の1缶式複合熱源機において、
    前記内層板は、前記バーナに加熱された前記仕切部材における最も高温となる部分にのみ設けられていることを特徴とする1缶式複合熱源機。
  3. 請求項1又は2記載の1缶式複合熱源機であって、前記一対の外層板間の一部に温度センサが設けられているものにおいて、
    前記内層板は、前記温度センサから離間した位置にのみ設けられていることを特徴とする1缶式複合熱源機。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の1缶式複合熱源機において、
    前記内層板は、少なくとも一方の前記外層板の一部を外方に膨出させることにより両外層板の間に形成した収容部に収容され、該収容部は、前記両外層板を互いに密着させた密着部により包囲されていることを特徴とする1缶式複合熱源機。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の1缶式複合熱源機において、
    前記外層板は、鉄製薄板の表面にアルミメッキを施した板金により形成されていることを特徴とする1缶式複合熱源機。
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