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JP6830794B2 - 潮流発電装置 - Google Patents
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Description

本発明は、潮流発電装置に関する。
再生可能エネルギーを利用した発電方式として、海流の運動エネルギーから電力を生み出す潮流発電が知られている。例えば、特許文献1には、橋脚に支持された水車を備える発電装置が記載されている。そして、水車が橋脚に支持されていることで、水車を支持する支持構造を別途設ける必要がなくなることが記載されている。
特開2005−214142号公報
ところで、潮流発電においては、海中の所定の位置に水車が位置決めされなければならない。しかしながら、潮流発電装置が設置される場所は海流が速い場所であるため、水車の設置作業及び保守等を要する際に生じる水車の撤去作業は容易ではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タービンの設置作業及び撤去作業を容易にすることができる潮流発電装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る潮流発電装置は、海洋構造物に支持されており少なくとも一部が海中に配置されたレールと、第1位置決め部材を備え、前記レールに沿って移動できる可動ユニットと、タービン、前記第1位置決め部材に嵌合する第2位置決め部材、及び自重を調節することができるフロートを備えるタービンユニットと、を備える。
これにより、タービンユニットが海中に設置される際、可動ユニットの位置が調節されることで、第1位置決め部材が第2位置決め部材に近付く。第1位置決め部材が第2位置決め部材に近付いた状態で、フロートの自重が大きくされると、タービンユニットが下降することで第2位置決め部材が第1位置決め部材に嵌合する。その後、タービンユニット2が可動ユニットと共に下降する。一方、タービンユニットが海中から撤去される際、フロートの自重が小さくされることで、可動ユニットを揚重するために必要な力が小さくなる。このため、可動ユニットの揚重が容易となる。したがって、潮流発電装置は、タービンの設置作業及び撤去作業を容易にすることができる。
本発明の望ましい態様として、前記可動ユニットを位置決めするためのストッパーを備えることが好ましい。
これにより、タービンユニットが海中に設置される際、タービンユニット及び可動ユニットの下降は、可動ユニットがストッパーに接することで停止する。このため、タービンの所定位置への位置決めが容易である。
本発明の望ましい態様として、前記可動ユニットは、前記タービンユニットに向かって突出した補助レールを備え、前記タービンユニットは、前記補助レールに案内されるガイド部材を備えることが好ましい。
これにより、タービンユニットは、ガイド部材が補助レールに接した状態で下降することができる。このため、第2位置決め部材が第1位置決め部材に嵌合する前において、第1位置決め部材に対する第2位置決め部材の水平方向の位置ずれが抑制される。このため、第2位置決め部材が第1位置決め部材に容易に嵌合する。
本発明の望ましい態様として、前記第1位置決め部材及び前記第2位置決め部材を、それぞれ複数備えることが好ましい。
これにより、複数の位置において第2位置決め部材が第1位置決め部材に嵌合する。このため、タービンユニットが海流を受けても揺動しにくくなる。このため、海流の運動エネルギーがタービンユニットの揺動によって消費されにくくなる。したがって、安定した発電ができる。
本発明によれば、タービンの設置作業及び撤去作業を容易にすることができる潮流発電装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る潮流発電装置を示す模式図である。 図2は、本実施形態に係るレール及び可動ユニットを示す正面図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、本実施形態に係るタービンユニットを示す正面図である。 図5は、本実施形態に係るタービンケースを示す斜視図である。 図6は、本実施形態に係るタービンユニットの設置方法を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るタービンユニットの撤去方法を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るタービンユニットが船に牽引されているときの様子を示す模式図である。 図9は、本実施形態に係る第2位置決め部材が第1位置決め部材に嵌合するときの様子を示す模式図である。 図10は、本実施形態に係るフロートから排気されたときの様子を示す模式図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る潮流発電装置を示す模式図である。図1に示すように、潮流発電装置100は、海流の運動エネルギーから電力を生み出す装置である。潮流発電装置100は、橋梁9に支持され、橋梁9の近傍の海中に設置されている。橋梁9は、海峡のうち陸地間の距離が小さい位置に設けられている。このため、橋梁9が設けられる場所では海流の流れが比較的速くなっている。潮流発電装置100は、橋梁9の近傍の海中に設置されているので、海流の運動エネルギーを容易に得ることができる。また、橋梁9には、潮流発電装置100が生み出した電力を変電所等に送電するための送電線10が設けられている。送電線10は、橋梁9に沿って陸地まで設けられている。
図1に示すように、潮流発電装置100は、支持部材8と、レール7と、可動ユニット4と、タービンユニット2と、を備える。支持部材8、レール7及び可動ユニット4によって、タービンユニット2が海中の所定位置に位置決めされている。
図1に示すように、支持部材8は、橋梁9の橋脚91に固定された部材である。支持部材8は、例えば鋼鉄等で形成されており、横材81と、横材82と、縦材83と、ストッパー85と、を備える。横材81は、水面より上方の位置で橋脚91に固定されており、例えば橋梁9の長手方向に対して交差する方向に橋脚91から突出している。横材81は、例えば平面視で略U字状である。横材82は、海中で橋脚91に固定されており、例えば橋脚91から横材81と同じ方向に突出している。横材82は、例えば平面視で横材81に重なる略U字状である。縦材83は、横材81及び横材82に固定されており、例えば鉛直方向に沿った棒状部材である。例えば、互いに平行な2つの縦材83が横材81及び横材82に固定されている。ストッパー85は、可動ユニット4を位置決めするための部材である。例えば、ストッパー85は、縦材83の下端部に固定されており、平面視でレール7に重なる。
図2は、本実施形態に係るレール及び可動ユニットを示す正面図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。図2に示すように、レール7は、鉛直方向に沿った長尺部材であって、例えばステンレス鋼等で形成されている。レール7の少なくとも一部は海中に配置されている。本実施形態においては、レール7の一端が水面より上に配置されており、レール7の他端が海中に配置されている。レール7は、支持部材8に取り付けられている。すなわち、レール7は、支持部材8を介して橋脚91に支持されている。より具体的には、図3に示すように、レール7が2つの縦材83のそれぞれに固定されている。レール7は、例えば凹部71を備える。2つのレール7は、互いの凹部71が対向するように配置されている。
可動ユニット4は、レール7に沿って移動することができる部材である。図2及び図3に示すように、可動ユニット4は、スライダ41と、補助レール42と、第1位置決め部材6と、を備える。
スライダ41は、レール7の凹部71に案内される部材である。スライダ41は、例えば図2に示すように水平方向から見て枠状の部材であって、ステンレス鋼等で形成されている。図3に示すように、スライダ41の水平方向の一端が一方の凹部71に嵌まっており、他端が他方の凹部71に嵌まっている。スライダ41は、凹部71に沿って鉛直方向に移動することができる。また、スライダ41の下端部がレール7の下端部に位置するとき、スライダ41は図1に示したストッパー85に接する。これにより、スライダ41の可動範囲が規制されている。
補助レール42は、図2及び図3に示すよう鉛直方向に沿った長尺部材であって、例えばステンレス鋼等で形成されている。補助レール42は、スライダ41に取り付けられており、スライダ41からタービンユニット2に向かって突出している。より具体的には、補助レール42は、例えばスライダ41に対して垂直な板状部材であって、スライダ41の水平方向の中間位置に固定されている。
第1位置決め部材6は、海中でタービンユニット2を支持する部材である。第1位置決め部材6は、スライダ41に固定されている。例えば、図2に示すように6つの第1位置決め部材6がスライダ41に固定されている。3つの第1位置決め部材6が鉛直方向で等間隔に並べられており、3つの第1位置決め部材6で形成された列が2列設けられている。また、一方の列における第1位置決め部材6の鉛直方向の位置は、他方の列における第1位置決め部材6の鉛直方向の位置と同じである。また、図3に示すように、第1位置決め部材6は、凹部61を備える。凹部61は、鉛直方向下側に向かって内径が小さくなる円錐状の窪みである。
図4は、本実施形態に係るタービンユニットを示す正面図である。図4に示すように、タービンユニット2は、タービンケース20と、タービン21と、発電機22と、フロート23と、第2位置決め部材5と、ローラー25と、を備える。
図5は、本実施形態に係るタービンケースを示す斜視図である。タービンケース20は、タービン21を収容するための部材である。図5に示すように、タービンケース20は、例えば直方体状の部材である。具体的には、タービンケース20は、縦材201と、横材202と、横材203と、横材204と、横材205と、を備える。縦材201は、長尺部材であり、例えば4本設けられている。横材202、横材203、横材204及び横材205は、例えば平面視で互いに重なる矩形の部材である。それぞれの縦材201が横材202、横材203、横材204及び横材205の頂点を連結している。横材202、横材203、横材204及び横材205の一辺は、縦材201の長さよりも短い。
タービンケース20は、タービン21を回転可能に支持している。例えば、横材202及び横材205に支持された軸受によって、タービン21のシャフトが支持されている。また、タービンケース20は、複数の開口部を有するので、タービン21を支持しながらもタービン21に海水を導くことができる。また、タービンケース20は、海流によって流されてきた大きな浮遊物とタービン21との接触を抑制することができる。これにより、タービン21の破損が抑制される。
タービン21は、海流を受けることで、例えば鉛直方向に平行な軸を中心に回転する。タービン21は発電機22に接続されており、タービン21の回転は発電機22に伝達される。これにより、タービン21が回転すると発電機22で電力が生じる。発電機22は、橋梁9に設けられた送電線10に接続されている。このため、発電機22で生じた電力は送電線10によって変電所等に送電される。また、発電機22はタービン21の鉛直方向上側に配置されている。これにより、発電機22から送電線10までの距離が短くなるので、発電機22と送電線10とを結ぶ電線が短くなる。
フロート23は、例えばポンプ等によって空気の注入及び排出が可能である中空部材である。フロート23は、例えば樹脂等で形成されている。図4に示すように、フロート23は、発電機22の鉛直方向上側に取り付けられている。なお、空気ではなく液体がフロート23に注入及び排出されてもよい。
図1及び図4に示すように、第2位置決め部材5は、タービンケース20から水平方向に突出する部材である。第2位置決め部材5は、第1位置決め部材6に嵌合する部材である。例えば、図4に示すように6つの第2位置決め部材5がタービンケース20に固定されている。3つの第2位置決め部材5が鉛直方向で等間隔に並べられており、3つの第2位置決め部材5で形成された列が2列設けられている。また、一方の列における第2位置決め部材5の鉛直方向の位置は、他方の列における第2位置決め部材5の鉛直方向の位置と同じである。鉛直方向で隣り合う第2位置決め部材5間の距離は、鉛直方向で隣り合う第1位置決め部材6間の距離(図2参照)に等しい。水平方向で隣り合う第2位置決め部材5間の距離は、水平方向で隣り合う第1位置決め部材6間の距離(図2参照)に等しい。また、図4に示すように、第2位置決め部材5は、円錐部51を備える。円錐部51は、円盤部52の鉛直方向下側に設けられた円錐状の部材である。円錐部51の外径は、鉛直方向下側に向かって小さくなっている。言い換えると、円錐部51は、鉛直方向下側に向かって突出する楔形の突起である。円錐部51は、第1位置決め部材6の凹部61に嵌合する形状を有する。
ローラー25は、補助レール42に対応するガイド部材としてタービンケース20に取り付けられた回転部材である。ローラー25は、タービンケース20から第2位置決め部材5が突出する方向と同じ方向に突出している。ローラー25は、水平方向に平行な軸を中心に回転することができる。例えば、図4に示すように4つのローラー25がタービンケース20に固定されている。鉛直方向で同じ位置に配置された2つのローラー25を1組として、2組が鉛直方向の異なる位置に配置されている。水平方向に隣り合うローラー25間の距離D2は、図3に示した補助レール42の幅D1に略等しい。このため、2つのローラー25が補助レール42を挟むことができる。ローラー25が補助レール42に接した状態でローラー25及び補助レール42の少なくとも一方が移動すると、ローラー25が補助レール42上を転がる。
なお、レール7の長手方向は、必ずしも鉛直方向に沿っていなくてもよく、鉛直方向に対して角度を有していてもよい。また、タービン21は、必ずしも例えば鉛直方向に平行な軸を中心に回転しなくてもよく、鉛直方向に角度を有する軸を中心に回転してもよい。
なお、補助レール42の長手方向は、必ずしも鉛直方向に沿っていなくてもよく、鉛直方向に対して角度を有していてもよい。また、補助レール42に案内されるガイド部材は、必ずしもローラー25でなくてもよく、例えばタービンケース20から補助レール42に向かって突出する単なる突起であってもよい。また、補助レール42及びローラー25はなくてもよい。
なお、第1位置決め部材6及び第2位置決め部材5は、必ずしも上述した形状でなくてもよい。例えば、第1位置決め部材6が円錐部51に相当する突起を有しており、第2位置決め部材5が凹部61に相当する窪みを有していてもよい。また、第1位置決め部材6及び第2位置決め部材5の数は、必ずしもそれぞれ6つでなくてもよく、5つ以下であってもよいし、7つ以上であってもよい。
なお、ストッパー85は、必ずしも支持部材8に固定されていなくてもよい。例えば、ストッパー85は、レール7に固定されていてもよく、レール7の凹部71の内壁から突出する突起等であってもよい。
なお、タービンケース20の縦材201、横材202、横材203、横材204及び横材205は、必ずしも図3に示すように角材で形成されていなくてもよい。例えば、横材202、横材203、横材204及び横材205は、それぞれ丸棒材で形成されていてもよい。
なお、支持部材8は、必ずしも橋梁9の橋脚91に支持されなくてもよく、海洋構造物に支持されていればよい。例えば、支持部材8は、海洋構造物として防波堤、桟橋又は埠頭等の港湾構造物に支持されていてもよい。
図6は、本実施形態に係るタービンユニットの設置方法を示すフローチャートである。図7は、本実施形態に係るタービンユニットの撤去方法を示すフローチャートである。図8は、本実施形態に係るタービンユニットが船に牽引されているときの様子を示す模式図である。図9は、本実施形態に係る第2位置決め部材が第1位置決め部材に嵌合するときの様子を示す模式図である。図10は、本実施形態に係るフロートから排気されたときの様子を示す模式図である。タービンユニット2が海中に設置された後、タービンユニット2に対して保守等を要する際には、タービンユニット2は海中から撤去されることがある。例えば従来技術において、タービンの設置作業又は撤去作業は、大型のクレーン設備等を備える作業船等が必要である。海流が速い場所でこのような作業船を用いてタービンの設置作業又は撤去作業を行うことは容易ではない。
図6に示すように、タービンユニット2が設置される際、まずタービンユニット2が船11で牽引される(ステップS11)。具体的には、図8に示すように、タービンユニット2は、ロープ12によって船11に繋がれた状態で船11に牽引される。この時、例えばフロート23の中は空気で満たされている。これにより、タービンユニット2は、フロート23が水面に浮かんだ状態で牽引される。
次に、可動ユニット4の位置が調節される(ステップS12)。具体的には、人力またはウインチ等の機械によって可動ユニット4が揚重される。可動ユニット4の位置は、第1位置決め部材6の鉛直方向の位置が鉛直方向で隣り合う第2位置決め部材5の間となるように調節される。なお、ステップS12は、図8に示すようにステップS11と同時に行われてもよいし、ステップS11の前に行われてもよい。
次に、タービンユニット2が可動ユニット4に嵌められる(ステップS13)。具体的には、タービンユニット2が可動ユニット4に向かって押し込まれることで、図3に示すようにローラー25が補助レール42を挟む。これにより、図9に示すように、それぞれの第2位置決め部材5が対応する第1位置決め部材6に対向する状態となる。また、ローラー25が補助レール42を挟んでいるので、タービンユニット2の揺動が抑制される。
次に、タービンユニット2が船11から離脱させられる(ステップS14)。具体的には、タービンユニット2とロープ12との連結が解除され、ロープ12が船11に回収される。
そして、フロート23からの排気が開始される(ステップS15)。例えば、船11に設けられたポンプがフロート23にホース等で接続され、ポンプが稼働することにより排気が行われる。具体的には、少なくともタービンユニット2の自重がタービンユニット2に作用する浮力を上回るように排気量が調節される。これにより、フロート23の中に海水が浸入しタービンユニット2が自重により下降することで、第2位置決め部材5が第1位置決め部材6に嵌まる。そして、タービンユニット2は、図10に示すように可動ユニット4と共にレール7に沿って海中へ沈んでいく。その後、可動ユニット4がストッパー85に接することで、可動ユニット4及びタービンユニット2が停止する。これにより、タービンユニット2が鉛直方向に位置決めされ、図1に示した状態となる。このようにして、タービンユニット2は海中に設置される。
なお、タービンユニット2を下降させる方法は、ステップS15のようにフロート23からの排気による方法でなくてもよい。例えば、ステップS13の後にフロート23が撤去されてもよい。これにより、タービンユニット2に作用する浮力が減少するので、タービンユニット2が自重により可動ユニット4と共に下降する。
図8に示すように、タービンユニット2が撤去される際、まずフロート23への給気が開始される(ステップS21)。例えば、船11に設けられたポンプがフロート23にホース等で接続され、ポンプが稼働することにより給気が行われる。具体的には、タービンユニット2の自重がタービンユニット2に作用する浮力と略等しくなるように給気量が調節される。これにより、可動ユニット4を揚重するために必要な力は、可動ユニット4の自重に略等しくなる。このため、ステップS12(図6参照)で用いた方法と同じ方法で可動ユニット4の揚重が可能な状態となる。
次に、可動ユニット4が揚重される(ステップS23)。具体的には、人力またはウインチ等の機械によって可動ユニット4が揚重される。これにより、可動ユニット4と共にタービンユニット2が水面に向かって上昇する。
次に、水面に浮上したタービンユニット2が船11に連結される(ステップS23)。具体的には、タービンユニット2がロープ12によって船11に連結される。
次に、タービンユニット2が可動ユニット4から離脱させられる(ステップS24)。具体的には、ローラー25が補助レール42から外される。これにより、タービンユニット2は水平方向に移動可能となる。
そして、タービンユニット2が船11で牽引される(ステップS25)。具体的には、タービンユニット2は、ロープ12によって船11に繋がれた状態で船11に牽引される。このようにして、タービンユニット2は撤去される。
以上で説明したように、潮流発電装置100は、海洋構造部(橋脚91)に支持されており少なくとも一部が海中に配置されたレール7と、第1位置決め部材6を備え、レール7に沿って移動できる可動ユニット4と、タービンユニット2と、を備える。タービンユニット2は、タービン21、第1位置決め部材6に嵌合する第2位置決め部材5、及び自重を調節することができるフロート23を備える。
これにより、タービンユニット2が海中に設置される際、可動ユニット4の位置が調節されることで、第1位置決め部材6が第2位置決め部材5に近付く。第1位置決め部材6が第2位置決め部材5に近付いた状態で、フロート23の自重が大きくされると、タービンユニット2が下降することで第2位置決め部材5が第1位置決め部材6に嵌合する。その後、タービンユニット2が可動ユニット4と共に下降する。一方、タービンユニット2が海中から撤去される際、フロート23の自重が小さくされることで、可動ユニット4を揚重するために必要な力が小さくなる。このため、可動ユニット4の揚重が容易となる。したがって、潮流発電装置100は、タービン21の設置作業及び撤去作業を容易にすることができる。より具体的には、潮流発電装置100は、従来技術において必要であった大型クレーン設備を備える作業船を不要とすることができる。
また、潮流発電装置100は、可動ユニット4を位置決めするためのストッパー85を備える。
これにより、タービンユニット2が海中に設置される際、タービンユニット2及び可動ユニット4の下降は、可動ユニット4がストッパー85に接することで停止する。このため、タービン21の所定位置への位置決めが容易である。
また、潮流発電装置100においては、可動ユニット4は、タービンユニット2に向かって突出した補助レール42を備える。タービンユニット2は、補助レール42に案内されるガイド部材(ローラー25)を備える。
これにより、タービンユニット2は、ガイド部材(ローラー25)が補助レール42に接した状態で下降することができる。このため、第2位置決め部材5が第1位置決め部材6に嵌合する前において、第1位置決め部材6に対する第2位置決め部材5の水平方向の位置ずれが抑制される。このため、第2位置決め部材5が第1位置決め部材6に容易に嵌合する。
また、潮流発電装置100は、第1位置決め部材6及び第2位置決め部材5をそれぞれ複数備える。
これにより、複数の位置において第2位置決め部材5が第1位置決め部材6に嵌合する。このため、タービンユニット2が海流を受けても揺動しにくくなる。具体的には、タービンユニット2において、2つのレール7を含む鉛直面に対する直交平面(図2において紙面に対して直交する鉛直面)に対して角度をなす方向の動きが抑制される。このため、海流の運動エネルギーがタービンユニット2の揺動によって消費されにくくなる。したがって、安定した発電ができる。
また、潮流発電装置100においては、複数の第1位置決め部材6は、鉛直方向において複数の位置に配置されている。
これにより、鉛直方向の複数の位置で第2位置決め部材5が第1位置決め部材6に嵌合する。このため、タービンユニット2が海流を受けても揺動しにくくなる。具体的には、タービンユニット2において、2つのレール7を含む鉛直面(図2において紙面に平行な面)に対して角度をなす方向の動きが抑制される。このため、海流の運動エネルギーがタービンユニット2の揺動によって消費されにくくなる。したがって、安定した発電ができる。
10 送電線
100 潮流発電装置
11 船
12 ロープ
2 タービンユニット
20 タービンケース
201 縦材
202、203、204、205 横材
21 タービン
22 発電機
23 フロート
4 可動ユニット
41 スライダ
42 補助レール
5 第2位置決め部材
51 円錐部
6 第1位置決め部材
61 凹部
7 レール
71 凹部
8 支持部材
81、82 横材
83 縦材
85 ストッパー
9 橋梁
91 橋脚

Claims (3)

  1. 海洋構造物に支持されており少なくとも一部が海中に配置されたレールと、
    第1位置決め部材を備え、前記レールに沿って移動できる可動ユニットと、
    タービン、前記第1位置決め部材に嵌合する第2位置決め部材、及び自重を調節することができるフロートを備えるタービンユニットと、
    を備え
    前記可動ユニットは、前記タービンユニットに向かって突出した補助レールを備え、
    前記タービンユニットは、前記補助レールに案内されるガイド部材を備える
    潮流発電装置。
  2. 前記可動ユニットを前記レールに対して位置決めするためのストッパーを備える請求項1に記載の潮流発電装置。
  3. 前記第1位置決め部材及び前記第2位置決め部材を、それぞれ複数備える請求項1又は2に記載の潮流発電装置。
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