JP6831659B2 - アイソレーター及びアイソレーターの組み立て方法 - Google Patents
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Description
これに対し、近時、既存の施設にアイソレーターを設置する際、室内に搬入し易くするように、アイソレーターを軽量化する要望がある。
上部ユニットと下部ユニットの間に密閉可能な作業室を有するアイソレーターであって、
前記作業室は、その側面が透明な気密軟性樹脂製の筒状体で構成されており、
前記筒状体の上縁と前記上部ユニットの下面とをゆるみがないように密着させる第1密着部と、前記筒状体の下縁と前記下部ユニットの上面とをゆるみがないように密着させる第2密着部と、を有することを特徴とする。
前記第1密着部は、前記上部ユニットの下面に配設された上枠体と、その上枠体の縁に前記筒状体の一部を挟み込む長尺なシール部材を有する密着手段を備えており、前記上枠体と前記筒状体の間に隙間がない状態に密着させるように構成され、
前記第2密着部は、前記下部ユニットの上面に配設された下枠体と、その下枠体の縁に前記筒状体の一部を挟み込む長尺なシール部材を有する密着手段を備えており、前記下枠体と前記筒状体の間に隙間がない状態に密着させるように構成されていることを特徴とする。
前記筒状体には、前記作業室の密閉状態と開放状態を切り替える気密ファスナーが設けられていることを特徴とする。
前記上部ユニットには、前記上部ユニットから前記下部ユニット側に向かう気流をつくる送気部が設けられていることを特徴とする。
上部ユニットと下部ユニットの間に密閉可能な作業室を有するアイソレーターの組み立て方法であって、
前記上部ユニットと前記下部ユニットの間に空間を確保するように、所定の支持部材を介して前記下部ユニットの上方に前記上部ユニットを組み付ける工程と、
透明な気密軟性樹脂製の筒状体の上縁をゆるみがないように前記上部ユニットの下面に密着させ、前記筒状体の下縁をゆるみがないように前記下部ユニットの上面に密着させて前記作業室を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
前記作業室を形成する工程は、
前記上部ユニットの下面に配設された上枠体の外周縁に貼付した両面テープで前記筒状体の上縁を貼着した後、前記上枠体の縁に筒状体の一部を断面がクリップ形状を呈するシール部材で挟み込んで、前記上枠体に前記筒状体を隙間なく固定する工程と、
前記下部ユニットの上面に配設された下枠体の外周縁に貼付した両面テープで前記筒状体の下縁を貼着した後、前記下枠体の縁に筒状体の一部を断面がクリップ形状を呈するシール部材で挟み込んで、前記下枠体に前記筒状体を隙間なく固定する工程と、
を含むことを特徴とする。
アイソレーター100は、図1〜図3に示すように、上部ユニット10と下部ユニット20の間に密閉可能な作業室30を有している。
具体的には、上部ユニット10と下部ユニット20の間における背面側には支持壁40が設けられ、その正面側には一対の支持柱50が設けられており、上部ユニット10と下部ユニット20の間に所定の空間が確保されている。この上部ユニット10と下部ユニット20の間の空間に作業室30が設けられている。
支持壁40と支持柱50は、例えば、ステンレス製の支持部材であり、上部ユニット10を下支えする剛性を有している。
この上部ユニット10には、例えば、給気ファン12と、過酸化水素蒸気循環部13と、HEPAフィルター14等が配設されている。
そして、送気部として機能する給気ファン12は、後述する過酸化水素蒸気発生器22から過酸化水素蒸気循環部13に供給された過酸化水素蒸気を、HEPAフィルター14を介して上枠体11から作業室30内に送気する。
特に、この給気ファン12は、上部ユニット10から下部ユニット20側に向かう一方向の気流をつくるように、下部ユニット20へ向けて過酸化水素蒸気を吹き降ろす送気を行う。例えば、HEPAフィルター14の下面側には、好適に一方向の気流を吹き降ろすためのパンチングプレート(図示省略)が配設されている。
また、上部ユニット10から下部ユニット20側に向かった過酸化水素蒸気は、下枠体21の背面部に形成されている開口21aに繋がれた配管23を通じて支持壁40の内部に流入し、支持壁40内の循環経路を通じて上部ユニット10の過酸化水素蒸気循環部13に送られて循環するようになっている。
なお、アイソレーター100の使用を終える際には、上部ユニット10に配設されている図示しない過酸化水素分解触媒器で過酸化水素蒸気を分解した後に装置外部に排気するようになっている。また、排気用の排気ファンが上部ユニット10に配設されていてもよい。
この下部ユニット20には、例えば、過酸化水素蒸気発生器22等が配設されている。
過酸化水素蒸気発生器22で発生された過酸化水素蒸気は、図示しない配管を通じて上部ユニット10の過酸化水素蒸気循環部13に供給される。なお、過酸化水素蒸気発生器22には、図示しない供給管を通じて過酸化水素が供給されるようになっている。
なお、下部ユニット20に、過酸化水素蒸気を循環させるための送気ファンが配設されていてもよい。
本実施形態では、後述するように、上枠体11の外周縁に貼付した両面テープ34で筒状体31の上縁31aを貼着した後、上枠体11の縁に筒状体31の一部を断面がクリップ形状を呈する長尺なシール部材35で挟み込んで、上枠体11と筒状体31の間に隙間がない状態にし、上枠体11に筒状体31を固定している。同様に、下枠体21の外周縁に貼付した両面テープ34で筒状体31の下縁31bを貼着した後、下枠体21の縁に筒状体31の一部を断面がクリップ形状を呈する長尺なシール部材35で挟み込んで、下枠体21と筒状体31の間に隙間がない状態にし、下枠体21に筒状体31を固定している。
尚、上部ユニット10の下面に下方に突き出た上枠体11は、先端の周縁部外側を水平に延設して鉛直部を立ち上げて形成してもよい。この場合は鉛直部に両面テープ34で筒状体31を貼着することになる。更に、上部ユニット10の下面を断面略下向きコ字型に形成して上枠体11を形成し、上枠体11内周面に筒状体31上縁31aを貼着して固定することもできる。このように上枠体11は上部ユニット10に対して一体に設けてもよいし、別に成形して固定してもよい。
また、両面テープ34とシール部材35が、上枠体11の外周縁に筒状体31を密着させる密着手段として機能し、両面テープ34とシール部材35が、下枠体21の外周縁に筒状体31を密着させる密着手段として機能する。
このシール部材35は、上枠体11や下枠体21の縁周り寸法に対応させて環状に形成されているものであっても、任意の長さに切断して使用するように紐状に形成されているものであってもよい。
この筒状体31には、アイソレーター100において正面となる箇所に樹脂製のグローブ32が気密的に取り付けられている。
また、筒状体31には、アイソレーター100において正面となる箇所に気密ファスナー33が設けられている。
そして、作業室30を開放する場合、気密ファスナー33を全開した後、グローブ32が取り付けられている部分を上に引き上げるようにすれば、アイソレーター100の正面に略矩形状の開口を形成するように開くことができる。
そして、支持壁40と支持柱50の下端部をボルトやナットなどによって下部ユニット20に固定し、支持壁40と支持柱50の上端部をボルトやナットなどによって上部ユニット10に固定する。
こうして、支持壁40と支持柱50を介して下部ユニット20の上方に上部ユニット10を組み付けて、上部ユニット10と下部ユニット20の間に作業室用の空間を確保する。
また、下枠体21の外周縁に両面テープ34を貼付し、その両面テープ34によって筒状体31の下縁31bを下枠体21に貼着する。
また、断面がクリップ形状を呈するシール部材35を用いて、下枠体21の縁に筒状体31の一部を挟み込み、下枠体21と筒状体31とを密着させた状態にして、下枠体21に筒状体31を固定する。
こうして、上枠体11と下枠体21の間に筒状体31を取り付け、上部ユニット10と下部ユニット20の間に作業室30を形成してアイソレーター100を組み立てたことで、アイソレーター100の設置作業を終える。
この筒状体31は透明な樹脂製であるため、作業室30内が視認可能になるので、従来のアイソレーターと同様に、その内部での作業を好適に行うことができる。
また、支持柱50内の循環経路を通じて過酸化水素蒸気を循環するようにしてもよい。
11 上枠体(第1密着部)
12 給気ファン(送気部)
13 過酸化水素蒸気循環部
14 HEPAフィルター
20 下部ユニット
21 下枠体(第2密着部)
21a 開口
22 過酸化水素蒸気発生器
23 配管
30 作業室
31 筒状体
31a 上縁
31b 下縁
32 グローブ
33 気密ファスナー
34 両面テープ(第1密着部、第2密着部、密着手段)
35 シール部材(第1密着部、第2密着部、密着手段)
40 支持壁(支持部材)
50 支持柱(支持部材)
100 アイソレーター
Claims (6)
- 上部ユニットと下部ユニットの間に密閉可能な作業室を有するアイソレーターであって、
前記作業室は、その側面が透明な気密軟性樹脂製の筒状体で構成されており、
前記筒状体の上縁と前記上部ユニットの下面とをゆるみがないように密着させる第1密着部と、前記筒状体の下縁と前記下部ユニットの上面とをゆるみがないように密着させる第2密着部と、を有することを特徴とするアイソレーター。 - 前記第1密着部は、前記上部ユニットの下面に配設された上枠体と、その上枠体の縁に前記筒状体の一部を挟み込む長尺なシール部材を有する密着手段を備えており、前記上枠体と前記筒状体の間に隙間がない状態に密着させるように構成され、
前記第2密着部は、前記下部ユニットの上面に配設された下枠体と、その下枠体の縁に前記筒状体の一部を挟み込む長尺なシール部材を有する密着手段を備えており、前記下枠体と前記筒状体の間に隙間がない状態に密着させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアイソレーター。 - 前記筒状体には、前記作業室の密閉状態と開放状態を切り替える気密ファスナーが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアイソレーター。
- 前記上部ユニットには、前記上部ユニットから前記下部ユニット側に向かう気流をつくる送気部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアイソレーター。
- 上部ユニットと下部ユニットの間に密閉可能な作業室を有するアイソレーターの組み立て方法であって、
前記上部ユニットと前記下部ユニットの間に空間を確保するように、所定の支持部材を介して前記下部ユニットの上方に前記上部ユニットを組み付ける工程と、
透明な気密軟性樹脂製の筒状体の上縁をゆるみがないように前記上部ユニットの下面に密着させ、前記筒状体の下縁をゆるみがないように前記下部ユニットの上面に密着させて前記作業室を形成する工程と、
を有することを特徴とするアイソレーターの組み立て方法。 - 前記作業室を形成する工程は、
前記上部ユニットの下面に配設された上枠体の外周縁に貼付した両面テープで前記筒状体の上縁を貼着した後、前記上枠体の縁に筒状体の一部を断面がクリップ形状を呈するシール部材で挟み込んで、前記上枠体に前記筒状体を隙間なく固定する工程と、
前記下部ユニットの上面に配設された下枠体の外周縁に貼付した両面テープで前記筒状体の下縁を貼着した後、前記下枠体の縁に筒状体の一部を断面がクリップ形状を呈するシール部材で挟み込んで、前記下枠体に前記筒状体を隙間なく固定する工程と、
を含むことを特徴とする請求項5に記載のアイソレーターの組み立て方法。
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| JP2016163214A JP6831659B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | アイソレーター及びアイソレーターの組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2016163214A JP6831659B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | アイソレーター及びアイソレーターの組み立て方法 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2016163214A Active JP6831659B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | アイソレーター及びアイソレーターの組み立て方法 |
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