JP6833182B2 - 核酸含有培地を用いた細胞培養方法 - Google Patents
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Description
(1)培地中で動物細胞を培養する方法であって、該培地が5mg/L以上500mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩を含有する、方法。
(2)培地が5mg/L以上200mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩を含有する、上記(1)に記載の方法。
(3)培地が15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩を含有する、上記(1)に記載の方法。
(4)培地が15mg/L以上50mg/L以下のチミジン又はその塩をさらに含有する、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
(5)培地が15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はその塩をさらに含有する、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
(6)培地が15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン、15mg/L以上50mg/L以下のチミジン、及び15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はそれらの塩を含有する、上記(3)に記載の方法。
(7)動物細胞が、タンパク質をコードする遺伝子を導入された細胞である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
(8)タンパク質が抗体である、上記(7)に記載の方法。
(9)動物細胞がチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である、上記(7)に記載の方法。
(10)タンパク質を生産する方法であって、該タンパク質を発現する動物細胞を培地中で培養する工程を含み、該培地が10mg/L以上200mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩を含有する、方法。
(11)培地が15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩を含有する、上記(10)に記載の方法。
(12)培地が15mg/L以上50mg/L以下のチミジン又はその塩をさらに含有する、上記(10)又は(11)に記載の方法。
(13)培地が15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はその塩をさらに含有する、上記(10)又は(11)に記載の方法。
(14)培地が15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン、15mg/L以上50mg/L以下のチミジン、及び15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はそれらの塩を含有する、上記(11)に記載の方法。
(15)動物細胞が、タンパク質をコードする遺伝子を導入された細胞である、上記(10)又は(11)に記載の方法。
(16)タンパク質が抗体である、上記(15)に記載の方法。
(17)動物細胞がチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である、上記(15)に記載の方法。
本明細書中で核酸成分とは、デオキシウリジン(dU)、チミジン(dT)、及びデオキシシチジン(dC)又はそれらの塩からなる群より選択される物質を意味する。
本発明の方法に用いる培地は、動物細胞を増殖し得、上記の核酸成分を含有する限り特に限定されない。当業者は培養する細胞の種類に応じて適切な培地を選択することができる。例えば、CD CHO Medium(Life technologies社)、CD OptiCHO Medium(Life technologies社)、DMEM(Life technologies社)、EX−CELL(登録商標)302(Sigma社)、BD Select CD1000(ベクトン・ディッキンソン社)からなる群より選択される培地に、上記の核酸成分を添加した培地を使用できる。
本発明の方法で培養する動物細胞は、特に限定されない。例えば、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、ハイブリドーマ細胞、ヒト胎児腎(HEK293)細胞、マウス骨髄腫(Sp2/0又はNS0)細胞、ベビーハムスター腎臓(BHK)細胞、アフリカミドリザル腎臓(COS)細胞などが挙げられる。
動物細胞を培養する方法が提供される。当該方法は、核酸成分を含有する培地中で動物細胞を培養する工程を含む。
タンパク質を発現する動物細胞を培養し、タンパク質を生産する方法が提供される。当該方法は、核酸成分を含有する培地中でタンパク質を発現する動物細胞を培養する工程を含む。核酸成分の種類およびその添加量は、上記の「核酸成分」の項目に説明したとおりである。また、使用する培地、および培養する動物細胞については、それぞれ上記の「培地」及び「動物細胞」の項目において説明したとおりである。さらに、培養条件、培養方法、培養スケール、及び核酸成分を培地に添加するタイミング及び回数は、上記「動物細胞を培養する方法」の項目において説明したとおりである。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2015/020193に記載の抗ヒトThymic stromal lymphopoietin(TSLP)受容体抗体(完全ヒト型T7-27)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1 x 106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始2日目にデオキシウリジンを終濃度10, 25, 50, 100, 200mg/Lとなるように添加し、培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図1、2に示すように、デオキシウリジンを添加しない条件(control)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約10x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は3.3g/Lであった。これに対し、デオキシウリジンを25mg/Lで添加した条件の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約18x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は5.5g/Lと、controlに比べ高い値を得ることができた。これより、デオキシウリジンは細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆された。また、10mg/L- 200mg/Lのいずれの濃度で添加したときもデオキシウリジンを添加したことによる応答は得られ、細胞増殖や抗体産生の向上が確認された。10mg/mLのデオキシウリジン添加でも10〜12日目までの細胞培養段階での抗体産生の向上効果が観察された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2015/020193に記載の抗ヒトTSLP受容体抗体(完全ヒト型T7-27)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始時にチミジン及びデオキシシチジン塩酸塩(本明細書中の実施例で用いているデオキシシチジンはデオキシシチジン塩酸塩であり、デオキシシチジンに換算した値を濃度表記に用いた。)を終濃度25mg/Lとなるように添加し、さらに デオキシウリジンを終濃度10、25、40、55、70、85mg/Lとなるように添加し、培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図3、4に示すように、デオキシウリジンを10mg/L添加した条件の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約27x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は5.9g/Lであった。これに対し、デオキシウリジンを25mg/Lで添加した条件の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約32x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は6.8g/Lと、10mg/L添加条件に比べ高い値を得ることができた。これより、チミジン及びデオキシシチジン存在下において、デオキシウリジンは10mg/Lに比べ25mg/L以上の濃度で添加することで細胞増殖と抗体産生の向上効果が高いことが示唆された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2015/020193に記載の抗ヒトTSLP受容体抗体(完全ヒト型T7-27)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始2日目にデオキシウリジンを終濃度25mg/Lとなるように添加し、さらにチミジン、デオキシシチジンを表1に従ってそれぞれ終濃度0又は25mg/Lとなるように添加した。培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図5、 6、 7に示すように、チミジン、デオキシシチジンを添加しないデオキシウリジンのみの条件(dU)の場合、14日間培養における最終日の生細胞密度は約7.6x106cells/mL、細胞生存率は約61%、抗体濃度は5.1g/Lであった。これに対し、チミジン及びデオキシシチジンをさらに25mg/Lで添加した条件(dU−dT−dC)の場合、14日間培養における最終日の生細胞密度は12x106cells/mL、細胞生存率は約78%、抗体濃度は5.8g/Lと、dU、デオキシウリジンとデオキシシチジンを添加した条件(dU−dC)及びデオキシウリジンとチミジンを添加した条件(dU−dT)に比べ高い値を得ることができた。これより、デオキシウリジン存在下において、チミジン、デオキシシチジンは両成分添加することで生存率が維持され、抗体産生の向上効果があることが示唆された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2009/088064に記載の抗ヒトα9抗体(RY9A2v12(M34L)012)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始時にデオキシウリジン、チミジン、及び/又はデオキシシチジンを表2に従ってそれぞれ終濃度0又は25mg/Lとなるように添加した。培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図8、9に示すように、核酸成分(デオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジン)を添加しない条件(control)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約16x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は5.1g/Lであった。これに対し、デオキシウリジン、チミジン、及びデオキシシチジンを25mg/Lで添加した条件(dU−dT−dC)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約23x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は8.2g/Lと、controlに比べ高い値を得ることができた。
動物細胞用培地を増殖培地とし、Fab’フラグメント発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2013/022083に記載の抗ヒトNGF抗体Fab’フラグメント(1-15(N52D-A)-Fab’)を発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始時にデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンを表3に従ってそれぞれ終濃度0、10、25又は50mg/Lとなるように添加した。培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、逆相HPLCにより抗体濃度測定を実施した。図10、11に示すように、核酸成分(デオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジン)を添加しない条件(control)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約20x106cells/mLであり、最終日のタンパク質濃度は4.6g/Lであった。これに対し、デオキシウリジンを25mg/L、チミジン、デオキシシチジンを50mg/Lで添加した条件(dU25mg/L-dTdC50mg/L)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約38x106cells/mLであり、最終日のタンパク質濃度は6.1g/Lと、controlに比べ高い値を得ることができた。これらより、デオキシウリジンは細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆された。さらにデオキシウリジン存在下において、チミジン、デオキシシチジン両成分を添加することで細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2009/088064に記載の抗ヒトα9インテグリン抗体(以下、「抗ヒトα9抗体」と記載する)(RY9A2v12(M34L)012)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度0.3x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でバッチ培養を開始した。培養開始時にデオキシウリジンを終濃度5、25、100、500又は1000mg/Lとなるように添加して5日間培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図12に示すように、デオキシウリジンを添加しない条件(control)の場合、5日間培養における最高生細胞密度は約7x106cells/mLであるのに対し、デオキシウリジンを100mg/Lで添加した条件の場合約10x106cells/mLとcontrolに比べ高い値を得ることができた。また、5mg/L-500mg/Lのどの条件でもデオキシウリジンを添加することで細胞増殖の向上が確認された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2015/020193に記載の抗ヒトTSLP受容体抗体(完全ヒト型T7-27)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始時にデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンをそれぞれ終濃度25mg/Lとなるように添加した。比較条件として培養開始時にウリジン(U)を7mg/L、チミジンを0.24mg/L(EP1818392B1実施例中に記載の濃度)となるように添加した。それぞれ培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図13、14に示すように、核酸成分(デオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジン)を添加しない条件(control)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約12x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は約2.9g/Lであった。これに対し、デオキシウリジンを25mg/Lで添加した条件(dU25mg/L)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約21x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は約4.6g/Lと、controlに比べ高い値を得ることができた。さらにデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンをそれぞれ25mg/Lで添加した条件(dUdTdC25mg/L)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約26x106cells/mLであり、最終日の抗体濃度は約5.9g/Lと、controlやdU25mg/Lに比べ高い値を得ることができた。これらより、デオキシウリジンは細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆され、さらにチミジン、デオキシシチジンを添加することで細胞増殖と抗体産生のさらなる向上効果があることが示唆された。また、ウリジンを7mg/L、チミジンを0.24mg/Lで添加した条件(参考例)と比較しても優位に細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、IgG発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2009/088064に記載の抗ヒトα9抗体(RY9A2v12(M34L)012)を組換え発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始時にデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンをそれぞれ終濃度25mg/Lとなるように添加した。比較条件として培養開始時にウリジンを7mg/L、チミジンを0.24mg/L(EP1818392B1実施例中に記載の濃度)となるように添加した。それぞれ培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、プロテインAカラムHPLCにより抗体濃度測定を実施した。図15に示すように、核酸成分(デオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジン)を添加しない条件(control)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約16x106cells/mLであり、これに対しデオキシウリジンを25mg/Lで添加した条件(dU25mg/L)の場合は約21x106cells/mLであり、さらにデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンをそれぞれ25 mg/Lで添加した条件(dUdTdC25mg/L)の場合は約31x106cells/mLとcontrolに比べ高い値を得ることができた。図16に示すように抗体濃度についてもデオキシウリジンを添加した条件(dU25mg/L)やデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンを添加した条件(dUdTdC25mg/L)で、controlに比べて高い抗体濃度を推移した。これらより、デオキシウリジンは細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆され、さらにチミジン、デオキシシチジンを添加することで細胞増殖と抗体産生のさらなる向上効果があることが示唆された。また、ウリジンを7mg/L、チミジンを0.24mg/Lで添加した条件(参考例)と比較しても優位に細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆された。
動物細胞用培地を増殖培地とし、Fab’フラグメント発現遺伝子導入CHO細胞株(WO/2013/022083に記載の抗ヒトNGF抗体Fab’フラグメント(1-15(N52D-A)-Fab’)を発現させたCHO細胞株)を初期生細胞密度1x106cells/mLで36.5℃、5%CO2の条件下でフェドバッチ培養を開始した。培養開始時にデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンをそれぞれ終濃度25mg/Lとなるように添加した。比較条件として培養開始時にウリジンを7mg/L、チミジンを0.24mg/L(EP1818392B1実施例中に記載の濃度)となるように添加した。それぞれ培養2日目よりフィード培地を毎日添加して、14日目まで培養を行った。適宜サンプリングを行い、トリパンブルー染色法により生細胞密度を、逆相HPLCにより抗体濃度測定を実施した。図17、18に示すように、核酸成分(デオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジン)を添加しない条件(control)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約14x106cells/mLであり、最終日のタンパク質濃度は約2.2g/Lであった。これに対し、デオキシウリジンを25mg/Lで添加した条件(dU25mg/L)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約26x106cells/mLであり、最終日のタンパク質濃度は約3.1g/Lと、controlに比べ高い値を得ることができた。さらにデオキシウリジン、チミジン、デオキシシチジンをそれぞれ25mg/Lで添加した条件(dUdTdC25mg/L)の場合、14日間培養における最高生細胞密度は約30x106cells/mLであり、最終日のタンパク質濃度は約4.2g/Lと、controlやdU25mg/Lに比べ高い値を得ることができた。これらより、デオキシウリジンは細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆され、さらにチミジン、デオキシシチジンを添加することで細胞増殖と抗体産生のさらなる向上効果があることが示唆された。また、ウリジンを7mg/L、チミジンを0.24mg/Lで添加した条件(参考例)と比較しても優位に細胞増殖と抗体産生の向上効果があることが示唆された。
Claims (9)
- タンパク質をコードする遺伝子を導入された動物細胞を培地中で培養する方法であって、
該培地が、15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩と、15mg/L以上50mg/L以下のチミジン又はその塩と、15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はその塩と、を含有する、上記方法。 - タンパク質が抗体である、請求項1に記載の方法。
- 動物細胞がチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である、請求項1又は2に記載の方法。
- タンパク質をコードする遺伝子を導入された動物細胞を培地中で培養する工程を含む、タンパク質を生産する方法であって、
該培地が、15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩と、15mg/L以上50mg/L以下のチミジン又はその塩と、15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はその塩と、を含有する、上記方法。 - タンパク質が抗体である、請求項4に記載の方法。
- 動物細胞がチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である、請求項4又は5に記載の方法。
- タンパク質をコードする遺伝子を導入された動物細胞を培養するために使用される培地であって、
該培地が、15mg/L以上100mg/L以下のデオキシウリジン又はその塩と、15mg/L以上50mg/L以下のチミジン又はその塩と、15mg/L以上50mg/L以下のデオキシシチジン又はその塩と、を含有する、上記培地。 - タンパク質が抗体である、請求項7に記載の培地。
- 動物細胞がチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である、請求項7又は8に記載の培地。
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