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JP6834057B2 - 糖尿病の治療のためのpde1阻害剤としての[1,2,4]トリアゾロ誘導体 - Google Patents
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JP6834057B2 - 糖尿病の治療のためのpde1阻害剤としての[1,2,4]トリアゾロ誘導体 - Google Patents

糖尿病の治療のためのpde1阻害剤としての[1,2,4]トリアゾロ誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、ある特定のヒトPDE1阻害剤、この化合物を含む薬学的組成物、この化合物を使用して生理学的障害を治療する方法、ならびにこの化合物の合成に有用な中間体およびプロセスに関する。
ホスホジエステラーゼ(PDE)は、cAMPおよびcGMPが加水分解される速度を制御することにより、これらの環状ヌクレオチドの細胞レベルを調節する酵素である。カルシウムおよびカルモジュリン依存性PDEであるPDE1は、少なくとも11の既知のPDEファミリーのうちの1つである。PDE1は、脳、心臓、肺、腎臓、および平滑筋を含む、多くの組織において発現する。さらに、PDE1は、3つの既知のアイソフォーム、PDE1A、PDE1B、およびPDE1Cのファミリーで構成されている。
糖尿病に罹患している患者は、しばしば、糖尿病性腎疾患(または糖尿病性腎症)と呼ばれる慢性腎臓病の一形態を発症する。糖尿病性腎疾患は、糖尿病患者の40%に影響を与える可能性があると推定されている。糖尿病性腎疾患のための治療選択肢は限られており、血圧を下げる薬の使用、血糖値、食事、および体重の管理、ならびに定期的な身体活動の実施が含まれる。したがって、慢性腎疾患、特に糖尿病性腎疾患に罹患している患者のための追加の治療選択についての必要性がある。
米国特許第9,175,010号は、神経学的障害、心血管障害、および腎障害を含む種々の生理学的障害を治療するのに有用である、PDE1、より具体的にはPDE1Bの阻害剤である、ある特定のチオフェン、フラン、およびピリジンが融合したアゾロピリミジン−5−(6H)−オンを開示している。さらに、欧州特許第0040401号は、抗高血圧活性を有するある特定の置換トリアゾロキノキサリン−4−オンを開示している。
本発明は、ヒトPDE1の阻害剤である、ある特定の新規の化合物を提供する。さらに、本発明は、PDE3A、PDE4D、およびPDE6ABのような他のヒトPDEと比較して、ヒトPDE1A、PDE1B、およびPDE1Cの選択的阻害剤である、ある特定の新規の化合物を提供する。さらに、本発明は、降圧作用を有し、腎血流を改善する可能性もある、ある特定の新規の化合物を提供する。さらに、本発明の化合物は、腎線維症を軽減する可能性がある。
したがって、本発明は、式I:
Figure 0006834057
[式中、
Xは、CHCH、CHCHCH、OCHまたはCHOであり、
Rは、エチル、n−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルであり、
ただし、XがCHCHであるとき、Rはシクロプロピル以外である]
の化合物またはその薬学的に許与される塩を提供する。
本発明は、患者における慢性腎疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、有効量の式Iの化合物を投与することを含む、方法も提供する。
本発明はまた、患者における糖尿病性腎疾患を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、有効量の式Iの化合物を投与することを含む、方法も提供する。
本発明はまた、患者における高血圧を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、有効量の式Iの化合物を投与することを含む、方法も提供する。
さらに、本発明は、療法に使用するための式Iの化合物を提供する。本発明はさらに、慢性腎疾患の治療に使用するための式Iの化合物を提供する。さらに、本発明は、糖尿病性腎疾患の治療に使用するための式Iの化合物を提供する。さらに、本発明は、高血圧の治療に使用するための式Iの化合物を提供する。さらに、本発明は、慢性腎疾患の治療のための薬剤の製造のための式Iの化合物の使用を提供する。さらに、本発明は、糖尿病性腎疾患の治療のための薬剤の製造のための式Iの化合物の使用を提供する。本発明はさらに、高血圧の治療のための薬剤の製造のための式Iの化合物の使用を提供する。
本発明はさらに、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤とともに、式Iの化合物を含む、薬学的組成物を提供する。本発明はさらに、式Iの化合物を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤と混合することを含む、薬学的組成物を調製するためのプロセスを提供する。本発明は、式Iの化合物の合成のための新規の中間体およびプロセスも包含する。
本明細書で使用される場合、「治療すること」、「治療」、または「治療する」という用語は、既存の症状または障害の進行または重症度を抑制すること、拘束すること、遅延させること、停止すること、または逆転させることを含む。
本明細書で使用される場合、「患者」という用語は、イヌまたはヒトのような哺乳類動物を指し、好ましい患者はヒトである。
本明細書で使用される場合、「有効量」という用語は、患者に単回または複数回投与されると、診断中または治療中の患者に所望の効果を提供する、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩の量または投与量を指す。
有効量は、既知技術の使用によって、および同様の状況下で得られた結果を観察することによって、当業者により容易に決定されることができる。患者のための有効量を決定する際には、患者の大きさ、年齢、および全身レベルの健康状態;関与する特定の疾患または障害;疾患または障害の程度または関与度もしくは重症度;個々の患者の応答;投与される特定の化合物;投与の様式;投与される製剤の生物学的利用能特徴;選択された投薬計画;併用薬の使用;ならびに他の関連する状況を含むがこれらに限定されない、多数の因子が考慮される。
本発明の化合物は、約0.01〜約20mg/体重kgの範囲内の1日当たりの投与量で有効である。ある場合には、前述の範囲の下限よりも低い投与量レベルが十分以上である場合があり、他の場合には、許容される副作用を伴って、さらに多い用量が用いられてもよく、したがって、前述の投与量範囲は、決して本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
本発明の化合物は、経口および経皮経路を含む、化合物を生体利用可能にする何らかの経路によって投与される薬学的組成物として製剤化される。より好ましくは、そのような組成物は経口投与用である。このような薬学的組成物およびこれを調製するためのプロセスは、当技術分野で周知である(例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,L.V.Allen,Editor,22nd Edition,Pharmaceutical Press,2012を参照されたい)。
式Iの化合物は、本発明の治療方法において特に有用であるが、ある特定の基、置換基、および化合物が好ましい。次の段落では、このような好ましい基、置換基、および化合物について説明する。これらの選好性が、本発明の治療方法および新たな化合物の両方に適用可能であることは理解されることになる。
XはCHOであることが好ましい。
XはOCHであることが好ましい。
Rはn−プロピルまたはシクロプロピルであることが好ましい。
式Iの化合物は遊離塩基形態であることが好ましい。
Rはシクロプロピルであることがより好ましい。
式Ia(XはOCHであり、Rはシクロプロピルである)および式Ib(XはCHOであり、Rはシクロプロピルである)の化合物、
Figure 0006834057
ならびにそれらの薬学的に許容される塩が最も好ましく、対応する遊離塩基がさらに好ましい。
本発明の化合物の薬学的に許容される塩は、例えば、当技術分野で周知の標準的な条件下での、本発明の化合物の適切な遊離塩基と適切な薬学的に許容される酸との、適切な溶媒中での反応によって形成されることができる。例えば、Gould,P.L.,“Salt selection for basic drugs,”International Journal of Pharmaceutics,33:201−217(1986)、Bastin,R.J.,et al.“Salt Selection and Optimization Procedures for Pharmaceutical New Chemical Entities,”Organic Process Research and Development,4:427−435(2000)、およびBerge,S.M.,et al.,“Pharmaceutical Salts,”Journal of Pharmaceutical Sciences,66:1−19,(1977)を参照されたい。
ある特定の略語は次のように定義される。「ACN」はアセトニトリルを指し、「AcOH」は氷酢酸を指し、「CAS#」はChemical Abstracts Serviceの登録番号を指し、「c−Bu」はシクロブチルを指し、「c−Pro」はシクロプロピルを指し、「d」は日を指し、「DBU」は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンを指し、「Cat.#」はカタログ番号を指し、「DCE」は1,2−ジクロロエタンを指し、「DCM」はジクロロメタンまたは塩化メチレンを指し、「DIPEA」はN,N−ジイソプロピルエチルアミンを指し、「DMF」はN,N−ジメチルホルムアミドを指し、「DMSO」はジメチルスルホキシドを指し、「EDCI」は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドを指し、「ES/MS」はエレクトロスプレー質量分析法を指し、「EtOAc」は酢酸エチルを指し、「EtO」はジエチルエーテルを指し、「EtOH」はエタノールを指し、「GCMS」はガスクロマトグラフィー質量分析法を指し、「HMDS」はヘザメチルジシラザンを指し、「HOBT」はヒドロキシベンゾトリアゾールを指し、「hr」は時間を指し、「IC50」は薬剤に対して可能な最大阻害応答の50%を生じる該薬剤の濃度を指し、「IPA」はイソプロパノールまたはイソプロピルアルコールを指し、「LC−ES/MS」は液体クロマトグラフィーエレクトロスプレー質量分析法を指し、「μmol」はマイクロモルを指し、「min」は分を指し、「MeOH」はメタノールまたはメチルアルコールを指し、「MTBE」はメチル−tert−ブチルエーテルを指し、「NiNTA」はキレート剤としてニトリロ三酢酸で官能化されたアガロース固定相を用いたクロマトグラフィーを指し、「POCl」はオキシ塩化リンを指し、「RaNi」はラネーニッケルを指し、「RT」は室温を指し、「SD」は標準偏差を指し、「SNAr」は求核芳香族置換を指し、「TEA」はトリエチルアミンを指し、「TFA」はトリフルオロ酢酸を指し、「TFAA」は無水トリフルオロ酢酸を指し、「THF」はテトラヒドロフランを指し、「トリス」は2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−プロパン−1,3−ジオールを指し、「U/ml」はミリリットルあたりの単位を指し、「wt」は重量を指す。
本発明の化合物は、当技術分野の当業者に既知の種々の手順によって調製されることができ、そのうちのいくつかが、以下のスキーム、調製、および実施例で説明されている。当業者は、本発明の化合物を調製するために、説明される経路のそれぞれに対する特定の合成ステップを、異なる方法で組み合わせるか、または異なるスキームのステップと併せることができることを認識している。以下のスキームにおける各ステップの生成物は、抽出、蒸発、沈殿、クロマトグラフィー、濾過、粉砕、および結晶化を含む、当技術分野で周知の従来の方法によって回収することできる。以下のスキームにおいて、すべての置換基は、別途指示のない限り、すでに定義されたとおりである。試薬および出発材料は、当業者にとって容易に入手可能である。本発明の範囲を限定することなく、以下のスキーム、調製物、および実施例は、本発明をさらに説明するために提供される。
Figure 0006834057
スキーム1は、式Iの化合物(X=CHCH、R=CHCH、(CHCH)の合成を図示する。スキーム1のステップAにおいて、約1当量のエチル−2−(アリルアミノ)−2−オキソ−アセタートを約1.05当量の2−アミノシクロヘキサノールで、EtOHのような極性有機溶媒中のTEAのような約1.1当量の適切な非求核性有機塩基の存在下で加熱しながら濃縮する。生成物は、濾過のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。例えば、反応混合物を冷却し、結果として得られた沈殿物を濾過により回収し、その後、EtOAcまたはEtOのような適切な有機溶媒で洗浄し、真空下で乾燥させて、スキーム1、ステップAの生成物であるN−アリル−N’−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)オキサミドを、追加精製せずにその後の使用に十分な純度のシスおよびトランス異性体の混合物として提供する。
スキーム1、ステップBにおいて、スキーム1、ステップAの生成物であるN−アリル−N’−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)オキサミドは、当技術分野で周知の条件下で酸化されることができる。例えば、約1当量のN−アリル−N’−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)オキサミドをTHFおよびDCMのような適切な有機溶媒混合物中に溶解し、過剰量の0℃のNaHCOのような適切な無機塩基の存在下で、約1.1当量のデスマーチンペルヨージナンで処理する。周囲温度に加温した後、生成物を、クロマトグラフィー法による抽出および精製のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離することができる。より具体的には、反応混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和NaHCO水溶液で反応停止させる。反応混合物をDCMのような適切な有機溶媒で抽出し、合わせた有機抽出物をNaSOのような適切な乾燥剤上で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させる。粗生成物を、ヘキサン/EtOAcのような適切な有機溶媒混合物を使用したシリカ上での精製に供し、スキーム1、ステップBの生成物であるN−アリル−N’−(2−オキソシクロヘキシル)オキサミドを提供する。
スキーム1、ステップCにおいて、スキーム1、ステップBの生成物である約1当量のN−アリル−N’−(2−オキソシクロヘキシル)オキサミドを、氷酢酸のような適切な酸性溶媒中の約1.1当量のTFAと1.1当量のTFAAとの混合物の存在下、熱脱水条件下で環化する。生成物は、クロマトグラフィー法による蒸発および精製のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を周囲温度まで冷却し、減圧下で蒸発させる。粗生成物を、MeOH/EtOAcのような適切な有機溶媒混合物を使用してシリカ上での精製に供し、スキーム1、ステップCの生成物である4−アリル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−キノキサリン−2,3−ジオンを提供する。
スキーム1、ステップDにおいて、スキーム1、ステップCの生成物である約1当量の4−アリル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−キノキサリン−2,3−ジオンをPOClのような適切な塩素化剤を用いて処理し、DCEのような適切な有機溶媒中での加熱に供する。周囲温度に冷却した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、さらに精製することなく、その後の使用に適したスキーム1、ステップDの生成物である1−アリル−3−クロロ−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノキサリン−2−オンを提供する。
スキーム1、ステップEにおいて、スキーム1、ステップDの生成物である約1当量の1−アリル−3−クロロ−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノキサリン−2−オンをEtOHのような適切な極性有機溶媒中の約5当量のヒドラジンとともに加熱する。生成物は、抽出のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮し、水とDCMのような適切な有機溶媒との間に分画し、相を分離する。有機抽出物をNaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、さらなる精製なしでその後の使用に適した、スキーム1、ステップEの生成物である1−アリル−3−ヒドラジノ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−オンを得る。
スキーム1、ステップFにおいて、スキーム1、ステップEの生成物は、当技術分野で周知のさまざまなアミドカップリング技術を使用して酸にカップリングされることができる。例えば、ステップEの生成物である約1当量の1−アリル−3−ヒドラジノ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−オンは、DMFのような適切な有機溶媒中に溶解され、TEAまたはDIPEAのような適切な3.5〜5当量の非求核性有機塩基の存在下で約1.7当量のHATUまたはTBTUのような適切なアミドカップリング試薬、および1.7当量の1−シクロプロピルシクロプロパン−カルボン酸のような適切なカルボン酸で処理される(Eur.J.Org Chem.,2010,pp 3295−3301を参照されたい)。該生成物は、抽出のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液および飽和NaCl水溶液で順次洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、スキーム1、ステップFの生成物であるN’−(4−アリル−3−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドを得、これはさらに精製することなく次のステップで使用するために順方向に持ち込むことができる。
スキーム1、ステップGにおいて、スキーム1、ステップFの生成物であるN’−(4−アリル−3−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドを、当技術分野で周知の熱またはマイクロ波条件下で環化する。例えば、N’−(4−アリル−3−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドをAcOHのような適切な有機酸に溶解し、マイクロ波反応器内で加熱する。該生成物は、濾過のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を、ヘキサン/EtOAcのような適切な有機溶媒混合物を使用するシリカ上でのクロマトグラフィーに供し、スキーム1、ステップGの生成物である5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オンを得る。
スキーム1、ステップHにおいて、スキーム1、ステップGの生成物である5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オンは、当技術分野で周知のさまざまな条件下で脱アリル化されることができる。例えば、約1当量の5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オンをDCMのような適切な脱気有機溶媒中に溶解する。溶液を、加熱しながら約3当量のN,N−ジメチルバルビツール酸および約0.2当量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムで処理する。該生成物は、濾過のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣を、緩衝水と約0.1%TFAを含有するACNのような有機移動相と約0.1%TFAを含有する水とからなる適切な混合物を使用する逆相カラムクロマトグラフィーへ供して、スキーム1、ステップHの生成物である1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オンを得る。
スキーム1、ステップIにおいて、スキーム1、ステップHの生成物は、当技術分野で周知のさまざまな標準的なアルキル化条件下でアルキル化されることができる。例えば、ステップHの生成物である約1当量の1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オンをDMFのような適切な有機溶媒中に溶解し、LHMDSのような約3当量の適切な強有機塩基を用いて周囲温度以下で処理する。その後の反応混合物を、ヨウ化N−ブチルのような約3当量の適切なアルキル化剤の混合物で処理する。該生成物は、濾過に続くクロマトグラフィー法のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物をEtOAcのような適切な有機溶媒で希釈し、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。粗生成物を、EtOAcのような適切な極性有機溶媒を使用するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、スキーム1、ステップIの生成物である式Iの化合物(X=CHCH、R=(CHCH)である5−ブチル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4(5H)−オンを得る。
スキーム1、ステップJにおいて、スキーム1、ステップGの生成物中のアルケンは、水素化のような当技術分野で周知のさまざまな方法の下で還元されることができる。例えば、ステップgの生成物である約1当量の5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オンは、Pd/Cまたはラネーニッケルのような適切な還元金属の存在下で、EtOAcのような適切な極性溶媒中、周囲温度で約60psiの水素雰囲気に約1時間供することができる。より具体的には、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮することができる。結果として得られた粗生成物を、EtOAcのような適切な極性有機溶媒を使用するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、スキーム1、ステップJの生成物である式Iの化合物(X=CHCH、R=CHCH)である1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−5−プロピル−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4(5H)−オンを提供する。
Figure 0006834057
スキーム2は、5置換1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル−5,6,7,9−テトラヒドロ−4H−ピラノ[4,3−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オン(式I、X=OCH、R=(CHCH、c−Pro、c−Bu)の合成を図示する。スキーム2、ステップAにおいて、EtOHのような極性有機溶媒中で約4時間還流させながら、約1当量の3−アミノテトラヒドロピラン−4−オールを約1当量の適切にN置換されたエチル2−アミノ−2−オキソ−アセタートと縮合させる。生成物は、濾過のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離されることができる。例えば、反応混合物を周囲温度まで冷却し、結果として得られた固体を濾過により収集し、EtOHで洗浄し、真空下で乾燥させて、N置換N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミドを提供する。
スキーム2、ステップBおよびCにおいて、スキーム2、ステップAの生成物である、N置換N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミドの酸化、および適切に置換された4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオンを提供するためのその後の環化は、スキーム1、ステップBおよびCに説明されているのと同様に実施されることができる。
スキーム2、ステップDにおいて、約1当量の適切に置換された4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオンを過剰のヒドラジン水和物中で合わせることができ、結果として得られる混合物を熱により加熱するか、またはマイクロ波照射へ供することができる。該生成物は、濾過のような当技術分野で周知の技術を利用して単離されることができる。例えば、反応混合物を水で希釈し、約3:1のCHCl/イソプロパノールのような適切な有機溶媒混合物で抽出する。抽出物を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発乾固させて、適切な1置換3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]プラジン−2−オンを提供する。
スキーム2、ステップEにおいて、適切な1置換3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]プラジン−2−オンのアシル化は、当技術分野において周知のさまざまなアミドカップリング条件下で達成することができる。例えば、約1当量の1置換3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]プラジン−2−オンは、それぞれ約1.6当量のHOBTおよびEDCIならびに約3当量のTEAまたはDIPEAのような非求核性有機塩基の存在下で、DMFまたはDMSOのような適切な極性有機溶媒中、周囲温度で、約1.5当量の1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸で処理されることができる。該生成物は、希釈および抽出のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を水で希釈し、EtOAcまたはDCMのような適切な有機溶媒で抽出し、抽出物を約10%のLiCl水溶液および飽和NaCl水溶液で順次洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、さらなる精製なしでの使用に適したスキーム2、ステップEの生成物を提供する。
スキーム2、ステップFにおいて、スキーム2、ステップEの生成物の環化は、DIPEAまたはDBUのような非求核性塩基を含有するHMDSのような塩基性非求核性溶媒中で熱により達成することができる。例えば、スキーム2、ステップEの約1当量の生成物は、約0.2〜0.8当量のDBUを含有する過剰のHMDS中で、約120℃で一晩加熱することができる。該生成物は、濾過のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物をMeOHで反応停止させ、約50℃まで90分間加熱し、混合物を減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣を、EtOAc/DCMおよびDCM/MeOHのような適切な有機溶媒混合物を使用するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、式1の化合物(X=OCH、R=(CHCH、c−Pro、c−Bu)であるスキーム2、ステップFの生成物である5置換1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル−5,6,7,9−テトラヒドロ−4H−ピラノ[4,3−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オンを提供する。
Figure 0006834057
スキーム3は、5置換1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル−8,9−ジヒドロ−6H−ピラノ[3,4−e][1,2,4]トリアゾプロ[4,3−a]ピラジン−4(5H)−オン(式I、X=CHO、R=c−Pro、(CHCH)の合成を図示する。スキーム3、ステップAは、スキーム2、ステップAに説明されているのと同様に実施して、スキーム3、ステップAの生成物であるN置換N’−3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミドを提供することができる。
スキーム3、ステップBのその後の酸化は、スキーム2、ステップBに説明されているのと同様に実施して、スキーム3、ステップBの生成物であるN置換N’−(3−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミドを提供することができる。
スキーム3、ステップCにおいて、スキーム3、ステップBの生成物であるN置換N’−(3−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミドからスキーム3、ステップCの生成物である4置換1,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオンへの環化は、スキーム2、ステップCに説明されているのと同様に実施されることができる。
スキーム3、ステップDにおいて、スキーム3、ステップCの生成物である4置換1,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオンの塩素化をスキーム1、ステップDに説明されているように実施して、スキーム3、ステップDの生成物である4置換2−クロロ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オンを提供することができる。
スキーム3、ステップEにおいて、スキーム3、ステップDの生成物である4置換2−クロロ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オンから、スキーム3、ステップDの生成物である4置換2−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オンへの変換は、スキーム2、ステップDにおいて説明されるのと同様に達成されることができる。
スキーム3、ステップFにおいて、スキーム3、ステップEの生成物(R=c−Pro)である4置換2−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オンのアシル化は、スキーム2、ステップEにおいて説明されるのと同様に達成されて、スキーム3、ステップFの生成物(R=c−Pro)であるN’−(4置換3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドを提供することができる。
あるいは、スキーム3、ステップGにおいて、スキーム3、ステップDの生成物(R=(CHCH)である4置換2−クロロ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オンは、ACNのような適切な有機溶媒中で、1−シクロプロピルシクロプロパンカルボールダジドヒドロクロリドとともに加熱され、マイクロ波照射に供されて、スキーム3、ステップGの生成物(R=c−Pro)であるN’−(4置換3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドを得ることができる。例えば、スキーム3、ステップDの生成物(R=(CHCH)である約1当量の4−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロ−5Hピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オンを、ACN中の約0.95当量の1−シクロプロピルシクロプロパンカルボヒドラジドヒドロクロリドの存在下で、約100℃で約1時間照射する。該生成物は、抽出のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を水で反応停止させ、減圧下で約1/4〜1/2容積に部分的に濃縮し、結果として得られた混合物をDCMまたはEtOAcのような適切な有機溶媒で抽出する。有機抽出物を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、スキーム3、ステップGの生成物(R=(CHCH)であるN’−(4置換3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドを得る。
スキーム3、ステップHにおいて、N’−(4置換3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジドをスキーム2、ステップFで説明した条件と同様の条件下で環化して、スキーム3、ステップHの生成物である5置換1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル−8,9−ジヒドロ−6H−ピラノ[3,4−e][1,2,4]トリアゾプロ[4,3−a]ピラジン−4(5H)−オン(式I、X=CHO、R=c−Pro、(CHCH)を提供することができる。
Figure 0006834057
スキーム4は、1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−(シクロプロピルメチル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−4H−シクロヘプタ[e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オン(式1、X=CHCHCH、R=c−Pro)への合成経路を図示する。スキーム4、ステップAにおいて、当業者は、8−オキサビシクロ[5.1.0]オクタンのエポキシドを開環することが、適切な極性有機溶媒中のさまざまな求核試薬を使用して達成できることを認識することになる。例えば、約1当量の8−オキサビシクロ[5.1.0]オクタンは、EtOH/THF(2:1)のような適切な溶媒混合物中のNHOHの存在下で、密閉容器内で約160℃まで約12〜24時間加熱することができる。該生成物は、蒸発のような当技術分野で周知の標準的な技術を利用して単離されることができる。より具体的には、反応混合物を減圧下で濃縮して、さらなる精製なしでの使用に適した、スキーム4、ステップAの生成物である2−アミノシクロヘプタノールを得ることができる。
スキーム4、ステップBにおいて、スキーム4、ステップAの生成物であるエチル2−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−オキソアセタートウィズ2−アミノシクロヘプタノールの縮合は、スキーム1、ステップAに説明する同様の条件下で達成されて、スキーム4、ステップBの生成物であるN−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−ヒドロキシシクロヘプチル)オキサミドを得ることができる。
スキーム4、ステップCにおいて、スキーム4、ステップBの生成物であるN−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−ヒドロキシシクロヘプチル)オキサミドは、スキーム1、ステップBに説明する同様の条件下で酸化されて、スキーム4、ステップCの生成物であるN−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−オキソシクロヘプチル)オキサミドを得ることができる。
スキーム4、ステップDにおいて、スキーム4、ステップCの生成物であるN−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−オキソシクロヘプチル)オキサミドの環化は、スキーム1、ステップCにおいて説明するとおり実施して、スキーム4、ステップDの生成物である4−(シクロプロピルメチル)−1,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]ピラジン−2,3−ジオンを得ることができる。
スキーム4、ステップEにおいて、4−(シクロプロピルメチル)−1,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]ピラジン−2,3−ジオンは、スキーム2、ステップDに説明される条件と同様の条件下、ヒドラジンで処理されて、スキーム4、ステップEの生成物である4−(シクロプロピルメチル)−2−ヒドラジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピラジン−3−オンを提供することができる。
スキーム4、ステップFにおいて、スキーム4、ステップEの生成物である4−(シクロプロピルメチル)−2−ヒドラジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロへプタ[b]ピラジン−3−オンは、スキーム2、ステップEにおいて説明される条件と同様の条件下で達成されて、スキーム4、ステップFの生成物である1−シクロプロピル−N’−[4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロへプタ[b]ピラジン−2−イル]シクロプロパンカルボヒドラジドを得ることができる。
スキーム4、ステップGにおいて、スキーム4、ステップFの生成物である1−シクロプロピル−N’−[4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピラジン−2−イル]シクロプロパンカルボヒドラジドを、スキーム2、ステップFにおいて説明されている条件と同様の条件下で環化して、スキーム4、ステップGの生成物である1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−(シクロプロピルメチル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−4H−シクロヘプタ[e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オンを提供することができる。
調製法および実施例
以下の調製法および実施例は、本発明をさらに説明し、本発明の化合物の典型的な合成を表す。試薬および出発材料は、当業者によって容易に入手可能であるか、または容易に合成され得る。調製法および実施例は限定ではなく例示として説明され、当業者によりさまざまな変更が行われ得ることを理解すべきである。
LC−ES/MSは、AGILENT(登録商標)HP1100液体クロマトグラフィーシステムにおいて行われる。エレクトロスプレー質量分析測定(ポジティブおよび/またはネガティブモードで取得される)は、HP1100 HPLCと連動するMass Selective Detector四重極質量分析計で行われる。LC−MS条件(低pH):カラム:PHENOMENEX(登録商標)GEMINI(登録商標)NX C18 2.1×50mm3.0μm、勾配:5〜100%Bで3分間、次いで100%Bで0.75分間、カラム温度:50℃±10℃、流量:1.2mL/分、溶媒A:0.1%HCOOH含有脱イオン水、溶媒B:0.1%ギ酸含有ACN、波長214nm。代替LC−MS条件(高pH):カラム:XTERRA(登録商標)MS C18カラム2.1×50mm、3.5μm、勾配:5%の溶媒Aで0.25分間、5%〜100%の勾配の溶媒Bで3分間、および100%の溶媒Bで0.5分間または10%〜100%の溶媒Bで3分間、および100%の溶媒Bで0.75分間、カラム温度:50℃±10℃、流量:1.2mL/分、溶媒A:10mMのNH4HCO3 pH9、溶媒B:ACN、波長:214nm。
分取逆相クロマトグラフィーは、Mass Selective Detector質量分析計およびLEAP(登録商標)自動回収装置/自動分取装置を備えたAGILENT(登録商標)1200LC−ES/MSで行われる。高pH法は、75×30mmのPHENOMENEX(登録商標)GEMINI(登録商標)−NX、10×20mmのガードを備えた5μ粒径カラムで実行される。流量85mL/分。溶離液は、アセトニトリル中10mMの重炭酸アンモニウム(pH10)である。
GCMSは、15m×0.25μm×0.25mm(PHENOMENEX(登録商標)カタログ番号75G−G010−11)の寸法のZebron(商標)ガスクロマトグラフィー毛細管カラム(5%フェニルアリーレン、95%ジメチルポリシロキサン)を35℃/分で60〜280℃、次いで280℃で2分間90:1の分岐比を用いて保持して、AGILENT(登録商標)Mass Selective Detector 5975CおよびAGILENT(登録商標)自動回収装置7693を備えたAGILENT(登録商標)ガスクロマトグラフィーシステム7890Aで実行される。
NMRスペクトルは、Bruker AVIII HD 400MHz NMR Spectrometerで実施し、残留溶媒[CDCl、7.26ppm、(CDSO、2.05ppm]を参照標準として使用して、ppmで報告されるCDCl溶液またはDMSO−d溶液として得る。ピーク多重度を報告する場合、次の略語を使用することができる。s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、br−s(ブロード一重線)、dd(二重線の二重線)、dt(三重線の二重線)。結合定数(J)は、報告される場合、ヘルツ(Hz)で報告される。
調製物1
N−アリル−N’−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム1、ステップA:EtOH(127.3mL)中の2−アミノシクロヘキサノール(7.7g、66.8mmol)、エチル−2−(アリルアミノ)−2−オキソ−アセタート(10.0g、63.6mmol、Matrix Scientific、CAS#52781−10−9)およびTEA(9.8mL、70.0mmol)を組み合わせ、この混合物を80℃で4時間加熱する。混合物を周囲温度まで冷却し、一晩撹拌する。結果として生じた沈殿物を真空濾過により分離し、フィルターケークをEtOAcで洗浄し、4時間乾燥させて、表題化合物(7.2g、収率50%)を白色の結晶性固体として得る。減圧下で濾液を蒸発させ、結果として得られた固体をEtO中で超音波処理する。真空濾過により固体を収集し、フィルターケークをEtOで洗浄し、1.5時間乾燥させて、表題化合物の追加ロット(2.8g、追加収率19%)を白色の結晶性固体として得る。生成物は、シスおよびトランス異性体の混合物である。ES/MS(m/z):227.0(M+H)。
調製物2
N−アリル−N’−(2−オキソシクロヘキシル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム1、ステップB:DCM(110.5mL)およびTHF(36.8mL)の混合物中のN−アリル−N’−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)オキサミド(5.0g、22.1mmol)およびNaHCO(25.0g、297.6mmol)を合わせ、結果として得られる懸濁液を0℃に冷却する。デスマーチンペルヨージナン(10.3g、24.3mmol)を懸濁液に添加し、混合物を周囲温度まで緩徐に加温させておく。周囲温度で一晩撹拌した後、飽和Na(50mLのHO中7.0g)および飽和NaHCO水溶液の添加によって混合物の反応を停止させする。この2相混合物を周囲温度で2時間撹拌し、層を分離する。水層をDCMで抽出する。有機抽出物を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得る。EtOAc:ヘキサン(1:1)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって残渣を精製して、表題化合物(3.4g、収率69%)をオフホワイト色の固体として得る。ES/MS(m/z):225.0(M+H)。
調製物3
4−アリル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−キノキサリン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップC:N−アリル−N’−(2−オキソシクロヘキシル)オキサミド(3.4g、15.2mmol)をAcOH(15.2mL、264.6mmol)、TFA(1.3mL、16.7mmol)、およびTFAA(3.5g、16.7mmol)混合物へ添加し、この混合物を100°Cで一晩加熱する。混合物を周囲温度まで冷却し、減圧下で溶媒を除去して、黒色の油を得る。残渣を、MeOH:EtOAc(勾配0:1から1:4)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(2.6g、83%収率)を黄褐色の固体として得る。ES/MS(m/z):207.0(M+H)。
調製物4
1−アリル−3−クロロ−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノキサリン−2−オン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップD:DCE(62.6mL)中に溶解した4−アリル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−キノキサリン−2,3−ジオン(2.6g、12.5mmol)の溶液にPOCl(2.0g、13.1mmol)を添加し、この混合物を75℃で4.5時間加熱する。この混合物に追加のPOCl(1.0g、6.3mmol)を添加し、75℃で3.5時間加熱を続行する。混合物を周囲温度まで冷却し、一晩撹拌する。減圧下で溶媒を除去し、結果として得られた残渣をトルエンに溶解する。トルエンを減圧下で除去して、表題化合物(2.81g、>99%収率)を暗赤色の油として得る。ES/MS(m/z):225.0(M+H)。
調製物5
1−アリル−3−ヒドラジノ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−オン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップE:ヒドラジン(2.0g、62.5mmol)をEtOH(50mL)中の1−アリル−3−クロロ−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロキノキサリン−2−オン(2.8g、12.5mmol)の懸濁液に添加し、この混合物を一晩加熱還流する。混合物を周囲温度まで冷却し、減圧下で溶媒を除去する。結果として得られた残渣をHOとDCMとの間に分画する。有機層を分離し、水層をDCMで抽出する。有機抽出物を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(2.6g、95%収率)を橙色の油として得る。ES/MS(m/z):221.0(M+H)。
調製物6
N’−(4−アリル−3−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム1、ステップF:1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(2.3g、18.3mmol)、HATU(7.0g、18.3mmol)、およびDIPEA(6.6mL、37.7mmol)をDMF(40mL)中の1−アリル−3−ヒドラジノ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−オン(2.4g、10.8mmol)の溶液に添加し、この混合物を周囲温度で一晩撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、混合物を飽和NaHCO水溶液および飽和NaCl水溶液で順次洗浄する。有機混合物をNaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(3.5g、>99%収率)を褐色の油として得る。ES/MS(m/z):329.2(M+H)。
調製物7
5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップG:N’−(4−アリル−3−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド(3.5g、10.8mmol)をAcOH(10.0mL、174.5mmol)に溶解し、この溶液をマイクロ波で3.5時間130℃で加熱する。減圧下でAcOHを除去し、結果として得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、EtOAc:ヘキサン(4:1から1:0の勾配)で溶離し、表題化合物(1.2g、35%収率)を褐色の油として得る。ES/MS(m/z):311.2(M+H)。
調製物8
1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップH:N,N−ジメチルバルビツール酸(1.3g、8.5mmol)をDCM(30mL)中の5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オン(877.4mg、2.8mmol)の溶液に添加し、窒素で10分間パージする。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(653.3mg、565.3μmol)添加し、この混合物を35℃で一晩加熱する。混合物を周囲温度まで冷却し、減圧下で溶媒を除去して残渣を得る。残渣を逆相フラッシュクロマトグラフィー(REDISEP(商標)Gold C−18,415g;勾配:HO中の0.1%TFAの混合物中のACN中の0.1%TFAの混合物の20〜48%を22.9分間)によって精製して、表題化合物(392.7mg、51%収率)を黄褐色の固体として得る。ES/MS(m/z):271.0(M+H)。
調製物9a
エチル2−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−オキソ−アセタート
Figure 0006834057
TEA(13mL、93.3mmol)をDCM(75mL)中のエチルオキサリルクロリド(4.1mL、37mmol)の−10℃の溶液に添加する。シクロプロピルメタンアミン(3.2mL、37mmol)を滴下し、結果として得られた混合物を−10℃で3時間撹拌し、室温まで一晩加温する。反応混合物を水に注ぎ、DCMで希釈し、1N HClでpHを約6〜7に調整する。結果として得られた層を分離し、有機層を飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して半固体を提供する。半固体をEtOAcに溶解し、減圧下で濃縮して、表題化合物(4.3g、収率69%)を得る。H NMR(DMSO−d6):δ0.17−0.13(m,2H)、0.39−0.33(m,2H)、0.97−0.87(m,1H)、1.23(t,3H)、2.96(t,2H)、4.19(q,2H)、8.92(br s,1H)。
調製物9b
エチル2−(ブチルアミノ)−2−オキソ−アセタート
Figure 0006834057
エチルオキサリルクロリドおよびブチルアミンを使用して、調製物9aに本質的に説明されているように化合物を調製して、表題化合物(収率74%)を得る。ES/MS(m/z):174.9(M+H)。
調製物10
1−シクロプロピルシクロプロパンカルボヒドラジドヒドロクロリド
Figure 0006834057
DMF(100mL)に溶解したtert−ブチルカルバザート(10.5g、79.4mmol)の溶液を、1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(10g、79.3mmol)、EDCI(16.7g、87.1mmol)、HOBT(12g、87mmol)、およびTEA(12.2mL、87.5mmol)の混合物に0℃で滴下して添加し、結果として得られた混合物を室温で一晩撹拌する。水で希釈し、DCM(3x)で抽出し、有機抽出物を合わせ、組み合わせた有機抽出物を10%LiCl水溶液、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で抽出物を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣にジオキサン(40mL)中のHClの4M溶液を添加し、室温で一晩撹拌する。反応混合物を減圧下で部分的に濃縮し、濃縮混合物をEtOで希釈し、濾過し、結果として得られた固体を収集する。真空オーブン内で固体を3時間乾燥させて、表題化合物(11.5g、収率82%)を白色の固体として得る。ES/MS(m/z):141.2(M+H)。
調製物11
N−(シクロプロピルメチル)−N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップA:エチル2−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−オキソ−アセタート(3.9g、17.16mmol)およびトリエチルアミン(6.0mL、43mmol)をEtOH(35mL)中の3−アミノテトラヒドロピラン−4−オール(2.0g、17.1mmol)の撹拌した溶液に添加する。結果として得られた溶液を80℃で4時間加熱する。室温まで冷却し、結果として生じた沈殿物を濾過によって収集し、フィルターケークをEtOHで洗浄し、固体を真空下で3日間乾燥させて、表題化合物(5.7g、収率93%)を得る。ES/MS(m/z):243(M+H)。
調製物12
N−(シクロプロピルメチル)−N’−(4−オキソテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップB:N−(シクロプロピルメチル)−N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド(2.7g、11.3mmol)をDCM(120mL)に溶解する。氷浴で溶液を0℃に冷却し、デスマーチンペルヨージナン(6.3g、14.7mmol)を少量ずつ添加する。撹拌しながら室温まで一晩加温する。室温で追加のデスマーチンペルヨージナン(2.4g、5.6mmol)を添加し、反応物を3時間撹拌する。30分間激しく撹拌しながら、飽和Na水溶液および飽和NaHCO水溶液で反応を停止させる。水層をDCMで抽出し、抽出物を合わせ、2N NaOHで洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、真空下で乾燥させて、表題化合物(2.1g、収率77%)を得る。ES/MS(m/z):241(M+H)。
調製物13
1−(シクロプロピルメチル)−4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップC:AcOH(8.7mL)にN−(シクロプロピルメチル)−N’−(4−オキソテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド(2.1g、8.7mmol)を溶解する。TFA(725μL、9.6mmol)およびTFAA(3.7mL、26mmol)を添加し、75°Cまで18時間加熱する。反応混合物を最小限の氷に注ぎ、DCMで希釈する。pHが約5〜6になるまで、撹拌しながら固体NaHCOを添加する。層を分離し、水層をDCMで抽出する。有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(1.5g、収率59%)を得る。ES/MS(m/z):223(M+H)。
調製物14
1−(シクロプロピルメチル)−3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−オン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップD:1−(シクロプロピルメチル)−4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン(1.5g、6.2mmol)およびヒドラジン水和物(10mL)を合わせ、135°Cで3時間電子レンジ内で照射する。反応物を水で希釈し、3:1のCHCl/IPAで抽出する。抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(475mg、収率27%)を得る。ES/MS(m/z):237(M+H)。
調製物15
1−シクロプロピル−N’−[1−(シクロプロピルメチル)−2−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−イル]シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップE:1−(シクロプロピルメチル)−3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−オン(475mg、1.7mmol)、1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(316mg、2.5mmol)、HOBT(368mg、2.6mmol)、およびEDCI(512mg、2.7mmol)を、TEA(774μL、5.6mmol)を含有するDMF(4mL)に溶解する。反応物を室温で2時間撹拌する。水で希釈し、EtOAcで抽出する。抽出物を10%LiCl水溶液で洗浄し、続いて飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(585mg、収率71%)を得る。ES/MS(m/z):345(M+H)。
調製物16
N−ブチル−N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップA:エチル2−(ブチルアミノ)−2−オキソ−アセタート(2.5g、.128mmol)およびTEA(4.5mL、32mmol)をEtOH(25mL)中の3−アミノテトラヒドロピラン−4−オール(1.5g、12.8mmol)に添加する。溶液を80℃で4時間加熱する。室温に冷却し、結果として得られた固体を濾過によって収集し、EtOHで洗浄し、真空下で4時間乾燥させて、表題化合物(1.86g、収率59%)を得た。ES/MS(m/z):245(M+H)
調製物17
N−ブチル−N’−(4−オキソテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップB:N−ブチル−N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド(1.7g、7.2mmol)をDCM(200mL)に溶解する。氷浴で溶液を0℃まで冷却し、デスマーチンペルヨージナン(3.4g、7.9mmol)を少量ずつ添加する。室温まで加温し、混合物を3日間撹拌する。飽和Na水溶液で反応停止させた後、30分間激しく撹拌しながら飽和NaHCO水溶液で反応停止させる。層を分離し、DCMで水層を抽出する。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、真空下で乾燥させる。結果として得られた残渣を飽和Na水溶液および飽和NaHCO水溶液に一晩懸濁する。EtOAcで抽出し、1N NaOH、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、真空下で一晩乾燥させて、表題化合物(1.54g、収率88%)を得る。ES/MS(m/z):243(M+H)
調製物18
1−ブチル−4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップC:N−ブチル−N’−(4−オキソテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド(1.53g、6.32mmol)をAcOH(6.5mL)に溶解し、TFA(530μL、7mmol)およびTFAA(1mL、7.1mmol)を添加し、75℃まで一晩加熱する。反応物を最小限物の上に注ぎ、DCMで希釈する。撹拌しながら固体NaHCOを添加して、pHを約5〜6に調整する。層を分離し、水層をDCMで抽出する。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(1.3g、収率85%)を得る。ES/MS(m/z):225(M+H)。
調製物19
1−ブチル−3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−オン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップD:1−ブチル−4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン(1.3g、5.4mmol)およびヒドラジン水和物(10mL)を合わせて、130℃で4時間電子レンジ内で照射する。反応物を氷上へ注ぎ、水で希釈する。3:1のCHCl/IPAで水層を抽出する。有機層を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(694mg、収率43%)を得、これはさらに精製せずに使用するのに適している。ES/MS(m/z):239(M+H)。
調製物20
N’−(1−ブチル−2−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップE:1−ブチル−3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−オン(694mg、2.9mmol)、1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(551mg、4.4mmol)、HOBT(643mg、4.7mmol)、およびEDCI(893mg、4.7mmol)を、TEA(1.35mL、9.7mmol)を含有するDMF(6mL)に溶解する。室温で一晩撹拌する。水で希釈し、EtOAcで抽出する。合わせた有機抽出物を10%LiCl水溶液、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、さらに精製せずに使用するのに適した粗表題化合物(832mg、66%)を得る。ES/MS(m/z):347(M+H)。
調製物21
2−アミノシクロヘプタノール
Figure 0006834057
スキーム4、ステップA:28%NHOH(120mL)、EtOH(20mL)、およびTHF(10mL)の混合物に8−オキサビシクロ[5.1.0]オクタン(3.3g、27.9mmol)を添加する。反応混合物をオートクレーブ内に密閉し、反応混合物をNでパージし、160℃まで14時間加熱する。室温まで冷却し、減圧下で濃縮して、表題化合物(3.2g、収率85%)を褐色の柔らかい固体として得る。GCMS:(m/z):129.1(M+)。
調製物22
エチル2−(シクロブチルメチルアミノ)−2−オキソ−アセタート
Figure 0006834057
DCM(50mL)中のエチルオキサリルクロリド(1.95mL、17.4mmol)の溶液を、0°でDCM(50mL)中のTEA(3.6mL、26mmol)およびシクロブチルメタンアミン(1.51g、17.2mmol)の混合物に15分かけて添加する。氷浴が切れたら、混合物を室温へ加温する。水で希釈し、0.5N HCl、次いで飽和NaHCO水溶液で洗浄する。有機層を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(2.45g、収率77%)を得る。ES/MS(m/z):186(M+H)。
調製物23
N−(シクロブチルメチル)−N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップA:EtOH(25mL)中の3−アミノテトラヒドロピラン−4−オール(1.55g、13.2mmol)、エチル2−(シクロブチルメチルアミノ)−2−オキソ−アセタート(2.4g、13.2mmol)およびTEA(2.0mL、14mmol)の混合物を80℃で4時間加熱する。室温まで冷却し、結果として得られる固体を濾過によって収集する。真空下で3日間乾燥させて、表題化合物(1.7g、収率51%)を得る。ES/MS(m/z):257(M+H)。
調製物24
N−(シクロブチルメチル)−N’−(4−オキソテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップB:N−(シクロブチルメチル)−N’−(4−ヒドロキシテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド(1.8g、6.9mmol)をDCM(150mL)に溶解し、氷浴で冷却する。デスマーチンペルヨージナン(3.8g、9.0mmol)を少量ずつ添加する。氷浴が切れたら、室温まで一晩加温する。30分間激しく撹拌しながら反応物を飽和Na水溶液、続いてNaHCO水溶液で反応停止させる。DCMで抽出し、2N NaOHで有機抽出物を洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、真空下で乾燥させて、表題化合物(1.81g、収率93%)を得る。ES/MS(m/z):255(M+H)。
調製物25
1−(シクロブチルメチル)−4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップC:N−(シクロブチルメチル)−N’−(4−オキソテトラヒドロピラン−3−イル)オキサミド(1.8g、6.4mmol)、TFA(533μL、7mmol)およびTFAA(2.7mL、19mmol)をマイクロ波バイアルの中のAcOH(6.4mL)に溶解する。結果として得られた混合物を75℃で一晩加熱する。最小限の氷の上に注ぎ、DCMで希釈する。pHが約5〜6になるまで、撹拌しながら固体NaHCOを添加する。層を分離し、ジクロロメタンで抽出する。有機抽出物を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。結果として得られた暗色の油を真空下で乾燥させ、結果として得られた残渣をtert−ブチルメチルエーテルで粉砕する。結果として得られた固体を濾過によって収集し、tert−ブチルメチルエーテルで洗浄して、粗表題化合物(1.0g、収率60%)を得る。ES/MS(m/z):237(M+H)。
調製物26
1−(シクロブチルメチル)−3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−オン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップD:1−(シクロブチルメチル)−4,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン(482mg、1.8mmol)をヒドラジン水和物(0.5mL、10mmol)に添加し、電子レンジ内で5時間130℃で照射する。室温まで冷却し、水で希釈し、水層を3:1のCHCl/IPAで抽出する。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、さらに真空下で一晩乾燥させて、粗表題化合物(275mg、収率51%)を得る。ES/MS(m/z):251(M+H)。
調製物27
N’−[1−(シクロブチルメチル)−2−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−イル]−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム2、ステップE:1−(シクロブチルメチル)−3−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−オン(275mg、0.9mmol)、1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(178mg、1.4mmol)、HOBT(206mg、1.5mmol)、EDCI(286mg、1.5mmol)およびTEA(433μL、3.1mmol)をDMF(4mL)に溶解する。この混合物を室温で一晩撹拌する。水で希釈し、EtOAcで抽出する。合わせた有機抽出物を10%LiCl水溶液、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、真空下で一晩乾燥させて、さらなる精製なしで使用するのに十分な粗表題化合物(334mg、85%)を得る。ES/MS(m/z):359(M+H)。
調製物28
N−(シクロプロピルメチル)−N’−(3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム3、ステップA:室温でEtOH(70mL)中の4−アミノテトラヒドロピラン−3−オール(3.0g、26mmol)およびエチル2−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−オキソ−アセタート(4.4g、26mmol)の撹拌した懸濁液にTEA(3.9mL、28mmol)を添加し、結果として得られる反応混合物を2.5時間加熱還流する。反応混合物である室温を冷却し、一晩放置しておく。結果として得られる固体を濾過によって収集し、DCMに懸濁し、混合物を水で洗浄する。水層をDCMで抽出し、合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(3.3g、収率53%)を得る。H NMR(DMSO−d):δ0.18−0.14(m、2H)、0.38−0.34(m、2H)、0.98−0.91(m、1H)、1.66−1.52(m、2H)、2.98−2.91(m、3H)、3.27−3.21(m、1H)、3.51−3.44(m、1H)、3.62−3.54(m、1H)、3.75−3.68(m、2H)、4.89(d、1H)、8.53(d、1H)、8.76(br t、1H)。
調製物29
N−(シクロプロピルメチル)−N’−(3−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム3、ステップB:0℃のDCM(200mL)およびTHF(30mL)中のN−(シクロプロピルメチル)−N’−(3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド(3.1g、12.8mmol)およびNaHCO(15.3g、173mmol)を一緒に撹拌する。デスマーチン・ペルヨージナン(6g、14mmol)を緩徐に添加し、この混合物を室温まで一晩撹拌する。飽和Na水溶液および飽和NaHCO水溶液を添加し、結果として得られた反応混合物を室温で2時間撹拌する。層を分離し、有機層を収集し、水層をDCMでさらに抽出する。有機抽出物を合わせ、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮する。ヘキサン/アセトンで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって、結果として得られた残渣を精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物(1.9g、収率63%)を得る。ES/MS(m/z):241(M+H)。
調製物30
4−(シクロプロピルメチル)−1,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップC:TFAA(1.25ml、8.9mmol)およびTFA(0.68mL、9.0mmol)をAcOH(8mL、139.6mmol)中のN−(シクロプロピルメチル)−N’−(3−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド(1.9g、8mmol)の撹拌した溶液に添加し、結果として得られた均質な溶液を100℃で15時間加熱する。反応混合物を水で希釈し、DCM(3×)で抽出した後、3:1のCHCl/IPA(3×)で抽出する。有機抽出物を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濾液を濃縮する。結果として得られた残渣を、MeOH/DCMで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物(948.6mg、収率52.9%)を得る。ES/MS(m/z):223(M+H)。
調製物31
2−クロロ−4−(シクロプロピルメチル)−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップD:4−(シクロプロピルメチル)−1,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン(948.6mg、4.3mmol)およびPOCl(0.48mL、5.2mmol)をDCE(11mL)中で6時間、75℃で一緒に撹拌し、室温まで冷却し、3日間撹拌する。反応混合物をDCMで希釈し、2時間激しく撹拌しながら飽和NaHCO水溶液で反応停止させる。結果として得られた層を分離し、水層をDCM(2x)で抽出し、有機抽出物を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、さらなる精製なしで使用するのに適した粗表題化合物(652.3mg、収率44.5%)を提供する。ES/MS(m/z):241(M+H)。
調製物32
4−(シクロプロピルメチル)−2−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップE:EtOH(10mL)中の水(0.5mL)中の2−クロロ−4−(シクロプロピルメチル)−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オン(652.3mg、1.9mmol)およびヒドラジン(0.5mL)の溶液を78℃で一晩加熱する。反応混合物を水で希釈し、DCM(3×)で抽出する。有機抽出物を混合し、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、さらに精製することなく使用するのに適した表題化合物(389mg、収率86.8%)を得る。ES/MS(m/z):241(M+H)。
調製物33
1−シクロプロピル−N’−[4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル]シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム3、ステップF:DMF(5.5ml)中の1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(313mg、2.4mmol)、EDCI(507mg、2.6mmol)、HOBT(365mg、2.6mmol)、およびTEA(0.8ml、6mmol)の溶液を氷浴で0℃に冷却し、DMF(5.5mL)中の4−(シクロプロピルメチル)−2−ヒドラジノ−7,8−ジヒドロ−5h−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オン(389mg、1.6mmol)の溶液を添加する。一晩撹拌しながら、結果として得られた混合物を室温まで加温する。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出する。合わせた有機抽出物を5%LiCl水溶液(2×)で洗浄した後、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で有機抽出物を乾燥させる。有機抽出物を減圧下で濃縮して、さらに精製することなく使用するのに適した表題化合物(571.7mg、収率90.7%)を得る。ES/MS(m/z):345(M+H)。
調製物34
N−ブチル−N’−(3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム3、ステップA:室温でEtOH(50mL)中の4−アミノテトラヒドロピラン−3−オール(3g、25.6mmol)およびエチル2−(ブチルアミノ)−2−オキソ−アセタート(4.4g、25mmol)の懸濁液へTEA(3.93mL、28.2mmol)を添加する。結果として得られた混合物を1時間還流攪拌し、室温まで冷却する。結果として得られた固体を濾過して収集し、EtOAcで洗浄し、1時間風乾して、さらに精製することなく使用するのに適した粗表題化合物(4.7g、収率71%)を得る。ES/MS(m/z):245(M+H)。
調製物35
N−ブチル−N’−(3−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム3、ステップB:0℃のDCM(96mL)およびTHF(32mL)の混合物中のN−ブチル−N’−(3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド(4.7g、19mmol)およびNaHCO(5.1g、58mmol)を撹拌する。デスマーチン・ペルヨージナン(10g、23.3mmol)を緩徐に添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌する。飽和Na水溶液を添加して、1時間撹拌する。層を分離し、水相をDCMで抽出する。合わせた有機抽出物を飽和NaHCO水溶液、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄し、抽出物を無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、追加の精製なしで使用するのに適した粗表題化合物(4.94g、収率85%)を得る。ES/MS(m/z):243(M+H)。
調製物36
4−ブチル−1,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップC:N−ブチル−N’−(3−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)オキサミド(4.9g、20.4mmol)をAcOH(20mL)に溶解し、TFA(1.7mL、22mmol)およびTFAA(8.6mL、61mmol)を添加した。Nで反応容器をパージし、75℃で7時間加熱する。追加のTFAA(8.6mL、61mmol)を添加し、75℃で一晩撹拌する。室温まで冷却し、最小限の氷の上に注ぐ。撹拌しながら固体NaHCOを添加し、pHを約5〜6に調整する。DCMで希釈し、層を分離する。水層をDCMで抽出し、有機抽出物を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣をDCMに溶解し、珪藻土床で濾過し、DCMで洗浄する。さらに、水層を3:1のCHCl/IPAで抽出する。有機抽出物を濾液と合わせ、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、さらに精製することなく使用するのに適した粗表題化合物(3.52g、収率69%)を得る。ES/MS(m/z):225(M+H)。
調製物37
4−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップD:4−ブチル−1,5,7,8−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピラジン−2,3−ジオン(235mg、1.0mmol)をSOCl(3.5mL、48mmol)に添加し、室温でDMF(0.1mL、1mmol)を添加する。結果として得られた混合物を室温で2時間撹拌する。この反応物を追加の試行(35mg規模の反応)と合わせ、減圧下で溶媒を除去し、DCMと共沸させる。結果として得られた残渣を真空下で一晩乾燥させて、粗表題化合物(421mg、収率86%)を得る。さらなる精製なしで使用するのに適している。ES/MS(m/z):243(M+H)。
調製物38
N’−(4−ブチル−3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム3、ステップG:ACN(4.4mL)中の4−ブチル−2−クロロ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−オン(320mg、1.3mmol)および1−シクロプロピルシクロプロパンカルボヒドラジドヒドロクロリド(222mg、1.3mmol)を電子レンジ内で1時間、100℃で照射する。反応溶液を追加の試行(100mg規模)と合わせ、水で反応停止させる。混合物を減圧下で部分的に濃縮し、EtOAcで抽出する。有機抽出物を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、さらなる精製なしでの使用に適した粗表題化合物(250mg、収率33%)を得る。ES/MS(m/z):347(M+H)。
調製物39
N−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−ヒドロキシシクロヘプチル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム4、ステップB:EtOH(20mL)中のエチル2−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−オキソアセタート(1.7g、10.2mmol)および2−アミノシクロヘプタノール(1.5g、10.8mmol)の溶液にTEA(2.85mL,20.4mmol)を添加し、80℃で2時間加熱する。室温まで冷却し、濾過する。フィルターケークをEtOHで洗浄し、生成物として収集する。濾液を濃縮し、DCM/MeOHで溶離するシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーにより、結果として得られた残渣を精製する。純粋なクロマトグラフィー画分をフィルターケークと合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物を白色の固体(1.95g、収率75%)として得る。ES/MS(m/z):255.0(M+H)。
調製物40
N−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−オキソシクロヘプチル)オキサミド
Figure 0006834057
スキーム4、ステップC:室温でDCM(38mL)およびTHF(13mL)中のN−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−ヒドロキシシクロヘプチル)オキサミド(1.95g、7.7mmol)およびNaHCO(8.4g、99.8mmol)の懸濁液にデスマーチンペルヨージナン(3.6g、8.4mmol)を添加する。2.5時間後、Na(2.5g、15.6mmol)および水(38mL)を添加し、結果として得られた混合物をさらに15分間撹拌する。追加の水を添加し、DCMで抽出する。合わせた抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣をDCM/MTBEで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物を白色の固体(1.7g、収率87%)として得る。ES/MS(m/z):253.0(M+H)。
調製物41
4−(シクロプロピルメチル)−1,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]ピラジン−2,3−ジオン
Figure 0006834057
スキーム4、ステップD:AcOH(8.3mL)中のN−(シクロプロピルメチル)−N’−(2−オキソシクロヘプチル)オキサミド(1.7g、6.6mmol)の溶液を脱気する。TFA(0.55mL、7.3mmol)およびTFAA(1.0mL、7.3mmol)を添加し、反応容器を密閉し、100℃で一晩加熱する。室温まで冷却し、反応混合物を減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣をDCM/MeOHで溶離するシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物を白色の固体(1.1g、収率72%)として得る。ES/MS(m/z):235.0(M+H)。
調製物42
4−(シクロプロピルメチル)−2−ヒドラジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピラジン−3−オン
Figure 0006834057
スキーム4、ステップE:EtOH(4.3mL)中の4−(シクロプロピルメチル)−1,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]ピラジン−2,3−ジオン(0.25g、1.1mmol)の懸濁液にヒドラジン(0.69mL、21mmol)を添加する。反応物を密閉し、100℃で一晩加熱する。反応物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣をDCM/MeOHで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色の粘着性フィルム(113mg、収率42%)として得る。ES/MS(m/z):249.2(M+H)。
調製物43
1−シクロプロピル−N’−[4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピラジン−2−イル]シクロプロパンカルボヒドラジド
Figure 0006834057
スキーム4、ステップF:THF(4.5mL)中の4−(シクロプロピルメチル)−2−ヒドラジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピラジン−3−オン(112mg、0.4mmol)、1−シクロプロピルシクロプロパンカルボン酸(68mg,0.5mmol)、HOBT(91mg,0.7mmol)、およびEDCI(137mg,0.7mmol)の懸濁液にTEA(0.22mL、1.6mmol)を添加し、結果として得られた混合物を室温で一晩撹拌する。反応混合物に少量の水を添加し、EtOAcで希釈する。結果として得られた混合物を珪藻土床で濾過し、フィルターケークをEtOAcで洗浄する。濾液を濃縮し、DCM/MeOHで溶離するシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物を赤褐色のフィルム(113mg、収率70%)として得る。ES/MS(m/z):357.22(M+H)、355.0(M−H)。
実施例1
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−プロピル−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4(5H)−オン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップJ:RaNi(0.1g)をEtOAc(1ml)で湿らせ、スラリーにNを散布する。5−アリル−1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オン(201.0mg、0.65mmol)および酢酸エチル(9mL)をスラリーに添加し、この混合物を水素下で振盪する(周囲温度、60psi、1時間)。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣を、EtOAc(100%)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(116.6mg、58%)を淡黄色の固体として得る。ES/MS(m/z):313.2(M+H)。
実施例2
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4(5H)−オン
Figure 0006834057
スキーム1、ステップI:LHMDS(2.0g、2.2mmol)をDMF(5mL)中の1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オン(202.2mg、748.0μmol)の溶液に添加する。混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、ヨウ化N−ブチル(412.9mg、2.2mmol)を添加し、混合物を周囲温度で2日間撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaCl水溶液で洗浄する。NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、黄色の油を得る。EtOAc(100%)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(98.2mg、40%)を黄褐色の固体として得る。ES/MS(m/z):327.2(M+H)。
実施例3
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−(シクロプロピルメチル)−5,6,7,9−テトラヒドロ−4H−ピラノ[4,3−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップF:1−シクロプロピル−N’−[1−(シクロプロピルメチル)−2−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−イル]シクロプロパンカルボヒドラジド(344mg、0.8mmol)、DBU(38μL、0.26mmol)およびHMDS(4mL)を合わせ、120℃で加熱する。7時間後、反応混合物を、MeOHが入っているフラスコに移し、50℃で1.5時間加熱する。減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣を、1:1のEtOAc/DCMから1:1のEtOAc/(4:1のDCM/MeOH)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮する。不純な画分を別途合わせ、減圧下で濃縮する。不純な画分から結果として得られた油をEtOAcに溶解し、超音波処理に供する。混合物を0℃で1時間冷却し、結果として得られた固体を濾過によって収集し、蒸発させた純粋な画分と合わせる。固体をACN/MeOHに溶解し、蒸発乾固させ、真空オーブン内で一晩さらに乾燥させて、表題化合物(155mg、収率58%)を得る。ES/MS(m/z):327(M+H)。
実施例4
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−ブチル−5,6,7,9−テトラヒドロ−4H−ピラノ[4,3−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップF:N’−(1−ブチル−2−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド(832mg、1.9mmol)、DBU(58μL、0.4mmol)およびHMDS(5mL)を合わせ、120℃で一晩加熱する。MeOHが入っているフラスコに移し、50℃で1.5時間加熱する。減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣を1:1のEtOAc/DCM〜1:1のEtOAc/(90:10のDCM/MeOH)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣を、10%NaHCO/水中の10〜70%ACNで溶離するC18上での逆相フラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣をMeOHに溶解し、減圧下で濃縮し、真空オーブン内で2時間乾燥させて、表題化合物(265mg、収率42%)を得る。ES/MS(m/z):329(M+H)。
実施例5
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−(シクロブチルメチル)−5,6,7,9−テトラヒドロ−4H−ピラノ[4,3−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム2、ステップF:N’−[1−(シクロブチルメチル)−2−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−3−イル]−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド(334mg、0.8mmol)、DBU(24μL、0.16mmol)およびHMDS(2.6mL)を合わせ、マイクロ波バイアル内で一晩、120℃で加熱する。室温まで冷却し、反応混合物をMeOHが入っているフラスコに移す。50℃で1.5時間加熱する。反応混合物を減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣を1:1のEtOAc/DCM〜1:1のEtOAc/(90:10のDCM/MeOH)で溶離するシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮し、真空下で一晩乾燥させて、表題化合物(82mg、収率30%)を得る。ES/MS(m/z):341(M+H)。
実施例6
1−(1−シクロプロピルシクロプロピル)−5−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップH:1−シクロプロピル−N’−[4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル]シクロプロパンカルボヒドラジド(571.7mg、1.4mmol)をAcOH(10mL)に溶解し、マイクロ波で3時間、130℃で加熱する。反応混合物を2N NaOHで中和し、EtOAc(3×)で抽出する。合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣をDCM/EtOAc/MeOHで溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物(119mg、収率23.9%)を得る。ES/MS(m/z):327(M+H)。
実施例7
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−ブチル−8,9−ジヒドロ−6H−ピラノ[3,4−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4(5H)−オン
Figure 0006834057
スキーム3、ステップH:HMDS(2.5mL)中のN’−(4−ブチル−3−オキソ−7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[3,4−b]ピラジン−2−イル)−1−シクロプロピル−シクロプロパンカルボヒドラジド(250mg、0.7mmol)の混合物を120℃で一晩撹拌する。反応混合物を室温まで冷却し、50℃のメタノールで1時間撹拌する。反応混合物を減圧下で濃縮する。結果として得られた残渣を、DCM中の0〜10%MeOHで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、粗表題化合物を得る。粗表題化合物を、HO中の10〜50%ACNで溶離するC18上での逆相フラッシュクロマトグラフィーよってさらに精製し、純粋な画分の溶媒蒸発後に表題化合物(75mg、収率30%)を得る。ES/MS(m/z):329(M+H)。
実施例8
1−([1,1’−ビ(シクロプロパン)]−1−イル)−5−(シクロプロピルメチル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−4H−シクロヘプタ[e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−4−オン
Figure 0006834057
スキーム4、ステップG:HMDS(1.0mL、4.8mmol)をTHF(1.0mL)中の1−シクロプロピル−N’−[4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピラジン−2−イル]シクロプロパンカルボヒドラジド(0.111g、0.311mmol)の溶液に添加し、120℃で一晩加熱する。追加のHMDS(2.2mL、11mmol)を添加し、120℃での加熱をさらに1日間続行する。反応混合物を室温まで冷却し、MeOH(1.0mL)を緩徐に添加し、その後の混合物を50℃で15分間加熱する。混合物を減圧下で濃縮し、結果として得られた残渣を、DCM/MeOHで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する。純粋なクロマトグラフィー画分を合わせ、減圧下で濃縮して、表題化合物を黄褐色の泡(0.04g、収率39%)として得る。ES/MS(m/z):339.2(M+H)。
PDEタンパク質の生成
完全長のヒトPDE1A(NP_001003683.1)およびPDE1C(NP_005011.1)をコードするヌクレオチド配列を、N末端HISタグを有するpFastBac1(Invitrogen)ベクターに挿入する。完全長のヒトPDE4D(NP_006194.2)およびPDE3A(NP_000912.3)触媒ドメイン(残基641〜1141)をコードするヌクレオチド配列を、C末端HISタグを有するpFastBac1(Invitrogen)ベクターに挿入する。完全長のヒトPDE6A(NP_000431.2)およびPDE6B(AAH00249.1)をコードするヌクレオチド配列を、N末端HISタグおよびN末端Flagタグをそれぞれ有するpFastBacDual(Invitrogen)ベクターに挿入して、PDE6A/6B二量体を作製する。Sf9細胞内でのバキュロウイルス産生およびタンパク質発現を、Bac−to−Bacバキュロウイルス発現系(Invitrogen)のプロトコルによって行う。完全長ヒトPDE1B(NP_000915.1)をコードするヌクレオチド配列を、C末端HISタグを有するpIEX4(Novagen)に挿入し、ベンダーのプロトコル(Novagen)によってSf9細胞内での両方のタンパク質産生を行う。Hisタグ付きPDEタンパク質を、Ni−NTAアガロース(Qiagen)に次いで保存緩衝液(20mMトリスHCl、pH7.5、150mM NaCl、10%グリセロール)中のSUPERDEX(登録商標)200カラム(GE Healthcare)上でのサイズ排除クロマトグラフィーを用いて精製する。PDE6A/6Bを含むFlagタグ付きPDEタンパク質を、抗Flag M2−アガロース(Sigma)を用いて精製し、NiNTAカラムクロマトグラフィーを経た精製後、保存緩衝液(50mMトリスHCl、pH7.5、150mM NaCl、10%グリセロール、0.1mg/ml Flagペプチド)中に溶離する。精製されたタンパク質をすべて、−80℃で少量の一定分量で保存する。
ホスホジエステラーゼ酵素アッセイ
3’,5’環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)酵素活性はすべて、SPA検出系に基づいた放射酵素アッセイ(シンチレーション近接アッセイ)を用いて測定する。検査することになっている化合物を、10点濃度応答曲線を用いて純粋なジメチルスルホキシド(DMSO)中に希釈する。反応混合物における最大化合物濃度は10または100μMである。適切な濃度の化合物をPDE酵素のうちのいずれかで30分間プレインキュベートした後、基質の添加によって反応を開始する。反応を室温で60分間進行させておく。次に、SPAビーズの添加によって反応を停止させる。試料を、MICROBETA(商標)TRILUX(登録商標)カウンタにおいて12時間後に読み取る。「IC50」は、化合物にとって可能な最大阻害応答の50%を生じる該化合物の濃度を指す。IC50値は、正規化データ対log[化合物]をプロットし、4パラメータ算定方程式を用いてデータを当てはめることによって計算する。
Ca2+−カルモジュリン依存性PDE酵素アッセイ
PDE1B、PDE1A、およびPDE1Cを、標準的なタンパク質生成手順に従ってクローン化および精製する。アッセイ緩衝液を、pH7.5で、水中の50mMトリスHCl、50mM MgCl、4mM CaCl、0.1%ウシ血清アルブミンおよび6U/mlカルモジュリンのアッセイにおいて終濃度を得るように調製する。最終酵素濃度は、PDE1A、PDE1B、およびPDE1Cについてそれぞれ、0.25、0.074、0.0012nMとする。反応を基質である[H]cAMPの添加によって開始し、47nMの終濃度を得る。
Figure 0006834057
表1におけるデータは、実施例1〜8の化合物がインビトロでヒトPDE1A、PDE1B、およびPDE1Cの酵素活性を阻害することを実証している。
H]cAMPを基質として使用するPDE酵素アッセイ
次のホスホジエステラーゼ活性、すなわちヒトPDE3A(触媒ドメイン)およびヒトPDE4Dを、[H]cAMPを反応基質として使用して測定する。いずれの酵素も、標準的な手順に従ってクローン化および精製する。アッセイ緩衝液を調製して、pH7.5で、50mMトリスHCl、8.3mM MgCl、1.7mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)および0.1%ウシ血清アルブミンのアッセイ中の終濃度を得る。最終酵素濃度は、PDE3AおよびPDE4Dについてそれぞれ0.008および0.021nMとする。反応を、基質である[H]cAMPの添加によって開始し、47nMの終濃度を得る。
Figure 0006834057
H]cGMPを基質として使用するPDE酵素アッセイ
次のホスホジエステラーゼ活性、すなわちヒトPDE6A/6Bを、[H]cGMPを反応基質として使用して測定する。ヒトPDE6の触媒活性型は、α(ヒトPDE6A)およびβサブユニット(ヒトPDE6B)で構成される二量体である。ヒトPDE6A/6Bの二量体は、2つの精製ステップ、すなわち、NiNTAおよび抗FLAGセファロースクロマトグラフィーを使用して、発現および精製の戦略によって生成する。アッセイ緩衝液を調製して、pH7.5の50mMトリスHCl、8.3mM MgCl、1.7mM EDTAおよび0.1%ウシ血清アルブミンのアッセイにおける終濃度を得る。最終酵素濃度は5nMとする。反応を、基質である[H]cGMPの添加によって開始し、80nMの終濃度を得る。
Figure 0006834057
表1、2、および3のデータは、実施例1〜8の化合物が、インビトロでヒトPDE3A、PDE4D、およびPDE6ABと比較して、ヒトPDE1A、PDE1B、およびPDE1Cの選択的阻害剤であることを実証している。
本発明は以下の態様を含みうる。
[1]式:
Figure 0006834057
[式中、
XがCH CH 、CH CH CH 、OCH またはCH Oであり、
Rがエチル、n−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルであり、
ただし、XがCH CH のとき、Rがシクロプロピル以外である]
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[2]XがOCH である、上記[1]に記載の化合物または塩。
[3]XがCH Oである、上記[1]に記載の化合物または塩。
[4]Rがシクロプロピルである、上記[1]に記載の化合物または塩。
[5]Rがn−プロピルである、上記[1]に記載の化合物または塩。
[6]式:
Figure 0006834057
である、上記[1]に記載の化合物または塩。
[7]式:
Figure 0006834057
である、上記[6]に記載の化合物。
[8]式:
Figure 0006834057
である、上記[1]に記載の化合物または塩。
[9]式:
Figure 0006834057
である、上記[8]に記載の化合物。
[10]患者における慢性腎疾患を治療する方法であって、それを必要とする患者に、有効量の、上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[11]患者における糖尿病性腎疾患を治療する方法であって、それを必要とする患者に、有効量の、上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[12]療法において使用するための、上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[13]慢性腎疾患の治療に使用するための、上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[14]糖尿病性腎疾患の治療に使用するための、上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[15]上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤とともに含む、薬学的組成物。
[16]上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤と混合することを含む、薬学的組成物を調製するためのプロセス。

Claims (16)

  1. 式:
    Figure 0006834057
    [式中、
    XがCHCH、CHCHCH、OCH、またはCHOであり、
    Rがエチル、n−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルであり、
    ただし、XがCHCHであるとき、Rがシクロプロピル以外である]
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. XがOCHである、請求項1に記載の化合物または塩。
  3. XがCHOである、請求項1に記載の化合物または塩。
  4. Rがシクロプロピルである、請求項1に記載の化合物または塩。
  5. Rがn−プロピルである、請求項1に記載の化合物または塩。
  6. 式:
    Figure 0006834057
    である、請求項1に記載の化合物または塩。
  7. 式:
    Figure 0006834057
    である、請求項6に記載の化合物。
  8. 式:
    Figure 0006834057
    である、請求項1に記載の化合物または塩。
  9. 式:
    Figure 0006834057
    である、請求項8に記載の化合物。
  10. 患者における慢性腎疾患を治療するための薬学的組成物であって、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、薬学的組成物
  11. 患者における糖尿病性腎疾患を治療するための薬学的組成物であって、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、薬学的組成物
  12. 療法において使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. 慢性腎疾患の治療に使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  14. 糖尿病性腎疾患の治療に使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  15. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤とともに含む、薬学的組成物。
  16. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤と混合することを含む、薬学的組成物を調製するためのプロセス。
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