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JP6837293B2 - ライナの取付構造、及びこの取付構造を備えるコンクリートミキサ - Google Patents
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JP6837293B2 - ライナの取付構造、及びこの取付構造を備えるコンクリートミキサ - Google Patents

ライナの取付構造、及びこの取付構造を備えるコンクリートミキサ Download PDF

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Description

本発明は、生コンクリートを生成するために複数の材料を混練するコンクリートミキサに適用されるライナの取付構造に関するものである。
従来、生コンクリートを生成するときには、粗骨材としての砂利、細骨材としての砂、セメント、水及び混和剤等の各材料が計量される。その後、コンクリートミキサに各材料が投入され、各材料が混練されることにより生コンクリートが生成される(例えば特許文献1参照)。
図8は、従来のコンクリートミキサの内部構成の一例を示す図である。このコンクリートミキサ40は、ミキサ本体41と、このミキサ本体41内で回転自在に設けられた2本の混練軸42とを備えている。混練軸42には、上記各材料を混練するための複数のパドル43が設けられている。各パドル43は、各混練軸42に接続されたアーム44と、その先端に設けられたブレード45とからなる。ミキサ本体41の外部には、各混練軸42をそれぞれ回転駆動させるための2つのモータ46が設けられている。
コンクリートミキサ40では、ミキサ本体41内に上記した各材料が投入され、各モータ46によって各混練軸42が周方向に回転されることにより、各材料がブレード45によって混練される。この混練時に、材料はミキサ本体41の内部で移動、攪拌され、その一部は、ミキサ本体41の内部壁面に沿って移動する。この材料の移動により、ミキサ本体41の内部壁面は擦られ削られるので、通常、ミキサ本体41の内部壁面には、鋼板製のライナ47が例えばボルト止めされて取付けられており、内部壁面を保護するようにしている。
図9は、混練軸42の支持面であるミキサ本体41の内部壁面を示す図であるが、この内部壁面においても形状の異なる複数のライナ47が取付けられている。これらのライナ47は、コンクリートミキサ40で混練が行われるたびに、その表面が材料によって擦られるので経年的に摩耗する。そのため、ライナ47は、時期を見計らって新規のものと交換される。ライナ47は、内部壁面にボルト止めされて取付けられており、ボルトを抜脱することにより交換が可能となる。
通常、隣り合うライナ47は、図10に示すように、それらの側面同士が対向するようにミキサ本体41の内部壁面に取付けられている。そのため、各材料が混練された後には、隣り合うライナ47同士の隙間48に生コンクリートCが入り込み、固化する場合がある。
そのため、ライナ47を交換する場合には、バール等の棒状の工具をそれらの隙間48に突っ込んで生コンクリートCを取り除く必要がある。この場合、ライナ47同士の隙間48は比較的狭くなっているので、生コンクリートCを取り除く作業が困難である。したがって、ライナ47の交換作業は、非常に煩わしく手間がかかるといった問題点があった。
特開2009−95781号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、ライナの交換作業を容易にかつ短時間で行うことのできるライナの取付構造を提供することをその課題とする。また、そのライナの取付構造を備えるコンクリートミキサを提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるライナの取付構造は、生コンクリートを生成するために砂利、砂、セメント、水及び混和剤からなる生コンクリートの構成材料を混練するコンクリートミキサの内部壁面に、対向する側面同士の間に隙間が生じるように取付けられるライナの取付構造であって、前記ライナは、略板状の本体を備え、かつ前記本体の側面がテーパ状とされており、隣り合う前記ライナの側面同士の隙間が前記コンクリートミキサの内部方向に向かって狭まるように、前記内部壁面に取付けられ、前記ライナのおもて面が前記複数の材料によって擦られることによって経年的に摩耗し、摩耗すればするほど隣り合う前記ライナの側面同士の隙間が広がっていくことを特徴としている。
本発明のライナの取付構造において、前記コンクリートミキサには、前記生コンクリートの構成材料を混練するためのパドルを支持しつつ軸心方向に回転自在な混練軸が設けられており、前記ライナは、前記本体の内部壁面であって前記混練軸の支持面に取付けられているとよい。
本発明のライナの取付構造において、前記ライナは、正面視で略扇状に形成されているとよい。
本発明のライナの取付構造において、前記ライナには、厚み方向に貫通する複数のボルト孔が形成されており、前記各ボルト孔は、前記混練軸の軸心を中心とした、異なる円周上にそれぞれ配置されているとよい。
本発明の第2の側面によって提供されるコンクリートミキサは、本発明の第1の側面によって提供されるライナの取付構造を有することを特徴としている。
本発明によれば、コンクリートミキサの内部壁面に取付けられるライナは、隣り合うライナの側面同士の隙間がコンクリートミキサの内部方向に向かって狭まるように、内部壁面に取付けられている。ライナのおもて面は、コンクリートミキサの内部で材料が混練されるたびに、材料によって摩耗するが、隣り合うライナの隙間はライナのおもて面が摩耗すればするほど広がっていくことになる。したがって、ライナを新規のものと交換する場合、バール等の工具を広がった隙間に挿入し易くなり、ライナの交換作業を容易にかつ短時間で行うことができる。
本発明に係るライナの取付構造が適用されるコンクリートミキサの斜視図である。 コンクリートミキサの内部壁面を示す図である。 扇状ライナをおもて面側から見た斜視図である。 扇状ライナの側面図及び一部拡大図である。 扇状ライナのボルト孔の断面図である。 扇状ライナの正面図である。 隣り合う扇状ライナ同士の隙間を示す図であり、(a)は扇状ライナの取付け後の状態を示し、(b)は経年使用後の状態を示す。 従来のコンクリートミキサの概略内部構成図である。 従来のコンクリートミキサの内部壁面を示す図である。 従来の隣り合うライナ同士の隙間を示す図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係るライナの取付構造が適用されるコンクリートミキサの斜視図であり、図2は、コンクリートミキサの内部壁面を示す図である。なお、図1では、コンクリートミキサの天板が省略されている。
コンクリートミキサ1は、生コンクリートの製造過程において生コンクリートの構成材料である砂利(粗骨材)、砂(細骨材)、セメント、水及び混和剤等を混練するためのものである。コンクリートミキサ1は、通常、図示しないバッチャプラントと呼称される生コンクリート製造装置の内部に備えられる。コンクリートミキサ1には、計量された各材料が計量ホッパ(図略)等から投入され、コンクリートミキサ1によって混練された生コンクリートは、それを現場に搬出するためのアジテータ車(図略)等に排出される。
コンクリートミキサ1は、所望の大きさを有するミキサ本体2を有している。ミキサ本体2の内部には、2つの混練軸3が回転自在に並設されている。混練軸3は、所定方向に延びた略円柱状にそれぞれ形成されている。2つの混練軸3は、それぞれ相反する方向に回転される。
各混練軸3は、ミキサ本体2の側面に取付けられた駆動モータ4及び図略の減速機によってそれぞれ回転駆動される。駆動モータ4は、それぞれ混練軸3の回転の駆動源となるものである。減速機は、駆動モータ4の駆動力を変化させるためのものである。
混練軸3には、互いに異なる形状の複数のパドル5がそれぞれ設けられている。各パドル5は、それぞれ混練軸3に接続されたアーム6と、アーム6の先端に設けられたブレード7とからなる。
各パドル5は、混練軸3の周面に設けられているため、混練軸3が回転されることにより、混練軸3の周囲を回転する。ミキサ本体2は、この各パドル5の外側の回転軌跡に沿ってほぼ形成されており、すなわち、一部が切り欠けられた2つの円柱状部材が連なった湾曲面部8と、湾曲面部8の両端に形成された2つの端側面部9とによって概略形成されている。
湾曲面部8及び端側面部9の内部壁面には、複数のライナがそれぞれ取付けられている。ライナは、ミキサ本体2の内部壁面を保護するためのものであり、略板状に形成されている。厳密には、湾曲面部8に取付けられるライナは、やや湾曲した板状に形成され、端側面部9に取付けられるライナは、平板状に形成されている。各ライナは、その材質が従来の鋼板に代えて鋳鉄が用いられている。鋳鉄は、鋼板に比べ、耐摩耗性に優れているといった利点がある。これらのライナは、各材料がミキサ本体2の内部で移動、攪拌、混練されると、その表面が徐々に摩耗する。したがって、これらのライナは、必要に応じて新規のものに交換されるようになっている。
混練軸3の支持面である端側面部9の内部壁面には、図2に示すように、複数種類のライナが取付けられている。ライナは、略扇状に形成された扇状ライナ11と、略台形状に形成された台形状ライナ12と、一部が切欠かれて略半ドーナツ状に形成された半ドーナツ状ライナ13とによって構成される。
なお、湾曲面部8の内部壁面には、略矩形状あるいは略菱形状のライナが取付けられているが、ここでは、主として端側面部9の内部壁面に取付けられているライナについて説明する。
扇状ライナ11は、半ドーナツ状ライナ13の周囲に沿って放射状に配置されている。扇状ライナ11は、2つの混練軸3に対応してそれぞれ8つずつ取付けられている。台形状ライナ12は、半ドーナツ状ライナ13の周囲であって2つの混練軸3の間に、互いに一辺同士が突き合わせられるように配置されている。台形状ライナ12は、2つの混練軸3に対応して2つずつ取付けられている。半ドーナツ状ライナ13は、混練軸3の支持面の周囲にそれぞれ2つずつ取付けられて配置されている。
図3は、扇状ライナ11をおもて面11a側から見た斜視図である。扇状ライナ11は、所定の厚みを有する略扇状の本体を備えている。扇状ライナ11は、図3における上側の側面14及び下側の側面15がそれぞれ湾曲状に形成され、上側の側面14の辺の長さが下側の側面15のそれより長くされている。また、上側の側面14の曲率半径は、下側の側面15のそれより大とされている。
一方、扇状ライナ11の図3における右側の側面16及び左側の側面17は、フラットな面とされている。右側の側面16及び左側の側面17の一辺の長さは、等しく設定されている。
ここで、扇状ライナ11の右側側面16及び左側側面17は、テーパ状に形成されている。すなわち、図4に示すように、右側側面16及び左側側面17は、扇状ライナ11のおもて面11aの面積が裏面11bの面積より大となるように、おもて面11a側から裏面11b側に向けて傾斜がつけられている。なお、扇状ライナ11の上側の側面14及び下側の側面15も、テーパ状に形成されていてもよい。
扇状ライナ11の本体には、厚み方向に貫通する3つの第1ないし第3ボルト孔21〜23が形成されている。第1及び第2ボルト孔21,22は、上側の側面14近傍に形成されており、第3ボルト孔23は、下側の側面15近傍に形成されている。
第1ボルト孔21のおもて面11a側の周囲には、図5に示すように、凹陥した段差24が形成されている。また、第1ボルト孔21の裏面11b側の周囲には、略円状の凸部25が形成されている。なお、図示しないが第2及び第3ボルト孔22,23にも、第1ボルト孔21と同様に段差24及び凸部25が形成されている。
ここで、第1ボルト孔21及び第2ボルト孔22は、扇状本体において非対称にややずれた位置に形成されている。すなわち、図6に示すように、右側の側面16及び左側の側面17の延長線上の交点を中心Pとすると、第1ボルト孔21及び第2ボルト孔22は、その中心Pからの距離が異なる位置にそれぞれ形成されている。第1ボルト孔21における中心Pからの距離L1は、第2ボルト孔22における中心Pからの距離L2より長くなるようにされている。なお、中心Pは、混練軸3の軸心と一致する。
次に、本実施形態のライナの取付構造における作用について説明する。
扇状ライナ11は、ミキサ本体2の内部壁面に取付けられる場合、おもて面11aがミキサ本体2の内部側に向けられるように取付けられる。上述したように、扇状ライナ11の右側側面16及び左側側面17は、おもて面11aの面積が裏面11bの面積より大となるように、テーパ状に形成されている。そのため、図7(a)に示すように、隣り合う扇状ライナ11同士の隙間Aは、ミキサ本体2の内部方向に向かって狭まるようになる。
扇状ライナ11は、コンクリートミキサ1において各材料が混練されるたびに、材料によっておもて面11aが徐々に擦られて削られる。そのため、扇状ライナ11は、図7(b)に示すように、おもて面11aが経年的に摩耗していく。この場合、隣り合う扇状ライナ11は、それらの隙間Aがミキサ本体2の内部方向に向かって狭まるように配置されているため、隙間Aは、扇状ライナ11のおもて面11aが摩耗すればするほど広がっていくことになる。
よって、扇状ライナ11を新規のものと交換する場合、バール等の工具を広がった隙間Aに挿入し易くなり、また、生コンクリートC(図10参照)が隙間Aに入り込んでいてもそれを除去し易くなる。したがって、扇状ライナ11の交換作業を容易にかつ短時間で行うことができる。
すなわち、本実施形態における扇状ライナ11の取付構造では、扇状ライナ11の経年的な使用によりそのおもて面11aが摩耗し扇状ライナ11の厚み自体が薄くなっていく。このように、扇状ライナ11においてはミキサ本体2の内部壁面を保護する上で形状的に不利な方向に進行するものの、経年的な使用により扇状ライナ11同士の隙間Aは広がっていくので、交換作業等の保守作業に有利な方向に進行することになる。
また、扇状ライナ11の第1ボルト孔21及び第2ボルト孔22は、図6に示したように、非対称にややずれた位置に形成されているので、扇状ライナ11のおもて面11aの摩耗の進行を遅らせることができる。すなわち、扇状ライナ11の各ボルト孔21〜23のおもて面11a側には、段差24が形成されているため、材料が混練されると材料がその段差24の縁に衝突し、衝突する材料によって段差24の形成領域が徐々に広がるようになる。
ミキサ本体2の内部に投入された材料は、各パドル5によって移動、攪拌されて混練されるが、ミキサ本体2の内部壁面近傍における材料は、混練軸3の軸心を中心とする同一円周上を移動することが多い。そのため、仮に第1及び第2ボルト孔21,22が混練軸3の軸心Pからの距離が等しくなるように形成されておれば、第1ボルト孔21の段差24の形成領域が材料の衝突により広がってその広がりが進行すると、第1及び第2ボルト孔21,22をつなぐような溝状の凹部が形成されてしまう。よって、この溝状凹部は、扇状ライナ11の交換時期が早まる要因となる。
しかしながら、本実施形態では、扇状ライナ11の第1及び第2ボルト孔21,22は中心Pから異なる位置に形成されているので、上記したような溝状の凹部が形成されることを防止することができる。したがって、扇状ライナ11のおもて面11aの摩耗の進行を遅らせることができ、ひいては、扇状ライナ11の寿命を長くすることができる。
なお、上記実施形態では、主に混練軸3の支持面である端側面部9の内部壁面に取付けられる扇状ライナ11の構成及びその取付構造について主に説明したが、この扇状ライナ11の取付構造は、台形状ライナ12及び半ドーナツ状ライナ13並びにミキサ本体2の湾曲面部8の内部壁面に取付けられる略矩形状あるいは略菱形状のライナに適用してもよい。
本発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば上記実施形態における各部材の形態、大きさ、数量及び構造等は、上記実施形態に限るものではなく適宜設計変更可能である。例えば、上記実施形態に示した扇状ライナ11等の形状や数、それに形成されるボルト孔の数は上記したものに限るものではない。
1 コンクリートミキサ
2 ミキサ本体
3 混練軸
5 パドル
8 湾曲面部
9 端側面部
11 扇状ライナ
11a おもて面
11b 裏面
14 上側の側面
15 下側の側面
16 右側の側面
17 左側の側面
21 第1ボルト孔
22 第2ボルト孔
23 第3ボルト孔

Claims (5)

  1. 生コンクリートを生成するために砂利、砂、セメント、水及び混和剤からなる生コンクリートの構成材料を混練するコンクリートミキサの内部壁面に、対向する側面同士の間に隙間が生じるように取付けられるライナの取付構造であって、
    前記ライナは、
    略板状の本体を備え、かつ前記本体の側面がテーパ状とされており、
    隣り合う前記ライナの側面同士の隙間が前記コンクリートミキサの内部方向に向かって狭まるように、前記内部壁面に取付けられ、
    前記ライナのおもて面が前記生コンクリートの構成材料によって擦られることによって経年的に摩耗し、摩耗すればするほど隣り合う前記ライナの側面同士の隙間が広がっていくことを特徴とする、ライナの取付構造。
  2. 前記コンクリートミキサには、
    前記生コンクリートの構成材料を混練するためのパドルを支持しつつ軸心方向に回転自在な混練軸が設けられており、
    前記ライナは、
    前記本体の内部壁面であって前記混練軸の支持面に取付けられている、請求項1に記載のライナの取付構造。
  3. 前記ライナは、正面視で略扇状に形成されている、請求項1または2に記載のライナの取付構造。
  4. 前記ライナには、
    厚み方向に貫通する複数のボルト孔が形成されており、
    前記各ボルト孔は、
    前記混練軸の軸心を中心とした、異なる円周上にそれぞれ配置されている、請求項2に記載のライナの取付構造。
  5. 請求項1に記載の、ライナの取付構造を有することを特徴とする、コンクリートミキサ。
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