Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6844602B2 - 電極 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6844602B2 - 電極 - Google Patents

電極 Download PDF

Info

Publication number
JP6844602B2
JP6844602B2 JP2018217364A JP2018217364A JP6844602B2 JP 6844602 B2 JP6844602 B2 JP 6844602B2 JP 2018217364 A JP2018217364 A JP 2018217364A JP 2018217364 A JP2018217364 A JP 2018217364A JP 6844602 B2 JP6844602 B2 JP 6844602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active material
material layer
particle
particles
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018217364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020087597A (ja
Inventor
亮 花▲崎▼
亮 花▲崎▼
章浩 落合
章浩 落合
慶一 高橋
慶一 高橋
福本 友祐
友祐 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018217364A priority Critical patent/JP6844602B2/ja
Publication of JP2020087597A publication Critical patent/JP2020087597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6844602B2 publication Critical patent/JP6844602B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本開示は電極に関する。
特開2015−228337号公報(特許文献1)は、電極の製造過程において、塗膜に含まれる炭素質材料を磁界によって配向させることを開示している。
特開2015−228337号公報
本開示の目的は電池抵抗の低減にある。
以下本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により、特許請求の範囲が限定されるべきではない。
本開示の電極は集電体および活物質層を含む。活物質層は集電体の表面に配置されている。活物質層は活物質粒子群を含む。活物質粒子群に含まれる活物質粒子の各々は、コア粒子およびシェル層を含む。シェル層はコア粒子を被覆している。シェル層は電子伝導性を有する。コア粒子は1.5以上のアスペクト比を有する。活物質粒子群は45°以下の配向角を有する。配向角は、活物質粒子の長軸方向と、集電体の表面の法線方向とがなす角のうち鋭角を示す。
図1は本開示の作用メカニズムを図解する第1概念図である。
一般に電極はペースト(粒子分散液)の塗布により形成される。図1にはペーストの塗膜の断面が概念的に示されている。塗膜は分散媒を含む。分散媒に複数個の活物質粒子5(すなわち活物質粒子群)が分散している。活物質粒子5はコア粒子1およびシェル層2を含む。
図2は本開示の作用メカニズムを図解する第2概念図である。
塗膜の厚さ方向(図2のy軸方向)に磁界が印加される。塗膜の厚さ方向は、集電体の表面の法線方向と実質的に同方向である。
図3は本開示の作用メカニズムを図解する第3概念図である。
シェル層2は電子伝導性を有する。すなわちシェル層2には自由電子が含まれている。外部磁界の影響により、自由電子は、活物質粒子の表面において、外部磁界を中心軸とする円運動を行うと考えられる。自由電子の円運動は、外部磁界を打ち消す方向の磁界が生じるように行われると考えられる。
コア粒子1は1.5以上のアスペクト比を有している。アスペクト比は短軸径に対する長軸径の比である。円運動の半径が小さい程、自由電子の円運動により生じる磁界は小さくなると考えられる。すなわち円運動の中心軸が長軸方向と平行であるとき、自由電子の円運動による磁界は最小となり、円運動の中心軸が短軸方向と平行であるとき、自由電子の円運動による磁界は最大となると考えられる。
活物質粒子5は、自由電子の円運動により生じる磁界が小さくなるように配向すると考えられる。その結果、活物質粒子群は、各活物質粒子5の長軸方向が塗膜の厚さ方向に沿うように配向すると考えられる(図2を参照のこと)。
図4は本開示の作用メカニズムを図解する第4概念図である。
塗膜の乾燥後、塗膜(すなわち活物質層12)が圧縮される。活物質層12に含まれる活物質粒子群は配向している。活物質粒子群が配向した状態で、活物質層12が圧縮されることにより、活物質粒子群が密に充填され得る。さらに圧縮後も、活物質粒子群の配向状態は維持され得る。活物質層12では、電池の充放電反応が効率的に進行し得る。すなわち電池抵抗の低減が期待される。
ただし活物質粒子群の配向角は45°以下である。配向角が45°を超えると、活物質粒子群が密に充填されず、電池抵抗が十分低減しない可能性がある。
図1は本開示の作用メカニズムを図解する第1概念図である。 図2は本開示の作用メカニズムを図解する第2概念図である。 図3は本開示の作用メカニズムを図解する第3概念図である。 図4は本開示の作用メカニズムを図解する第4概念図である。 図5は本実施形態の電極の構成の一例を示す概略図である。 図6は配向角を図解する概念図である。 図7は本実施例の電極群を示す概略図である。 図8は本実施例の電池を示す概略図である。 図9は、配向角と、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。 図10は、コア粒子のアスペクト比と、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。 図11は、AB含量と、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。 図12は、外部磁界の強さと、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。
以下本開示の実施形態(本明細書では「本実施形態」とも記される)が説明される。ただし以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。例えば以下では、リチウムイオン電池用の電極が説明される。ただしリチウムイオン電池は電池の一例に過ぎない。本実施形態の電極は、その他の電池系(例えばナトリウムイオン電池等)にも適用され得る。
<電極>
図5は本実施形態の電極の構成の一例を示す概略図である。
電極10はリチウムイオン電池用である。電極10はシート状の部品である。電極10は集電体11および活物質層12を含む。
《集電体》
集電体11は導電性の電極基材である。集電体11は例えば5μm以上50μm以下の厚さを有していてもよい。集電体11は例えば金属箔等であってもよい。電極10が正極である場合、集電体11は例えばアルミニウム(Al)箔等であってもよい。電極10が負極である場合、集電体11は例えば銅(Cu)箔等であってもよい。
《活物質層》
活物質層12は集電体11の表面に配置されている。活物質層12は集電体11の片面のみに配置されていてもよい。活物質層12は集電体11の表裏両面に配置されていてもよい。図5のx軸方向において、集電体11が活物質層12から突出した部分は、外部端子と接続され得る。
図4には、図5のxy平面(集電体11の表面の法線方向に平行な断面)が概念的に示されている。活物質層12は例えば10μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。活物質層12は活物質粒子群を含む。活物質粒子群に含まれる活物質粒子5の各々は、コア粒子1およびシェル層2を含む。
本実施形態では、活物質粒子群が配向しているため、活物質粒子群が密に充填され得る。活物質層12は例えば3.65g/cm3以上の密度を有していてもよい。活物質層12の「密度」は、活物質層12の質量が活物質層12のみかけ体積で除されることにより算出される。みかけ体積は、活物質層12の厚さと面積との積である。活物質層12は例えば3.66g/cm3以上の密度を有していてもよい。活物質層12は例えば3.68g/cm3以上の密度を有していてもよい。活物質層12は例えば3.70g/cm3以上の密度を有していてもよい。活物質層12は例えば3.72g/cm3以上の密度を有していてもよい。活物質層12の密度に上限は特に設けられていない。活物質層12は例えば4.00g/cm3以下の密度を有していてもよい。
(コア粒子)
コア粒子1は、電池の充放電反応に関与する材料を含む。本実施形態において、電池の充放電反応に関与することは、リチウムイオンのインターカレーションが可能であることを示す。コア粒子1は、実質的に電池の充放電反応に関与する材料のみからなっていてもよい。本実施形態のコア粒子1は、磁界に応答する材料でなくてもよい。本実施形態では、シェル層2に含まれる自由電子の作用により、活物質粒子5が配向するためである。もちろんコア粒子1は磁界に応答する材料を含んでいてもよい。
電極10が正極である場合、コア粒子1は、例えばリチウム含有金属酸化物、リチウムリン酸塩等を含んでいてもよい。コア粒子1は、例えばコバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(例えばLiMnO2、LiMn24等)、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/32、LiNi0.5Co0.2Mn0.32、LiNi0.6Co0.3Mn0.12、LiNi0.4Co0.2Mn0.42等)、ニッケルコバルトアルミン酸リチウム(例えばLiNi0.82Co0.15Al0.032等)およびリン酸鉄リチウム(LiFePO4)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
電極10が負極である場合、コア粒子1は、例えば酸化珪素(SiO)、酸化錫(SnO)およびチタン酸リチウム(Li4Ti512)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
(単粒子)
コア粒子1は例えば単粒子であってもよい。単粒子は1個の単結晶からなる粒子を示す。コア粒子1は二次粒子(単粒子の凝集体)であってもよい。コア粒子1に含まれる単粒子が少ない程、活物質粒子5が配向しやすくなる傾向がある。コア粒子1は例えば1個以上10個以下の単粒子を含んでいてもよい。コア粒子1は例えば1個以上5個以下の単粒子を含んでいてもよい。コア粒子1は例えば1個以上3個以下の単粒子を含んでいてもよい。コア粒子1は実質的に1個の単粒子のみからなっていてもよい。
コア粒子1が例えば層状岩塩型の結晶(例えばニッケルコバルトマンガン酸リチウム等)を含み、かつコア粒子1が単粒子からなる場合、活物質粒子5が活物質層12の厚さ方向に配向することにより、コア粒子1においてリチウムイオンのインターカレーションが生起する部分が電極10の表面を向くことになると考えられる。インターカレーションが生起する部分が電極10の表面を向くことにより、電池抵抗がいっそう低減することが期待される。
(アスペクト比)
コア粒子1は1.5以上のアスペクト比を有する。アスペクト比が1.5未満であると、活物質粒子5が十分配向しない可能性がある。アスペクト比が大きい程、充填性の向上と、電池抵抗の低減とが期待される。コア粒子1は例えば2.0以上のアスペクト比を有していてもよい。アスペクト比の上限は特に設けられていない。コア粒子1は例えば2.5以下のアスペクト比を有していてもよい。
本明細書の「アスペクト比」は、粒子の短軸径(短軸方向の長さ)に対する長軸径(長軸方向の長さ)の比を示す。長軸径は、粒子の断面像全体における粒子の最大径を示す。短軸径は、同粒子の断面画像において長軸径と直交する径のうち最大径を示す。アスペクト比は活物質層12の断面像において測定される。活物質層12の断面像において、20個のコア粒子1が無作為に抽出される。断面像は例えばSEM(scanning electron microscope)像であり得る。20個のコア粒子1においてアスペクト比が測定される。20個の算術平均値が採用される。なお活物質層12の断面観察方法は後述の「配向角」において説明される。
(d50)
コア粒子1のサイズは特に限定されるべきではない。コア粒子1は例えば1μm以上30μm以下のd50を有していてもよい。「d50」は体積基準の粒子径分布において微粒側からの積算粒子体積が全粒子体積の50%になる粒子径を示す。d50はレーザ回折式粒子径分布測定装置等により測定され得る。
(シェル層)
シェル層2はコア粒子1を被覆している。シェル層2はコア粒子1の表面全体を被覆していてもよい。活物質粒子群が磁界により配向し得る限り、シェル層2はコア粒子1の表面の一部を被覆していてもよい。活物質粒子5は、例えば1質量%以上5質量%以下のシェル層2を含んでいてもよい。シェル層2は電子伝導性を有する。シェル層2の比率が高い程、活物質粒子5が配向しやすくなる傾向がある。
シェル層2は例えば電子伝導体を含んでいてもよい。シェル層2は実質的に電子伝導体のみからなっていてもよい。電子伝導体は特に限定されるべきではない。電子伝導体は、例えばカーボンブラック〔例えばアセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック(登録商標)等〕、黒鉛および金属からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
シェル層2の形成方法は特に限定されるべきではない。例えばシェル層2は乾式プロセスにより形成されてもよい。すなわちコア粒子1と、電子伝導体とのメカノフュージョンにより、シェル層2が形成されてもよい。例えばホソカワミクロン社製の粒子複合化装置「ノビルタ」等が使用されてもよい。例えばシェル層2は湿式プロセスにより形成されてもよい。すなわちバインダおよび電子伝導体を含むコーティング液が準備されてもよい。コア粒子1にコーティング液が噴霧されることにより、シェル層2が形成されてもよい。
(電子伝導性付与度)
シェル層2の電子伝導性の程度は、例えば「電子伝導性付与度(無次元量)」により評価され得る。
電子伝導性付与度は下記式:
E=R0÷R1
(ただし式中、Eは電子伝導性付与度を示し、R0はコア粒子群の抵抗を示し、R1は活物質粒子群の抵抗を示す。)
により算出される。
0およびR1の各々は、例えば三菱ケミカルアナリテック社製の粉体抵抗測定システム「MCP−PD51型」等により測定され得る。同装置と同等の機能を有する装置が使用されてもよい。測定試料(粒子群)の質量は例えば5g程度であってもよい。測定時の荷重は例えば20kN程度であってもよい。
電子伝導性付与度が例えば103以上であれば、活物質粒子群が十分な磁界応答性を有することが期待される。電子伝導性付与度は例えば104以上であってもよい。電子伝導性付与度は例えば105以上であってもよい。
(配向角)
活物質粒子群にシェル層2が含まれるため、活物質粒子群は外部磁界によって配向し得る。活物質粒子群が配向していることにより、電池抵抗の低減が期待される。活物質粒子群の配向状態は配向角によって評価される。
図6は配向角を図解する概念図である。
「配向角(図6のθ)」は、活物質粒子5の長軸方向と、集電体11の表面の法線方向(図6のy軸方向)とがなす角のうち鋭角を示す。配向角は、活物質層12の断面において測定される。断面は、集電体11の表面の法線方向と実質的に平行とされる。「実質的に平行」とは、集電体11の表面の法線方向と、該断面とがなす角のうち鋭角が0°以上10°以下であることを示す。
電極10から活物質層12の断面試料が切り出される。断面試料には、CP(cross section polisher)加工、FIB(focused ion beam)加工等が適宜施され得る。断面試料が例えばSEM等により観察される。断面試料のSEM像において、20個の活物質粒子5が無作為に抽出される。各活物質粒子5において配向角が測定される。20個の算術平均値が採用される。
本実施形態では、活物質粒子群が45°以下の配向角を有する。配向角が45°を超えると、電池抵抗が十分低減しない可能性がある。配向角が小さい程、電池抵抗の低減が期待される。配向角は例えば42°以下であってもよい。配向角は例えば40°以下であってもよい。配向角は例えば35°以下であってもよい。配向角は例えば30°以下であってもよい。配向角の下限は特に設けられていない。配向角は実質的に0°であってもよい。
(XRDピーク強度比)
コア粒子1が層状岩塩型のリチウム含有金属酸化物を含む場合、活物質粒子群の配向状態が、例えば活物質層12のXRD(x−ray diffraction)チャートによって評価されてもよい。すなわち活物質層12のXRDチャートにおいて、104面に対応する回折ピークの高さと、003面に対応する回折ピークの高さとが測定される。本実施形態の「XRDピーク強度比」は、104面に対応する回折ピークの高さに対する、003面に対応する回折ピークの高さの比である。
XRDチャートは一般的なXRD装置により測定され得る。例えばリガク社製の全自動多目的X線回折装置「SmartLab」等が使用されてもよい。同装置と同等の機能を有する装置が使用されてもよい。XRDの測定条件は例えば次のとおりである。
測定温度:室温(20℃±5℃)
モノクロメータ:黒鉛単結晶
カウンタ:シンチレーションカウンタ
X線源:Cu−Kα線
管電圧:40kV
管電流:50mA
測定範囲:2θ=10°〜90°
スキャンスピード:2°/min
ステップ幅:0.1°
XRDピーク強度比が例えば1.2以上であれば、活物質粒子群が密に充填され、電池抵抗が低減することが期待される。XRDピーク強度比が大きい程、電池抵抗の低減が期待される。XRDピーク強度比は、例えば1.23以上であってもよい。XRDピーク強度比は、例えば1.25以上であってもよい。XRDピーク強度比は、例えば1.3以上であってもよい。XRDピーク強度比に上限は特に設けられていない。XRDピーク強度比は、例えば1.4以下であってもよい。
(その他の成分)
活物質層12は実質的に活物質粒子群のみからなっていてもよい。活物質層12は活物質粒子群に加えて、例えば導電材、バインダ等をさらに含んでいてもよい。
導電材は、例えば100質量部の活物質粒子群に対して、0.1質量部以上10質量部以下含まれていてもよい。導電材は特に限定されるべきではない。導電材は、例えばアセチレンブラック(AB)、気相成長炭素繊維(VGCF)、黒鉛、カーボンナノチューブ(CNT)およびグラフェンフレークからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。なお本実施形態では、シェル層2が電子伝導性を有するため、導電材の追加が不要であることもあり得る。
バインダは、例えば100質量部の活物質粒子群に対して、0.1質量部以上10質量部以下含まれていてもよい。バインダは特に限定されるべきではない。バインダは例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリアクリル酸(PAA)、カルボキシメチルセルロース(CMC)およびスチレンブタジエンゴム(SBR)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
以下、本開示の実施例(本明細書では「本実施例」と記される)が説明される。ただし以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。
<電極および電池の製造>
以下のように電極および電池が製造された。本実施例の電極は「正極」である。
《実施例1》
1.電極の製造
以下の材料が準備された。
コア粒子:リチウム含有金属酸化物(結晶構造=層状岩塩型、アスペクト比=1.5、d50=10μm)
電子伝導体:アセチレンブラック(AB)
ホソカワミクロン社製の粒子複合化装置「ノビルタ」に各材料が投入された。配合比は「リチウム含有金属酸化物:AB=99:1(質量比)」である。同装置により粒子複合化処理が実施された。これにより活物質粒子群が製造された。活物質粒子群に含まれる活物質粒子の各々は、コア粒子1(リチウム含有金属酸化物)とシェル層2(AB)とを含むと考えられる。前述の測定方法により、「電子伝導性付与度」が測定された。結果は下記表1に示される。
以下の材料が準備された。
導電材:AB
バインダ:PVDF
分散媒:N−メチル−2−ピロリドン
集電体:帯状のAl箔
活物質粒子群、導電材、バインダおよび分散媒が混合されることにより、正極ペーストが調製された。固形分の組成は「活物質粒子:AB:PVDF=95:4:1(質量比)」である。正極ペーストが集電体の表面に塗布されることにより、塗膜が形成された。一対の電磁石により外部磁界が形成された。外部磁界の強さは200mTである。外部磁界の方向は、塗膜の厚さ方向(集電体11の表面の法線方向)と実質的に同一である。塗膜に対して外部磁界が1秒間印加された。
外部磁界の印加後、塗膜が乾燥されることにより、活物質層12が形成された。これにより電極10が製造された。電極10は帯状である。活物質層12の塗布量(乾燥後)は40mg/cm2である。活物質層12の幅寸法(図5のx軸方向の寸法)は110mmである。ロール圧延機により、電極10が圧延された。ロール圧延機の線圧は50MPa/cmである。なお活物質層12に含まれるABの合計含量(=シェル層+導電材)は5質量%である。
前述の測定方法により、「配向角」および「XRDピーク強度比」が測定された。結果は下記表1に示される。
図7は本実施例の電極群を示す概略図である。
図8は本実施例の電池を示す概略図である。
以下のように電極10を含む電池100が製造された。
2.負極の製造(図7を参照のこと)
以下の材料が準備された。
活物質粒子群:天然黒鉛
バインダ:CMCおよびSBR
分散媒:イオン交換水
集電体:帯状のCu箔(厚さ 10μm)
活物質粒子群、バインダおよび分散媒が混合されることにより、負極ペーストが調製された。負極ペーストが集電体の表面に塗布され、乾燥されることにより活物質層が形成された。活物質層の塗布量(乾燥後)は30mg/cm2である。活物質層の幅寸法(図7のx軸方向の寸法)は112mmである。以上より負極20が製造された。負極20は帯状である。
3.セパレータの準備(図7を参照のこと)
セパレータ30としてPE製の多孔質膜(幅寸法 120mm、厚さ 15μm)が準備された。耐熱材料、バインダおよび分散媒が混合されることにより、ペーストが調製された。耐熱材料はセラミックスの粒子群である。ペーストがセパレータ30の表面に塗布され、乾燥されることにより、耐熱層が形成された。耐熱層は4μmの厚さを有する。以上よりセパレータ30が準備された。
4.電解液の準備
電解液が準備された。電解液は以下の成分からなる。ここで「EC」はエチレンカーボネートを示す。「EMC」はエチルメチルカーボネートを示す。「DEC」はジエチルカーボネートを示す。
支持塩:LiPF6(濃度 1mоl/L)
溶媒:[EC:EMC:DEC=3:4:3(体積比)]
5.組み立て(図7および8を参照のこと)
電極10(正極)、セパレータ30、負極20およびセパレータ30がこの順序で積層され、さらにこれらが渦巻状に巻回された。これにより電極群50が形成された。
ケース90が準備された。ケース90は角形である。ケース90は、高さ寸法(75mm)×幅寸法(120mm)×奥行寸法(15mm)の外形寸法を有する。高さ寸法は図8のz軸方向の寸法である。幅寸法は図8のx軸方向の寸法である。奥行寸法は図8のy軸方向の寸法である。ケース90は1mmの肉厚を有する。
電極群50に正極端子91および負極端子92が接続された。ケース90に電極群50が収納された。ケース90に電解液が注入された。ケース90が密閉された。以上より電池100(角形リチウムイオン電池)が製造された。電池100は3.0〜4.1Vの範囲で5Ahの定格容量を有するように設計されている。
6.仕上げ充放電
25℃の温度環境下において、1Cの電流レートにより電池100が4.2Vまで充電された。「1C」の電流レートでは定格容量が1時間で充電される。5分間の休止を挟んで、1Cの電流レートにより電池100が3.0Vまで放電された。
さらに以下の定電流−定電圧(CC−CV)方式充電およびCC−CV方式放電により、電池100の初期容量が確認された。
CC−CV方式充電:CC=1C、CV=4.1V、0.01Cカット
CC−CV方式放電:CC=1C、CV=3.0V、0.01Cカット
《実施例2および3》
下記表1のアスペクト比を有するコア粒子が使用されることを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。
《実施例4および5》
下記表1に示されるように、活物質粒子群のAB含量、および電子伝導性付与度が変更されることを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。なお活物質層に含まれるABの合計含量は、その他の例と同様に5質量%である。
《実施例6〜8》
下記表1に示されるように、外部磁界の強さが変更されることを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。
《比較例1》
下記表1のアスペクト比を有するコア粒子が準備された。コア粒子群、電子伝導体の粒子群、バインダおよび分散媒が混合されることにより、正極ペーストが調製された。正極ペーストが集電体の表面に塗布され、乾燥されることにより、活物質層が形成された。これらを除いては実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。
《比較例2》
塗膜に外部磁界が印加されないことを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。
《比較例3および4》
下記表1のアスペクト比を有するコア粒子が使用されることを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。
《比較例5》
下記表1に示されるように、活物質粒子群のAB含量、および電子伝導性付与度が変更されることを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。なお活物質層に含まれるABの合計含量は、その他の例と同様に5質量%である。
《比較例6》
下記表1に示されるように、外部磁界の強さが変更されることを除いては、実施例1と同様に電極が製造された。さらに電極を含む電池が製造された。
<評価>
電池のSOC(state of charge)が50%に調整された。10Cの電流レートにより電池100が10秒間放電された。放電開始から10秒後の電圧降下量が測定された。電圧降下量と電流レートとの関係から「電池抵抗」が算出された。結果は下記表1に示される。
Figure 0006844602
<結果>
《実施例1〜8および比較例1〜6》
実施例1〜8は、比較例1〜6に比して活物質層の密度が高く、なおかつ電池抵抗が小さい。実施例1〜8では、比較例1〜6よりも活物質粒子群が密に充填されているためと考えられる。実施例では、配向角がいずれも45°以下である。これに対して比較例2、4〜6では、配向角が45°を超えている。したがって配向角が45°以下であることにより、活物質粒子群が密に充填されやすくなると考えられる。なお比較例1および3はコア粒子のアスペクト比が1であるため、配向角を有しない。
図9は、配向角と、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。45°の配向角を境界として、活物質層の密度および電池抵抗の推移が変化している。配向角が45°以下である範囲において、配向角が小さくなる程、活物質層の密度が高くなり、電池抵抗が低減する傾向がみられる。
《実施例1〜3、比較例1、3および4》
図10は、コア粒子のアスペクト比と、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。コア粒子のアスペクト比が大きい程、活物質層の密度が高くなり、かつ電池抵抗が低減する傾向がみられる。コア粒子のアスペクト比が大きい程、活物質粒子群が配向しやすくなるためと考えられる。活物質粒子群が配向することにより、活物質粒子群が密に充填されやすく、かつ電解液が拡散しやすくなるため、電池抵抗が低減していると考えられる。
比較例3および4は活物質層の密度が低く、電池抵抗も大きい。アスペクト比が1.5未満であるためと考えられる。
《実施例1、4および5、比較例5》
図11は、AB含量と、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。AB含量が増加すると(すなわち電子伝導体が増加すると)、活物質層の密度が高くなり、電池抵抗が低減する傾向がみられる。電子伝導体が多い程、自由電子が多くなり、活物質粒子群が配向しやすくなるためと考えられる。電子伝導体が多い程、配向角も小さくなっている。
《実施例1、6〜8、比較例2および6》
図12は、外部磁界の強さと、活物質層の密度および電池抵抗との関係を示すグラフである。外部磁界の強さが大きくなる程、活物質層の密度が高くなり、電池抵抗が低減する傾向がみられる。外部磁界の強さが大きい程、配向角が小さくなるためと考えられる。
本開示の実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
1 コア粒子、2 シェル層、5 活物質粒子、10 電極、11 集電体、12 活物質層、20 負極、30 セパレータ、50 電極群、90 ケース、91 正極端子、92 負極端子、100 電池。

Claims (1)

  1. 集電体および活物質層を含み、
    前記活物質層は前記集電体の表面に配置されており、
    前記活物質層は活物質粒子群を含み、
    前記活物質粒子群に含まれる活物質粒子の各々は、コア粒子およびシェル層を含み、
    前記シェル層は前記コア粒子を被覆しており、
    前記シェル層は電子伝導性を有し、
    前記コア粒子は1.5以上のアスペクト比を有し、
    前記活物質粒子群は45°以下の配向角を有し、
    前記配向角は、前記活物質粒子の長軸方向と、前記集電体の表面の法線方向とがなす角のうち鋭角を示し、
    前記活物質粒子は、10 3 以上の電子伝導性付与度を有しており、
    前記電子伝導性付与度は、前記活物質粒子の抵抗に対する、前記コア粒子の抵抗の比を示す、
    電極。
JP2018217364A 2018-11-20 2018-11-20 電極 Active JP6844602B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018217364A JP6844602B2 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018217364A JP6844602B2 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020087597A JP2020087597A (ja) 2020-06-04
JP6844602B2 true JP6844602B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=70908526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018217364A Active JP6844602B2 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6844602B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115004397A (zh) * 2020-01-31 2022-09-02 京瓷株式会社 二次电池用电极以及二次电池
CN113410426A (zh) * 2021-07-30 2021-09-17 湖南立方新能源科技有限责任公司 一种锂离子电池

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127823A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sony Corp 電池および正極の製造方法
JP6088923B2 (ja) * 2012-09-04 2017-03-01 日本碍子株式会社 リチウム二次電池用正極活物質又はその前駆体の製造方法
EP2793300A1 (en) * 2013-04-16 2014-10-22 ETH Zurich Method for the production of electrodes and electrodes made using such a method
JP7033749B2 (ja) * 2017-04-26 2022-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 二次電池用正極、及び二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020087597A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7531165B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池
JP6141859B2 (ja) 安全性と安定性が向上したリチウム二次電池
JP7394324B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP6183360B2 (ja) リチウムイオン二次電池の電極及びこれを用いたリチウムイオン二次電池
JP6727668B2 (ja) 二次電池用正極、この製造方法及びこれを含むリチウム二次電池
JP7478183B2 (ja) 非水電解質二次電池及びその製造方法
KR102256295B1 (ko) 음극 활물질, 상기 음극 활물질을 포함한 음극 및 리튬 이차 전지, 및 상기 음극 활물질의 제조방법
JP7494647B2 (ja) リチウムイオン二次電池用正極
JP2010262754A (ja) リチウムイオン二次電池用負極、それを用いたリチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用の負極作製用のスラリー、リチウムイオン二次電池用負極の製造方法
JP5505480B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極及びその負極を用いたリチウムイオン二次電池
JP2019109974A (ja) 蓄電デバイス用電極の製造方法、蓄電デバイス用電極および蓄電デバイス
WO2020213499A1 (ja) 非水電解質二次電池用の負極、及び非水電解質二次電池
JP5682793B2 (ja) リチウム二次電池およびその製造方法
JP6950342B2 (ja) 負極及び非水電解質蓄電素子
JP2023015188A (ja) 非水電解質二次電池用正極活物質の製造方法
CN111697227A (zh) 锂离子二次电池及其制造方法
US20240234699A9 (en) Electrode material, method of producing electrode material, and method of producing all-solid-state battery
JP6844602B2 (ja) 電極
CN103258989B (zh) 用于锂二次电池的电极、制造方法及锂二次电池
JP6229333B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP6889396B2 (ja) リチウムイオン二次電池
CN115485899A (zh) 蓄电元件
JP7789785B2 (ja) 負極活物質および電池
JP5890715B2 (ja) 非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池
JP6702231B2 (ja) 非水電解質二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6844602

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250