JP6848610B2 - 化合物、該化合物を含む顔料分散剤、着色組成物及びカラーフィルタ - Google Patents
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Description
本発明の化合物の製造方法は、業界公知の製造方法を用いることができる。一例として下記式(2)で表される化合物の製法例を以下に挙げるが、本発明はこの製法に限定されるものではない。
下記式(3)で表されるナフトールアゾ顔料を98%硫酸に加え、加温することでスルホン化し、下記式(2)で表される化合物を製造する。硫酸の濃度、加温する温度、加温時間を調整することで選択的にn=2の化合物を製造することができる。
本発明の顔料組成物は、着色組成物とした場合に高い輝度及び高いコントラストを得るため、必要に応じてソルトミリングやアシッドペースティング処理等により、顔料粒子の微細化を施すことにより、カラーフィルタ用として好適に使用することができる。TEM(透過型電子顕微鏡)により求められる顔料の平均一次粒子径は、顔料担体中への分散性を高めるために、10nm以上であることが好ましい。また、コントラストが高いフィルタセグメントを得るためには、50nm以下であることが好ましい。
本発明の着色組成物は、本発明の一般式(1)で表される化合物(必要に応じて顔料含む)からなる顔料組成物を含む着色剤及び有機溶剤を含み、必要に応じて、バインダー樹脂、分散助剤及び着色剤以外の色素等も含むことができる。
本発明の着色組成物には、顔料組成物を充分に顔料組成物担体中に分散させ、ガラス基板等の基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布してフィルタセグメントを形成することを容易にするために有機溶剤を含有させることができる。有機溶剤は、着色組成物の塗布性が良好であることに加え、着色組成物の各成分の溶解性、さらには安全性を考慮して選定される。
本発明の着色組成物に含まれるバインダー樹脂は、顔料組成物を分散するものであって、従来公知の熱可塑性樹脂、及び熱硬化性樹脂等が挙げられる。
顔料組成物を顔料組成物担体中に分散する際には、適宜、色素誘導体、樹脂型分散剤、界面活性剤等の分散助剤を用いることができる。分散助剤は、顔料組成物の分散に優れ、分散後の顔料組成物の再凝集を防止する効果が大きいので、分散助剤を用いて顔料組成物を顔料組成物担体中に分散してなる着色組成物を用いた場合には、分光透過率(輝度)の高いカラーフィルタが得られる。
本発明に用いられる色素誘導体としては、有機顔料を母体骨格とし、公知の方法により有機顔料に塩基性基、酸性基、又はフタルイミドメチル基を導入した化合物も用いることができる。有機顔料は、具体的には、キナクリドン系顔料、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、キノフタロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノリン顔料、ジケトピロロピロール顔料、ベンゾイミダゾロン顔料等が挙げられる。 また、一般に色素とは呼ばれていないフタルイミド系、ナフタレン系、ナフトキノン系、アントラセン系、アントラキノン系等の淡黄色の芳香族多環化合物も含まれる。色素誘導体としては、特開昭63−305173号公報、特公昭57−15620号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63−17102号公報、特公平5−9469号公報、特開平06−306301号公報、特開2001−220520号公報、特開2003−238842号公報等に記載されているものを使用でき、これらは単独で又は2種類以上を混合して用いることができる。
樹脂型分散剤は、顔料組成物に吸着する性質を有する顔料組成物への親和性部位と、顔料組成物担体と相溶性のある部位とを有し、顔料組成物に吸着して顔料組成物担体への分散を安定化する働きをするものである。樹脂型分散剤として具体的には、ポリウレタン、ポリアクリレート等のポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミドやその塩等の油性分散剤、(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート系、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加化合物、リン酸エステル系等が用いられ、これらは単独又は2種以上を混合して用いることができるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、ステアリン酸ナトリウム、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレート等のノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物等のカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルベタイン、アルキルイミダゾリン等の両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
本発明の着色組成物には、色度を調製するため等に、本発明の効果を損なわない範囲で着色剤として下記の顔料あるいは染料を併用してもよい。
本発明の着色組成物は、顔料組成物を、有機溶剤と、必要に応じて、バインダー樹脂、分散助剤、又はその他色素等を混合した後、ニーダー、2本ロールミル、3本ロールミル、ボールミル、横型サンドミル、縦型サンドミル、アニュラー型ビーズミル、又はアトライター等の各種分散手段を用いて微細に分散して製造することができる。また、本発明の着色組成物は、顔料組成物とその他色素等を同時に顔料組成物担体に分散しても良いし、別々に顔料組成物担体に分散したものを混合しても良い。
本発明の着色組成物は、さらに光重合性単量体及び光重合開始剤の少なくとも一方を含有することで、感光性着色組成物として使用することができる。
本発明の感光性着色組成物に添加しても良い光重合性単量体には、紫外線や熱などにより硬化して透明樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマーが含まれ、これらを単独で、又は2種以上混合して用いることができる。
本発明の感光性着色組成物には、該組成物を紫外線照射により硬化させ、フォトリソグラフィー法によりフィルタセグメントを形成するために、必要に応じて光重合開始剤を加えて溶剤現像型あるいはアルカリ現像型感光性着色組成物の形態で調製することができる。
さらに、本発明の感光性着色組成物には、増感剤を含有させることができる。
増感剤としては、カルコン誘導体、ジベンザルアセトン等に代表される不飽和ケトン類、ベンジルやカンファーキノン等に代表される1,2−ジケトン誘導体、ベンゾイン誘導体、フルオレン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘導体、キサントン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘導体、ケトクマリン誘導体、シアニン誘導体、メロシアニン誘導体、オキソノ−ル誘導体等のポリメチン色素、アクリジン誘導体、アジン誘導体、チアジン誘導体、オキサジン誘導体、インドリン誘導体、アズレン誘導体、アズレニウム誘導体、スクアリリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、テトラフェニルポルフィリン誘導体、トリアリールメタン誘導体、テトラベンゾポルフィリン誘導体、テトラピラジノポルフィラジン誘導体、フタロシアニン誘導体、テトラアザポルフィラジン誘導体、テトラキノキサリロポルフィラジン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、サブフタロシアニン誘導体、ピリリウム誘導体、チオピリリウム誘導体、テトラフィリン誘導体、アヌレン誘導体、スピロピラン誘導体、スピロオキサジン誘導体、チオスピロピラン誘導体、金属アレーン錯体、有機ルテニウム錯体、又はミヒラーケトン誘導体、α−アシロキシエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,又は4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン等が挙げられる。これらの増感剤は、1種を単独で、又は必要に応じて任意の比率で2種以上混合して用いることができる。
また、本発明の感光性着色組成物には、溶存している酸素を還元する働きのあるアミン系化合物を含有させることができる。このようなアミン系化合物としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、及びN,N−ジメチルパラトルイジン等が挙げられる。
本発明の感光性着色組成物には、透明基板上での組成物のレベリング性をよくするため、レベリング剤を添加することが好ましい。レベリング剤としては、主鎖にポリエーテル構造又はポリエステル構造を有するジメチルシロキサンが好ましい。主鎖にポリエーテル構造を有するジメチルシロキサンの具体例としては、東レ・ダウコーニング社製FZ−2122、ビックケミー社製BYK−333などが挙げられる。主鎖にポリエステル構造を有するジメチルシロキサンの具体例としては、ビックケミー社製BYK−310、BYK−370などが挙げられる。主鎖にポリエーテル構造を有するジメチルシロキサンと、主鎖にポリエステル構造を有するジメチルシロキサンとは、併用することもできる。レベリング剤の含有量は通常、感光性着色組成物の全重量を基準(100重量%)として、0.003〜0.5重量%用いることが好ましい。
また本発明の感光性着色組成物には、熱硬化性樹脂の硬化を補助するため、必要に応じて、硬化剤、硬化促進剤などを含んでいてもよい。硬化剤としては、フェノール系樹脂、アミン系化合物、酸無水物、活性エステル、カルボン酸系化合物、スルホン酸系化合物などが有効であるが、特にこれらに限定されるものではなく、熱硬化性樹脂と反応し得るものであれば、いずれの硬化剤を使用してもよい。また、これらの中でも、1分子内に2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物、アミン系硬化剤が好ましく挙げられる。上記硬化促進剤としては、例えば、アミン化合物(例えば、ジシアンジアミド、ベンジルジメチルアミン、4−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メトキシ−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メチル−N,N−ジメチルベンジルアミン等)、4級アンモニウム塩化合物(例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド等)、ブロックイソシアネート化合物(例えば、ジメチルアミン等)、イミダゾール誘導体二環式アミジン化合物及びその塩(例えば、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、4−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール等)、リン化合物(例えば、トリフェニルホスフィン等)、グアナミン化合物(例えば、メラミン、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン等)、S−トリアジン誘導体(例えば、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン、2−ビニル−2,4−ジアミノ−S−トリアジン、2−ビニル−4,6−ジアミノ−S−トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン・イソシアヌル酸付加物等)などを用いることができる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。上記硬化促進剤の含有量としては、熱硬化性樹脂100重量部に対し、0.01〜15重量部が好ましい。
本発明の感光性着色組成物には、経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。また、透明基板との密着性を高めるためにシランカップリング剤等の密着向上剤を含有させることもできる。
本発明の着色組成物及び感光性着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタやメンブレンフィルタによる濾過等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子及び混入した塵の除去を行うことが好ましい。このように着色組成物及び感光性着色組成物は、実質的に0.5μm以上の粒子を含まないことが好ましい。より好ましくは0.3μm以下であることが好ましい。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。本発明のカラーフィルタは、赤色フィルタセグメント、緑色フィルタセグメント、及び青色フィルタセグメントを具備するものであり、その中の赤色フィルタセグメントが、本発明の化合物を含有する着色組成物又は感光性着色組成物から形成される。
本発明のカラーフィルタは、印刷法又はフォトリソグラフィー法により、製造することができる。印刷法によるフィルタセグメントの形成は、印刷インキとして調製した着色組成物の印刷と乾燥を繰り返すだけでパターン化ができるため、カラーフィルタの製造法としては、低コストで量産性に優れている。さらに、印刷技術の発展により高い寸法精度及び平滑度を有する微細パターンの印刷を行うことができる。印刷を行うためには、印刷の版上にて、あるいはブランケット上にてインキが乾燥、固化しないような組成とすることが好ましい。また、印刷機上でのインキの流動性の制御も重要であり、分散剤や体質顔料によるインキ粘度の調整を行うこともできる。
樹脂型分散剤およびバインダー樹脂の重量平均分子量(Mw)の算出法を説明する。
樹脂溶液0.5〜1.0部に、アセトン80mlおよび水10mlを加えて攪拌して均一に溶解させ、0.1mol/LのKOH水溶液を滴定液として、自動滴定装置(「COM−555」平沼産業製)を用いて滴定し、樹脂溶液の酸価を測定した。そして、樹脂溶液の酸価と樹脂溶液の固形分濃度から、樹脂の固形分あたりの酸価を算出した。
(LC−MASS(質量分析))
本発明に用いた顔料誘導体の同定には、LC−MSスペクトルを用いた。LC−MSスペクトルの測定は、下記の条件で行った。
カラム:Symmetry C18 5micron(日本ウォーターズ株式会社)
溶離液:
(A)H2O
(B)DMF
溶離液条件:(A):(B)=10:90(体積比)
流速:0.400ml/分
注入量:1μl
カラム温度:40℃
測定波長:300nm
(アクリル樹脂溶液1の調製)
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、滴下管及び撹拌装置を取り付けた反応容器にシクロヘキサノン196部を仕込み、80℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より、n−ブチルメタクリレート37.2部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート12.9部、メタクリル酸12.0部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亞合成株式会社製「アロニックスM110」)20.7部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル1.1部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に3時間反応を継続し、アクリル樹脂の溶液を得た。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2部をサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20質量%になるようにメトキシプロピルアセテートを添加してアクリル樹脂溶液1を調製した。重量平均分子量(Mw)は26000であった。
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、滴下管及び撹拌装置を取り付けた反応容器にシクロヘキサノン207部を仕込み、80℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管より、メタクリル酸20部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亜合成社製アロニックスM110)20部、メタクリル酸メチル45部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート8.5部、及び2,2'−アゾビスイソブチロニトリル1.33部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に3時間反応を継続し、共重合体樹脂溶液を得た。次に得られた共重合体溶液全量に対して、窒素ガスを停止し乾燥空気を1時間注入しながら攪拌したのちに、室温まで冷却した後、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製カレンズMOI)6.5部、ラウリン酸ジブチル錫0.08部、シクロヘキサノン26部の混合物を70℃で3時間かけて滴下した。滴下終了後、更に1時間反応を継続し、アクリル樹脂の溶液を得た。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2部をサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20質量%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液2を調製した。重量平均分子量(Mw)は18000であった。
実施例1〜7、比較例1〜4は、化合物aと化合物bとを、以下に説明するように反応させることで得られる。反応物aとして下記化合物(a−1)〜(a−3)、反応物bとして下記化合物(b−1)〜(b−5)をそれぞれ使用した。
化合物(b−1)27部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−1)20部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、式(3)で表される顔料を46部得た。98%硫酸100部中に、式(3)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、50℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、80℃で24時間乾燥させ赤色化合物を6.1部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−1)が主成分であることを同定した。
化合物(b−2)30部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−1)20部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、式(4)で表せられる顔料を49部得た。98%硫酸100部中に、式(4)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、50℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、80℃で24時間乾燥させ赤色化合物を6.0部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−2)が主成分であることを同定した。
化合物(b−3)27部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−1)20部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、式(5)で表せられる顔料を45部得た。98%硫酸100部中に、式(5)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、60℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、80℃で24時間乾燥させ赤色化合物を6.1部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−3)が主成分であることを同定した。
化合物(b−4)26部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−1)20部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、式(6)で表せられる顔料を45部得た。98%硫酸100部中に、式(6)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、60℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、80℃で24時間乾燥させ赤色化合物を6.1部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−4)が主成分であることを同定した。
化合物(b−5)26部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−1)20部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、式(7)で表せられる顔料を45部得た。98%硫酸100部中に、式(7)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、60℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、80℃で24時間乾燥させ赤色化合物を6.1部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−5)が主成分であることを同定した。
98%硫酸100部中に、式(4)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、60℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、化合物(A−2)で表される化合物のペーストを得た。この化合物ペーストを水60部になじませ、pHが10以上になるまで苛性ソーダを加えた。さらに、40部のアセタミン24水溶液(10%水溶液)を添加し、50℃で一時間撹拌した。生成物をろ過、水で洗浄し、80℃で乾燥させた。これにより、A−2のアミン塩である化合物(A−6)を8.8部得た。
98%硫酸100部中に、式(4)の顔料5部を粉砕して、15℃以下で仕込んだ。その後、60℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、化合物(A−2)で表される化合物のペーストを得た。この化合物ペーストを水60部になじませ、pHが10以上になるまで苛性ソーダを加えた。さらに、12部の硫酸バンド液(8%水溶液)を添加し、50℃で一時間撹拌した。生成物をろ過、水で洗浄し、80℃で乾燥させた。これにより、化合物(A−2)のアルミニウム塩である化合物(A−7)を6.1部得た。
化合物(b−2)30部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−2)26.6部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、赤色化合物を55部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−8)が主成分であることを同定した。
化合物(b−2)30部、25%水酸化ナトリウム水溶液96部をメタノール208部に溶解させ、カップラー溶液とした。一方、化合物(a−3)26.6部を水320部に分散させ、氷を加えて温度5℃に調整し、35%塩酸水溶液36.3部を加えて1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム6.7部を水19.2部に加えて調製した水溶液を添加して2時間攪拌した。80%酢酸水溶液93部、25%水酸化ナトリウム水溶液106部、および水112部からなる水溶液を加えて、ジアゾニウム塩水溶液とした。
上記カップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。2時間攪拌して、ジアゾニウム塩の消失を確認後、60℃に加熱し、濾過、水洗、および80℃で24時間乾燥させ、赤色化合物を46部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−9)が主成分であることを同定した。
98%硫酸100部中に、5部のC.I.ピグメントレッド2を、15℃以下で仕込んだ。その後、60℃に昇温し、2時間撹拌し、別で用意した2000部の冷アセトン中にゆっくりと滴下した。沈殿物を濾過、1000部の冷アセトンで2回洗浄し、80℃で24時間乾燥させ赤色化合物を6.5部得た。LC−MSによる質量分析の結果、下記化合物(A−10)が主成分であることを同定した。
比較例1で合成した化合物(A−8)5部を水60部になじませ、pHが10以上になるまで苛性ソーダを加えた。さらに、5.1部の8%硫酸アルミニウム水溶液(液体硫酸バンド)を添加し、50℃で一時間撹拌した。生成物をろ過、水で洗浄し、80℃で乾燥させた。これにより、化合物(A−8)のアルミニウム塩である化合物(A−11)を5.1部得た。
[製造例1](顔料組成物R−1の製造)
150部の式(3)で表される顔料、塩化ナトリウム1500部、及びジエチレングリコール250部の混合物を、ステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所)を使用し、60℃で10時間混練した。次に、この混練物を5000部の温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とした。ろ過、水洗を繰り返して塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除去後、乾燥、粉砕して、134部の顔料組成物R−1を得た。
式(3)で表される顔料を、表4に記載の顔料にそれぞれ変更した以外は、顔料組成物R−1と同様にして、132部の顔料組成物R−2、134部の顔料組成物R−3をそれぞれ得た。
135部の式(3)で表される顔料、15部の化合物(A−1)、塩化ナトリウム1500部、及びジエチレングリコール250部の混合物を、ステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所)を使用し、60℃で10時間混練した。次に、この混練物を5000部の温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とした。ろ過、水洗を繰り返して塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除去後、乾燥、粉砕して、132部の顔料組成物R−4を得た。
式(3)で表される顔料、化合物(A−1)を、表4に記載の顔料にそれぞれ変更した以外は、顔料組成物R−4と同様にして、132部の顔料組成物R−5、131部の顔料組成物R−6、132部の顔料組成物R−7、133部の顔料組成物R−8をそれぞれ得た。
(微細顔料PR254−1の製造)
150部のC.I.ピグメントレッド254、塩化ナトリウム1500部、及びジエチレングリコール250部の混合物を、ステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所)を使用し、60℃で10時間混練した。次に、この混練物を5000部の温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とした。ろ過、水洗を繰り返して塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除去後、乾燥、粉砕して、135部の微細顔料PR254−1を得た。
ジアントラキノン系顔料(C.I.Pigment Red 177)150部、塩化ナトリウム1500部、及びジエチレングリコール250部を、ステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)中に仕込み、60℃で10時間混練した。次に、混練した混合物を温水に投入し、約70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状として、濾過及び水洗をして塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、80℃で一昼夜乾燥させ、粉砕することにより、138部のアントラキノン系の微細顔料PR177−1を得た。
[実施例13](着色組成物(RP−1)の作製)
下記に示す配合組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いて、ピコミル(浅田鉄工社製)で8時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、着色組成物(RP−1)を作製した。
顔料組成物(R−1) : 9.5部
化合物(A−1) : 0.5部
Disperbyk−2000(NV40%) :18.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート :72.0部
顔料組成物(R−1)及び化合物(A−1)を、表5に記載の材料、その添加量をそれぞれ変更した以外は、着色組成物(RP−1)と同様にして、着色組成物(RP−2〜10、16〜22)を作製した。
下記に示す配合組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いて、ピコミル(浅田鉄工社製)で8時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、着色組成物(RP−11)を作製した。
顔料組成物(R−4) :10.0部
Disperbyk−2000(NV40%) :18.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート :72.0部
顔料組成物(R−4)を、表5に記載の材料にそれぞれ変更した以外は、着色組成物(RP−11)と同様にして、着色組成物(RP−12〜15)を作製した。
得られた着色組成物について、下記方法にて評価を行った。結果を表3に示す。
着色組成物の粘度は、E型粘度計(東機産業社製「ELD型粘度計」)を用いて、25℃における初期粘度を測定した。別途、当該着色組成物25gを、ガラス容器中密閉状態で、40℃、24時間静置した後、上記と同様の方法で粘度を測定し、経時粘度とした。安定性は以下のように判定した。
○:粘度変化率が±10%未満で、沈降物を生じなかった場合。
△:粘度変化率が±10%以上、20%未満で、沈降物を生じなかった場合。
×:粘度変化率が±20%以上、又は粘度変化率が±20%未満であっても沈降物を生じていた場合。
(その他の着色組成物(PR177−1P)の作製)
下記に示す配合組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いて、ピコミルで8時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、着色組成物(PR177−1P)を作製した。
微細顔料(PR177−1) :12.0部
Disperbyk−2000(NV40%) :20.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート :68.0部
下記に示す配合組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いて、ピコミルで8時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、着色組成物(PR254−1P)を作製した。
微細顔料(PR254−1) :12.0部
Disperbyk−2000(NV40%) :20.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート :68.0部
[実施例29](感光性着色組成物(RR−1)の作製)
下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過し、感光性着色組成物(RR−1)を作製した。
着色組成物(RP−1) :12.6部
着色組成物(PR254−1P) :29.4部
アクリル樹脂溶液2 :13.2部
光重合性単量体(東亞合成社製「アロニックスM400」) : 2.8部
光重合開始剤(BASF社製「イルガキュアー907」) : 2.0部
増感剤(保土谷化学工業社製「EAB−F」) : 0.4部
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート :39.6部
着色組成物(RP−1)及び着色組成物(PR254−1P)を、表4に記載の着色組成物にそれぞれ変更した以外は、感光性着色組成物(RR−1)と同様にして、感光性着色組成物(RR−2〜23)を作製した。なお、2種類の着色組成物の配合量は、合計42部で固定し、塗膜とした際にC光源でx=0.640、y=0.328の色度になるように比率を変更した。
得られた感光性着色組成物について、明度、塗膜異物、耐熱性の評価を下記方法で行った。結果を表4に示す。
100mm×100mm、0.7mm厚のガラス基板上に、C光源においてx=0.640、y=0.328になるような膜厚に感光性着色組成物を塗布し、乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて300mJ/cm2の紫外線を照射した。さらに、230℃で60分加熱することで赤色塗膜を得た。その後、得られた塗膜の明度Y(C)を顕微分光光度計(オリンパス光学社製「OSP−SP100」)で測定した。明度Y(C)に関しては、0.2ポイント以上であれば、明らかに差があるといえる。
液晶ディスプレー用バックライトユニットから出た光は、偏光板を通過して偏光され、ガラス基板上に塗布された着色組成物の乾燥塗膜を通過し、偏光板に到達する。偏光板と偏光板の偏光面が平行であれば、光は偏光板を透過するが、偏光面が直行している場合には光は偏光板により遮断される。しかし、偏光板によって偏光された光が着色組成物の乾燥塗膜を通過するときに、顔料粒子による散乱等が起こり、偏光面の一部にずれを生じると、偏光板が平行のときは偏光板を透過する光量が減り、偏光板が直行のときは偏光板を一部光が透過する。この透過光を偏光板上の輝度として測定し、偏光板が平行のときの輝度と、直行のときの輝度との比(コントラスト比)を算出した。塗膜中の顔料により散乱が起こると、平行のときの輝度が低下し、かつ直行のときの輝度が増加するため、コントラスト比は低くなる。
(コントラスト比)=(平行のときの輝度)/(直行のときの輝度)
なお、輝度計としては色彩輝度計(トプコン社製「BM−5A」)、偏光板としては偏光板(日東電工社製「NPF−G1220DUN」)を用いた。なお、測定に際しては、不要光を遮断するために、測定部分に1cm角の孔を開けた黒色のマスクを当てた。また、コントラスト比測定には明度Y(C)評価時と同様の方法で得られた赤色塗膜を使用した。
100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて乾燥膜厚が2.0μmになるように塗布し、次に70℃で20分乾燥し、超高圧水銀ランプを用いて、積算光量150mJ/cm2で紫外線露光を行い、23℃のアルカリ現像液で現像を行い、ついで230℃で60分間加熱、放冷することで塗膜基板を作製した。評価はオリンパスシステム社製金属顕微鏡「BX60」)を用いて表面観察を行った。倍率は500倍とし、透過にて任意の5視野で観測可能な粒子の数をカウントした。下記の3段階で評価した。○は異物数が少なく良好であり、△は異物数が多いものの使用上問題ないレベル、×は異物による塗工ムラ(斑)が発生するため使用することはできない状態に相当する。
○:異物の数が10個未満
△:異物の数が10個以上、60個未満
×:異物の数が60個以上
100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて乾燥膜厚が2.0μmになるように塗布し、次に70℃で20分乾燥し、超高圧水銀ランプを用いて、積算光量150mJ/cm2で紫外線露光を行い、23℃のアルカリ現像液で現像を行い、ついで230℃で60分間加熱、放冷することで塗膜基板を作製した。得られた塗膜のC光源での色度([L*(1)、a*(1)、b*(1)])を顕微分光光度計(オリンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて測定した。さらにその後、耐熱性試験として250℃で1時間加熱し、C光源での色度([L*(2)、a*(2)、b*(2)])を測定し、下記計算式により、色差ΔEab*を求め、下記の3段階で評価した。
ΔEab* = √((L*(2)- L*(1))2+ (a*(2)- a*(1)) 2+( b*(2)- b*(1)) 2)
○:ΔEab*が2.5未満
△:ΔEab*が2.5以上、5.0未満
×:ΔEab*が5.0以上
カラーフィルタの作製に使用する緑色感光性着色組成物と青色感光性着色組成物の作製を行った。尚、赤色については本発明の感光性着色組成物(RR−2)を使用した。
下記に示す配合組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いて、ピコミルで8時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、緑色着色組成物(GP−1)を作製した。
緑色顔料(C.I.ピグメント グリーン 36) : 6.8部
黄色顔料(C.I.ピグメント イエロー 150) : 5.2部
樹脂型分散剤(BASF社製「EFKA4300」) : 1.0部
アクリル樹脂溶液1 :35.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート :52.0部
下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過し、緑色感光性着色組成物(GR−1)を作製した。
緑色着色組成物(GP−1) :42.0部
アクリル樹脂溶液2 :13.2部
光重合性単量体(東亞合成社製「アロニックスM400」) : 2.8部
光重合開始剤(BASF社製「イルガキュアー907」) : 2.0部
増感剤(保土谷化学工業社製「EAB−F」) : 0.4部
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート :39.6部
下記に示す配合組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いて、ピコミルで8時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、青色着色組成物(BP−1)を作製した。
青色顔料(C.I.ピグメント ブルー 15:6) : 7.2部
紫色顔料(C.I.ピグメント バイオレット 23) : 4.8部
樹脂型分散剤(BASF社製「EFKA4300」) : 1.0部
アクリル樹脂溶液1 :35.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート :52.0部
下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過し、青色感光性着色組成物(BR−1)を作製した。
青色着色組成物(BP−1) :34.0部
アクリル樹脂溶液2 :15.2部
光重合性単量体(東亞合成社製「アロニックスM400」) : 3.3部
光重合開始剤(BASF社製「イルガキュアー907」) : 2.0部
増感剤(保土谷化学工業社製「EAB−F」) : 0.4部
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート :45.1部
ガラス基板上にブラックマトリクスをパターン加工し、該基板上にスピンコーターで本発明の感光性着色組成物(RR−2)をx=0.640、y=0.328になるような膜厚に塗布し着色被膜を形成した。該被膜にフォトマスクを介して、超高圧水銀ランプを用いて300mJ/cm2の紫外線を照射した。次いで0.2重量%の炭酸ナトリウム水溶液からなるアルカリ現像液によりスプレー現像して未露光部分を取り除いた後、イオン交換水で洗浄し、この基板を230℃で20分加熱して、赤色フィルタセグメントを形成した。同様の方法により、緑色感光性着色組成物(GR−1)をx=0.300、y=0.600になるような膜厚に、青色感光性着色組成物(BR―1)を用いてx=0.150、y=0.060になるような膜厚にそれぞれ塗布し、緑色フィルタセグメント、青色フィルタセグメントを形成して、カラーフィルタを得た。
Claims (6)
- 請求項1に記載の化合物を含有する顔料分散剤。
- 請求項2に記載の顔料分散剤及び顔料を含有する顔料組成物。
- 着色剤及び有機溶剤を含有するカラーフィルタ用着色組成物であって、着色剤が、請求項2に記載の顔料分散剤又は請求項3に記載の顔料組成物を含有するカラーフィルタ用着色組成物。
- さらに、光重合性単量体及び光重合開始剤の少なくとも一方を含有する請求項4に記載のカラーフィルタ用着色組成物。
- 請求項4又は5に記載のカラーフィルタ用着色組成物により形成されるカラーフィルタ。
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