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JP6852525B2 - 校正装置、校正方法、校正プログラム - Google Patents
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JP6852525B2 - 校正装置、校正方法、校正プログラム - Google Patents

校正装置、校正方法、校正プログラム Download PDF

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本開示は、校正装置、校正方法、及び校正プログラムに関する。
チェッカーパターンのような校正パターンを光学系で撮像して得られる画像に基づいて、光学系に係る校正を行う技術が知られている。
特開2012-7980号公報 特開2012-2612号公報 特開平9-329418号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、撮像された際の校正パターンと光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を用いて校正を行う場合、画像ごとに、共通の校正用の基準点(例えばチェッカーパターンの交点)を精度良く特定することが難しい。例えば、チェッカーパターンの交点が校正用の基準点である場合、チェッカーパターンの交点は多数ある。従って、撮像された際の校正パターンと光学系との位置関係が異なる画像間では、多数の交点のうちから、共通の基準点に係る交点を特定することが困難となる場合がある。共通の基準点に係る交点を誤って特定してしまうと、校正用の基準点の位置を精度良く算出できなくなり、精度の高い校正を実現できなくなる。
そこで、1つの側面では、本発明は、撮像された際の校正パターンと光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を用いて、精度の高い校正を実現することを目的とする。
1つの側面では、規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得する画像取得部と、
前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識するマーク認識部と、
前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出する基準概略位置算出部と、
前記画像ごとに、前記基準概略位置算出部により算出された前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出する基準点算出部と、
前記基準点算出部により算出された前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する校正パラメータ値導出部とを含む、校正装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、撮像された際の校正パターンと光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を用いて、精度の高い校正を実現することが可能となる。
制御装置を含むシステムの構成を概略的に示す図である。 校正パターンの説明図である。 制御装置で用いる校正方法の原理の説明図である。 制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置の機能構成の一例を示す図である。 傾斜角の算出方法の説明図である。 探索範囲の説明図である。 探索範囲内の特徴量の導出方法の具体例の説明図である。 探索範囲内の特徴量の導出方法の具体例の説明図である。 マークが付与されない校正パターンの画像の説明図である。 マークが付与されない校正パターンの画像の説明図である。 マークが付与された校正パターンの画像を示す図である。 マークが付与された校正パターンの画像を示す図である。 マークと基準点との位置関係の変形例を示す図である。 マークが探索範囲内にある状態の画像を示す図である。 マークが探索範囲内にある状態の画像を示す図である。 マークが除去された画像を示す図である。 マークが除去された画像を示す図である。 校正フェーズにおける制御装置の動作例を示す概略フローチャートである。 実働フェーズにおける制御装置の動作例を示す概略フローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、制御装置10を含むシステム1の構成を概略的に示す図である。図1には、直交する3軸としてX,Y,Z軸が示される。
システム1は、サンプルステージ装置2と、撮像装置3(光学系の一例)と、照明装置4と、出力装置5と、ステージコントローラ6Aと、照明コントローラ6Bと、撮像コントローラ6Cと、制御装置10(校正装置の一例)とを含む。尚、撮像装置3及び制御装置10は、校正システムの一例を形成する。
システム1は、例えばロボットによる電子部品の実装用のシステムであってよい。この場合、サンプルステージ装置2のステージ23には、サンプルとして基板等のような、電子部品が実装される対象物が載置される。システム1は、その他、部品検査用のシステムであってもよいし、用途は任意である。
サンプルステージ装置2は、駆動機構20と、固定部22と、ステージ23とを含む。
駆動機構20は、ステージ23に対する撮像装置3及び照明装置4の位置を、X,Y,Z軸方向で可変とする。駆動機構20は、ステージ23に対する撮像装置3及び照明装置4の位置をX軸方向(第2方向の一例)で可変とする機構20Xと、Y軸方向の機構20Yと、Z軸方向(第1方向の一例)の機構20Zとを含む。固定部22には、機構20Yを介してステージ23が設けられる。従って、ステージ23は、機構20Yを介して固定部22に対してY軸方向に可動に支持される。図1に示す例では、撮像装置3及び照明装置4は、機構20Y,20Zを介して固定部22に対してY軸方向に可動に支持されている。尚、ステージ23と撮像装置3との位置関係が3軸方向で可変となる態様であれば、駆動機構20の各機構の配置は任意であり、例えば、機構20Zは、固定部22側に設けられてもよいし、機構20Yは、撮像装置3側に設けられてもよい。ステージ23は、上述のように、サンプルが載置される台である。ステージ23には、校正時には、後述の校正用ボードが、サンプルの代わりに載置される。
撮像装置3は、単眼のカメラであり、パースペクティブな特性を持つレンズ(図示せず)と、撮像素子とを含む。パースペクティブな特性を持つレンズとは、一般的なレンズであり、いわゆるテレセントリックレンズのような特殊なレンズではないことを意味する。撮像素子は、任意であり、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS:metal-oxide-semiconductor)などである。
照明装置4は、ステージ23を照明する。照明装置4は、例えばLED(light emitting diode)を含んでよい。
出力装置5は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ等である。ステージコントローラ6Aは、駆動機構20を制御するコントローラである。照明コントローラ6Bは、照明装置4を制御するコントローラである。撮像コントローラ6Cは、撮像装置3を制御するコントローラである。出力装置5、ステージコントローラ6A、照明コントローラ6B、及び撮像コントローラ6Cは、制御装置10に接続される。
制御装置10は、システム1の制御を行う装置である。また、制御装置10は、校正装置の一例としても機能する。但し、変形例では、制御装置10は、校正装置としてのみ機能し、他の制御を行う制御装置が別に設けられてもよい。以下では、主に、制御装置10の機能については、校正装置に関連する機能について説明する。
制御装置10は、撮像装置3に対し、視差を利用して校正を行う。具体的には、制御装置10は、校正パターン(図2参照)に対する撮像装置3の位置を変化させることで校正パターン上の同一の基準点に対して生じる視差を利用して校正を行う。本実施例では、一例として、撮像装置3の校正パラメータは、f値である。
図2は、校正パターン(キャリブレーションパターン)の説明図である。校正パターンは、校正用ボード(平面を形成する板材)に付与される画像認識可能なパターンであり、校正用に用いられる。校正用ボードは、例えばガラス基板により形成される。ステージ23上に校正用ボードが載置されると、校正パターンは、ステージ23の平面(XY平面)内に延在することになる。
図2には、直交する2軸としてX1,Y1軸が示される。X1及びY1軸は、校正用ボードにより規定される軸であり、例えばX1軸は、校正用ボードの長手方向に平行であり、Y1軸は、校正用ボードの短手方向に平行である。校正パターンは、X1Y1平面は、XY平面と同じ平面を形成するが、ステージ23に対する校正用ボードの載置態様によっては、X1軸はX軸に対して傾斜する場合がある。
図2に示す例では、校正パターンは、チェッカーパターン(規則的なパターンの一例)を含む。チェッカーパターンは、色(濃淡)の異なる2種類の矩形部が直交する2方向(X1方向及びY1方向)のそれぞれで交互に連続して並ぶ規則的なパターンである。色の異なる2種類の矩形部は、典型的には、白色の正方形の矩形部と、黒色の正方形の矩形部である。従って、チェッカーパターンでは、正方形を形成する4つの矩形部は、2つの白色の正方形の矩形部と、2つの黒色の正方形の矩形部とを含み、正方形を形成する4つの矩形部の中心は、チェッカーパターンの交点を形成する。換言すると、対角方向で隣接する同一色の2つの矩形部の交わる位置が、チェッカーパターンの交点を形成する。
尚、校正パターンのサイズは、チェッカーパターンのサイズに対応するが、チェッカーパターンのサイズは、任意である。例えば、図2に示すチェッカーパターンは、校正用ボード上の校正パターンの一部であってもよい。
本実施例では、校正パターンは、チェッカーパターンに3点のマークM1,M2、及びM3が付与される。尚、マークの点数は、2点であってもよいし、4点以上であってよい。
マークM1,M2、及びM3は、同じ形、同じ色、かつ同じサイズであるが、異なってもよい。但し、マークM1,M2、及びM3は、チェッカーパターンの1つの矩形部内に収まるサイズであり、好ましくは、矩形部の中心に配置される。マークM1,M2、及びM3は、校正用ボードが回転しても見え方が変化しない形状であり、図2に示す例では、円形である。
尚、図2に示す例では、マークM1,M2、及びM3は、白色の矩形部内にそれぞれ配置され、黒色であるが、逆であってもよい。即ち、マークM1,M2、及びM3は、黒色の矩形部内にそれぞれ配置され、白色であってもよい。
マークM1,M2、及びM3の配置位置は、任意であるが、後述の傾斜角θを精度良く算出できるように、比較的距離をおいて配置される。例えば、図2に示す例では、マークM1及びM2は、格子ピッチの2ピッチ分だけX1方向でオフセットしている。格子ピッチとは、チェッカーパターンのピッチであり、矩形部の1辺の長さの2倍である。
また、マークM1,M2、及びM3(第1マーク、第2マーク、及び第3マークの一例)のように、3点以上のマークを付与する場合、3点以上のマークは、各マークを外接する態様で結んで形成される外形が回転対称とならないように配置される。これは、後述のように、マークM1,M2、及びM3の認識結果に基づいて、傾斜角θを算出できるようにするためである。図2に示す例では、マークM1及びM3は、格子ピッチの1ピッチ分だけY1方向でオフセットしている。従って、マークM1及びM2を結ぶ線分の長さ(第1距離の一例)は、マークM1及びM3を結ぶ線分の長さ(第2距離の一例)よりも大きい。また、マークM1及びM2を結ぶ線分とマークM1及びM3を結ぶ線分とのなす角度は、90度である。
チェッカーパターンには、校正用に用いられる基準点が設定される。基準点は、任意に設定されてよいが、典型的には、チェッカーパターンの交点に設定される。この場合、基準点は、4つの矩形部により形成される(即ち4つの矩形部の中心である)。基準点の個数は、1個で足りるが、2個以上設定されてもよい。基準点は、好ましくは、校正用ボードのX1方向の端部付近に設定される。これは、例えばステージ23の中心に校正用ボードの中心を合わせて校正用ボードをステージ23上に載置した場合に、撮像装置3をX軸方向に動かした際に生じる基準点に係る視差を大きくできるためである。図2に示す例では、基準点Refは、校正用ボードのX1方向の端部付近のチェッカーパターンの交点に設定されている。
また、本実施例では、一例として、基準点Refは、図2に示すように、マークM1,M2、及びM3が付与されていない矩形部によって形成される。即ち、本実施例では、一例として、基準点Refを形成する矩形部内には、マークM1,M2、及びM3が付与されない。この点の技術的な意義は後述する。
以下では、一例として、図2に示すように、各矩形部の1辺の長さが“1”であり、従って、格子ピッチが“2”であるものとする。また、X1軸及びY1軸の座標系に係る原点は、基準点Refに対して格子ピッチの1ピッチ分だけY1方向でオフセットしているものとする。この場合、 マークM1,M2、及びM3の中心位置の座標は、以下の通りとなる。
マークM1の中心位置=(1.5,3.5)
マークM2の中心位置=(5.5,3.5)
マークM3の中心位置=(1.5,1.5)
図3は、制御装置10で用いる校正方法の原理の説明図である。図3には、X軸方向に異なる位置P1,P2に撮像装置3が位置するときの状態が示される。また、図3には、各位置P1,P2での撮像装置3の視野の拡がりの一部がハッチング範囲SL,SRで示される。即ち、位置P1と位置P2とでは、撮像装置3に対する校正用ボードのX軸方向の位置が“b”だけ変化している。距離bは、視野に応じて予め決められており、例えば5mm程度である。図3において、点Ref1、Ref2は、撮像装置3に対する校正用ボードのZ軸方向の位置が異なるときの基準点Refの各位置を表す。即ち、点Ref1と点Ref2とでは、撮像装置3に対する校正用ボードのZ軸方向の位置がΔZだけ変化している。ΔZは、機構20Zによる移動量に対応し、既知となる。ΔZは、任意であるが、本実施例では、一例として20mmである。また、図3には、撮像装置3の校正パラメータであるf値が“f”で示される。
図3では、平行ステレオ法による校正方法が示される。平行ステレオ法では、図3中に示される4つのパラメータxL、xL、xR、及びxRが算出される。パラメータxLは、図3に模式的に示すように、撮像装置3が位置P2にあり且つ点Ref1に基準点Refが位置する状態において、撮像装置3で得られる画像内における基準点Refの位置(画像左端からの距離)に対応する。パラメータxLは、図3に模式的に示すように、撮像装置3が位置P2にあり且つ点Ref2に基準点Refが位置する状態において、撮像装置3で得られる画像内における基準点Refの位置(画像左端からの距離)に対応する。同様に、パラメータxRは、図3に模式的に示すように、撮像装置3が位置P1にあり且つ点Ref1に基準点Refが位置する状態において、撮像装置3で得られる画像内における基準点Refの位置(画像左端からの距離)に対応する。パラメータxRは、図3に模式的に示すように、撮像装置3が位置P1にあり且つ点Ref2に基準点Refが位置する状態において、撮像装置3で得られる画像内における基準点Refの位置(画像左端からの距離)に対応する。
このとき、各パラメータは、以下の関係式を満たす。
Z=bf/|xL-xR| 式(1)
ここで、Z、xL、及びxRにおける下付きの“n”は、図3では、“1”又は“2”であり、具体的には、以下のとおりである。
Z1=bf/|xL1-xR1| 式(2)
Z2=bf/|xL2-xR2| 式(3)
は、図3に示すように、点Ref1と撮像装置3との間のZ軸方向の距離(第3距離の一例)であり、Zは、点Ref2と撮像装置3との間のZ軸方向の距離(第4距離の一例)であり、以下の関係を有する。
Z1=Z2+ΔZ 式(4)
ここで、b、ΔZは既知であるので、未知数は、f、Z、及びZの3つである。従って、パラメータxL、xL、xR、及びxRの各値を算出すれば、式(2)〜式(4)を用いて、f値が求まる。パラメータxL、xL、xR、及びxRの各値を精度良く算出できれば、精度の高い校正を実現できる(即ち精度の高いf値を求めることができる)。
図4は、制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置10のハードウェア構成に関連付けて、周辺機器8が模式的に図示されている。周辺機器8は、出力装置5、ステージコントローラ6A、照明コントローラ6B、及び撮像コントローラ6Cを含む。
制御装置10は、バス19で接続されたCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、補助記憶装置14、ドライブ装置15、及び通信インターフェース17、並びに、通信インターフェース17に接続された有線送受信部25及び無線送受信部26を含む。
補助記憶装置14は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
有線送受信部25は、有線ネットワークを利用して通信可能な送受信部を含む。有線送受信部25には、周辺機器8が接続される。但し、周辺機器8の一部又は全部は、バス19に接続されてもよい。
無線送受信部26は、無線ネットワークを利用して通信可能な送受信部である。無線ネットワークは、携帯電話の無線通信網、インターネット、World Wide Web、VPN(virtual private network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでよい。また、無線送受信部26は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)部、ブルーツース(Bluetooth、登録商標)通信部、Wi−Fi(Wireless-Fidelity)送受信部、赤外線送受信部などを含んでもよい。尚、変形例では、無線送受信部26は省略されてもよい。
尚、制御装置10は、記録媒体16と接続可能であってもよい。記録媒体16は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体16に格納されたプログラムは、ドライブ装置15を介して制御装置10の補助記憶装置14等にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、制御装置10のCPU11により実行可能となる。例えば、記録媒体16は、CD(Compact Disc)−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。なお、記録媒体16には、搬送波は含まれない。
図5は、制御装置10の機能構成の一例を示す図である。
制御装置10は、画像取得部100と、マーク認識部101と、傾斜算出部102と、比算出部103と、基準概略位置算出部104と、基準点算出部105と、校正パラメータ値導出部106とを含む。また、制御装置10は、注目点位置導出部107と、距離算出部108と、校正パラメータ値記憶部110とを含む。画像取得部100、マーク認識部101、傾斜算出部102、比算出部103、基準概略位置算出部104、基準点算出部105、及び校正パラメータ値導出部106は、CPU11がROM13に記憶された1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。また、注目点位置導出部107及び距離算出部108は、CPU11がROM13に記憶された1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。尚、1つ以上のプログラムは、ROM13以外の記憶装置(例えば補助記憶装置14)に記憶されていてもよい。校正パラメータ値記憶部110は、例えば補助記憶装置14により実現できる。
制御装置10は、校正フェーズと、実働(稼働)フェーズとでそれぞれ異なる動作を行う。校正フェーズは、実働フェーズの前のフェーズであり、校正フェーズを経て実働フェーズへと移行する。画像取得部100、マーク認識部101、傾斜算出部102、比算出部103、基準概略位置算出部104、基準点算出部105、及び校正パラメータ値導出部106は、校正フェーズで機能する。画像取得部100、注目点位置導出部107、及び距離算出部108は、実働フェーズで機能する。尚、変形例では、制御装置10は、校正フェーズのみで機能し、実働フェーズで機能する別の制御装置が設けられてもよい。
画像取得部100は、校正フェーズにおいて、ステージ23に載置された校正用ボードを撮像装置3で撮像して得られる画像を取得する。尚、校正フェーズでは、校正用ボードは、校正パターンが描画された側の表面が撮像装置3側に向くようにステージ23に載置される。また、画像取得部100は、実働フェーズにおいて、ステージ23に載置されたサンプルを撮像装置3で撮像して得られる画像を取得する。
マーク認識部101は、校正フェーズにおいて、画像取得部100が取得した画像に基づいて、画像内におけるマークM1,M2、及びM3を認識する。尚、マークM1,M2、及びM3の認識には、パターンマッチングのような通常の認識方法が用いられてよい。この際、マーク認識部101は、マークM1,M2、及びM3を識別した上で、マークM1,M2、及びM3の各位置を検出してもよい。マークM1,M2、及びM3は、認識できた3つのマークの位置の幾何的な関係に基づいて識別できる。本実施例では、一例として、マーク認識部101は、マークM1,M2、及びM3を識別した上で、画像内におけるマークM1,M2、及びM3の各位置A〜Cを算出する。以下では、画像内におけるマークM1,M2、及びM3の各位置A〜Cは、画像のxy座標系で、以下の通り算出されたものとする。尚、画像のxy座標系でx軸方向は、画像の水平方向である。画像の水平方向はX軸方向(図1参照)に一致するものとする。即ち、撮像装置3は、画像の水平方向がX軸方向に一致するように配置されているものとする。従って、画像の垂直方向は、Y軸方向(図1参照)と一致する。
マークM1の位置A=(xa,ya)
マークM2の位置B=(xb,yb)
マークM3の位置C=(xc,yc)
傾斜算出部102は、校正フェーズにおいて、基準ラインに対する校正パターンの傾きである傾斜角θを算出する。基準ラインは、校正用ボードが載置される平面(即ちXY平面)内の任意の方向であってよいが、一例として、画像の水平方向であるとする。図6は、傾斜角θの算出方法の説明図である。図6は、基準ラインに対する校正パターンが傾斜している状態で得られる画像を示す。図6において、ベクトルxは、画像の水平方向に沿ったベクトルである。傾斜角θは、図6に示すように、マークM1の位置AとマークM2の位置Bとを結ぶベクトル(以下、「ベクトルAB」と称する)と、ベクトルxとのなす角度である。従って、傾斜角θは、以下のとおりである。
Figure 0006852525
例えば、図6に示す例では、ベクトルAB=(10,1)であったとすると、傾斜角θ≒5.7度となる。
尚、傾斜算出部102は、ベクトルABに代えて、マークM1の位置AとマークM3の位置Cとを結ぶベクトル(以下、「ベクトルAC」と称する)を用いて、同様の傾斜角θを算出してもよい。但し、ベクトルABの方がベクトルACよりも大きいので、ベクトルABを用いる方が算出精度が高くなることが期待できる。
比算出部103は、校正フェーズにおいて、実際の2つのマークM1及びM2間の距離D0ABと、画像内における同2つのマークM1及びM2間の距離D1ABとの比であるスケールsを算出する。本実施例では、一例として、スケールsは、距離D0ABに対する距離D1ABの比(=D1AB/D0AB)として表現されるが、逆の比(=D0AB/D1AB)であってもよい。距離D0ABは、校正用ボードにマークM1及びM2を付与した段階で決まる既知の値である。例えば、図2に示す例では、距離D0AB=4である。距離D1ABは、ベクトルABの長さを導出することで得られる。従って、スケールsは、以下のとおりである。
Figure 0006852525
基準概略位置算出部104は、校正フェーズにおいて、傾斜角θとスケールsとに基づいて、基準点Refの概略位置qを算出する。概略位置q(x1、y1)は、マークM3の位置C(=(xc,yc))を用いて、幾何的に以下のとおり算出される。尚、“概略”位置としているのは、マークM3の位置Cの算出値等の精度に起因して、後述の基準点算出部105により算出される位置よりも相対的に精密性が劣るためである。
Figure 0006852525
ここで、(L0x,L0y)は、実際のマークM3の位置から実際の基準点Refの位置までのベクトルであり、既知である。例えば、図2に示す例では、(L0x,L0y)=(-1.5,0.5)である。
基準点算出部105は、校正フェーズにおいて、画像内における基準点Refの位置の精密な算出を行う。具体的には、基準点算出部105は、概略位置qと、概略位置qを含む所定領域内の特徴量とに基づいて、画像内における基準点Refの位置の精密な算出を行う。本実施例では、一例として、所定領域を画成する探索範囲が設定される。図7は、探索範囲の説明図である。図7は、前出の図6と同様、基準ラインに対する校正パターンが傾斜している状態で得られる画像を示す。図7には、画像との位置関係を示すために、探索範囲70の外枠が点線にて示される。
探索範囲70は、好ましくは、チェッカーパターンの4つ分の矩形部よりも小さい。即ち、探索範囲70の外枠が正方形であるとき、探索範囲70の外枠の一辺の長さは、格子ピッチよりも小さく、例えば0.5倍以上かつ0.7倍以下の範囲である。本実施例では、一例として、探索範囲70の外枠の一辺の長さは、格子ピッチの0.6倍である。
基準点算出部105は、探索範囲を、概略位置qに該探索範囲の中心が位置する態様で設定する。基準点算出部105は、探索範囲70の外枠の中心が概略位置qに一致するように、画像に対して探索範囲70を位置付ける。この際、探索範囲70は、横方向と縦方向とがそれぞれ画像の水平方向と垂直方向に合う向きで、画像に対して設定されてよい。そして、基準点算出部105は、探索範囲70内の特徴量を導出することで、画像内における基準点Refの位置の精密な算出を行う。画像内における基準点Refの位置の精密な算出には、例えば図8A及び図8Bに示す方法が用いられる。
図8A及び図8Bは、探索範囲70内の特徴量の導出方法の具体例の説明図である。図8A及び図8Bは、チェッカーパターンの4つ分の矩形部(探索範囲70を包含する4つの矩形部)を示す。
図8A及び図8Bに示す例では、特徴量として、探索範囲内における第1位置r1と第2位置r2とを結ぶベクトル(以下、「ベクトルr1r2」と称する)と、第2位置r2での勾配ベクトル∇I(r2)との内積(以下、「内積<∇I(r2)、r1−r2>」と称する)が用いられる。第1位置r1の初期値は、概略位置qに設定される。第2位置r2は、探索範囲内における任意の位置であり、複数の位置を取るように動かされる。第2位置r2は、例えば探索範囲内における各画素位置である。第2位置r2での勾配ベクトルの方向は、第2位置r2での濃淡の変化勾配が最大となる方向に対応する。ここで、第2位置r2が図8Aに示すように、矩形部内に位置するとき、勾配ベクトル∇I(r2)は0である。これは、矩形部内では、濃淡変化が均一であるためである。従って、この場合、∇I(r2)=0のため、内積<∇I(r2)、r1−r2>=0である。また、ベクトルr1r2が図8Bに示すように、矩形部のエッジに沿っている場合、勾配ベクトル∇I(r2)はベクトルr1r2に直角となる。従って、この場合も、内積<∇I(r2)、r1−r2>=0である。この点を利用して、基準点算出部105は、各第2位置r2に対して内積<∇I(r2)、r1−r2>=0となる第1位置r1を求め、この値を第1位置r1の新たな初期値として設定し上述の演算を行う。この操作を、所定の精度基準に到達するまで反復的に繰り返して第1位置r1を探索する。そして、基準点算出部105は、所定の精度基準に到達した第1位置r1を、基準点Refの位置(精密な解)とする。尚、図8A及び図8Bで説明した精密な解の探索方法には、「Gary Bradski,Adrian Kaeblerによる“詳解 OpenCV”,O'Reilly,pp.325-326,2011」が参考文献となる。尚、基準点算出部105により算出される基準点の位置の精密さは、例えば一画素に対して例えば1/10〜1/30のオーダであってよい。
校正パラメータ値導出部106は、校正フェーズにおいて、基準点算出部105により算出された基準点の位置に基づいて、撮像装置3の校正パラメータの値(即ち、f値)を導出する。f値の導出方法は、図3を参照して上述した通りである。尚、パラメータxL、xL、xR、及びxRの各値は、基準点算出部105により算出された基準点の各位置(例えば、画像のxy座標系でのx座標の値)に対応する。校正パラメータ値導出部106は、f値を導出すると、導出したf値を校正パラメータ値記憶部110に記憶する。
注目点位置導出部107は、実働フェーズにおいて、画像取得部100からの画像に基づいて、ステージ23上に載置されたサンプルの注目点の位置(画像内における位置)を導出する。サンプルの注目点は、画像認識可能な態様で予め規定される。サンプルの注目点は、サンプル自体が持つ特徴部分であってもよいし、サンプルに付与されたマーカー等であってもよい。注目点位置導出部107は、撮像装置3が位置P2にあるときに得られた画像と、撮像装置3が位置P1にあるときに得られた画像とに対して、それぞれ、サンプルの注目点の位置を導出する。
距離算出部108は、実働フェーズにおいて、注目点位置導出部107により算出されたサンプルの注目点の位置と、校正パラメータ値記憶部110に記憶されたf値とに基づいて、撮像装置3からサンプルの注目点までの距離(Z軸方向の距離)を算出する。撮像装置3からサンプルの注目点までの距離は、式(1)を用いて算出できる。
ところで、校正フェーズにおいては、撮像装置3の正確な光学倍率が不明である。校正パターンは、チェッカーパターン(規則的なパターン)を有するため、撮像装置3の正確な光学倍率が不明な状況下では、校正用の基準点Refの概略位置でさえも算出することが困難となる場合がある。
また、校正フェーズにおいては、基準ライン(画像の水平方向)に対して校正パターンが傾斜する場合がある。即ち、画像の水平方向に対して、画像中の校正パターンのX1軸(図2参照)の方向が傾斜する場合がある。かかる傾斜が発生すると、校正用の基準点Refの概略位置でさえも算出することが困難となる場合がある。校正用ボードを、基準ラインに対して校正パターンが傾斜しないように、配置することは難しい場合がある。
図9A及び図9Bは、チェッカーパターンにマークM1,M2、及びM3が付与されない校正パターンの画像を示す図である。図9Aは、ΔZ=0のとき、即ち基準点Refが点Ref1(図3参照)に位置するときの画像を示し、図9Bは、ΔZ=20のとき、即ち基準点Refが点Ref2(図3参照)に位置するときの画像を示す。
図9A及び図9Bには、基準点Refの概略位置が矢印R1,R2でそれぞれ示される。図9A及び図9Bからは、チェッカーパターンの交点に校正用の基準点Refを設定した場合、画像内におけるチェッカーパターンの多数の交点のうちから、基準点に係る交点を特定することが困難であることが分かる。
この点、本実施例によれば、上述のように、マーク認識部101、傾斜算出部102、比算出部103、及び基準概略位置算出部104を備える。これにより、チェッカーパターンの交点に校正用の基準点Refを設定した場合に、画像内におけるチェッカーパターンの多数の交点のうちから、基準点Refに係る交点を精度良く特定できる。
図10A及び図10Bは、チェッカーパターンにマークM1,M2、及びM3が付与された校正パターンの画像を示す図である。図10Aは、ΔZ=0のとき、即ち基準点Refが点Ref1(図3参照)に位置するときの画像を示し、図10Bは、ΔZ=20のとき、即ち基準点Refが点Ref2(図3参照)に位置するときの画像を示す。
図10A及び図10Bには、基準点Refの概略位置が矢印R3,R4でそれぞれ示される。図10A及び図10Bから分かるように、チェッカーパターンにマークM1,M2、及びM3を付与することで、画像内におけるチェッカーパターンの多数の交点のうちから、基準点Refに係る交点を精度良く特定できる。即ち、基準概略位置算出部104により算出された基準点Refの概略位置qが基準点Refに係る交点よりも他の交点の近くなるという不都合(即ち基準点Refとは異なる誤った交点に係る概略位置qが算出されてしまう不都合)を、低減できる。この結果、本実施例によれば、精度の高い校正を実現できる。
また、本実施例によれば、上述のように、基準点Refは、図2に示すように、マークM1,M2、及びM3が付与されていない矩形部によって形成される。即ち、基準点Refを形成する矩形部内には、マークM1,M2、及びM3が付与されていない。これにより、基準点算出部105による画像内における基準点Refの位置の精密な算出に、マークM1,M2、及びM3が影響してしまうことを、防止できる。具体的には、探索範囲70内にマークM1のようなマークが存在すると、該マークに係る画素値が、基準点算出部105が算出する特徴量に影響する場合がある。かかる場合、マークに係る画素値に起因して、基準点算出部105による画像内における基準点Refの位置の精密な算出が阻害される。この点、本実施例によれば、探索範囲70内にマークM1等に係る画素が含まれないので、マークM1等に係る画素値に起因して基準点算出部105による画像内における基準点Refの位置の精密な算出が阻害されるという不都合を、無くすことができる。この結果、本実施例によれば、精度の高い校正を実現できる。
但し、図11に示す変形例のように、基準点Refは、マークM1,M2、及びM3が付与された矩形部によって形成されてもよい。図11に示す例では、マークM3は、基準点Refを形成する矩形部(基準点Refに対して右下の白い正方形の矩形部)に付与されている。この場合、基準概略位置算出部104による基準点Refの概略位置qの算出後であって、基準点算出部105による画像内における基準点Refの位置の精密な算出に先立って、画像処理により画像中のマークM1,M2、及びM3を除去する処理を行えばよい。
具体的には、図12A、図12B、図13A、及び図13Bは、マークM3が基準点Refを形成する矩形部に付与された場合の校正パターンの画像を示す図である。図12A及び図12Bは、画像処理により画像中のマークM1,M2、及びM3を除去する処理を行う前の状態を示し、図13A及び図13Bは、画像処理により画像中のマークM1,M2、及びM3を除去する処理を行った後の状態を示す。また、図12A及び図13Aは、ΔZ=0のとき、即ち基準点Refが点Ref1(図3参照)に位置するときの画像を示し、図12B及び図13Bは、ΔZ=20のとき、即ち基準点Refが点Ref2(図3参照)に位置するときの画像を示す。図12A、図12B、図13A、及び図13Bには、探索範囲70が模式的に示されている。
図12A及び図12Bに示すように、マークM3が基準点Refを形成する矩形部に付与された場合、探索範囲70内にマークM3に係る画素が含まれる。この結果、上述のように、マークに係る画素値に起因して、基準点算出部105による画像内における基準点Refの位置の精密な算出が阻害される。これに対して、画像処理により画像中のマークM1,M2、及びM3を除去する処理を行うと、図13A及び図13Bにて範囲1301〜1303に示すように、マークM1,M2、及びM3に係る画素値が周辺の画素値で置換される。即ち、マークM1,M2、及びM3に係る画素値が、白い矩形部の“白”に係る画素値で置換される。これにより、マークM1等に係る画素値に起因して基準点算出部105による画像内における基準点Refの位置の精密な算出が阻害されるという不都合を、無くし、精度の高い校正を実現できる。
尚、図12A及び図12Bに示す例では、画像処理により画像中のマークM1,M2、及びM3が除去されているが、探索範囲70内に入り得るマークM3だけが除去されてもよい。
次に、図14及び図15を参照して、制御装置10の動作例について、校正フェーズと実働フェーズとでそれぞれ説明する。
図14は、校正フェーズにおける制御装置10の動作例を示す概略フローチャートである。図14に示す処理は、例えば、ユーザが校正用ボードを、ステージ23上に載置し、制御装置10に対して校正開始指令を入力した場合に、起動される。図14では、図2に示す校正パターンを有する校正用ボードが用いられるものとする。尚、校正用ボードは、マークM1,M2、及びM3が撮像装置3の視野に入るようにステージ23上に載置される。
ステップS1400では、画像取得部100は、照明装置4及び撮像装置3を起動し、照明装置4によりステージ23上を照明させる。
ステップS1402では、画像取得部100は、変数“n”をn=1にセットする。
ステップS1404では、画像取得部100は、駆動機構20を駆動して、撮像装置3とステージ23との位置関係を、初回の位置関係に調整する。図14では、一例として、初回の位置関係では、Z軸方向で基準点Refが点Ref1(図3参照)に位置し、かつ、X軸方向で撮像装置3が位置P1(図3参照)に位置する。尚、この初回の位置関係への調整(位置付け)は、必ずしも精密である必要はない。
ステップS1406では、画像取得部100は、撮像装置3による撮像を実行させ、n番目の画像を取得する。
ステップS1408では、マーク認識部101は、ステップS1406で得たn番目の画像に基づいて、n番目の画像内における3つのマーク(マークM1,M2、及びM3に係る画素集合)を認識する。マークM1,M2、及びM3に係る画素集合は、例えばパターンマッチングにより認識される。
ステップS1410では、マーク認識部101は、ステップS1408で得た3つのマークの認識結果に基づいて、3つのマークを結んで形成される三角形のうちの、直角を挟む2辺を特定する。即ち、マーク認識部101は、ベクトルAB及びベクトルACに係る2辺とを特定する。
ステップS1412では、マーク認識部101は、ステップS1410で特定した直角を挟む2辺のうちの、長い方を、ベクトルABに係る辺として認識する。尚、ベクトルABは、図2に示すように、直角を挟む2辺のうちの、長い方の辺に係るベクトルである。この結果、n番目の画像内における3つのマークが、マークM1,M2、及びM3のうちのどれであるかが確定し、画像内におけるマークM1,M2、及びM3の各位置A〜Cが確定される。
ステップS1414では、傾斜算出部102は、ステップS1412で得たベクトルABと、ベクトルx(画像の水平方向に沿ったベクトル)とのなす角度を、傾斜角θとして算出する。傾斜角θの算出方法は、上述したとおりである。
ステップS1416では、比算出部103は、ステップS1412で得たベクトルABの長さ(=D1AB)を算出し、実際の2つのマークM1及びM2間の距離D0ABに対する比(スケールs=D1AB/D0AB)を算出する。
ステップS1418では、基準概略位置算出部104は、ステップS1412で得たマークM3の位置と、ステップS1414で得た傾斜角θと、ステップS1416で得たスケールsとに基づいて、基準点Refの概略位置qを算出する。基準点Refの概略位置qの算出方法は、上述したとおりである(数3参照)。
ステップS1420では、基準点算出部105は、ステップS1418で得た基準点Refの概略位置qに基づいて、基準点Refの概略位置qを中心とした探索範囲70を設定する。探索範囲70は、図7を参照して上述した通りである。
ステップS1422では、基準点算出部105は、ステップS1420で設定した探索範囲70に基づいて、ステップS1406で得たn番目の画像内における基準点Refの位置の精密な算出を行う。基準点Refの位置の精密な算出方法は、上述した通りである。この結果、n=1のときは、パラメータxR(図3参照)が得られ、n=3のときは、パラメータxR(図3参照)が得られる。
ステップS1424では、画像取得部100は、変数nを“1”だけインクリメントする。
ステップS1426では、画像取得部100は、駆動機構20を駆動して、X軸方向で撮像装置3が位置P2(図3参照)に位置するように、機構20Xにより撮像装置3を距離b(図3参照)だけX軸負方向に移動させる。尚、このX軸方向の距離bの移動は、機構20Xにより精密に実現できる。
ステップS1428では、画像取得部100は、撮像装置3による撮像を実行させ、n番目の画像を取得する。
ステップS1430では、マーク認識部101は、ステップS1406で得たn番目の画像に基づいて、n番目の画像内における3つのマーク(マークM1,M2、及びM3に係る画素集合)を認識する。そして、マーク認識部101は、画像内におけるマークM1,M2、及びM3の各位置A〜Cを導出する。
ステップS1432では、基準概略位置算出部104は、ステップS1430で得たマークM3の位置と、ステップS1414で得た傾斜角θと、ステップS1416で得たスケールsとに基づいて、基準点Refの概略位置qを算出する。基準点Refの概略位置qの算出方法は、上述したとおりである(数3参照)。但し、変形例では、基準概略位置算出部104は、ステップS1418で得た基準点Refの概略位置q(距離b移動前の画像に基づく概略位置q)に基づいて、次の通り、基準点Refの概略位置q=(x2n,y2n)を算出してもよい。
Figure 0006852525
ここで、(x1n,y1n)は、ステップS1418で得た基準点Refの概略位置qであり、(bx、by)は、X軸方向の距離bの移動に伴うX軸方向及びY軸方向の移動量であり、ここでは、(bx、by)=(b、0)である。この変形例の場合は、ステップS1430は不要である。
ステップS1434では、基準点算出部105は、ステップS1432で得た基準点Refの概略位置qに基づいて、基準点Refの概略位置qを中心とした探索範囲70を設定する。探索範囲70は、図7を参照して上述した通りである。
ステップS1436では、基準点算出部105は、ステップS1434で設定した探索範囲70に基づいて、ステップS1428で得たn番目の画像内における基準点Refの位置の精密な算出を行う。基準点Refの位置の精密な算出方法は、上述した通りである。この結果、n=2のときは、パラメータxL(図3参照)が得られ、n=4のときは、パラメータxL(図3参照)が得られる。
ステップS1438では、画像取得部100は、変数“n”が“4”であるか否か、即ちn=4であるか否かを判定する。n=4である場合は、ステップS1446に進み、それ以外の場合(n=2の場合)、ステップS1440に進む。
ステップS1440では、画像取得部100は、駆動機構20を駆動して、X軸方向で撮像装置3が位置P1(図3参照)に位置するように、機構20Xにより撮像装置3を距離b(図3参照)だけX軸正方向に移動させる。尚、このX軸方向の距離bの移動は、機構20Xにより精密に実現できる。
ステップS1442では、画像取得部100は、駆動機構20を駆動して、Z軸方向で基準点Refが点Ref2に位置するように、機構20Zにより撮像装置3を距離ΔZ(図3参照)だけZ軸負方向に移動させる。尚、このZ軸方向の距離ΔZの移動は、機構20Zにより精密に実現できる。
ステップS1444では、画像取得部100は、変数nを“1”だけインクリメントする。ステップS1444が終了すると、ステップS1406からの処理を繰り返す。但し、この場合、ステップS1414及びステップS1416は省略されてもよい。これは、n=1のときに得られた傾斜角θ及びスケールsはn=3のときも有効に機能できるためである。
ステップS1446では、校正パラメータ値導出部106は、ステップS1422及びステップS1436で得たパラメータxL、xL、xR、及びxRの各値に基づいて、f値を導出する。f値の導出方法は、図3を参照して上述した通りであり、具体的には、以下のとおりである。
Figure 0006852525
校正パラメータ値導出部106は、導出したf値を校正パラメータ値記憶部110に記憶する。
図14に示す処理によれば、校正パターンと撮像装置3との位置関係を変化させて、4つの位置関係で得られる画像に基づいて、精度の高いf値を導出できる。これにより、精度の高い校正を実現できる。
図15は、実働フェーズにおける制御装置10の動作例を示す概略フローチャートである。図15に示す処理は、例えばロボットがサンプルをステージ23上に載置することで制御装置10に距離算出指令が入力された場合に、起動される。尚、サンプルは、注目点が撮像装置3の視野に入るようにステージ23上に載置される。
ステップS1500では、画像取得部100は、照明装置4及び撮像装置3を起動し、照明装置4によりステージ23上を照明させる。尚、既に照明装置4及び撮像装置3が起動している場合は、ステップS1500は省略される。
ステップS1502では、画像取得部100は、撮像装置3による撮像を実行させ、撮像装置3をX軸方向に移動させる前の画像(サンプルを撮像して得られる画像)を取得する。
ステップS1504では、注目点位置導出部107は、ステップS1502で得た画像に基づいて、サンプルの注目点の位置(画像内における位置)を導出する。例えば、サンプルの注目点は、パターンマッチングのような方法で認識されてよい。この結果、サンプルの注目点の位置に対応するパラメータxR(例えばx座標の値)が得られる。
ステップS1506では、画像取得部100は、駆動機構20を駆動して、機構20Xにより撮像装置3を距離b1だけX軸負方向に移動させる。距離b1は、上述した距離b(図3参照)と同じであってもよいし、異なってもよい。
ステップS1508では、画像取得部100は、撮像装置3による撮像を実行させ、撮像装置3をX軸方向に移動させた後の画像(サンプルを撮像して得られる画像)を取得する。
ステップS1510では、注目点位置導出部107は、ステップS1508で得た画像に基づいて、サンプルの注目点の位置(画像内における位置)を導出する。この結果、サンプルの注目点の位置に対応するパラメータxL(例えばx座標の値)が得られる。
ステップS1512では、距離算出部108は、ステップS1504で得たパラメータxRと、ステップS1510で得たパラメータxLと、校正パラメータ値記憶部110内のf値とに基づいて、撮像装置3からサンプルの注目点までの距離dsを算出する。撮像装置3からサンプルの注目点までの距離dsは、Z軸方向の距離であり、上述した通りであるが、以下の通り算出できる。
Figure 0006852525
尚、b1は、ステップS1506で移動させた距離である。
図14に示す処理によれば、上述のようにして精度良く算出したf値を用いて、サンプルの注目点までの距離を精度良く算出できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、f値の導出には、パラメータxL、xL、xR、及びxRの各値が用いられるが、これに限られない。例えば、パラメータxL及びxRに係るZが既知とできる場合は、パラメータxL及びxRを用いて上記の式(2)からf値を導出することも可能である。
また、上述した実施例では、校正フェーズにおいて、校正パターンと撮像装置3との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を得るために、画像の水平方向に対応するX軸方向で、校正パターンと撮像装置3との間の位置関係を変化させているが、これに限られない。例えば、校正フェーズにおいて、校正パターンと撮像装置3との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を得るために、画像の垂直方向に対応するY軸方向で、校正パターンと撮像装置3との間の位置関係が変化されてもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得する画像取得部と、
前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識するマーク認識部と、
前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出する基準概略位置算出部と、
前記画像ごとに、前記基準概略位置算出部により算出された前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出する基準点算出部と、
前記基準点算出部により算出された前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する校正パラメータ値導出部とを含む、校正装置。
[付記2]
前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記平面内における基準ラインに対する前記校正パターンの傾きを算出する傾斜算出部を更に含み、
前記基準概略位置算出部は、前記傾きに更に基づいて、前記概略位置を算出する、付記1に記載の校正装置。
[付記3]
前記傾斜算出部は、前記画像における水平方向と、前記画像における2つの前記マークを結ぶベクトルの方向とに基づいて、前記傾きを算出する、付記2に記載の校正装置。
[付記4]
前記2点以上のマークは、第1マークと、第2マークと、第3マークとを含み、前記第1マーク及び前記第2マークは、前記基準ラインに平行な方向で第1距離だけ離れており、かつ、前記第1マークと前記第3マークは、前記平面内における前記基準ラインに垂直な方向で、前記第1距離よりも短い第2距離だけ離れており、
前記傾斜算出部は、前記画像における水平方向と、前記画像における前記第1マーク及び前記第2マークを結ぶベクトルの方向とに基づいて、前記傾きを算出する、付記3に記載の校正装置。
[付記5]
前記マーク認識部による認識結果に基づいて、実際の2つの前記マーク間の距離と、前記画像内における同2つの前記マーク間の距離との比を算出する比算出部を更に含み、
前記基準概略位置算出部は、前記比に更に基づいて、前記概略位置を算出する、付記1〜4のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
[付記6]
前記規則的なパターンは、色の異なる2種類の矩形部が前記平面内における直交する2方向のそれぞれで交互に連続して並ぶチェッカーパターンであり、
前記基準点は、前記チェッカーパターンの交点であり、
前記基準点算出部は、前記チェッカーパターンの4つ分の矩形部よりも小さい探索範囲を、前記概略位置に該探索範囲の中心が位置する態様で設定し、前記探索範囲内において前記基準点の位置を算出する、付記1〜5のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
[付記7]
前記2点以上のマークは、前記基準点を形成する矩形部とは異なる矩形部内に付与される、付記6に記載の校正装置。
[付記8]
前記2点以上のマークのうちの少なくとも1つは、前記基準点を形成する矩形部内に付与され、
前記基準点算出部は、前記基準点を形成する矩形部内に付与された前記マークに係る画素値を除去して得られる前記画像に基づいて、前記特徴量を導出する、付記6に記載の校正装置。
[付記9]
前記特徴量は、前記探索範囲内における第1位置と第2位置とを結ぶベクトルと、前記第2位置での勾配ベクトルとの内積であり、
前記基準点算出部は、前記概略位置を前記第1位置の初期位置として前記第1位置を変化させながら、複数の位置を前記第2位置としても前記内積が0となる前記第1位置を、前記基準点の位置として算出する、付記6〜8のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
[付記10]
前記複数の画像は、前記校正パターンと前記光学系との位置関係が第1ないし第4位置関係であるときに得られる第1ないし第4画像を含み、
第1位置関係と第2位置関係とは、前記平面に対して垂直な第1方向での前記校正パターンと前記光学系との距離が第3距離で同じであるが、前記平面に対して平行な第2方向での前記校正パターンと前記光学系との距離が異なり、
第3位置関係と第4位置関係とは、前記第1方向での前記校正パターンと前記光学系との距離が、前記第3距離とは異なる第4距離で同じであるが、前記第2方向での前記校正パターンと前記光学系との距離が異なる、付記1〜9のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
[付記11]
前記校正パラメータは、f値である、付記1〜10のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
[付記12]
前記マークは、円形の形態である、付記1〜11のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
[付記13]
規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得し、
前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識し、
前記マークの認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出し、
前記画像ごとに、前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出し、
前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出することを含む、
コンピュータにより実行される校正方法。
[付記14]
規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得し、
前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識し、
前記マークの認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出し、
前記画像ごとに、前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出し、
前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する、
処理をコンピュータに実行させる校正プログラム。
[付記15]
光学系と、
規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを前記光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得する画像取得部と、
前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識するマーク認識部と、
前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出する基準概略位置算出部と、
前記画像ごとに、前記基準概略位置算出部により算出された前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出する基準点算出部と、
前記基準点算出部により算出された前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する校正パラメータ値導出部とを含む、校正システム。
1 システム
2 サンプルステージ装置
3 撮像装置
4 照明装置
5 出力装置
6A ステージコントローラ
6B 照明コントローラ
6C 撮像コントローラ
8 周辺機器
10 制御装置
14 補助記憶装置
15 ドライブ装置
16 記録媒体
17 通信インターフェース
19 バス
20 駆動機構
20X 機構
20Y 機構
20Z 機構
22 固定部
23 ステージ
25 有線送受信部
26 無線送受信部
70 探索範囲
100 画像取得部
101 マーク認識部
102 傾斜算出部
103 比算出部
104 基準概略位置算出部
105 基準点算出部
106 校正パラメータ値導出部
107 注目点位置導出部
108 距離算出部
110 校正パラメータ値記憶部

Claims (9)

  1. 規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得する画像取得部と、
    前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識するマーク認識部と、
    前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出する基準概略位置算出部と、
    前記画像ごとに、前記基準概略位置算出部により算出された前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出する基準点算出部と、
    前記基準点算出部により算出された前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する校正パラメータ値導出部と
    前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記平面内における基準ラインに対する前記校正パターンの傾きを算出する傾斜算出部と、
    を含み、
    前記基準概略位置算出部は、前記傾きに更に基づいて、前記概略位置を算出する
    校正装置。
  2. 前記傾斜算出部は、前記画像における水平方向と、前記画像における2つの前記マークを結ぶベクトルの方向とに基づいて、前記傾きを算出する、請求項に記載の校正装置。
  3. 前記マーク認識部による認識結果に基づいて、実際の2つの前記マーク間の距離と、前記画像内における同2つの前記マーク間の距離との比を算出する比算出部を更に含み、
    前記基準概略位置算出部は、前記比に更に基づいて、前記概略位置を算出する、請求項1または2に記載の校正装置。
  4. 前記規則的なパターンは、色の異なる2種類の矩形部が前記平面内における直交する2方向のそれぞれで交互に連続して並ぶチェッカーパターンであり、
    前記基準点は、前記チェッカーパターンの交点であり、
    前記基準点算出部は、前記チェッカーパターンの4つ分の矩形部よりも小さい探索範囲を、前記概略位置に該探索範囲の中心が位置する態様で設定し、前記探索範囲内において前記基準点の位置を算出する、請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の校正装置。
  5. 前記2点以上のマークは、前記基準点を形成する矩形部とは異なる矩形部内に付与される、請求項に記載の校正装置。
  6. 前記2点以上のマークのうちの少なくとも1つは、前記基準点を形成する矩形部内に付与され、
    前記基準点算出部は、前記基準点を形成する矩形部内に付与された前記マークに係る画素値を除去して得られる前記画像に基づいて、前記特徴量を導出する、請求項に記載の校正装置。
  7. 規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得し、
    前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識し、
    前記マークの認識結果に基づいて、前記平面内における基準ラインに対する前記校正パターンの傾きを算出し、
    前記傾きに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出し、
    前記画像ごとに、前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出し、
    前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出することを含む、
    コンピュータにより実行される校正方法。
  8. 規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得し、
    前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識し、
    前記マークの認識結果に基づいて、前記平面内における基準ラインに対する前記校正パターンの傾きを算出し、
    前記傾きに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出し、
    前記画像ごとに、前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出し、
    前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する、
    処理をコンピュータに実行させる校正プログラム。
  9. 光学系と、
    規則的なパターンに2点以上のマークが付与されかつ平面内に延在する校正パターンを前記光学系で撮像して得られる画像であって、撮像された際の前記校正パターンと前記光学系との位置関係がそれぞれ異なる複数の画像を、取得する画像取得部と、
    前記画像ごとに、前記画像内における前記2点以上のマークを認識するマーク認識部と、
    前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の概略位置を算出する基準概略位置算出部と、
    前記画像ごとに、前記基準概略位置算出部により算出された前記概略位置と、前記画像の所定領域内の特徴量とに基づいて、前記画像内における前記規則的なパターンの基準点の位置を算出する基準点算出部と、
    前記基準点算出部により算出された前記画像ごとの前記基準点の位置に基づいて、前記光学系の校正パラメータの値を導出する校正パラメータ値導出部と、
    前記マーク認識部による認識結果に基づいて、前記平面内における基準ラインに対する前記校正パターンの傾きを算出する傾斜算出部と、
    を含み、
    前記基準概略位置算出部は、前記傾きに更に基づいて、前記概略位置を算出する
    校正システム。
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