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JP6856922B2 - 発光体 - Google Patents
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Description

本発明は、発光体に係り、特に、視線誘導標柱などの支柱の上部に設置される発光体に関する。
車道の中央分離帯やセンターライン、車線変更線、車両の侵入禁止や車道と他の道路との境界線などを示すために視線誘導標柱などの支柱を設置することが知られている。
例えば、特許文献1には、太陽光下で白色系色調のポール本体の周囲に、第1の色調の反射シート(例えば、赤)と第2の色調の反射シート(例えば、緑)とが互いに密着せしめて巻き付けられている視線誘導標柱が記載されている。特許文献1によると、上記のように構成することで、昼間であっても夜間であっても優れた視認性を発揮することが出来る。
また、より視認性を増すなどの目的のため、上記のような視線誘導標柱などの支柱の上部に発光体を設置することがある。
例えば、特許文献2には、視線誘導標柱などの支柱の上部に設置する発光式標識装置が記載されている。具体的には、特許文献2における発光式標識装置は、支柱に取り付けられる下部ホルダーと、下部ホルダーに取り付けられるケーシングと、ケーシングの上部に取り付けられる上部ホルダーと、上部ホルダーの上面全体を覆うようにして取り付けられる発光体カバーとを有している。特許文献2によると、上部ホルダーと発光体カバーとの間に固定指示される基板は、切欠き部が設けられた枠形状となっている。このような構成により、少ない数の発光ダイオードで多数の発光ダイオードが設けられたものと同様に視認性ある燈体とすることが出来る。
特開2009−62715号公報 特開2015−15121号公報
特許文献2には、発光体カバーは間にパッキンが嵌め込まれた状態で上部ホルダーに組付けられていると記載されている。このような構成のため、例えば基板の盗難を防ぐためには、発光体カバーを上部ホルダーに接着するなどして固定することが必要となる。その結果、発光体カバーを上部ホルダーから取り外すことが難しくなり、基板の故障などが生じた際に基板のみを交換することが難しくなるおそれがあった。また、特許文献2に記載されている発光式標識装置は、下部ホルダー、ケーシング、上部ホルダー、基板、発光体カバー、と非常に多くの部品から構成されているため、容易な方法で取り付けることが難しい、という問題が生じていた。
このように、容易な方法で取り付け可能であり、かつ、保守性に優れた発光体を実現することが難しい、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、容易な方法で取り付け可能であり、かつ、保守性に優れた発光体を実現することが難しい、という問題を解決することが出来る発光体を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である発光体は、
支柱の上に設置される発光体であって、
前記発光体は、前記支柱の上端部分が挿通する挿通穴を有する筐体と、当該筐体の上端側に収容される発光装置と、を含んでおり、
前記挿通穴の内部には、前記発光装置を前記筐体の上端側に収容した状態で係止する係止片が形成されており、
前記挿通穴の下端側に前記支柱の上端部分が挿通する
という構成を採る。
この構成によると、筐体に形成された挿通穴のうち上端側に発光装置が収容され、下端側に支柱の上端部分が挿通する。このような構成により、筐体内部に発光装置を収容した後、挿通穴の下端側に支柱の上端側を挿通することで、容易に発光体を支柱の上部に設置することが出来る。また、上記のような構成によると、発光体を支柱から取り外した後、容易な方法で発光装置を筐体から取り外すことが出来る。このように、上記構成によると、容易な方法で発光体を支柱に取り付けることが可能となり、かつ、優れた保守性を有することが可能となる。
また、上記発光体は、
前記筐体は、前記支柱が挿通する第1挿通穴を有する第1筐体部と、前記第1挿通穴の内径よりも小さい内径を有する第2挿通穴を有する第2筐体部と、を連結した形状を有しており、
前記発光装置は、前記第2挿通穴に形成された前記係止片により前記第2挿通穴の内部で係止される
という構成を採る。
また、上記発光体は、
前記第1筐体部の側面側には、リベット挿通用のリベット用貫通孔が複数設けられており、
前記筐体は、前記第1挿通穴内部に前記支柱を挿通した際に前記リベット用貫通孔に樹脂製のリベットを挿通させることで、当該筐体を前記支柱に固定可能なよう構成されている
という構成を採る。
また、上記発光体は、
前記筐体は前記支柱よりも衝撃に対する強度が強い一方で、前記リベットは前記支柱よりも衝撃に対する強度が弱い
という構成を採る。
また、上記発光体は、
前記発光装置は、前記第2挿通穴の内部で係止された際に下端側に配置される中板と、上端側に配置される上板と、前記中板と前記上板の間に配置される基板と、を有しており、
前記中板と前記上板とのうちの前記基板が位置する側の面は、光を反射するよう所定の反射処理が施されている
という構成を採る。
また、上記発光体は、
前記第2筐体部の内面側には、前記発光装置より出射される光を拡散する複数の凸部が形成されている
という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、容易な方法で取り付け可能であり、かつ、保守性に優れた発光体を実現することが難しい、という問題を解決することが出来る発光体を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体を視線誘導標柱に設置した際の様子の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体の構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体の構成の一例を示す分解図である。 第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体の構成の一例を示す正面図である。 第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体のA−A線断面図である。 第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体のB−B線断面図である。 第1の実施形態における視線誘導標柱用発光体のうちの中板を外した状態の底面図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に設置した際の様子の一例を示す斜視図である。図2は、視線誘導標柱用発光体1の構成の一例を示す斜視図である。図3は、視線誘導標柱用発光体1の構成の一例を示す分解図である。図4は、視線誘導標柱用発光体1の構成の一例を示す正面図である。図5は、視線誘導標柱用発光体1のA−A線断面図である。図6は、視線誘導標柱用発光体1のB−B線断面図である。図7は、視線誘導標柱用発光体1のうちの中板31を外した状態の底面図である。
本実施形態においては、図1で示すように、車道の中央分離帯などの境界線を示すためなどに設置される視線誘導標柱4(ポストコーン、支柱)の上部に設置される視線誘導標柱用発光体1(発光体)について説明する。後述するように、視線誘導標柱用発光体1は、外径の異なる第1筐体部21と第2筐体部22とを結合した形状を有する筐体2のうちの上端側である第2筐体部22の内部に発光装置3を収容した状態で、視線誘導標柱4の上部に設置される。
なお、本実施形態においては、図1及び図2のうち第2筐体部22が配置されている側を第1筐体部21が配置されている側から見て上側であると定義して説明する。例えば、図1の場合、視線誘導標柱用発光体1の上側内部に発光装置3が収容され、視線誘導標柱用発光体1の下部に視線誘導標柱4の上端部を挿通している様子を示している。
図2は、視線誘導標柱用発光体1の構成の一例を示す斜視図である。また、図3は、視線誘導標柱用発光体1の構成の一例を示す分解図である。図2、図3を参照すると、視線誘導標柱用発光体1は、外径の異なる第1筐体部21と第2筐体部22とを結合した形状を有する筐体2と、中板31と基板32と上板33とを含む発光装置3と、から構成されている。
図2で示すように、発光装置3は筐体2の上端側に位置する第2筐体部22の内部に収容することが出来る。また、図3で示すように、第2筐体部22(視線誘導標柱用発光体1)の内部に収容された発光装置3は、筐体2の下端側から取り外すことが出来る。後述するように、筐体2は視線誘導標柱4が挿通する挿通穴を有しており、発光装置3は筐体2に形成された挿通穴の上端側に収容されることになる。
図3、図4を参照すると、筐体2は、略円柱形状の第1筐体部21の上方に、上端側が湾曲している略円柱形状であり平面視で第1筐体部21よりも小さな外径を有する第2筐体部22を連結した形状を有している。また、図5のA−A断面図で示すように、筐体2には、当該筐体2の下端側から上方へ向かって挿通穴が形成されている。具体的には、筐体2のうち第1筐体部21に相当する部分には第1挿通穴211が形成されており、第2筐体部22に相当する部分には第2挿通穴221が形成されている。また、第1筐体部21に形成された第1挿通穴211と第2筐体部22に形成された第2挿通穴221とは滑らかに連結している。筐体2をこのように形成することで、筐体2の下端側から第1挿通穴211を介して、第2挿通穴221の内部に発光装置3を収容することが出来る。なお、第1挿通穴211及び第2挿通穴221は、例えば、各挿通穴が形成されている筐体の外径に応じた内径を有している。例えば、本実施形態においては、第2挿通穴221は第1挿通穴211よりも平面視で小さい内径を有している。
図4、図5を参照すると、第2筐体部22に形成される第2挿通穴221(つまり、筐体2のうちの上側)の側面には、第2挿通穴221の内表面から筐体2の内部に向かって水平方向に突出する下側係止片222(係止片)と上側係止片223(係止片)とがそれぞれ複数(単数でも構わない。例えば、4つ)形成されている。つまり、第2挿通穴221の内表面下側には下側係止片222が例えば4つ形成されており、第2挿通穴221の内表面上側には上側係止片223が例えば4つ形成されている。後述するように、発光装置3を構成する各構成要素のうち、中板31が下側係止片222で係止され、上板33が上側係止片223で係止される。これにより、発光装置3は第2挿通穴221の内部で係止されることになる。
また、図2乃至図6で示すように、第2筐体部22に形成された第2挿通穴221の内表面には、筐体2の内側に向かって突出する円弧状の凸部224(光拡散用凸部)が複数形成されている。第2挿通穴221の内表面に複数の凸部224を形成することで、発光装置3が発する光を拡散させることが出来る。その結果、発光装置3が出射する光をより広範囲に拡散させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、図4、図7で示すように、上述した上側係止片223、下側係止片222のうち、上側係止片223は凸部224に形成されており、下側係止片222は凸部224が形成されている箇所よりも下側に形成されている。上側係止片223、下側係止片222は、本実施形態で例示した箇所以外に形成されていても構わない。
また、図3乃至図5を参照すると、第1筐体部21には、筐体2の外側から内側に向かって(つまり、第1筐体部21の厚み方向に向かって)貫通するリベット貫通孔212が例えば4つ形成されている。筐体2の下方に位置する第1筐体部21に視線誘導標柱4の上端部を挿通した後リベット貫通孔212にリベットを挿通することで、筐体2(つまり、視線誘導標柱用発光体1)を視線誘導標柱4に固定することになる。
なお、リベット貫通孔212に挿通するリベットは、樹脂製(例えば、耐候性AES(acrylonitrile・ethylene-propylene-diene・styrene)樹脂)のリベットを用いることが望ましい。視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に取り付ける際にビスなどの金属部材を用いると、交通事故などによる破損時に、金属部材が怪我やパンクなどの2次被害の原因となるおそれがある。視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に取り付ける際に樹脂製のリベットを用いることで、上記おそれを低減させることが可能である。
また、本実施形態におけるリベットは、頭部の中央付近に凹み部が形成されており、当該凹み部に所定の工具を押し込むことで簡単に当該リベットを壊すことが出来るよう構成されている。リベットをこのように構成することで、リベットにより視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に設置した後、容易な方法で視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4から取り外すことが可能となる。
発光装置3は、当該発光装置3が第2挿通穴221内部で係止された際に下端側に配置される中板31と、上端側に配置される上板33と、中板31と上板33の間に配置される基板32と、を含んでいる(図3参照)。
図3で示すように、中板31は、例えば、平面視で略円形の形状を有している。また、中板31の側面には、凹部である中板切欠部311が例えば4箇所形成されている。中板切欠部311は第2筐体部22に形成される下側係止片222の形成箇所に応じた箇所に形成されている。中板切欠部311を下側係止片222の形成箇所に合わせた状態で中板31を上部へと挿通させることで、下側係止片222に係止されずに中板31を第2挿通穴221の上部へと挿通させることが出来る。また、その状態で中板31を水平方向に回転させることで、中板31のうち中板切欠部311が形成されていない箇所の下方に下側係止片222を接触させることができ、下側係止片222により中板31を係止することが可能となる。
また、図3で示すように、中板31の所定箇所には、上下方向(中板31の厚み方向)に向かって貫通する指挿入用孔312が形成されている。指挿入用孔312は、上述した中板31を回転させる際に用いることが出来る。指挿入用孔312に指を挿入した状態で中板31を回転させることで、容易に中板31を回転させることが可能となる。なお、指挿入用孔312には、指を挿通させることになり、また、指を挿通させた状態で中板31を回転させることになる。そのため、指挿入用孔312は、真円形状よりも指を差し込みやすい形状(例えば、楕円形状など)とすることが望ましい。
また、中板31のうち上側の面上には、上方に向かって延出する中板柱313が例えば4本形成されている。中板31は、中板柱313と後述する上板33に形成される上板柱333とを間に基板32を挟んだ状態で連結することで、上板33と連結する。なお、中板柱313と上板柱333とは、例えば、一方の側端部に形成された凸部を他方の側端部に形成された凹部内部に挿入することで連結する。このような構造のため、中板柱313と上板柱333との連結状態は容易に解除することが可能であり、中板柱313と上板柱333との間に挟まれた基板32を容易に取り外すことも可能である。
基板32は、例えば、平面視で略四角形の形状を有している。基板32の4隅には、当該基板32の厚み方向に貫通する貫通孔が形成されている。基板32に形成された貫通孔に中板柱313又は上板柱333の一方に形成された凸部を挿通することで、中板柱313と上板柱333とは、間に基板32を挟んだ状態で連結することが可能となる。
図5、図7で示すように、基板32の下側所定位置には、発光ダイオード321が設けられている。例えば、基板32を形成する四角形のうち各辺の端部真ん中付近それぞれに発光ダイオード321が設けられている。つまり、基板32のうちの4方向に発光ダイオード321が設けられている。また、図4、図5で示すように、基板32の上部には、例えば円柱形状の蓄電池322が配置されている。
蓄電池322は、後述する上板33の上部に配置された太陽電池332と接続されており、太陽電池332によって発電された電気を蓄電する。また、蓄電池322は、発光ダイオード321と接続されている。発光ダイオード321は、蓄電池322から電気の供給を受けることで、所定の波長の光を出射する(発光ダイオード321が出射する光の波長については特に限定しない)。なお、発光ダイオード321は、太陽電池332から直接電気の供給をうけることで所定の波長の光を出射するよう構成しても構わない。
なお、基板32(又は上板33)上には、図示しない光センサを配置することが出来る。光センサを設けることで、例えば、周囲が暗くなった場合にのみ発光ダイオード321が点灯するよう構成することが可能となる。光センサとしての機能は、発光ダイオード321に持たせても構わない。
図3で示すように、上板33は、例えば、平面視で略円形の形状を有している。また、上板33の側面には、上板切欠部331が例えば4箇所形成されている。上板切欠部331は第2筐体部22に形成される上側係止片223の形成箇所に応じた箇所に形成されている。上板切欠部331を上側係止片223の形成箇所に合わせた状態で上板33を上部へと挿通させることで、上側係止片223に係止されずに上板33を第2挿通穴221の上部へと挿通させることが出来る。また、その状態で上板33を回転させることで、上板33のうち上板切欠部331が形成されていない箇所の下方に上側係止片223を接触させることができ、上側係止片223により上板33を係止することが可能となる。なお、上述したように、上板33は後述する上板柱333を介して下板31と連結されている。そのため、下板31を回転させることで、下板31の回転と一緒に上板33も回転することになる。
図3で示すように、上板33の上側の面上には、例えば平面視で略長方形状の太陽電池332が配置されている。上述したように、太陽電池332は、発光ダイオード321や蓄電池322と接続することが出来る。
また、上板33のうち下側の面には、下方に向かって延出する上板柱333が例えば4本形成されている。上述したように、上板33は、上板柱333と中板柱313とを間に基板32を挟んだ状態で連結することで、中板31と連結することが出来る。
なお、図4で示すように、本実施形態においては、上板33は中板31よりも平面視で少し径の小さな円形の形状を有している。これは、第2筐体部22には凸部224が形成されているためである。
以上が、視線誘導標柱用発光体1の構成の一例である。
ここで、筐体2とリベットと視線誘導標柱4との具体的な素材の種類や物性を比較した物性比較表の一例を表1に示す。ただし、表1は、あくまで筐体2とリベットと視線誘導標柱4の種類や物性の一例を示している。筐体2とリベットと視線誘導標柱4の種類や物性が下記表1で示す場合に限定されないことはいうまでもない。
Figure 0006856922
なお、表1のうち、引張降状応力は、材料が破損しない目安を示している。曲げ弾性率は、変形のしにくさの値を示している。曲げ強度は、破壊に至るまでの最大荷重を基に算出した曲げ応力の値を示している。ノッチ付きシャルピー衝撃強さは、対象の両端を支え、ノッチ部の背面をハンマーで打撃させたときの破壊する値を示している。ロックウェル硬度は、押し込みの硬さを示している。荷重たわみ温度は、温度を上げてたわみの大きさが一定になる値を示している。線膨張係数は、温度上昇により物体の長さが膨張するときの割合を示している。
表1を参照すると、筐体2の方が視線誘導標柱4より曲がりにくく、また、引張、曲げ、衝撃により壊れにくくなっている。つまり、筐体2の方が視線誘導標柱4よりも頑丈である。また、筐体2よりもリベットの方が引張、曲げ、衝撃により壊れやすい。そのため、事故などにより衝撃が生じた際には、筐体2よりも先にリベットが壊れることになる。その結果、筐体2は視線誘導標柱4から外れることとなり、筐体2まで壊れるおそれを低減させることが出来る。
また、表1で示すように、傾向としては、リベットの強度の方が視線誘導標柱4の強度よりも強い。一方で、ノッチ付きシャルピー衝撃強さに関しては、視線誘導標柱4の方がリベットよりも高い値を有している。これは、ウレタンは柔らかい為に弾性がありハンマー等による衝撃を吸収する特性がある一方で、リベットについては、硬度が高いが故に衝撃には弱くなるからである。また、ノッチ付きシャルピー衝撃強さに関して、筐体2は、リベットや視線誘導標柱4よりも高い値を有している。つまり、筐体2は視線誘導標柱4よりも衝撃に対する強度が強い一方で、リベットは視線誘導標柱4よりも衝撃に対する強度が弱い。筐体2とリベットと視線誘導標柱4とをこのように構成することで、例えば事故などにより衝撃が生じた際には、筐体2や視線誘導標柱4が壊れるよりも先にリベットが壊れることになる。その結果、筐体2まで壊れるおそれを低減させることが可能となり、壊れた筐体2による2次損害の発生を抑制することが可能となる。
また、表1を参照すると、筐体2、リベットの方が視線誘導標柱4よりも耐熱性が高く熱による膨張がしにくくなっている。つまり、本実施形態における筐体2、リベットは、一般的な視線誘導標柱4よりも熱に強くなっている。
このように、視線誘導標柱用発光体1は、筐体2と発光装置3とを有している。また、筐体2には挿通穴が形成されており、下側係止片222及び上側係止片223が形成されている。このような構成により、筐体2のうちの上端側である第2筐体部22の内部に発光装置3を収容した状態で、下側係止片222及び上側係止片223により、発光装置3を容易に係止することが出来る。そして、第2筐体部22の内部に発光装置3を係止した状態で、視線誘導標柱4の上端部を筐体2のうちの下端側である第1筐体部21の内部に挿通する。その後、リベット貫通孔212に樹脂製のリベットを挿通することで、筐体2(つまり、視線誘導標柱用発光体1)を視線誘導標柱4に設置する。これにより、容易な方法で、視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に設置することが出来る。
なお、従来では、視線誘導標柱4の上端部を切断して視線誘導標柱4の内部に視線誘導標柱用発光体1を挿通した状態で、金属製のビスなどにより、視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に固定することが一般的に行われていた。本実施形態において説明した視線誘導標柱用発光体1によると、視線誘導標柱4に対してリベット挿通用の貫通孔を設けるだけで視線誘導標柱用発光体1を視線誘導標柱4に取り付けることが出来る為、取付けを行う際に現場で必要な作業が少なくなり、容易な取付けを行うことが可能となる。
また、本実施形態によると、(例えばリベットを壊すことで)視線誘導標柱4に対する設置状態を解除した後、例えば指挿入用孔312に指を挿入して中板31を回転させることで(上述したように、上板33も回転する)、下側係止片222及び上側係止片223による係止状態を解除して、発光装置3を筐体2から容易に取り外すことが出来る。その結果、例えば、基板32や太陽電池332などを容易に取り外すことが可能となり、基板32や太陽電池332など発光装置3を構成する各部材のいずれかに何らかの故障が生じた際にも、容易な方法で故障が生じた部分のみを取り換えることが可能となる。
なお、本実施形態における視線誘導標柱用発光体1は、その外形において、角ばった部分を有しておらず、各角部は湾曲している。視線誘導標柱用発光体1は、外部に設置されるため、例えば児童などが触るおそれがある。本実施形態における視線誘導標柱用発光体1のように角ばった部分を有さない筐体2を採用することで、児童などが触れた際に怪我をするおそれを低下させることが可能である。
また、本実施形態においては、筐体2は外径の異なる第1筐体部21と第2筐体部22とを結合した形状を有するとした。しかしながら、筐体2は、必ずしも外径の異なる第1筐体部21と第2筐体部22とを結合した形状を有していなくても構わない。筐体2は、例えば、下端側から上方に向かって挿通穴を有する円柱形状などであっても構わない。つまり、第1筐体部21と第2筐体部22の外径は同じであっても構わない。また、本実施形態においては、発光装置3全体が第2筐体部22の第2挿通穴221内部に収容されるとしたが、例えば、中板31など発光装置3の一部が第1筐体部21の第1挿通穴211内部に残った状態で係止されるよう構成しても構わない。
また、中板31及び上板33のうち基板32側の面には、銀メッキや銀塗装など、光を反射する反射処理を施すことも考えられる。反射処理は、例えば中板31の面のみなど、上記のうちいずれか一方のみに施しても構わない。このように構成することで、発光ダイオード321から出射される光をより効率的に外部に出射することが可能となる。
また、本実施形態においては、視線誘導標柱用発光体1は、視線誘導標柱4の上部に設置されるとした。しかしながら、視線誘導標柱用発光体1が設置される対象は、視線誘導標柱4に限定されない。視線誘導標柱用発光体1は、視線誘導標柱4以外の様々な支柱の上に設置して構わない。
また、本実施形態においては、第2筐体部22には、下側係止片222と上側係止片223とが形成されているとした。しかしながら、第2筐体部22には、下側係止片222と上側係止片223とのいずれか一方が形成されていれば、必ずしも両方が形成されていなくても構わない。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 視線誘導標柱用発光体
2 筐体
21 第1筐体部
211 第1挿通穴
212 リベット貫通孔
22 第2筐体部
221 第2挿通穴
222 下側係止片
223 上側係止片
224 凸部
3 発光装置
31 中板
311 中板切欠部
312 指挿入用孔
313 中板柱
32 基板
321 発光ダイオード
322 蓄電池
33 上板
331 上板切欠部
332 太陽電池
333 上板柱
4 視線誘導標柱

Claims (5)

  1. 支柱の上に設置される発光体であって、
    前記発光体は、前記支柱の上端部分が挿通する挿通穴を有する筐体と、当該筐体内部の上端側に収容される発光装置と、を含んでおり、
    前記挿通穴の内部には、前記発光装置を前記筐体内部の上端側に収容した状態で係止する係止片が形成されており、
    前記挿通穴の下端側に前記支柱の上端部分が挿通可能なよう構成され、
    前記筐体は、前記支柱が挿通する第1挿通穴を有する第1筐体部と、前記第1挿通穴の内径よりも小さい内径を有する第2挿通穴を有する第2筐体部と、を含む一体的な形状を有しており、
    前記第1筐体部の側面側には、リベット挿通用のリベット用貫通孔が複数設けられており、
    前記筐体は、前記第1挿通穴内部に前記支柱を挿通した際に前記リベット用貫通孔に樹脂製のリベットを挿通させることで、当該筐体を前記支柱に固定可能なよう構成されており、
    前記筐体は前記支柱よりも衝撃に対する強度が強い一方で、前記リベットは前記支柱よりも衝撃に対する強度が弱い
    発光体。
  2. 請求項1に記載の発光体であって、
    前記発光装置は、前記第2挿通穴の内部で係止された際に下端側に配置される中板と、上端側に配置される上板と、前記中板と前記上板の間に配置される基板と、を有しており、
    前記中板が前記第2挿通穴に形成された下側係止片により係止され、前記上板が前記第2挿通穴内のうち前記下側係止片よりも上方に形成された上側係止片により係止される
    発光体。
  3. 請求項2に記載の発光体であって、
    前記中板には、当該中板の厚み方向に向かって貫通し、前記発光装置を係止する際に用いる挿入用孔が形成されている
    発光体。
  4. 請求項2または請求項3に記載の発光体であって、
    前記中板と前記上板とのうちの前記基板が位置する側の面は、光を反射するよう所定の反射処理が施されている
    発光体。
  5. 請求項2から請求項4までのうちのいずれか1項に記載の発光体であって、
    前記中板は前記基板を挟み込んだ状態で前記上板と連結可能なよう構成されている
    発光体。
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