以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の医療予約システムの全体構成を示す図である。
本実施形態の医療予約システム1は、複数の医療機関内の各ローカルエリアネットワーク(機関内LAN10〜40)と予約管理システムLAN50と(一部又は全部をまとめて各LAN10〜50などとも記す)の間のネットワーク回線(主にインターネットやモバイル通信回線などのデータ通信ネットワーク)を介して互いにデータ通信が可能に接続されて構成されるものである。医療機関としては、総合病院、専門病院、検査機関、個人又は小規模な診療所などが含まれ得る。ここでは、機関内LAN40を有する医療機関が中核病院であり、他の医療機関から医療行為の予約を受け付ける。ただし、医療予約システム1は、必ずしも中核病院のみが予約を受け付けることができるものに限られず、特定の医療行為については、他の専門病院やクリニックなどが中核病院を含む他の医療機関から医療行為の予約を受け付けることが可能であってもよい。ネットワークは、有線による接続だけではなく、無線による接続が含まれ得る。
各LAN10〜50は、ルーター(必要に応じてプロキシーサーバー)を介してインターネットに接続されている。ここでは、機関内LAN10には、ルーター11と、端末装置12などが含まれる。機関内LAN20には、ルーター21と、端末装置22などが含まれる。機関内LAN30には、ルーター31と、端末装置32、33などが含まれる。機関内LAN40には、ルーター41と、端末装置42、43、44と、検査設備45、46と、院内予約管理装置47と、PACS48(Picture Archiving and Communication System)などが含まれる。予約管理システムLAN50には、ルーター51と、予約管理装置52(医療予約管理装置)と、予約データベースサーバー53(データベース装置)と、データ管理装置54などが含まれる。LAN内で接続される機器の数が多い場合には、さらにスイッチングハブなどを用いて当該機器の接続を行うことができる。
端末装置12、22、32、33、42、43、44は、それぞれ、デスクトップ型やノート型のPC(Personal Computer)、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末といったネットワーク通信可能な電子端末装置(コンピューター)である。これらの端末装置12、22、32、33、42、43、44は、各医師の診察室、検査室、処置室や受付、オペレーター室などに設置され、あるいは、各医師が保持し得る。端末装置12、22、32、42、43、44は、主に、各医師や予約処理担当者により検査、処置や診察などの予約を行うために用いられる。また、端末装置12、22、32、42、43、44は、予約対象の診察、検査や処置を担当する医師などの担当者が受けた予約を確認、承認したり変更したりするのに用いることもできる。また、端末装置12、22、32、42、43、44は、実施された検査の結果や診断の結果などの情報を作成して予約元に返送するために出力するのにも用いられ得る。
検査設備45、46には、医療検査装置及びその管理装置、特に、CR(Computed Radiography)装置やFPD(Flat Panel Detector)装置などのX線画像撮影装置、超音波検査装置、内視鏡装置、CT(Computed Tomography)装置及びMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置といった検査結果に係る画像生成を行う各種医用画像機器(モダリティー)が含まれ得る。
院内予約管理装置47は、機関内LAN40の医療機関の内部での診察(診療)、検査や処置などの予約を管理する。医療機関では、かねてより予約、電子カルテや検査結果などのデータが連携されて保持されている場合があり、この場合の予約情報の管理を行う。院内予約管理装置47が管理する予約情報は、予約データベースサーバー53が管理保持する他の医療機関からの予約情報とは完全に分離されていてもよいし、連携可能であってもよい。分離されている場合には、この医療機関の担当者が適宜な頻度で予約管理装置52にアクセスして、この医療機関が提供する予約対象に対して受け付けられた予約情報を確認し、確認内容を院内予約管理装置47に入力することで反映させる。両者が連携している場合には、予約データベースサーバー53が予約を受け付けるごとに、又は所定の頻度で定期的に、院内予約管理装置47が予約管理装置52にアクセスして新たな予約情報を取得し、取得された予約内容を院内予約に反映させる処理を行う。院内予約管理装置47で管理される予約対象や予約枠は、予約データベースサーバー53により管理される予約対象や予約内容と同一である必要はない。外部から予約を受け付けない予約対象や時間帯の情報については、予約データベースサーバー53が保持する必要はない。
PACS48は、モダリティーなどにより生成された医用画像データや、読影レポートなどの検査結果データを患者情報や検査ID(院内オーダーID)と対応付けて記憶保持する。PACS48には、通常のコンピューターが用いられる。
その他、各機関内LAN10〜40には、図示略の医事会計装置、電子カルテ装置、及びネットワークプリンター、スキャナーやカードリーダーといった周辺機器などが含まれていてもよい。
予約管理装置52は、予約を受け付ける医療機関(実施医療機関)により予約対象として定められた検査、処置や診察(医療行為)について、予約を申し込む医療機関(予約元医療機関)の端末装置から受け付けられた予約申込の要求や予約状況参照要求を処理して応答する。予約管理装置52は、予約データベースサーバー53にアクセスし、新たな予約設定を追加したり、必要な予約情報を取得したりする。なお、実施医療機関と予約元医療機関が分離している必要はなく、ある予約対象に対して実施医療機関である施設が他の予約対象に対して予約元医療機関となるように設定されてよい。
予約データベースサーバー53は、予約情報を保持、管理するデータベースサーバーであり、予約管理装置52からの所定のアクセスコマンドに応じて予約情報を更新したり必要な情報を検索して取得し、予約管理装置52に出力したりする。ここでは、予約データベースサーバー53は、予約管理装置52からのみアクセス可能とされている。
データ管理装置54は、予約内容に対応して予め予約元医療機関から実施医療機関へ添付情報を送信する場合の添付データや、予約された検査、処置や診察などの実施結果を実施医療機関から予約元医療機関へ送付する場合の送付データを記憶保持する。ここでは、データ管理装置54(すなわち、送付データ)へのアクセスは、予約管理装置52からのみ可能とされる。添付データや送付データ又はこれらを格納するフォルダー(ディレクトリー)の識別情報は、予約データベースサーバー53において予約設定情報5353のデータに関連付けられて保持され、予約管理装置52が端末装置から予約情報の参照要求が取得された場合にこれら添付データや送付データを併せて出力し、又は出力可能とする。
図2は、各端末装置の機能構成を示すブロック図である。ここでは、端末装置42について説明するが、その他の端末装置12、22、32、33、43、44についても同様又は必要に応じて構成が追加されたものであり、これらについては説明を省略する。
端末装置42は、制御部421と、RAM422と、記憶部423と、計時部424と、操作受付部425と、表示部426と、通信部427などを備える。
制御部421は、CPU(Central Processing Unit)やレジスターなどを有する。制御部421は、記憶部423に記憶されている各種制御プログラムを読み出して各種処理を実行する。
RAM422は、CPUに作業用のメモリー空間を提供し、制御部421により実行される各種処理に係るプログラムや設定データ、一時データなどを記憶する。
記憶部423は、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Disk)などの各種不揮発性メモリーを有する。記憶部423には、制御部421により実行される各種プログラムや設定データが記憶される。記憶部423に記憶されるプログラムには、ブラウザーソフトウェア4231が含まれる。ブラウザーソフトウェア4231は、ネットワーク上のリソースに対して主にHTTPアクセスを行う場合に用いられる各種周知のソフトウェアのうちいずれかである。また、記憶部423には、患者情報4232が記憶されていてもよい。大規模な病院では、別途電子カルテ装置やデータベース装置などに全ての患者情報4232が統合されて記憶され得るが、個人営業のクリニックなどでは、診察を担当する医師の端末装置内の記憶部(患者情報記憶手段)に患者情報4232が保持されていてもよい。
計時部424は、所定の周波数信号(クロック信号)を計数して現在の日時を計数する。計時部424としては、専用のカウンター回路を有していてもよいし、CPUによりソフトウェア的に計数されてもよい。また、計時部424は、RTC(Real Time Clock)を有し、端末装置42の動作有無にかかわらず継続的に日時の計数を行い、起動時には、制御部421に日時情報を供給する。
操作受付部425は、ユーザーなどによる外部からの操作を受け付けて操作信号を制御部421に出力する。操作受付部425は、例えば、キーボードや、マウスなどのポインティングデバイスを有する。また、操作受付部425は、タッチパネルや音声入力用のマイクなどを有していてもよい。
表示部426は、制御部421から入力される表示制御信号に応じて表示画面に各種表示を行う。表示部426は、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示画面と、表示画面の表示ドライバーなどを有する。操作受付部425としてタッチパネルが用いられる場合には、タッチパネルは、表示画面に重ねて設けられる。
通信部427は、端末装置42の外部と通信データの送受信を行う。通信部427としては、LAN40内の他の端末装置43、44、検査設備45、46、院内予約管理装置47、PACS48や、ルーター41(ルーター41を介したインターネット上の種々のリソース)と通信を行うためのネットワークカードなどを有する。
図3は、予約管理装置52及び予約データベースサーバー53の機能構成を示すブロック図である。
予約管理装置52は、制御部521(受付数設定取得手段、受付手段、グループ設定取得手段、申込表示制御手段)と、RAM522と、記憶部523と、計時部524と、操作受付部525と、表示部526と、通信部527などを備える。また、予約データベースサーバー53は、制御部531と、RAM532と、記憶部533と、計時部534と、データベース記憶部535(記憶手段)と、通信部537などを備える。
制御部521、531は、CPU(Central Processing Unit)やレジスターなどを有する。制御部521は、記憶部523に記憶されている各種制御プログラムを読み出して各種処理を実行する。制御部521は、HTTPサーバー(ウェブサーバー)としての制御動作を行い、外部からのHTTP(Hypertext Transfer Protocol)によるアクセス(HTTPアクセス;以下では、予約管理システムLAN50の外部から予約管理装置52へのアクセスはHTTPアクセスを前提とする)に応じた予約申込の受付などの処理を行う。制御部531は、データベースサーバーとしての制御動作を行い、制御部521からのデータ処理要求(クエリー)に応じた処理動作を行う。
RAM522、532は、それぞれ制御部521、531のCPUに作業用のメモリー空間を提供し、制御部521、531により実行される各種処理に係るプログラムや設定データ、一時データなどを記憶する。
記憶部523、533は、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Disk)などの各種不揮発性メモリーを有する。記憶部523、533には、制御部521、531によりそれぞれ実行される各種プログラムや設定データが記憶される。予約管理装置52の記憶部523に記憶されるプログラムには、HTTPサーバープログラム5231と、予約管理プログラム5232とが含まれる。また、記憶部523に記憶される設定データには、ユーザー情報5233が含まれる。予約データベースサーバー53の記憶部533に記憶されるプログラムには、データベース管理システム5331に係るプログラムが含まれる。
HTTPサーバープログラム5231は、予約管理装置52をHTTPサーバーとして動作させるための一般的なプログラムである。HTTPサーバープログラムとしては、従来周知のものを用いることができる。
予約管理プログラム5232は、端末装置からのアクセスによりなされた予約要求、予約内容の参照要求や予約内容に対する実施結果の登録要求などに応じて予約データベースサーバー53やデータ管理装置54にアクセスして必要な処理を行い、アクセス結果などに基づいて、アクセス元(予約元医療機関や実施医療機関の端末装置)に対してブラウザーにおける表示動作プログラムや表示内容を送信する動作を行うためのプログラムである。この予約管理プログラム5232は、上述のHTTPサーバープログラム5231と連携し、上述の要求があるごとに、当該要求の種別に各々対応するルーチンが呼び出されて処理を行う。表示動作プログラムのプログラム言語は、ブラウザーに依存しないものが好ましく、従来周知の各種言語が用いられ得る。
ユーザー情報5233は、検査や処置に係る医療設備(検査設備、処置室や処置に用いられる設備)の使用や診察などの予約対象について予約を行ったり、予約情報を取得したりすることが可能なユーザー、すなわち、予め登録された医療機関や医療機関内の担当医などの情報を記憶保持する。ユーザー情報5233には、ユーザーID、ユーザー名、ログインID、パスワード、閲覧や設定更新に係るアクセス権限の情報(これらに応じたグループ属性などを含む)及びログイン時の初期表示設定などが含まれる。端末装置から予約管理装置52にアクセスして予約に係る各種処理や設定情報の変更を行う場合、このユーザー情報5233が参照されて、ユーザー認証がなされる。なお、セキュリティー上、パスワードの管理と他のユーザー情報の管理とは、別個のファイルやアクセス権限などでなされてよい。
データベース管理システム5331は、予約管理装置52から予約管理プログラム5232に従って入力された要求に従い、データベース記憶部535からのデータの読み出しやデータの書き込み更新を行う。データベース管理システムの種類は特に限られず、従来周知のものから選択され得る。
計時部524、534は、所定の周波数信号(クロック信号)を計数して現在の日時を計数する。計時部524、534としては、専用のカウンター回路を有していてもよいし、CPUによりソフトウェア的に計数されてもよい。また、計時部524、534は、RTC(Real Time Clock)を有し、予約管理装置52や予約データベースサーバー53の動作有無にかかわらず継続的に日時の計数を行い、起動時には、制御部521、531に日時情報を供給する。
操作受付部525は、ユーザーなどによる外部からの操作を受け付けて操作信号を制御部521に出力する。操作受付部525は、例えば、キーボードや、マウスなどのポインティングデバイスを有する。また、操作受付部525は、タッチパネルなどを有していてもよい。
表示部526は、制御部521から入力される表示制御信号に応じて表示画面に各種表示を行う。表示部526は、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示画面と、表示画面の表示ドライバーなどを有する。操作受付部525としてタッチパネルが用いられる場合には、タッチパネルは、表示画面に重ねて設けられる。
なお、予約データベースサーバー53は、上述のように予約管理装置52からのみアクセスされるのであれば、自身で上述のような操作受付部及び表示部を有する必要はない。しかしながら、予約データベースサーバー53は、電力供給(動作)の有無を切り替える電源スイッチなどを有し、また、メンテナンス時などに使用することを目的として操作受付部や表示部を独自に有していてもよいし、あるいは、必要に応じてこれらが取り付け可能(入力端子などを有する)であってもよい。
通信部527、537は、予約管理装置52の外部と通信データの送受信を行う。通信部527、537としては、予約管理システムLAN50内の他装置や、ルーター51(ルーター51を介したインターネット上の種々のリソース)と通信を行うためのネットワークカードなどを有する。
予約データベースサーバー53のデータベース記憶部535は、医療行為に係る予約についての各種データを記憶する。データベース記憶部535には、例えば、予約対象である各実施医療機関での検査、処置や診察などの予約受付に係る各種設定を保持する予約対象情報5351と、各予約対象について予約を受け付ける予約元機関及びその割当情報を記憶する予約割当情報5352と、受け付けられた予約内容に係る予約設定情報5353(予約申込の受付情報)などが記憶される。また、データベース記憶部535には、予約管理装置52に記憶されているユーザー情報5233の元となるユーザー情報5354が記憶されている。このユーザー情報5354には、予約管理装置52に固有の情報、すなわち、予約管理装置52へのログインIDやログインパスワードなどの情報は含まれなくてよい。
図4及び図5は、予約対象情報5351の内容を示すテーブルの例である。
図4に示すように、予約対象情報5351は、予約対象となる医療行為ごとに対象識別IDが設定されて、その内容が各々設定されている。ここでは、例えば、施設IDが「06012」の医療機関(FGH中央病院)における診療科IDが「0011」の放射線科にある内容IDが「0011001」で表されるCT装置に対し、対象識別IDとして「060521」が割り当てられている。施設ID、診療科ID及び内容IDは、各々別個のテーブルで具体的な医療機関名、診療科名及び内容(検査装置の種別や処置、診察の内容)との対応付けがなされている。
このCT装置は、一週間単位(すなわち、曜日ごとに)各々午前/午後の時間枠に対して予約設定が可能であり、一つの時間枠に予約受付可能な最大数が「5」とされている。このCT装置を用いた検査では、オプションとして造影剤の使用が可能となっており、3日前までの予約申し込みが可能となっている。各時間枠における予約設定数は、図5(a)に示されるように各々定められるが、これとは別に、図4における不定期停止情報に示された期間には、不定期停止数の予約受付が一時的に停止される。
同様に、ここでは、同一医療機関における異なる診療科IDや内容ID、例えば、放射線科における内容IDが「0011004」に対応するMRI装置や、診療科IDが「0008」に対応する消化器内科における内容IDが「0008026」に対応する「栄養指導(糖尿病)」について、それぞれ対象識別ID、ここでは、「061849」、「063295」が設定され、予約枠に係る同様の設定がなされている。なお、ここでは複数の対象識別IDに係る設定を一つのテーブルで続けて示しているが、データベース記憶部535内でのデータの保持は、データベース管理システム5331の種別に応じて適宜なされればよい。
図5に示すように、各対象識別IDで示される予約対象には、図4で指定された各時間枠(ここでは、各曜日の午前、午後)及びオプションの有無(CT装置などについては、造影剤の使用有無)について、各々予約受付数(全ての予約元医療機関から受付可能な合計の最大受付数)を設定することができる。この予約受付数は、最大受付数以下でなければならない。また、オプションの有無に応じて各々予約期限が設定されている。また、この予約受付数のテーブルには、有効期間が設定され、異なる有効期間に応じて複数のテーブルを設定、保持(取得)することができる。なお、一時的に予約受付数を変更するなどで有効期間が重複するテーブルが設定された場合、さらに、いずれのテーブルを優先するかを示す優先度や優先順位の設定がなされていてもよい。あるいは、有効期間の短いテーブルや後から追加された(更新日時のより新しい)テーブルを自動的に優先することとしてもよい。図5(a)には、CT装置についての予約受付数テーブルの例が示され、図5(b)には、栄養指導(高血圧)についての予約受付数テーブルの例が示されている。オプションがない場合や医療予約システム1での予約が不可の項目などについては、設定は不要である。
図6及び図7は、予約割当情報5352の内容を示すテーブルの例である。
本実施形態の医療予約システム1では、予約管理装置52にアクセス(ログイン)可能な全ての医療機関が全ての予約対象について均等に予約可能なわけではなく、契約や実施医療機関の意向、方針などにより、予約可能な予約対象、時間帯や予約可能上限数などが予約元医療機関ごとに個別に又はグループ分けされて定められ得る。
ここでは、図6に示すように、予約元医療機関が対象識別IDで示される予約対象ごとに属性IDで示される複数のグループのいずれかに割り当てられて設定(グループ設定)されている。すなわち、対象識別IDが「060521」、「063295」の各医療行為に対し、施設IDが「08004」、「12025」の医療機関は、それぞれ属性IDが「2」のグループに割り当てられ、施設IDが「09102」の医療機関は、属性IDが「4」のグループに割り当てられている。なお、ここでは、対象識別IDごとに属性IDが設定されているが、対象識別IDによらず、全ての予約対象について一括して各予約元医療機関がいずれかの属性IDと対応付けられてもよい。
図7に示すように、各対象識別IDで示される複数の予約対象(医療行為)について、属性IDごとに上述の各時間枠及びオプションに応じた予約可能な上限数である予約割当数(個別受付可能数)がそれぞれ定められる。この予約割当テーブルは、図5に示した予約対象情報5351における予約受付数テーブルと同様に設定される(有効期間の情報とともに複数設定、保持(取得)され得る)が、各時間枠における予約割当数は、予約受付数以下である必要がある。ここでは、図7(a)では、対象識別IDが「060521」の上述のCT装置について、属性IDが「2」、「4」の場合における予約割当テーブルが示され、図7(b)では、対象識別IDが「063295」の上述の栄養指導(高血圧)について、属性IDが「2」、「4」の場合における予約割当テーブルが示されている。すなわち、属性IDが「2」の医療機関は、それぞれ、医療予約システム1で上記CT装置に対して予約の申し込みが可能な数のうち半数弱の予約が可能であり、属性IDが「4」の医療機関は、いずれも医療予約システム1を用いて上記CT装置に対して予約の申し込みをすることができない。また、属性IDが「2」の医療機関は、それぞれ、医療予約システム1で上記栄養指導(高血圧)に対して予約の申し込みが可能な時間枠の全てで予約が可能なのに対し、属性IDが「4」の医療機関は、水曜と金曜日のそれぞれ午前中のみに予約が可能であり、また、予約期限が通常よりも早く定められている。
図5に示した合計の予約受付数及び図7に示した予約割当数(まとめて受付可能数)の情報がまとめて本実施形態の医療予約システム1における受付数設定情報に対応する。
図8は、予約設定情報5353の内容を示すテーブルの例である。
予約設定情報5353には、予約情報、予約元情報、患者情報、予約対象情報及び実施情報が含まれる。
予約情報には、予約がなされるごとに各々設定される予約IDと予約受付日時とが含まれる。
予約元情報には、予約を行ったユーザーの施設ID及び担当者IDが含まれる。施設ID及び担当者IDとこれらに各々対応する施設名及び担当者氏名は、各々別個のテーブルに予め保持されて参照可能とされていればよい。
患者情報には、患者氏名、性別、生年月日、保険情報(すなわち、保険証の記号番号や保険者番号など)及び添付ファイルパスなどが含まれる。患者に各々対応付けられる患者IDが設定されている場合には、患者ID及び添付ファイルパスのみが患者情報に含まれていてもよい。
添付ファイルパスは、上述のように、予約時に予約元から実施医療機関に対して送付する情報を含む添付ファイルのデータ管理装置54における格納先や識別情報を示すものであり、例えば、患者のバイタルの情報、血液検査などの検査済みの情報や担当医の所見など、検査、処置や診察などを依頼する上で必要な引継ぎ事項が含まれる。
予約対象情報には、予約内容を実施する施設ID、診療科ID、対象識別ID、オプション及び実施日時が含まれる。なお、対象識別IDと施設ID及び診療科IDとは、予約対象情報5351で各々対応付けられているので、この予約設定情報5353内の予約対象情報には、施設ID及び診療科IDが含まれていなくてもよい。
実施情報には、ステータスIDと送付ファイルパスなどが含まれる。ステータスIDは、予約受付後の当該予約の状況を示すものであり、例えば、「予約済」、「予約確定」、「実施済」、「返信済」、「完了」、「取消」などに各々対応するIDが別個のテーブルで設定されている。予約済とは、予約管理装置52により予約要求が受け付けられた状態である。予約確定とは、予約対象の施設から当該予約が受け付けられたことを示す情報が取得されたことを示す。実施済とは、予約内容が実施されたことを示す。返信済とは、実施された結果、例えば、検査結果のデータ(医用画像データなど)や所見(読影レポートなど)、診察の内容などが送付ファイルとしてデータ管理装置54に受け付けられた状態を示す。完了とは、送付ファイルが予約元により閲覧、取得されたことを示す。取消とは、予約確定後実施前に予約が取り消された、予約内容が実施されなかったことを示す。
また、実施情報には、ステータス更新日時の情報が含まれていてもよい。
次に、予約対象情報5351及び予約割当情報5352の設定動作について説明する。
予約対象情報5351及び予約割当情報5352の設定更新(追加や変更)は、予約対象の医療行為を実施する実施医療機関、すなわち、ここでは中核病院の担当者が予約管理装置52にログインした状態で行われる。
予約管理装置52へのログイン処理は、外部から予約管理装置52へのアクセス、すなわち、予約管理装置52に対して定められているURLが指定された接続要求が受け付けられた場合に開始される。なお、設定動作を行う端末装置(又は端末装置からの接続要求を送信するプロキシーサーバー)のIPアドレスなどが固定されている場合には、予め登録されたIPアドレス以外からのアクセスを初めから拒否してもよい。
接続要求が受け付けられると、制御部521は、ログイン画面(ユーザー認証画面)の表示データ(すなわち、HTML文書データ、文書内に埋め込まれる画像などのデータ、スタイルシートデータや必要に応じて動作アプリケーションデータ)をアクセス元の端末装置に対して出力して、端末装置のウェブブラウザーなどに対して当該ログイン画面を表示させる。そして、このログイン画面に入力されて、予約管理装置52に対して送信された(通常では、以降の通信データが適切に暗号化される必要がある)ユーザーIDとパスワードの情報に基づいてアクセスの可否を決定する。そして、アクセスを許可する場合には、ユーザー情報5354に保持されている初期表示設定に応じた初期画面を表示させる。
図9は、予約対象情報及び予約割当情報の設定画面W2の例を示す図である。
この予約対象情報及び予約割当情報の設定画面W2へは、実施医療機関のユーザーが予約管理装置52の所定のURLにアクセスしてユーザー認証がなされた後、初期画面の表示状態から所定の入力操作がなされることにより移行することができる。あるいは、予約の申し込みに用いられるURLとは異なる設定用のURLにアクセスをしてユーザー認証がなされた場合には、設定に係る初期画面に直接移行することとしてもよい。
この設定画面W2の例では、中核病院であるFGH総合病院の診療科(放射線科、消化器内科及び整形外科)のうちいずれかの予約対象情報及び予約割当情報の表示画面WS2がタブ形式で選択可能に表示されている。ここでは、表示画面WS2には、選択されている放射線科における予約対象の選択画面WP21と、当該選択画面WP21で選択されているCT装置(造影剤なし)に係る予約対象情報の設定部分WP22と、予約割当情報の設定部分WP23と、予約割当に係る属性設定部分WP24とが含まれている。
予約対象情報の設定部分WP22には、予約単位時間が「AM/PM」であり、予約単位時間当たりの最大受付数が5となる2017年8月1日から有効となる設定の表示画面が示されている。この設定に応じた各時間枠の入力画面WP221が表示されている。各時間枠の受付数及び予約期限を入力する各セルには、端末装置の操作受付部425を介して適宜な入力(編集)を行うことが可能である。ここでは、図5(a)に示した2017年8月1日以降の設定と同一の設定がなされて表示されている。複数のセルがまとめて選択されて同一の値を一括入力させることが可能であってもよい。この状態で更新ボタンB222を選択する動作(選択動作)に係る入力操作(マウスによる更新ボタンB222の範囲のポイント及びクリック操作など)がなされることにより、予約対象情報5351の更新要求とともに設定画面W2上で変更、削除がなされた予約対象情報の内容が予約管理装置52に送信され、予約管理装置52及び予約データベースサーバー53の処理により予約対象情報5351を更新させることができる。必要な設定の入力操作がなされずに更新ボタンB222を選択する動作に係る入力操作がなされた場合には、予約管理装置52では、エラー入力であるとして予約対象情報5351の更新が行われない。
予約単位時間としては、上述の「AM/PM」のほか、時間単位で例えば30分、1時間、2時間などと定めることができる。また、「AM/PM」に加えて夜間(夕方)、早朝などを追加してもよい。これらの時間枠の区切りは、医療行為ごとに異なり得る。したがって、この区切りの具体的な時間帯の情報は、施設案内や検査案内などに明示されることが好ましい。
なお、予約単位時間を変更する場合、入力画面WP221も変更される必要があるので、変更ボタンB221の選択動作に係る入力操作を行うことで、予約対象情報5351の更新を行わずに入力画面WP221の変更を行わせる。この処理は、表示データとともに端末装置が受信していた表示プログラムにより当該端末装置内で行われてもよいし、変更要求を予約管理装置52に送信して予約管理装置52により作成された変更後の表示データを受信してもよい。
あるいは、この設定画面W2で入力画面WP221に直接入力操作を行う代わりに、図5などで示したような設定が所定のフォーマットで記述されたファイルをアップロード(送信)することで、予約管理システムLAN50内で予約対象情報5351の更新動作を行わせることとしてもよい。ファイル送信ボタンB223の選択動作に係る入力操作に応じて、送信対象の選択画面が表示され、選択されたファイル名やローカルパス(フォルダー名など)が画面WP222内に記載される。この状態で更新ボタンB222の選択動作に係る入力操作がなされることで、予約対象情報5351の更新要求とともに選択されたファイルが予約管理装置52に送信され、予約管理装置52では、受信したファイルの内容を読み取って予約データベースサーバー53に予約対象情報5351の更新を行わせる処理を行う。なお、このとき送信されるファイルは、所定のフォーマットで記述されてさえいれば、選択されている予約対象だけではなく、送信元のユーザーが更新権限を有する他の予約対象の設定が併記されたものであってもよい。予約管理装置52は、複数の予約対象に係る予約対象情報5351を更新する処理を順番に行う。
また、予約割当情報の設定部分WP23には、この予約対象に対して属性ID及びオプションごとの割当設定を行う入力画面WP231が有効期間の設定表示とともに示されている。ここでは、属性IDが「1」で造影剤ありの場合と、属性IDが「2」の場合の造影剤あり/なしの場合の設定が入力された状態で表示されている。その他の属性ID及びオプションの場合については、右端のスクロールバーを移動させる入力操作を行うことで編集可能に表示させることができる。複数のセルがまとめて選択されて同一の値を一括入力させることが可能であってもよい。また、設定部分WP22に表示された予約対象情報の設定値と同一の値に一括変換させることが可能であってもよい。なお、これらの設定は、必ずしも全てなされなくてもよく、なされていない部分については、予約対象情報5351で設定されている上限値(最も広い設定範囲)であるとみなすことができる。あるいは、反対に、下限値、すなわち、入力されていない部分については予約不可としてもよい。
なお、属性IDに該当する医療機関がない場合、当該属性IDに係る予約割当の設定は必ずしも必要がないので、削除のチェックボックスを用いて医療機関についての予約割当設定を指定して削除したり、反対に今まで対応する医療機関がなかった属性IDに新たな医療機関が追加されたりした場合には、属性追加ボタンB231の選択動作に応じて当該属性IDに対する予約割当設定を追加したりすることができる。設定の修正後に更新ボタンB232の選択動作に係る入力操作がなされることで、予約割当情報5352のうち予約割当数の更新要求が設定画面W2上で変更、削除がなされた予約割当情報の内容とともに予約管理装置52に送信され、予約管理装置52及び予約データベースサーバー53の処理により予約割当情報5352を更新させることができる。また、予約対象情報5351で設定されている各時間枠の予約受付数よりも多い予約割当数など、設定不可能な入力があった場合には、直ちに又は更新ボタンB232の選択動作に係る入力操作に応じて警告表示がなされて、予約管理装置52では、予約割当情報5352の更新が行われない。
あるいは、この設定画面W2で入力画面WP231に直接入力操作を行う代わりに、図6及び図7などで示したような設定が所定のフォーマットで記述されたファイルをアップロード(送信)することで、予約管理システムLAN50内で予約割当情報5352の更新動作を行わせることとしてもよい。ファイル送信ボタンB233の選択動作に係る入力操作に応じて送信対象のファイル選択画面が表示され、選択されたファイル名やローカルパス(フォルダー名など)が画面WP232内に記載される。この状態で更新ボタンB232の選択動作に係る入力操作がなされることで、予約割当情報5352の更新要求とともに選択されたファイルが予約管理装置52に送信され、予約管理装置52では、受信したファイルの内容を読み取って予約データベースサーバー53に予約割当情報5352の更新を行わせる処理を行う。なお、このとき送信されるファイルは、所定のフォーマットで記述されてさえいれば、選択されている予約対象だけではなく、送信元ユーザーが更新権限を有する他の予約対象の設定が併記されたものであってもよい。予約管理装置52は、複数の予約対象に係る予約割当情報5352を更新する処理を順番に行う。
また、予約割当に係る属性設定部分WP24には、医療予約システム1による予約申し込みが可能とされている医療機関の施設IDが医療機関名とともに表示され、各々属性IDと対応付けられて表示されている。ここでは、図6に示した設定と同一の設定が表示されている。属性IDの値の表示部分は、それぞれテキストボックスになっており(あるいは、プルダウンメニューなどであってもよい)、操作受付部425を介して値を変更させる操作が可能である。変更操作がなされた後に、更新ボタンB241の選択動作に係る入力操作が操作受付部425を介してなされることで、予約割当情報5352のうち属性設定の更新要求が設定画面W2上で変更、削除がなされた予約割当情報の内容とともに予約管理装置52に送信され、予約管理装置52及び予約データベースサーバー53の処理により予約割当情報5352を更新させることができる。なお、属性IDを設定しない医療機関については、設定中の予約対象についての予約を全面的に不可としたり、あるいは、予約対象情報5351の設定どおりに全面的に可としたりすることができる。また、医療機関自身の予約対象に予約を申し込む場合(すなわち、FGH中央病院の端末装置からFGH中央病院自身で実施される予約対象についての予約を行う場合)には全面的に可とし、それ以外の場合には全面的に不可とするなどとしてもよい。
なお、上述のように、予約割当情報の設定に係るファイルは、予約割当情報の設定部分WP23内のファイル送信ボタンB233により予約割当数の設定と属性の設定のいずれについても送信可能とされているが、属性の設定に係るファイルの送信用には、予約割当に係る属性設定部分WP24内に別個にファイル送信ボタンや選択ファイルの表示画面が設けられていてもよい。
また、上述のように、予約対象情報と予約割当情報が別個に更新される(予約管理装置52側により取得可能である)だけでなく、更新ボタンB2の選択動作に係る入力操作により、FGH中央病院の予約対象情報及び予約割当情報が全てまとめて更新される。
図10は、予約管理装置52で実行される予約対象設定制御処理の制御部521による制御手順を示すフローチャートである。この予約対象設定制御処理は、設定画面W2の表示データを送信した場合に呼び出されて実行される。
予約対象設定制御処理が呼び出されると、制御部521は、設定表示を行う対象とする予約対象に係る予約対象情報5351のデータを予約データベースサーバー53に要求して取得する(ステップS201)。制御部521は、当該予約対象の予約割当情報5352を取得する(ステップS202)。制御部521は、これら取得された予約対象情報5351及び予約割当情報5352を含む設定画面W2の表示データを作成してアクセス元に送信する(ステップS203)。
制御部521は、予約単位時間の変更ボタンB221の選択動作がなされたか否かを判別する(ステップS204)。選択動作がなされたと判別された場合には(ステップS204で“YES”)、制御部521は、予約単位時間を変更した設定画面W2の表示データを作成してアクセス元に送信する(ステップS205)。それから、制御部521の処理は、ステップS206に移行する。選択動作がなされていないと判別された場合には(ステップS204で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS206に移行する。
ステップS206の処理に移行すると、制御部521は、予約対象情報の更新ボタンB222の選択動作がなされたか否かを判別する(ステップS206)。選択動作がなされていないと判別された場合には(ステップS206で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS221に移行する。
予約対象情報の更新ボタンB222の選択動作がなされたと判別された場合には(ステップS206で“YES”)、制御部521は、当該選択動作の実行を示す信号とともにアクセス元から送信された予約対象情報の入力情報を取得し、入力エラーの検出を行う(ステップS207)。制御部521は、入力エラーが有るか否かを判別する(ステップS208)。入力エラーが有ると判別された場合には(ステップS208で“YES”)、制御部521は、入力エラーが有る旨の表示を行い(ステップS209)、処理をステップS204に戻す。入力エラーの表示方法は適宜定められて良く、例えば、入力エラー箇所を羅列表示したポップアップ画面を表示させたり、単純にエラーが有る旨の警告表示を表示画面WS2内に行ったりすることができる。
入力エラーがないと検出された場合には(ステップS208で“NO”)、制御部521は、予約データベースサーバー53に対し、入力された予約対象情報に応じて予約対象情報5351の更新を要求する(ステップS210)。予約データベースサーバー53から更新完了の通知が取得されると、制御部521は、更新が完了した旨の表示を行う表示データ、例えば、ポップアップ画面の表示(生成)データを作成してアクセス元に送信してよい。
制御部521は、予約対象情報5351の更新がファイル送信により行われたものであったか否かを判別する(ステップS211)。ファイル送信により行われたものであったと判別された場合には(ステップS211で“YES”)、当該送信されたファイルによる更新内容を反映した設定画面W2の表示データを作成してアクセス元に送信する(ステップS212)。それから、制御部521の処理は、ステップS204に戻る。ファイル送信により行われた更新ではなかったと判別された場合には(ステップS211で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS204に戻る。
ステップS206の処理で“NO”に分岐すると、制御部521の処理は、ステップS221に移行し、制御部521は、属性追加ボタンB231の選択動作がなされたか否かを判別する(ステップS221)。選択動作がなされたと判別された場合には(ステップS221で“YES”)、制御部521は、オプション数に対応する数だけ初期設定状態の設定枠の表示部分を追加した設定画面W2の表示データを生成し、アクセス元に対して送信する(ステップS222)。それから、制御部521の処理は、ステップS223に移行する。属性追加ボタンB231の選択動作がなされていないと判別された場合には(ステップS221で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS223に移行する。
ステップS223の処理に移行すると、制御部521は、予約割当情報5352の更新ボタンB232又は更新ボタンB241の選択動作がなされたか否かを判別する(ステップS223)。選択動作がなされたと判別された場合には(ステップS223で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS241に移行する。
更新ボタンB232の選択動作がなされたと判別された場合には(ステップS223で“YES”)、制御部521は、選択動作の実行を示す信号とともにアクセス元から入力された予約割当情報(更新ボタンに応じた入力画面内のもの)を取得し、当該予約割当情報の入力エラーを検出する(ステップS224)。制御部521は、入力エラーが有るか判別をする(ステップS225)。入力エラーが有ると判別された場合には(ステップS225で“YES”)、制御部521は、エラー表示を行う表示データを作成し、アクセス元に送信する(ステップS226)。この表示データは、エラーの内容を除いてステップS209の処理で作成された入力エラーの表示データと同様とすることができる。それから、制御部521の処理は、ステップS221に戻る。
入力エラーがないと判別された場合には(ステップS225で“NO”)、制御部521は、予約データベースサーバー53に対し、入力された予約割当情報に応じて予約割当情報5352の更新を要求する(ステップS227)。予約データベースサーバー53から更新完了の通知が取得されると、制御部521は、更新が完了した旨の表示を行う表示データ、例えば、ポップアップ画面の表示(生成)データを作成してアクセス元に送信してよい。
制御部521は、ファイル送信による予約割当情報5352の更新であったか否かを判別する(ステップS228)。ファイル送信による更新であったと判別された場合には(ステップS228で“YES”)、当該送信ファイルによる予約割当情報5352の更新内容を反映した設定画面W2の表示データを作成してアクセス元に送信する(ステップS229)。それから、制御部521の処理は、ステップS221に戻る。ファイル送信による更新ではなかったと判別された場合には(ステップS228で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS221に戻る。
ステップS223の判別処理で“NO”に分岐すると、制御部521の処理は、ステップS241に移行する。制御部521は、更新ボタンB2の選択動作がなされたか否かを判別する(ステップS241)。選択動作がなされていないと判別された場合には(ステップS241で“NO”)、制御部521の処理は、ステップS204に戻る。
更新ボタンB2の選択動作がなされたと判別された場合には(ステップS241で“YES”)、選択動作の実行を示す信号とともにアクセス元から入力された予約対象情報及び予約割当情報を取得し、これらの入力エラーを検出する(ステップS242)。制御部521は、入力エラーが有るか判別をする(ステップS243)。入力エラーが有ると判別された場合には(ステップS243で“YES”)、制御部521は、エラー表示を行う表示データを作成し、アクセス元に送信する(ステップS244)。この表示データは、エラーの内容を除いてステップS209、S226の処理で作成された入力エラーの表示データと同様とすることができる。それから、制御部521の処理は、ステップS204に戻る。
入力エラーがないと判別された場合には(ステップS243で“NO”)、制御部521は、予約データベースサーバー53に対し、入力された予約対象情報及び予約割当情報に応じて予約対象情報5351及び予約割当情報5352の更新を順に要求する(ステップS245)。予約データベースサーバー53から更新完了の通知が取得されると、制御部521は、更新が完了した旨の表示を行う表示データ、例えば、ポップアップ画面の表示(生成)データを作成してアクセス元に送信してよい。更新が終了すると、制御部521は、予約対象設定制御処理を終了する。あるいは、制御部521は、必要に応じて送信ファイルによる更新内容を反映した表示データを送信した後、処理をステップS204に戻して、ログアウトの要求がなされるまで処理を継続的に繰り替えしてもよい。
次に、本実施形態の予約管理装置52における予約受付動作について説明する。
予約受付動作は、外部から予約管理装置52へのアクセス、すなわち、予約管理装置52に対して定められているURLが指定された接続要求が受け付けられた場合に開始される。なお、端末装置(又は端末装置からの接続要求を送信するプロキシーサーバー)のIPアドレスなどが固定されている場合には、予め登録されたIPアドレス以外からのアクセスを初めから拒否してもよい。
接続要求が受け付けられると、制御部521は、ログイン画面(ユーザー認証画面)の表示データをアクセス元の端末装置に対して出力して、端末装置のウェブブラウザーなどに対して当該ログイン画面を表示させる。そして、このログイン画面に入力されて、予約管理装置52に対して送信されたユーザーIDとパスワードの情報に基づいてアクセスの可否を決定する。そして、アクセスを許可する場合には、ユーザー情報5354に保持されている初期表示設定に応じた初期画面を表示させる。この初期画面は、上述の設定画面W2とは別個に予約受付時の設定として設定されていてもよく、この場合には、予約申し込み用のURLからのアクセスに応じたログイン時に予約受付用の初期画面が表示される。
図11は、初期画面W1の一例を示す図である。
ここでは、ユーザーであるABC診療所の医師DEに対するアクセス許可を5月11日(木曜日)に行った場合に、FGH中央病院の放射線科におけるCT装置の翌週の予約カレンダー画面WS1を表示させた例を示している。初期画面W1には、予約カレンダー画面WS1に加えて、予約先の施設選択プルダウンSL1、リスト表示ボタンB1、更新ボタンB2、予約詳細ボタンB3及び「内容を見る」ボタンB4などが表示されている。
予約カレンダー画面WS1は、新規予約登録及び予約状況の確認のための時間枠が日時順に並べて表示されたカレンダー形式の予約画面である。予約カレンダー画面WS1により表示される予約対象は、施設選択プルダウンSL1により選択された施設の診療科のいずれかへとタブ形式で選択切替可能とされている。予約カレンダー画面WS1には、選択されている診療科の予約対象を選択するための選択ボタン表示欄WP1と、当該診療科の選択された予約対象(ここではCT装置造影剤なし)の各時間枠(AM/PM)の予約有無及び予約可否(予約申込可否)を表示するカレンダー欄WP2と、が示されている。
ABC診療所は、上述のように、属性IDが2であり、当該属性ID「2」に応じた予約割当の設定がなされる。カレンダー欄WP2では、予約受付数が属性ID「2」の予約割当数未満であり予約可の時間帯、ログインしているユーザーの施設(自施設)による予約割当数以下の予約があり、かつ自施設による予約割当数の予約済又は他施設の予約を含めて予約受付数の予約済の時間帯、自施設への予約割当数が1以上かつ自施設による予約がなく他施設により予約受付数の予約済の時間帯、及び自施設への予約割当数が0(休院などによる検査設備の停止も含む)であり予約不可の時間帯の4種類が異なる色などにより区別されて表示される。すなわち、このような表示の区分けにより、自施設による予約申込数が予約割当数に達している一方で合計の予約申込数が予約受付数には達していない時間帯について、ユーザーの自施設の予約が表立って除外されていることが明示されないように、実際には他施設からの予約が入っていない場合でも「予約済(他施設)」として(すなわち、自施設による予約申込数が予約割当数以上であるか否かを区別せずに)表示させることができる。
自施設による予約がある時間枠については、予約IDや患者氏名などの予約設定情報が表示され得る。カレンダー欄WP2の表示範囲は、表示部426の表示画面において当該カレンダー欄WP2下方に表示されているスクロールバーWP3、左下に表示されている当月のカレンダーWP4、上方に表示されているスライダーWP5や右側に表示されている矢印ボタンWP6を動作させる操作受付部425への所定の入力操作に応じてユーザーが変更させ、また、ユーザーが参照することが可能である。
このとき、予約管理装置52へアクセスしている端末装置12の制御部(表示制御手段、予約申込要求手段)は、予約を行う患者のスケジュール情報を患者情報(機関内LAN10の端末装置12の記憶部に記憶された患者情報4232に対応するもの)から呼び出して、予約可能な時間枠との整合をとって整合結果を表示させることが可能であってもよい。
図12は、患者のスケジュール表示画面W11がポップアップ表示された場合の表示例を示す図である。
ここでは、一か月分のカレンダーが表示されて、診療スケジュールの有無を示す○×の表示と、予定が入っている場合には当該予定の内容を読み出すための「ITEM」ボタンの表示とがなされている。この情報を予約可否の情報と連携させる(取り込む)ことで、直近で予約可となる日が5月17日であることが示される。
カレンダー欄WP2における予約可及び予約済(自施設)の時間枠の位置を選択する動作が操作受付部425への入力操作(例えば、マウスによるポイント及びクリック操作)により受け付けられると、検査予約情報の詳細を表示、入力するための予約情報入力画面がポップアップ表示される。予約済(他施設)の時間枠の位置や予約不可の時間枠の位置を選択する動作に係る入力操作がなされても、予約申込や予約内容に係る表示は行われない(予約申込を受け付けない)。
図13は、予約情報入力画面W12がポップアップ表示された画面の表示例を示す図である。
図12における予約可の時間枠VCの位置の選択動作がなされた場合、当該時間枠の情報が設定され、患者情報などが未表示の予約情報入力画面W12が生成されて表示される。ここでは、患者基本情報として患者ID又は患者の氏名、性別及び生年月日の入力が要求される。端末装置を含む機関内LANにおいて患者情報が登録されている場合には、患者ID又は患者氏名が入力されて検索ボタンの選択動作に係る入力操作がなされることで、その他の情報(保険情報を含む)が補完され得る。
また、予約情報として、予約理由、患者の治療経過や添付ファイルの設定を行い得る。これらの項目は入力必須でなくてもよいが、適切な検査、検査レポートの作成や処置、診察のために必要な事項が好ましく記載される。
また、保険情報として、患者の加入保険の情報が入力され得る。この情報も入力必須としなくてもよい。
少なくとも入力必須の項目が入力された後、予約実行ボタンB111の選択動作に係る入力操作が操作受付部425を介してなされることで、入力内容(予約申込の要求)が予約管理装置52に送信される。送信された新規予約の要求は、予約管理装置52によって受け付けられて(受付ステップ)、予約データベースサーバー53への登録処理が行われ、予約データベースサーバー53では、予約設定情報5353が更新される。
また、自施設による予約がある時間枠VRの位置の選択動作がなされた場合、当該時間枠の情報が設定され、入力設定済みの患者情報などが表示の予約情報入力画面W12が生成されて表示される。この表示内容に対して内容の追加や変更を行った後、予約実行ボタンB111の選択動作に係る入力操作が操作受付部425を介してなされることで、入力内容が予約管理装置52に送信される。これにより、予約済の医療行為に対して情報を変更、追加登録することができる。
予約状況は、リアルタイムで変動し得るので、更新ボタンB2をクリックする操作の入力が操作受付部425により受け付けられることで、予約状況が最新のデータに更新される。
また、リスト表示ボタンB1、予約詳細ボタンB3を選択する動作の入力操作(クリック操作など)が操作受付部425により受け付けられると、現在自施設又はログインしているユーザーが予約済みの予約内容をリスト表示させたり当該予約内容を詳細表示させたりする画面が予約カレンダー画面WS1に代えて、又はポップアップ画面として追加で表示される。また、「内容を見る」ボタンB4を選択する動作の入力操作が操作受付部425により受け付けられると、予約対象の医療行為の実施後にデータ管理装置54に登録された結果データ(送付データ)が取得、表示される。
図14及び図15は、予約画面W3の例を示す図である。
ここでは、ユーザーであるBCD診療所の医師NPQに対するアクセス許可がなされて予約画面W3を表示させた状態で、FGH中央病院の放射線科におけるCT装置の翌週の予約可否を表示させようとすると、BCD診療所は、図9に示したように、FGH中央病院におけるCT装置の検査について、属性IDが「4」に設定されており、すなわち、当該CT装置の検査予約を行うことができない。ここでは、図14に示すように、予約カレンダー画面WS3には、選択ボタン表示欄WP1と、当月のカレンダーWP4とが示されている。選択ボタン表示欄WP1には、選択可能な予約対象がない旨の表示のみがなされている。
一方、FGH中央病院の消化器内科における栄養指導(高血圧)の翌週の予約可否について一覧表示させようとした場合、図7(b)に示したように、属性ID「4」に対して栄養指導(高血圧)は、水曜及び金曜のAMのみ3日前までの予約申し込みが可能に設定されている。これに応じて、図15に示すように、選択されている「栄養指導(高血圧)」の各時間枠(AM/PM)の予約有無を表示するカレンダー欄WP2が示されている。
この場合、通常であれば、水曜日及び金曜日のそれぞれAMが予約可、予約済(自施設)又は予約済(他施設)のいずれかとして表示され、その他が予約不可として表示される。しかしながら、図4に示したように、5月17日(水)は、「栄養指導(高血圧)」が不定期停止として設定されており、水曜日の午前中も予約不可となっている。ここでは、金曜日のAMは予約済(他施設)とされており、すなわち、BCD診療所では、来週の「栄養指導(高血圧)」の予約を行うことができないことが容易に知得される。
図16は、本実施形態の予約管理装置52により予約受付動作時に実行される予約カレンダー生成制御処理の制御部521による制御手順を示すフローチャートである。
この予約カレンダー生成制御処理は、ユーザー認証が終了して初期画面として、又は他の表示画面から予約カレンダー画面WS1を表示する画面に移行する場合に予約カレンダーの各セルの表示種別(上述の予約可否や予約済に係る表示)を決定する際に呼び出されて起動される。
予約カレンダー生成制御処理が開始されると、制御部521は、ユーザー情報5233に設定されている初期設定や、表示画面中で選択された内容に基づいて予約カレンダーの表示を行わせる予約対象(施設、診療科、医療行為の内容)の情報を取得する(ステップS101)。制御部521は、同様に初期設定や表示画面中で設定されている内容(すなわち、ユーザーからの要求の内容)に基づいて予約カレンダーの表示期間(指定された時間枠)を取得する(ステップS102)。
制御部521は、予約データベースサーバー53に対し、選択された予約対象についての予約枠情報、すなわち、予約対象情報5351に記憶された不定期停止情報、予約単位時間、予約枠及び予約時間帯の情報を要求して出力結果を取得する(ステップS103)。制御部521は、予約データベースサーバー53に対し、ユーザーが属する施設の予約対象についての属性IDに基づいて表示期間内の予約割当情報5352を取得する(ステップS104)。制御部521は、予約データベースサーバー53に対し、選択された予約対象について表示期間内に成立して(受け付けられて)いる予約設定の情報の抽出を要求して出力結果を取得する(ステップS105)。
制御部521は、表示種別の決定対象として、表示期間初日の先頭の時間枠に設定する(ステップS106)。
制御部521は、設定された時間帯がユーザーの属する医療機関からの予約対象の予約受付可能な時間枠であるか否かを判別する(ステップS107)。予約受付可能な時間枠ではない、すなわち、休院日や予約対象の検査設備が稼動しない若しくは外部からの予約を受け付けない時間帯などである、又は属性に基づいてユーザーの属する医療機関からの予約を受け付けない時間帯であると判別された場合には(ステップS107で“NO”)、制御部521は、この時間枠のセルに予約不可表示を行わせる設定を行う(ステップS121)。それから、制御部521の処理は、ステップS111に移行する。
予約受付可能な時間枠であると判別された場合には(ステップS107で“YES”)、制御部521は、設定されている時間枠において、自施設による予約申込数が予約割当数に達している(予約割当数の予約済である)又は予約元を問わず全体での予約申込数が予約受付数に達している(予約受付数の予約済である)か否かを判別する(ステップS108)。予約済であると判別された場合には(ステップS108で“YES”)、制御部521は、設定されている予約に自施設によるものがあるか否かを判別する(ステップS131)。自施設によるものがあると判別された場合には(ステップS131で“YES”)、制御部521は、この時間枠のセルを「予約済(自施設)」として予約情報(上述のように、患者氏名や予約IDなど)を表示させる設定を行う(ステップS132)。それから、制御部521の処理は、ステップS111に移行する。
設定されている予約に自施設によるものがないと判別された場合には(ステップS131で“NO”)、制御部521は、この時間枠のセルに「予約済(他施設)」の表示を行わせる設定を行う(ステップS133)。それから、制御部521の処理は、ステップS111に移行する。
ステップS108の判別処理で、設定されている時間枠の予約割当数の予約が自施設によりなされておらず、かつ全体で予約受付数の予約がなされていない(少なくとも1つ自施設から予約可能な空きがある)と判別された場合には(ステップS108で“NO”)、制御部521は、この時間枠のセルに「予約可」の表示を行わせる設定を行う(ステップS109)。このとき、当該時間枠に自施設の予約がある場合には、当該予約の予約情報を併せて表示させる設定を行う。また、制御部521は、受付可能な残数を表示させてもよい。それから、制御部521の処理は、ステップS111に移行する。
ステップS109、S121、S132、S133の各処理からステップS111の処理に移行すると、制御部521は、現在設定されている時間枠が予約カレンダーの表示期間内におけるこの日の最後の時間枠であるか否かを判別する(ステップS111)。最後の時間枠ではないと判別された場合には(ステップS111で“NO”)、制御部521は、表示種別を決定する対象を次の時間枠のセルに変更設定する(ステップS112)。それから、制御部521の処理は、ステップS107に戻る。
この日の最後の時間枠であると判別された場合には(ステップS111で“YES”)、制御部521は、この最後の時間枠の日が表示期間内における最後の日であるか否かを判別する(ステップS141)。最後の日であると判別された場合には(ステップS141で“YES”)、全ての時間枠のセルに対する表示種別の決定が終了し、制御部521は、予約カレンダー生成制御処理を終了する。
最後の日ではないと判別された場合には(ステップS141で“NO”)、表示種別を決定する対象を次の日付(翌日)の先頭時間枠のセルに変更設定する(ステップS142)。それから、制御部521の処理は、ステップS107に戻る。
このようにして、時間枠ごとに各々判断、設定された予約有無や予約申込の受付可否の種別に応じて、制御部521は、これら予約有無や予約申込可否を識別可能な表示データ(HTMLテキストなど、ウェブブラウザーの表示画面に表示可能なデータ)を作成してアクセス元に対して送信する。
以上のように、本実施形態の医療予約システム1は、ネットワーク回線を通じて予約対象の医療行為に対する予約申込を受け付ける受付手段と、予約申込の受付可能数を時間枠ごとに定める受付数設定情報(少なくとも予約割当情報5352)を取得する受付数設定取得手段と、として機能させる制御部521を備える。
受付数設定情報では、予約割当情報において、予約元医療機関ごとに受付可能な予約割当数が定められ、受付手段としての制御部521は、予約元医療機関からの所定の時間枠の医療行為に対する予約申込が予約割当数以上である場合には、当該予約元医療機関からこの時間枠の医療行為に対する新たな予約申込を受け付けない。
このように、予約元医療機関ごとに、予約割当数を設定可能とすることで、中核医療機関と同系列の医療機関や、当初から連携を前提として当該中核医療機関と契約を行った医療機関などと、その他の医療機関との間で予約機会を適切に定めることができる。これにより、柔軟な設備の利用に対応することが可能になり、医療予約システム1において、柔軟な医療機関の連携に適切に対応して医療予約を行わせることが可能となる。
また、予約割当数が複数の医療行為に対して各々設定されている。医療行為は、内容によって実施可能な頻度が異なり、また、医療予約システム1内での希少度も異なるので、このように各々個別に設定されることで、柔軟に各予約元医療機関に対して適正な割合で利用機会を提供することができる。
また、制御部521は、予約元医療機関を属性IDにより複数のグループのいずれかに割り当てる属性情報に係る予約割当情報を取得するグループ設定取得手段として機能し、予約割当情報5352では、複数の属性IDに応じたグループの各々について予約割当数が定められ、受付手段としての制御部521は、予約元医療機関が属するグループに応じて、所定の時間枠の医療行為に対する予約割当数以下の予約申込を受け付ける。
医療予約システム1に加入する医療機関が多い場合、個々に全て設定すると手間がかかる上、小規模のクリニックや、上述のように医療機関の系列などに応じて割当が行われる場合には、複数の予約元医療機関に対して同一の予約割当数となりやすい。したがって、属性IDを用いて複数の予約元医療機関に対して一括設定を可能とすることで、より容易に適切な予約割当を行うことが可能となる。
また、予約対象情報5351において、全ての予約元医療機関から受付可能な合計の予約受付数が時間枠ごとに定められている。したがって、当然に、各予約元医療機関からそれぞれ予約割当数以下の予約がなされた場合でも、合計の予約受付数の予約申込がなされた場合には、予約申込が不可となり、オーバーブッキングを避けることができる。
また、制御部521は、合計の予約受付数の設定情報と予約割当数の設定情報とを別個に取得可能である。合計の予約受付数が変化した場合には予約割当数も連動して変化することも多いが、予約割当数は契約の変更や予約元医療機関の数などに応じて変化し得るので、必要に応じて必要な部分のみ変更可能とすることで、処理を簡易化することができる。
また、制御部521は、有効期間の情報を含む合計の予約受付数の設定情報や予約割当数の設定情報を複数取得可能である。これにより、医療行為に係る設備や担当者の数が変化して、一時的又は継続的に合計の予約受付数が変化する場合や、上述のように予約割当数の変更がなされる場合に、当該変化、変更のタイミングを挟んで前後でトラブルなく予約申込と医療行為の実施を継続させることができる。
また、制御部521は、予約元医療機関のユーザーからの要求に対して、指定された期間の時間枠の予約申込可否に係る表示データを作成して送信する申込表示制御手段として機能する。
このように、医療機関ごとに予約申込可否の表示を行わせることで、当該医療機関で容易かつ速やかにどのタイミングで予約対象の医療行為の実施予約が可能であるかを知得することができる。これにより、医療機関ごとに割当が異なり予約申込可能な時間枠が異なる場合でも、医療機関側の予約に係る負担を増加させない。
また、制御部521(申込表示制御手段)は、ユーザーからの予約を受け付けない時間枠について、ユーザーが属する予約元医療機関からの予約申込数が予約割当数以上か否かを区別せずに表示データを作成する。
したがって、実際には予約可能な枠がまだ残っているにもかかわらず、自施設では予約ができないといった状態を明示的に予約元医療機関側に示さないので、当該予約元医療機関側の担当者に不満感が生じるのを抑えることができる。
また、制御部521(申込表示制御手段)は、ウェブブラウザーの表示画面への表示データを作成して送信する。すなわち、予約者は、特別なアプリケーションなどを用意せず、ウェブブラウザー上で予約申込に係るURLにアクセスして操作を行えばよいだけであるので、予約元医療機関側にネット予約の導入に係る手間や負担を生じさせず、手軽にネット予約を行わせることができる。また、ウェブブラウザーの表示画面への表示に係る技術の開発環境は広く周知であり、表示に係る構成を一から開発しなくてよいので、医療予約システム1に係る構成の開発や改良が容易である。
また、本実施形態の医療予約システム1は、予約対象情報5351及び予約割当情報5352と、予約設定情報5353とを記憶するデータベース記憶部535を備える予約データベースサーバー53と、取得した予約対象情報及び予約割当情報を予約データベースサーバー53に送信してデータベース記憶部535に記憶させる制御部5251及び受け付けた予約申込に係る受付情報を予約データベースサーバー53に送信してデータベース記憶部535に記憶させる受付手段としての制御部531を備える予約管理装置52と、を含む。
このように、予約管理用のHTTPサーバーとデータベースサーバーとを区分けしてLAN内で動作させることで、負荷を適切に分散し、各々安定して動作させ、また、セキュリティー上のリスクを低減させることができる。
また、予約元医療機関のユーザーが医療行為の予約申込を行う対象の患者情報4232を保持する記憶部423(に対応する予約元医療機関の端末装置における記憶部)と、受信した表示データから取得される予約申込が可能な時間枠の情報と、患者情報に含まれる患者のスケジュールとの整合結果を表示する表示制御手段及び予約申込の要求を予約管理装置52の制御部521(受付手段)に送信する予約申込要求手段としての制御部421(に対応する予約元医療機関の端末装置における制御部)と、を備える。
このように、本医療予約システム1では、予約可否に係る情報と患者のスケジュール情報とを連携させることもできるようにすることで、医療機関ごと患者ごとに適切な時間枠への予約を容易かつ速やかに行うことができる。
また、本実施形態の予約管理装置52は、ネットワーク回線を通じて予約対象の医療行為に対する予約申込を受け付ける受付手段と、予約申込の受付可能数を時間枠ごとに定める受付数設定情報(少なくとも予約割当情報)を取得する受付数設定取得手段と、として機能させる制御部521を備える。
受付数設定情報では、予約割当情報において、予約元医療機関ごとに受付可能な予約割当数が定められ、受付手段としての制御部521は、予約元医療機関からの所定の時間枠の医療行為に対する予約申込が予約割当数以上である場合には、当該予約元医療機関からこの時間枠の医療行為に対する新たな予約申込を受け付けない。
このように、予約元医療機関ごとに、予約割当数を設定可能とすることで、中核医療機関と同系列の医療機関や、当初から連携を前提として当該中核医療機関と契約を行った医療機関などと、その他の医療機関との間で予約機会を適切に定めることができる。これにより、柔軟な設備の利用に対応することが可能になり、医療予約システム1において、柔軟な医療機関の連携に適切に対応して医療予約を行わせることが可能となる。
また、本実施形態の医療予約管理方法は、ネットワーク回線を通じて予約対象の医療行為に対する予約申込を受け付ける受付ステップ、予約申込の受付可能数を時間枠ごとに定める受付数設定情報(少なくとも予約割当情報)を取得する受付数設定取得ステップ、を含み、受付数設定情報では、予約割当情報において、予約元医療機関ごとに受付可能な予約割当数が定められ、受付ステップでは、予約元医療機関からの所定の時間枠の医療行為に対する予約申込が予約割当数以上である場合には、当該予約元医療機関からこの時間枠の医療行為に対する新たな予約申込を受け付けない。
このような方法を用いることにより、予約元医療機関ごとに、予約割当数を設定可能とすることで、中核医療機関と同系列の医療機関や、当初から連携を前提として当該中核医療機関と契約を行った医療機関などと、その他の医療機関との間で予約機会を適切に定めることができる。これにより、柔軟な設備の利用に対応することが可能になり、柔軟な医療機関の連携に適切に対応して医療予約を行わせることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の医療予約システム1aについて説明する。
図17は、第2実施形態の医療予約システム1aの全体構成を示す図である。
図18は、医療予約システム1aにおける予約管理システムLAN50a内の機能構成を示すブロック図である。
第2実施形態の医療予約システム1aでは、予約管理システムLAN50aが、ルーター51及び予約管理装置52aを備え、別個に予約データベースサーバー53及びデータ管理装置54を有しない。図18に示すように、予約管理装置52aには、データベース記憶部535及び医用データ記憶部545が補助記憶装置(ストレージ)として直接接続され、記憶部523には、データベース管理システム5331が記憶されている。
制御部521は、一方で、HTTPサーバー(ウェブサーバー)としての制御動作を行い、外部からのHTTPアクセスに応じた処理を行う。他方で、制御部531は、データベースサーバーとしての制御動作を行い、データベース記憶部535に記憶された各種情報の処理要求(クエリー)に応じた処理動作を行う。制御部521は、予約管理プログラム5232を実行することで、端末装置からのアクセスによりなされた予約要求、予約内容の参照要求や予約内容に対する実施結果の登録要求などに応じて必要な処理を行い、処理結果などに基づいて、アクセス元に対してブラウザーにおける表示動作プログラムや表示内容を送信する。制御部521は、データベース管理システム5331のプログラムを実行することで、データベース記憶部535からのデータの読み出しやデータの書き込み更新を行う。
予約受付動作、設定更新受付動作、及びデータベースの管理動作の具体的な処理内容は、異なる制御部521、531間で要求信号やデータがやり取りされず、制御部521が単独で処理を行う点を除いて同一であり、説明を省略する。
このように、予約受付や設定更新受付動作とデータベース管理動作とを一台の予約管理装置52aで実行することもできる。
以上のように、第2実施形態の医療予約システム1aは、予約管理装置52aがデータベースサーバーとしても機能し、予約設定情報及び予約割当情報を保持する。したがって、単一のコンピューターで医療予約システム1aの機能を各医療機関に提供可能となり、構築が容易である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、予約割当数の設定情報として具体的な数値を各々示したテーブルデータを取得設定することとしたが、これに限られない。各時間枠の予約受付数に対して適用する条件式のような形で与えられてもよい。例えば、午前中の各時間枠における予約受付数のそれぞれ20%と、午後の時間枠における予約受付数のそれぞれ50%を予約割当数として定めるというような条件式であってもよい。
また、上記実施の形態では、予約対象情報5351や予約割当情報5352は、実施医療機関の機関内LANにおける端末装置から設定操作が行われることとしたが、特に、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を用いる場合、必ずしも機関内LANに接続されている必要はない。また、実施医療機関の意向や方針が反映されていれば、実施医療機関自身ではなく、当該実施医療機関と契約を結んだマネージメント会社などの端末装置から設定が取得されることがあってもよい。
あるいは、設定情報などが機関内LANにおける端末装置から送信されるのには限られず、ユーザーが直接予約管理装置52の操作受付部525に入力操作を行うこととしてもよい。特に、予約管理システムLAN50が中核病院内に設けられている場合、中核病院の機関内LANと一体的に構成されている場合などには、このような入力操作が可能であってもよい。
また、上記実施の形態では、予約対象情報5351と予約割当情報5352が同一画面で表示され、ユーザーが比較しながら設定可能としたが、異なる画面での設定であってもよい。また、異なる画面での設定であっても、予約割当情報5352の設定時には、設定され得る最大値の情報として予約受付数が表示されてもよい。
また、上記実施の形態では、予約対象ごとに予約受付数や予約割当数が定められたが、同種のものなどについては、複数の予約対象をグループ化して設定が行われてもよい。また、診察などでは、上述の栄養指導(高血圧)などのように内容だけではなく、担当者ごとに別個に予約対象として定められてもよい。
また、上記実施の形態では、複数の予約元医療機関を属性IDに応じてグループ分けし、属性ごとに予約割当数を定めることとしたが、予約元医療機関ごとに各々予約割当数が設定されてもよい。また、合計の予約受付数と予約元医療機関の予約割当数との二段階での判断だけでなく、これらと属性内での合計予約割当数が定められてもよい。この場合、例えば、属性は、系列医療機関ごと、あるいは、所定の行政区域ごとなどで定められてもよい。
また、上記実施の形態では、HTTP接続によるブラウザー表示を用いた予約受付、予約可否のカレンダー表示や各種設定データのアップロードを例に挙げて説明したが、ネットワーク回線を用いたデータ送受信によるネット予約システムであれば、これに限られない。例えば、所定のフォーマットで記述された電子メールを自動処理する医療予約システムが行われても良いし、設定データのアップロードなどにはftpなど各種ファイル転送が可能なプロトコルが用いられ得る。
また、上記ネットワーク回線としては、インターネット(4G回線などのモバイルデータ通信回線を含む)を想定して説明したが、データ伝送が可能であれば、一部に電話回線や専用回線などが含まれている場合を除外するものではない。
また、上記実施の形態では、カレンダー形式による予約可否の表示を行う例を示したが、具体的な表示方法はこれに限られるものではない。単純に予約可能な時間枠及び自施設による予約がなされている時間枠を順番にリスト表示させる形などであってもよい。
また、上記実施の形態では、予約管理装置52の所定のURLにHTTPアクセスが可能であれば、他に特定のアプリケーションなどを保持せずとも予約申込が可能とされたが、ログイン動作のために所定の認証用データやアプリケーションの所持を必要とさせてもよい。また、一般的なウェブブラウザーでの表示ではなく、専用のアプリケーションを介して表示や入力操作の受付及び情報(予約申込などの要求)の送信を行うこととしてもよい。
また、上記実施の形態において予約管理装置52が単独で行う本発明の医療予約システムの各手段に係る機能動作は、複数の装置に分散されて行われてもよい。
また、以上の説明では、本発明に係る予約管理プログラム5232を記憶するコンピューター読み取り可能な媒体としてHDDや、SSDなどの不揮発性メモリーを有する記憶部523を例に挙げて説明したが、これに限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROMやDVDディスクなどの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御内容や手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。