JP6862011B2 - 穿孔具 - Google Patents
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Description
しかしながら、複数孔の穿孔を行う場合には、それぞれの位置毎に電気ドリルを位置合わせして穿孔を行うことになり、操作が煩雑なものとなり易い。
つまり、一つの入力軸に入力される回転駆動力を、複数のドリル刃に分配できる分配機構を穿孔具に備えることで、電気ドリルの回転駆動力は、分配機構を介して各ドリル刃に分配されて伝わり、各ドリル刃を同時に回転させて複数の孔を一度に穿孔できるようになる。
また、位置決め突出部を、穿孔対象部の所定位置に押し付けるだけで、当該穿孔具を、穿孔対象部上の対応セット位置に正確に位置合わせでき、穿孔位置精度の向上を図ることができる。
更には、位置決め突出部を使用して穿孔具を位置決めする時には、見通し開口部を通して穿孔具の外周側から位置決め突出部の当接先端部による位置決め状態を目視確認でき、より簡単に且つ正確な位置に当該穿孔具をセットできる。
また、穿孔対象部が、例えば、軟らかい素材で構成してあったり、又は、窪みがあるような場合、前記ピン部が穿孔対象部に入り込み易いから、位置決め効果と共に、位置ずれ防止効果をも発揮することができる。
従って、穿孔に伴って穿孔対象部からドリル刃が受ける駆動抵抗の作用タイミングも、各ドリル刃毎にずれることになり、穿孔装置への負荷が、穿孔の当初に集中的に作用するのを防止できる。
その結果、穿孔装置への負荷を抑えた状態で、複数の孔の穿孔を進めることができる。
特に、穿孔対象部が、薄板のように、穿孔の初期に一時的に駆動抵抗のピークが見られるような場合には、各ドリル刃の当接タイミングをずらすだけで、穿孔装置へのピークとなる負荷の作用タイミングもずれ、過負荷とならない状態ですべての穿孔を行うことが可能となる。
よって、穿孔装置への負荷を抑えた状態で、複数の孔をまとめて穿孔できる。
更には、時間差付与機構として構造が簡単であるから、メンテナンスの手間もかからず、しかも、各ドリル刃の突出長さが異ならせてある状況を、目視によってでも簡単に確認できるから、維持管理の手間を低減できる。
従って、イニシャルコストのみならず、ランニングコストやメンテナンスコストの低減も可能となり、経済性の高い穿孔具を提供できる。
従って、当該穿孔具の安定した姿勢をキープしたまま、各ドリル刃を、真直ぐに穿孔対象部に突出させて穿孔を行える。
その結果、穿孔操作者の技量の有無に拘らず、効率よく、且つ、精度よく穿孔できるようになる。
図4は、本発明の穿孔具の一実施形態品S(以後、単に「穿孔アタッチメント」という)を、電気ドリル1(穿孔装置の一例)のチャック部1aに取り付けて、板金製の防水シート固定具2(穿孔対象部の一例)に複数の孔3を穿孔している状況を示している。
屋上防水層の改修工事においては、例えば、新しい防水シート固定具を既存の防水層の上に配置し、ネジ部材5で直接に屋上スラブ4に固定することが実施されるが、この場合、ネジ部材5の打設に伴って屋上スラブ4から建物内に大きな振動や騒音が伝播される虞がある。
当該実施形態においては、孔3は、中央部2aを中心とする円の周方向に等間隔で三箇所設けてある。
穿孔した防水シート固定具2と、新しい防水シート固定具2Nとの連結は、双方に設けられた孔3に、例えば、リベットやネジ部材等の締結具を挿通して実施することができる。
電気ドリル1は、図4に示すように、携行式の汎用品を使用することができる。
電源供給は、コード式やバッテリ式でもよく、操作スイッチ1bによって内蔵の駆動モータ(不図示)をオン・オフ操作することができる。
また、駆動モータの回転駆動出力は、穿孔アタッチメントSの入力軸7を一体的に嵌合連結自在なチャック部1aを通じて行われる。
また、3本のドリル刃8は、中心軸芯Xを中心とする円の周方向に等間隔に、且つ、ドリル軸芯Xdが中心軸芯Xに平行となる状態に設けられている(図6参照)。
入力軸7とドリル刃8との中心軸芯X方向での位置関係は、ドリル刃8は、支持ユニット部9の前記接触部10側に突出する状態で、入力軸7は、支持ユニット部9の前記接触部10側とは反対側に突出する状態に配置されている(図5参照)。
その結果、穿孔時にドリル刃8に作用する最大トルクのタイミングもずれ、駆動モータに一度に負荷が集中するのを防止できる。
尚、各刃部8Bは、長さの同一のものを使用しているので、三本のドリル刃8の内の何れにも使用でき、部品調達やメンテナンスをより簡単に行える。
また、接触部10には、支持ユニット部9に向けて突出する状態に、円柱状のガイド10A(ガイド機構に相当)が一体に設けてある。ガイド10Aは、リング周方向に等間隔で3本設けてある(図6参照)。
そして、接触部10と支持ユニット部9との間は、図4、図5に示すように、外周部に開口させてあるから、この開口部12(見通し開口部に相当)を通して、外周側から位置決め突出部11を目視確認でき、ピン部11aによる防水シート固定具2への位置決めの際、ピン部11aの当接先端部11dを見ながら作業でき、より確実に位置決めを行うことができる。
しかも、上述のような作用を叶えられるにも拘らず、構造や、その使い方は、何れも極めて簡単であるから、良好な経済性と操作性とを兼ね備えさせることができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、電気駆動の場合であっても、電源供給は、コード式やバッテリ式の何れのものであってもよい。
また、各ドリル刃8の回転方向は、全て同じ方向であることに限らず、異ならせてあってもよい。
2 防水シート固定具(穿孔対象部の一例)
8 ドリル刃
9 支持ユニット部
10 接触部
10A ガイド(ガイド機構に相当)
11 位置決め突出部
11a ピン部
11c スプリング(突出抑制機構の一例)
11d 当接先端部
12 開口部(見通し開口部に相当)
L0 突出長さ
T 時間差付与機構
Xd ドリル軸芯
Claims (5)
- 携行式の穿孔装置に用いられる穿孔具であって、
平行な異なるドリル軸芯周りに回転駆動可能な複数のドリル刃と、
前記各ドリル刃の基端部を支持する支持ユニット部と、
前記ドリル刃に先行して穿孔対象部に接触する接触部と、
前記穿孔対象部に対して押し付けて穿孔具本体のセット位置を決める位置決め突出部と、が設けられ、
前記支持ユニット部と前記接触部との間には、外周部に開口すると共に、前記位置決め突出部の当接先端部を外周側から見通せる見通し開口部が設けてある穿孔具。 - 前記位置決め突出部は、円周方向に間隔をあけて並設されている前記各ドリル刃の配置領域の中心において、前記穿孔対象部側に突出するピン部で構成してある請求項1に記載の穿孔具。
- 前記各ドリル刃が前記穿孔対象部に当接するタイミングに時間差をつける時間差付与機構が設けられ、
前記時間差付与機構は、前記支持ユニット部に支持されている前記各ドリル刃の先端部までの突出長さを異ならせることで、前記各ドリル刃の先端部が前記接触部を越えて前記穿孔対象部側に突出するタイミングに時間差がつくように構成されている請求項1又は2に記載の穿孔具。 - 前記位置決め突出部による位置決め開始時に、前記ドリル刃が前記接触部を越えて前記穿孔対象部側に突出するのを抑制する突出抑制機構が設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の穿孔具。
- 前記支持ユニット部と前記接触部とを、前記ドリル刃の軸芯方向に沿って近接離間可能にガイドするガイド機構が設けてある請求項1から4のいずれか1項に記載の穿孔具。
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