以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、その形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。また、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置、及び表示装置の駆動方法について説明する。
本発明の一態様の表示装置は、反射光の光量を制御することにより階調を表現する第1の画素と、光源を有し、光源の光量を制御することにより階調を表現する第2の画素を有する。第1の画素及び第2の画素は、それぞれマトリクス状に複数配置され、表示部を構成する。また、表示装置は、第1の画素及び第2の画素を駆動する駆動部を有することが好ましい。駆動部は、第1の画素と第2の画素にそれぞれ異なる信号を供給して駆動可能な構成であることが好ましい。
また、第1の画素と第2の画素は、同数且つ同ピッチで、表示領域内に配置されていることが好ましい。このとき、隣接する第1の画素と第2の画素を合わせて、画素ユニットと呼ぶことができる。
さらに、第1の画素及び第2の画素は表示装置の表示領域に混在して配置されていることが好ましい。これにより、後述するように複数の第1の画素のみで表示された画像と、複数の第2の画素のみで表示された画像、及び複数の第1の画素及び複数の第2の画素の両方で表示された画像のそれぞれは、同じ表示領域に表示することができる。
第1の画素が有する表示素子には、外光を反射して表示する素子を用いることができる。このような素子は、光源を持たないため、表示の際の消費電力を極めて小さくすることが可能となる。第1の画素が有する表示素子には、代表的には反射型の液晶素子を用いることができる。または、第1の画素が有する表示素子として、シャッター方式のMEMS(Micro Electro Mechanical System)素子、光干渉方式のMEMS素子の他、マイクロカプセル方式、電気泳動方式、エレクトロウェッティング方式、電子粉流体(登録商標)方式等を適用した素子などを用いることができる。
また、第2の画素が有する表示素子は光源を有し、その光源からの光を利用して表示する素子を用いることができる。このような画素が射出する光は、その輝度や色度が外光に左右されることがないため、色再現性が高く(色域が広く)、且つコントラストの高い、つまり鮮やかな表示を行うことができる。第2の画素が有する表示素子には、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)、LED(Light Emitting Diode)、QLED(Quantum−dot Light Emitting Diode)などの自発光性の発光素子を用いることができる。または、第2の画素が有する表示素子として、光源であるバックライトと、バックライトからの光の透過光の光量を制御する透過型の液晶素子とを組み合わせたものを用いてもよい。
第1の画素は、例えば赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の光をそれぞれ呈する副画素を有する。また第2の画素も同様に、例えば赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色をそれぞれ呈する副画素を有する。なお、第1の画素及び第2の画素がそれぞれ有する副画素は、4色以上であってもよい。副画素の種類が多いほど、消費電力を低減することが可能で、また色再現性を高めることができる。また、第1の画素が有する副画素の数と、第2の画素が有する副画素の数は一致していることが好ましいが、異なっていてもよい。副画素の数が一致していると、一致していない場合に比べて駆動方法を簡略化できる。
本発明の一態様は、第1の画素で画像を表示する第1のモード、第2の画素で画像を表示する第2のモード、及び第1の画素及び第2の画素で画像を表示する第3のモードを切り替えることができる。
第1のモードでは、反射光のみを利用して表示を行うことができるため、光源が不要である。そのため極めて低消費電力な駆動モードである。例えば、外光の照度が十分高く、且つ外光が白色光または、xy色度図での白色点の近傍の光である場合に有効である。
第2のモードでは、光源の光を利用して表示を行うことができるため、外光の照度や色度によらず、極めて鮮やかな表示を行うことができる。例えば、夜間や暗い室内など、外光の照度が極めて小さい場合などに有効である。また外光が暗い場合、明るい表示を行うと使用者が眩しく感じてしまう場合がある。これを防ぐために、第2のモードでは輝度を抑えた表示を行うことが好ましい。またこれにより、眩しさを抑えることに加え、消費電力も低減することができる。
第3のモードでは、光源の光と、反射光の両方を利用して表示を行うことができる。具体的には、第1の画素が呈する光と、第1の画素と隣接する第2の画素が呈する光を混色させることにより、1つの色を表現するように駆動する。言い換えると、1つの画素ユニットにより、1つの色を表現するように駆動する。これにより、第1のモードよりも鮮やかな表示をしつつ、第2のモードよりも消費電力を抑えることができる。例えば、室内照明下や、朝方や夕方の時間帯など、外光の照度が比較的低い場合や、外光の色度が白色ではない場合(即ちxy色度図において白色点W(0.333,0.333)から離れている色度)などに有効である。
より具体的には、表示装置の構成として、第1の画素及び第2の画素を有する表示パネルと、照度センサーと、制御部と、を有する構成とすることができる。制御部は、照度センサーから入力される情報と、外部から入力される画像情報に基づき、第1の画素に出力する第1の階調値、及び第2の画素に出力する第2の階調値を生成し、出力する。ここで画像情報は、各画素ユニットに対応する階調値を含む情報であり、例えばビデオ信号などの映像信号が挙げられる。
図1は、本発明の一態様の表示装置10のブロック図である。表示装置10は、制御部11、照度センサー12、駆動部13、及び表示部14を有する。
制御部11は、演算部31と、記憶部32を有する。記憶部32には、テーブル33を情報として格納することができる。
表示部14は、マトリクス状に配置された複数の画素ユニット20を有する。画素ユニット20は、第1の画素21と、第2の画素22を有する。
図1では、第1の画素21及び第2の画素22が、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色に対応する表示素子を有する場合の例を示している。
第1の画素21は、赤色(R)に対応する表示素子21R、緑色(G)に対応する表示素子21G、青色(B)に対応する表示素子21Bを有する。表示素子21R、21G、21Bはそれぞれ、外光の反射を利用した表示素子である。
第2の画素22は、表示素子21Rからの赤色(R)を取り囲むモノクロの表示素子22W、表示素子21Rからの緑色(G)を取り囲むモノクロの表示素子22W、青色(B)に対応するモノクロの表示素子22Wを有する。3つの表示素子22Wはそれぞれ、光源の光を利用した表示素子である。ここでは3つの発光素子に対応するように3つに分けて示したが、反射率を上げるため一つの反射電極にしてもよい。
駆動部13は、表示部14内の複数の画素ユニット20を駆動する回路を有する。具体的には、画素ユニット20が有する第1の画素21、及び第2の画素22に、階調値を含む信号、走査信号、電源電位等を供給する。駆動部13は、例えば信号線駆動回路及び走査線駆動回路などを有する。
照度センサー12は、表示部14の表示面またはその周囲に照射される外光の照度を測定することができる。また、照度センサー12は、照度に加えて、外光の色度を測定できるカラーセンサーを用いてもよい。また照度センサー12は、当該外光の照度の情報を含む信号L0を、演算部31の要求に応じて出力することができる。
照度センサー12が照度を測定する場合には、可視光の波長領域の光の光量を測定できるセンサーを用いることができる。例えば、300nm以上750nm以下の波長領域の一部、または全部の波長領域の光の光量を測定するセンサーを用いることができる。例えば、フォトダイオードと、測定する波長領域の光を透過するフィルタを有するセンサー等を用いることができる。
照度センサー12は、測定した光量に対応するアナログ値をそのままアナログ信号として演算部に出力してもよい。または、照度センサー12がアナログ−デジタル変換回路(ADC)を有し、アナログ値をデジタル値に変換して、デジタル信号として演算部31に出力することが好ましい。
制御部11には、画像情報を含む映像信号S0が外部から入力される。制御部11は、照度センサー12から入力される信号L0に含まれる外光の照度の情報を基に、表示部14内の各画素ユニット20に供給する階調値を含む、2つの信号(配線S1の信号及び配線S2の信号)を生成し、駆動部13に出力する。制御部11は配線S1の信号及び配線S2の信号の他に、クロック信号、スタートパルス信号などのタイミング信号を生成して駆動部13に出力する。
配線S1の信号は、画素ユニット20の第1の画素21に与えられる階調値を含む信号である。ここでは、配線S1の信号は、1つの画素ユニット20につき、表示素子21R、21G、21Bのそれぞれに与えられる3つの階調値の情報を含む。
また、配線S2の信号は、画素ユニット20の第2の画素22に与えられる階調値を含む信号である。ここでは、配線S2の信号は、1つの画素ユニット20につき、3つの表示素子22Wのそれぞれに与えられる3つの階調値の情報を含む。ここでは3つにわけているため、それぞれ細かく階調を調節することができる。例えば、表示素子21Rに対応する表示素子22Wと、表示素子21Gに対応する表示素子22Wとで異なるグレー表示ができる。
配線S1の信号及び配線S2の信号はそれぞれ、1の信号線により伝達するシリアル信号であってもよいし、複数の信号線により伝達するパラレル信号であってもよい。
図1では、制御部11が演算部31と、テーブル33が格納された記憶部32を有する例を示している。テーブル33は、外光の照度と、第1の画素21に与えられる第1の階調値及び第2の画素22に与えられる第2の階調値とが関連付けられた情報を含む。
演算部31は、照度センサー12から入力される外光の照度の情報と、外部から入力される映像信号S0を基に、テーブル33からそれらの情報に対応する第1の階調値及び第2の階調値を読み出し、第1の階調値の情報を含む配線S1の信号と、第2の階調値の情報を含む配線S2の信号とを生成し、駆動部13に出力することができる。
ここで、演算部31は、例えばGPU(Graphics Processing Unit)等のマイクロプロセッサを用いることができる。またこれらマイクロプロセッサをFPGA(Field Programmable Gate Array)やFPAA(Field Programmable Analog Array)といったPLD(Programmable Logic Device)によって実現した構成としてもよい。
このとき、映像信号S0は、表示装置10とは別に設けられた中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)などにより生成され、制御部11に供給される構成としてもよい。または、演算部31がCPUを兼ね、演算部31が映像信号S0を生成する機能を有していてもよい。
また、外部から入力される映像信号S0は、あらかじめガンマ補正などの補正がなされた信号であってもよい。また、演算部31が当該補正を行う機能を有していてもよい。演算部31は、映像信号S0に対して補正を行った信号を基に、配線S1の信号及び配線S2の信号を生成してもよいし、生成した配線S1の信号及び配線S2の信号のそれぞれに対して、補正を行ってもよい。
演算部31は、プロセッサにより種々のプログラムからの命令を解釈し実行することで、各種のデータ処理やプログラム制御を行う。プロセッサにより実行しうるプログラムは、プロセッサが有するメモリ領域に格納されていてもよいし、記憶部32に格納されていてもよい。
演算部31はメインメモリを有していてもよい。または、記憶部32が、演算部31のメインメモリであってもよい。メインメモリは、RAM(Random Access Memory)、などの揮発性メモリや、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性メモリを備える構成とすることができる。
RAMとしては、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いられ、演算部31の作業空間として仮想的にメモリ空間が割り当てられ利用される。記憶部32または、外部に設けられた記憶装置に格納されたオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、プログラムモジュール、プログラムデータ等は、実行のためにRAMにロードされる。RAMにロードされたこれらのデータやプログラム、プログラムモジュールは、演算部31に直接アクセスされ、操作される。また、演算部31が記憶部32とは別にメインメモリを有する場合、テーブル33がルックアップテーブルとして記憶部32から読み出され、メインメモリに一時的に格納されていてもよい。
制御部11はプリント基板等の回路基板に実装され、駆動部13は表示部14が形成された基板に設けられる構成とすることができる。このとき、回路基板と駆動部13とはFPC(Flexible Print Circuit)等を介して接続されていればよい。またこのとき、駆動部13は、表示部14が形成された基板に、表示部14を構成するトランジスタなどと同一の工程で形成されていてもよいし、駆動部13の一部または全部がIC(Integrated Circuit)として当該基板に実装されていてもよい。または、制御部11及び駆動部13を、1つまたは複数のICの形態として、当該基板に実装してもよい。または、制御部11及び駆動部13が、表示部14が形成された基板に、表示部14を構成するトランジスタなどと同一の工程で形成されていてもよい。
以下では、表示部14に用いることのできる表示パネルの例について説明する。以下で例示する表示パネルは、反射型の液晶素子と、発光素子の両方を有し、透過モードと反射モードの両方の表示を行うことのできる、表示パネルである。
図2(A)は、表示パネル200の構成の一例を示すブロック図である。表示パネル200は、表示部62にマトリクス状に配列した複数の画素210を有する。また表示パネル200は、回路GDと、回路SDを有する。また方向Rに配列した複数の画素210、及び回路GDと電気的に接続する複数の配線G1、複数の配線G2、複数の配線ANO、及び複数の配線CSCOMを有する。また方向Cに配列した複数の画素210、及び回路SDと電気的に接続する複数の配線S1及び複数の配線S2を有する。
画素210は、反射型の液晶素子と、発光素子を有する。画素210において、液晶素子と発光素子とは、互いに重なる部分を有する。
図2(B1)は、画素210が有する導電層111bの構成例を示す。導電層111bは、画素210における液晶素子の反射電極として機能する。また導電層111bには、開口251が設けられている。
図2(B1)には、導電層111bと重なる領域に位置する発光素子60を破線で示している。発光素子60は、導電層111bが有する開口251と重ねて配置されている。これにより、発光素子60が発する光は、開口251を介して表示面側に射出される。
図2(B1)では、方向Rに隣接する画素210が異なる色に対応する画素である。このとき、図2(B1)に示すように、方向Rに隣接する2つの画素において、開口251が一列に配列されないように、導電層111bの異なる位置に設けられていることが好ましい。これにより、2つの発光素子60を離すことが可能で、発光素子60が発する光が隣接する画素210が有する着色層に入射してしまう現象(クロストークともいう)を抑制することができる。また、隣接する2つの発光素子60を離して配置することができるため、発光素子60のEL層をシャドウマスク等により作り分ける場合であっても、高い精細度の表示パネルを実現できる。
また、図2(B2)に示すような配列としてもよい。
非開口部の総面積に対する開口251の総面積の比の値が大きすぎると、液晶素子を用いた表示が暗くなってしまう。また、非開口部の総面積に対する開口251の総面積の比の値が小さすぎると、発光素子60を用いた表示が暗くなってしまう。
また、反射電極として機能する導電層111bに設ける開口251の面積が小さすぎると、発光素子60が射出する光から取り出せる光の効率が低下してしまう。
開口251の形状は、例えば多角形、四角形、楕円形、円形または十字等の形状とすることができる。また、細長い筋状、スリット状、市松模様状の形状としてもよい。また、開口251を隣接する画素に寄せて配置してもよい。好ましくは、開口251を同じ色を表示する他の画素に寄せて配置する。これにより、クロストークを抑制できる。
図3は、画素210の構成例を示す回路図である。図3では、隣接する2つの画素210を示している。
画素210は、スイッチSW1、容量素子C1、液晶素子40、スイッチSW2、トランジスタM、容量素子C2、及び発光素子60等を有する。また、画素210には、配線G1、配線G2、配線ANO、配線CSCOM、配線S1、及び配線S2が電気的に接続されている。また、図3では、液晶素子40と電気的に接続する配線VCOM1、及び発光素子60と電気的に接続する配線VCOM2を示している。
図3では、スイッチSW1及びスイッチSW2に、トランジスタを用いた場合の例を示している。
スイッチSW1は、ゲートが配線G1と接続され、ソース又はドレインの一方が配線S1と接続され、ソース又はドレインの他方が容量素子C1の一方の電極、及び液晶素子40の一方の電極と接続されている。容量素子C1は、他方の電極が配線CSCOMと接続されている。液晶素子40は、他方の電極が配線VCOM1と接続されている。
またスイッチSW2は、ゲートが配線G2と接続され、ソース又はドレインの一方が配線S2と接続され、ソース又はドレインの他方が、容量素子C2の一方の電極、トランジスタMのゲートと接続されている。容量素子C2は、他方の電極がトランジスタMのソース又はドレインの一方、及び配線ANOと接続されている。トランジスタMは、ソース又はドレインの他方が発光素子60の一方の電極と接続されている。発光素子60は、他方の電極が配線VCOM2と接続されている。
図3では、トランジスタMが半導体を挟む2つのゲートを有し、これらが接続されている例を示している。これにより、トランジスタMが流すことのできる電流を増大させることができる。
配線G1には、スイッチSW1を導通状態または非導通状態に制御する信号を与えることができる。配線VCOM1には、所定の電位を与えることができる。配線S1には、液晶素子40が有する液晶の配向状態を制御する信号を与えることができる。配線CSCOMには、所定の電位を与えることができる。
配線G2には、スイッチSW2を導通状態または非導通状態に制御する信号を与えることができる。配線VCOM2及び配線ANOには、発光素子60が発光する電位差が生じる電位をそれぞれ与えることができる。配線S2には、トランジスタMの導通状態を制御する信号を与えることができる。
図3に示す画素210は、例えば反射モードの表示を行う場合には、配線G1及び配線S1に与える信号により駆動し、液晶素子40による光学変調を利用して表示することができる。また、透過モードで表示を行う場合には、配線G2及び配線S2に与える信号により駆動し、発光素子60を発光させて表示することができる。また両方のモードで駆動する場合には、配線G1、配線G2、配線S1及び配線S2のそれぞれに与える信号により駆動することができる。
以上が表示装置の構成例についての説明である。
図4は、図1に示す表示装置10の表示動作を示すフローチャートの一例である。以下、図に従って表示動作の一例を示す。表示動作は、表示装置10に組み込まれた制御部のファームウエアにて実装されているものとする。なお、ファームウエアとは、コンピュータなどに内蔵されるソフトウエアの一種で本体内部の回路や装置などの基本的な制御をつかさどる機能を持ったものである。表示装置内部に組み込まれ、内容の変更があまり行われないことからハードウエアとソフトウエアの中間的な存在として呼んでいる。ファームウエアは不揮発性メモリに記憶されることが多く、フラッシュメモリなど書き換え可能なメモリに記憶しておけば、ファームウエアの内容を変更することもできる。
利用者は、表示装置10の表示画面の表示をオン状態として照度センサーの有効設定または測定間隔を選択し、表示動作を行うことを指示する。
まず、照度センサーが有効であることを確認し、照度センサーによる照度測定開始してステップST1に進む。
照度測定の結果がゼロまたはゼロ近傍でない場合、ステップST4に進み、照度が所定値X未満でない場合、外光はあるが弱いと判断し、ステップST5に進み、3種類の有機EL素子(R、G、B)と反射型液晶の白色表示を用いて画像表示を行う。この表示モードを第1の表示モードと呼ぶ。第1の表示モードで動作させることにより、まるで絵画を見ているかのように感じさせる画像を表示することが可能となる。
第1の表示モードは、反射型液晶の白色表示を利用するため、低消費電力を実現できる。第1の表示モードのある表示の一例を図5(A)に示す。また、白色表示をさせる場合の第1の表示モードにおける白色表示の波長と強度を示すグラフを図5(B)に示す。図5(B)においては、反射型液晶の白色表示を利用するため、比較的平坦な波長分散を示しており、視覚への負担を軽減し、快適感を良好なものとすることができる。
[快適感について]
ここで、快適感について、説明する。
書籍「山本 喜久、仁科 エミ、村上 郁也、唐津 治夢 著,「科学のとびら59 感じる脳・まねられる脳・だまされる脳」,東京化学同人,2016年1月29日 第1刷発行」では、人類にとっての本来環境とは、以下のように述べられている。
現生人類の遺伝子が進化的に形成された環境である。なお、現生人類の遺伝子の進化の舞台は諸説あるが、最新の生体人類学では、人類は、アフリカ熱帯雨林起源だという説が最も有力になっている。人類の遺伝子は、大型類人猿の共通の祖先から数えると二千万年も、熱帯雨林のなかで進化して今日に至っている。なお、現代型ホモサピエンスが登場したのが、今から約一六万年前である。
また、アフリカの熱帯雨林では、熱帯雨林の温度・湿度の快適さ、森の景観と環境音の美しさなどに驚嘆し、熱帯雨林の環境に合わせて人類の遺伝子と脳が設計されていることを実感できた、と述べられている。
また、上記書籍においては、ハイパーソニックサウンドについても述べられている。ハイパーソニックサウンドとは、超高周波を含んだ音(20kHzを大きく超える音)であり、当該ハイパーソニックサウンドが環境音に含まれていると、快適感が上昇し、知覚が鋭敏化されることが期待される、と述べられている。
このように、音の分野に関しては、様々な研究がされているが、色または光といった分野に関しては、まだ分からないことが多い。しかしながら、熱帯雨林の環境に合わせて人類の遺伝子と脳が設計されていると仮定すると、音の分野と同様に色または光といった分野においても、熱帯雨林の環境の影響を受けている可能性がある。
例えば、熱帯雨林の環境においては、ジャングルなどの森の深い緑色、または森の中にある木の実の赤色といった、比較的波長が長い、いわゆる長波長側の色域が多い傾向がある。したがって、熱帯雨林の環境に合わせて人類の遺伝子と脳が設計されているならば、人類は、緑または赤のような長波長側の色域を好み、当該長波長側の色域が多い方が、人の快適感が向上すると推定される。
照度が所定値X以上所定値Y未満である場合、ステップST7に進み、2種類の有機EL素子(R、G)と反射型液晶の白色表示を用いて画像表示を行う。青色の有機EL素子を使用しない、この表示モードを第2の表示モードと呼ぶ。第2の表示モードのある表示の一例を図6に示す。図6の表示は図5(A)の表示とほぼ同じ階調表示をしているものとする。第2の表示モードにおいても反射型液晶の白色表示を利用するため、比較的平坦な波長分散を示しており、視覚への負担を軽減できる。
照度測定の結果がゼロまたはゼロ近傍であった場合、外光がほとんどないと判断し、ステップST3に進み、3種類の有機EL素子(R、G、B)のみで表示する、第3の表示モードを選択する。第3の表示モードのある表示の一例を図7(A)に示す。図7(A)の表示は図5(A)の表示とほぼ同じ階調表示をしているものとする。また、白色表示をさせる場合の第3の表示モードにおける白色表示の波長と強度を示すグラフを図7(B)に示す。3種類の有機EL素子(R、G、B)のみで白色表示すると鋭いピークを3つ有する波長スペクトルを示す。従って、暗闇のなかでも明瞭に視認できるが、第1の表示モードや第3の表示モードと比べて目が疲れやすいと言える。
照度が所定値Y(ただしY>X)未満でない場合、外光が非常に強いと判断して反射型液晶のみで表示する、第4の表示モードを選択する。
照度センサーで得られる数値に従って、第1乃至4の表示モードのいずれか一を用いて映像表示を行い、終了であれば、ステップST9に進み、表示動作終了となる。
続けて映像表示を行う場合には、再度、ステップST1に戻って照度を測定し、上記表示動作を繰り返せばよい。
本実施の形態では、照度センサーの数値に従って4つの表示モードのいずれかに切り替える例を示しており、それぞれの表示モードでの映像データの変換手順(プログラム)及び変数などは、予め用意しておくことで表示モードの切り替えをスムーズに行うことができる。
また、上記フローチャートに特に限定されず、さらに表示モードの種類を増やしてもよい。
光源色(相関色温度)によって細かくわけると昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色などに区分することができる。外光が白色とみなせず、白色点Wから離れている色度を有する場合、例えば、夕方での屋外にて表示装置の表示画面を認識すると、全体の画像表示がオレンジ色(電球色とも呼ぶ)になる。この場合、照度センサーのみでは外光の色を測定することが困難であるため、表示装置に色温度センサーを設け、外光の色を数値化して階調表示に利用してもよい。この第5の表示モードのある表示の一例を図8に示す。図8の表示は図5(A)の表示とほぼ同じ階調表示をしているものとする。
また、利用者が照度センサーの測定間隔を決定してもよいし、照度センサーの数値が変化した段階で表示モードの自動変更を行ってもよい。この場合には、照度の変化が頻繁にあればあるほど表示に揺らぎが与えられるため、より目に優しい表示を提供できる。
(実施の形態2)実施の形態1では、3種類の有機EL素子を用いる例を示したが、本実施の形態では、3種類の有機EL素子(RGB)に加え、白色発光素子を用い、合計4種類の有機EL素子(R、G、B、W)と反射型液晶素子を組み合わせる表示装置の例を示す。ここでは反射型液晶素子は4種類の有機EL素子に対して1つのモノクロ表示素子として説明する。
図9(A)は、一つの画素410に一つの液晶素子340と4つの発光素子360(発光素子360r、360g、360b、360w)を有する例を示している。図9(A)に示す画素410は、図3とは異なり、1つの画素でフルカラーの表示が可能な画素である。
図9(A)では図3の例に加えて、画素410に配線G3及び配線S3が接続されている。
図9(A)に示す例では、例えば4つの発光素子360を、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、及び白色(W)を呈する発光素子を用いることができる。また液晶素子340として、白色を呈する反射型の液晶素子を用いることができる。これにより、反射モードの表示を行う場合には、反射率の高い白色の表示を行うことができる。また透過モードで表示を行う場合には、演色性の高い表示を低い電力で行うことができる。
また、図9(B)には、画素410の構成例を示している。画素410は、電極311が有する開口部と重なる発光素子360wと、電極311の周囲に配置された発光素子360r、発光素子360g、及び発光素子360bとを有する。発光素子360r、発光素子360g、及び発光素子360bは、発光面積がほぼ同等であることが好ましい。
本実施の形態では、4種類の有機EL素子(R、G、B、W)の例を示したが特に限定されず、黄色、マゼンダ色、シアン色、白色の組み合わせとしてもよい。
また、本実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせることができる。
例えば、実施の形態1と組み合わせ、白色を呈する反射型の液晶素子と有機EL素子(W)とを両方用いて新しい白色を表現することもできる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置とその作製方法について図面を用いて説明する。
第1の表示素子には、代表的には反射型の液晶素子を用いることができる。または、第1の表示素子として、シャッター方式のMEMS(Micro Electro Mechanical System)素子、光干渉方式のMEMS素子の他、マイクロカプセル方式、電気泳動方式、エレクトロウェッティング方式、電子粉流体(登録商標)方式等を適用した素子などを用いることができる。
第2の表示素子には、発光素子を用いることが好ましい。このような表示素子が射出する光は、その輝度や色度が外光に左右されることがないため、色再現性が高く(色域が広く)、コントラストの高い、鮮やかな表示を行うことができる。
第2の表示素子には、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)、LED(Light Emitting Diode)、QLED(Quantum−dot Light Emitting Diode)などの自発光性の発光素子を用いることができる。
このような構成とすることで、周囲の明るさによらず、視認性が高く利便性の高い表示装置または全天候型の表示装置を実現できる。
本実施の形態の表示装置は、第1の表示素子を有する第1の画素と、第2の表示素子を有する第2の画素とをそれぞれ複数有する。第1の画素と第2の画素は、それぞれ、マトリクス状に配置されることが好ましい。
第1の画素及び第2の画素は、それぞれ、1つ以上の副画素を有する構成とすることができる。例えば、画素には、副画素を1つ有する構成(白色(W)など)、副画素を3つ有する構成(赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)の3色、または、黄色(Y)、シアン(C)、及びマゼンタ(M)の3色など)、または、副画素を4つ有する構成(赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、白色(W)の4色、または、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、黄色(Y)の4色など)を適用できる。
本実施の形態の表示装置は、第1の画素と第2の画素のどちらでも、フルカラー表示を行う構成とすることができる。または、本実施の形態の表示装置は、第1の画素では白黒表示またはグレースケールでの表示を行い、第2の画素ではフルカラー表示を行う構成とすることができる。第1の画素を用いた白黒表示またはグレースケールでの表示は、文書情報など、カラー表示を必要としない情報を表示することに適している。
図10乃至図13を用いて、本実施の形態の表示装置の構成例について説明する。
<構成例1>
図10は、表示装置130の斜視概略図である。表示装置130は、基板451と基板461とが貼り合わされた構成を有する。図10では、基板461を破線で明示している。
表示装置130は、画素領域362、回路364、配線365等を有する。図10では表示装置130にIC(集積回路)373及びFPC372が実装されている例を示している。そのため、図10に示す構成は、表示装置130、IC、及びFPCを有する表示モジュールということもできる。
回路364としては、例えば走査線駆動回路を用いることができる。
配線365は、画素領域362及び回路364に信号及び電力を供給する機能を有する。当該信号及び電力は、FPC372を介して外部から、またはIC373から配線365に入力される。
図10では、COG(Chip On Glass)方式またはCOF(Chip on Film)方式等により、基板451にIC373が設けられている例を示す。IC373は、例えば走査線駆動回路または信号線駆動回路などを有するICを適用できる。なお、表示装置130及び表示モジュールは、ICを設けない構成としてもよい。また、ICを、COF方式等により、FPCに実装してもよい。
図10には、画素領域362の一部の拡大図を示している。画素領域362には、複数の表示素子が有する電極311bがマトリクス状に配置されている。電極311bは、可視光を反射する機能を有し、液晶素子180の反射電極として機能する。
また、図10に示すように、電極311bは開口450を有する。さらに画素領域362は、電極311bよりも基板451側に、発光素子170を有する。発光素子170からの光は、電極311bの開口450を介して基板461側に射出される。発光素子170の発光領域の面積と開口450の面積とは等しくてもよい。発光素子170の発光領域の面積と開口450の面積のうち一方が他方よりも大きいと、位置ずれに対するマージンが大きくなるため好ましい。特に、開口450の面積は、発光素子170の発光領域の面積に比べて大きいことが好ましい。開口450が小さいと、発光素子170からの光の一部が電極311bによって遮られ、外部に取り出せないことがある。開口450を十分に大きくすることで、発光素子170の発光が無駄になることを抑制できる。
図11に示す表示装置130は、基板451と基板452との間に、表示部102と、表示部104とが積層された構成を有する。図11においては、表示部102が有するトランジスタと表示部104が有するトランジスタは、同一の層に形成される。トランジスタ(図11におけるトランジスタ401、トランジスタ403、トランジスタ405およびトランジスタ406)が形成される層は、液晶素子180と発光素子170の間の領域を有する。液晶素子180については先の実施の形態の表示素子101に関する記載を、発光素子170については先の実施の形態の表示素子103に関する記載を、それぞれ参照することができる。
図11に、図10で示した表示装置130の、FPC372を含む領域の一部、回路364を含む領域の一部、及び画素領域362を含む領域の一部をそれぞれ切断したときの断面の一例を示す。
図11に示す表示装置130は、基板451と基板461の間に、トランジスタ401、トランジスタ403、トランジスタ405、トランジスタ406、液晶素子180、発光素子170、絶縁層220、着色層134等を有する。基板461と絶縁層220は接着層441を介して接着されている。基板451と絶縁層220は接着層442を介して接着されている。
基板461には、遮光層432、絶縁層121、及び液晶素子180の共通電極として機能する電極413、配向膜133b、絶縁層117等が設けられている。基板461の外側の面には、偏光板435を有する。絶縁層121は、平坦化層としての機能を有していてもよい。絶縁層121により、電極413の表面を概略平坦にできるため、液晶層412の配向状態を均一にできる。絶縁層117は、液晶素子180のセルギャップを保持するためのスペーサとして機能する。絶縁層117が可視光を透過する場合は、絶縁層117を液晶素子180の表示領域と重ねて配置してもよい。
液晶素子180は反射型の液晶素子である。液晶素子180は、画素電極として機能する電極311a、液晶層412、電極413が積層された積層構造を有する。電極311aの基板451側に接して、可視光を反射する電極311bが設けられている。電極311bは開口450を有する。電極311a及び電極413は可視光を透過する。液晶層412と電極311aの間に配向膜133aが設けられている。液晶層412と電極413の間に配向膜133bが設けられている。
液晶素子180において、電極311bは可視光を反射する機能を有し、電極413は可視光を透過する機能を有する。基板461側から入射した光は、偏光板435により偏光され、電極413、液晶層412を透過し、電極311bで反射する。そして液晶層412及び電極413を再度透過して、偏光板435に達する。このとき、電極311bと電極413の間に与える電圧によって液晶の配向を制御し、光の光学変調を制御することができる。すなわち、偏光板435を介して射出される光の強度を制御することができる。
図11に示すように、開口450には可視光を透過する電極311aが設けられていることが好ましい。これにより、開口450と重なる領域においてもそれ以外の領域と同様に液晶層412が配向するため、これらの領域の境界部で液晶の配向不良が生じ、意図しない光が漏れてしまうことを抑制できる。
接続部407において、電極311bは、導電層221bを介して、トランジスタ406が有する導電層222aと電気的に接続されている。トランジスタ406は、液晶素子180の駆動を制御する機能を有する。
接着層441が設けられる一部の領域には、接続部252が設けられている。接続部252において、電極311aと同一の導電膜を加工して得られた導電層と、電極413の一部が、接続体243により電気的に接続されている。したがって、基板461側に形成された電極413に、基板451側に接続されたFPC372から入力される信号または電位を、接続部252を介して供給することができる。
接続体243としては、例えば導電性の粒子を用いることができる。導電性の粒子としては、有機樹脂またはシリカなどの粒子の表面を金属材料で被覆したものを用いることができる。金属材料としてニッケルや金を用いると接触抵抗を低減できるため好ましい。またニッケルをさらに金で被覆するなど、2種類以上の金属材料を層状に被覆させた粒子を用いることが好ましい。また接続体243として、弾性変形、または塑性変形する材料を用いることが好ましい。このとき導電性の粒子である接続体243は、図11に示すように上下方向に潰れた形状となる場合がある。こうすることで、接続体243と、これと電気的に接続する導電層との接触面積が増大し、接触抵抗を低減できるほか、接続不良などの不具合の発生を抑制することができる。
接続体243は、接着層441に覆われるように配置することが好ましい。例えば接着層441となるペースト等を塗布した後に、接続体243を配置すればよい。
発光素子170は、ボトムエミッション型の発光素子である。発光素子170は、絶縁層220側から画素電極として機能する電極191、EL層192、及び共通電極として機能する電極193の順に積層された積層構造を有する。電極191は、絶縁層214に設けられた開口を介して、トランジスタ405が有する導電層222bと接続されている。トランジスタ405は、発光素子170の駆動を制御する機能を有する。絶縁層216が電極191の端部を覆っている。電極193は可視光を反射する材料を含み、電極191は可視光を透過する材料を含む。電極193を覆って絶縁層194が設けられている。発光素子170が発する光は、着色層134、絶縁層220、開口450、電極311a等を介して、基板461側に射出される。
液晶素子180及び発光素子170は、画素によって着色層の色を変えることで、様々な色を呈することができる。表示装置130は、液晶素子180を用いて、着色層を重ねて配置することでカラー表示を行うことができ、着色層を配置しなければモノクロ表示を行うことができる。表示装置130は、発光素子170を用いて、カラー表示を行うことができる。
トランジスタ401、トランジスタ403、トランジスタ405、及びトランジスタ406は、いずれも絶縁層220の基板451側の面上に形成されている。これらのトランジスタは、同一の工程を用いて作製することができる。
液晶素子180と電気的に接続される回路は、発光素子170と電気的に接続される回路と同一面上に形成されることが好ましい。これにより、2つの回路を別々の面上に形成する場合に比べて、表示装置の厚さを薄くすることができる。また、2つのトランジスタを同一の工程で作製できるため、2つのトランジスタを別々の面上に形成する場合に比べて、作製工程を簡略化することができる。
液晶素子180の画素電極は、トランジスタが有するゲート絶縁層を挟んで、発光素子170の画素電極とは反対に位置する。
ここで、チャネル形成領域に金属酸化物を有し、オフ電流が極めて低いトランジスタ406を適用した場合や、トランジスタ406と電気的に接続される記憶素子を適用した場合などでは、液晶素子180を用いて静止画を表示する際に画素への書き込み動作を停止しても、階調を維持させることが可能となる。すなわち、フレームレートを極めて小さくしても表示を保つことができる。このような駆動方法を、(以下、「アイドリングストップ」、もしくは「IDS駆動」と呼ぶ。本発明の一態様では、フレームレートを極めて小さくでき、消費電力の低い駆動を行うことができる。
また、チャネル形成領域に用いることのできるCAC(Cloud Aligned Composite)−OSの構成について以下に説明する。
CAC−OSとは、例えば、酸化物半導体を構成する元素が、0.5nm以上10nm以下、好ましくは、1nm以上2nm以下、またはその近傍のサイズで偏在した材料の一構成である。なお、以下では、酸化物半導体において、一つあるいはそれ以上の金属元素が偏在し、該金属元素を有する領域が、0.5nm以上10nm以下、好ましくは、1nm以上2nm以下、またはその近傍のサイズで混合した状態をモザイク状、またはパッチ状ともいう。
なお、酸化物半導体は、少なくともインジウムを含むことが好ましい。特にインジウムおよび亜鉛を含むことが好ましい。また、それらに加えて、アルミニウム、ガリウム、イットリウム、銅、バナジウム、ベリリウム、ホウ素、シリコン、チタン、鉄、ニッケル、ゲルマニウム、ジルコニウム、モリブデン、ランタン、セリウム、ネオジム、ハフニウム、タンタル、タングステン、またはマグネシウムなどから選ばれた一種、または複数種が含まれていてもよい。
例えば、In−Ga−Zn酸化物におけるCAC−OS(CAC−OSの中でもIn−Ga−Zn酸化物を、特にCAC−IGZOと呼称してもよい。)とは、インジウム酸化物(以下、InOX1(X1は0よりも大きい実数)とする。)、またはインジウム亜鉛酸化物(以下、InX2ZnY2OZ2(X2、Y2、およびZ2は0よりも大きい実数)とする。)と、ガリウム酸化物(以下、GaOX3(X3は0よりも大きい実数)とする。)、またはガリウム亜鉛酸化物(以下、GaX4ZnY4OZ4(X4、Y4、およびZ4は0よりも大きい実数)とする。)などと、に材料が分離することでモザイク状となり、モザイク状のInOX1、またはInX2ZnY2OZ2が、膜中に均一に分布した構成(以下、クラウド状ともいう。)である。
つまり、CAC−OSは、GaOX3が主成分である領域と、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域とが、混合している構成を有する複合酸化物半導体である。なお、本明細書において、例えば、第1の領域の元素Mに対するInの原子数比が、第2の領域の元素Mに対するInの原子数比よりも大きいことを、第1の領域は、第2の領域と比較して、Inの濃度が高いとする。
なお、IGZOは通称であり、In、Ga、Zn、およびOによる1つの化合物をいう場合がある。代表例として、InGaO3(ZnO)m1(m1は自然数)、またはIn(1+x0)Ga(1−x0)O3(ZnO)m0(−1≦x0≦1、m0は任意数)で表される結晶性の化合物が挙げられる。
上記結晶性の化合物は、単結晶構造、多結晶構造、またはCAAC構造を有する。なお、CAAC構造とは、複数のIGZOのナノ結晶がc軸配向を有し、かつa−b面においては配向せずに連結した結晶構造である。
一方、CAC−OSは、酸化物半導体の材料構成に関する。CAC−OSとは、In、Ga、Zn、およびOを含む材料構成において、一部にGaを主成分とするナノ粒子状に観察される領域と、一部にInを主成分とするナノ粒子状に観察される領域とが、それぞれモザイク状にランダムに分散している構成をいう。従って、CAC−OSにおいて、結晶構造は副次的な要素である。
なお、CAC−OSは、組成の異なる二種類以上の膜の積層構造は含まないものとする。例えば、Inを主成分とする膜と、Gaを主成分とする膜との2層からなる構造は、含まない。
なお、GaOX3が主成分である領域と、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域とは、明確な境界が観察できない場合がある。
なお、ガリウムの代わりに、アルミニウム、イットリウム、銅、バナジウム、ベリリウム、ホウ素、シリコン、チタン、鉄、ニッケル、ゲルマニウム、ジルコニウム、モリブデン、ランタン、セリウム、ネオジム、ハフニウム、タンタル、タングステン、またはマグネシウムなどから選ばれた一種、または複数種が含まれている場合、CAC−OSは、一部に該金属元素を主成分とするナノ粒子状に観察される領域と、一部にInを主成分とするナノ粒子状に観察される領域とが、それぞれモザイク状にランダムに分散している構成をいう。
CAC−OSは、例えば基板を意図的に加熱しない条件で、スパッタリング法により形成することができる。また、CAC−OSをスパッタリング法で形成する場合、成膜ガスとして、不活性ガス(代表的にはアルゴン)、酸素ガス、及び窒素ガスの中から選ばれたいずれか一つまたは複数を用いればよい。また、成膜時の成膜ガスの総流量に対する酸素ガスの流量比は低いほど好ましく、例えば酸素ガスの流量比を0%以上30%未満、好ましくは0%以上10%以下とすることが好ましい。
CAC−OSは、X線回折(XRD:X−ray diffraction)測定法のひとつであるOut−of−plane法によるθ/2θスキャンを用いて測定したときに、明確なピークが観察されないという特徴を有する。すなわち、X線回折から、測定領域のa−b面方向、およびc軸方向の配向は見られないことが分かる。
またCAC−OSは、プローブ径が1nmの電子線(ナノビーム電子線ともいう。)を照射することで得られる電子線回折パターンにおいて、リング状に輝度の高い領域と、該リング領域に複数の輝点が観測される。従って、電子線回折パターンから、CAC−OSの結晶構造が、平面方向、および断面方向において、配向性を有さないnc(nano−crystal)構造を有することがわかる。
また例えば、In−Ga−Zn酸化物におけるCAC−OSでは、エネルギー分散型X線分光法(EDX:Energy Dispersive X−ray spectroscopy)を用いて取得したEDXマッピングにより、GaOX3が主成分である領域と、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域とが、偏在し、混合している構造を有することが確認できる。
CAC−OSは、金属元素が均一に分布したIGZO化合物とは異なる構造であり、IGZO化合物と異なる性質を有する。つまり、CAC−OSは、GaOX3などが主成分である領域と、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域と、に互いに相分離し、各元素を主成分とする領域がモザイク状である構造を有する。
ここで、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域は、GaOX3などが主成分である領域と比較して、導電性が高い領域である。つまり、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域を、キャリアが流れることにより、酸化物半導体としての導電性が発現する。従って、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域が、酸化物半導体中にクラウド状に分布することで、高い電界効果移動度(μ)が実現できる。
一方、GaOX3などが主成分である領域は、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1が主成分である領域と比較して、絶縁性が高い領域である。つまり、GaOX3などが主成分である領域が、酸化物半導体中に分布することで、リーク電流を抑制し、良好なスイッチング動作を実現できる。
従って、CAC−OSを半導体素子に用いた場合、GaOX3などに起因する絶縁性と、InX2ZnY2OZ2、またはInOX1に起因する導電性とが、相補的に作用することにより、高いオン電流(Ion)、および高い電界効果移動度(μ)を実現することができる。
また、CAC−OSを用いた半導体素子は、信頼性が高い。従って、CAC−OSは、ディスプレイをはじめとするさまざまな半導体装置に最適である。
また、トランジスタ403は、画素の選択、非選択状態を制御するトランジスタ(スイッチングトランジスタ、または選択トランジスタともいう)である。トランジスタ405は、発光素子170に流れる電流を制御するトランジスタ(駆動トランジスタともいう)である。
絶縁層220の基板451側には、絶縁層211、絶縁層212、絶縁層213、絶縁層214等の絶縁層が設けられている。絶縁層211は、その一部が各トランジスタのゲート絶縁層として機能する。絶縁層212は、トランジスタ406等を覆って設けられる。絶縁層213は、トランジスタ405等を覆って設けられている。絶縁層214は、平坦化層としての機能を有する。なお、トランジスタを覆う絶縁層の数は限定されず、単層であっても2層以上であってもよい。
各トランジスタを覆う絶縁層の少なくとも一層に、水や水素などの不純物が拡散しにくい材料を用いることが好ましい。これにより、絶縁層をバリア膜として機能させることができる。このような構成とすることで、トランジスタに対して外部から不純物が拡散することを効果的に抑制することが可能となり、信頼性の高い表示装置を実現できる。
トランジスタ401、トランジスタ403、トランジスタ405、及びトランジスタ406は、ゲートとして機能する導電層221a、ゲート絶縁層として機能する絶縁層211、ソース及びドレインとして機能する導電層222a及び導電層222b、並びに、半導体層231を有する。ここでは、同一の導電膜を加工して得られる複数の層に、同じハッチングパターンを付している。
トランジスタ401及びトランジスタ405は、トランジスタ403及びトランジスタ406の構成に加えて、ゲートとして機能する導電層223を有する。
トランジスタ401及びトランジスタ405には、チャネルが形成される半導体層を2つのゲートで挟持する構成が適用されている。このような構成とすることで、トランジスタの閾値電圧を制御することができる。2つのゲートを接続し、これらに同一の信号を供給することによりトランジスタを駆動してもよい。このようなトランジスタは他のトランジスタと比較して電界効果移動度を高めることが可能であり、オン電流を増大させることができる。その結果、高速駆動が可能な回路を作製することができる。さらには、回路部の占有面積を縮小することが可能となる。オン電流の大きなトランジスタを適用することで、表示装置を大型化、または高精細化したときに配線数が増大したとしても、各配線における信号遅延を低減することが可能であり、表示ムラを抑制することができる。
または、2つのゲートのうち、一方に閾値電圧を制御するための電位を与え、他方に駆動のための電位を与えることで、トランジスタの閾値電圧を制御することができる。
表示装置が有するトランジスタの構造に限定はない。回路364が有するトランジスタと、画素領域362が有するトランジスタは、同じ構造であってもよく、異なる構造であってもよい。回路364が有する複数のトランジスタは、全て同じ構造であってもよく、2種類以上の構造が組み合わせて用いられていてもよい。同様に、画素領域362が有する複数のトランジスタは、全て同じ構造であってもよく、2種類以上の構造が組み合わせて用いられていてもよい。
導電層223には、酸化物を含む導電性材料を用いることが好ましい。導電層223を構成する導電膜の成膜時に、酸素を含む雰囲気下で成膜することで、絶縁層212に酸素を供給することができる。成膜ガス中の酸素ガスの割合を90%以上100%以下の範囲とすることが好ましい。絶縁層212に供給された酸素は、後の熱処理により半導体層231に供給され、半導体層231中の酸素欠損の低減を図ることができる。
特に、導電層223には、低抵抗化された金属酸化物を用いることが好ましい。このとき、絶縁層213に水素を放出する絶縁膜、例えば窒化シリコン膜等を用いることが好ましい。絶縁層213の成膜中、またはその後の熱処理によって導電層223中に水素が供給され、導電層223の電気抵抗を効果的に低減することができる。
絶縁層213に接して着色層134が設けられている。着色層134は、絶縁層214に覆われている。
基板451の基板461と重ならない領域には、接続部404が設けられている。接続部404では、配線365が接続層242を介してFPC372と電気的に接続されている。接続部404は接続部407と同様の構成を有している。接続部404の上面は、電極311aと同一の導電膜を加工して得られた導電層が露出している。これにより、接続部404とFPC372とを接続層242を介して電気的に接続することができる。
基板461の外側の面に配置する偏光板435として直線偏光板を用いてもよいが、円偏光板を用いることもできる。円偏光板としては、例えば直線偏光板と1/4波長位相差板を積層したものを用いることができる。これにより、外光反射を抑制することができる。また、偏光板の種類に応じて、液晶素子180に用いる液晶素子のセルギャップ、配向、駆動電圧等を調整することで、所望のコントラストが実現されるようにすればよい。
なお、基板461の外側には各種光学部材を配置することができる。光学部材としては、偏光板、位相差板、光拡散層(拡散フィルムなど)、反射防止層、及び集光フィルム等が挙げられる。また、基板461の外側には、ゴミの付着を抑制する帯電防止膜、汚れを付着しにくくする撥水性の膜、使用に伴う傷の発生を抑制するハードコート膜等を配置してもよい。
基板451及び基板461には、それぞれ、ガラス、石英、セラミック、サファイヤ、有機樹脂などを用いることができる。基板451及び基板461に可撓性を有する材料を用いると、表示装置の可撓性を高めることができる。
液晶素子180としては、例えば垂直配向(VA:Vertical Alignment)モードが適用された液晶素子を用いることができる。垂直配向モードとしては、MVA(Multi−Domain Vertical Alignment)モード、PVA(Patterned Vertical Alignment)モード、ASV(Advanced Super View)モードなどを用いることができる。
液晶素子180には、様々なモードが適用された液晶素子を用いることができる。例えばVAモードのほかに、TN(Twisted Nematic)モード、IPS(In−Plane−Switching)モード、FFS(Fringe Field Switching)モード、ASM(Axially Symmetric aligned Micro−cell)モード、OCB(Optically Compensated Birefringence)モード、FLC(Ferroelectric Liquid Crystal)モード、AFLC(AntiFerroelectric Liquid Crystal)モード等が適用された液晶素子を用いることができる。
液晶素子は、液晶の光学的変調作用によって光の透過または非透過を制御する素子である。液晶の光学的変調作用は、液晶にかかる電界(横方向の電界、縦方向の電界または斜め方向の電界を含む)によって制御される。液晶素子に用いる液晶としては、サーモトロピック液晶、低分子液晶、高分子液晶、高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等を用いることができる。これらの液晶材料は、条件により、コレステリック相、スメクチック相、キュービック相、カイラルネマチック相、等方相等を示す。
液晶材料としては、ポジ型の液晶、またはネガ型の液晶のいずれを用いてもよく、適用するモードや設計に応じて最適な液晶材料を用いればよい。
なお、液晶材料の誘電率の異方性を2以上3.8以下とし、液晶材料の抵抗率を1.0×1014(Ω・cm)以上1.0×1015(Ω・cm)以下とすることで、IDS駆動が可能であり、表示装置130の消費電力を低減することができるため好ましい。
液晶の配向を制御するため、配向膜を設けることができる。なお、横電界方式を採用する場合、配向膜を用いないブルー相を示す液晶を用いてもよい。ブルー相は液晶相の一つであり、コレステリック液晶を昇温していくと、コレステリック相から等方相へ転移する直前に発現する相である。ブルー相は狭い温度範囲でしか発現しないため、温度範囲を改善するために数重量%以上のカイラル剤を混合させた液晶組成物を液晶に用いる。ブルー相を示す液晶とカイラル剤とを含む液晶組成物は、応答速度が短く、光学的等方性である。また、ブルー相を示す液晶とカイラル剤とを含む液晶組成物は、配向処理が不要であり、視野角依存性が小さい。また配向膜を設けなくてもよいのでラビング処理も不要となるため、ラビング処理によって引き起こされる静電破壊を防止することができ、作製工程中の液晶表示装置の不良や破損を軽減することができる。
反射型の液晶素子を用いる場合には、表示面側に偏光板435を設ける。またこれとは別に、表示面側に光拡散板を配置すると、視認性を向上させられるため好ましい。
偏光板435よりも外側に、フロントライトを設けてもよい。フロントライトとしては、エッジライト型のフロントライトを用いることが好ましい。LED(Light Emitting Diode)を備えるフロントライトを用いると、消費電力を低減できるため好ましい。
発光素子、トランジスタ、絶縁層、導電層、接着層、接続層等に用いることができる材料については、それぞれ、実施の形態1の説明を参照できる。
<構成例2>
図12に示す表示装置130は、トランジスタ401、トランジスタ403、トランジスタ405、及びトランジスタ406を有さず、トランジスタ281、トランジスタ284、トランジスタ285、及びトランジスタ286を有する点で、図11に示す表示装置と異なる。
なお、図12では、絶縁層117及び接続部407等の位置も図11と異なる。図12では、画素の端部を図示している。また、絶縁層117は、遮光層432の端部に重ねて配置されている。このように、絶縁層は、表示領域と重ならない部分(遮光層432と重なる部分)に配置されてもよい。
トランジスタ284及びトランジスタ285のように、表示装置が有する2つのトランジスタは、部分的に積層して設けられていてもよい。これにより、画素回路の占有面積を縮小することが可能なため、精細度を高めることができる。また、発光素子170の発光面積を大きくでき、開口率を向上させることができる。発光素子170は、開口率が高いと、必要な輝度を得るための電流密度を低くできるため、信頼性が向上する。
トランジスタ281、トランジスタ284、及びトランジスタ286は、導電層221a、絶縁層211、半導体層231、導電層222a、及び導電層222bを有する。導電層221aは、絶縁層211を介して半導体層231と重なる。導電層222a及び導電層222bは、半導体層231と電気的に接続される。トランジスタ281は、導電層223を有する。
トランジスタ285は、導電層222b、絶縁層217、半導体層261、導電層223、絶縁層212、絶縁層213、導電層263a、及び導電層263bを有する。導電層222bは、絶縁層217を介して半導体層261と重なる。導電層223は、絶縁層212及び絶縁層213を介して半導体層261と重なる。導電層263a及び導電層263bは、半導体層261と電気的に接続される。
導電層221aは、ゲートとして機能する。絶縁層211は、ゲート絶縁層として機能する。導電層222aはソースまたはドレインの一方として機能する。トランジスタ286が有する導電層222bは、ソースまたはドレインの他方として機能する。
トランジスタ284とトランジスタ285が共有している導電層222bは、トランジスタ284のソースまたはドレインの他方として機能する部分と、トランジスタ285のゲートとして機能する部分を有する。絶縁層217、絶縁層212、及び絶縁層213は、ゲート絶縁層として機能する。導電層263a及び導電層263bのうち、一方はソースとして機能し、他方はドレインとして機能する。導電層223は、ゲートとして機能する。
<構成例3>
図13に、表示装置130の表示部の断面図を示す。
図13に示す表示装置130は、基板451と基板461の間に、表示部102と、表示部104とが積層された構成を有する。具体的に図10では、表示部102と表示部104とが接着層442により接着されている。
図13に示す表示装置130は、基板451と基板461の間に、トランジスタ540、トランジスタ80、液晶素子180、発光素子170、絶縁層220、着色層134等を有する。
トランジスタ540及びトランジスタ80の構成及び作製方法については、実施の形態1を参照できる。
液晶素子180では、外光を電極311bが反射し、基板461側に反射光を射出する。発光素子170は、基板461側に光を射出する。液晶素子180及び発光素子170の構成については、構成例1を参照できる。
基板461には、絶縁層121、及び液晶素子180の共通電極として機能する電極413、配向膜133bが設けられている。
液晶層412は、配向膜133a及び配向膜133bを介して、電極311a及び電極413の間に挟持されている。
トランジスタ540は、絶縁層212及び絶縁層213で覆われている。絶縁層213と着色層134は、接着層442によって、絶縁層194と貼り合わされている。
表示装置130は、液晶素子180を駆動するトランジスタ540と発光素子170を駆動するトランジスタ80とを、異なる面上に形成するため、それぞれの表示素子を駆動するために適した構造、材料を用いて形成することが容易である。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態4)
本発明の一態様の入出力パネルの構成について、図14および図15を参照しながら説明する。本発明の一態様の入出力パネルは例えば、図10に示す表示部362を兼ね備えることができる。
図14は、本発明の一態様の入出力パネルの構成を説明する図である。図14は入出力パネルが備える画素の断面図である。
図15は、本発明の一態様の入出力パネルの構成を説明する図である。図15(A)は図14に示す入出力パネルの機能膜の構成を説明する断面図であり、図15(B)は入力ユニットの構成を説明する断面図であり、図15(C)は第2のユニットの構成を説明する断面図であり、図15(D)は第1のユニットの構成を説明する断面図である。
なお、本明細書において、1以上の整数を値にとる変数を符号に用いる場合がある。例えば、1以上の整数の値をとる変数pを含む(p)を、最大p個の構成要素のいずれかを特定する符号の一部に用いる場合がある。また、例えば、1以上の整数の値をとる変数mおよび変数nを含む(m,n)を、最大m×n個の構成要素のいずれかを特定する符号の一部に用いる場合がある。
本構成例で説明する入出力パネル700TP3は、画素702(i,j)を有する(図14参照)。また、入出力パネル700TP3は、第1のユニット511と、第2のユニット512と、入力ユニット513と、機能膜770Pと、を有する(図15参照)。第1のユニット511は機能層620を含み、第2のユニット512は機能層720を含む。
<画素702(i,j)>
画素702(i,j)は、機能層620の一部と、第1の表示素子750(i,j)と、第2の表示素子650(i,j)と、を有する(図14参照)。第1の表示素子750(i,j)として、先の実施の形態に示す表示素子180を参照することができる。また、第2の表示素子650(i,j)として、先の実施の形態に示す表示素子170を参照することができる。
機能層620は、第1の導電膜、第2の導電膜、絶縁膜601Cおよび画素回路630(i,j)を含む。なお、図示しない画素回路630(i,j)は、例えば、トランジスタMを含む。また、機能層620は、光学素子660、被覆膜665およびレンズ680を含む。また、機能層620は、絶縁膜628および絶縁膜621を備える。絶縁膜621Aおよび絶縁膜621Bを積層した材料を、絶縁膜621に用いることができる。トランジスタMについては、先の実施の形態に示すトランジスタ405を参照することができる。
例えば、屈折率1.55近傍の材料を絶縁膜621Aまたは絶縁膜621Bに用いることができる。または、屈折率1.6近傍の材料を絶縁膜621Aまたは絶縁膜621Bに用いることができる。または、アクリル樹脂またはポリイミドを絶縁膜621Aまたは絶縁膜621Bに用いることができる。
絶縁膜601Cは、第1の導電膜および第2の導電膜の間に挟まれる領域を備え、絶縁膜601Cは開口部691Aを備える。
第1の導電膜は、第1の表示素子750(i,j)と電気的に接続される。具体的には、第1の表示素子750(i,j)の電極751(i,j)と電気的に接続される。なお、電極751(i,j)を、第1の導電膜に用いることができる。
第2の導電膜は、第1の導電膜と重なる領域を備える。第2の導電膜は、開口部691Aにおいて、第1の導電膜と電気的に接続される。例えば、導電膜612Bを第2の導電膜に用いることができる。第2の導電膜は、画素回路630(i,j)と電気的に接続される。例えば、画素回路630(i,j)のスイッチSW1に用いるトランジスタのソース電極またはドレイン電極として機能する導電膜を第2の導電膜に用いることができる。ところで、絶縁膜601Cに設けられた開口部691Aにおいて第2の導電膜と電気的に接続される第1の導電膜を、貫通電極ということができる。スイッチSW1に用いるトランジスタについては、先の実施の形態に示すトランジスタ406を参照することができる。
第2の表示素子650(i,j)は、画素回路630(i,j)と電気的に接続される。第2の表示素子650(i,j)は、機能層620に向けて光を射出する機能を備える。また、第2の表示素子650(i,j)は、例えば、レンズ680または光学素子660に向けて光を射出する機能を備える。
第2の表示素子650(i,j)は、第1の表示素子750(i,j)を視認できる範囲の一部において視認できるように配設される。例えば、第2の表示素子650(i,j)が射出する光を遮らない領域751Hを備える形状を第1の表示素子750(i,j)の電極751(i,j)に用いる。なお、外光を反射する強度を制御して画像情報を表示する第1の表示素子750(i,j)に外光が入射し反射する方向を、破線の矢印を用いて図中に示す。また、第1の表示素子750(i,j)を視認できる範囲の一部に第2の表示素子650(i,j)が光を射出する方向を、実線の矢印を用いて図中に示す。
これにより、第1の表示素子を用いた表示を視認することができる領域の一部において、第2の表示素子を用いた表示を視認することができる。または、入出力パネルの姿勢等を変えることなく使用者は表示を視認することができる。または、第1の表示素子が反射する光が表現する物体色と、第2の表示素子が射出する光が表現する光源色とを掛け合わせることができる。または、物体色および光源色を用いて絵画的な表示をすることができる。その結果、利便性または信頼性に優れた新規な入出力パネルを提供することができる。
例えば、第1の表示素子750(i,j)は、電極751(i,j)と、電極752と、液晶材料を含む層753と、を備える。また、配向膜AF1と、配向膜AF2とを備える。具体的には、反射型の液晶素子を第1の表示素子750(i,j)に用いることができる。
例えば、屈折率2.0近傍の透明導電膜を電極752または電極751(i,j)に用いることができる。具体的には、インジウムとスズとシリコンを含む酸化物を電極752または電極751(i,j)に用いることができる。または、屈折率1.6近傍の材料を配向膜に用いることができる。
例えば、第2の表示素子650(i,j)は、電極651(i,j)と、電極652と、発光性の材料を含む層653(j)と、を備える。電極652は、電極651(i,j)と重なる領域を備える。発光性の材料を含む層653(j)は、電極651(i,j)および電極652の間に挟まれる領域を備える。電極651(i,j)は、接続部622において、画素回路630(i,j)と電気的に接続される。具体的には、有機EL素子を第2の表示素子650(i,j)に用いることができる。
例えば、屈折率2.0近傍の透明導電膜を電極651(i,j)に用いることができる。具体的には、インジウムとスズとシリコンを含む酸化物を電極651(i,j)に用いることができる。または、屈折率1.8近傍の材料を発光性の材料を含む層653(j)に用いることができる。
光学素子660は透光性を備え、光学素子660は第1の領域、第2の領域および第3の領域を備える。
第1の領域は第2の表示素子650(i,j)から可視光を供給される領域を含み、第2の領域は被覆膜665と接する領域を含み、第3の領域は可視光の一部を射出する機能を備える。また、第3の領域は第1の領域の可視光を供給される領域の面積以下の面積を備える。
被覆膜665は可視光に対する反射性を備え、被覆膜665は可視光の一部を反射して、第3の領域に供給する機能を備える。
例えば、金属を被覆膜665に用いることができる。具体的には、銀を含む材料を被覆膜665に用いることができる。例えば、銀およびパラジウム等を含む材料または銀および銅等を含む材料を被覆膜665に用いることができる。
<レンズ680>
可視光を透過する材料をレンズ680に用いることができる。または、1.3以上2.5以下の屈折率を備える材料をレンズ680に用いることができる。例えば、無機材料または有機材料をレンズ680に用いることができる。
例えば、酸化物または硫化物を含む材料をレンズ680に用いることができる。
具体的には、酸化セリウム、酸化ハフニウム、酸化ランタン、酸化マグネシウム、酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化チタン、酸化イットリウム、酸化亜鉛、インジウムとスズを含む酸化物またはインジウムとガリウムと亜鉛を含む酸化物などを、レンズ680に用いることができる。または、硫化亜鉛などを、レンズ680に用いることができる。
例えば、樹脂を含む材料をレンズ680に用いることができる。具体的には、塩素、臭素またはヨウ素が導入された樹脂、重金属原子が導入された樹脂、芳香環が導入された樹脂、硫黄が導入された樹脂などをレンズ680に用いることができる。または、樹脂と樹脂より屈折率の高い材料のナノ粒子を含む樹脂をレンズ680に用いることができる。酸化チタンまたは酸化ジルコニウムなどをナノ粒子に用いることができる。
例えば、屈折率1.55近傍のアクリル樹脂を、絶縁膜771に用いることができる。
<基板670、基板770>
また、本実施の形態で説明する入出力パネルは、基板670と、基板770と、を有する。
基板770は、基板670と重なる領域を備える。基板770は、基板670との間に機能層620を挟む領域を備える。
基板770は、第1の表示素子750(i,j)と重なる領域を備える。例えば、複屈折が抑制された材料を当該領域に用いることができる。
例えば、屈折率1.5近傍の樹脂材料を基板770に用いることができる。
<接合層605>
また、本実施の形態で説明する入出力パネルは、接合層605を有する。
接合層605は、機能層620および基板670の間に挟まれる領域を備え、機能層620および基板670を貼り合せる機能を備える。
<構造体KB1、構造体KB2>
また、本実施の形態で説明する入出力パネルは、構造体KB1と、構造体KB2とを有する。
構造体KB1は、機能層620および基板770の間に所定の間隙を設ける機能を備える。構造体KB1は領域751Hと重なる領域を備え、構造体KB1は透光性を備える。これにより、第2の表示素子650(i,j)によって射出される光を一方の面に供給され、他方の面から射出することができる。
また、構造体KB1は光学素子660と重なる領域を備え、例えば、光学素子660に用いる材料の屈折率との差が0.2以下になるように選択された材料を構造体KB1に用いる。これにより、第2の表示素子が射出する光を効率よく利用することができる。または、第2の表示素子の面積を広くすることができる。または、有機EL素子に流す電流の密度を下げることができる。
構造体KB2は、偏光層770PBの厚さを所定の厚さに制御する機能を備える。構造体KB2は第2の表示素子650(i,j)と重なる領域を備え、構造体KB2は透光性を備える。
または、所定の色の光を透過する材料を構造体KB1または構造体KB2に用いることができる。これにより、構造体KB1または構造体KB2を例えばカラーフィルターに用いることができる。例えば、青色、緑色または赤色の光を透過する材料を構造体KB1または構造体KB2に用いることができる。また、黄色の光または白色の光等を透過する材料を構造体KB1または構造体KB2に用いることができる。
具体的には、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリシロキサン若しくはアクリル樹脂等またはこれらから選択された複数の樹脂の複合材料などを構造体KB1または構造体KB2に用いることができる。また、感光性を有する材料を用いて形成してもよい。
例えば、屈折率1.5近傍のアクリル樹脂を構造体KB1に用いることができる。また、屈折率1.55近傍のアクリル樹脂を構造体KB2に用いることができる。
<入力ユニット513>
入力ユニット513は検知素子を備える。検知素子は、画素702(i,j)と重なる領域に近接するものを検知する機能を備える。これにより、表示部に近接させる指などをポインタに用いて、位置情報を入力することができる。
例えば、静電容量型の近接センサ、電磁誘導型の近接センサ、光学方式の近接センサ、抵抗膜方式の近接センサまたは表面弾性波方式の近接センサなどを、入力ユニット513に用いることができる。具体的には、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式または赤外線検知型の近接センサを用いることができる。
例えば、静電容量方式の近接センサを備える屈折率1.6近傍のタッチセンサを入力ユニット513に用いることができる。
<機能膜770D、機能膜770P等>
また、本実施の形態で説明する入出力パネル700TP3は、機能膜770Dと、機能膜770Pと、を有する。
機能膜770Dは第1の表示素子750(i,j)と重なる領域を備える。機能膜770Dは機能層620との間に第1の表示素子750(i,j)を挟む領域を備える。
例えば、光拡散フィルムを機能膜770Dに用いることができる。具体的には、基材の表面と交差する方向に沿った軸を備える柱状構造を有する材料を、機能膜770Dに用いることができる。これにより、光を軸に沿った方向に透過し易く、他の方向に散乱し易くすることができる。または、例えば、第1の表示素子750(i,j)が反射する光を拡散することができる。
機能膜770Pは、偏光層770PB、位相差フィルム770PAまたは構造体KB2を備える。偏光層770PBは開口部を備え、位相差フィルム770PAは偏光層770PBと重なる領域を備える。なお、構造体KB2は開口部に設けられる。
例えば、二色性色素、液晶材料および樹脂を偏光層770PBに用いることができる。偏光層770PBは、偏光性を備える。これにより、機能膜770Pを偏光板に用いることができる。
偏光層770PBは第1の表示素子750(i,j)と重なる領域を備え、構造体KB2は第2の表示素子650(i,j)と重なる領域を備える。これにより、液晶素子を第1の表示素子に用いることができる。例えば、反射型の液晶素子を第1の表示素子に用いることができる。または、第2の表示素子が射出する光を効率よく取り出すことができる。または、有機EL素子に流す電流の密度を下げることができる。または、有機EL素子の信頼性を高めることができる。
例えば、反射防止フィルム、偏光フィルムまたは位相差フィルムを機能膜770Pに用いることができる。具体的には、2色性色素を含む膜および位相差フィルムを機能膜770Pに用いることができる。
また、ゴミの付着を抑制する帯電防止膜、汚れを付着しにくくする撥水性の膜、使用に伴う傷の発生を抑制するハードコート膜などを、機能膜770Pに用いることができる。
例えば、屈折率1.6近傍の材料を拡散フィルムに用いることができる。また、屈折率1.6近傍の材料を位相差フィルム770PAに用いることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明の一態様である表示装置を適用して完成させた様々な電子機器の一例について、説明する。
表示装置を適用した電子機器として、例えば、テレビジョン装置(テレビ、又はテレビジョン受信機ともいう)、コンピュータ用などのモニター、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルフォトフレーム、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置ともいう)、携帯型ゲーム機、ゴーグル型ディスプレイ(VR用など)、携帯情報端末、音響再生装置、パチンコ機などの大型ゲーム機などが挙げられる。これらの電子機器の具体例を図16に示す。
図16(A)は、テレビジョン装置の一例を示している。テレビジョン装置7100は、筐体7101に表示部7103が組み込まれている。表示部7103により、映像を表示することが可能であり、タッチセンサ(入力装置)を搭載したタッチパネル(入出力装置)であってもよい。なお、本発明の一態様である表示装置を表示部7103に用いることができる。また、ここでは、スタンド7105により筐体7101を支持した構成を示している。
テレビジョン装置7100の操作は、筐体7101が備える操作スイッチや、別体のリモコン操作機7110により行うことができる。リモコン操作機7110が備える操作キー7109により、チャンネルや音量の操作を行うことができ、表示部7103に表示される映像を操作することができる。また、リモコン操作機7110に、当該リモコン操作機7110から出力する情報を表示する表示部7107を設ける構成としてもよい。
なお、テレビジョン装置7100は、受信機やモデムなどを備えた構成とする。受信機により一般のテレビ放送の受信を行うことができ、さらにモデムを介して有線又は無線による通信ネットワークに接続することにより、一方向(送信者から受信者)又は双方向(送信者と受信者間、あるいは受信者間同士など)の情報通信を行うことも可能である。
図16(B)はコンピュータ(パーソナルコンピュータ)であり、本体7201、筐体7202、表示部7203、キーボード7204、外部接続ポート7205、ポインティングデバイス7206等を含む。なお、コンピュータは、本発明の一態様である表示装置をその表示部7203に用いることにより作製することができる。また、表示部7203は、モニターとも呼べ、タッチセンサ(入力装置)を搭載したタッチパネル(入出力装置)であってもよい。なお、本発明の一態様である表示装置を適用した場合、表示装置は、外光の環境に影響されずに優れた表示ができるので、特に屋外での使用に適したコンピュータとすることができる。
図16(C)は、スマートウオッチであり、筐体7302、表示部7304、操作ボタン7311、7312、接続端子7313、バンド7321、留め金7322、等を有する。
ベゼル部分を兼ねる筐体7302に搭載された表示部7304は、非矩形状の表示領域を有している。表示部7304は、時刻を表すアイコン7305、その他のアイコン7306等を表示することができる。また、表示部7304は、タッチセンサ(入力装置)を搭載したタッチパネル(入出力装置)であってもよい。なお、本発明の一態様である表示装置を適用した場合、表示装置は、外光の環境に影響されずに優れた表示ができるので、特に屋外での使用に適したスマートウオッチとすることができる。
なお、図16(C)に示すスマートウオッチは、様々な機能を有することができる。例えば、様々な情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示部に表示する機能、タッチパネル機能、カレンダー、日付又は時刻などを表示する機能、様々なソフトウェア(プログラム)によって処理を制御する機能、無線通信機能、無線通信機能を用いて様々なコンピュータネットワークに接続する機能、無線通信機能を用いて様々なデータの送信又は受信を行う機能、記録媒体に記録されているプログラム又はデータを読み出して表示部に表示する機能、等を有することができる。
また、筐体7302の内部に、スピーカ、センサ(力、変位、位置、速度、加速度、角速度、回転数、距離、光、液、磁気、温度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電圧、電力、放射線、流量、湿度、傾度、振動、におい又は赤外線を測定する機能を含むもの)、マイクロフォン等を有することができる。なお、スマートウオッチは、表示装置をその表示部7304に用いることにより作製することができる。
図16(D)は、携帯電話機(スマートフォンを含む)の一例を示している。携帯電話機7400は、筐体7401に、表示部7402、マイク7406、スピーカ7405、カメラ7407、外部接続部7404、操作用ボタン7403などを備えている。また、本発明の一態様に係る液晶素子および発光素子を可撓性を有する基板に形成し、表示装置を作製した場合、図16(D)に示すような曲面を有する表示部7402に適用することが可能である。
図16(D)に示す携帯電話機7400は、表示部7402を指などで触れることで、情報を入力することができる。また、電話を掛ける、或いはメールを作成するなどの操作は、表示部7402を指などで触れることにより行うことができる。
表示部7402の画面は主として3つのモードがある。第1は、画像の表示を主とする表示モードであり、第2は、文字等の情報の入力を主とする入力モードである。第3は表示モードと入力モードの2つのモードが混合した表示+入力モードである。
例えば、電話を掛ける、或いはメールを作成する場合は、表示部7402を文字の入力を主とする文字入力モードとし、画面に表示させた文字の入力操作を行えばよい。この場合、表示部7402の画面のほとんどにキーボード又は番号ボタンを表示させることが好ましい。
また、携帯電話機7400内部に、ジャイロセンサや加速度センサ等の検出装置を設けることで、携帯電話機7400の向き(縦か横か)を判断して、表示部7402の画面表示を自動的に切り替えるようにすることができる。
また、画面モードの切り替えは、表示部7402を触れること、又は筐体7401の操作用ボタン7403の操作により行われる。また、表示部7402に表示される画像の種類によって切り替えるようにすることもできる。例えば、表示部に表示する画像信号が動画のデータであれば表示モード、テキストデータであれば入力モードに切り替える。
また、入力モードにおいて、表示部7402の光センサで検出される信号を検知し、表示部7402のタッチ操作による入力が一定期間ない場合には、画面のモードを入力モードから表示モードに切り替えるように制御してもよい。
また、光センサで検出される信号を検知し、タッチ操作するための表示部7402に用いる表示モジュール8000の一例を図17に示す。
図17(A)に示す表示モジュール8000は、上部カバー8001と下部カバー8002との間に、FPC8005に接続された表示パネル8006、フレーム8009、プリント基板8010、及びバッテリ8011を有する。
上部カバー8001及び下部カバー8002は、表示パネル8006のサイズに合わせて、形状や寸法を適宜変更することができる。
また、表示パネル8006に重ねてタッチパネルを設けてもよい。タッチパネルとしては、抵抗膜方式または静電容量方式のタッチパネルを表示パネル8006に重畳して用いることができる。また、タッチパネルを設けず、表示パネル8006に、タッチパネル機能を持たせるようにすることも可能である。
フレーム8009は、表示パネル8006の保護機能の他、プリント基板8010の動作により発生する電磁波を遮断するための電磁シールドとしての機能を有する。またフレーム8009は、放熱板としての機能を有していてもよい。
プリント基板8010は、電源回路、ビデオ信号及びクロック信号を出力するための信号処理回路を有する。電源回路に電力を供給する電源としては、外部の商用電源であっても良いし、別途設けたバッテリ8011による電源であってもよい。バッテリ8011は、商用電源を用いる場合には、省略可能である。
また、表示モジュール8000は、偏光板、位相差板、プリズムシートなどの部材を追加して設けてもよい。
図17(B)は、光学式のタッチセンサを備える表示モジュール8000の断面概略図である。
表示モジュール8000は、プリント基板8010に設けられた発光部8015及び受光部8016を有する。また、上部カバー8001と下部カバー8002により囲まれた領域に一対の導光部(導光部8017a、導光部8017b)を有する。
表示パネル8006は、フレーム8009を間に介してプリント基板8010やバッテリ8011と重ねて設けられている。表示パネル8006とフレーム8009は、導光部8017a、導光部8017bに固定されている。
発光部8015から発せられた光8018は、導光部8017aにより表示パネル8006の上部を経由し、導光部8017bを通って受光部8016に達する。例えば指やスタイラスなどの被検知体により、光8018が遮られることにより、タッチ操作を検出することができる。
発光部8015は、例えば表示パネル8006の隣接する2辺に沿って複数設けられる。受光部8016は、発光部8015と表示パネル8006を挟んで対向する位置に複数設けられる。これにより、タッチ操作がなされた位置の情報を取得することができる。
発光部8015は、例えばLED素子などの光源を用いることができる。特に、発光部8015として、使用者に視認されず、且つ使用者にとって無害である赤外線を発する光源を用いることが好ましい。
受光部8016は、発光部8015が発する光を受光し、電気信号に変換する光電素子を用いることができる。好適には、赤外線を受光可能なフォトダイオードを用いることができる。
導光部8017a、導光部8017bとしては、少なくとも光8018を透過する部材を用いることができる。導光部8017a及び導光部8017bを用いることで、発光部8015と受光部8016とを表示パネル8006の下側に配置することができ、外光が受光部8016に到達してタッチセンサが誤動作することを抑制できる。特に、可視光を吸収し、赤外線を透過する樹脂を用いることが好ましい。これにより、タッチセンサの誤動作をより効果的に抑制できる。
また、図16(D)に示す表示部7402は、イメージセンサとして機能させることもできる。例えば、表示部7402に掌や指で触れ、掌紋、指紋等を撮像することで、本人認証を行うことができる。また、表示部に近赤外光を発光するバックライト又は近赤外光を発光するセンシング用光源を用いれば、指静脈、掌静脈などを撮像することもできる。なお、表示部7402に本発明の一態様である表示装置を適用した場合、表示装置は、屋外などの外光が一定でない場所での視認性の低下を防ぐことができ、目に優しい表示が可能な携帯電話機とすることができる。
さらに、携帯電話機(スマートフォンを含む)の別の構成として、図16(D’−1)や図16(D’−2)のような構造を有する携帯電話機に適用することもできる。
なお、図16(D’−1)や図16(D’−2)のような構造を有する場合には、文字情報や画像情報などを筐体7500(1)、7500(2)の第1面7501(1)、7501(2)だけでなく、第2面7502(1)、7502(2)に表示させることができる。このような構造を有することにより、携帯電話機を胸ポケットに収納したままの状態で、第2面7502(1)、7502(2)などに表示された文字情報や画像情報などを使用者が容易に確認することができる。
図16(E)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体7601、表示部7602、アーム部7603を含む。なお、表示部7602に本発明の一態様である表示装置を適用した場合、積極的に外光を利用して、目に優しい表示が可能なゴーグル型ディスプレイとすることができる。
以上のようにして、本発明の一態様である表示装置を適用して電子機器を得ることができる。なお、適用できる電子機器は、本実施の形態に示したものに限らず、あらゆる分野において適用することが可能である。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。