JP6866264B2 - 飲料 - Google Patents
飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6866264B2 JP6866264B2 JP2017172726A JP2017172726A JP6866264B2 JP 6866264 B2 JP6866264 B2 JP 6866264B2 JP 2017172726 A JP2017172726 A JP 2017172726A JP 2017172726 A JP2017172726 A JP 2017172726A JP 6866264 B2 JP6866264 B2 JP 6866264B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beverage
- ppm
- content
- citrus
- pinene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
ここで柑橘類はオイル含有量が多く、シトラールやリモネンなどを含む柑橘系香料はオイルを溶かし込むためにエタノール含有量が高い香料が多い。一般的にエタノール含有量が高い香料の方が柑橘らしさや自然な果実風味が出ると言われている。
[1] エタノール含有量が0.1重量%以下であり、リモネン0.5〜40.0ppm、シトラール2.0〜30.0ppmを含有する飲料であって、
β−ピネンを0.05〜4.0ppm、3−カレンを0.05〜2.0ppm含有する飲料。
[2] β−ピネンを0.05〜1.0ppm、3−カレンを0.05〜1.5ppm含有する[1]に記載の飲料。
[3] xをリモネンの含有量(ppm)、yをシトラールの含有量(ppm)としたときに0.6828x−2.9596≦y≦0.6828x+7.0404との関係を満足する[1]または[2]に記載の飲料。
[4] 柑橘類の果汁を含む、[1]から[3]のいずれか一つに記載の飲料。
[5] 前記柑橘類がレモンである[4]に記載の飲料。
本実施形態に係る飲料はエタノール含有量が0.1重量%以下であり、リモネン0.5〜40.0ppm、シトラール2.0〜30.0ppmを含有する飲料である。さらに該飲料においてはβ−ピネンを0.05〜4.0ppm、3−カレンを0.05〜2.0ppm含有する。
本実施形態の飲料においては、エタノール含有量が0.1重量%以下であるが柑橘らしさをより感じることができる。
柑橘類とは、ミカン科ミカン亜科に属する植物の果実を意味する。具体的な柑橘類としては、ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ、ブラッドオレンジなどのオレンジ類、うんしゅうみかん、マンダリンオレンジ、ぽんかん、紀州みかん、アンコール、ダンゼリン、コウジ、シークワーサー、タチバナ、不知火などのみかん類、ナツダイダイ、はっさく、ヒュウガナツ、サンボウカン、河内晩柑、キヌカワ、ナルトなどの雑柑類、タンカン、いよかん、マーコット、清見、オーランド、ミネオラ、セミノール等のタンゴール・タンゼロ類、メキシカンライム、タヒチライム等のライム類、リスボンレモン、ユーレカレモン、ディアマンテ、エトローグ等のレモン類、バンペイユ、土佐ブンタン等のブンタン、ダンカン、マーシュ、トムソン、ルビーレッド等のグレープフルーツ類、ゆず、カボス、スダチ、ハナユ、キズ等のユズ類、キンカン、カラタチが挙げられる。
本実施形態においてリモネンの含有量は0.5〜40.0ppmであり、シトラールの含有量は2.0〜30.0ppmである。このうち、該含有量の範囲を満足しつつ、xをリモネンの含有量(ppm)、yをシトラールの含有量(ppm)としたときに0.6828x−2.9596≦y≦0.6828x+7.0404との関係を満足する含有量とすることで柑橘らしさとしてレモンがより感じられるようになり、且つこの範囲内にあるときに本発明に係る構成を適用することで柑橘らしさがより感じられるようになる。そのため、本実施形態の飲料においてはxをリモネンの含有量(ppm)、yをシトラールの含有量(ppm)としたときにx:0.5〜40.0、y:2.0〜30.0であり、且つ0.6828x−2.9596≦y≦0.6828x+7.0404との関係を満足することが好ましい。
リモネン、シトラールは後述の果汁由来として飲料中に含まれるようにしてもよいほか、これら化合物が香料等として飲料中に添加されるようにしてもよい。
リモネン、シトラールはその添加量から算出することができる。また、ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた固相マイクロ抽出法(SPME)法により飲料中の含有量を定量することもでき、具体的な方法、条件は例えば特許文献1に記載されているものとすることができる。
さらにまた、透明さがより増すため、β−ピネンの含有量が0.05〜0.07ppm、3−カレンの含有量が0.05〜1.5ppm(さらに一層好ましくは0.9ppm)であることがさらにより好ましい。
なお、透明さについては目視のほか、420nmの吸光度を測定することにより確認することもでき、測定値が小さいほど透明さが増しているということができる。
なお、420nmの吸光度は、例えば、分光光度計を用い、光路長1cmとして測定することができる。
柑橘類果汁の調製に用いることのできる柑橘類について、その品種、産地、熟度、大きさなどは特に限定されず、適宜設定することができる。また、柑橘類果汁として市販のジュースや濃縮ジュース、ペーストなどを用い、本実施形態の飲料の調製に用いるようにしてもよい。具体的には、JAS規格(果実飲料の日本農林規格)で指定されたジュースや濃縮ジュースを挙げることができ、例えばこれらのうち1種または2種以上を用いて本実施形態の飲料調製を行うようにしてもよい。
果汁率1%以上とすることで、1%未満の範囲外にある場合と比較してより果実らしさを付与することができる。また、5%以下とすることで、5%より高い範囲外にある場合と比較して透明に近づき、かつ色の付与が少なくなる。
ここで、果汁率とは、柑橘類を搾汁して得られ、濃縮等の処理を行っていない柑橘類の搾汁(ストレート果汁)のBrix値または酸度を100%としたときの、相対濃度である。また、本明細書においてBrix値は、JAS規格に基づき、試料の温度(液温度)20℃における糖用屈折計の示度をいう。Brix値の測定は、公知の方法、装置を用いて行うことができる。また、酸度は、100g中に含まれる有機酸量をクエン酸に換算した場合のグラム数(無水クエン酸g/100g)で表すことができる。酸度もまた、JAS規格の酸度測定法で定められた方法、具体的には0.1mol/L水酸化ナトリウム標準液をアルカリ溶液として使用した中和滴定法(定量式)により測定できる。
果汁率をBrix値または酸度のいずれに基づいて算出するかはJAS規格に基づき柑橘類の種類ごとに定められている。また、果汁の果汁率をJAS規格のBrix値に基づいて換算する場合、果汁に加えられた糖類、はちみつ等のBrix値は除いて算出される。
例えば、レモン類については酸度(4.5%)に基づいて算出することができ、酸度31%の冷凍濃縮レモンジュースを飲料中1.5重量%配合した場合、1%の果汁率の飲料を得ることができる。
具体的には、得られる飲料においてエタノール含有量が0.1重量%以下として、液体原料にリモネン、シトラール、β−ピネン、3−カレンが上述の含有量の範囲となる量で添加等されればよい。液体原料は水のほか、上述の他の成分の溶液や分散液であってもよい。リモネン、シトラール、β−ピネン、3−カレンは液体原料に同時に配合されてもよく、また、それぞれが別々に液体原料に配合されてもよく、さらにその順番も特に限定されない。さらに化合物単独で添加されてもよいほか混合物として添加されてもよく、例えば果汁や香料組成物に含まれる態様で飲料中に含まれるようにすることができる。
飲料におけるpH、糖度(Brix)などは特に限定されず、当業者が適宜設定できる。
また、本実施形態の飲料は、炭酸ガスが圧入された発泡性の飲料であってもよい。
容器への封入方法なども特に限定されず、例えば常法に従って行うことができる。容器も公知のものを適宜選択して用いることができ、素材や形状など特に限定されない。容器の具体例としては、例えば、透明又は半透明のビン、プラスチックボトル(例えばPETボトル)の透明又は半透明のプラスチック容器、スチール缶やアルミニウム缶等の金属缶等が挙げられる。
果糖ぶどう糖液糖115g、無水クエン酸1.30g、レモン透明果汁1.60g(6.9倍濃縮果汁、ストレート換算1%)、香料を混合して全量が1000mlとした実施例および比較例の飲料を調製した。各飲料を容量500mlの透明なペットボトル容器に入れ、実施例、比較例および参考例の容器詰飲料を得た。
各飲料のエタノール含有量と、リモネン、シトラール、β−ピネンおよび3−カレン含有量を表1に示す。
飲料(試料溶液)中のエタノール含有量は香料中の含有量および香料の飲料への添加量から算出した。同様に、飲料中のリモネンおよびシトラールの含有量もまた、香料中の含有量および香料の飲料への添加量から算出した。レモン透明果汁についてはその添加量が微量なため、リモネンおよびシトラールについては実質的に香料のみに由来するものとしている。後述の試験例2も同様の方法でこれらの含有量を得た。
測定試料の調整は以下のように行った。
まず、バイアル瓶(容量20ml)に試料溶液を10ml入れた。次いでNaClを3.5gとエタノールに溶解させたn−ブチルベンゼンを内部標準物質として終濃度が2ppmになるように添加した。70℃で10分加熱処理し、当該バイアル瓶の気相部分にSUPELCO社製のSPMEファイバー(DVB/CAR/PDMS)を挿入し5分間、揮発成分を捕集した。
このSPMEファイバーをGC/MSに設置し、300秒間焼成することにより、捕集した揮発成分を脱離させた。
GC/MSの分析条件は以下の通りである。
カラム:アジレント・テクノロジー社製、DB−WAX 0.25mm×30m×0.25μm
オーブン温度:40℃で5分、その後5℃/分で240℃まで昇温。
キャリアガス:ヘリウム
注入口温度:240℃
注入方法:スプリットレス
基準品(比較例1)と比べて5:良い、4:やや良い、3:変化なし、2:やや悪い、1:悪いとの評価基準でおいしさおよび柑橘らしさについて評価を行った。このうち、4以上の評価となっている飲料については、いずれのパネルもおいしくなっている、または柑橘らしさが増していると評価したため、評点の平均が4以上であるものについて、おいしさまたは柑橘らしさが改善されていると判断した。
試飲サンプルは4℃、外観評価サンプルは容器の結露の影響を受けないよう20℃でパネルに提供した。
結果を表2に示す。
香料としてリモネン(飲料中の含有量:0.85ppm)、シトラール(飲料中の含有量:5.25ppm)、β−ピネンおよび3−カレンのみを使用したほかは試験例1と同様の方法で実施例、比較例および参考例の容器詰飲料を得た。
各飲料におけるエタノール、β−ピネンおよび3−カレンの含有量を表3、4に示す。
さらに試験例2においては、透明さについても、同パネルにより、基準品(比較例2)と比べて5:良い、4:やや良い、3:変化なし、2:やや悪い、1:悪いとの評価基準で評価を行った。
また、各飲料について、420nmの吸光度を測定した。具体的には、分光光度計((株)日立製作所製、U−3990H)を用い、光路長1cm(1cmセル)として、サンプルを希釈することなく測定に供した。また水をブランクとして用いて測定した。
結果を表5〜7に示す。
さらに、β−ピネンの含有量を0.05〜0.07ppm、3−カレンの含有量を0.05〜1.5ppmとすることで、柑橘らしさおよび飲料のおいしさについて改善されたとの基準を満足するとともに、透明さもさらにより増すことが理解できる。
Claims (5)
- エタノール含有量が0.1重量%以下であり、リモネン0.5〜40.0ppm、シトラール2.0〜30.0ppmを含有する飲料であって、
β−ピネンを0.05〜4.0ppm、3−カレンを0.05〜2.0ppm含有する飲料。 - β−ピネンを0.05〜1.0ppm、3−カレンを0.05〜1.5ppm含有する請求項1に記載の飲料。
- xをリモネンの含有量(ppm)、yをシトラールの含有量(ppm)としたときに0.6828x−2.9596≦y≦0.6828x+7.0404との関係を満足する請求項1または2に記載の飲料。
- 柑橘類の果汁を含む、請求項1から3のいずれか一つに記載の飲料。
- 前記柑橘類がレモンである請求項4に記載の飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017172726A JP6866264B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | 飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017172726A JP6866264B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | 飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019047738A JP2019047738A (ja) | 2019-03-28 |
| JP6866264B2 true JP6866264B2 (ja) | 2021-04-28 |
Family
ID=65904626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017172726A Active JP6866264B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | 飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6866264B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7355541B2 (ja) * | 2019-07-19 | 2023-10-03 | サッポロビール株式会社 | 柑橘風味飲料、及び、柑橘風味飲料の香味向上方法 |
| JP7430997B2 (ja) * | 2019-08-29 | 2024-02-14 | サッポロビール株式会社 | 果実風味炭酸飲料、及び、果実風味炭酸飲料の香味向上方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004091742A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Sanei Gen Ffi Inc | キーライム香料およびキーライム香料含有食品 |
| JP2005013138A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Kiyomitsu Kawasaki | 香辛料フレーバーの製造方法 |
| BRPI0414284A (pt) * | 2003-09-12 | 2006-11-21 | Kalamazoo Holdings Inc | uso das preparações da erva labiatae para estender a vida útil em prateleira do sabor das bebidas maltadas |
| JP6338854B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2018-06-06 | キリン株式会社 | レモン風味飲料 |
| JP6624777B2 (ja) * | 2014-12-03 | 2019-12-25 | サントリーホールディングス株式会社 | テルペン類の含有量が増加した果実の製造方法 |
| JP6198907B1 (ja) * | 2016-08-17 | 2017-09-20 | アサヒビール株式会社 | シトラールの残存量を向上させた、柑橘類果実様香味組成物及びそれを含有した製品 |
-
2017
- 2017-09-08 JP JP2017172726A patent/JP6866264B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2019047738A (ja) | 2019-03-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6675213B2 (ja) | 果汁含有アルコール飲料 | |
| JP6866264B2 (ja) | 飲料 | |
| JP2026066291A (ja) | 酢酸含有飲食品 | |
| JP6604726B2 (ja) | 果汁含有アルコール飲料 | |
| JP7299752B2 (ja) | 飲料、および飲料の嗜好性向上方法 | |
| JP7441025B2 (ja) | 柑橘果実様飲料 | |
| AU2020287953B2 (en) | Distilled spirit | |
| JP2023133584A (ja) | 果汁含有飲料 | |
| JP7329357B2 (ja) | 柑橘果実様飲料 | |
| JP7458192B2 (ja) | 果汁含有飲料 | |
| JP6966305B2 (ja) | 果汁含有飲料 | |
| JP6949689B2 (ja) | 果汁含有飲料 | |
| JP7378568B1 (ja) | 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の製造方法 | |
| JP7295327B1 (ja) | 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の製造方法 | |
| JP7313531B1 (ja) | 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の香味向上方法 | |
| JP6739146B2 (ja) | 果汁含有アルコール飲料 | |
| JP7331235B1 (ja) | 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の製造方法 | |
| JP7619794B2 (ja) | 柑橘風味アルコール飲料 | |
| JP7457785B1 (ja) | 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の製造方法 | |
| JP7250444B2 (ja) | ニンジン成分含有透明飲料、その濃縮物及びこれらの製造方法 | |
| JP2025005147A (ja) | 果汁含有飲料 | |
| JP7120823B2 (ja) | セロリ成分含有透明飲料、その濃縮物及びこれらの製造方法 | |
| JP2023167065A (ja) | 柑橘風味飲料 | |
| JP2018191601A (ja) | 果汁含有飲料 | |
| JP2025023494A (ja) | 柑橘果汁含有飲料 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200521 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210318 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210406 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210407 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6866264 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |