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JP6867864B2 - 受台 - Google Patents
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本発明は、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアームの端部に設置され、車両底部(サイドシルのジャッキアップポイント)に簡易に、装着させ、脱離させることができる、車両用リフトに用いられる受台に関する。
車両用リフト、スイングアーム、及び既存の受台の改良発明である従来の改良受台は、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の車両用リフトの改良受台は、図4(D)に示すように、車両用リフトのスイングアームなどに装着されて、車両を保持する一方、その高さ調整が自在にできる受台であって、
車両用リフトの車両保持部12に設置される外筒体310と、外筒体310の筒内の雌螺子部312に外周の雄螺子部321が嵌合されて上下方向に昇降可能とする高さ調整用の中筒体320と、中筒体320の筒内に上下方向に摺動可能に挿入されると共に、その上端が直接又は間接的に搭載された車両側に当接させられる昇降支柱340と、昇降支柱340と中筒体320間に介装されて昇降支柱340を常時上向きに附勢する弾性体370とからなる車両用リフトの受台300Aにあり、
その使用にあたって、作業者は、昇降支柱340を押し下げた状態で、車両のジャッキアップポイントなどの所望の点に位置合わせして離すのみでよく、迅速な作業性が得られる、
というものである。
引用文献1の改良受台300Aでは、弾性体370により、昇降支柱340を押し上げ、サイドシル21のジャッキアップポイントに保持溝を嵌合させるものである。他方、既存の弾性体なしの受台30の場合には、その嵌合作業が煩雑であった(0008)。
しかし、弾性体370が、常時、昇降支柱340、受け部350及び保持部材360を押し上げるため、保持溝をサイドシルのジャッキアップポイントへの嵌合作業時、脱離作業時には、それらが押し上げられないよう、手でそれらを押し下げる(中筒体320内に押し込む)新たな作業が必要になり、作業の煩雑さが十分に解消されたとは言い難い。
特開2004−1953号公報
そこで、本発明は、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアームの端部に設置され、車両底部(サイドシルのジャッキアップポイント)に簡易に、装着させ、脱離させることができる、車両用リフトに用いられる受台を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、
(1)
内部に空洞を有する筒部を備え、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアームの端部に設置される本体と、
前記本体の空洞に挿抜される軸体と、
前記軸体の上部に固定され、車両底面のジャッキアップポイントに嵌められる受けと、
からなり、
前記筒部は、前記空洞に弾性付勢で突出するヘッドを有するプランジャを備え、
前記軸体は、軸と前記軸の外周面に穿設された複数の環状の線条溝を備え、
前記プランジャのヘッドが、前記軸体の上下移動操作可能に前記軸を押圧し、非操作時には前記線条溝に位置、押圧し、前記線条溝に係止され、前記軸体を突出位置で保持することを特徴とする車両用リフトに用いられる車両の受台。
(2)
内部に空洞を有する筒部を備え、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアームの端部に設置される本体と、
前記本体の空洞に挿抜される軸体と、
前記軸体の上部に固定され、車両底面のジャッキアップポイントに嵌められる受けと、
からなり、
前記筒部は、内周面に穿設された複数の環状の線条溝を備え、
前記軸体は、前記空洞に弾性付勢で突出するヘッドを有するプランジャを備え、
前記プランジャのヘッドが、前記軸体の上下移動操作可能に前記筒部を押圧し、非操作時には前記線条溝に位置、押圧し、前記線条溝に係止され、前記軸体を突出位置で保持することを特徴とする車両用リフトに用いられる車両の受台。
(3)
前記本体の外側のネジ面に、複数の水平溝を設けたことを特徴とする(1)又は(2)に記載の車両用リフトに用いられる車両の受台。
(4)
前記筒部の内周面に段差を設け、前記軸体の末端部にストッパーを設け、前記ストッパーが前記段差に係止されることで、前記軸体が前記筒部から抜けないことを特徴とする(1)−(3)の何れか1つに記載の車両用リフトに用いられる車両の受台。
(5)
前記筒部に、前記筒部が前記スイングアームからの抜け防止の留具を備えることを特徴とする(1)−(4)の何れか1つに記載の車両用リフトに用いられる車両の受台。
の構成とした。
本発明は以上の構成であるから以下の効果を有する。第1,2の発明によれば、従来の車両用リフトに用いられる改良受台よりも、簡易に車両底部に、装着させ、脱離させることができ、作業性がよい。第3の発明によれば、4本のスイングアーム(左右それぞれ1台の車両用リフト計2台のそれぞれ2本のスイングアーム)において、それぞれの受け14の本体からの突出高さを、目視で容易に統一することができる。
車両用リフトに用いられる本発明の第一の実施形態の受台の正面部分断面図である。 本発明である受台の第二の実施形態の正面部分断面図である。 本発明である受台の第三の実施形態の正面部分断面図である。 図4は既存、従来の車両用リフトの説明図であって、図4(A)は既存の車両用リフトで車両をリフトしたときの図(特許文献1の図7)、(B)は既存の受台の拡大図(特許文献1の図8)、(C)は既存の受台のサイドシルのジャッキアップポイントに装着したとき図(特許文献1の図9)、(D)は既存の受台を改良した特許文献1の改良発明(従来の受台)の正面部分断面図(特許文献1の図1)である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものはない。
図1に示すように、車両用リフトに用いられる本発明の第一の実施形態の受台11は、使用時にスイングアーム10の端部に設置される本体12と、本体12に挿抜される軸体13と、軸体13に取り付けられ、車両底面のジャッキアップポイントに嵌められる受け14とからなる。
本体12は、筒部12cと、筒部12cの上端にあるフランジ12dと、フランジ12dに埋設、位置固定されるプランジャ15と、筒部12cの下端に設けた留具16とからなる。
筒部12cは、内部に空洞12aを有し、図1において、下部が太く、上部が細く、その境界の内周面には段差12fがあり、外周面には、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアーム10の端部に螺合するネジ面12bが形成される。ネジ面12bの螺合の度合い(深度)により、受け14の高さが調節される。また、段差12fは、後述するように、軸体13の抜けを防止するため、軸体13を係止する。
なお、スイングアーム10の端部への螺合は、ネジ面12bと螺合するネジ部が内部に穿設されたアダプタ10a(特許文献1のベース部材33と同じ)を介して行われるのが一般的である。また、アダプタ10aは、スイングアーム10の端部に上下に貫通した非円形の穴に嵌る形状で、スイングアーム10の穴内では水平方向に回転しない。他方、アダプタ10aを用いず、スイングアーム10の端部に直接筒部12cを螺合させて、受台11をスイングアーム10の端部に保持させてもよい。
フランジ12dは、本体12を回転させるときに掴む部分で、内部にプランジャ15を埋設、固定する穴12eが穿設されている。プランジャ15は、空洞12aにヘッド15aを突出して穴12e内に固定される。ヘッド15aは、プランジャ15内部に設置された弾性体、例えばバネ(図示省略)で常に軸13bを押圧するとともに、押し込まれる力によって弾性体が収縮し、軸13bを押圧しつつ内部方向に移動する。その結果、後述のように、軸体13は突出位置が位置決めされ、保持される。
留具16の一例は、図1に示すように、筒部12cの下端部の対向する位置に穿設された穴12g、12gに挿通する棒16aと、棒16aの一方に螺合等するナット16bと、棒16aが穴12gに挿通された後に棒16aが穴12gから脱落するのを防止する、棒16aに穿設された穴に挿通、係止されるピン16cとかなり、筒部12cがスイングアーム10から脱落するのを防止する。留具は、筒部12cがアダプタ10aから抜けない機能、形状を備えれば、その形状、位置も含め、留具16に限定されるものではない。
軸体13は、軸13bと、軸13bの外周面に穿設された複数の環状の線条溝13aと、ストッパーユニットとからなり、本体12の筒部12cに挿抜されるとともに、プランジャ15によって突出位置で位置保持される。
環状の線条溝13aは軸13bの筒部12cに対する挿抜方向に直交する方向に穿設され、例えば、それぞれ略等間隔で並行に設けられている、断面横向きV字溝が採用できる。線条溝13aを設けることで、プランジャ15のヘッド15aが線条溝13aに位置し、押圧して、軸体13の筒部12cからの突出位置を、緩やかに保持する。
プランジャ15による、軸体13を緩やかに保持するとは、手で軸体13をスムーズに上下移動操作可能に軸13bを押圧しつつ、手を離したときの非操作時には、線条溝13aにヘッド15aが位置し、押圧、係止され、軸体13及び受け14の自重で、それらが筒部12c内に落ち込まない程度に、突出位置で保持し、位置決めすることである。
線条溝13aの形状と、ヘッド15aの形状、プランジャ15内の弾性体の強さ、軸体13及び受け14の重さのバランスを調整することで、受け14をジャッキアップポイントに嵌め、ジャッキアップするまで、軸体13及び受け14の突出位置で保持することができる。ジャッキアップしたときは、軸体13は、本体12の筒部12c内に押し込まれ、収納される。
ストッパーユニットの一例は、図1に示すように、軸13bの底面に突出し、外周面部に窪んだ溝13fを備える突起13cと、突起13cに嵌められたリング状で、その直径は筒部12cの下部内周面間の直径より小さく、上部内周面間の直径より大きいストッパー13dと、溝13fに嵌められる弧状の留め金具13eとからなり、留め金具13eでストッパー13dを突起13cから脱落しないように保持する。ストッパー13dが筒部12cの内部段差12fに係止されることで、本体12から軸13bの抜けを防止する。
受け14は、図4に示す既存の受部及び保持部材(特許文献1の図1(B),(C)の符号31及び34)と同様の構成、効果で、それらが採用できる。具体的には、軸体13の上部に固定され、車両底面のジャッキアップポイントに嵌められる。その構造は特に限定されない。より具体的には、例えば、図1に示すように軸体13の上部に固定される断面コの字型の底板14aと、底板14aに載置され、車両底面のジャッキアップポイントを位置させる溝を有するゴム14bとからなる。点線は、ゴム14bに穿設されたジャッキアップポイントを位置させる溝の底部位置である。また、受けとして、底板を平坦なプレートにし、そのプレートの上面両端に別々にゴムをネジなどで固定する構成なども採用できる。
図2に示すように、本発明の第二の実施形態の受台21は、本体22と、軸体23と、受け14とからなる。なお、実施例1と同じ符号については、同じ構造或いは機能であり、実施例1を参照すれば理解できるため、ここでは、その説明を省略する。
本体22は、筒部22cと、筒部22cの上端にあるフランジ22dと、筒部22cの下端に設けた留具16とからなる。
筒部22cは、内部に空洞22aを有し、図2において、下部が太く、上部が細く、その境界の内周面には段差12fがあり、内周面に穿設された複数の環状の線条溝22hを備え、外周面には、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアーム10の端部に螺合するネジ面22bが形成される。フランジ22dは、本体22を回転させるときに掴む部分である。
軸体23は、軸23bと、空洞22aにヘッド25aを突出して軸23bの穴23cに固定されるプランジャ25と、ストッパーユニットとからなり、本体22の筒部22cに挿抜されるとともに、プランジャ25のヘッド25aが線条溝22hを押圧して、軸体23の突出位置で位置保持する。
プランジャ25は、空洞22aにヘッド25aを突出して穴23c内に固定される。構造は、実施例1のプランジャ15と同じである。ヘッド25aは、常に軸23bを押圧する。その結果、軸体23は突出位置が位置決めされ、保持される。
以上の通り、実施例2は、実施例1において、プランジャ25がフランジ12dに埋設されるのでなく、軸23bに埋設され、線条溝13aが軸13bに穿設されるのでなく、筒部22cの内周面に穿設されている点が主に異なる。
図3に示すように、本発明の第三の実施形態の受台31は、実施例1の本体12を、本体12の外側のネジ面12bに、複数の水平溝32iを設けたネジ面32bとする本体32に換えたもので、他は実施例1と同じである。
水平溝32iは、軸13bの筒部12cに対する挿抜方向に直交する方向に穿設され、例えば、それぞれ略等間隔に並行に設けられる。水平溝32iを備えることで、4本のスイングアーム(左右車両用リフト2台のそれぞれ2本のスイングアーム)において、それぞれの受け14の本体32からの突出高さを、目視で容易に統一させることができるようになる。
10 スイングアーム
10a アダプタ
11 受台
12 本体
12a 空洞
12b ネジ面
12c 筒部
12d フランジ
12e 穴
12f 段差
12g 穴
13 軸体
13a 線条溝
13b 軸
13c 突起
13d ストッパー
13e 留め金具
13f 溝
14 受け
14a 底板
14b ゴム
15 プランジャ
15a ヘッド
16 留具
16a 棒
16b ナット
16c ピン
21 受台
22 本体
22a 空洞
22c 筒部
22d フランジ
22h 線条溝
23 軸体
23b 軸
23c 穴
25 プランジャ
25a ヘッド
31 受台
32 本体
32b ネジ面
32i 水平溝

Claims (5)

  1. 内部に空洞を有する筒部を備え、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアームの端部に設置される本体と、
    前記本体の空洞に挿抜される軸体と、
    前記軸体の上部に固定され、車両底面のジャッキアップポイントに嵌められる受けと、
    からなり、
    前記筒部は、前記空洞に弾性付勢で突出するヘッドを有するプランジャを備え、
    前記軸体は、軸と前記軸の外周面に穿設された複数の環状の線条溝を備え、
    前記プランジャのヘッドが、前記軸体の上下移動操作可能に前記軸を押圧し、非操作時には前記線条溝に位置、押圧し、前記線条溝に係止され、前記軸体を突出位置で保持することを特徴とする車両用リフトに用いられる車両の受台。
  2. 内部に空洞を有する筒部を備え、車両を持ち上げる車両用リフトのスイングアームの端部に設置される本体と、
    前記本体の空洞に挿抜される軸体と、
    前記軸体の上部に固定され、車両底面のジャッキアップポイントに嵌められる受けと、
    からなり、
    前記筒部は、内周面に穿設された複数の環状の線条溝を備え、
    前記軸体は、前記空洞に弾性付勢で突出するヘッドを有するプランジャを備え、
    前記プランジャのヘッドが、前記軸体の上下移動操作可能に前記筒部を押圧し、非操作時には前記線条溝に位置、押圧し、前記線条溝に係止され、前記軸体を突出位置で保持することを特徴とする車両用リフトに用いられる車両の受台。
  3. 前記本体の外側のネジ面に、複数の水平溝を設けたことを特徴とする請求項1又2に記載の車両用リフトに用いられる車両の受台。
  4. 前記筒部の内周面に段差を設け、前記軸体の末端部にストッパーを設け、前記ストッパーが前記段差に係止されることで、前記軸体が前記筒部から抜けないことを特徴とする請求項1−3の何れか1項に記載の車両用リフトに用いられる車両の受台。
  5. 前記筒部に、前記筒部が前記スイングアームからの抜け防止の留具を備えることを特徴とする請求項1−4の何れか1項に記載の車両用リフトに用いられる車両の受台。
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