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JP6868533B2 - 画像形成システム、および画像形成装置 - Google Patents
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Description

本発明は、画像を形成する画像形成システム、およびそのような画像形成システムに用いられる画像形成装置に関する。
画像形成装置には、様々な電子機器と無線通信を行うことにより印刷データを受け取り、受け取った印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成するものがある。無線通信では、例えば、無線通信を確立するための通信設定情報に基づいて通信設定を行った後に、通信が行われる。例えば、特許文献1には、無線通信を確立するための通信設定情報と、この通信設定情報の書き換えの許可または禁止に関する書換可否情報とに基づいて、通信設定情報を書き換える画像形成装置が開示されている。
特開2008−46977号公報
ところで、一般に、電子機器では、ユーザの利便性が高いことが望まれており、互いに無線通信可能な画像形成装置および電子機器を含む画像形成システムにおいても、さらなる利便性の向上が期待されている。
ユーザの利便性を高めることができる画像形成システムおよび画像形成装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態における画像形成システムは、携帯端末と、画像形成装置とを備えている。携帯端末は、無線通信を行うことにより画像データを送信するものである。画像形成装置は、無線通信を行うことにより画像データを受信し、画像データに基づいて画像を形成するものである。上記携帯端末は、取得部と、第1の記憶部と、第1の通信部と、第1の設定部とを備えている。取得部は、画像形成装置から第1の通信設定情報を取得するものである。第1の記憶部は、第2の通信設定情報を記憶可能なものである。第1の通信部は、無線通信を行うものである。第1の設定部は、第1の通信部が画像形成装置との間で無線通信を行う場合に、取得部が取得した第1の通信設定情報を選択し、第1の通信設定情報に基づいて第1の通信部の通信設定を行うものである。上記画像形成装置は、第2の記憶部と、供給部と、第2の通信部と、第2の設定部と、画像形成部とを有している。第2の記憶部は、第1の通信設定情報を記憶し、第3の通信設定情報を記憶可能なものである。供給部は、第2の記憶部が記憶する第1の通信設定情報を携帯端末に供給するものである。第2の通信部は、無線通信を行うものである。第2の設定部は、第2の通信部が、画像形成装置が基地局として動作する第1の動作モードで携帯端末との間で無線通信を行う場合に、第2の記憶部に記憶された第1の通信設定情報を選択し、第1の通信設定情報に基づいて第2の通信部の通信設定を行うものである。画像形成部は、第2の通信部が受信した第1の画像データに基づいて画像を形成するものである。上記第2の設定部は、供給部が第1の通信設定情報を携帯端末に供給した後に、第2の記憶部が第3の通信設定情報を記憶しているかどうかを確認するものである。第2の記憶部が第3の通信設定情報を記憶している場合には、第2の設定部は、携帯端末との間で無線通信が終了し第1の動作モードを停止した後に、第3の通信設定情報に基づいて第2の通信部の通信設定を行う。第2の記憶部が第3の通信設定情報を記憶していない場合には、第2の設定部は、第2の通信部による無線通信を終了させる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置は、第2の記憶部と、供給部と、第2の通信部と、第2の設定部と、画像形成部とを備えている。第2の記憶部は、第1の通信設定情報を記憶し、第3の通信設定情報を記憶可能なものである。供給部は、第2の記憶部が記憶する第1の通信設定情報を携帯端末に供給するものである。第2の通信部は、自装置が基地局として動作する第1の動作モードで携帯端末との間で無線通信を行うことにより第1の画像データを受信するものである。第2の設定部は、第2の通信部が第1の無線通信を行う場合に、第2の記憶部に記憶された第1の通信設定情報を選択し、第1の通信設定情報に基づいて第2の通信部の通信設定を行うものである。画像形成部は、第2の通信部が受信した第1の画像データに基づいて画像を形成するものである。上記第2の設定部は、供給部が第1の通信設定情報を携帯端末に供給した後に、第2の記憶部が第3の通信設定情報を記憶しているかどうかを確認するものである。第2の記憶部が第3の通信設定情報を記憶している場合には、第2の設定部は、携帯端末との間で無線通信が終了し第1の動作モードを停止した後に、第3の通信設定情報に基づいて第2の通信部の通信設定を行う。第2の記憶部が第3の通信設定情報を記憶していない場合には、第2の設定部は、第2の通信部による無線通信を終了させる。
本発明の一実施の形態における画像形成システムによれば、第1の通信部が第1の無線通信を行う場合に、取得部が取得した第1の通信設定情報を選択し、第1の通信設定情報に基づいて第1の通信部の通信設定を行い、第2の通信部が第1の無線通信を行う場合に、第2の記憶部に記憶された第1の通信設定情報を選択し、第1の通信設定情報に基づいて第2の通信部の通信設定を行うようにしたので、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置によれば、第2の通信部が第1の無線通信を行う場合に、第2の記憶部に記憶された第1の通信設定情報を選択し、第1の通信設定情報に基づいて第2の通信部の通信設定を行うようにしたので、ユーザの利便性を高めることができる。
一実施の形態に係る画像形成システムの一構成例を表すブロック図である。 一実施の形態に係る画像形成システムの他の構成例を表すブロック図である。 図1A,1Bに示したアクセスポイントの一構成例を表すブロック図である。 図2に示したアクセスポイントに記憶された通信設定情報の一例を表す説明図である。 第1の実施の形態に係るスマートフォンの一構成例を表すブロック図である。 図4に示したスマートフォンに記憶された通信設定情報の一例を表す説明図である。 図4に示したスマートフォンに記憶された通信設定情報の一例を表す他の説明図である。 図4に示したスマートフォンに記憶された通信設定情報の一例を表す他の説明図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の一構成例を表すブロック図である。 図8に示した表示操作部の一構成例を表す説明図である。 図8に示した画像形成装置に記憶された通信設定情報の一例を表す説明図である。 図8に示した画像形成装置に記憶された通信設定情報の一例を表す他の説明図である。 図8に示した画像形成装置に記憶された通信設定情報の一例を表す他の説明図である。 第1の実施の形態に係る画像形成システムの一動作例を表すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係る画像形成システムの一動作例を表す他のシーケンス図である。 図4に示したスマートフォンの表示画面の一例を表す説明図である。 図4に示したスマートフォンの表示画面の他の例を表す説明図である。 図9に示した表示操作部の一動作例を表す説明図である。 図9に示した表示操作部の一動作例を表す他の説明図である。 図9に示した表示操作部の一動作例を表す他の説明図である。 図4に示したスマートフォンの表示画面の他の例を表す説明図である。 図13Bに示した印刷完了通知の一例を表す説明図である。 変形例に係る多機能周辺装置の一構成例を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係るスマートフォンの一構成例を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の一構成例を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係る画像形成システムの一動作例を表すシーケンス図である。 第2の実施の形態に係る画像形成システムの一動作例を表す他のシーケンス図である。 図22に示したスマートフォンの表示画面の一例を表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1A,1Bは、本発明の一実施の形態に係る画像形成システム(画像形成システム1)の一構成例を表すものであり、図1Aは、ある状態における画像形成システム1(画像形成システム1A)の一例を示し、図1Bは、他の状態における画像形成システム1(画像形成システム1B)の一例を示す。画像形成システム1は、無線通信により供給された画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成するものである。
画像形成システム1は、図1A,1Bに示したように、アクセスポイント10と、3つのスマートフォン20(スマートフォン20A,20B,20C)と、2つの画像形成装置30(画像形成装置30A,30B)とを備えている。アクセスポイント10および画像形成装置30A,30Bは、この例では、あるオフィス(この例では大阪オフィス)に設置されている。
アクセスポイント10は、無線LAN(Local Area Network)の基地局である。アクセスポイント10は、アクセスポイント10と通信を行うスマートフォン20および画像形成装置30などの無線LAN端末(以下、ステーションSTAとも呼ぶ)を用いてBSS(Basic Service Set)を構成し、アクセスポイント10とステーションSTAとの間で無線通信Wを行うことにより、ステーションSTA同士の通信を中継するようになっている。
スマートフォン20のそれぞれは、多機能携帯電話である。スマートフォン20のそれぞれは、無線LANを用いて無線通信Wを行う機能をも有している。この例では、スマートフォン20A,20B(図1A,1B)は、大阪オフィスに勤務するユーザが所有するものであり、スマートフォン20C(図1B)は、東京オフィスに勤務するユーザが所有するものである。この例では、スマートフォン20のそれぞれは、画像形成装置30と無線通信Wを行うことにより、ユーザの操作に基づいて、画像形成装置30に対して印刷データDPを送信するようになっている。
画像形成装置30のそれぞれは、スマートフォン20から送信された印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成するものである。画像形成装置30のそれぞれは、無線LANを用いて無線通信Wを行う機能を有しており、この無線LANを用いて、スマートフォン20から送信された印刷データDPを受信するようになっている。画像形成装置30のそれぞれは、2つの動作モードM(インフラストラクチャモードM1およびアクセスポイントモードM2)を有している。インフラストラクチャモードM1は、図1Aに示したように、画像形成装置30が、アクセスポイント10を介して、スマートフォン20との間で、無線LANを用いて無線通信Wを行う動作モードである。アクセスポイントモードM2は、図1Bに示したように、画像形成装置30(この例では画像形成装置30B)が、アクセスポイント10を介さずに、スマートフォン20(この例ではスマートフォン20C)との間で、無線LANを用いて、直接、無線通信Wを行う動作モードである。具体的には、このアクセスポイントモードM2では、画像形成装置30は、自らがアクセスポイントとして動作することにより、スマートフォン20との間で無線通信Wを行うようになっている。
この構成により、画像形成システム1Aでは、図1Aに示したように、スマートフォン20A,20Bおよび画像形成装置30A,30Bは、アクセスポイント10を介して、無線通信Wを行う。すなわち、この例では、画像形成装置30A,30Bは、ともにインフラストラクチャモードM1で動作する。
また、画像形成システム1Bでは、図1Bに示したように、画像形成システム1Aと同様に、スマートフォン20A,20Bおよび画像形成装置30Aは、アクセスポイント10を介して、無線通信Wを行う。また、スマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bは、アクセスポイント10を介さずに、直接、無線通信Wを行う。すなわち、この例では、画像形成装置30Aは、インフラストラクチャモードM1で動作し、画像形成装置30Bは、アクセスポイントモードM2で動作するようになっている。
(アクセスポイント10)
図2は、アクセスポイント10の一構成例を表すものである。アクセスポイント10は、制御部11と、記憶部12と、接続部13と、データ通信モジュール110とを有している。
制御部11は、アクセスポイント10における動作を制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)を含むモジュールを用いて構成される。記憶部12は、アクセスポイント10において実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものであり、例えば不揮発性メモリを用いて構成される。接続部13は、データ通信モジュール110に対するインタフェースである。制御部11、記憶部12、および接続部13は、アクセスポイント10における、いわゆる“ホスト”を構成する。
データ通信モジュール110は、無線LANを用いて無線通信Wを行うものである。データ通信モジュール110は、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、接続部114とを有している。
制御部111は、データ通信モジュール110における動作を制御するものであり、例えばCPUおよびRAMを用いて構成される。
記憶部112は、データ通信モジュール110において実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものであり、例えば不揮発性メモリを用いて構成される。記憶部112は、通信設定情報INF10を記憶している。通信設定情報INF10は、アクセスポイント10とステーションSTAとの間で無線通信Wを確立するための通信設定に関する情報であり、SSID(Service Set Identifier)および暗号化キーについての情報を含んでいる。SSIDは、無線LANの基地局の識別子であり、暗号化キーは、無線通信Wによる通信内容を暗号化するためのキーワードである。
図3は、アクセスポイント10の記憶部112に記憶された通信設定情報INF10の一例を表すものである。この例では、SSIDは、“OSAKA_OFFICE”に設定されており、暗号化キーは、“33334444CCCCdddd”に設定されている。
通信部113は、例えば、通信データを変調してRF(Radio Frequency)信号を生成する変調回路、RF信号を復調して通信データを生成する復調回路、アンテナ113Aなどを有するものである。この構成により、通信部113は、通信データを変調することによりRF信号を生成し、生成したRF信号をアンテナ113Aを用いて送信する。また、通信部113は、アンテナ113Aで受信したRF信号を復調することにより通信データを生成するようになっている。
接続部114は、アクセスポイント10のホスト(制御部11、記憶部12、および接続部13)に対するインタフェースである。
(スマートフォン20)
次に、スマートフォン20の一構成例について、スマートフォン20Cを例に挙げて説明する。
図4は、スマートフォン20Cの一構成例を表すものである。スマートフォン20Cは、表示操作部21と、制御部22と、処理部23と、記憶部24と、電話通信モジュール25と、接続部26と、データ通信モジュール120とを有している。
表示操作部21は、ユーザの操作を受け付けるとともに、スマートフォン20Cの動作状態や、ユーザへの指示などを表示するものであり、例えば、液晶ディスプレイ、タッチパネル、各種インジケータ、各種ボタンなどを用いて構成されるものである。
制御部22は、スマートフォン20Cにおける動作を制御するものである。処理部23は、プログラムを実行することにより、様々な処理を行うものである。制御部22および処理部23は、例えばCPUおよびRAMを含むモジュールを用いて構成される。このスマートフォン20Cには、印刷アプリケーションソフトウェア200がインストールされており、処理部23は、この印刷アプリケーションソフトウェア200を実行する。この印刷アプリケーションソフトウェア200は、表示操作プログラム201と、印刷データ処理プログラム202とを含んでいる。表示操作プログラム201は、表示操作部21に、情報を表示させるとともにユーザの操作を受け付けさせるものである。印刷データ処理プログラム202は、印刷すべき情報を、画像形成装置30が解釈できるデータ(印刷データDP)に変換するものである。
記憶部24は、スマートフォン20Cにおいて実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものであり、例えば不揮発性メモリを用いて構成される。記憶部24は、インストールされた印刷アプリケーションソフトウェア200を記憶している。また、記憶部24は、2つの通信設定情報INF9,INF20を記憶している。通信設定情報INF9は、このスマートフォン20Cと、東京オフィスに設置されたアクセスポイント9(図示せず)との間で無線通信Wを確立するための通信設定に関する情報である。通信設定情報INF20は、このスマートフォン20Cと、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30(この例では画像形成装置30C)との間で無線通信Wを確立するための通信設定に関する情報である。
図5は、記憶部24に記憶された通信設定情報INF9,INF20の一例を表すものである。この例では、通信設定情報INF9では、SSIDは、“TOKYO_OFFICE”に設定されており、暗号化キーは、“11112222AAAAbbbb”に設定されている。また、通信設定情報INF20では、SSIDは、“PrintFromSmartPhone”に設定されており、暗号化キーは、“9999999999”に設定されている。
この通信設定情報INF9は、例えば、最初にスマートフォン20Cを東京オフィスに設置されたアクセスポイント9に無線接続する際に、ユーザにより入力され、スマートフォン20Cの記憶部24に記憶される。また、通信設定情報INF20は、印刷アプリケーションソフトウェア200をスマートフォン20Cにインストールする際に、スマートフォン20Cの記憶部24に記憶される。すなわち、印刷アプリケーションソフトウェア200は、通信設定情報INF20についての情報を含んでいる。言い換えれば、この通信設定情報INF20は、変更可能なものではなく、固定的なものである。そして、この印刷アプリケーションソフトウェア200は、印刷アプリケーションソフトウェア200をスマートフォン20Cにインストールする際に、このような固定的な通信設定情報INF20を記憶部24に記憶するようにプログラムされている。
電話通信モジュール25は、例えばLTE(Long Term Evolution)などを用いて、携帯電話の基地局との間で無線通信を行うものである。
接続部26は、データ通信モジュール120に対するインタフェースである。
データ通信モジュール120は、無線LANを用いて無線通信Wを行うものである。データ通信モジュール120は、制御部121と、記憶部122と、通信部123と、接続部124とを有している。すなわち、データ通信モジュール120は、アクセスポイント10のデータ通信モジュール110と同様の構成を有するものである。記憶部122は、1つの通信設定情報INF(図4では通信設定情報INF20)を記憶する。記憶部122に記憶された通信設定情報INFは、制御部22により書き換え可能に構成されている。
図6,7は、記憶部122に記憶され得る通信設定情報INFの一例を表すものであり、図6は、通信設定情報INF9の一例を示し、図7は、通信設定情報INF20の一例を示す。具体的には、通常は、記憶部122には、図6に示したように、記憶部24に記憶された通信設定情報INF9と同じ情報が記憶されている。これにより、スマートフォン20Cは、東京オフィスにおいて、アクセスポイント9と無線通信Wを行うことができる。また、スマートフォン20Cのユーザが大阪オフィスに出張し、スマートフォン20Cを、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bに接続する場合には、スマートフォン20Cの制御部22は、図7に示したように、記憶部24に記憶された通信設定情報INF20を、一時的に記憶部122に記憶させる。これにより、スマートフォン20Cは、図1Bに示したように、大阪オフィスにおいて、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bと無線通信Wを行うことができるようになっている。
以上、スマートフォン20Cを例に挙げて説明したが、スマートフォン20A,20Bについても同様である。例えば、スマートフォン20Aでは、データ通信モジュール120の記憶部122は、通信設定情報INF10を記憶している。この通信設定情報INF10は、アクセスポイント10に記憶された通信設定情報INF10(図3)と同じである。通信設定情報INF10は、例えば、最初にスマートフォン20Aをアクセスポイント10に無線接続する際に、ユーザにより入力され、スマートフォン20Aの記憶部24に記憶されるとともに、スマートフォン20Aの記憶部122に記憶される。これにより、スマートフォン20Aは、図1Aに示したように、アクセスポイント10を介して画像形成装置30A,30Bと無線通信Wを行うことができ、図1Bに示したように、アクセスポイント10を介して画像形成装置30Aと無線通信Wを行うことができるようになっている。
(画像形成装置30)
次に、画像形成装置30の一構成例について、画像形成装置30Bを例に挙げて説明する。
図8は、画像形成装置30Bの一構成例を表すものである。画像形成装置30Bは、表示操作部31と、制御部32と、記憶部33と、画像形成部34と、接続部35と、データ通信モジュール130とを有している。
表示操作部31は、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置30Bの動作状態や、ユーザへの指示などを表示するものである。
図9は、表示操作部31の一構成例を表すものである。表示操作部31は、表示部41と、上ボタン42と、下ボタン43と、“OK”ボタン44と、“戻る”ボタン45とを有している。表示部41は、情報を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイを用いて構成される。この例では、表示部41は、いわゆる待機画面を表示している。この待機画面は、画像形成部34における、4色の現像剤(シアン色(C)、マゼンタ色(M)、黄色(Y)、および黒色(K))のそれぞれの残量を示している。上ボタン42および下ボタン43は、項目を選択する際にユーザが操作するボタンである。“OK”ボタン44は、次に進む際にユーザが操作するボタンである。“戻る”ボタン45は、1つ前に戻る際にユーザが操作するボタンである。
制御部32は、画像形成装置30Bにおける動作を制御するものである。制御部32は、例えばCPUおよびRAMを含むモジュールを用いて構成される。
記憶部33は、画像形成装置30Bにおいて実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものであり、例えば不揮発性メモリを用いて構成される。記憶部33は、2つの通信設定情報INF10,INF20を記憶している。
図10は、記憶部33に記憶された通信設定情報INF10,INF20の一例を表すものである。通信設定情報INF10は、アクセスポイント10に記憶された通信設定情報INF10(図3)と同じであり、通信設定情報INF20は、スマートフォン20Cに記憶された通信設定情報INF20(図5)と同じである。
この通信設定情報INF10は、例えば、最初に画像形成装置30Bをアクセスポイント10に無線接続する際に、ユーザにより入力され、画像形成装置30Bの記憶部33に記憶される。また、通信設定情報INF20は、例えば、ファームウェアを画像形成装置30Bにインストールする際に、画像形成装置30Bの記憶部33に記憶される。すなわち、ファームウェアは、通信設定情報INF20についての情報を含んでいる。言い換えれば、この通信設定情報INF20は、変更可能なものではなく、固定的なものである。そして、このファームウェアは、例えば画像形成装置30Bの製造時などにファームウェアを画像形成装置30Bにインストールする際に、このような固定的な通信設定情報INF20を記憶部33に記憶するようにプログラムされている。
画像形成部34は、スマートフォン20から送信された印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成するものである。この例では、画像形成部34は、4色の現像剤(シアン色(C)、マゼンタ色(M)、黄色(Y)、および黒色(K))を用いて、記録媒体に画像を形成するようになっている。なお、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、3色の現像剤(例えばシアン色、マゼンタ色、および黄色)を用いて、記録媒体に画像を形成してもよいし、1色の現像剤(例えば黒色)を用いて、記録媒体に画像を形成してもよい。
接続部35は、データ通信モジュール130に対するインタフェースである。
データ通信モジュール130は、無線LANを用いて無線通信Wを行うものである。データ通信モジュール130は、制御部131と、記憶部132と、通信部133と、接続部134とを有している。すなわち、データ通信モジュール130は、アクセスポイント10のデータ通信モジュール110と同様の構成を有するものである。記憶部132は、1つの通信設定情報INF(図8では通信設定情報INF20)を記憶する。記憶部132に記憶された通信設定情報INFは、制御部32により書き換え可能に構成されている。
図11,12は、記憶部132に記憶され得る通信設定情報INFの一例を表すものであり、図11は、通信設定情報INF10の一例を示し、図12は、通信設定情報INF20の一例を示す。具体的には、通常は、記憶部132には、図11に示したように、記憶部33に記憶された通信設定情報INF10と同じ情報が記憶されている。これにより、画像形成装置30Bは、図1Aに示したように、アクセスポイント10と無線通信Wを行うことができる。スマートフォン20Cのユーザが大阪オフィスに出張し、スマートフォン20Cを、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bに接続する場合には、画像形成装置30Bの制御部32は、図12に示したように、記憶部33に記憶された通信設定情報INF20を、一時的に記憶部132に記憶させる。これにより、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bは、図1Bに示したように、大阪オフィスにおいて、スマートフォン20Cと無線通信Wを行うことができるようになっている。
以上、画像形成装置30Bを例に挙げて説明したが、画像形成装置30Aについても同様である。画像形成装置30Aでは、データ通信モジュール130の記憶部132は、通信設定情報INF10を記憶している。この通信設定情報INF10は、アクセスポイント10に記憶された通信設定情報INF10(図3)と同じである。通信設定情報INF10は、例えば、最初に画像形成装置30Aをアクセスポイント10に無線接続する際に、ユーザにより入力され、画像形成装置30Aの記憶部132に記憶される。これにより、画像形成装置30Aは、図1A,1Bに示したように、アクセスポイント10を介してスマートフォン20A,20Bと無線通信Wを行うことができるようになっている。
ここで、スマートフォン20Cは、本発明における「第1の携帯端末」の一具体例に対応する。画像形成装置30Bは、本発明における「画像形成装置」の一具体例に対応する。印刷データDPは、本発明における「第1の画像データ」の一具体例に対応する。
記憶部24は、本発明における「第1の記憶部」の一具体例に対応する。通信設定情報INF20は、本発明における「第1の通信設定情報」の一具体例に対応する。通信設定情報INF9は、本発明における「第2の通信設定情報」の一具体例に対応する。データ通信モジュール120は、本発明における「第1の通信部」の一具体例に対応する。制御部22および処理部23は、本発明における「第1の設定部」の一具体例に対応する。
記憶部33は、本発明における「第2の記憶部」の一具体例に対応する。通信設定情報INF10は、本発明における「第3の通信設定情報」の一具体例に対応する。データ通信モジュール130は、本発明における「第2の通信部」の一具体例に対応する。制御部32は、本発明における「第2の設定部」の一具体例に対応する。画像形成部34は、本発明における「画像形成部」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成システム1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1A,1Bを参照して、画像形成システム1の全体動作概要を説明する。画像形成システム1A(図1A)では、アクセスポイント10の記憶部112は通信設定情報INF10を記憶し、スマートフォン20A,20Bの記憶部122は通信設定情報INF10を記憶している。また、画像形成装置30A,30Bは、ともにインフラストラクチャモードM1で動作し、画像形成装置30A,30Bの記憶部132は通信設定情報INF10を記憶している。これにより、例えば、スマートフォン20Aは、アクセスポイント10を介して画像形成装置30Aと無線通信Wを行い、印刷データDPを画像形成装置30Aに送信する。そして、画像形成装置30Aは、この印刷データDPを受信し、受信した印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成する。画像形成装置30Bについても同様である。
画像形成システム1B(図1B)では、アクセスポイント10の記憶部112は通信設定情報INF10を記憶し、スマートフォン20A,20Bの記憶部122は通信設定情報INF10を記憶している。また、画像形成装置30Aは、インフラストラクチャモードM1で動作し、画像形成装置30Aの記憶部132は通信設定情報INF10を記憶している。これにより、例えば、スマートフォン20Aは、アクセスポイント10を介して画像形成装置30Aと無線通信Wを行い、印刷データDPを画像形成装置30Aに送信する。そして、画像形成装置30Aは、この印刷データDPを受信し、受信した印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成する。
また、この画像形成システム1Bでは、スマートフォン20Cの記憶部122は、一時的に、通信設定情報INF20を記憶している。また、画像形成装置30Bは、アクセスポイントモードM2で動作し、画像形成装置30Bの記憶部132は、一時的に、通信設定情報INF20を記憶している。これにより、例えば、スマートフォン20Cは、アクセスポイント10を介さずに、直接、画像形成装置30Bと無線通信Wを行い、印刷データDPを画像形成装置30Bに送信する。そして、画像形成装置30Bは、この印刷データDPを受信し、受信した印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成する。
(詳細動作)
大阪オフィスでは、画像形成装置30Bは、通常は、インフラストラクチャモードM1で動作し、画像形成装置30Bの記憶部132は、アクセスポイント10との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF10(図11)を記憶している。これにより、図1Aに示したように、例えば、スマートフォン20Aは、アクセスポイント10を介して画像形成装置30Bと無線通信Wを行い、印刷データDPを画像形成装置30Bに送信する。そして、画像形成装置30Bは、この印刷データDPを受信し、受信した印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成する。
スマートフォン20Cのユーザは、通常は東京オフィスにおり、スマートフォン20Cの記憶部122は、東京オフィスに設置されたアクセスポイント9(図示せず)との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF9(図6)を記憶している。これにより、スマートフォン20Cは、東京オフィスにおいて、アクセスポイント9を介して無線通信Wを行う。
そして、このスマートフォン20Cのユーザが、大阪オフィスに出張し、画像形成装置30Bを用いて印刷を行いたい場合には、ユーザは、スマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bを操作することにより、画像形成装置30BをアクセスポイントモードM2で動作させるとともに、スマートフォン20Cにおけるデータ通信モジュール120の通信設定情報INFを通信設定情報INF20(図7)に一時的に書き換え、画像形成装置30Bにおけるデータ通信モジュール130の通信設定情報INFを通信設定情報INF20(図12)に一時的に書き換える。これにより、図1Bに示したように、スマートフォン20Cは、アクセスポイント10を介さずに、直接、画像形成装置30Bと無線通信Wを行い、印刷データDPを画像形成装置30Bに送信し、画像形成装置30Bは、この印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成することができる。以下に、この動作について詳細に説明する。
図13A,13Bは、スマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bの一動作例を表すものである。図13A,13Bにおいて、ユーザの操作を括弧内に示している。
まず、スマートフォン20Cのユーザが、スマートフォン20Cの表示操作部21を操作することにより、印刷アプリケーションソフトウェア200の起動を指示すると、スマートフォン20Cの処理部23は、記憶部24にインストールされた印刷アプリケーションソフトウェア200を起動する(ステップS101)。
そして、スマートフォン20Cの表示操作部21は、表示操作プログラム201を実行する処理部23からの指示に基づいて、写真選択画面210を表示する(ステップS102)。
図14は、スマートフォン20Cの表示操作部21が表示する写真選択画面210の一例を表すものである。この写真選択画面210は、写真一覧表示部211と、メッセージ表示部212とを含んでいる。写真一覧表示部211には、写真のサムネイルの一覧が表示され、メッセージ表示部212には、ユーザへのメッセージが表示される。この例では、メッセージ表示部212には、ユーザに対して、写真の選択を促すメッセージが表示されている。
ユーザは、表示操作部21を操作することにより、スマートフォン20Cの表示操作部21に表示された写真のサムネイルの一覧から、印刷する写真を選択する。
次に、スマートフォン20Cの表示操作部21は、表示操作プログラム201を実行する処理部23からの指示に基づいて、ユーザに対して、印刷する画像形成装置30(この例では画像形成装置30B)を操作することにより“スマートフォンから印刷”を選択するように促す指示画面220を表示する(ステップS103)。
図15は、スマートフォン20Cの表示操作部21が表示する指示画面220の一例を表すものである。この指示画面220の写真一覧表示部211には、複数のサムネイルのうちの、ユーザにより選択された写真のサムネイルが、この例では網掛けされて表示される。また、メッセージ表示部212には、ユーザに対して、“スマートフォンから印刷”の選択を促すメッセージが表示される。
ユーザは、印刷を行う画像形成装置30(この例では画像形成装置30B)の表示操作部31を操作することにより、メニューから、“スマートフォンから印刷”を選択する。
図16〜18は、画像形成装置30Bの表示操作部31の一例を表すものである。図9に示した待機画面において、ユーザが例えば上ボタン42を操作すると、表示操作部31の表示部41は、図16に示したように、“メニュー” の項目を表示する。その後に、さらにユーザが例えば上ボタン42または下ボタン43を操作すると、表示操作部31の表示部41は、図17に示したように、“スマートフォンから印刷”の項目を表示する。そして、ユーザが、“OK”ボタン44を操作することにより、“スマートフォンから印刷”が選択される。
画像形成装置30Bの表示操作部31は、このようにして、ユーザによる“スマートフォンから印刷”の選択を受け付ける(ステップS104)。これにより、表示操作部31の表示部41は、図18に示したように、画像形成装置30Bが“接続待ち”である旨を表示する。
スマートフォン20Cでは、ステップS103において指示画面220を表示した後に、制御部22は、記憶部24が、印刷アプリケーションソフトウェア200をインストールしたときに記憶された通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを確認する(ステップS105)。ステップS105において、記憶部24が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶していない場合(ステップS105において“N”)には、ステップS107に進む。すなわち、この場合には、スマートフォン20Cには、通常使用している通信設定がないので、ステップS107に進む。
ステップS105において、記憶部24が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶している場合(ステップS105において“Y”)には、制御部22は、通常使用している通信設定があると判断し、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを示す記憶フラグF1を“1”に設定する(ステップS106)。すなわち、この場合には、スマートフォン20Cには、通常使用している通信設定があるので、制御部22は、後ほど通信設定を元に戻すために記憶フラグF1を“1”に設定する。そして、ステップS107に進む。
この例では、スマートフォン20Cの記憶部24は、図4,5に示したように、通信設定情報INF20以外に、東京オフィスに設置されたアクセスポイント9(図示せず)との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF9を記憶しているため(ステップS105において“Y”)、ステップS106において、記憶フラグF1を“1”に設定する。
次に、スマートフォン20Cの制御部22は、記憶部24に記憶された通信設定情報INF20に基づいて、データ通信モジュール120の通信設定を行う(ステップS107)。具体的には、制御部22は、記憶部24に記憶された通信設定情報INF20を、一時的に、データ通信モジュール120の記憶部122に記憶させることにより、データ通信モジュール120の通信設定を行う。すなわち、この例では、このステップS107よりも前では、スマートフォン20Cの記憶部122は、東京オフィスに設置されたアクセスポイント9(図示せず)との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF9を記憶しているので、制御部22は、通信設定情報INF20を、一時的に記憶部122に記憶させる。そして、スマートフォン20Cは、新たな通信設定に基づいて、無線通信Wを開始する。
一方、画像形成装置30Bでは、ステップS104において、ユーザによる“スマートフォンから印刷”の選択を受け付けた後に、制御部32は、記憶部33が、ファームウェアをインストールしたときに記憶された通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを確認する(ステップS108)。ステップS108において、記憶部33が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶していない場合(ステップS108において“N”)には、ステップS110に進む。すなわち、この場合には、画像形成装置30Bには、通常使用している通信設定がないので、ステップS110に進む。
ステップS108において、記憶部33が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶している場合(ステップS108において“Y”)には、制御部32は、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを示す記憶フラグF2を“1”に設定する(ステップS109)。すなわち、この場合には、画像形成装置30Bには、通常使用している通信設定があるので、制御部32は、後ほど通信設定を元に戻すために記憶フラグF2を“1”に設定する。そして、ステップS110に進む。
この例では、画像形成装置30Bの記憶部33は、図8,10に示したように、通信設定情報INF20以外に、大阪オフィスに設置されたアクセスポイント10との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF10を記憶しているため(ステップS108において“Y”)、ステップS109において、記憶フラグF2を“1”に設定する。
次に、画像形成装置30Bは、記憶部33に記憶された通信設定情報INF20に基づいて、データ通信モジュール130の通信設定を行うとともに、アクセスポイントモードM2で動作を開始する(ステップS110)。具体的には、画像形成装置30Bの制御部32は、記憶部33に記憶された通信設定情報INF20を、一時的に、データ通信モジュール130の記憶部132に記憶させることにより、データ通信モジュール130の通信設定を行う。すなわち、この例では、このステップS110よりも前では、画像形成装置30Bの記憶部132は、アクセスポイント10との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF10を記憶しているので、制御部32は、一時的に、通信設定情報INF20を、記憶部132に記憶させる。そして、画像形成装置30Bのデータ通信モジュール130は、制御部32からの指示に基づいて、アクセスポイントモードM2で、無線通信Wを開始する。すなわち、この例では、このステップS110よりも前では、画像形成装置30Bのデータ通信モジュール130は、インフラストラクチャモードM1で動作しているので、データ通信モジュール130は、制御部32からの指示に基づいて、動作モードMをアクセスポイントモードM2に切り替える。
このようにして、ステップS107において、スマートフォン20Cは、通信設定情報INF20に基づいて通信設定を行い、新たな通信設定に基づいて、無線通信Wを開始する。そして、ステップS110において、画像形成装置30Bは、通信設定情報INF20に基づいて通信設定を行い、新たな通信設定に基づいて、アクセスポイントモードM2で無線通信Wを開始する。そして、その結果、スマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bは、無線通信Wを確立する(ステップS111)。その際、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bの制御部131は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとしても動作し、スマートフォン20Cに対してIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てる。
スマートフォン20Cの制御部22が、ステップS111における無線通信Wの確立を検出すると、次に、スマートフォン20Cの表示操作部21は、表示操作プログラム201を実行する処理部23からの指示に基づいて、印刷を行うかどうかを確認する確認画面230を表示する(ステップS112)。
図19は、スマートフォン20Cの表示操作部21が表示する確認画面230の一例を表すものである。この確認画面230のメッセージ表示部212には、無線通信Wが確立した旨(“接続完了”)、および印刷を行うかどうかを確認するメッセージが表示される。また、写真一覧表示部211における、ユーザにより選択された写真のサムネイルに対応する位置に、印刷ボタン231が表示される。
ユーザは、スマートフォン20Cの表示操作部21が表示する印刷ボタン231を操作することにより、印刷を行う旨を指示する。
次に、スマートフォン20Cの処理部23は、印刷データ処理プログラム202を実行することにより、ユーザが選択した写真を印刷するための印刷データDPを生成する(ステップS113)。
次に、スマートフォン20Cのデータ通信モジュール120は、ステップS111において確立した無線通信Wにより、画像形成装置30Bのデータ通信モジュール130に対して、印刷データDPを送信する(ステップS114)。そして、画像形成装置30Bのデータ通信モジュール130は、この印刷データDPを受信する。
次に、画像形成装置30Bの画像形成部34は、印刷データDPに基づいて、記録媒体に画像を形成する(ステップS115)。
次に、画像形成装置30Bのデータ通信モジュール130は、ステップS111において確立した無線通信Wにより、スマートフォン20Cのデータ通信モジュール120に対して、印刷完了通知を送信する(ステップS116)。そして、スマートフォン20Cのデータ通信モジュール120は、この印刷完了通知を受信する。
図20は、印刷完了通知の一例を表すものである。この印刷完了通知は、ヘッダ情報と、送信元のIPアドレスについての情報と、送信先のIPアドレスについての情報と、データとを含んでいる。このデータは、印刷が完了した旨の情報を示すものである。
スマートフォン20Cが、この印刷完了通知を受け取ると、次に、スマートフォン20Cのデータ通信モジュール120は、画像形成装置30Bへの無線接続を終了する(ステップS117)。
次に、スマートフォン20Cの制御部22は、記憶フラグF1が“1”である(F1=1)かどうかを確認する(ステップS118)。記憶フラグF1が“1”でない場合(ステップS118において“N”)には、このシーケンスは終了する。すなわち、この場合には、スマートフォン20Cには、通常使用している通信設定がないので、スマートフォン20Cは、無線通信Wを終了する。
記憶フラグF1が“1”である場合(ステップS118において“Y”)には、スマートフォン20Cに通常使用している通信設定があるので、スマートフォン20Cの制御部22は、記憶フラグF1を“0”に設定するとともに、データ通信モジュール120の通信設定を、通常使用している通信設定に戻す(ステップS119)。そして、このシーケンスは終了する。
この例では、ステップS106において、記憶フラグF1を“1”に設定しているので(ステップS118において“Y”)、制御部22は、記憶フラグF1を“0”に設定するとともに、データ通信モジュール120の記憶部122の通信設定情報INFを、ステップS107よりも前に記憶部122が記憶していた通信設定情報INF9に戻す。これにより、スマートフォン20Cは、ユーザが東京オフィスに戻ったときに、東京オフィスのアクセスポイント9(図示せず)に接続することができる。
一方、画像形成装置30Bでは、ステップS116において印刷完了通知を送信した後に、アクセスポイントモードM2での動作を停止する(ステップS120)。
次に、画像形成装置30Bの制御部32は、記憶フラグF2が“1”である(F2=1)かどうかを確認する(ステップS121)。記憶フラグF2が“1”でない場合(ステップS121において“N”)には、このシーケンスは終了する。すなわち、この場合には、画像形成装置30Bには、通常使用している通信設定がないので、画像形成装置30Bは、無線通信Wを終了する。
記憶フラグF2が“1”である場合(ステップS121において“Y”)には、画像形成装置30Bに通常使用している通信設定があるので、画像形成装置30Bの制御部32は、記憶フラグF2を“0”に設定するとともに、データ通信モジュール130の通信設定を、通常使用している通信設定に戻す(ステップS122)。そして、このシーケンスは終了する。
この例では、ステップS109において、記憶フラグF2を“1”に設定しているので(ステップS121において“Y”)、制御部32は、記憶フラグF2を“0”に設定するとともに、データ通信モジュール130の記憶部132の通信設定情報INFを、ステップS110よりも前に記憶部132が記憶していた通信設定情報INF10に戻す。これにより、画像形成装置30Bは、インフラストラクチャモードM1で動作し、アクセスポイント10との間で無線通信Wを再度確立する。
以上のように、画像形成システム1では、通常使用する通信設定情報INFとは別に、固定的な通信設定情報INF20を設けるようにした。そして、画像形成システム1では、例えば、スマートフォン20Cを有するユーザが大阪オフィスに出張したときに、大阪オフィスの画像形成装置30Bを、アクセスポイントモードM2で動作させるとともに、この固定的な通信設定情報INF20に基づいてスマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bの通信設定を行うようにした。これにより、画像形成システム1では、スマートフォン20Cのユーザは、SSIDや暗号化キーを入力する手間が省けるため、ユーザの利便性を高めることができる。
すなわち、スマートフォン20Cを、アクセスポイント10を介して画像形成装置30Bに接続する場合には、アクセスポイント10の通信設定情報INF10に応じて、スマートフォン20Cの通信設定を行う必要がある。すなわち、この場合には、スマートフォン20Cのユーザは、スマートフォン20Cを操作することにより、SSIDや暗号化キーを入力する必要がある。特に、例えばネットワーク管理者がSSIDや暗号化キーを変更した場合には、スマートフォン20Cのユーザは、その都度、SSIDや暗号化キーを入力する必要がある。一方、画像形成システム1では、画像形成装置30Bを、アクセスポイントモードM2で動作させるとともに、固定的な通信設定情報INF20に基づいてスマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bの通信設定を行うようにした。これにより、スマートフォン20Cのユーザは、SSIDや暗号化キーを入力する手間が省けるため、ユーザの利便性を高めることができる。
また、画像形成システム1では、印刷が終了した後に、スマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bの通信設定を戻すようにしたので、通信設定を戻すためにユーザが操作を行う必要がないので、ユーザの利便性を高めることができる。
また、画像形成システム1では、通常使用している通信設定がない場合には、印刷が終了した後において、無線通信Wを再度確立しないようにした。これにより、画像形成システム1では、電波の発生を抑えることができる。その結果、例えば、医療機器、測定機器など、電波による性能低下が懸念される機器が存在する建物内において、トラブルが発生するリスクを低減することができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、通常使用する通信設定情報とは別に、固定的な通信設定情報を設けるようにしたので、SSIDや暗号化キーを入力する手間が省けるため、ユーザの利便性を高めることができる。
本実施の形態では、印刷が終了した後に、スマートフォンおよび画像形成装置の通信設定を戻すようにしたので、ユーザの利便性を高めることができる。
本実施の形態では、通常使用している通信設定がない場合には、印刷が終了した後において、無線通信Wを再度確立しないようにしたので、電波の発生を抑えることができるため、医療機器、測定機器など、電波による性能低下が懸念される機器が存在する建物内において、トラブルが発生するリスクを低減することができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、スマートフォン20を用いて画像形成システム1を構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末を用いて画像形成システムを構成してもよい。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、1つのスマートフォン20(この例ではスマートフォン20C)を、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bに無線接続したが、これに限定されるものではなく、例えば、複数のスマートフォン20を同時にアクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bに無線接続してもよい。この場合、複数のスマートフォン20のそれぞれは、上記実施の形態の場合(図13A)と同様に、印刷アプリケーションソフトウェア200を起動し(ステップS101)、写真選択画面210を表示し(ステップS102)、“スマートフォンから印刷”の選択を促す指示画面220を表示し(ステップS103)、通信設定情報INF20に基づいて通信設定を行う(ステップS105〜S107)。同様に、画像形成装置30Bは、“スマートフォンから印刷”の選択を受け付け(ステップS104)、通信設定情報INF20に基づいて通信設定を行うとともに、アクセスポイントモードM2で動作を開始する(ステップS108〜S110)。これにより、複数のスマートフォン20および画像形成装置30Bは、無線通信Wを確立する(ステップS111)。その際、アクセスポイントモードM2で動作する画像形成装置30Bの制御部131は、DHCPサーバとしても動作し、複数のスマートフォン20のそれぞれに対して、互いに異なるIPアドレスを割り当てる。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、画像形成装置30Bが2つの動作モードMを有するようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、スマートフォン20Cが2つの動作モードM(インフラストラクチャモードM1およびアクセスポイントモードM2)を有するようにしてもよい。この場合でも、例えば、スマートフォン20Cを有するユーザが大阪オフィスに出張したときに、スマートフォン20CをアクセスポイントモードM2で動作させるとともに、固定的な通信設定情報INF20に基づいてスマートフォン20Cおよび画像形成装置30Bの通信設定を行うことにより、スマートフォン20Cのユーザの利便性を高めることができる。
[変形例1−4]
上記実施の形態では、スマートフォン20Cが画像形成装置30Bに印刷データDPを送信したが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成装置30Bに代えて、コピー機能、ファックス機能、スキャン機能、プリント機能などを有する、いわゆる多機能周辺装置(MFP;Multi Function Peripheral)を用いてもよい。図21は、多機能周辺装置90Bの一構成例を表すものである。多機能周辺装置90Bは、制御部92と、記憶部93と、画像読取部96と、FAX通信部97とを有している。制御部92は、多機能周辺装置90Bにおける動作を制御するものである。記憶部93は、多機能周辺装置90Bにおいて実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものである。画像読取部96は、紙などの読取媒体に記録された情報を読み取るものであり、例えばCIS(Contact Image Sensor)を用いて構成されるものである。FAX通信部97は、電話回線を介して通信相手との間でFAXデータを送受信するものである。このような多機能周辺装置90Bを用いて画像形成システムを構成し、例えば、無線通信Wにおいて、画像読取部96が読み取ったデータ(スキャンデータDS)をスマートフォン20Cに送信してもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る画像形成システム2について説明する。本実施の形態は、通常使用する通信設定情報とは別に、例えば画像形成装置の電源を投入する度に自動的に変更される通信設定情報を用いて、無線通信Wを確立するものである。すなわち、上記第1の実施の形態では、通常使用する通信設定情報とは別に、固定的な通信設定情報を用いたが、これに代えて、本実施の形態では、自動的に変更される通信設定情報を用いている。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成システム1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1A,1Bに示したように、画像形成システム2は、アクセスポイント10と、3つのスマートフォン50(スマートフォン50A,50B,50C)と、2つの画像形成装置60(画像形成装置60A,60B)とを備えている。スマートフォン50のそれぞれは、無線LANを用いて無線通信Wを行う機能に加えて、近距離無線通信を用いて通信を行う機能をも有している。同様に、画像形成装置60のそれぞれは、無線LANを用いて無線通信Wを行う機能に加えて、近距離無線通信(NFC;Near Field Communication)を用いて通信を行う機能をも有している。
(スマートフォン50)
次に、スマートフォン50の一構成例について、スマートフォン50Cを例に挙げて説明する。
図22は、スマートフォン50Cの一構成例を表すものである。スマートフォン50Cは、制御部52と、処理部53と、記憶部54と、NFC通信部57を有している。
制御部52は、スマートフォン50Cにおける動作を制御するものである。処理部53は、プログラムを実行することにより、様々な処理を行うものである。このスマートフォン50Cには、印刷アプリケーションソフトウェア500がインストールされており、処理部53は、この印刷アプリケーションソフトウェア500を実行する。この印刷アプリケーションソフトウェア500は、表示操作プログラム501と、印刷データ処理プログラム502とを含んでいる。
記憶部54は、スマートフォン50Cにおいて実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものである。記憶部54は、インストールされた印刷アプリケーションソフトウェア500を記憶している。また、記憶部54は、2つの通信設定情報INF9,INF20を記憶している。この通信設定情報INF20は、画像形成装置60Bにより生成されるものである。そして、スマートフォン50Cは、画像形成装置60Bとの間で近距離無線通信を行うことにより、画像形成装置60Bからこの通信設定情報INF20を受け取り、この通信設定情報INF20を記憶部54に記憶させるようになっている。
NFC通信部57は、画像形成装置60のNFCリーダライタ66(後述)との間で近距離無線通信を行うものである。
以上、スマートフォン50Cを例に挙げて説明したが、スマートフォン50A,50Bについても同様である。例えば、スマートフォン50Aでは、データ通信モジュール120の記憶部122は、通信設定情報INF10を記憶している。これにより、スマートフォン50Aは、図1Aに示したように、アクセスポイント10を介して画像形成装置60A,60Bと無線通信Wを行うことができ、図1Bに示したように、アクセスポイント10を介して画像形成装置60Aと無線通信Wを行うことができるようになっている。
(画像形成装置60)
次に、画像形成装置60の一構成例について、画像形成装置60Bを例に挙げて説明する。
図23は、画像形成装置60Bの一構成例を表すものである。画像形成装置60Bは、制御部62と、処理部67と、記憶部63と、NFCリーダライタ66とを有している。
制御部62は、画像形成装置60Bにおける動作を制御するものである。処理部67は、プログラムを実行することにより、様々な処理を行うものである。制御部62および処理部67は、例えばCPUおよびRAMを含むモジュールを用いて構成される。この画像形成装置60Bには、通信設定情報生成プログラム600を含むファームウェアがインストールされており、処理部67は、この通信設定情報生成プログラム600を実行する。この通信設定情報生成プログラム600は、例えば、画像形成装置60Bの電源を投入する度に、例えば乱数を用いて、通信設定情報INF20を生成するものである。すなわち、通信設定情報INF20に含まれるSSIDおよび暗号化キーは、ランダムなものである。
記憶部63は、画像形成装置60Bにおいて実行されるプログラム、通信データ、各種設定データなどを記憶するものである。記憶部63は、2つの通信設定情報INF10,INF20を記憶している。通信設定情報INF20は、通信設定情報生成プログラム600を実行する処理部67により生成され、この記憶部63に記憶される。
NFCリーダライタ66は、スマートフォン50のNFC通信部57との間で近距離無線通信を行うものである。
以上、画像形成装置60Bを例に挙げて説明したが、画像形成装置60Aについても同様である。画像形成装置60Aでは、データ通信モジュール130の記憶部132は、通信設定情報INF10を記憶している。これにより、画像形成装置60Aは、図1A,1Bに示したように、アクセスポイント10を介してスマートフォン50A,50Bと無線通信Wを行うことができるようになっている。
ここで、スマートフォン50Cは、本発明における「第1の携帯端末」の一具体例に対応する。画像形成装置60Bは、本発明における「画像形成装置」の一具体例に対応する。NFC通信部57は、本発明における「取得部」の一具体例に対応する。記憶部54は、本発明における「第1の記憶部」の一具体例に対応する。制御部52および処理部53は、本発明における「第1の設定部」の一具体例に対応する。記憶部63は、本発明における「第2の記憶部」の一具体例に対応する。NFCリーダライタ66は、本発明における「供給部」の一具体例に対応する。制御部62は、本発明における「第2の設定部」の一具体例に対応する。処理部67は、本発明における「情報生成部」の一具体例に対応する。
図24A,24Bは、スマートフォン50Cおよび画像形成装置60Bの一動作例を表すものである。
画像形成装置60Bの処理部67は、画像形成装置60Bの電源投入時に、通信設定情報生成プログラム600を実行することにより、通信設定情報INF20を生成する(ステップS201)。そして、記憶部63は、処理部67が生成した通信設定情報INF20を記憶する。
その後、スマートフォン50Cのユーザが、印刷アプリケーションソフトウェア500の起動を指示すると、スマートフォン50Cの処理部53は、記憶部54にインストールされた印刷アプリケーションソフトウェア500を起動し(ステップS101)、スマートフォン50Cの表示操作部21は、表示操作プログラム501を実行する処理部53からの指示に基づいて、写真選択画面210を表示する(ステップS102)。そして、ユーザは、表示操作部21を操作することにより、スマートフォン50Cの表示操作部21に表示された写真のサムネイルの一覧から、印刷する写真を選択する。
次に、スマートフォン50Cの表示操作部21は、表示操作プログラム501を実行する処理部53からの指示に基づいて、ユーザに対して、印刷する画像形成装置60(この例では画像形成装置60B)のNFCリーダライタ66にスマートフォン50Cをかざすように促す指示画面520を表示する(ステップS202)。
図25は、スマートフォン50Cの表示操作部21が表示する指示画面520の一例を表すものである。この指示画面520の写真一覧表示部211には、複数のサムネイルのうちの、ユーザにより選択された写真のサムネイルが、この例では網掛けされて表示される。また、メッセージ表示部212には、ユーザに対して、印刷する画像形成装置60(この例では画像形成装置60B)のNFCリーダライタ66にスマートフォン50Cをかざすように促すメッセージが表示される。
ユーザは、スマートフォン50Cを、印刷を行う画像形成装置60(この例では画像形成装置60B)のNFCリーダライタ66にかざす。
次に、画像形成装置60BのNFCリーダライタ66は、記憶部63に記憶された通信設定情報INF20を、近距離無線通信により、スマートフォン50CのNFC通信部57に対して送信する(ステップS203)。スマートフォン50CのNFC通信部57は、この通信設定情報INF20を受信する。そして、スマートフォン50Cの記憶部54は、この通信設定情報INF20を記憶する。
次に、スマートフォン50Cの制御部52は、記憶部54が、近距離無線通信により取得した通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを確認する(ステップS105)。ステップS105において、記憶部54が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶していない場合(ステップS105において“N”)には、ステップS107に進む。
ステップS105において、記憶部54が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶している場合(ステップS105において“Y”)には、制御部52は、通常使用している通信設定があると判断し、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを示す記憶フラグF1を“1”に設定する(ステップS106)。そして、ステップS107に進む。
この例では、スマートフォン50Cの記憶部54は、第1の実施の形態の場合と同様に、通信設定情報INF20以外に、東京オフィスに設置されたアクセスポイント9(図示せず)との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF9を記憶しているため(ステップS105において“Y”)、ステップS106において、記憶フラグF1を“1”に設定する。
次に、スマートフォン50Cの制御部52は、記憶部54に記憶された通信設定情報INF20に基づいて、データ通信モジュール120の通信設定を行う(ステップS107)。具体的には、制御部52は、記憶部54に記憶された通信設定情報INF20を、一時的に、データ通信モジュール120の記憶部122に記憶させることにより、データ通信モジュール120の通信設定を行う。そして、スマートフォン50Cは、新たな通信設定に基づいて、無線通信Wを開始する。
一方、画像形成装置60Bでは、ステップS203において、NFCリーダライタ66が通信設定情報INF20をスマートフォン50Cに対して送信した後に、制御部62は、記憶部63が、処理部67により生成された通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを確認する(ステップS108)。ステップS108において、記憶部63が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶していない場合(ステップS108において“N”)には、ステップS110に進む。
ステップS108において、記憶部63が、通信設定情報INF20以外に、通信設定情報INFを記憶している場合(ステップS108において“Y”)には、制御部62は、通信設定情報INFを記憶しているかどうかを示す記憶フラグF2を“1”に設定する(ステップS109)。そして、ステップS110に進む。
この例では、画像形成装置60Bの記憶部63は、第1の実施の形態の場合と同様に、通信設定情報INF20以外に、大阪オフィスに設置されたアクセスポイント10との間で無線通信Wを確立するための通信設定情報INF10を記憶しているため(ステップS108において“Y”)、ステップS109において、記憶フラグF2を“1”に設定する。
次に、画像形成装置60Bは、記憶部63に記憶された通信設定情報INF20に基づいて、データ通信モジュール130の通信設定を行うとともに、アクセスポイントモードM2で動作を開始する(ステップS110)。具体的には、画像形成装置60Bの制御部62は、記憶部63に記憶された通信設定情報INF20を、一時的に、データ通信モジュール130の記憶部132に記憶させることにより、データ通信モジュール130の通信設定を行う。そして、画像形成装置60Bのデータ通信モジュール130は、制御部62からの指示に基づいて、アクセスポイントモードM2で、無線通信Wを開始する。
このようにして、ステップS107において、スマートフォン50Cは、通信設定情報INF20に基づいて通信設定を行い、新たな通信設定に基づいて、無線通信Wを開始する。そして、ステップS110において、画像形成装置60Bは、通信設定情報INF20に基づいて通信設定を行い、新たな通信設定に基づいて、アクセスポイントモードM2で無線通信Wを開始する。そして、その結果、スマートフォン50Cおよび画像形成装置60Bは、無線通信Wを確立する(ステップS111)。
これ以降の動作は、第1の実施の形態に係る画像形成システム1(図13B)の場合と同様である。
以上のように、画像形成システム2では、例えば画像形成装置60の電源を投入する度に自動的に変更される、ランダムな通信設定情報INF20を用いるようにした。これにより、例えば、複数のスマートフォン50を、アクセスポイントモードM2で動作する複数の画像形成装置60に、それぞれ無線LANを用いて接続する場合でも、互いに通信設定情報INFが異なるため、それぞれ独立して無線通信Wを行うことができる。その結果、ユーザの利便性を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、ランダムな通信設定情報INF20を用いるようにしたので、ユーザの利便性を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2−1]
上記実施の形態では、通信設定情報生成プログラム600は、例えば、画像形成装置60Bの電源を投入する度に、ランダムな通信設定情報INF20を生成したが、これに限定されるものではない。これに代えて、通信設定情報生成プログラムは、例えば、所定の時間(例えば1時間)が経過する度に、ランダムな通信設定情報INF20を生成してもよいし、例えば、スマートフォン50がNFCリーダライタ66にかざされる度に、ランダムな通信設定情報INF20を生成してもよい。
[その他の変形例]
上記実施の形態に係る画像形成システムに、上記第1の実施の形態の各変形例を適用してもよい。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、無線LANを用いて無線通信Wを行うようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばBluetooth(登録商標)などを用いて無線通信Wを行うようにしてもよい。
1,1A,1B,2,2A,2B…画像形成システム、10…アクセスポイント、11…制御部、12…記憶部、13…接続部、20,20A,20B,50,50A,50B…スマートフォン、21…表示操作部、22,52…制御部、23,53…処理部、24,54…記憶部、25…電話通信モジュール、26…接続部、30,30A,30B,60,60A,60B…画像形成装置、31…表示操作部、32,62…制御部、33,63…記憶部、34…画像形成部、35…接続部、41…表示部、42…上ボタン、43…下ボタン、44…“OK”ボタン、45…“戻る”ボタン、57…NFC通信部、66…NFCリーダライタ、67…処理部、90B…多機能周辺装置、92…制御部、93…記憶部、96…画像読取部、97…FAX通信部、110…データ通信モジュール、111…制御部、112…記憶部、113…通信部、113A…アンテナ、114…接続部、120…データ通信モジュール、121…制御部、122…記憶部、123…通信部、123A…アンテナ、124…接続部、130…データ通信モジュール、131…制御部、132…記憶部、133…通信部、133A…アンテナ、134…接続部、200,500…印刷アプリケーションソフトウェア、201,501…表示操作プログラム、202,502…印刷データ処理プログラム、210…写真選択画面、211…写真一覧表示部、212…メッセージ表示部、220,520…指示画面、230…確認画面、231…印刷ボタン、600…通信設定情報生成プログラム、DP…印刷データ、F1,F2…記憶フラグ、INF,INF9,INF10,INF20…通信設定情報、M…動作モード、M1…インフラストラクチャモード、M2…アクセスポイントモード、W…無線通信。

Claims (4)

  1. 線通信を行うことにより画像データを送信する携帯端末と、
    記無線通信を行うことにより前記画像データを受信し、前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置と
    を備え、
    記携帯端末は、
    前記画像形成装置から第1の通信設定情報を取得する取得部と、
    第2の通信設定情報を記憶可能な第1の記憶部と、
    記無線通信を行う第1の通信部と、
    前記第1の通信部が前記画像形成装置との間で記無線通信を行う場合に、前記取得部が取得した前記第1の通信設定情報を選択し、前記第1の通信設定情報に基づいて前記第1の通信部の通信設定を行う第1の設定部と
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記第1の通信設定情報を記憶し、第3の通信設定情報を記憶可能な第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部が記憶する前記第1の通信設定情報を前記携帯端末に供給する供給部と、
    記無線通信を行う第2の通信部と、
    前記第2の通信部が、前記画像形成装置が基地局として動作する第1の動作モードで前記携帯端末との間で記無線通信を行う場合に、前記第2の記憶部に記憶された前記第1の通信設定情報を選択し、前記第1の通信設定情報に基づいて前記第2の通信部の通信設定を行う第2の設定部と
    前記第2の通信部が受信した前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成部と
    を有し、
    前記第2の設定部は、
    前記供給部が前記第1の通信設定情報を前記携帯端末に供給した後に、前記第2の記憶部が前記第3の通信設定情報を記憶しているかどうかを確認し、
    前記第2の記憶部が前記第3の通信設定情報を記憶している場合には、前記携帯端末との間で前記無線通信が終了し前記第1の動作モードを停止した後に、前記第3の通信設定情報に基づいて前記第2の通信部の通信設定を行い、
    前記第2の記憶部が前記第3の通信設定情報を記憶していない場合には、前記第2の通信部による前記無線通信を終了させる
    画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置は、前記第1の通信設定情報を生成する情報生成部をさらに有し、
    前記第2の記憶部は、前記情報生成部が生成した前記第1の通信設定情報を記憶する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記供給部は、近距離無線通信により前記第1の通信設定情報を前記携帯端末に供給する
    請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 第1の通信設定情報を記憶し、第3の通信設定情報を記憶可能な第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部が記憶する前記第1の通信設定情報を携帯端末に供給する供給部と、
    前記携帯端末との間で無線通信を行うことにより画像データを受信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部が、自装置が基地局として動作する第1の動作モードで前記携帯端末との間で記無線通信を行う場合に、前記第2の記憶部に記憶された前記第1の通信設定情報を選択し、前記第1の通信設定情報に基づいて前記第2の通信部の通信設定を行う第2の設定部と
    前記第2の通信部が受信した前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成部と
    を備え
    前記第2の設定部は、
    前記供給部が前記第1の通信設定情報を前記携帯端末に供給した後に、前記第2の記憶部が前記第3の通信設定情報を記憶しているかどうかを確認し、
    前記第2の記憶部が前記第3の通信設定情報を記憶している場合には、前記携帯端末との間で前記無線通信が終了し前記第1の動作モードを停止した後に、前記第3の通信設定情報に基づいて前記第2の通信部の通信設定を行い、
    前記第2の記憶部が前記第3の通信設定情報を記憶していない場合には、前記第2の通信部による前記無線通信を終了させる
    画像形成装置。
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