JP6874299B2 - 交通支援システム - Google Patents
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Description
そのため情報処理装置は、地図データ及び各情報端末から、地図データが表す地図上における各情報端末の位置をリアルタイムで認識可能である。
さらに、各情報端末は、位置情報と一緒に自身を表すID情報を情報処理装置に送信する。そのため、このID情報に、このID情報によって特定される情報端末と一緒に移動する交通参加体の属性情報が含まれていれば、情報処理装置は各交通参加体の属性を認識できる。即ち、情報処理装置は、各交通参加体が、車両の運転手、歩行者、自転車、又は別種の交通参加体のいずれであるかを認識できる。
例えば、この情報端末に送信された情報の中に「あなたの車両の近くに歩行者がいる」という情報が含まれている場合は、この情報端末の所有者である運転手は車両の運転に関して注意を払うことが可能になる。
そのため情報処理装置は、例えば、ある情報端末と一緒に移動する車両が交通事故多発エリア周辺を走行していると判定したときに、この情報端末に対して「あなたの車両の近くに交通事故多発エリアがある」という注意喚起情報を送信可能である。
そのため、車両の運転手は現在車両が位置する位置の近くに交通事故多発エリアがあることを認識できる。
そのため、この場合は注意喚起情報を受信した情報端末の所有者である車両の運転手が、特別な注意を払いながらこの交通事故多発エリアを走行する必要性は低い。
即ち、情報端末が受信した注意喚起情報の中には、この情報端末の所有者にとって有用でないものが含まれることがある。
例えば、情報処理装置が現在時刻に基づいて、情報端末に対して「あなたの車両の近くに交通事故多発エリアがある」という注意喚起情報を送信すべか否かの判定をし、送信すべきと判定したときのみ注意喚起情報を情報端末に送信することが可能である。
処理1:情報端末が自身の位置情報及びID情報を情報処理装置へ送信する。
処理2:情報処理装置が受信した位置情報、交通事故多発エリアに関する情報、及び時刻等に関する情報、に基づいて、情報端末に注意喚起情報を送信べきか否かの判定処理を行なう。
処理3:情報端末に注意喚起情報を送信すべきと判定したときに、情報処理装置が注意喚起情報を情報端末に送信する。
そのため、仮に注意喚起情報を受信する情報端末の所有者が車両の運転手である場合には、情報処理装置が処理1乃至3を実行する間に、情報端末の位置が数十メートル以上変化する可能性がある。換言すると、処理1で情報処理装置が受信した情報端末の位置と、処理3の終了後に情報処理装置が送信した情報を受信した情報端末の位置、とが数十メートル以上離れる可能性がある。
そのため、情報端末が注意喚起情報を受信した時刻が到達する前に、車両が既に交通事故多発エリアに進入するおそれがある。
車両である対象移動体(50)と一緒に移動可能な情報端末(25)と、
前記情報端末が位置する場所及びその周辺地域を含むエリアを表す地図情報、及び前記エリアの一部であり且つ進入しようとする前記対象移動体に対して注意喚起を行うべき注意喚起推奨領域(DA1、DA2、30Z)を表す注意喚起推奨領域情報、を有する情報処理装置(16)と、
を備える交通支援システム(10)であって、
前記情報処理装置が、
前記対象移動体の位置である対象移動体位置情報を取得可能な対象移動体位置情報取得手段(16)と、
前記対象移動体位置情報取得手段が取得した前記対象移動体位置情報及び前記注意喚起推奨領域情報に基づいて、前記対象移動体が前記注意喚起推奨領域の外にあって前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が所定距離以下となったか否かを判定することにより前記情報端末に注意喚起情報を送信するか否かを判定する判定手段(16)と、
前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が前記所定距離以下であると判定したときに、前記注意喚起情報を前記情報端末へ送信する送信手段(16)と、
を備え、
前記情報端末が、
前記送信手段から送信された前記注意喚起情報を受信可能な端末側受信手段(29)と、
前記対象移動体である前記車両のウインカーに関する位置情報と前記車両の進行方向とを含む挙動情報を取得する挙動情報取得手段と、
周辺移動体情報を取得する周辺移動体情報取得手段(29)と、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記挙動情報及び前記周辺移動体情報を用いて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定する有用性判定手段(27)と、
前記有用性判定手段の判定結果に基づいて、注意喚起手段(54、55)による前記注意喚起情報に基く注意喚起動作の態様を切り替える切換手段(27)と、
を備える。
そして、有用性判定手段の判定結果に応じて、切換手段は注意喚起手段の注意喚起動作の態様を切り替える。
そのため、情報端末は、情報処理装置からの情報に基づいて判定する場合と比べて、注意喚起情報の有用性を早期に判定できる。即ち、情報端末は適切なタイミングで注意喚起情報の有用性を判定できる。
前記情報端末が、
時刻を取得する時刻取得手段(25、50)を備え、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記時刻にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定する。
前記情報端末が、
前記対象移動体の周辺の天候情報を取得する天候情報取得手段(25、50)を備え、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記天候情報にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定する。
前記切換手段が、
前記注意喚起手段を、前記注意喚起動作を実行する第一状態と、実行しない第二状態、とに切り替えるように構成される。
前記切換手段が、
前記注意喚起動作の内容に応じて、前記注意喚起手段を、第一の態様で前記注意喚起動作を実行する第一状態と、前記第一の態様とは異なる第二の態様で前記注意喚起動作を実行する第二状態、とに切り替えるように構成される。
本実施形態の交通支援システム10は、図1に示すように、主要な構成要素として、データセンター15、ビーコン20、及びスマートフォン25を備えている。
このネットワークは、通信事業者の通信網及びインターネット網を含んでいる。
各スマートフォン25は、通信事業者の基地局と無線通信(データ通信)を行う。この基地局は、通信事業者の通信網を介してインターネット網に接続されている。
情報処理装置16はインターネット網との間でデータ通信を行う。
さらに後述するように、各スマートフォン25はビーコン20が発信した電波を受信可能である。
時間変化に応じた変化が最も小さい(実質的に変化しない)レイヤーは、上記地図データに基づく地図画像である。他のレイヤーは、時間変化に応じて変化する情報を表している。例えば、地図画像とは別の一つのレイヤーは、ビーコン20及びスマートフォン25の位置情報を表している。
地図画像は互いに平行をなす2本の道路R1、R2の画像を含んでいる。さらに地図画像は、道路R1、R2に対して直交する道路R3、R4、R5、R6を含んでいる。これらの道路R1、R2、R3、R4、R5、R6はいずれも(自転車及び自動二輪車を含む)車両及び歩行者が通行可能である。
道路R1、R3は一点鎖線で描かれた中央分離線によって左側車線と右側車線とに区切られている。なお、車両は道路R1、R3の左側車線を通行する。
道路R2、R5、R6には中央分離線が存在しない。しかし車両は、道路R2、R5、R6を両方向に通行可能である(即ち、一方通行ではない)。
道路R4は一方通行の道路である。即ち、車両は矢印方向にのみ道路R4を走行可能である。
二点鎖線はガードレールを示している。即ち、各道路R1、R3、R5、R6の側縁部とガードレールとの間に歩道が形成されている。
さらに道路R1が道路R3、R5と交わる交差点には信号機tsが設置されている。地図画像中のその他の場所には信号機tsは設置されていない。
道路R5は橋である。この道路R5の下方を、道路R1、R2と平行な川LVが流れている。
さらに地図画像には、複数の建物(家屋、ビル、工場など)BLの画像が含まれている。
従って、後述するように地図画像上におけるビーコン20の現在位置(推定位置A−C)及びスマートフォン25の現在位置を求める場合、これらの現在位置は一つのグリッドに対応する位置となる。
さらに道路R2は30km/hゾーン30Zである。即ち、道路R2を走行するときの車両の制限速度は30km/hである。道路R2は小学校の通学路となっているため、道路R2は30km/hゾーン30Zとなっている。
これら事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Zは注意喚起推奨領域の一種である。
ビーコン20の外形を構成するケース21の内部には、ICチップ22、バッテリ23、及びアンテナ24が設けられている。
そしてアンテナ24は、電波をビーコンID信号及びリファレンス強度信号と一緒に発信する。
より具体的には、子供(例えば、小学生)である歩行者P1は鞄P1a(例えばランドセル)を身に着けており、この鞄P1aにビーコン20が取り付けられている。
また、大人である歩行者P2は鞄P2aを身に着けており、この鞄P2aにビーコン20が取り付けられている。
データセンター15の情報処理装置16のROM及び各スマートフォン25のROMには、ビーコン20の所有者である各歩行者P1、P2の氏名、年齢、住所等の情報が、ビーコンID信号と関連付けて記録されている。
さらにECU27は、各スマートフォン25を他のスマートフォン25と識別するための端末ID信号を、所定時間毎に繰り返し生成可能である。
さらにECU27は、受信したビーコンID信号及びリファレンス強度信号をRAMに時系列的に記録する。
さらにECU27は、受信したGPS位置情報を、例えばGPS情報受信周期と同じ周期でRAMに時系列的に記録する。
さらに無線通信用アンテナ29は、基地局が発信した無線信号を受信可能である。
さらにスマートフォン25の表面には、ECU27に接続された入力手段(図示略)が設けられている。この入力手段の形式は問わない。即ち、入力手段は、例えば、ケース26に対して相対移動可能な機械式ボタンであってもよいし、又は、ディスプレイ31の一部をなすタッチパネルであってもよい。
なお図5では、各車両50をそれぞれ別個の符号「50A」、「50B」、「50C」、「50D」、「50E」、「50F」、「50G」により表現している。そのため以下の説明では、各車両の符号を「50A」、「50B」、「50C」、「50D」、「50E」、「50F」、又は「50G」により表現する場合がある。
さらに、以下の説明では、各車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gとそれぞれ一緒に移動するスマートフォン25の符号を「25A」、「25B」、「25C」、「25D」、「25E」、「25F」、「25G」と表現する場合がある。
状態1:ビーコン20のバッテリ23及びスマートフォン25のバッテリ28の容量がゼロではない。
状態2:スマートフォン25の電源スイッチがON状態にある。
状態3:スマートフォン25のECU27が交通情報表示用アプリケーションを読み込んでいる。その結果、ディスプレイ31に交通情報表示用アプリケーションの地図画像が表示されている。さらにスマートフォン25が一緒に移動する車両50の送受信手段53と無線通信を行う。
状態4:歩行者P1、P2、及び車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gが一定のエリア(交通情報表示用アプリケーションの地図画像に表示可能なエリア)に位置する。
例えば、実強度がリファレンス強度より大幅に大きい場合は、ECU27は「推定距離はimmediately領域にある」と推定する。このimmediately領域は、ビーコン20とスマートフォン25との距離が極めて近い領域(例えば、1m以下の領域)である。
実強度がリファレンス強度より僅かに大きい場合は、ECU27は「推定距離はnear領域にある」と推定する。このnear領域は、ビーコン20とスマートフォン25との距離が近く且つimmediately領域よりは遠い領域(例えば、1mより大きく且つ3m以下の領域)である。
実強度がリファレンス強度より小さい場合は、ECU27は「推定距離はfar領域にある」と推定する。このfar領域は、ビーコン20とスマートフォン25との距離がnear領域よりも遠い領域(例えば、3mより大きく且つ10m以下の領域)である。
但し、実強度とリファレンス強度との大小関係と、3つの推定距離との関係は、この関係には限定されない。
そしてECU27は、一つのGPS位置情報をRAMに記録するとき、このGPS位置情報がGPS用受信アンテナ30によって受信されたときのGPS情報受信周期の間にECU27が演算した推定距離、並びに、無線通信用アンテナ29が受信したビーコンID信号及びリファレンス強度信号を、このGPS位置情報とセットとしてRAMに記録する。上述のように、GPS情報受信周期はビーコン送信情報受信周期より長く、一つのGPS情報受信周期が経過する間に複数のビーコン送信情報受信周期が経過する。従って、一つのGPS位置情報と、複数の推定距離、複数のリファレンス強度信号、及び複数のビーコンID信号と、が一つのセットとしてRAMに記録される。なお、例えばGPS情報受信周期が1秒且つビーコン送信情報受信周期が100ミリ秒の場合は、一つのGPS位置情報、10個の推定距離、10個のリファレンス強度信号、及び10個のビーコンID信号が一つのセットとしてRAMに記録される。以下、この一つのセットを「推定距離及びGPS情報セット」と称する。
各スマートフォン25から推定距離及びGPS情報セットを受信すると、複数の推定距離に関する情報に基づいて、情報処理装置16は、受信したビーコンID信号と対応するビーコン20(歩行者P1、P2)の現在位置を、以下の原理に沿って推定する。
即ち、情報処理装置16は、スマートフォン25−1を中心とし且つスマートフォン25−1が算出した推定距離L1(far領域)の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C1と、スマートフォン25−2を中心とし且つスマートフォン25−2が算出した推定距離L2(far領域)の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C2と、が重なる仮推定領域A−2を求める。この仮推定領域A−2が、ビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲である。なお、例えば推定距離L1がimmediately領域の場合は、この推定距離L1の上限値を半径とする円C1と、環状帯C2と、が重なる領域が仮推定領域A−2となる。
これらの仮推定領域A−2は、ビーコン20が発信した同じ電波強度の無線信号に基づいて演算されたものである。そのため、これらの仮推定領域A−2の形状は互いにほぼ同一である。
即ち、情報処理装置16は、環状帯C1と、環状帯C2と、スマートフォン25−3を中心とし且つスマートフォン25−3が算出した推定距離L3の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C3(near領域)とが重なる仮推定領域A−3を求める。この仮推定領域A−3が、ビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲である。
仮推定領域A−3は、3つの推定距離に基づく領域であるため、仮推定領域A−2よりもビーコン20の現在位置をより正確に表している可能性が高い。
またこの場合も、通常情報処理装置16はセンター受信周期毎に3つのスマートフォン25から複数の推定距離を受信するので、センター受信周期毎に情報処理装置16は通常6つ以上の仮推定領域A−3を求める。
推定距離及びGPS情報セットを情報処理装置16に対して送信するスマートフォン25の数が多くなればなる程、情報処理装置16はビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲をより正確に求めることが可能となる。
従って、情報処理装置16は、求めた仮推定領域に対して以下のフィルタリング処理を実行する。
この仮推定領域Aは川LVの一部及び一部の建物BLと重なっている。
しかし、歩行者P1が川LVの中にいる可能性は低いと考えられる。さらに、ビーコン20のビーコンID信号が表す歩行者P1の住所とは異なる住所の建物BL内に歩行者P1がいる可能性も低いと考えられる。
そのため、情報処理装置16は仮推定領域Aの中で川LV及び建物BLと重なる領域を仮推定領域Aから排除した、排除後領域A−eを演算する。この排除後領域A−eは、図5にハッチングで示した領域である。
情報処理装置16によるフィルタリング処理は、このようにして実行される。
そして情報処理装置16は、図5に示すように、各ビーコン20推定位置A−CをビーコンID信号と関連付けてディスプレイ18上の一つのグリッドに表示させる。
そしてディスプレイ18は、例えばセンター受信周期と同じ周期で、歩行者P1、P2の各推定位置A−Cを繰り返し表示する。即ち、歩行者P1、P2が移動すると、地図画像上の歩行者P1、P2の位置が変化する。
そのため図5では、スマートフォン25の位置の代わりに、スマートフォン25と一緒に移動する車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gの位置が表示される。
従って、このとき情報処理装置16はスマートフォン25A、25Bに対して注意喚起情報を送信しない。
従って、このとき情報処理装置16はスマートフォン25C、25D、25E、25F、25Gに対して注意喚起情報を送信する。
具体的には、スマートフォン25C、25D、25E、25F、25GのECU27は、挙動情報及び周辺移動体情報の少なくとも一方に基づいて、受信した注意喚起情報が有用か否かを判定する。
ここで挙動情報とは、スマートフォン25と一緒に移動する車両50の挙動に関する情報である。即ち、車両50の速度、加速度及び進行方向(ウィンカーの位置情報)等に関する情報である。
一方、周辺移動体情報とは、歩行者P1、P2の位置情報である。
このときスマートフォン25CのECU27は、道路R1の歩道上の歩行者P2が所持するビーコン20が発信する無線信号を受信することにより、車両50Cからこのビーコン20までの推定距離(周辺移動体情報)を演算する。その結果、ECU27は「事故多発エリアDA1付近に歩行者がいる可能性がある」ことを認識する。
従ってこの場合スマートフォン25CのECU27は、この周辺移動体情報に基づいて「この意喚起情報は有用である」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Cは車両50Cの送受信手段53に対して作動信号を無線送信する。従って、車両50Cの警報装置54及びブレーキ装置55が作動する。警報装置54が作動すると、警報装置54が車両50Cの運転手に対して「事故多発エリアDA1に接近中である」という警告を音声により行う。ブレーキ装置55が作動すると、運転手が車両50Cのブレーキペダルを踏まない場合においても、車両50Cのブレーキ装置が各車輪に対して自動的に制動力を及ぼす。そのため、車両50Cが徐々に減速される。
このときスマートフォン25DのECU27は、車両50Dの送受信手段53から車両50Dのウィンカー(図示略)の位置に関する情報(挙動情報)を無線通信により取得する。即ち、スマートフォン25DのECU27はウィンカーが初期位置と、左折位置と、右折位置と、のいずれに位置するかという情報を取得する。そしてこのとき、ECU27は「ウィンカーは初期位置にある」という情報を送受信手段53から取得する。即ち、このとき車両50Dは道路R1を直進するので事故多発エリアDA1に進入するおそれはない。
従って、このときに情報処理装置16がスマートフォン25Dに対して「事故多発エリアDA1に接近中である」という注意喚起情報を送信した場合、この注意喚起情報はこのスマートフォン25D(車両50D)にとって有用ではない。そのためスマートフォン25DのECU27は、車両50Dの挙動情報に基づいて、「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Dは車両50Dの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。従って、車両50Dの警報装置54及びブレーキ装置55は作動しない。
このときスマートフォン25EのECU27は、車両50Eの送受信手段53から車両50Eの速度及び加速度に関する情報(挙動情報)を取得する。その結果、スマートフォン25EのECU27は「この速度及び加速度で車両50Eが事故多発エリアDA2に進入した場合は、車両50Eが事故多発エリアDA2で交通事故を起こすおそれは低い」と判定する。換言すると、スマートフォン25EのECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Eは車両50Eの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。従って、車両50Eの警報装置54及びブレーキ装置55は作動しない。
このときスマートフォン25EのECU27は、車両50Eの送受信手段53から車両50Eのウィンカーに関する位置情報を取得する。その結果、ECU27が「ウィンカーの位置が初期位置である」と判定する。すると、ECU27は「車両50Eが30km/hゾーン30Zに進入するおそれは低い」と判定する。換言すると、スマートフォン25EのECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Eは車両50Eの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。従って、車両50Eの警報装置54及びブレーキ装置55は作動しない。
このときスマートフォン25FのECU27は、車両50Fの送受信手段53から車両50Fの速度及び加速度に関する情報(挙動情報)を取得する。その結果、ECU27は「車両50Fの速度及び加速度は小さい」と判定する。
そのためスマートフォン25FのECU27は「この速度及び加速度で車両50Fが事故多発エリアDA2に進入した場合は、車両50Fが事故多発エリアDA2で交通事故を起こすおそれは低い」と判定する。換言すると、スマートフォン25FのECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Fは車両50Fの送受信手段53に対して、この注意喚起情報に起因する作動信号を無線送信しない。
このときスマートフォン25FのECU27は、車両50Fの送受信手段53から車両50Fのウィンカーに関する位置情報(挙動情報)を取得する。このときウィンカーは初期位置に位置するので、スマートフォン25FのECU27は「ウィンカーの位置は初期位置である」と判定する。するとECU27は「車両50Fが30km/hゾーン30Zに進入するおそれが高い」と判定する。
さらに、このときスマートフォン25FのECU27は、歩行者P1が所持するビーコン20が発信する無線信号を受信することにより、車両50Fからビーコン20までの推定距離(周辺移動体情報)を演算する。そしてECU27は、この演算結果、取得したビーコンID情報、及びROMに記録された各ビーコンID情報が表す属性情報に基づいて、「30km/hゾーン30Zに小学生である歩行者P1が位置する可能性がある」ことを認識する。
従ってこの場合スマートフォン25FのECU27は、これらの挙動情報及び周辺移動体情報に基づいて「この意喚起情報は有用である」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Fは車両50Fの送受信手段53に対して作動信号を無線送信する。従って、車両50Fの警報装置54及びブレーキ装置55が作動する。
このときスマートフォン25GのECU27は、車両50Gの送受信手段53から車両50Gの速度及び加速度に関する情報(挙動情報)を取得する。その結果、スマートフォン25GのECU27は「車両50Gの速度及び加速度は大きい」と判定する。その結果、スマートフォン25GのECU27は「この速度及び加速度で車両50Gが事故多発エリアDA2に進入した場合は、車両50Gが事故多発エリアDA2で交通事故を起こすおそれが高い」と判定する。換言すると、スマートフォン25GのECU27は「この意喚起情報は有用である」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Gは車両50Gの送受信手段53に対して作動信号を無線送信する。従って、車両50Gの警報装置54及びブレーキ装置55が作動する。
このときスマートフォン25GのECU27は、車両50Gの送受信手段53から車両50Gのウィンカーに関する位置情報(挙動情報)を取得する。その結果、スマートフォン25GのECU27が「ウィンカーの位置が右折位置である」と判定する。するとスマートフォン25GのECU27は「車両50Gが30km/hゾーン30Zに進入するおそれは低い」と判定する。換言すると、ECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Gは車両50Gの送受信手段53に対して、この注意喚起情報に起因する作動信号を無線送信しない。
そのため、注意喚起手段が不要な注意喚起動作を行なうことを防止できる。
しかし本実施形態のスマートフォン25は、一緒に移動する車両50から取得した挙動情報及び周辺移動体情報に基づいて注意喚起情報の有用性を判定する。
従って、車両50が事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Zに進入する前に、スマートフォン25が情報処理装置16から注意喚起情報を受信し且つ注意喚起情報の有用性を判定できる。
さらにICチップ22はステップ802に進み、リファレンス強度信号を生成する。
さらにICチップ22はステップ803に進み、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を一つのセットとして無線信号(電波)と一緒にアンテナ24から外部へ送信する。
ステップ803の処理を終えたICチップ22は、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ904でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ906の処理を終えたECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1004でNoと判定した場合、情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
さらに情報処理装置16は、GPS位置情報に基づくスマートフォン25の位置を地図画像上に表示する。
ステップ1006でNoと判定した場合、情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1007の処理を終えた情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1101でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1102でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1103の処理を終えたECU27は本ルーチンを一旦終了する。
例えば、情報端末が、情報処理装置16から30km/hゾーン30Zが近くにある旨の注意喚起情報を受信したときに、カメラの撮影データに子供が含まれていると判定したときは、この注意喚起情報を有用と判定してもよい。
例えば、スマートフォン25が注意喚起手段として警報装置を備えてもよい。
例えば情報端末は、注意喚起情報が有用であると判定した場合は、車両50の警報装置54及びブレーキ装置55を動作させ、注意喚起情報が有用でないと判定した場合は、警報装置54及びブレーキ装置55のうちの警報装置54のみを動作させてもよい。
Claims (5)
- 車両である対象移動体と一緒に移動可能な情報端末と、
前記情報端末が位置する場所及びその周辺地域を含むエリアを表す地図情報、及び前記エリアの一部であり且つ進入しようとする前記対象移動体に対して注意喚起を行うべき注意喚起推奨領域を表す注意喚起推奨領域情報、を有する情報処理装置と、
を備える交通支援システムであって、
前記情報処理装置が、
前記対象移動体の位置である対象移動体位置情報を取得可能な対象移動体位置情報取得手段と、
前記対象移動体位置情報取得手段が取得した前記対象移動体位置情報及び前記注意喚起推奨領域情報に基づいて、前記対象移動体が前記注意喚起推奨領域の外にあって前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が所定距離以下となったか否かを判定することにより前記情報端末に注意喚起情報を送信するか否かを判定する判定手段と、
前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が前記所定距離以下となったと判定したときに、前記注意喚起情報を前記情報端末へ送信する送信手段と、
を備え、
前記情報端末が、
前記送信手段から送信された前記注意喚起情報を受信可能な端末側受信手段と、
前記対象移動体である前記車両の挙動に関する情報であって、前記車両の進行方向と、前記車両のウィンカーが初期位置と左折位置と右折位置とのいずれに位置するかを示すウインカーに関する位置情報と、を含む挙動情報を取得する挙動情報取得手段と、
前記対象移動体とは別体である周辺移動体の位置を含む当該周辺移動体に関する情報である周辺移動体情報を取得する周辺移動体情報取得手段と、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記挙動情報及び前記周辺移動体情報を用いて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報が前記対象移動体にとって有用であるか否かを判定する有用性判定手段と、
前記有用性判定手段の判定結果に基づいて、注意喚起手段による前記注意喚起情報に基く注意喚起動作の態様を切り替える切換手段と、
を備え、
前記有用性判定手段は、前記車両の進行方向と前記ウインカーに関する位置情報とを含む前記挙動情報に基いて前記車両が前記注意喚起推奨領域に進入しないと判定したとき前記注意喚起情報が前記対象移動体にとって有用でないと判定する、ように構成された、
交通支援システム。 - 請求項1に記載の交通支援システムにおいて、
前記情報端末が、
時刻を取得する時刻取得手段を備え、
前記有用性判定手段が、
前記時刻にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定するように構成された、
交通支援システム。 - 請求項2に記載の交通支援システムにおいて、
前記情報端末が、
前記対象移動体の周辺の天候情報を取得する天候情報取得手段を備え、
前記有用性判定手段が、
前記天候情報にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定するように構成された、
交通支援システム。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の交通支援システムにおいて、
前記切換手段が、
前記注意喚起手段を、前記注意喚起動作を実行する第一状態と、実行しない第二状態、とに切り替えるように構成された、
交通支援システム。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の交通支援システムにおいて、
前記切換手段が、
前記注意喚起動作の内容に応じて、前記注意喚起手段を、第一の態様で前記注意喚起動作を実行する第一状態と、前記第一の態様とは異なる第二の態様で前記注意喚起動作を実行する第二状態、とに切り替えるように構成された、
交通支援システム。
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