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JP6874299B2 - 交通支援システム - Google Patents
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Description

本発明は、例えば車両の運転手が所持する情報端末に対して注意喚起を行うことにより車両が安全な走行を行うことを支援可能な交通支援システムに関する。
一定範囲のエリアにおける地理情報を表した地図データを有し且つこのエリアにおける各種の交通情報をリアルタイムで取得する情報処理装置を有するデータセンターから、このエリアに位置する様々な交通参加体(例えば、車両の運転手及び歩行者など)に交通情報を伝達する交通支援システムが知られている。
この種の交通システムでは、車両の運転手及び歩行者が無線通信可能な情報端末(例えば、スマートフォン)を所有しており、各情報端末が自身の位置情報をデータセンターの情報処理装置に対して所定時間毎に繰り返し送信する。
そのため情報処理装置は、地図データ及び各情報端末から、地図データが表す地図上における各情報端末の位置をリアルタイムで認識可能である。
さらに、各情報端末は、位置情報と一緒に自身を表すID情報を情報処理装置に送信する。そのため、このID情報に、このID情報によって特定される情報端末と一緒に移動する交通参加体の属性情報が含まれていれば、情報処理装置は各交通参加体の属性を認識できる。即ち、情報処理装置は、各交通参加体が、車両の運転手、歩行者、自転車、又は別種の交通参加体のいずれであるかを認識できる。
情報処理装置は、各情報端末から集められた情報を、例えば車両の運転手が所有する情報端末に所定時間毎に繰り返し送信する。
例えば、この情報端末に送信された情報の中に「あなたの車両の近くに歩行者がいる」という情報が含まれている場合は、この情報端末の所有者である運転手は車両の運転に関して注意を払うことが可能になる。
さらに近年、例えば公共機関が運営するデータセンターの情報処理装置に記録されている地図データが、交通事故多発エリアに関する情報を含む場合がある。即ち、この地図データが表すエリア全体の中で交通事故が発生し易い特定エリアがある場合、地図データの中の特定エリアに対応するデータが交通事故多発エリアであることを表す情報を含むことがある。
そのため情報処理装置は、例えば、ある情報端末と一緒に移動する車両が交通事故多発エリア周辺を走行していると判定したときに、この情報端末に対して「あなたの車両の近くに交通事故多発エリアがある」という注意喚起情報を送信可能である。
注意喚起情報を取得した情報端末は、例えば、音声によって運転手に対して注意喚起を行う。また、注意喚起情報を取得した情報端末は、自身のディスプレイに地図画像を表示し且つこの地図画像上の交通事故多発エリアを周辺部より目立つように表示する(例えば、他の部分と異なる色で表示させる)ことにより、運転手に対して注意喚起を行う。
そのため、車両の運転手は現在車両が位置する位置の近くに交通事故多発エリアがあることを認識できる。
特開2007−323578号公報
例えば、情報端末が注意喚起情報を受信した時刻が真夜中の場合は、一般的に交通事故多発エリア周辺の交通量は極めて少ない。
そのため、この場合は注意喚起情報を受信した情報端末の所有者である車両の運転手が、特別な注意を払いながらこの交通事故多発エリアを走行する必要性は低い。
即ち、情報端末が受信した注意喚起情報の中には、この情報端末の所有者にとって有用でないものが含まれることがある。
そのため、受信した注意喚起情報が有用であるか否かを情報端末が判定できれば理想的である。
例えば、情報処理装置が現在時刻に基づいて、情報端末に対して「あなたの車両の近くに交通事故多発エリアがある」という注意喚起情報を送信すべか否かの判定をし、送信すべきと判定したときのみ注意喚起情報を情報端末に送信することが可能である。
ところで情報処理装置は、以下の各処理1乃至3を完了したときに注意喚起情報を情報端末に送信する。
処理1:情報端末が自身の位置情報及びID情報を情報処理装置へ送信する。
処理2:情報処理装置が受信した位置情報、交通事故多発エリアに関する情報、及び時刻等に関する情報、に基づいて、情報端末に注意喚起情報を送信べきか否かの判定処理を行なう。
処理3:情報端末に注意喚起情報を送信すべきと判定したときに、情報処理装置が注意喚起情報を情報端末に送信する。
しかし、処理1乃至3の処理を全て実行するためには所定時間(例えば、数秒)が必要である。
そのため、仮に注意喚起情報を受信する情報端末の所有者が車両の運転手である場合には、情報処理装置が処理1乃至3を実行する間に、情報端末の位置が数十メートル以上変化する可能性がある。換言すると、処理1で情報処理装置が受信した情報端末の位置と、処理3の終了後に情報処理装置が送信した情報を受信した情報端末の位置、とが数十メートル以上離れる可能性がある。
そのため、情報端末が注意喚起情報を受信した時刻が到達する前に、車両が既に交通事故多発エリアに進入するおそれがある。
本発明は上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、複数の交通参加体の位置情報を取得する情報処理装置から情報端末に送信された注意喚起情報が有用であるか否かの判定を適切なタイミングで実行し、且つ、判定結果に応じて情報端末による注意喚起動作の態様を切り替え可能な交通支援システムを提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の態様に係る交通支援システムは、
車両である対象移動体(50)と一緒に移動可能な情報端末(25)と、
前記情報端末が位置する場所及びその周辺地域を含むエリアを表す地図情報、及び前記エリアの一部であり且つ進入しようとする前記対象移動体に対して注意喚起を行うべき注意喚起推奨領域(DA1、DA2、30Z)を表す注意喚起推奨領域情報、を有する情報処理装置(16)と、
を備える交通支援システム(10)であって、
前記情報処理装置が、
前記対象移動体の位置である対象移動体位置情報を取得可能な対象移動体位置情報取得手段(16)と、
前記対象移動体位置情報取得手段が取得した前記対象移動体位置情報及び前記注意喚起推奨領域情報に基づいて、前記対象移動体が前記注意喚起推奨領域の外にあって前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が所定距離以下となったか否かを判定することにより前記情報端末に注意喚起情報を送信するか否かを判定する判定手段(16)と、
前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が前記所定距離以下であると判定したときに、前記注意喚起情報を前記情報端末へ送信する送信手段(16)と、
を備え、
前記情報端末が、
前記送信手段から送信された前記注意喚起情報を受信可能な端末側受信手段(29)と、
前記対象移動体である前記車両のウインカーに関する位置情報と前記車両の進行方向とを含む挙動情報を取得する挙動情報取得手段と、
周辺移動体情報を取得する周辺移動体情報取得手段(29)と、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記挙動情報及び前記周辺移動体情報を用いて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定する有用性判定手段(27)と、
前記有用性判定手段の判定結果に基づいて、注意喚起手段(54、55)による前記注意喚起情報に基く注意喚起動作の態様を切り替える切換手段(27)と、
を備える。
えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ及びノート型パーソナルコンピュータを情報端末として利用可能である。
例えば、情報処理装置から注意喚起情報を取得した情報端末の有用性判定手段が、前記挙動情報及び前記周辺移動体情報の少なくとも一方に基づいて注意喚起情報の有用性を判定する。
そして、有用性判定手段の判定結果に応じて、切換手段は注意喚起手段の注意喚起動作の態様を切り替える。
しかも有用性判定手段は、情報処理装置からの情報に基づかずに、挙動情報取得手段及び周辺移動体情報取得手段の少なくとも一方が取得した情報に基づいて注意喚起情報の有用性を判定する。
そのため、情報端末は、情報処理装置からの情報に基づいて判定する場合と比べて、注意喚起情報の有用性を早期に判定できる。即ち、情報端末は適切なタイミングで注意喚起情報の有用性を判定できる。
本発明の一態様において、
前記情報端末が、
時刻を取得する時刻取得手段(25、50)を備え、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記時刻にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定する。
本発明をこの態様で実施すれば、情報端末はより適切なタイミングで注意喚起情報の有用性を判定できる。
本発明の一態様において、
前記情報端末が、
前記対象移動体の周辺の天候情報を取得する天候情報取得手段(25、50)を備え、
前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記天候情報にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定する。
本発明をこの態様で実施すれば、情報端末はより適切なタイミングで注意喚起情報の有用性を判定できる。
本発明の一態様において、
前記切換手段が、
前記注意喚起手段を、前記注意喚起動作を実行する第一状態と、実行しない第二状態、とに切り替えるように構成される。
また、本発明の別の一態様において、
前記切換手段が、
前記注意喚起動作の内容に応じて、前記注意喚起手段を、第一の態様で前記注意喚起動作を実行する第一状態と、前記第一の態様とは異なる第二の態様で前記注意喚起動作を実行する第二状態、とに切り替えるように構成される。
前記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の実施形態に係る交通支援システムを示す図である。 ビーコンを所持する歩行者(子供)を示す図である。 ビーコンを所持する歩行者(大人)を示す図である。 スマートフォンと一緒に移動する車両を示す図である。 データセンターのディスプレイを示す図である。 ビーコンが発信した無線信号に基づいて二つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、データセンターの情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 ビーコンが発信した無線信号に基づいて三つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 ビーコンのICチップが実行する処理を示すフローチャートである。 スマートフォンのECUが実行する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置が実行する処理を示すフローチャートである。 スマートフォンのECUが実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る交通支援システム10について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態の交通支援システム10は、図1に示すように、主要な構成要素として、データセンター15、ビーコン20、及びスマートフォン25を備えている。
データセンター15は、情報処理装置16(コンピューターサーバー)及びディスプレイ18を備えている。
図1に示すようにデータセンター15の情報処理装置16は、ネットワークを介して各スマートフォン25とデータ通信を行う。
このネットワークは、通信事業者の通信網及びインターネット網を含んでいる。
各スマートフォン25は、通信事業者の基地局と無線通信(データ通信)を行う。この基地局は、通信事業者の通信網を介してインターネット網に接続されている。
情報処理装置16はインターネット網との間でデータ通信を行う。
さらに後述するように、各スマートフォン25はビーコン20が発信した電波を受信可能である。
データセンター15の建物内に設置された情報処理装置16はCPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。このメモリには、後述する地図データ及び各種のソフトウェアが記録されている。周知のようにCPUは、各ソフトウェアのインストラクションを実行することにより後述する各動作を実行する。
情報処理装置16に接続されたディスプレイ18には、図5に示すダイナミックマップDMが表示される。このダイナミックマップDMは、互いに重ねられた複数のレイヤー(層)によって構成されている。各レイヤーが表す情報の時間変化に応じた変化の度合いは、各レイヤー毎に異なる。
時間変化に応じた変化が最も小さい(実質的に変化しない)レイヤーは、上記地図データに基づく地図画像である。他のレイヤーは、時間変化に応じて変化する情報を表している。例えば、地図画像とは別の一つのレイヤーは、ビーコン20及びスマートフォン25の位置情報を表している。
この地図画像は、データセンター15周辺の特定のエリアを表している。
地図画像は互いに平行をなす2本の道路R1、R2の画像を含んでいる。さらに地図画像は、道路R1、R2に対して直交する道路R3、R4、R5、R6を含んでいる。これらの道路R1、R2、R3、R4、R5、R6はいずれも(自転車及び自動二輪車を含む)車両及び歩行者が通行可能である。
道路R1、R3は一点鎖線で描かれた中央分離線によって左側車線と右側車線とに区切られている。なお、車両は道路R1、R3の左側車線を通行する。
道路R2、R5、R6には中央分離線が存在しない。しかし車両は、道路R2、R5、R6を両方向に通行可能である(即ち、一方通行ではない)。
道路R4は一方通行の道路である。即ち、車両は矢印方向にのみ道路R4を走行可能である。
二点鎖線はガードレールを示している。即ち、各道路R1、R3、R5、R6の側縁部とガードレールとの間に歩道が形成されている。
さらに道路R1が道路R3、R5と交わる交差点には信号機tsが設置されている。地図画像中のその他の場所には信号機tsは設置されていない。
道路R5は橋である。この道路R5の下方を、道路R1、R2と平行な川LVが流れている。
さらに地図画像には、複数の建物(家屋、ビル、工場など)BLの画像が含まれている。
なお、この地図画像は多数のグリッド(格子状の最小単位)によって構成されている。このグリッドの各辺の長さは、実際の地理の2mに対応する距離である。
従って、後述するように地図画像上におけるビーコン20の現在位置(推定位置A−C)及びスマートフォン25の現在位置を求める場合、これらの現在位置は一つのグリッドに対応する位置となる。
地図画像上には、二点鎖線で描かれた事故多発エリアDA1及び事故多発エリアDA2が存在する。道路R4を走行中の車両が道路R1に進入するときに、道路R1の左側の歩道上を移動する自転車又は/及び歩行者と車両とが接触する事故が事故多発エリアDA1において実際に多発している。また、事故多発エリアDA2が示す交差点には信号機tsが設置されていないため、事故多発エリアDA2においても実際に交通事故が多発している。
さらに道路R2は30km/hゾーン30Zである。即ち、道路R2を走行するときの車両の制限速度は30km/hである。道路R2は小学校の通学路となっているため、道路R2は30km/hゾーン30Zとなっている。
これら事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Zは注意喚起推奨領域の一種である。
ビーコン20は小型且つ軽量のタグである。
ビーコン20の外形を構成するケース21の内部には、ICチップ22、バッテリ23、及びアンテナ24が設けられている。
ICチップ22は、一つの基板、及び、この基板上に実装された多数の電子部品(例えば、トランジスタ、抵抗、コンデンサ、及びダイオード)を有する小型の電子部品である。ICチップ22は無線信号(電波)を生成する機能を有している。ICチップ22が生成する電波の規格はBluetooth Low Energyである。即ち、ICチップ22は2.4GHz帯の電波を生成する。ICチップ22は所定時間毎(例えば100ミリ秒毎)に無線信号を生成する。さらにICチップ22は、無線信号を生成する毎に、ビーコン20を他のビーコンと識別するためのビーコンID信号を生成する。
バッテリ23はボタン式バッテリである。バッテリ23は、容量がゼロになるまで常に電力をICチップ22及びアンテナ24へ供給する。ICチップ22が生成する電波の規格がBluetooth Low Energyであるため、バッテリ23の単位時間当たりの消費電力は小さい。
アンテナ24はICチップ22に接続されている。バッテリ23の電力が供給されたICチップ22が無線信号を生成すると、アンテナ24は生成された無線信号をビーコンID信号と一緒に外部に向けて所定時間毎(例えば100ミリ秒毎)に繰り返し送信する。以下、ビーコン20による無線信号の送信周期を「ビーコン送信周期」と称する。
さらにICチップ22は、電波を生成するときに(即ち、例えば100ミリ秒毎に)、電波強度の大きさを表すリファレンス強度信号を生成する。リファレンス強度信号が表す電波強度(リファレンス強度)は、アンテナ24が発信した電波を、ビーコン20から1m離れた位置で受信機(例えば、スマートフォン)が受信する場合の、この受信機が受信した電波の電波強度を表す。
各々一つのリファレンス強度信号及びビーコンID信号は一つのセットとして、ICチップ22が生成した無線信号に重畳される。リファレンス強度信号及びビーコンID信号を有する一セットは、例えばペイロードとして無線信号に重畳可能である。
そしてアンテナ24は、電波をビーコンID信号及びリファレンス強度信号と一緒に発信する。
本実施形態では、図2、図3及び図5に示す歩行者P1、P2がビーコン20を所持している。
より具体的には、子供(例えば、小学生)である歩行者P1は鞄P1a(例えばランドセル)を身に着けており、この鞄P1aにビーコン20が取り付けられている。
また、大人である歩行者P2は鞄P2aを身に着けており、この鞄P2aにビーコン20が取り付けられている。
データセンター15の情報処理装置16のROM及び各スマートフォン25のROMには、ビーコン20の所有者である各歩行者P1、P2の氏名、年齢、住所等の情報が、ビーコンID信号と関連付けて記録されている。
図1に示すスマートフォン25の外形を構成するケース26の内部にはECU27、バッテリ28、無線通信用アンテナ29及びGPS用受信アンテナ30が設けられている。
ECU27(エレクトリックコントロールユニット)は、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。さらにECU27のメモリには、様々なソフトウェア(アプリケーション)がインストールされている。例えば、このメモリには「交通情報表示用アプリケーション」がインストールされている。
ECU27は無線信号を生成可能である。
さらにECU27は、各スマートフォン25を他のスマートフォン25と識別するための端末ID信号を、所定時間毎に繰り返し生成可能である。
バッテリ28は充電式バッテリであり、その容量がゼロになるまで常に電力をECU27、無線通信用アンテナ29、GPS用受信アンテナ30、及びディスプレイ31へ供給する。
無線通信用アンテナ29はECU27に接続されている。スマートフォン25がビーコン20が送信する無線信号が届く範囲内に位置するとき、無線通信用アンテナ29は、ビーコン20が発信した無線信号、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を所定時間毎(例えば、100ミリ秒毎)に繰り返し受信する。以下、無線通信用アンテナ29によるビーコン20が発信した無線信号、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号の受信周期を「ビーコン送信情報受信周期」と称する。このビーコン送信情報受信周期は、例えばビーコン送信周期と同一にすることが可能である。
さらにECU27は、受信したビーコンID信号及びリファレンス強度信号をRAMに時系列的に記録する。
GPS用受信アンテナ30はECU27に接続されている。周知のようにGPS用受信アンテナ30は、GPS衛星から送信されたGPS信号を受信することにより、GPS用受信アンテナ30(スマートフォン25)の位置に関する情報(以下、「GPS位置情報」と称する)を所定時間毎(例えば、1秒毎)に繰り返し取得する。以下、GPS用受信アンテナ30によるGPS位置情報の受信周期を「GPS情報受信周期」と称する。
さらにECU27は、受信したGPS位置情報を、例えばGPS情報受信周期と同じ周期でRAMに時系列的に記録する。
さらに無線通信用アンテナ29は後述するように、ECU27からの指令により、RAMに記録されたビーコンID信号、GPS位置情報及び端末ID信号等を、例えば、GPS情報受信周期と同じ周期で繰り返し外部に無線送信する。
さらに無線通信用アンテナ29は、基地局が発信した無線信号を受信可能である。
さらにケース26の表面にはディスプレイ31が設けられている。このディスプレイ31もECU27に接続されている。
さらにスマートフォン25の表面には、ECU27に接続された入力手段(図示略)が設けられている。この入力手段の形式は問わない。即ち、入力手段は、例えば、ケース26に対して相対移動可能な機械式ボタンであってもよいし、又は、ディスプレイ31の一部をなすタッチパネルであってもよい。
本実施形態では、複数の車両50の運転手(図示略)がスマートフォン25をそれぞれ所持している。
なお図5では、各車両50をそれぞれ別個の符号「50A」、「50B」、「50C」、「50D」、「50E」、「50F」、「50G」により表現している。そのため以下の説明では、各車両の符号を「50A」、「50B」、「50C」、「50D」、「50E」、「50F」、又は「50G」により表現する場合がある。
さらに、以下の説明では、各車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gとそれぞれ一緒に移動するスマートフォン25の符号を「25A」、「25B」、「25C」、「25D」、「25E」、「25F」、「25G」と表現する場合がある。
さらに図4に示すように、各車両50は、ECU52、送受信手段53、警報装置54、及びブレーキ装置55を備えている。
ECU52は、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。ECU52は、送受信手段53、警報装置54、及びブレーキ装置55に接続されている。
送受信手段53は、様々な通信規格の無線信号を利用してスマートフォン25との間で無線通信を実行可能である。
警報装置54は警報音を発生可能である。
周知のようにブレーキ装置55は、車両50のブレーキペダルが運転手によって踏み込まれたときに、各車輪に対して制動力を及ぼす。さらに後述するように、運転手がブレーキペダルを踏まない場合であっても、ブレーキ装置55はECU52からの指令を受けたときに各車輪に対して制動力を及ぼす。
続いて交通支援システム10の動作の概略について説明する。なお、以下の説明は、以下の状態1乃至4が実現されていることを前提にしている。
状態1:ビーコン20のバッテリ23及びスマートフォン25のバッテリ28の容量がゼロではない。
状態2:スマートフォン25の電源スイッチがON状態にある。
状態3:スマートフォン25のECU27が交通情報表示用アプリケーションを読み込んでいる。その結果、ディスプレイ31に交通情報表示用アプリケーションの地図画像が表示されている。さらにスマートフォン25が一緒に移動する車両50の送受信手段53と無線通信を行う。
状態4:歩行者P1、P2、及び車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gが一定のエリア(交通情報表示用アプリケーションの地図画像に表示可能なエリア)に位置する。
本実施形態では、歩行者P1、P2が所持するビーコン20から発信された無線信号はビーコン20から数十メートル先まで到達する。換言すると、ビーコン20を中心とする半径数十メートルの円の内側にスマートフォン25が位置する場合は、ビーコン20が発信する無線信号がスマートフォンによって受信される。
ビーコン20が発信する無線信号、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を、スマートフォン25の無線通信用アンテナ29が受信すると、ECU27は実際に受信した無線信号の強度(以下、「実強度」と称する)及びリファレンス強度信号が表すリファレンス強度を比較する。そしてECU27は、実強度及びリファレンス強度に基づいて、スマートフォン25とビーコン20との距離である推定距離を演算(推定)する。
具体的にはECU27は、以下のように推定距離を演算する。
例えば、実強度がリファレンス強度より大幅に大きい場合は、ECU27は「推定距離はimmediately領域にある」と推定する。このimmediately領域は、ビーコン20とスマートフォン25との距離が極めて近い領域(例えば、1m以下の領域)である。
実強度がリファレンス強度より僅かに大きい場合は、ECU27は「推定距離はnear領域にある」と推定する。このnear領域は、ビーコン20とスマートフォン25との距離が近く且つimmediately領域よりは遠い領域(例えば、1mより大きく且つ3m以下の領域)である。
実強度がリファレンス強度より小さい場合は、ECU27は「推定距離はfar領域にある」と推定する。このfar領域は、ビーコン20とスマートフォン25との距離がnear領域よりも遠い領域(例えば、3mより大きく且つ10m以下の領域)である。
但し、実強度とリファレンス強度との大小関係と、3つの推定距離との関係は、この関係には限定されない。
所定時間毎(例えば、100ミリ秒毎)にスマートフォン25のECU27が推定距離を繰り返し演算すると、ECU27は演算した推定距離をリファレンス強度信号及びビーコンID信号と一緒に所定時間毎(例えば、100ミリ秒毎)にRAMに時系列的に記録する。
ところで、上述のようにECU27は、受信したGPS位置情報をGPS情報受信周期と同じ周期でRAMに時系列的に記録する。
そしてECU27は、一つのGPS位置情報をRAMに記録するとき、このGPS位置情報がGPS用受信アンテナ30によって受信されたときのGPS情報受信周期の間にECU27が演算した推定距離、並びに、無線通信用アンテナ29が受信したビーコンID信号及びリファレンス強度信号を、このGPS位置情報とセットとしてRAMに記録する。上述のように、GPS情報受信周期はビーコン送信情報受信周期より長く、一つのGPS情報受信周期が経過する間に複数のビーコン送信情報受信周期が経過する。従って、一つのGPS位置情報と、複数の推定距離、複数のリファレンス強度信号、及び複数のビーコンID信号と、が一つのセットとしてRAMに記録される。なお、例えばGPS情報受信周期が1秒且つビーコン送信情報受信周期が100ミリ秒の場合は、一つのGPS位置情報、10個の推定距離、10個のリファレンス強度信号、及び10個のビーコンID信号が一つのセットとしてRAMに記録される。以下、この一つのセットを「推定距離及びGPS情報セット」と称する。
さらに無線通信用アンテナ29はECU27からの指令に基づいて、GPS位置情報(又は推定距離及びGPS情報セット)、並びに、端末ID信号を一つのセットとして一緒にデータセンター15の情報処理装置16へ、例えばGPS情報受信周期と同一の所定周期(例えば、1秒)で繰り返し送信する。
情報処理装置16は、例えばGPS情報受信周期と同じ長さのセンター受信周期毎に、複数のスマートフォン25からGPS位置情報(又は推定距離及びGPS情報セット)、並びに、端末ID信号を受信し、且つ、所定周期(例えば、センター受信周期と同じ周期)でGPS位置情報(又は推定距離及びGPS情報セット)、並びに、端末ID信号をRAMに記録する。
各スマートフォン25から推定距離及びGPS情報セットを受信すると、複数の推定距離に関する情報に基づいて、情報処理装置16は、受信したビーコンID信号と対応するビーコン20(歩行者P1、P2)の現在位置を、以下の原理に沿って推定する。
例えば、一つのセンター受信周期において2つのスマートフォン25(25−1、25−2)のみから推定距離及びGPS情報セットを対応する端末ID信号と一緒に受信したときは、情報処理装置16は図6に示した原理に基づいてビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲を求める。
即ち、情報処理装置16は、スマートフォン25−1を中心とし且つスマートフォン25−1が算出した推定距離L1(far領域)の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C1と、スマートフォン25−2を中心とし且つスマートフォン25−2が算出した推定距離L2(far領域)の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C2と、が重なる仮推定領域A−2を求める。この仮推定領域A−2が、ビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲である。なお、例えば推定距離L1がimmediately領域の場合は、この推定距離L1の上限値を半径とする円C1と、環状帯C2と、が重なる領域が仮推定領域A−2となる。
なお、情報処理装置16が各スマートフォン25−1、25−2から受信した一つの推定距離及びGPS情報セットの中には、通常、複数の推定距離が含まれる。そのため、情報処理装置16は各スマートフォン25−1、25−2から一つの推定距離及びGPS情報セットを受信したときに、通常、4つ以上の仮推定領域A−2を演算する。
これらの仮推定領域A−2は、ビーコン20が発信した同じ電波強度の無線信号に基づいて演算されたものである。そのため、これらの仮推定領域A−2の形状は互いにほぼ同一である。
また、一つのセンター受信周期において3つのスマートフォン25(25−1、25−2、25−3)から推定距離及びGPS情報セットを対応する端末ID信号と一緒に受信したときは、情報処理装置16は図7に示した原理に基づいてビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲を求める。
即ち、情報処理装置16は、環状帯C1と、環状帯C2と、スマートフォン25−3を中心とし且つスマートフォン25−3が算出した推定距離L3の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C3(near領域)とが重なる仮推定領域A−3を求める。この仮推定領域A−3が、ビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲である。
仮推定領域A−3は、3つの推定距離に基づく領域であるため、仮推定領域A−2よりもビーコン20の現在位置をより正確に表している可能性が高い。
またこの場合も、通常情報処理装置16はセンター受信周期毎に3つのスマートフォン25から複数の推定距離を受信するので、センター受信周期毎に情報処理装置16は通常6つ以上の仮推定領域A−3を求める。
なお、一つのセンター受信周期において情報処理装置16が4つ以上のスマートフォン25から推定距離及びGPS情報セットを対応する端末ID信号と一緒に受信したときは、情報処理装置16は、4つのスマートフォン25から受信した推定距離及びGPS情報セットに基づいて仮推定領域A−2、A−3に相当する領域を求める。
推定距離及びGPS情報セットを情報処理装置16に対して送信するスマートフォン25の数が多くなればなる程、情報処理装置16はビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲をより正確に求めることが可能となる。
さらに、各スマートフォン25が情報処理装置16へ送信する推定距離の少なくとも一つが「near領域」又は「far領域」の場合は、仮推定領域は大きな領域となる。特にいずれかの推定距離が「far領域」の場合は、仮推定領域は極めて大きな領域となるおそれがある。換言すると、これらの場合は、仮推定領域は一つのグリッドより(かなり)広い領域を表す可能性が高い。そのため、これらの場合は、この仮推定領域をビーコン20(歩行者P1)の現在位置として扱うのは不適切である。
従って、情報処理装置16は、求めた仮推定領域に対して以下のフィルタリング処理を実行する。
図5には、一人の歩行者P1が所持するビーコン20の仮推定領域Aが示されている。
この仮推定領域Aは川LVの一部及び一部の建物BLと重なっている。
しかし、歩行者P1が川LVの中にいる可能性は低いと考えられる。さらに、ビーコン20のビーコンID信号が表す歩行者P1の住所とは異なる住所の建物BL内に歩行者P1がいる可能性も低いと考えられる。
そのため、情報処理装置16は仮推定領域Aの中で川LV及び建物BLと重なる領域を仮推定領域Aから排除した、排除後領域A−eを演算する。この排除後領域A−eは、図5にハッチングで示した領域である。
情報処理装置16によるフィルタリング処理は、このようにして実行される。
さらに情報処理装置16は、排除後領域A−eの中心位置である推定位置A−Cを演算する。即ち、情報処理装置16は算出された推定位置A−Cを、歩行者P1(ビーコン20)の現在位置として扱う。
そして情報処理装置16は、図5に示すように、各ビーコン20推定位置A−CをビーコンID信号と関連付けてディスプレイ18上の一つのグリッドに表示させる。
情報処理装置16は、推定位置A−Cの演算作業を、例えばセンター受信周期と同じ周期で繰り返し実行する。さらに情報処理装置16はセンター受信周期と同じ周期で、演算した各推定位置A−Cを時系列的にRAMに記録する。
そしてディスプレイ18は、例えばセンター受信周期と同じ周期で、歩行者P1、P2の各推定位置A−Cを繰り返し表示する。即ち、歩行者P1、P2が移動すると、地図画像上の歩行者P1、P2の位置が変化する。
さらに情報処理装置16は、受信した端末ID信号と対応するスマートフォン25のGPS位置情報(対象移動体位置情報)に基づく位置を、ダイナミックマップDMの地図画像上に重ねて表示させる。即ち、地図画像上のGPS位置情報が表す位置に、対応するスマートフォン25の位置が重ねて表示される。
なお、データセンター15の情報処理装置16のROMには、各スマートフォン25の所有者の氏名、年齢、住所、及び所有する車両50等の情報が端末ID信号と関連付けて記録されている。
そのため図5では、スマートフォン25の位置の代わりに、スマートフォン25と一緒に移動する車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gの位置が表示される。
さらに各車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gの実際の位置は、時間の経過とともに変化することがある。情報処理装置16は各スマートフォン25からGPS位置情報を端末ID信号と一緒に時系列的に受信するので、車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gが時間の経過とともに移動すると、地図画像上の車両50A、50B、50C、50D、50E、50F、50Gの位置が変化する。
さらにデータセンター15の情報処理装置16は、各車両50と、事故多発エリアDA1、事故多発エリアDA2及び30km/hゾーン30Zとの位置関係に応じて、スマートフォン25に対して「注意喚起情報」を送信する。例えば、スマートフォン25(車両50)と、事故多発エリアDA1、DA2又は30km/hゾーン30Zとの距離が所定距離以下となったときに、情報処理装置16はこの条件を満たすスマートフォン25に対して「注意喚起情報」を送信する。
例えば図5に示す状態において、車両50A、50Bから事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Zまでの距離はいずれも所定距離より長い距離であると、地図画像の基となる上記地図データ及び車両50A、50Bとそれぞれ一緒に移動するスマートフォン25A、25BのGPS位置情報に基づいて情報処理装置16が判定する。
従って、このとき情報処理装置16はスマートフォン25A、25Bに対して注意喚起情報を送信しない。
その一方で、図5に示す状態において、車両50C、50D、50E、50F、50Gから事故多発エリアDA1、DA2及び/又は30km/hゾーン30Zまでの距離はいずれも所定距離以下となる。そして、情報処理装置16が上記地図データ及びスマートフォン25C、25D、25E、25F、25GのGPS位置情報に基づいて、これらのスマートフォン25から事故多発エリアDA1、DA2及び/又は30km/hゾーン30Zまでの距離はいずれも所定距離以下であると判定する。
従って、このとき情報処理装置16はスマートフォン25C、25D、25E、25F、25Gに対して注意喚起情報を送信する。
注意喚起情報を受信したスマートフォン25C、25D、25E、25F、25GのECU27は、交通情報表示用アプリケーションの指示に基づいて、この注意喚起情報が、このスマートフォン25と一緒に移動する車両50C、50D、50E、50F、50Gにとって有用か否かを判定する。
具体的には、スマートフォン25C、25D、25E、25F、25GのECU27は、挙動情報及び周辺移動体情報の少なくとも一方に基づいて、受信した注意喚起情報が有用か否かを判定する。
ここで挙動情報とは、スマートフォン25と一緒に移動する車両50の挙動に関する情報である。即ち、車両50の速度、加速度及び進行方向(ウィンカーの位置情報)等に関する情報である。
一方、周辺移動体情報とは、歩行者P1、P2の位置情報である。
例えば、このとき車両50Cと事故多発エリアDA1との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Cに対して「事故多発エリアDA1に接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25CのECU27は、道路R1の歩道上の歩行者P2が所持するビーコン20が発信する無線信号を受信することにより、車両50Cからこのビーコン20までの推定距離(周辺移動体情報)を演算する。その結果、ECU27は「事故多発エリアDA1付近に歩行者がいる可能性がある」ことを認識する。
従ってこの場合スマートフォン25CのECU27は、この周辺移動体情報に基づいて「この意喚起情報は有用である」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Cは車両50Cの送受信手段53に対して作動信号を無線送信する。従って、車両50Cの警報装置54及びブレーキ装置55が作動する。警報装置54が作動すると、警報装置54が車両50Cの運転手に対して「事故多発エリアDA1に接近中である」という警告を音声により行う。ブレーキ装置55が作動すると、運転手が車両50Cのブレーキペダルを踏まない場合においても、車両50Cのブレーキ装置が各車輪に対して自動的に制動力を及ぼす。そのため、車両50Cが徐々に減速される。
また、このとき車両50Dと事故多発エリアDA1との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Dに対して「事故多発エリアDA1に接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25DのECU27は、車両50Dの送受信手段53から車両50Dのウィンカー(図示略)の位置に関する情報(挙動情報)を無線通信により取得する。即ち、スマートフォン25DのECU27はウィンカーが初期位置と、左折位置と、右折位置と、のいずれに位置するかという情報を取得する。そしてこのとき、ECU27は「ウィンカーは初期位置にある」という情報を送受信手段53から取得する。即ち、このとき車両50Dは道路R1を直進するので事故多発エリアDA1に進入するおそれはない。
従って、このときに情報処理装置16がスマートフォン25Dに対して「事故多発エリアDA1に接近中である」という注意喚起情報を送信した場合、この注意喚起情報はこのスマートフォン25D(車両50D)にとって有用ではない。そのためスマートフォン25DのECU27は、車両50Dの挙動情報に基づいて、「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Dは車両50Dの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。従って、車両50Dの警報装置54及びブレーキ装置55は作動しない。
また、このとき車両50Eと事故多発エリアDA2との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Eに対して「事故多発エリアDA2に接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25EのECU27は、車両50Eの送受信手段53から車両50Eの速度及び加速度に関する情報(挙動情報)を取得する。その結果、スマートフォン25EのECU27は「この速度及び加速度で車両50Eが事故多発エリアDA2に進入した場合は、車両50Eが事故多発エリアDA2で交通事故を起こすおそれは低い」と判定する。換言すると、スマートフォン25EのECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Eは車両50Eの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。従って、車両50Eの警報装置54及びブレーキ装置55は作動しない。
さらにこのとき車両50Eと30km/hゾーン30Z(道路R2)との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Eに対して「30km/hゾーン30Zに接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25EのECU27は、車両50Eの送受信手段53から車両50Eのウィンカーに関する位置情報を取得する。その結果、ECU27が「ウィンカーの位置が初期位置である」と判定する。すると、ECU27は「車両50Eが30km/hゾーン30Zに進入するおそれは低い」と判定する。換言すると、スマートフォン25EのECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Eは車両50Eの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。従って、車両50Eの警報装置54及びブレーキ装置55は作動しない。
また、このとき車両50Fと事故多発エリアDA2との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Fに対して「事故多発エリアDA2に接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25FのECU27は、車両50Fの送受信手段53から車両50Fの速度及び加速度に関する情報(挙動情報)を取得する。その結果、ECU27は「車両50Fの速度及び加速度は小さい」と判定する。
そのためスマートフォン25FのECU27は「この速度及び加速度で車両50Fが事故多発エリアDA2に進入した場合は、車両50Fが事故多発エリアDA2で交通事故を起こすおそれは低い」と判定する。換言すると、スマートフォン25FのECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Fは車両50Fの送受信手段53に対して、この注意喚起情報に起因する作動信号を無線送信しない。
さらにこのとき車両50Fと30km/hゾーン30Z(道路R2)との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Fに対して「30km/hゾーン30Zに接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25FのECU27は、車両50Fの送受信手段53から車両50Fのウィンカーに関する位置情報(挙動情報)を取得する。このときウィンカーは初期位置に位置するので、スマートフォン25FのECU27は「ウィンカーの位置は初期位置である」と判定する。するとECU27は「車両50Fが30km/hゾーン30Zに進入するおそれが高い」と判定する。
さらに、このときスマートフォン25FのECU27は、歩行者P1が所持するビーコン20が発信する無線信号を受信することにより、車両50Fからビーコン20までの推定距離(周辺移動体情報)を演算する。そしてECU27は、この演算結果、取得したビーコンID情報、及びROMに記録された各ビーコンID情報が表す属性情報に基づいて、「30km/hゾーン30Zに小学生である歩行者P1が位置する可能性がある」ことを認識する。
従ってこの場合スマートフォン25FのECU27は、これらの挙動情報及び周辺移動体情報に基づいて「この意喚起情報は有用である」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Fは車両50Fの送受信手段53に対して作動信号を無線送信する。従って、車両50Fの警報装置54及びブレーキ装置55が作動する。
なお、仮に受信した電波を送信しているビーコン20の所有者が大人であるとスマートフォン25FのECU27が判定した場合は、スマートフォン25FのECU27は車両50Fの送受信手段53に対して作動信号を無線送信しない。
また、このとき車両50Gと事故多発エリアDA2との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Gに対して「事故多発エリアDA2に接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25GのECU27は、車両50Gの送受信手段53から車両50Gの速度及び加速度に関する情報(挙動情報)を取得する。その結果、スマートフォン25GのECU27は「車両50Gの速度及び加速度は大きい」と判定する。その結果、スマートフォン25GのECU27は「この速度及び加速度で車両50Gが事故多発エリアDA2に進入した場合は、車両50Gが事故多発エリアDA2で交通事故を起こすおそれが高い」と判定する。換言すると、スマートフォン25GのECU27は「この意喚起情報は有用である」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Gは車両50Gの送受信手段53に対して作動信号を無線送信する。従って、車両50Gの警報装置54及びブレーキ装置55が作動する。
さらにこのとき車両50Gと30km/hゾーン30Z(道路R2)との距離は所定距離以下である。そのため情報処理装置16はスマートフォン25Gに対して「30km/hゾーン30Zに接近中である」という内容の注意喚起情報を発信する。
このときスマートフォン25GのECU27は、車両50Gの送受信手段53から車両50Gのウィンカーに関する位置情報(挙動情報)を取得する。その結果、スマートフォン25GのECU27が「ウィンカーの位置が右折位置である」と判定する。するとスマートフォン25GのECU27は「車両50Gが30km/hゾーン30Zに進入するおそれは低い」と判定する。換言すると、ECU27は「この意喚起情報は有用ではない」と判定する。
この場合は、スマートフォン25Gは車両50Gの送受信手段53に対して、この注意喚起情報に起因する作動信号を無線送信しない。
このように情報処理装置16から注意喚起情報を取得した各スマートフォン25は、一緒に移動する車両50から取得した挙動情報及び周辺移動体情報の少なくとも一方に基づいて注意喚起情報の有用性を判定する。そして、有用性があるか否かに応じて、各スマートフォン25は注意喚起手段(警報装置54及びブレーキ装置55)の注意喚起動作の態様を切り替える。即ち、注意喚起情報が有用であると判定したときは、各スマートフォン25は注意喚起手段を動作させる一方で、注意喚起情報が有用でないと判定したときは、各スマートフォン25は注意喚起手段を動作させない。
そのため、注意喚起手段が不要な注意喚起動作を行なうことを防止できる。
さらに各スマートフォン25が情報処理装置16から受信した情報に基づいて注意喚起情報の有用性を判定する場合は、情報処理装置16が有用性の有無を判断し且つ注意喚起情報を送信する処理を完了するまでの間に、スマートフォン25と一緒に移動する車両50が数十メートル以上移動する可能性がある。そのため、この場合は車両50が事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Zに進入する前に、スマートフォン25が注意喚起情報を受信できないおそれがある。
しかし本実施形態のスマートフォン25は、一緒に移動する車両50から取得した挙動情報及び周辺移動体情報に基づいて注意喚起情報の有用性を判定する。
従って、車両50が事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Zに進入する前に、スマートフォン25が情報処理装置16から注意喚起情報を受信し且つ注意喚起情報の有用性を判定できる。
なお、各スマートフォン25のECU27は挙動情報及び周辺移動体情報とは異なる情報に基づいて、意喚起情報の有用性を判定してもよい。例えば、各スマートフォン25のECU27は現在の時刻及び天候情報の少なくとも一方に基づいて、注意喚起情報の有用性を判定してもよい。
例えば、情報処理装置16から「30km/hゾーン30Zに接近中である」という内容の注意喚起情報を受信したスマートフォン25は、スマートフォン25自身又は車両50の時刻取得手段(時計)から取得した現在時刻に関する情報に基づいて、この注意喚起情報の有用性を判定可能である。例えば、現在の時刻が小学校の登校時間に含まれる場合は、スマートフォン25はこの注意喚起情報は有用であると判定する。その一方で、現在の時刻が小学校の登校時間に含まれない場合は、スマートフォン25はこの注意喚起情報は有用でないと判定する。
例えば、情報処理装置16から「事故多発エリアDA1に接近中である」という内容の注意喚起情報を受信したスマートフォン25は、スマートフォン25自身又は車両50の時刻取得手段(時計)から取得した現在時刻に関する情報に基づいて、この注意喚起情報の有用性を判定可能である。例えば、現在の時刻が深夜の場合は、道路R1の歩道を移動する歩行者及び自転車が存在する可能性は低いと推測される。そのため、この場合にスマートフォン25は、この注意喚起情報有用ではないと判定する。
また、例えば、情報処理装置16から「事故多発エリアDA1に接近中である」という内容の注意喚起情報を受信したスマートフォン25は、スマートフォン25自身又は車両50の天候情報取得手段(例えば、外部から送信された天候情報を無線通信により取得する手段)から取得した現在の天気情報に基づいて、この注意喚起情報の有用性を判定可能である。例えば、事故多発エリアDA1付近の現在の天気が快晴の場合は、車両50の運転手は事故多発エリアDA1付近の歩行者及び車両等の位置を確実に認識できる可能性が高い。即ち、この場合は車両50が事故多発エリアDA1で交通事故を起こすおそれは高くない。そのためこの場合は、スマートフォン25はこの注意喚起情報は有用でないと判定する。その一方で、事故多発エリアDA1付近の現在の天気が雨の場合は、車両50の運転手は事故多発エリアDA1付近の歩行者及び車両等の位置等を確実に認識できないおそれがある。即ち、この場合は車両50が事故多発エリアDA1で交通事故を起こすおそれが快晴時と比べて高くなる。そのためこの場合は、スマートフォン25はこの注意喚起情報は有用であると判定する。
続いて図8乃至図11のフローチャートを用いながら、ビーコン20、各スマートフォン25のECU27、スマートフォン25のECU27、及びデータセンター15の情報処理装置16がそれぞれ実行する具体的な動作について説明する。
ビーコン20のICチップ22は所定時間が経過する毎に図8のフローチャートが示すルーチンを繰り返し実行する。
ICチップ22はまずステップ801においてビーコンID信号を生成する。
さらにICチップ22はステップ802に進み、リファレンス強度信号を生成する。
さらにICチップ22はステップ803に進み、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を一つのセットとして無線信号(電波)と一緒にアンテナ24から外部へ送信する。
ステップ803の処理を終えたICチップ22は、本ルーチンを一旦終了する。
スマートフォン25のECU27は、所定時間が経過する毎に図9に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
ECU27はステップ901において、無線通信用アンテナ29がビーコン20からビーコンID信号及びリファレンス強度信号を受信したか否かを判定する。
ステップ901でYesと判定した場合、ECU27はステップ902へ進み、ビーコン20からアンテナ24が受信した無線信号の実強度及びリファレンス強度信号に基づいて、このスマートフォン25から受信したビーコンID信号に対応するビーコン20までの推定距離を演算する。
ステップ902の処理を終えたECU27はステップ903へ進み、ビーコンID信号、リファレンス強度信号及び推定距離を一緒にRAMに記録する。
ステップ903の処理を終えたECU27はステップ904へ進み、GPS用受信アンテナ30がGPS位置信号を受信しているか否かを判定する。
ステップ904でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ904でYesと判定した場合、ECU27はステップ905へ進み、端末ID信号を生成する。
ステップ905の処理を終えたECU27はステップ906へ進み無線通信用アンテナ29を制御する。その結果、前回GPS位置信号を受信してから本ルーチンのステップ904でGPS位置信号を受信するまでの間にRAMに記録(蓄積)された推定距離及びGPS情報セット(又はGPS位置情報)、並びに、端末ID信号が無線通信用アンテナ29から送信される。
ステップ906の処理を終えたECU27は本ルーチンを一旦終了する。
データセンター15の情報処理装置16は、所定時間が経過する毎に図10に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
情報処理装置16はステップ1001において、複数のスマートフォン25から推定距離及びGPS情報セット、並びに、端末ID信号を受信したか否かを判定する。
ステップ1001でYesと判定した場合、情報処理装置16はステップ1002へ進み、上述の手順に従ってビーコン20の推定位置A−Cを求める。
ステップ1002の処理を終えた情報処理装置16はステップ1003へ進み、ディスプレイ18上の地図画像に推定位置A−Cを表示させる。
ステップ1003の処理を終えた情報処理装置16はステップ1004へ進み、少なくとも一つのスマートフォン25から推定距離及びGPS情報セット、並びに、端末ID信号を受信したか否かを判定する。
ステップ1004でNoと判定した場合、情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1004でYesと判定した場合、情報処理装置16はステップ1005へ進み、推定距離及びGPS情報セット、並びに、端末ID信号をRAMに記録する。
さらに情報処理装置16は、GPS位置情報に基づくスマートフォン25の位置を地図画像上に表示する。
ステップ1005の処理を終えた情報処理装置16はステップ1006へ進み、GPS位置情報を送信してきたスマートフォン25から注意喚起推奨領域までの距離が所定距離以下か否かを判定する。
ステップ1006でNoと判定した場合、情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1006でYesと判定した場合、情報処理装置16はステップ1007へ進み、GPS位置情報を送信してきたスマートフォン25に対して注意喚起情報を送信する。
ステップ1007の処理を終えた情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
スマートフォン25のECU27はさらに、所定時間が経過する毎に図11に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
ECU27はステップ1101において、情報処理装置16から注意喚起情報を受信したか否かを判定する。
ステップ1101でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1101でYesと判定した場合、ECU27はステップ1102へ進み、受信した注意喚起情報が、挙動情報、周辺移動体情報、時刻情報、及び/又は天候情報から判断して有用かを判定する。
ステップ1102でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1102でYesと判定した場合、ステップ1103へ進み、ECU27は無線通信用アンテナ29から送受信手段53へ作動信号を送信することにより、車両50の警報装置54及びブレーキ装置55を作動させる。
ステップ1103の処理を終えたECU27は本ルーチンを一旦終了する。
本発明は前記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
ビーコン20が生成及び発信する電波の規格はBluetooth Low Energyには限定されない。例えば、この電波の規格はBluetooth(登録商標)であってもよい。
情報端末はスマートフォン25には限定されない。例えば、タブレットコンピュータ及びノート型パーソナルコンピュータを情報端末として利用可能である。
情報端末(例えば、スマートフォン25)が、GPS以外の全地球航法衛星システム(例えばガリレオ)の衛星からの情報を受信可能なアンテナを備えてもよい。
ビーコン20が発信する無線信号に基づいてビーコン20までの推定距離を演算し且つ推定距離に関する情報を情報処理装置16へ送信する情報端末として、ダイナミックマップDMの地図画像が表すエリアに設置された情報端末を用いてもよい。
ビーコン20と一緒に移動する移動体の種類は歩行者P1、P2には限定されない。例えば、ビーコン20と一緒に移動する移動体が自転車であってもよい。
また情報端末(例えばスマートフォン25)が歩行者と一緒に移動してもよい。
また、車両(例えば、自動車又は自動二輪車)に固定された情報端末(例えば、カーナビゲーション機能を有する情報端末)を情報端末として利用してもよい。
車両50がカメラを搭載している場合は、カメラが撮影した障害物までの距離、及び/又は、障害物の属性(例えば、人間か否かなど)を(例えばパターンマッチング等を用いて)情報端末側で判断し、その判断結果に応じて情報端末が注意喚起情報の有用性を判定してもよい。
例えば、情報端末が、情報処理装置16から30km/hゾーン30Zが近くにある旨の注意喚起情報を受信したときに、カメラの撮影データに子供が含まれていると判定したときは、この注意喚起情報を有用と判定してもよい。
情報処理装置16が、各車両50(情報端末)と、注意喚起推奨領域(事故多発エリアDA1、DA2及び30km/hゾーン30Z)との位置関係、並びに、周辺移動体の位置情報及び属性に、に基づいて、情報端末(例えばスマートフォン25)に対して注意喚起情報を送信するか否かを判定してもよい。
情報端末(例えばスマートフォン25)が注意喚起手段を備えてもよい。
例えば、スマートフォン25が注意喚起手段として警報装置を備えてもよい。
情報端末(例えばスマートフォン25)が注意喚起情報を受信したときに、注意喚起情報を有用と判定したか否かに拘わらず、注意喚起手段を動作させてもよい。但し、この場合、情報端末は、注意喚起情報が有用であるか否かによって注意喚起手段の動作態様を変更する。即ち、注意喚起情報が有用であると判定した場合は、注意喚起手段を第一の態様で動作させ、一方、有用ではないと判定した場合は、注意喚起手段を第一の態様とは異なる第二の態様で動作させる。
例えば情報端末は、注意喚起情報が有用であると判定した場合は、車両50の警報装置54及びブレーキ装置55を動作させ、注意喚起情報が有用でないと判定した場合は、警報装置54及びブレーキ装置55のうちの警報装置54のみを動作させてもよい。
10・・・交通支援システム、15・・・データセンター、16・・・情報処理装置(判定手段)(対象移動体位置情報取得手段)(送信手段)、20・・・ビーコン、25・・・スマートフォン(情報端末)(時刻取得手段)(天候情報取得手段)、27・・・ECU(有用性判定手段)(切換手段)、29・・・無線通信用アンテナ(端末側受信手段)(挙動情報取得手段)(周辺移動体情報取得手段)、50・・・車両(対象移動体 )、52・・・ECU、53・・・送受信手段、54・・・警報装置(注意喚起手段)、55・・・ブレーキ装置(注意喚起手段)、30Z・・・30km/hゾーン(注意喚起推奨領域)、DA1、DA2・・・事故多発エリア(注意喚起推奨領域)、P1、P2・・・歩行者(周辺移動体)。

Claims (5)

  1. 車両である対象移動体と一緒に移動可能な情報端末と、
    前記情報端末が位置する場所及びその周辺地域を含むエリアを表す地図情報、及び前記エリアの一部であり且つ進入しようとする前記対象移動体に対して注意喚起を行うべき注意喚起推奨領域を表す注意喚起推奨領域情報、を有する情報処理装置と、
    を備える交通支援システムであって、
    前記情報処理装置が、
    前記対象移動体の位置である対象移動体位置情報を取得可能な対象移動体位置情報取得手段と、
    前記対象移動体位置情報取得手段が取得した前記対象移動体位置情報及び前記注意喚起推奨領域情報に基づいて、前記対象移動体が前記注意喚起推奨領域の外にあって前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が所定距離以下となったか否かを判定することにより前記情報端末に注意喚起情報を送信するか否かを判定する判定手段と、
    前記対象移動体の位置から前記注意喚起推奨領域までの距離が前記所定距離以下となったと判定したときに、前記注意喚起情報を前記情報端末へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記情報端末が、
    前記送信手段から送信された前記注意喚起情報を受信可能な端末側受信手段と、
    前記対象移動体である前記車両の挙動に関する情報であって、前記車両の進行方向と、前記車両のウィンカーが初期位置と左折位置と右折位置とのいずれに位置するかを示すウインカーに関する位置情報と、を含む挙動情報を取得する挙動情報取得手段と、
    前記対象移動体とは別体である周辺移動体の位置を含む当該周辺移動体に関する情報である周辺移動体情報を取得する周辺移動体情報取得手段と、
    前記端末側受信手段が前記注意喚起情報を受信したときに、前記挙動情報及び前記周辺移動体情報を用いて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報が前記対象移動体にとって有用であるか否かを判定する有用性判定手段と、
    前記有用性判定手段の判定結果に基づいて、注意喚起手段による前記注意喚起情報に基く注意喚起動作の態様を切り替える切換手段と、
    を備え、
    前記有用性判定手段は、前記車両の進行方向と前記ウインカーに関する位置情報とを含む前記挙動情報に基いて前記車両が前記注意喚起推奨領域に進入しないと判定したとき前記注意喚起情報が前記対象移動体にとって有用でないと判定する、ように構成された、
    交通支援システム。
  2. 請求項1に記載の交通支援システムにおいて、
    前記情報端末が、
    時刻を取得する時刻取得手段を備え、
    前記有用性判定手段が、
    前記時刻にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定するように構成された、
    交通支援システム。
  3. 請求項2に記載の交通支援システムにおいて、
    前記情報端末が、
    前記対象移動体の周辺の天候情報を取得する天候情報取得手段を備え、
    前記有用性判定手段が、
    前記天候情報にも基づいて、前記端末側受信手段が受信した前記注意喚起情報の有用性を判定するように構成された、
    交通支援システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の交通支援システムにおいて、
    前記切換手段が、
    前記注意喚起手段を、前記注意喚起動作を実行する第一状態と、実行しない第二状態、とに切り替えるように構成された、
    交通支援システム。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の交通支援システムにおいて、
    前記切換手段が、
    前記注意喚起動作の内容に応じて、前記注意喚起手段を、第一の態様で前記注意喚起動作を実行する第一状態と、前記第一の態様とは異なる第二の態様で前記注意喚起動作を実行する第二状態、とに切り替えるように構成された、
    交通支援システム。
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