JP6877288B2 - 噴霧ノズル - Google Patents
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Description
この従来例では、オリフィス板の小孔の径が小さいため、小孔を通過した薬液と外部の空気との混合が不安定になることがある。これにより、外噴板から噴霧される混合流体の粒子がばらつき、更に、噴霧された混合流体が空気中に浮遊し、風によって漂流飛散する、いわゆる、ドリフト現象が起き、噴霧パターンが乱れてしまう虞がある。
以下の発明の態様は、本発明の態様を例示するものであり、本発明の多様な構成要素の理解を容易にするために、項分けして説明するものである。以下の各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明を実施する最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、または、さらに他の構成要素を付加した態様についても、本発明の一態様になり得るものである。
基端側に配置され、前記薬液と前記空気とが混合する混合室と、該混合室から先端側に延びる流路と、前記混合室内に外部から空気を導入する導入路とが形成されたノズルホルダと、
前記ノズルホルダの先端側に配置され、前記流路から前記混合流体を受けて、前記混合流体を噴射するスリットが形成された先噴板と、
前記ノズルホルダの先端に前記先噴板を保持するノズルキャップと、
前記先噴板と前記ノズルホルダとの間に配置され、前記流路から前記混合流体を受けて、前記混合流体を前記先噴板の前記スリットへと案内する複数の案内流路が形成された整流中子と、
前記混合室の前記流路と前記導入路との合流位置よりも前記流路の上流側に配置され、かつ、上流側から前記薬液を受けて前記混合室に前記薬液を供給するピンホールが形成されたオリフィス板と、
前記オリフィス板よりも前記流路の上流側に設けられ、前記オリフィス板と前記ノズルホルダと連結される連結具に設けられるフィルタとの間に配置され、前記薬液が流れる薬液流路が形成されたオリフィス中子と、を備え、
前記先噴板には、下流側に向けて筋状に突出する筋状絞り部が形成され、該筋状絞り部を横切る態様で前記スリットが形成されており、
前記整流中子には、前記先噴板の前記スリットに向けて先端幅が縮小する態様で整流突起部が形成され、かつ、該整流突起部を構成する壁面が前記複数の案内流路を構成する壁面の下流側に配置されており、
前記オリフィス板には、下流側へ向けてドーム状に突出するドーム状絞り部が形成され、該ドーム状絞り部の頂部に前記ピンホールが形成されている噴霧ノズル(請求項1)。
前記整流中子は、前記整流突起部と直列になるように配置され、前記筋状絞り部の凹面と係合する位置決め突起部を備えている噴霧ノズル(請求項5)。
本発明の第1実施形態に係る噴霧ノズル1Aは、薬液と空気とを混合した混合流体を所定の範囲に散布するものである。
図4に示すように、噴霧ノズル1Aは、ノズルホルダ3と、整流中子5と、オリフィス板7と、オリフィス中子9と、先噴板11と、ノズルキャップ13と、Oリング15と、連結具17と、を備えている。
まず、薬液タンク等から供給され、供給管19を流れる薬液は、フィルタ67を通過した後、ノズルホルダ3の大径部35に向かって流込む(図3(a)及び(b)の矢印a参照)。続いて、薬液は、オリフィス中子9の薬液流路51を通過して、オリフィス板7のドーム絞り部47内へと流れる(図3(a)及び(b)の矢印b参照)。このとき、薬液は、薬液流路51を通過することで、旋回流となって、ドーム絞り部47内に流込む(図3(a)及び(b)の矢印c参照)。そして、薬液がオリフィス板7のピンホール49を通過し、混合室27の円筒部27a内に流込む。この際、薬液は、導入路31から導入された空気と混合されながら、流路29に流れて行く(図3(a)及び(b)の矢印d参照)。しかも、ピンホール49を通過した薬液は、旋回流を維持しながら円筒部47内に流込むため、導入路31から円筒部27aへと導入される空気の流れが安定し、噴霧ノズル1Aから噴霧される泡状粒子の粒子径やその噴霧パターンの安定化に寄与するものとなる。そして、流路29を流れる混合流体は、続いて整流中子5の案内流路37,37を通過する(図3(a)の矢印e参照)。このとき、混合流体が整流中子5の隆起部43に衝突することで、混合流体の流れ方向が変化し、案内流路37,37へと導かれる。そして、案内流路37,37を流れる混合流体は、整流突起部39と先噴板11の筋状絞り部57との間隙を通過し(図3(a)の矢印f参照)、スリット59を介して外部に噴霧される(図3(a)及び(b)の矢印g参照)。なお、先噴板11のスリット59から噴霧された混合流体の噴霧パターンは、本実施形態では、噴霧ノズル1Aの正面視で約100°の角度からなる扇状乃至扇面状に噴霧される(図5参照)。
薬液タンク等から供給され、供給路19を流れる薬液は、第1実施形態と同様に、オリフィス中子9の薬液流路51及びオリフィス板7のピンホール49を通り(図7の矢印a及びb参照)、ピンホール49を通過した薬液は、旋回状態を維持しながら(図7の矢印c参照)、上流側の流路72と収納部75との連通位置で、導入路31から導入された空気と混同される。そして、薬液と空気が混合された混合流体は、流路72及び第2ノズルホルダ73の第1分岐流路81及び第2分岐流路83に、各々分岐して流入する(図7の矢印d及びe参照)。そして、第1分岐流路81及び第2分岐流路83を各々流れる混合流体は、第1実施形態と同様に、案内流路37,37及び整流突起部39と筋状絞り部57との間隙を通って(図3(a)の矢印e及びf参照)、スリット59から外部に噴霧される(図7の矢印f参照)。第1分岐流路81及び第2分岐流路83を流れる混合流体が、先噴板11のスリット59から噴霧されたときの噴霧パターンは、図9に示されているように、噴霧ノズル1Bの正面視で各々約50°の角度からなる扇状乃至扇面状に噴霧され、全体で約95°の角度からなる扇状乃至扇面状に噴霧される。
すなわち、第2実施形態では、第2ノズルホルダ73が二股に分岐して形成されているため、第1ノズルホルダ71の流路72を流れる混合流体は、第1分岐流路81及び第2分岐流路83の各々に分岐されて、第1分岐流路81及び第2分岐流路83の各々を通過し、先噴板11,11のスリット59,59から互いに異なる方向へと同時に散布することが可能となる。更に、噴霧ノズル1Bは、第1ノズルホルダ71の上流側にオリフィス板7及びオリフィス中子9を配備し、第2ノズルホルダ83の下流側先端に整流中子5、先噴板11、ノズルキャップ13及びOリング15を装着していることから、第1分岐流路81及び第2分岐流路83の各々おいて、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
Claims (6)
- 薬液と空気とを混合した混合流体を霧状に散布する噴霧ノズルであって、
基端側に配置され、前記薬液と前記空気とが混合する混合室と、該混合室から先端側に延びる流路と、前記混合室内に外部から空気を導入する導入路とが形成されたノズルホルダと、
前記ノズルホルダの先端側に配置され、前記流路から前記混合流体を受けて、前記混合流体を噴射するスリットが形成された先噴板と、
前記ノズルホルダの先端に前記先噴板を保持するノズルキャップと、
前記先噴板と前記ノズルホルダとの間に配置され、前記流路から前記混合流体を受けて、前記混合流体を前記先噴板の前記スリットへと案内する複数の案内流路が形成された整流中子と、
前記混合室の前記流路と前記導入路との合流位置よりも前記流路の上流側に配置され、かつ、上流側から前記薬液を受けて前記混合室に前記薬液を供給するピンホールが形成されたオリフィス板と、
前記オリフィス板よりも前記流路の上流側に設けられ、前記オリフィス板と前記ノズルホルダと連結される連結具に設けられるフィルタとの間に配置され、前記薬液が流れる薬液流路が形成されたオリフィス中子と、を備え、
前記先噴板には、下流側に向けて筋状に突出する筋状絞り部が形成され、該筋状絞り部を横切る態様で前記スリットが形成されており、
前記整流中子には、前記先噴板の前記スリットに向けて先端幅が縮小する態様で整流突起部が形成され、かつ、該整流突起部を構成する壁面が前記複数の案内流路を構成する壁面の下流側に配置されており、
前記オリフィス板には、下流側へ向けてドーム状に突出するドーム状絞り部が形成され、該ドーム状絞り部の頂部に前記ピンホールが形成されていることを特徴とする噴霧ノズル。 - 前記オリフィス中子の前記薬液流路は、前記ノズルホルダの前記流路の延長方向軸に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の噴霧ノズル。
- 前記オリフィス中子の前記薬液流路は、前記ノズルホルダの軸方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧ノズル。
- 前記ノズルホルダの前記流路は、下流側で分岐しており、分岐した各々の前記流路の下流側に前記先噴板と、前記ノズルキャップと、前記整流中子とが配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の噴霧ノズル。
- 前記整流中子の前記整流突起部は、前記先噴板の前記筋状絞り部の凹面との係合面を有し、
前記整流中子は、前記整流突起部と直列になるように配置され、前記筋状絞り部の凹面と係合する位置決め突起部を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の噴霧ノズル。 - 前記ノズルホルダと前記整流中子との当接部分に、相補的な凹凸形状を有する位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の噴霧ノズル。
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