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JP6877966B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の起動処理方法 - Google Patents
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JP6877966B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の起動処理方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の起動処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、電源オンを受けてイニシャル動作を実行する画像形成装置及び起動処理方法に関する。
従来、MFP(MultifunctionPeripheral)等の画像形成装置は、工場での出荷設定作業が終了した段階で、可動部であるスキャナキャリッジが運搬中に移動して破損等することのないようにロックされた状態で梱包されて出荷されている。ところで、MFPは、例えば出荷前作業として、MFPを開梱した状態で起動させ、作業者用操作画面(シミュレーション)を利用して各種作業(例えばファームウェアの更新乃至は調整、パラメータの入力、テストチャートの印刷等。)を行う場合がある。そして、かかる出荷前作業を経て出荷等されることとなる。
特許文献1には、画像形成された用紙に対する各種の後処理を可能にする画像形成後処理装置において、電源投入時に各後処理のイニシャル処理を一括して行わず、作業者の操作により選択されたイニシャル動作のみを実行する技術が開示されている。この画像形成後処理装置により、電源投入から後処理可能な状態になるまでの動作時間の短縮及び動作電力の低減と共に動作音の低減を可能にしている。
特開2005−148479号公報
ところで、出荷前作業では、MFPを起動させるため、スキャナキャリッジの移動動作を含めたイニシャル動作が実行される。すなわち、出荷前作業のイニシャル動作では、スキャナキャリッジが動作するため、スキャナ動作を要しない作業であっても、一律、事前にロックを外す作業を要することとなる。従って、ロックを外さずに、もしくは外し忘れて電源をオンすると、ロック状態のままスキャナキャリッジが動作して、脱調および他部材と衝突等を起こしてマシントラブルを引き起こす結果、作業処理はエラー停止となる。
梱包状態のMFPに対する出荷前作業が必要な場合に、前述のマシントラブルを起こさないためには、一旦ロックされたスキャナキャリッジのロックを解除し、出荷前作業終了後に再びロック作業を行うようにすればよいが、開梱後の起動時に、作業者が前もってロック解除作業を確実に行うことの保証はなく、また、作業者によるロック部材の解除と装着の作業に時間を要するため、出荷前作業が煩雑したものとなる。
なお、特許文献1に記載された画像形成後処理装置は、複数種類の後処理のうち、必要のない後処理に応じたイニシャル処理の実行を選択的に回避するものであり、梱包前にロックされたスキャナキャリッジに対するイニシャル動作を、画像形成装置の開梱後に一時的に制限する技術に関するものではない。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、スキャナキャリッジをロックし忘れていても出荷設定後の次回起動時に移動動作を起こすことなく、また出荷設定後の次回起動時にスキャナキャリッジのロックの解除作業を不要にして動作確認作業の簡易化及び時間短縮を図る画像処理装置及びその起動処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置の起動処理方法は、複数のユニットを備えた画像形成装置の起動処理方法に係り、書込工程と、判断工程と、禁止工程とを含む。書込工程は、出荷設定作業において、スキャナキャリッジがホームポジションにロック状態にされた旨のロック情報を記憶部に書き込む。判断工程は、前記出荷設定作業後の次回起動時に、前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれているか否かを判断する。禁止工程は、前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作を禁止すると共に、禁止中は、前記スキャナキャリッジの移動を伴う画像形成装置の動作を禁止する一方、前記スキャナキャリッジの移動を伴わない画像形成装置の動作を許可する。
また、本発明に係る画像形成装置は、複数のユニットを備えた画像形成装置に係り、記憶部と、判断手段と、禁止手段とを含む。記憶部は、出荷設定作業時にスキャナキャリッジがホームポジションにロック状態にされた旨のロック情報が書き込まれる。判断手段は、前記出荷設定作業後の次回起動時に、前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれているか否かを判断する。禁止手段は、前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作を禁止すると共に、禁止中は、前記スキャナキャリッジの移動を伴う画像形成装置の動作を禁止する一方、前記スキャナキャリッジの移動を伴わない画像形成装置の動作を許可する前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作を禁止する。
これらの発明によれば、出荷設定作業でロック情報を書き込んだので、その後の出荷前作業等やメンテナンス作業等の次回起動時に、スキャナキャリッジの移動を伴わない画像形成装置の動作を許可する一方、ロックを解除し忘れて電源をオンしても、スキャナキャリッジが移動せず、脱調や衝突が防がれる。また、スキャナキャリッジのイニシャル動作を禁止するようにしたので、ロックの解除作業、及び再ロック作業という、従来の頻雑な作業が不要となる。
また、前記スキャナキャリッジの移動を伴う画像形成装置の動作は、原稿スキャン動作及びコピー動作の少なくとも一方であることを特徴とする。この構成によれば、スキャナキャリッジを移動させる動作が禁止される。
また、前記書込工程は、前記スキャナキャリッジが前記ホームポジションにあることを検知する検知工程を含み、前記検知工程において前記スキャナキャリッジが前記ホームポジションにあることが検知された場合に前記ロック情報を前記記憶部に書き込むものである。この構成によれば、ロック情報の書込処理が、検知結果に基づいて自動で行われる。
また、本発明は、前記次回起動時に、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作以外のユニットのイニシャル動作を実行するイニシャル動作処理工程を含むものである。この構成によれば、スキャナキャリッジ以外のユニットのイニシャル動作は実行されるので、スキャナ動作を伴わないメンテナンス作業や印刷動作等を実施することが可能となる。
また、前記判断工程によって前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジが動作禁止状態にあることの情報を表示部に表示する表示処理工程を含むものである。この構成によれば、スキャナが動作していないことが表示部から視認できるので、ロック解除のし忘れが防がれる。
また、前記禁止工程は、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作の禁止中、通常機能の受付のための待機画面への移行を禁止することを特徴とする。この構成によれば、調整機能ではないコピー等を実行する指示の受付ができなくなるため、通常機能が実行されることがなくなる。
また、本発明は、前記ロック情報を前記記憶部から消去する消去工程を含み、前記表示処理工程は、前記ロック状態の解除操作方法をガイド表示し、前記消去工程は、前記表示処理工程でガイド表示された前記解除操作方法に応じた操作を受け付けると、前記ロック情報を前記記憶部から消去することを特徴とする。この構成によれば、表示処理工程でガイド表示された解除操作方法に応じた操作を受け付けると、ロック情報が記憶部から消去されるので、次回起動から、画像形成装置全体が通常動作することになる。すなわち、メンテナンス作業者やユーザの設置者によって、スキャナキャリッジの動作禁止状態が自由なタイミングで解除され、一旦解除すると、スキャナ動作が通常動作となる。
また、前記表示処理工程は、前記解除操作の後に前記表示部を前記待機画面へ移行して、前記通常機能の実行の指示を受け付けることを特徴とする。この構成によれば、ロック状態の解除操作の後に、通常機能の実行の指示が受け付け可能となる。
また、前記ロック情報を前記記憶部から消去する消去工程を含み、前記禁止工程は、前記次回起動時に前記スキャナキャリッジを低速で所定長だけ駆動する指示信号をスキャナ駆動部に出力し、前記消去工程は、前記スキャナキャリッジが前記ホームポジションから移動したことを検知した場合、前記ロック情報を前記記憶部から消去するものである。この構成によれば、スキャナモータを低速で駆動させることでロック状態にあるか否かが判断可能となり、ロックされていなければ、ロック情報が自動的に消去される。
本発明によれば、スキャナキャリッジをロックし忘れていても出荷設定後の次回起動時に移動動作を起こすことなく、また出荷設定後の次回起動時にスキャナキャリッジのロックの解除作業を不要にして、動作確認作業の簡素化及び時間短縮を可能とする。
本発明に係る画像形成装置のブロック図である。 画像形成装置の構成図で、(a)は本体上部の斜視図、(b)は原稿読取り部が開成された状態の斜視図である。 スキャナユニットの構造図で、(a)は側断面図、(b)はプラテンガラスを外した状態の概略鳥瞰図、(c)はロック部材の分解斜視図である。 梱包乃至は開梱の作業を示す説明図である。 出荷前作業の開始を指示する一例を示す画面図である。 スキャナキャリッジの動作禁止を示す第1実施形態の画面図である。 コピー可能を報知する一例を示す画面図である。 制御部が実行する出荷設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 制御部が実行する、出荷設定後の次回起動時の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 出荷前作業におけるスキャナキャリッジの動作禁止を示す第2実施形態の図で、(a)は表示部又は操作部が操作されている状態を示す図、(b)はそのときの画面図である。 出荷前作業におけるスキャンキャリッジの動作禁止を示す第3実施形態の図で、(a)は起動時にカバーが開いている状態を示す図、(b)はそのときの画面図である。 出荷前作業におけるスキャナキャリッジの動作禁止を示す第4実施形態の図で、(a)はジャム状態を示す図、(b)はそのときの画面図である。 出荷前作業におけるスキャナキャリッジの動作禁止を示す第5実施形態の図で、(a)は本体にUSBが装着される状態を示す図、(b)はそのときの画面図である。
画像形成装置1は、図2(a)に示すような形状の筐体を備えている。画像形成装置1は、図1に示すように、機能面から、画像形成部10、スキャナユニット20、制御部30及び、必要に応じて設けられる自動原稿搬送装置(ADF)40を備えている。
画像形成部10は、公知のように、感光体ドラム、その周囲に配置された帯電部、トナー現像部及び転写部を含む画像形成ユニットと、原稿画像を光ビームに変調して、帯電された感光体ドラム上に露光する露光ユニットと、トナー画像が転写される記録紙を搬送する記録紙搬送ユニットと、定着ユニット等を含む。また、画像形成部10は、印刷対象の画像情報に記憶する画像記憶部101を備えている。検出部102は、各部に配置された可動部に対応して配設されており、可動部の動作、位置をそれぞれ検出する。通信部103は、画像形成装置1をネットワークを介して外部情報処理装置と通信可能に接続する。なお、側板1A(図2、図3参照)は、スキャナユニット20が収容されている部位の側板である。
また、画像形成装置1の筐体適所には、図2(a)に示すように、表示部11、操作部12を備えた操作パネル部が設けられている。操作部12は、作業者及びユーザからの入力を受け付けるもので、各種のキー群の他、表示部11上に積層されたタッチパネルで構成されたものを含む。
スキャナユニット20は、原稿を光学的に読み取るもので、プラテンガラス24(図2(b)、図3(a)参照)上に載置された原稿の撮像を行うCCDユニット21と、図3に示す光学系を移動させるスキャナモータ22と、位置センサ23とを備えている。なお、プラテンガラス24は、読取対象の原稿を載置するものである。原稿サイズ検知板25は、載置された原稿のサイズを検知光の透過を利用して検知するものである。具体的には、原稿サイズ検知板25に取り付けられた複数の発光部からの照射光の内の何れがプラテンガラス24を透過して図示しない受光部に到達するかにより原稿サイズを検知する。なお、原稿読取位置26は、ADF40を利用した場合の原稿画像の読み取り位置を示すもので、ADF40により1枚ずつ繰り出して搬送される原稿の画像を読み取る。
スキャナユニット20の詳細構造を、図3に示す。図3(a)、(b)において、スキャナユニット20における光学系は、CCDユニット21の他に、光源ユニット27及びミラーユニット28からなるスキャナキャリッジ29とで構成されている。光源ユニット27及びミラーユニット28は、ワイヤ221等を介してスキャナモータ22に接続され、図3(a)に矢印で示すように右方への移動時に一定速度で走行される。公知のように、ワイヤ221の這わし方によって、光源ユニット27は、ミラーユニット28の2倍の速度で走行する構成とされて、原稿画像が常にCCDユニット21に結像する。
図3(a)は、光源ユニット27及びミラーユニット28が、例えば走行範囲の左端、すなわち側板1Aに最接近したロック用停止位置(ホームポジション)にある状態を示している。スキャナキャリッジ29は、ホームポジションから所定長だけ右方に位置するスキャン開始位置を基準にしてスキャン動作を開始して、右方に走行制御される。位置センサ23は、例えばフォトインターラプタからなり、光源ユニット27及びミラーユニット28の一方、例えばミラーユニット28がホームポジションに一致した状態を検出する。
光源ユニット27は、プラテンガラス24上の原稿の面に照射光を照射するライン状の光源を備えると共に、反射光をミラーユニット28側に向けるミラーを有する。ミラーユニット28は、ミラーが2枚配置され、光源ユニット27のミラーからの反射光を2回反射させることで180度向きを変えて、CCDユニット21に導く。また、ミラーユニット28の側板1A側にはネジ孔281(図3(c)参照)が形成されている。
図3に示すように、側板1Aには、ミラーユニット28のネジ孔281と対向する位置に、孔10Aが形成されている。ミラーユニット28のネジ孔281には、孔10A、タブ53及びワッシャー52を介してビス51が螺着される。ビス51を孔10Aを介してネジ孔281に螺着することで、左右に走行移動可能なスキャナキャリッジ29がスキャナユニット20に、ひいては画像形成装置1の本体にロック状態とされる。ロック状態では、搬送中に生じる振動等によってスキャナキャリッジ29が不用意に左右にガタツキ移動することがなく、他部材との衝突等によって破損するということもない。また、ビス51を外すことで、ロック解除が図れる。なお、ロック方法は、ビス51による螺着に限られず、解除操作が可能な種々の方法が採用可能である。図4は、画像形成装置1の梱包乃至は開梱の状態を示している。梱包体60は、厚紙製又は樹脂製の段ボールからなり、内部に画像形成装置1を収容し、隅部等には保護用の充て部材が装填されている。画像形成装置1が梱包されている状態では、スキャナキャリッジ29はロック状態とされている。開梱時には、梱包体60の例えば天井側を開いてそこから取り出す。
図1に戻り、制御部30は、マイクロコンピュータ等で構成され、ROM31、RAM32及びEEPROM33と接続されている。制御部30は、さらに画像形成部10、表示部11、操作部12、スキャナユニット20、ADF40、検出部102及び通信部103と接続されている。ROM31は、処理プログラム及びプログラムの実行に必要なデータ類を記憶する。RAM32は、処理途中のデータを一時保存する。EEPROM33は、書き換え可能な不揮発性メモリで、後述するロック状態フラグの書込用として用いられる。
制御部30は、処理プログラムをRAM32に読み出して実行することで、工場での出荷設定作業において実行される出荷設定作業処理部301、及び出荷設定作業後の開梱で実行される起動処理部302として機能する。なお、図1に示す制御部30は、出荷設定作業及び開梱して実行される起動処理を説明するものであり、画像形成装置1における画像形成動作のための機能部は省略している。起動処理部302は、ロック判断部303、スキャナモータ制御部304、表示処理部305、操作受付処理部306及びイニシャル動作処理部307を含む。
出荷設定作業処理部301は、工場での組み立て後の最終的な動作確認で実行される処理を制御するもので、各ユニットの動作が事項される。そして、出荷設定作業処理部301は、最後にスキャナキャリッジ29をホープポジションに位置させて、EEPROM33へロック状態フラグの書込を行う。後述するように、ロック状態フラグは、出荷設定作業において、スキャナキャリッジ29がホームポジションに位置したと位置センサ23で検出されると、書き込まれる。次いで、スキャナキャリッジ29は、ビス51でロックされ、画像形成装置1と一体で梱包体60によって梱包される。
起動処理部302は、開梱後の画像形成装置1への電源オンによる起動時(以下、次回起動時という)における処理を行う。ロック判断部303は、上記の次回起動部に、EEPROM33にロック状態フラグが書き込まれているか否かを判断する。
スキャナモータ制御部304は、スキャナキャリッジ29の走行及び停止に関する制御を行う。スキャナモータ制御部304は、次回起動時には、ロック判断部303の判断結果によって、イニシャル移動が許可され、また禁止される。EEPROM33にロック状態フラグが書き込まれている場合、イニシャル動作が禁止され、EEPROM33にロック状態フラグが書き込まれていない場合、イニシャル動作が許可される。
また、スキャナモータ制御部304は、後述するように、スキャナキャリッジ29がロックされているか解除されているかを判断するべく、笑劇等の影響のほとんどない程度の低速でかつ所定分だけの移動用の駆動信号をスキャナモータ22に出力する処理を行う。このとき、ロック判断部303は、位置センサ23によってスキャナキャリッジ29がホームポジションからスキャン開始位置側に移動したと判断されると、ロックは解除されており、そうでなければ、ロック状態にあると判断する。
表示処理部305は、ロック判断部303の判断結果等に応じて、適宜必要な情報及び例えば[OK]ボタン等の入力操作のガイド情報を報知用として表示部11に表示する。
操作受付処理部306は、入力ガイド情報に対して操作部12を介して入力がされたか否かを判断し、操作された内容に応じた処理の実行を指示する。例えば、ロック状態フラグをオフにクリアする操作が指示された場合、EEPROM33からロック状態フラグを消去する。
イニシャル動作処理部307は、画像形成装置1の各ユニットのイニシャル動作を実行させる。また、イニシャル動作処理部307は、ロック状態フラグがオンのときは、スキャナモータ制御部304に対してスキャナキャリッジ29のイニシャル動作を禁止させ、一方、ロック状態フラグがオフにクリアされると、スキャナキャリッジ29にイニシャル動作を実行させる。
図5は、出荷設定作業の開始指示の画面例を示し画面110に、「EXECUTE」のボタン111が押下可能に表示されている。図6は、次回起動時、すなわち出荷設定後の出荷前作業、例えばメンテナンス作業中における、スキャナキャリッジの動作禁止の一画面を示しており、画面110に「スキャナロックを解除してください。解除後、[OK]を押してください。」との注意メッセージ112及び[OK]ボタン113が表示されている。図7は、再起動後のコピー可能を報知する画面例で、画面110に「コピーできます」とのメッセージ114が表示されている。
続いて、図8に示すフローチャートを用いて出荷設定処理を説明する。出荷設定処理は、画像形成装置の組み立て作業が終了した最終段階で実行される処理で、まず、「EXECUTE」ボタンが押下されたか否かが判断される(ステップS1)。「EXECUTE」ボタンが押下されたのであれば、スキャナキャリッジ29が、スキャナモータ22を駆動させて(ステップS3)、ホームポジション(図3(a)の左端)に移動制御される。
次いで、位置センサ23により、ホームポジションへの移動が完了したか否かが判断される(ステップS5)。移動制御は、位置センサ23がオンするまで行う。
次いで、ロック用停止位置への移動が正常に行われた場合、EEPROM33にロック状態フラグONの書き込みが行われる(ステップS7)。そして、画面110に移動完了を示すガイド、例えば「success」が表示され(ステップS9)、自動で、(あるいはマニュアルで)電源がオフされる(ステップS11)。
なお、ステップS5でロック用停止位置への移動が正常に行われなかった場合、画面110にその旨のエラー表示が行われ(ステップS13)、エラー対応を行った後、本フローを終了する。この場合、ロック状態フラグはONになっていないことから、エラー対応後、再度、本フローをスタートさせ、あるいはステップS13でエラー対応処理が終了して、ステップS1に戻るようにしてもよい。これにより出荷設定処理によって、ロック状態フラグがオンされたこととなる。
続いて、図9に示すフローチャートを用いて、次回起動時(出荷設定作業後におけるメンテナンス処理時、設置処理、又は通常起動処理)の処理を説明する。
メンテナンス処理は、次回起動時の処理の1つであって、例えば出荷設定済みの後に出荷前作業として、作業者用操作画面(シミュレーション)を利用して各種調整機能(例えばファームウェアの更新乃至は調整、調整値やパラメータの書替え入力、テストチャートのテスト印刷、キャリブレーション等濃度調整、部品交換等)、外部機器からの指示によるプリント動作を行う場合である。調整機能は、梱包済みの画像形成装置1を開梱し、起動させた状態で処理が実行される。処理には、通常各ユニットすなわちスキャナキャリッジ29の動作も含まれる。一方、梱包済みの画像形成装置1は、スキャナキャリッジ29がロックされているため、そのままイニシャル動作を行うと、スキャナキャリッジ29が動作して、脱調および他部材と衝突等を起こし、マシントラブルの元となる。
設置処理は、次回起動時の処理の1つであって、出荷先で画像形成装置を開梱して設置する作業において実行される処理をいう。通常起動処理は、次回起動時の処理の1つであって、一旦設置された後に故障等によって工場に戻され、修理後に再度梱包して送られてきた場合の、開梱後の次回起動時における処理をいう。
図9において、まず、電源オンを受けて(ステップS21)、各ユニットに対するイニシャル動作の開始が指示され(ステップS23)、次いでロック状態フラグがオンか否かが判断される(ステップS25)。このとき、ロック状態フラグがオンであれば、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作は禁止される(ステップS27)。そして、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作が禁止の状態で、画面110に、図6に示すような注意メッセージ112及び[OK]ボタン113が表示される(ステップS29)。このように、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作を禁止した状態で、注意メッセージ112の表示を行って、ロック解除作業のし忘れを作業者に報知するようにしたので、ロック解除作業のし忘れが確実に防止できる。
続いて、スキャナキャリッジ29以外の各ユニットのイニシャル動作が進行し、そして完了すると(ステップS31)、各種作業の処理、例えば前述した調整機能に関する受付や実行が行われ、一方、通常機能の受付、実行(操作パネルを介したコピー等)は禁止される(ステップS33)。次いで、[OK]ボタン113が押下されたか否かが判断される(ステップS35)。ここで、[OK]ボタン113が押下されなければ、ステップS33に戻って、同様な調整機能に対する受付とその実行が継続的に許可される(ステップS35)。なお、この状態で、電源がオフにされた場合、調整内容が保存された状態とされ、次の電源オン時にオフ直前の状態に復旧し、続きの処理が行え、これにより作業性の向上が図れる。
一方、[OK]ボタン113が押下されると、ロック状態フラグがクリアされる(ステップS37)。ロック状態フラグがクリアされると、画像形成装置1は、再起動されて(ステップS39)、各ユニットのイニシャル動作が開始される(ステップS41)。次いで、ステップS45に移行する。
一方、ステップS25で、ロック状態フラグがオンでなければ、スキャナキャリッジ29がイニシャル動作によって移動される(ステップS43)。
なお、本来的には、ステップS25の処理は不要であるが、可能性として、ステップS25で、ロック状態フラグがオンでない場合が考えられ、その場合、すなわち、ビス51によるロック操作が施されていない可能性のある場合、スキャナキャリッジ29は移動を指示され、イニシャル動作が行われる(ステップS43)。次いで、他のユニットのイニシャル動作を含めたマシンイニシャル動作が正常に実行されて完了したか否かが判断される(ステップS45)。そして、正常に完了した場合には、画面110にイニシャル動作完了表示が行われて、コピー動作可能な状態にされる(ステップS47)。一方、マシンイニシャル動作が正常に完了しなかった場合(スキャナキャリッジ29が実際にはロック操作されていた場合)には、画面110にトラブル表示が行われ(ステップS49)、トラブルに対応した処理が施された後、本フローが終了する。なお、ステップS25は省略してもよい。
このように、ステップS7で、EEPROM33にロック状態フラグオンの書き込みを行うことで、次回起動時のメンテナンス処理において、従来の作業であった、開梱した後にビス51を取り外してスキャナキャリッジ29のロック状態を解除してマシンイニシャル動作を実行可能にし、処理後に、スキャナキャリッジ29をロック用停止位置に移動させて、再びロック状態に戻す作業を施すという部分を省略することができる。
また、設置作業、通常起動作業では、次の梱包作業はないため、ステップS29で注意メッセージを表示することで、ビス51の取り外しによるロック解除と、ステップS35での、EEPROM33のロック状態フラグを解除する押下操作とを促すことで、スキャナキャリッジ29に対するロック状態の機械的で、かつソフトウェア上での解除が行われ、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作の実行が確保される(ステップS39,S41)。
図10〜図13は、次回起動時の処理(図9)で適用されるスキャナキャリッジ29の動作制御を説明する第2〜第5実施形態を示す図である。第1実施形態では、各処理において電源オンさせた場合(起動時)に、ロック状態フラグがオンか否かについての判断だけで、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作を禁止し、また、注意メッセージ112の[OK]ボタン113が押下されたときにロック状態フラグをオフにクリアするものとした。
これに対し、第2〜第5実施形態では、以下に説明するように、次回起動時の処理(図9)において電源オンさせる際(次回起動時)に、ロック状態フラグのオンに加えて、特定状態の有無を条件として付加し、何れの条件も満たす場合にスキャナキャリッジ29のイニシャル動作を禁止し、一方、前記特定状態の有無の条件が満たされていなければ、ロック状態フラグをオフにクリアするものとした。これにより、[OK]ボタン113の表示処理及び押下操作を省略することができる。
図10に示す第2実施形態では、次回起動時の処理(図9)における起動時に、タッチパネル型の画面110の予め設定された箇所が押下され(図10(a)参照)、または操作部12のうち予め設定されたキー等が操作された、前記の特定状態にあることが検知されると、ロック状態フラグがオンであることを条件に、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作が禁止されるようにしている。この場合、画面110に図10(b)に示すような注意メッセージが表示される。一方、起動時に、ロック状態フラグがオンであっても前記特定状態にないことが検知されると、そのままで、ロック状態フラグがオフにクリアされて、再起動を経てスキャナキャリッジ29のイニシャル動作が行われる。なお、特定状態の内容は、画面110の任意の箇所に対する押下でもよく、あるいは操作部12のいずれのキーボタンに対する操作であってもよい。
図11に示す第3実施形態では、特定条件として、図11(a)に示すように、ADF40のカバー42の開閉の有無情報が採用される。カバー42の開閉は、カバー42の近傍に配設されている、図略の検出部102(図1参照)によって検出されるものとする。
次回起動時の処理(図9)における起動時に、カバー42が開いていることが検出部102によって検出されて、前記の特定状態にあることが検知されると、ロック状態フラグがオンであることを条件に、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作が禁止されるようにしている。この場合、画面110に図11(b)に示すような注意メッセージが表示される。一方、起動時に、ロック状態フラグがオンであっても前記特定状態にないことが検知されると、ロック状態フラグがオフにクリアされて、再起動を経てスキャナキャリッジ29のイニシャル動作が行われる。
図12に示す第4実施形態では、特定条件として、図12(a)に示すようにADF40内の搬送路中に、搬送途中の原稿Pが紙詰まりしているかどうかが採用される。紙詰まりの有無は、搬送路の近傍に配設されている検出部102(図1参照)によって検出されるものとする。
次回起動時の処理(図9)における起動時に、紙詰まりが生じていることが検出部102によって検出されて、前記の特定状態にあることが検知されると、ロック状態フラグがオンであることを条件に、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作が禁止されるようにしている。この場合、画面110に図12(b)に示すような注意メッセージが表示される。一方、起動時に、ロック状態フラグがオンであっても前記特定状態にないことが検知されると、ロック状態フラグがオフにクリアされて、再起動を経てスキャナキャリッジ29のイニシャル動作が行われる。
図13に示す第5実施形態では、特定条件として、図13(a)に示すように画像形成装置1の適所、例えば操作部12の近傍に配置された外部デバイス装着部に、所定のプログラムデータ(例えば、特殊スクリプト)が書き込まれているUSB等の外部デバイス70が装着されているかどうかが採用される。外部デバイス70の装着の有無は、検出部102(図1参照)によって検出されるものとする。この場合、検出部102は、外部デバイスに書き込まれているプログラムデータを取り込んで解析することによって所定のデバイスか否かを検知する。
次回起動時の処理(図9)における起動時に、外部デバイス70が装着されていることが検出部102によって検出された、前記の特定状態にあることが検知されると、ロック状態フラグがオンであることを条件に、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作が禁止されるようにしている。この場合、画面110に図13(b)に示すような注意メッセージが表示される。一方、起動時に、ロック状態フラグがオンであっても前記特定状態にないことが検知されると、ロック状態フラグがオフにクリアされて、再起動を経てスキャナキャリッジ29のイニシャル動作が行われる。
また、ロック状態フラグをオフにクリアする態様として、さらに以下の態様が採用可能である。すなわち、画面110に表示される注意メッセージとして、例えば「スキャナロックを解除してください。解除後、Simにてロックを解除ください。」を表示し、かつSim(シミュレーション)に移行する場合のために、画面110に、コマンド又はパスワード等の入力を受け付けるウインドウ等あるいは単に入力ボタンを表示する。Simに移行することで、ロック状態フラグがオフにクリアされ、再起動を経てスキャナキャリッジ29のイニシャル動作が行われる。
また、ロック状態フラグがオンである場合に、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作を禁止する態様としては、以下のような態様も採用可能である。例えば、スキャナキャリッジ29の動作を完全に禁止する前記の態様に代えて、通常のイニシャル動作の移動速度に比して低速、かつ所定長だけ駆動させる信号をスキャナモータ22に出力するものである。所定長とは、スキャナキャリッジ29がホームポジションから脱する程度の距離をいう。この場合、スキャナユニット20がロックされていれば、スキャナキャリッジ29は移動できず、位置センサ23はスキャナキャリッジ29を検出した状態を維持する、すなわちホームポジションから移動していないことがわかる。この場合、画面1110には、例えば「スキャナロックを確認してください。解除後、電源OFF/ONしてください。」のような注意メッセージが表示される。このように低速移動制御させることで、ロック状態にあってもスキャナキャリッジ29が損傷等のダメージを受けることが防止される。
一方、スキャナユニット20がロックされていなければ、スキャナキャリッジ29は低速で移動し、その結果、位置センサ23はスキャナキャリッジ29がホームポジションから離れて移動したことを検知する。この場合、ロック状態フラグがオフにクリアされて、スキャナキャリッジ29のイニシャル動作が行われる。
なお、本実施形態では、梱包処理を前提として説明したが、梱包は必須ではない。また、ロック状態を示すデータとしてフラグを利用したが、これに限定されず、ロック状態の有無が識別可能であればデータ構造は特に問わず、さらに記録先は不揮発性メモリであればよく、EEPROMに限られない。
また、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
10 画像形成部(複数のユニット)
11 表示部
12 操作部
22 スキャナセンサ
23 位置センサ
29 スキャナキャリッジ
301 出荷設定作業処理部(書込工程)
302 起動処理部
303 ロック判断部(判断工程、検知工程、判断手段)
304 スキャナモータ制御部(禁止工程、禁止手段)
305 表示処理部(表示処理工程)
306 操作受付処理部(消去工程)
307 イニシャル動作処理部(禁止工程、イニシャル動作処理工程、禁止手段)
33 EEPROM(記憶部)
40 ADF(複数のユニットのひとつ)
51 ビス

Claims (9)

  1. 複数のユニットを備えた画像形成装置の起動処理方法において、
    出荷設定作業において、スキャナキャリッジがホームポジションにあることが位置センサで検知された場合に、ロック状態にされた旨のロック情報を記憶部に書き込む書込工程と、
    前記出荷設定作業後の次回起動時に、前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれているか否かを判断する判断工程と、
    前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作を禁止すると共に、禁止中は、前記スキャナキャリッジの移動を伴う画像形成装置の動作を禁止する一方、前記スキャナキャリッジの移動を伴わない画像形成装置の動作を許可する禁止工程とを含む画像形成装置の起動処理方法。
  2. 前記スキャナキャリッジの移動を伴う画像形成装置の動作は、原稿スキャン動作及びコピー動作の少なくとも一方である請求項1に記載の画像形成装置の起動処理方法。
  3. 前記次回起動時に、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作以外のユニットのイニシャル動作を実行するイニシャル動作処理工程を含む請求項1又は2に記載の画像形成装置の起動処理方法。
  4. 前記判断工程によって前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジが動作禁止状態にあることの情報を表示部に表示する表示処理工程を含む請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置の起動処理方法。
  5. 前記禁止工程は、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作の禁止中、通常機能の受付のための待機画面への移行を禁止する請求項に記載の画像形成装置の起動処理方法。
  6. 前記ロック情報を前記記憶部から消去する消去工程を含み、
    前記表示処理工程は、前記ロック状態の解除操作方法をガイド表示し、
    前記消去工程は、前記表示処理工程でガイド表示された前記解除操作方法に応じた操作を受け付けると、前記ロック情報を前記記憶部から消去することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の起動処理方法。
  7. 前記表示処理工程は、前記解除操作の後に前記表示部を前記待機画面へ移行して、前記通常機能の実行の指示を受け付ける請求項6に記載の画像形成装置の起動処理方法。
  8. 前記ロック情報を前記記憶部から消去する消去工程を含み、
    前記禁止工程は、前記次回起動時に前記スキャナキャリッジを前記ホームポジションから低速で所定長だけ駆動する指示信号をスキャナ駆動部に出力し、
    前記消去工程は、前記スキャナキャリッジが前記ホームポジションから移動したことを前記位置センサで検知した場合、前記ロック情報を前記記憶部から消去する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置の起動処理方法。
  9. 複数のユニットを備えた画像形成装置において、
    スキャナキャリッジがホームポジションにあることを検知する位置センサと、
    出荷設定作業時に前記スキャナキャリッジが前記ホームポジションにあることが前記位置センサで検知された場合にロック状態にされた旨のロック情報が書き込まれた記憶部と、
    前記出荷設定作業後の次回起動時に、前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれているか否かを判断する判断手段と、
    前記ロック情報が前記記憶部に書き込まれていると判断された場合、前記スキャナキャリッジのイニシャル動作を禁止すると共に、禁止中は、前記スキャナキャリッジの移動を伴う画像形成装置の動作を禁止する一方、前記スキャナキャリッジの移動を伴わない画像形成装置の動作を許可する禁止手段とを含む画像形成装置。
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