JP6880292B2 - 光警報装置 - Google Patents
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Description
本発明は、光警報装置に関する。
従来、病院やホテル等の建物には、火災等の災害が発生した場合に、当該災害を検知し、建物内の人々に災害の発生を報知するための音響装置が設置されている。音響装置は、警報音を鳴動させることにより災害が発生したことを建物内の人々に報知する。
近年、高齢者の増加及び障害者の社会参加の進展に伴い、病院やホテル等の建物内の人々には、聴力の衰えた高齢者を含む聴覚障害者が含まれることが想定される。聴覚障害者は、災害が発生した際に警報音が聞き取れないため、災害に対し迅速に対応することができない場合がある。
上記問題を解決するために、視認性の高いフラッシュライト等の光警報装置を用いて災害発生を報知する警報システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。上記警報システムは、火災等の災害時に光警報装置がフラッシュ光を発することで警報(以下、「光警報」という。)を行うため、聴覚障害者に対しても有効な警報を行うことができる。
また、配線による手間とコストを低減するため、無線式の警報システムも提案されている。無線式の警報システムは、火災受信機により火災感知器の火災発報を受信した場合に、新たな回線を介して中継器に火災信号を出力して中継器から警報指令信号(制御電文)を光警報装置に無線送信する。そして、光警報装置は、中継器から無線送信される警報指令信号を受信することで発光部を発光駆動し、所定の周期で発光を繰り返す。また、電波の届かない場所に設置した光警報装置に対しては、途中に電波中継器を設け、警報指令信号を中継している。
しかしながら、従来の無線式の警報システムでは、受信装置と光警報装置との間を無線化するには、受信装置に対して無線機能を備えた中継器を新たな回線を用いて接続する必要がある。また、電波の届かない場所に設置した光警報装置に警報指令信号を送信するために電波中継器を多数設置する場合がある。したがって、受信装置と警報装置との間を無線化するには、高いコストが発生する。また、受信装置と警報装置との間を無線化した場合、警報動作及び警報の開始・終了を待ち受けるための電力供給が必要となり警報装置に電池や電源線が必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、受信装置と光警報装置との間をより安価に無線化できることである。
本発明の一態様は、無線信号で受信した制御電文に基づいて、自装置に備えられた発光体を点灯させることで光警報を行う光警報装置であって、前記制御電文に含まれる待ち時間の経過後に発光動作を行い、他の光警報装置に制御電文を無線中継する場合には、前記待ち時間に前記制御電文の中継に要する時間を加味した中継発光待ち時間を中継用の制御電文に含めて送信することで前記他の光警報装置に対して前記中継発光待ち時間の経過後に発光動作させる制御部を備える、光警報装置である。
以上説明したように、本発明によれば、受信装置と光警報装置との間をより安価に無線化できる光警報装置を提供することができる。
また、光警報制御装置は警報信号により給電され光警報を指示する制御信号を無線送信し、警報信号により蓄電部に蓄えられた電荷により制御解除信号を無線送信するので、警報操作にともなう電池や電源線が不要となる。電池不要とすることでメンテナンス性が向上し、電源線が不要となることで施工性が向上する。
また、光警報器を中継器として使用するため、専用の中継器が不要となり、安価にシステムが提供可能となる。
また、光警報制御装置は警報信号により給電され光警報を指示する制御信号を無線送信し、警報信号により蓄電部に蓄えられた電荷により制御解除信号を無線送信するので、警報操作にともなう電池や電源線が不要となる。電池不要とすることでメンテナンス性が向上し、電源線が不要となることで施工性が向上する。
また、光警報器を中継器として使用するため、専用の中継器が不要となり、安価にシステムが提供可能となる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
実施形態における警報システムは、感知器回線と地区音響回線とが接続され、火災等の異常を感知する災害感知器から感知器回線を介して災害感知信号を取得した場合に、地区音響回線に警報信号を供給する受信装置と、地区音響回線に接続され、地区音響回線を介して供給される警報信号に基づいて光警報を指示する制御電文を無線送信する光警報制御装置と、光警報制御装置から無線送信された前記制御電文に基づいて、自装置に備えられた発光体を点灯させることで光警報を行う光警報装置と、を備える。
以下、実施形態の警報システムを、図面を用いて説明する。
以下、実施形態の警報システムを、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態における警報システム1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、警報システム1は、災害感知器5、受信装置10、光警報制御装置20及び複数の光警報装置30(光警報装置30−1〜30−n(nは正の整数))を備える。
災害感知器5は、建物の各階の天井や壁に配置されている。具体的には、1台又は複数台の災害感知器5がそれぞれ法定の設置間隔で各階に配置されている。災害感知器5は、災害感知器回線DLを介して受信装置10に接続されている。なお、災害感知器5は、受信装置10に対して有線ではなく無線で接続されてもよい。
災害感知器5は、火災やガス漏れ等の災害を感知する。災害感知器5は、火災やガス漏れ等の災害を感知すると、災害感知信号を出力する。例えば、災害感知器5は火災を感知する火災感知器である。例えば、災害感知器5は、所定の区画の煙濃度又は温度を検出し、検出した煙濃度又は温度が所定の閾値を超えた場合に火災が発生したと判断する。又は、災害感知器5は、自装置の内部に煙濃度又は温度を検出するセンサ素子を備え、そのセンサ素子の検出結果(例えば、ON信号)に基づいて火災が発生したと判断する。災害感知器5は、災害の発生を感知した場合に、災害の発生を示す災害感知信号を災害感知器回線DLを介して受信装置10に出力する。例えば、災害感知器5は、災害の発生を感知した場合に、所定の電流である発報電流を災害感知信号として災害感知器回線DLに流すことで災害感知信号を受信装置10に送信して災害警報を出力させる。また、災害感知器回線DLの終端には終端装置(終端抵抗)6が接続されている。
受信装置10は、回線受信部11、受信制御部12、表示部13、操作部14、電源部16、出力部17及び地区音響回線端子18を備える。なお、受信装置10の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、受信装置10の一部として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
回線受信部11は、災害感知器回線DLを介して災害感知器5から出力される災害感知信号を受信する。また、回線受信部11は、災害感知信号を受信した場合、災害の発報を指示する発報信号を受信制御部12に出力する。なお、回線受信部11は、災害感知器回線DLの断線や短絡等の接続障害を監視してもよい。また、回線受信部11は、災害感知器5から出力される災害感知信号に基づいて火災発生階を判定してもよい。回線受信部11は、判定した火災発生階と発報信号とを受信制御部12に出力してもよい。
表示部13には、火災代表灯、地区表示灯、その他火災監視に必要な各種の表示灯や液晶ディスプレイ等が設けられている。
操作部14には、主音響停止スイッチ、地区音響停止スイッチ、移報停止スイッチ等の火災監視に必要な各種のスイッチが設けられている。
操作部14には、主音響停止スイッチ、地区音響停止スイッチ、移報停止スイッチ等の火災監視に必要な各種のスイッチが設けられている。
受信制御部12は、回線受信部11から供給される発報信号に基づいて、駆動信号を出力部17に出力する。
電源部16は、図示しない外部電源から供給された第1電源を変圧や整流を行い第2電源に変換する。電源部16は、変換した第2電源を受信装置10を構成する各部に供給する。
出力部17は、受信制御部12から供給される駆動信号に基づいて、光警報制御装置20及び音響装置100に警報信号を出力する。具体的には、出力部17は、地区音響回線BLを介して光警報制御装置20に接続されている。地区音響回線端子18は、地区音響回線BLを接続するための接続端子である。出力部17は、受信制御部12から駆動信号が供給されると、地区音響回線BLを介して光警報制御装置20及び音響装置100に警報信号として電圧を出力する。従来、地区音響回線BLは、災害の発生時に、受信装置10から音響装置100に電圧を供給するために用いられている。すなわち、出力部17は、災害が発生した場合に、地区音響回線BLに対して電圧を供給することで、音響装置100を鳴動させる。本発明の特徴は、音響装置100の鳴動のために受信装置10と音響装置100とに接続されている既存の地区音響回線BLに、光警報制御装置20を並列に接続する。これにより、新たな回線を用いることなく、光警報装置30を既存の警報システム(災害の発生を感知した場合に、音響装置を鳴動させることで警報報知するシステム)に安価に導入可能となる。なお、出力部17は地区音響回線BLの断線や短絡等の接続障害を監視してもよい。
光警報制御装置20は、地区音響回線BLを介して受信装置10に接続されている。例えば、光警報制御装置20は、建物内に設けられている。光警報制御装置20は、無線通信部21、制御部22、記憶部23、蓄電部24及びアンテナ25を備える。
無線通信部21は、制御部22の制御に基づいてアンテナ25を介して光警報装置30と無線通信する。
光警報制御装置20は、受信装置10から地区音響回線BLを介して警報信号が供給されていない状態では、動作していない。光警報制御装置20は、警報信号が供給されると、その警報信号を用いて起動する。
制御部22は、受信装置10から地区音響回線BLを介して警報信号が供給されると、光警報を指示するための制御電文を生成して光警報装置30に無線送信する。光警報制御装置20による制御電文の送信は、光警報装置30の間欠受信に対応し、所定の送信時間T1と送信休止時間T2とからなる送信周期T0を複数回、例えば3回繰り返し、各送信時間T1の間に制御電文を複数回連続して送信する。例えば、送信時間T1と送信休止時間T2とは、それぞれ2秒である。このように、制御部22は、受信装置10から警報信号が供給されている間、所定の間隔(送信休止時間T2)を開けて制御電文を光警報装置30に対して無線送信する。図2は、本実施形態における光警報制御装置20から送信する制御電文の信号形式の一例を示す図である。図2に示すように、制御電文は、スタートコード、送信元ID、通信制御コード、制御内容、光制御時間情報及びチェックサムを備えている。また、制御電文のサイズは100ビット程度である。記憶部23には、無線通信の通信先とする光警報装置30の識別情報(ID)が予め登録されている。なお、光警報装置30が光警報を行うことで間欠受信状態から常時受信状態(後述する)に移行した場合には、光警報制御装置20による制御電文の送信において、送信休止時間T2をより長い時間に設定してもよい。例えば、制御部22は、光警報装置30が間欠受信状態である場合には、送信休止時間T2を2秒として制御電文を無線送信し、光警報装置30が常時受信状態である場合には、送信休止時間T2を1分として制御電文を無線送信する。また、制御部22は、光警報装置30が常時受信状態である場合には送信時間T1を、光警報装置30が間欠受信状態である場合の送信時間T1と比較して短い時間に設定してもよい。
制御部22は、受信装置10から地区音響回線BLを介して警報信号が供給されると、光警報を指示するための制御電文を生成して光警報装置30に無線送信する。光警報制御装置20による制御電文の送信は、光警報装置30の間欠受信に対応し、所定の送信時間T1と送信休止時間T2とからなる送信周期T0を複数回、例えば3回繰り返し、各送信時間T1の間に制御電文を複数回連続して送信する。例えば、送信時間T1と送信休止時間T2とは、それぞれ2秒である。このように、制御部22は、受信装置10から警報信号が供給されている間、所定の間隔(送信休止時間T2)を開けて制御電文を光警報装置30に対して無線送信する。図2は、本実施形態における光警報制御装置20から送信する制御電文の信号形式の一例を示す図である。図2に示すように、制御電文は、スタートコード、送信元ID、通信制御コード、制御内容、光制御時間情報及びチェックサムを備えている。また、制御電文のサイズは100ビット程度である。記憶部23には、無線通信の通信先とする光警報装置30の識別情報(ID)が予め登録されている。なお、光警報装置30が光警報を行うことで間欠受信状態から常時受信状態(後述する)に移行した場合には、光警報制御装置20による制御電文の送信において、送信休止時間T2をより長い時間に設定してもよい。例えば、制御部22は、光警報装置30が間欠受信状態である場合には、送信休止時間T2を2秒として制御電文を無線送信し、光警報装置30が常時受信状態である場合には、送信休止時間T2を1分として制御電文を無線送信する。また、制御部22は、光警報装置30が常時受信状態である場合には送信時間T1を、光警報装置30が間欠受信状態である場合の送信時間T1と比較して短い時間に設定してもよい。
制御部22は、制御電文の送信に対する確認応答電文ACK(ACK:ACKnowledgement)が送信先の光警報装置30から受信しない場合には、中継送信を指示する中継指示電文を生成して光警報中の光警報装置30に送信する。光警報中の光警報装置30とは、制御電文の送信に対する確認応答電文ACKを制御部22に送信した光警報装置30である。中継指示電文を受信した光警報装置30は、その中継制御電文を他の光警報装置30に中継送信させる。制御部22は、中継制御電文を送信した光警報装置30を通じて確認応答電文ACKを受信できなければ、他の光警報装置30に順に中継制御電文を送信することで、中継送信を指示する。
蓄電部24は、受信装置10から警報信号が供給されている間、その警報信号を用いて充電する。そして、制御部22は、警報信号の供給が停止された場合に、蓄電部24に蓄えられた電荷を用いて、光警報装置30に制御解除電文を無線送信する。制御解除電文は、光警報の停止を指示する信号である。
光警報装置30(光警報装置30−1〜30−n(nは正の整数))は、部屋、廊下、通路、トイレ、駐車場、及びその他の共用部等、聴覚障害者及び難聴者等が立入る可能性がある場所に設けられる。光警報装置30−1〜30−nには、それぞれ固有のIDが付与されている。
光警報装置30は、光警報制御装置20から自装置のIDが付与された制御電文が供給されると、光による警報(以下、「光警報」という。)を行う。光警報とは、光警報装置30内に設けられた発光体33を発光させることである。例えば、発光体33は、強烈な閃光を発するストロボ(登録商標)に代表されるエレクトロニック・フラッシュ又は大光量のLEDランプ等の光源である。したがって、光警報装置30は、発光体33を点滅させることで自装置が設置されている建物内の人々に災害の発生を報知する。以下に、本実施形態における光警報装置30について、具体的に説明する。
図3は、本実施形態における光警報装置30の概略構成の一例を示す図である。
図3に示すように、光警報装置30は、無線通信部31、制御部32、発光体33、電源供給部34、記憶部36及びアンテナ37及び図示しない電源装置を備える。
無線通信部31は、制御部32の制御に基づいてアンテナ37を介して光警報制御装置20と無線通信する。電源装置としては、定格3Vのリチウム乾電池等を用いることができる。
図3に示すように、光警報装置30は、無線通信部31、制御部32、発光体33、電源供給部34、記憶部36及びアンテナ37及び図示しない電源装置を備える。
無線通信部31は、制御部32の制御に基づいてアンテナ37を介して光警報制御装置20と無線通信する。電源装置としては、定格3Vのリチウム乾電池等を用いることができる。
無線通信部31は、制御電文を受信しない場合には、間欠受信を行っている(間欠受信状態)。無線通信部31による間欠受信の周期は、光警報制御装置20の制御部22による送信時間T1により短い時間となる所定周期に設定される。無線通信部31は、上記間欠受信周期毎にキャリアセンスを行い、キャリアセンスができれば継続受信に切り替えて光警報制御装置20からの制御電文を受信する。無線通信部31は、制御電文を受信した場合には、間欠受信状態から常時制御電文や制御解除電文等の電文を常に受信できる状態である常時受信状態に移行する。
制御部32は、無線通信部31を介して光警報制御装置20からの制御電文の受信を検出した場合、その制御電文の内容を確認する。制御部32は、無線通信部31を介して取得した制御電文の送信元IDが、記憶部36に登録されているIDと一致している場合には、その制御電文の制御内容に基づいて処理を行う。例えば、制御部32は、制御電文に光制御時間情報としてセットされている発光待ち時間情報Tsを取得し、制御電文の受信終了で自装置内のタイマを起動する。制御部32は、起動したタイマの計時時間が発光待ち時間情報Tsに到達した場合、電源供給部34に駆動信号を出力する。電源供給部34は、発光制御部321から駆動信号が供給されると、発光体33にパルス電圧を供給することで、予め設定された周期で発光体33を発光させる。
また、制御部32は制御電文を受信して発光制御を開始すると、無線通信部31を介して確認応答電文ACKを送信する。例えば、確認応答電文ACKの送信タイミングは、光警報装置30のIDなどに対応して異なる遅延時間を決めており、複数の光警報装置30からの確認応答電文ACKの衝突を回避可能としている。
また、制御部32は、所定時間の間に、無線通信部31を介して光警報制御装置20から新しい制御電文の受信がない場合には電源供給部34に対する駆動信号の出力を停止する。これにより、発光体33の発光が停止される。例えば、制御部32は、制御電文の番号に基づいて、受信した制御電文が新しい制御電文であるか否かを判定する。
また、制御部32は、無線通信部31を介して光警報制御装置20からの制御解除電文の受信を検出した場合、電源供給部34に対する駆動信号の出力を停止する。これにより、発光体33の発光が停止される。無線通信部31は、制御部32により発光体33の発光が停止されると、常時受信状態から間欠受信状態に移行する。
また、制御部32は、制御電文に基づく発光体33の発光制御中に、無線通信部31を介して光警報制御装置20からの中継指示電文の受信を検出した場合、中継指示電文から得られた発光待ち時間情報Tr0を、電文毎の中継に要する中継所要時間ΔTiを加味して補正した中継発光待ち時間情報Triを中継制御電文に含めて中継先の光警報装置30に中継送信する。中継先の光警報装置30は、中継制御電文に含まれる中継発光待ち時間情報Triにより発光体33の発光を開始する。なお、光警報装置30の記憶部36には、それぞれ中継先の光警報装置30のIDが登録されている。したがって、制御部32は、中継指示電文を受信した場合、中継発光待ち時間情報Triと記憶部36に記憶されている中継先の光警報装置30のIDとを中継制御電文に含めて無線送信する。このように、光警報装置30には、無線通信する通信ルートが予め記憶されている。ただし、本実施形態において、すべての光警報装置30が中継先の光警報装置30のIDを登録している必要はない。
また、制御部32は、記憶部36に中継先の光警報装置30のIDが登録されている場合、キャリアセンス後に、その中継先の光警報装置30に対して制御解除電文を中継送信する。すなわち、制御部32は、無線通信部31を介して光警報制御装置20から制御解除電文を受信すると、制御電文を中継送信した光警報装置30に、受信した制御解除電文を中継送信する。制御部32は、中継先の光警報装置30から、送信した制御解除電文に対する確認応答電文ACKを受信しない場合には、所定の回数だけその中継先の光警報装置30に対して、制御解除電文を再送信する。制御部32は、確認応答電文ACKを受信した場合には、間欠受信状態に戻る。なお、制御部32は、記憶部36に中継先の光警報装置30のIDが登録されていない場合、制御解除電文を受信後すぐに間欠受信状態に移行する。これにより、警報システム1は、警報状態を解除する場合に、無線化されたすべての光警報装置30の光警報を停止させることができる。
光警報装置30の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、光警報装置30の一部として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
以下に、本実施形態における警報システム1の光警報の処理の流れについて、図4及び図5を参照して説明する。図4は、本実施形態における警報システム1の光警報装置30の処理の流れを示すシーケンス図である。図5は、本実施形態における警報システム1の光警報動作を示すタイミングチャート図である。なお、以下に示す警報システム1の光警報の処理の流れにおいて、説明の便宜上、光警報装置30は、中継送信せずに、光警報制御装置20とのみ無線送信する場合について、説明する。
受信装置10は、災害感知器回線DLを介して災害感知器5から出力される災害感知信号を受信する(ステップS101)。受信装置10は、災害感知器5から災害感知信号を受信すると、警報状態に移行し、地区音響回線BLに対して電圧(例えば、24V)を印加することで、地区音響回線BLに接続された光警報制御装置20に電圧を供給する。(ステップS102)。光警報制御装置20の蓄電部24は、受信装置10から供給される電圧で充電する(ステップS103)。
光警報制御装置20は、受信装置10から地区音響回線BLを介して電圧が供給されると、その電圧を電源として起動する。そして、光警報制御装置20は、光警報を指示するための制御電文を生成し、生成した制御電文を所定の周期毎に光警報装置30に無線送信する。なお、制御電文の送信の周期は、光警報装置30の受信状態(間欠受信状態、常時受信状態)に対応して決定されてもよい。
光警報装置30は、光警報制御装置20から無線送信された制御電文を受信すると、常時受信状態に移行する(ステップS105)。また、光警報装置30は、受信した制御電文の送信元IDが、自装置の記憶部36に登録されているIDと一致している場合には、その制御電文の制御内容に基づいて処理を行う。すなわち、光警報装置30は、制御電文に光制御時間情報としてセットされている発光待ち時間情報Tsを取得し、制御電文の受信終了で自装置内のタイマを起動する。光警報装置30は、起動したタイマの計時時間が発光待ち時間情報Tsに到達した場合、発光体33を一定周期毎に発光させ光警報を開始する(ステップS106)。
受信装置10は、ユーザにより復旧操作が行われた場合には、警報状態を解除する(ステップS107)。そして、受信装置10は、地区音響回線BLに対する電圧の印加を停止する(ステップS108)。これにより。地区音響回線BLに接続された光警報制御装置20に対する電圧の供給が停止される。光警報制御装置20は、地区音響回線BLの電圧値が所定の閾値以下になった場合には、蓄電部24に蓄えられた電荷を用いて、光警報装置30に制御解除電文を無線送信する(ステップS109)。
光警報装置30は、光警報制御装置20から制御解除電文の受信した場合、常時受信状態から間欠受信状態に移行する(ステップS110)。そして、光警報装置30は、発光体33の発光を停止することで光警報を停止する(ステップS111)。ただし、光警報装置30は、記憶部36に中継先の光警報装置30のIDが登録されている場合、キャリアセンス後に、その中継先の光警報装置30に対して制御解除電文を中継送信する。光警報装置30は、中継先の光警報装置30から、送信した制御解除電文に対する確認応答電文ACKが受信しない場合には、その中継先の光警報装置30に対して、所定の回数だけ制御解除電文を再送信する。光警報装置30は、送信した制御解除電文に対する確認応答電文ACKを受信した場合には、間欠受信状態に移行する。
上述したように、警報システム1は、光警報制御装置20が地区音響回線BLに接続され、地区音響回線を介して供給される警報信号に基づいて光警報を指示する制御電文を光警報装置30に無線送信する。これにより、新たな回線を用いることなく、光警報装置30を既存の警報システム(災害の発生を感知した場合に、音響装置を鳴動させることで警報報知するシステム)に導入可能となる。これにより、光警報装置30を導入する際に発生する施工に要する時間を短縮することができる。また、制御電文や制御解除電文等の電波の届かない場所に設置した光警報装置30に対しては、電波の届く場所にある光警報装置30を介して制御電文や制御解除電文を中継する。これにより、警報システム1は、途中に電波中継器を設けることなく、すべての光警報装置30の光警報を制御することができる。したがって、受信装置10と光警報装置30との間をより安価に無線化できる。また、警報操作にともなう電池や電源線が不要となるのでメンテナンス性や施工性が向上する。
上述の実施形態において、光警報装置30の動作確認用やID登録時、非常用の制御解除電文送信時の起動用の電源(例えば、二次電池)を接続可能なコネクタを光警報制御装置20に備えてもよい。光警報装置30の動作確認とは、災害の発生時以外に光警報装置30を光警報させることである。これにより、光警報装置30の動作確認時やID登録時に、上記コネクタに電源を接続することで音響装置100を鳴動させることなく、光警報装置30の動作確認やID登録を行うことができる。ここでいうID登録は、光警報制御装置20が無線送信する光警報装置30のIDの登録と、光警報装置30が無線送信する光警報制御装置20と中継先の光警報装置30のIDの登録を含む。ここでいう非常用の制御解除電文の送信とは、災害感知信号等の受信などによる警報状態が解除されたときに送信される制御解除用の無線電文が、通信の異常などにより光警報装置に正常に送信されなかった場合などにおいて、光警報装置が警報動作のままとなってしまった場合に、ユーザの操作等により制御解除電文を再送することである。これにより、万が一光警報が解除されなかった場合でも光警報が解除可能となる。
また、上述の実施形態において、光警報制御装置20は、地区音響回線BLを介して受信装置10から電圧が印加されていること示す表示灯を備えてもよい。
また、光警報装置30の発光体33や光警報制御装置20の表示灯を、電波を通過させる樹脂等の材質で形成し、その形成した部分にアンテナ25、37を内蔵してもよい。 また、光警報装置の点滅は、例えばフロア単位や視認可能な範囲、受信機に接続される光警報装置全てなどの適宜のグループを形成して同期してよい。点滅の同期としては特定の方向に沿って順番に点灯・消灯のタイミングが移動するようにしても良いし、略同一のタイミングで点灯・消灯を繰り返しても良い。光警報装置の点滅を同期させることで発光が連続することによる目のくらみ、ちらつきを防止することができる。また、特定の方向に沿って点滅のタイミングを変化させることで避難方向の誘導などに光警報装置を活用することが可能となる。
また、光警報装置30の発光体33や光警報制御装置20の表示灯を、電波を通過させる樹脂等の材質で形成し、その形成した部分にアンテナ25、37を内蔵してもよい。 また、光警報装置の点滅は、例えばフロア単位や視認可能な範囲、受信機に接続される光警報装置全てなどの適宜のグループを形成して同期してよい。点滅の同期としては特定の方向に沿って順番に点灯・消灯のタイミングが移動するようにしても良いし、略同一のタイミングで点灯・消灯を繰り返しても良い。光警報装置の点滅を同期させることで発光が連続することによる目のくらみ、ちらつきを防止することができる。また、特定の方向に沿って点滅のタイミングを変化させることで避難方向の誘導などに光警報装置を活用することが可能となる。
上述した実施形態における受信装置10や光警報制御装置20をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 警報システム
5 災害感知器
10 受信装置
20 光警報制御装置
30 光警報装置
31 無線通信部
32 制御部
33 発光体
34 電源供給部
23、36 記憶部
25、37 アンテナ
5 災害感知器
10 受信装置
20 光警報制御装置
30 光警報装置
31 無線通信部
32 制御部
33 発光体
34 電源供給部
23、36 記憶部
25、37 アンテナ
Claims (1)
- 無線信号で受信した制御電文に基づいて、自装置に備えられた発光体を点灯させることで光警報を行う光警報装置であって、
前記制御電文に含まれる待ち時間の経過後に発光動作を行い、他の光警報装置に制御電文を無線中継する場合には、前記待ち時間に前記制御電文の中継に要する時間を加味した中継発光待ち時間を中継用の制御電文に含めて送信することで前記他の光警報装置に対して前記中継発光待ち時間の経過後に発光動作させる制御部を備える、
光警報装置。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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