JP6897752B2 - 売上データ処理装置、通信方法及びプログラム - Google Patents
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Description
上記の売上データ処理装置において、スマートフォンなどの端末装置(携帯端末)と無線通信を確立し、情報交換を可能とする通信部を備える構成が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、上記特許文献1、2記載の売上データ処理装置は、狭範囲無線通信部とWi−Fi(登録商標)等の広範囲無線通信を行う広範囲無線通信部との双方を備える構成ではないため、端末装置との無線通信を行うモードの特性に応じて、狭範囲無線通信と広範囲無線通信との切り替えを行うことができなかった。したがって、例えば、精算モードのように、端末装置を操作しながら売上データ処理装置が備えるドロアを開放する操作を行う必要がある場合、狭範囲無線通信を行うことが好ましいが、広範囲無線通信部のみを備える構成の場合、狭範囲無線通信を行うことができなかった。また、登録モードのように、端末装置を用いて売上データ処理装置から離れた位置の客の注文を登録する必要がある場合、広範囲無線通信を行うことが好ましいが、狭範囲無線通信部のみを備える構成の場合、広範囲無線通信を行うことができなかった。
また、本発明に係るプログラムは、所定の端末装置と第1の通信方式で無線通信するための第1通信手段と、前記端末装置と前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で無線通信するための第2通信手段と、を備えた売上データ処理装置のコンピュータを、前記端末装置との間で前記第1通信手段を介した無線通信が許容される一方で前記第2通信手段を介した無線通信が禁止される第1のモードと、少なくとも前記第2通信手段を介した無線通信が許容される第2のモードと、を切り替えるモード切替手段、として機能させ、所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられるとともに、取引データが登録される登録モードが前記第2のモードに割り当てられ、且つ、前記第1の通信方式にBluetooth(登録商標)が適用されるとともに、前記第2の通信方式にWi−Fi(登録商標)が適用されることで、前記端末装置との無線通信が可能な範囲が、前記精算モードの際には前記Bluetooth(登録商標)で無線通信可能な範囲に限定されているとともに、前記登録モードの際には前記Wi−Fi(登録商標)で無線通信可能な範囲まで確保されている、ことを特徴とする。
[1−1.システム構成の説明]
まず、本実施形態に係る売上データ処理システム1の構成について説明する。
売上データ処理システム1は、図1に示すように、サーバ装置10と、少なくとも1台の携帯端末(端末装置)20と、少なくとも1台の売上データ処理装置30と、を備えて構成されている。サーバ装置10及び携帯端末20は、通信ネットワークNに接続されている。通信ネットワークNは、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)等、他のネットワークとしてもよい。また、携帯端末20及び売上データ処理装置30は、Bluetooth(登録商標)等の狭範囲無線通信又はWi−Fi(登録商標)等の広範囲無線通信を行う。
次に、携帯端末20の構成について説明する。
携帯端末20は、図2に示すように、CPU21と、RAM22と、ROM23と、撮像部24と、音声出力部25と、操作部26と、表示部27と、狭範囲通信部28と、広範囲通信部29と、を備えて構成されている。
ROM23は、各種データ及び各種プログラムを記憶する読み出し専用のメモリである。ROM23は、CPU21で実行されるシステムプログラム、設定アプリ、登録アプリ、精算アプリ等の各種アプリケーションプログラム、Webブラウザ、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。
音声出力部25は、D/A変換器、アンプ、スピーカ等を備えて構成され、RAM22又はROM23から出力された音声データをアナログの音声信号に変換して音声出力する。
表示部27は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)などのディスプレイを備え、CPU21から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
広範囲通信部29は、アンテナ、復調回路、信号処理回路等により構成され、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信方式により、売上データ処理装置30と広範囲の無線通信を行う。
次に、売上データ処理装置30の構成について説明する。
売上データ処理装置30は、図3及び図4に示すように、CPU31と、RAM32と、ROM33と、表示部34と、客用表示部35と、印刷部36と、ドロア37と、狭範囲通信部38と、広範囲通信部39と、記憶部40と、入力部41と、モードスイッチ42と、を備えて構成されている。
ROM33は、各種データ及び各種プログラムを記憶する読み出し専用のメモリである。
客用表示部35は、図4(B)に示すように、商品を購入した顧客が表示内容(商品の金額、合計金額等の情報)を視認するための表示装置である。客用表示部35は、LCD、ELディスプレイなどのディスプレイを備え、CPU31から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
ドロア37は、現金、商品券等を格納する引き出しである。ドロア37は、CPU31の制御により、例えば、商品登録の締め(精算)時に、引き出しが開放される。
広範囲通信部(広範囲通信手段)39は、アンテナ、復調回路、信号処理回路等により構成され、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信方式により、携帯端末20との間で広範囲に及ぶ無線通信を行う。
設定モードは、売上データ処理装置30の各種設定(例えば、商品単価の設定等)を行うモードである。戻モードは、返品処理を行うモードである。OFFモードは、売上データ処理装置30の電源をオフするモードである。登録モードは、購入された商品の取引データの登録処理を行うモードである。電卓モードは、通常の電卓と同様に計算を行うモードである。点検モードは、登録された取引データの点検処理を行うモードである。精算モードは、閉店後に1日の売上の精算処理を行うモードである。
一方、残りの戻モード、OFFモード、電卓モード及び点検モードは、通信部の電源をオフして携帯端末20との無線通信を行わないモードである。
モードキーK1としては、オペレータが使用するオペレータキーK11(図6(A)参照)及びオーナーが使用するオーナーキーK12(図6(B)参照)の2種類のキーが用いられる。
具体的には、オペレータキーK11は、売上データ処理装置30が備えるモードのうち、OFFモード、登録モード及び電卓モードに切り替えることができる。すなわち、オペレータは、売上データ処理装置30が備えるモードのうち、OFFモード、登録モード及び電卓モードを実施することができる。
一方、オーナーキーK12は、売上データ処理装置30が備える全てのモードに切り替えることができる。すなわち、オーナーは、売上データ処理装置30が備える全てのモードを実施することができる。
なお、図5に示す符号R1はオペレータキーK11の回転可能範囲を、符号R2はオーナーキーK12の回転可能範囲を、それぞれ示している。図5に示す例では、オーナーキーK12の回転可能範囲R2の範囲内に、オペレータキーK11の回転可能範囲R1が位
置するように設定されている。
また、モードスイッチ42は、OFFモードM4の位置でのみモードキーK1を差し込むことができるように構成されているとともに、OFFモードM4以外の位置、すなわち、点検モードM1の位置、戻モードM2の位置、電卓モードM3の位置、登録モードM5の位置、精算モードM6の位置、設定モードM7の位置では、いずれもモードキーK1を抜くことができないように構成されている。これは、オペレータキーK11であっても、オーナーキーK12であっても同様である。
以下、説明の便宜上、「モードに切り替えるための回転位置」を、単に「モード」と略記することがある。
次に、本実施形態に係る売上データ処理装置30が備える各モードの動作について、図7を参照して簡潔に説明する。なお、図7においては、オペレータキーK11により、電卓モードM3、OFFモードM4及び登録モードM5に切り替えることが可能であり、オーナーキーK12により、全てのモード(点検モードM1、戻モードM2、電卓モードM3、OFFモードM4、登録モードM5、精算モードM6、設定モードM7)に切り替えることが可能である。オペレータキーK11又はオーナーキーK12により、所望するモードに切り替えられることにより、各モードは実施される。
点検モードM1、戻モードM2、電卓モードM3及びOFFモードM4は、いずれも通
信部の電源をオフして携帯端末20との無線通信を行わないモードである。
したがって、まず、CPU31は、通信部(狭範囲通信部38及び広範囲通信部39)の電源をオフする処理を行う(ステップS11、S21、S31、S41)。既に通信部の電源がオフされていた場合は、特に何も行わず、次のステップに移行する。
なお、ステップS12、S22、S32、S42では、通信部の電源が入っていないため、電源がオンされた通信部との通信を確立するためのビーコンの出力は行わない。
登録モードM5、精算モードM6及び設定モードM7は、いずれも通信部の電源をオンして携帯端末20との無線通信を行うモードである。
したがって、まず、CPU31は、狭範囲通信部38及び広範囲通信部39のうちいずれか一方の電源をオンする処理を行う。例えば、登録モードM5では、広範囲通信部39の電源をオンする処理を行うとともに、狭範囲通信部38の電源をオフする処理を行う(ステップS51)。また、精算モードM6及び設定モードM7では、狭範囲通信部38の電源をオンする処理を行うとともに、広範囲通信部39の電源をオフする処理を行う(ステップS61、S71)。
登録モードM5において、既に広範囲通信部39の電源がオン(狭範囲通信部38の電源がオフ)されていた場合は、特に何も行わず、次のステップに移行する。また、精算モードM6及び設定モードM7において、既に狭範囲通信部38の電源がオン(広範囲通信部39の電源がオフ)されていた場合は、特に何も行わず、次のステップに移行する。
例えば、登録モードM5では、携帯端末20にインストールされたオーダーエントリーアプリと通信可能な状態とするとともに、ステップS51で電源がオンされた広範囲通信部39との通信を確立するためのビーコンを出力する(ステップS52)。携帯端末20は、ステップS52で出力されたビーコンを受信すると、広範囲通信部29と発信元の売上データ処理装置30の広範囲通信部39との通信を確立する。
また、精算モードM6では、携帯端末20にインストールされた精算アプリと通信可能な状態とするとともに、ステップS61で電源がオンされた狭範囲通信部38との通信を確立するためのビーコンを出力する(ステップS62)。また、設定モードM7では、携帯端末20にインストールされた設定アプリと通信可能な状態とするとともに、ステップS71で電源がオンされた狭範囲通信部38との通信を確立するためのビーコンを出力する(ステップS72)。携帯端末20は、ステップS62又はステップS72で出力されたビーコンを受信すると、狭範囲通信部28と発信元の売上データ処理装置30の狭範囲通信部38との通信を確立する。
例えば、登録モードM5では、携帯端末20から送信された登録処理に係る要求と、売上データ処理装置30におけるオペレータ又はオーナーの手動による登録処理と、を同時に行う(ステップS53)。すなわち、携帯端末20から送信された要求と手動による登録とが同時に行われた場合、マルチタスクで処理を行う。なお、携帯端末20から送信された登録処理に係る要求とは、携帯端末20においてオーダーエントリーアプリが起動され、オペレータ又はオーナーにより登録処理が行われた際に、売上データ処理装置30に送信されるオーダーデータのことである。
また、精算モードM6では、売上データ処理装置30におけるオーナーの手動による精算処理後、携帯端末20の精算アプリに精算データを送信する(ステップS63)。携帯端末20は、精算データを受信するまで精算データの受信待ちを行う。
また、設定モードM7では、携帯端末20から送信された設定処理に係る要求と、売上データ処理装置30におけるオーナーの手動による設定処理と、のいずれか一方の処理を行う(ステップS73)。すなわち、携帯端末20から送信された要求と手動による登録とが同時に行われた場合、シングルタスクで先に受け付けた処理を行う。なお、携帯端末20から送信された設定処理に係る要求とは、携帯端末20において設定アプリが起動され、オーナーにより設定処理が行われた際に、売上データ処理装置30に送信される設定データのことである。
次に、本実施形態に係る売上データ処理システム1における精算モードM6の動作について、図8及び図9を参照して詳細に説明する。この動作は、オーナーが、オーナーキーK12を回転させて、精算モードM6に切り替えることにより、実施される。精算モードM6においては、所定の取引データを集計した精算データを出力する処理が行われる。
一方、携帯端末20のCPU21は、オーナーの操作(タッチ操作等)に基づいて、精算アプリを起動する(ステップS201)。図10(A)に、ステップS201で精算アプリが起動された際に、携帯端末20の表示部27に表示される起動画面G1の一例を示す。起動画面G1には、売上データ処理装置30と通信接続するための「接続ボタンB1」、売上データ処理装置30に精算データを送信するよう要求するための「精算ボタンB2」及びメニュー画面を表示させるための「メニューボタンB3」が設けられている。
一方、携帯端末20のCPU21は、起動画面G1におけるオーナーによる接続ボタンB1のタッチ操作に基づいて、所定時間内に、ステップS102で売上データ処理装置30から出力されたビーコンを検索できたか否かを判定する(ステップS202)。ステップS202において、所定時間とは、例えば、10秒である。
CPU21は、所定時間内に、ステップS102で売上データ処理装置30から出力されたビーコンを検索できたと判定した場合(ステップS202:YES)、売上データ処理装置30と通信接続した旨を示す画面(通信接続画面G2)を表示部27に表示させた後(図10(B)参照)、ステップS203へと移行する。
一方、CPU21は、所定時間内に、ステップS102で売上データ処理装置30から出力されたビーコンを検索できなかったと判定した場合(ステップS202:NO)、図10(C)に示すように、表示部27に通信エラー画面G3を表示させる(ステップS213)。
次いで、CPU21は、売上データ処理装置30から送信される精算データの受信待ちの状態とする(ステップS204)。図10(D)に、ステップS204で精算データの受信待ちの状態とされた際に、携帯端末20の表示部27に表示される画面(受信待ち画面)G4の一例を示す。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS203で携帯端末20から送信された精算データ要求を受信して、携帯端末20にインストールされた精算アプリと通信可能な状態とする(ステップS103)。すなわち、CPU31は、ステップS101及びステップS102の処理を行うことで、本発明の制御手段として機能する。
CPU31は、所定時間内にドロア37内の金額が取得されたと判定した場合(ステップS106:YES)、ステップS108へと移行する。
一方、CPU31は、所定時間内に次のWACKパケットを受信していないと判定した場合(ステップS106:NO)、携帯端末20に対しWACKパケットを送信し(ステップS107)、再度ステップS106へと移行する。
CPU31は、所定時間内に精算レポートが印字されたと判定した場合(ステップS108:YES)、ステップS110へと移行する。
一方、CPU31は、所定時間内に次のWACKパケットを受信していないと判定した場合(ステップS108:NO)、携帯端末20に対しWACKパケットを送信し(ステップS109)、再度ステップS108へと移行する。
CPU21は、所定時間内にデータを受信したと判定した場合(ステップS205:YES)、ステップS206へと移行する。
一方、CPU21は、所定時間内にデータを受信していないと判定した場合(ステップS205:NO)、売上データ処理装置30側で何らかのエラーが発生したと判断し、表示部27に通信エラー画面G3(図10(C)参照)を表示させる(ステップS213)。
CPU21は、ステップS205で受信したデータがWACKパケットであると判定した場合(ステップS206:YES)、再度ステップS205へと移行する。
一方、CPU21は、ステップS205で受信したデータがWACKパケットでないと判定した場合(ステップS206:NO)、ステップS207へと移行する。
CPU21は、ステップS205で受信したデータが精算データであると判定した場合(ステップS207:YES)、ステップS208へと移行する。
一方、CPU21は、ステップS205で受信したデータが精算データでないと判定した場合(ステップS207:NO)、再度ステップS205へと移行する。
次いで、CPU21は、売上データ処理装置30から送信されるACKパケット(応答確認)の受信待ちの状態とする(ステップS210)。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS209で携帯端末20から送信(返信)された受信完了通知及び取引データ消去要求を受信して、受信完了通知に基づく通信結果(すなわち、精算データが送信されたことを示す送信情報)を印刷部36によりレシート用紙に印字させる(ステップS111)。図12に、印字された通信結果362の一例を示す。図12に示す例では、正常に送信した旨の文言(正常に送信しました)、相手先の携帯端末20(○△△××○)、送信日時(2017/3/2 12:34)が印字されている。
携帯端末20のCPU21は、ステップS210の処理後、所定時間内にACKパケットを受信したか否かを判定する(ステップS211)。ステップS211において、所定時間とは、例えば、10秒である。
CPU21は、所定時間内にACKパケットを受信したと判定した場合(ステップS211:YES)、次のステップS212へと移行する。
一方、CPU21は、所定時間内にACKパケットを受信していないと判定した場合(ステップS211:NO)、売上データ処理装置30側で何らかのエラーが発生したと判断し、ステップS213へと移行して、表示部27に通信エラー画面G3(図10(C)参照)を表示させる。
一方、携帯端末20のCPU21は、売上データ処理装置30との通信(狭範囲通信)を終了するとともに、ステップS110で売上データ処理装置30から送信された精算データに基づいて、当日の取引データを表示させるためのデータ表示画面G5(図10(E)参照)を表示部27に表示させる(ステップS212)。データ表示画面G5には、当日の取引データD1が表示されている。なお、図10(E)に示す例では、当日の取引データD1をイメージデータで表示する構成を例示しているが、これに限定されるものではなく、当日の取引データD1をテキストデータで表示する構成としてもよい。また、データ表示画面G5には、データ表示画面G5を閉じるための「閉じるボタンB4」、当日の取引データをクラウド(サーバ装置10)に送信するための「送信ボタンB5」が設けられている。その後、CPU21は、必要に応じて(すなわち、データ表示画面G5において、送信ボタンB5のタッチ操作が行われた場合)精算データをサーバ装置10に送信した後、精算アプリを終了する。なお、精算データをサーバ装置10に送信する際は、CSVデータで送信するようにしてもよいし、PDFデータで送信するようにしてもよい。また、精算データをサーバ装置10に送信する他の方法として、メールで送信する方法も挙げられる。メールで送信する方法を採用する場合も、CSVデータで送信するようにしてもよいし、PDFデータで送信するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る売上データ処理システム1における登録モードM5の動作について、図13〜図16を参照して詳細に説明する。この動作は、オーナーがオーナーキーK12を回転させて、又は、オペレータがオペレータキーK11を回転させて、登録モードM5に切り替えることにより、実施される。登録モードM5においては、取引データを登録する処理が行われる。
一方、携帯端末20のCPU21は、オーナー又はオペレータの操作(タッチ操作等)に基づいて、オーダーエントリーアプリ(登録アプリ)を起動する(ステップS401)。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS402で携帯端末20から送信された登録開始要求を受信して、携帯端末20にインストールされたオーダーエントリーアプリと通信可能な状態とする(ステップS302)。すなわち、CPU31は、ステップS301及びステップS302の処理を行うことで、本発明の制御手段として機能する。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS403で携帯端末20から送信された第1の登録情報を受信して、第1の登録処理を行う(ステップS303)。
次に、CPU31は、ステップS403で携帯端末20から送信された第1の登録情報を、ステップS331で追加した新規レコードに格納する(ステップS332)。
次に、CPU31は、注文データテーブルの全レコードのうち未だ注文情報が格納されていないレコード(未注文レコード)を抽出し、抽出した未注文レコードの客数を合算して、「未注文客数」を算出する(ステップS333)。
次に、CPU31は、ステップS331で追加した新規レコードの客数を「新規入店客数」として算出するとともに、「新規入店客数」、ステップS333で算出した「未注文客数」及び現在時刻を、厨房の表示部(図示省略)に出力して表示させる(ステップS334)。
上記の第1の登録処理により、厨房の調理スタッフに、「新規入店客数」及び「未注文客数」を報知することができる。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS404で携帯端末20から送信された第2の登録情報を受信して、第2の登録処理を行う(ステップS304)。
次に、CPU31は、注文データテーブルに、該当する席番号のレコードが存在するか否かを判定する(ステップS342)。
CPU31は、注文データテーブルに、該当する席番号のレコードが存在すると判定した場合(ステップS342:YES)、ステップS344へと移行する。
一方、CPU31は、注文データテーブルに、該当する席番号のレコードが存在しないと判定した場合(ステップS342:NO)、誤った席番号が携帯端末20から送信されてきたと判断し、所定のエラー処理(例えば、送信元の携帯端末20にエラーメッセージを送信する等の処理)を実行する(ステップS343)。
ステップS344において、CPU31は、該当する席番号のレコードに、携帯端末20から送信された注文情報(料理コード及び数量)を格納する。
次に、CPU31は、ステップS344で格納した注文情報を、厨房の印刷部に出力して印刷させる(ステップS345)。
上記の第2の登録処理により、厨房の調理スタッフに、「注文情報」を報知することができる。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS405で携帯端末20から送信された第3の登録情報を受信して、第3の登録処理を行う(ステップS305)。
次に、CPU31は、端末データテーブルに、該当する端末IDのレコードが存在するか否かを判定する(ステップS352)。
CPU31は、端末データテーブルに、該当する端末IDのレコードが存在すると判定した場合(ステップS352:YES)、該当する端末IDのレコードに、携帯端末20から送信された担当者コードを格納して更新する(ステップS353)。
一方、CPU31は、端末データテーブルに、該当する端末IDのレコードが存在しないと判定した場合(ステップS352:NO)、誤った端末IDが携帯端末20から送信されてきたと判断し、所定のエラー処理(例えば、送信元の携帯端末20にエラーメッセージを送信する等の処理)を実行する(ステップS354)。
上記の第3の登録処理により、携帯端末20を操作する担当者(オペレータ)の情報を更新することができる。
一方、携帯端末20のCPU21は、売上データ処理装置30との通信(広範囲通信)を終了する(ステップS406)。その後、CPU21は、オーダーエントリーアプリを終了する。
以上のように、本実施形態に係る売上データ処理システム1の売上データ処理装置30によれば、所定の端末装置(携帯端末20)との間で狭範囲に限定された無線通信が可能な狭範囲通信手段(狭範囲通信部38)と、端末装置との間で広範囲に及ぶ無線通信が可能な広範囲通信手段(広範囲通信部39)と、端末装置との間で狭範囲通信手段での無線通信が許容される一方で広範囲通信手段での無線通信が禁止される第1のモードと、少なくとも広範囲通信手段での無線通信が許容される第2のモードと、を切り替えるモード切替手段(モードスイッチ42)と、を備え、所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが第1のモードに割り当てられている。
したがって、本実施形態に係る売上データ処理装置30によれば、ドロア37を開けないと精算処理を行うことができない精算モードにおいて、携帯端末20との狭範囲無線通信を行うことができるので、携帯端末20を操作しながらドロアを開放する操作を行うことが可能となり、携帯端末20との無線通信を行うモードの特性に応じて、狭範囲無線通信と広範囲無線通信との切り替えを行うことができる。
したがって、本実施形態に係る売上データ処理装置30によれば、携帯端末20を用いて客の注文を登録する登録モードにおいて、携帯端末20との広範囲無線通信を行うことができるので、売上データ処理装置30から離れた位置の客の注文を登録することが可能となり、携帯端末20との無線通信を行うモードの特性に応じて、狭範囲無線通信と広範囲無線通信との切り替えを行うことができる。
したがって、本実施形態に係る売上データ処理装置30によれば、携帯端末20を用いて客の注文を登録する登録モードが選択されている最中の、狭範囲無線通信を介したデータの送信やデータの書き換えを抑制することができるので、現在設定されているモードにおける処理を問題なく行うことができる。
したがって、本実施形態に係る売上データ処理装置30によれば、ドロア37を開けないと精算処理を行うことができない精算モードにおいて、携帯端末20との狭範囲無線通信を行うことができるので、携帯端末20を操作しながらドロアを開放する操作を行うことが可能となり、携帯端末20との無線通信を行うモードの特性に応じて、狭範囲無線通信と広範囲無線通信との切り替えを行うことができる。
例えば、売上データ処理装置30で「登録モードM5」が選択されている状態で、「設定アプリ」が起動されたケースでは、売上データ処理装置30から出力された広範囲通信部39との通信を確立するためのビーコンを、狭範囲通信を望む携帯端末20が検索(受信)することができないため、そもそも通信が確立されることがない。したがって、携帯端末20の側で所定のエラー処理(例えば、携帯端末20の表示部27に「売上データ処理装置30側のモードが対応していません」等のエラーメッセージを表示させる等の処理)が行われる。
一方、携帯端末20のCPU21は、オーナーの操作(タッチ操作等)に基づいて、設定アプリを起動する(ステップS601)。
売上データ処理装置30のCPU31は、ステップS202で携帯端末20から送信された設定開始要求を受信して、設定開始要求に含まれる識別情報に基づき、モードスイッチ42により現在設定されているモード(精算モードM6)が通信先の携帯端末20で起動中のアプリ(設定アプリ)と対応しているか否かを判定する処理を行う(ステップS502)。
一方、CPU31は、図17に示す例のように、現在設定されているモード(精算モードM6)が通信先のアプリ(設定アプリ)と対応していないと判定した場合、通信先の携帯端末20で起動されたアプリと通信可能な状態とすることなく、また、電源がオンされた通信部(狭範囲通信部38)との通信を確立するためのビーコンを出力しないようにする。これにより、携帯端末20は、発信元の売上データ処理装置30の通信部との通信を確立することができなくなる。
携帯端末20のCPU21は、ステップS503で売上データ処理装置30から送信された通信拒否情報を受信して、所定のエラー処理(例えば、携帯端末20の表示部27に「売上データ処理装置30側のモードが対応していません」等のエラーメッセージを表示させる等の処理)を行う(ステップS603)。
また、ステップS111で印字された通信結果の内容は、売上データ処理装置30及び携帯端末20の各々が、それぞれの記憶部(RAM22、ROM23、記憶部40等)にログ情報として記憶させるようにしてもよい。
また、例えば、広範囲通信部39の電源をオンして携帯端末20との広範囲の無線通信を行う登録モードM5を、狭範囲通信部38の電源をオンして携帯端末20との狭範囲の無線通信を行う精算モードM6及び設定モードM7の後に配列するようにしてもよい。
また、オペレータキーK11を備えない構成(すなわち、オーナーキーK12のみを備える構成)であってもよい。この場合、モードスイッチ42の回転可能範囲をモードキーK1の種類に応じて異なるように構成しなくてもよいため、製造が容易である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
所定の端末装置との間で狭範囲に限定された無線通信が可能な狭範囲通信手段と、
前記端末装置との間で広範囲に及ぶ無線通信が可能な広範囲通信手段と、
前記端末装置との間で前記狭範囲通信手段での無線通信が許容される一方で前記広範囲通信手段での無線通信が禁止される第1のモードと、少なくとも前記広範囲通信手段での無線通信が許容される第2のモードと、を切り替えるモード切替手段と、
を備え、
所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられていることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項2>
取引データが登録される登録モードが前記第2のモードに割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項3>
前記第2のモードは、前記端末装置との間で前記狭範囲通信手段での無線通信が禁止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の売上データ処理装置。
<請求項4>
所定の端末装置との間の無線接続を、狭範囲に限定された無線通信が可能な狭範囲通信手段での無線接続とした第1のモードと、広範囲に及ぶ無線通信が可能な広範囲通信手段での無線接続とした第2のモードと、の間で切り替える制御手段を備え、
所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられていることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項5>
コンピュータを、
所定の端末装置との間の無線接続を、狭範囲に限定された無線通信が可能な狭範囲通信手段での無線接続とした第1のモードと、広範囲に及ぶ無線通信が可能な広範囲通信手段での無線接続とした第2のモードと、の間で切り替える制御手段として機能させ、
所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられていることを特徴とするプログラム。
10 サーバ装置
20 携帯端末(端末装置)
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 撮像部
25 音声出力部
26 操作部
27 表示部
28 狭範囲通信部
29 広範囲通信部
30 売上データ処理装置
31 CPU(制御手段)
32 RAM
33 ROM
34 表示部
35 客用表示部
36 印刷部
37 ドロア
38 狭範囲通信部(狭範囲通信手段)
39 広範囲通信部(広範囲通信手段)
40 記憶部
41 入力部
42 モードスイッチ(モード切替手段)
N 通信ネットワーク
K1 モードキー
K11 オペレータキー
K12 オーナーキー
Claims (4)
- 所定の端末装置と第1の通信方式で無線通信するための第1通信手段と、
前記端末装置と前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で無線通信するための第2通信手段と、
前記端末装置との間で前記第1通信手段を介した無線通信が許容される一方で前記第2通信手段を介した無線通信が禁止される第1のモードと、少なくとも前記第2通信手段を介した無線通信が許容される第2のモードと、を切り替えるモード切替手段と、
を備え、
所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられるとともに、取引データが登録される登録モードが前記第2のモードに割り当てられ、且つ、前記第1の通信方式にBluetooth(登録商標)が適用されるとともに、前記第2の通信方式にWi−Fi(登録商標)が適用されることで、前記端末装置との無線通信が可能な範囲が、前記精算モードの際には前記Bluetooth(登録商標)で無線通信可能な範囲に限定されているとともに、前記登録モードの際には前記Wi−Fi(登録商標)で無線通信可能な範囲まで確保されている、
ことを特徴とする売上データ処理装置。 - 前記第2のモードは、前記端末装置との間で前記第1通信手段での無線通信が禁止される、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。 - 所定の端末装置と第1の通信方式で無線通信するための第1通信手段と、前記端末装置と前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で無線通信するための第2通信手段と、を備えた売上データ処理装置が実行する通信方法であって、
前記端末装置との間で前記第1通信手段を介した無線通信が許容される一方で前記第2通信手段を介した無線通信が禁止される第1のモードと、少なくとも前記第2通信手段を介した無線通信が許容される第2のモードと、を切り替えるモード切替ステップを有し、
所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられるとともに、取引データが登録される登録モードが前記第2のモードに割り当てられ、且つ、前記第1の通信方式にBluetooth(登録商標)が適用されるとともに、前記第2の通信方式にWi−Fi(登録商標)が適用されることで、前記端末装置との無線通信が可能な範囲が、前記精算モードの際には前記Bluetooth(登録商標)で無線通信可能な範囲に限定されているとともに、前記登録モードの際には前記Wi−Fi(登録商標)で無線通信可能な範囲まで確保されている、
ことを特徴とする通信方法。 - 所定の端末装置と第1の通信方式で無線通信するための第1通信手段と、前記端末装置と前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で無線通信するための第2通信手段と、を備えた売上データ処理装置のコンピュータを、
前記端末装置との間で前記第1通信手段を介した無線通信が許容される一方で前記第2通信手段を介した無線通信が禁止される第1のモードと、少なくとも前記第2通信手段を介した無線通信が許容される第2のモードと、を切り替えるモード切替手段、
として機能させ、
所定の取引データを集計した精算データを出力する精算モードが前記第1のモードに割り当てられるとともに、取引データが登録される登録モードが前記第2のモードに割り当てられ、且つ、前記第1の通信方式にBluetooth(登録商標)が適用されるとともに、前記第2の通信方式にWi−Fi(登録商標)が適用されることで、前記端末装置との無線通信が可能な範囲が、前記精算モードの際には前記Bluetooth(登録商標)で無線通信可能な範囲に限定されているとともに、前記登録モードの際には前記Wi−Fi(登録商標)で無線通信可能な範囲まで確保されている、
ことを特徴とするプログラム。
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Applications Claiming Priority (2)
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