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JP6899404B2 - 超砥粒ホイール - Google Patents
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JP6899404B2 - 超砥粒ホイール - Google Patents

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Description

本発明は、超砥粒ホイールに関する。
超砥粒ホイールの構成を開示した先行文献として、実開昭56−94267号公報(特許文献1)、特開2002−331459号公報(特許文献2)および特開2006−205314号公報(特許文献3)がある。
実開昭56−94267号公報 特開2002−331459号公報 特開2006−205314号公報
超砥粒ホイールには、良好な切れ味が長時間維持されることが求められる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、良好な切れ味を長時間維持することができる、超砥粒ホイールを提供することを目的とする。
本発明に基づく超砥粒ホイールは、環状の台金と、円柱状の複数の超砥粒層とを備える。複数の超砥粒層の各々は、台金の表面上において互いに間隔をあけて配置されている。複数の超砥粒層のうちの少なくとも一部の超砥粒層は、台金の回転中心に対して回転対称に並ぶ複数の曲線上において、台金の内周側から外周側に行くにしたがって台金の回転方向の上流側に位置するように配列されている。超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションは、1以上12以下である。
本発明によれば、超砥粒ホイールにおいて良好な切れ味を長時間維持することができる。
本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールの正面図である。 図1の超砥粒ホイールを矢印II方向から見た側面図である。 図2の超砥粒ホイールを矢印III方向から見た背面図である。 本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールを正面側から見た斜視図である。 図1の超砥粒ホイールをV−V線矢印方向から見た断面図である。 本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールによりウエハを研削加工している状態を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態3に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態4に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態5に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態6に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態7に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイールの正面図である。 本発明の実施形態12に係る超砥粒ホイールの正面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る超砥粒ホイールは、環状の台金と、円柱状の複数の超砥粒層とを備える。複数の超砥粒層の各々は、台金の表面上において互いに間隔をあけて配置されている。複数の超砥粒層のうちの少なくとも一部の超砥粒層は、台金の回転中心に対して回転対称に並ぶ複数の曲線上において、台金の内周側から外周側に行くにしたがって台金の回転方向の上流側に位置するように配列されている。超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションは、1以上12以下である。
本発明の一態様に係る超砥粒ホイールにおいては、複数の超砥粒層のうちの少なくとも一部の超砥粒層が、台金の回転中心に対して回転対称に並ぶ複数の曲線上において、台金の内周側から外周側に行くにしたがって台金の回転方向の上流側に位置するように配列されているため、切り屑の排出性を確保して切れ味を良好に維持することができる。また、超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションが1以上12以下であるため、良好な切れ味を長時間維持することができる。超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションが1未満である場合、超砥粒層における超砥粒の量が不足して、超砥粒が早期に摩耗して切れ味が悪化する。超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションが12を超える場合、超砥粒層において目づまりが発生しやすくなって、切れ味が悪化する。
好ましくは、複数の超砥粒層のうち台金の回転中心から最も離れて位置する超砥粒層の外周側端縁と接する上記回転中心を中心とした外周円と、複数の超砥粒層のうち台金の回転中心から最も近くに位置する超砥粒層の内周側端縁と接する上記回転中心を中心とした内周円と、に挟まれた環状領域の面積に対する、複数の超砥粒層の各々の作用面の合計面積の割合である占有面積率は、10%以上32%以下である。これにより、良好な切れ味を長時間維持することができる。上記占有面積率が10%未満である場合、超砥粒層が早期に摩耗して切れ味が悪化する。上記占有面積率が32%を超える場合、超砥粒層の食いつき性が悪化して切れ味が悪化する。
好ましくは、複数の超砥粒層の各々は、台金の表面上において同心円上に配置されている。これにより、超砥粒層が局所的に摩耗することを抑制して、良好な切れ味を長時間維持することができる。
好ましくは、超砥粒ホイールは、シリコン、サファイア、ガラス、セラミックス、石英、SiCおよび化合物半導体からなる群より選ばれた少なくとも一種を含むウエハの研削加工に用いられる。上記の硬質材料の平面研削加工において、良好な切れ味を長時間維持することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールの正面図である。図2は、図1の超砥粒ホイールを矢印II方向から見た側面図である。図3は、図2の超砥粒ホイールを矢印III方向から見た背面図である。図4は、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールを正面側から見た斜視図である。図5は、図1の超砥粒ホイールをV−V線矢印方向から見た断面図である。
本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100は、シリコン、サファイア、ガラス、セラミックス、石英、SiCおよび化合物半導体からなる群より選ばれた少なくとも一種を含むウエハの研削加工に用いられる。
図1から図5に示すように、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100は、環状の台金110と、円柱状の複数の超砥粒層120とを備える。台金110は、回転中心Aを中心とした円環状の外形を有している。台金110の外径は、たとえば、255mmである。台金110の中心部には、超砥粒ホイール100を研削盤などの機械に取り付けるための円形の孔112が設けられている。孔112の直径は、たとえば、90mmである。
台金110は、外周側に位置する厚肉部111と、中心側に位置する薄肉部114と、厚肉部111と薄肉部114との間に位置する接続部113と、を含む。厚肉部111の厚さは、たとえば、35mmである。厚肉部111の背面側の外周側の角部には、たとえば、厚さ方向に10mmの範囲に亘って延在して外周面に対して30°の角度をなす面取り部115が設けられている。
薄肉部114の厚さは、たとえば、20mmである。薄肉部114の直径は、たとえば、150mmである。接続部113の厚さは、中心側から外周側に行くにしたがって厚くなっている。接続部113の正面側には、傾斜面が設けられている。接続部113の直径は、たとえば、180mmである。
なお、台金110の形状は、上記に限られず、表面上に複数の超砥粒層120を配置可能な環状の形状であればよい。台金110は、たとえば、アルミニウム合金で構成されている。
超砥粒層120においては、超砥粒であるダイヤモンド砥粒が結合材であるメタルボンドによって結合されている。なお、超砥粒は、ダイヤモンド砥粒に限られず、CBN砥粒であってもよい。結合材は、メタルボンドに限られず、ビトリファイドボンドまたはレジンボンドなどであってもよい。超砥粒層120は、接着剤によって台金110に接着されている。
超砥粒の平均粒径は、10μm以上500μm以下であることが好ましく、20μm以上400μm以下であることがより好ましい。超砥粒の平均粒径が10μm未満である場合、超砥粒が細かすぎて超砥粒ホイール100の研削能力が低くなりすぎるおそれがある。超砥粒の平均粒径が500μmを超えている場合、超砥粒が目つぶれを起こして超砥粒ホイールの研削能力が早期に低下するおそれがある。本実施形態においては、ダイヤモンド砥粒の平均粒径は、60μmである。
超砥粒層120の横断面形状は、真円に限られず、楕円または長円などの略円形であってもよい。超砥粒層120の横断面の直径は、4mm以上20mm以下であり、好ましくは、5mm以上15mm以下である。超砥粒層120の横断面の直径が4mm未満である場合、超砥粒層120の個数が多くなり、超砥粒ホイール100の製造コストが増加するおそれがある。超砥粒層120の横断面の直径が20mmを超えた場合、超砥粒層120の1個あたりの作用面積が大きくなりすぎて切り屑の排出性が低下するおそれがある。また、超砥粒層120の高さは、超砥粒層120の横断面の直径の3倍以下であり、好ましくは、超砥粒層120の横断面の直径の2倍以下である。超砥粒層120の高さが横断面の直径の3倍を超えた場合、超砥粒ホイール100を用いた研削加工中に超砥粒層120が折損するおそれがある。本実施形態においては、超砥粒層120は、横断面の直径が8mm、高さが12mmである。なお、ダイヤモンド砥粒の平均粒径および超砥粒層120の寸法の各々は、上記に限られない。超砥粒の平均粒径は、たとえば、株式会社島津製作所製のレーザー回折式粒度分布測定装置のSALDシリーズを用いて測定することが可能である。
超砥粒層120における超砥粒のコンセントレーションは、1以上12以下である。なお、コンセントレーションとは、「JIS B4131 ダイヤモンド工具/CBN工具−ダイヤモンド又はCBNホイール」に規定されており、超砥粒層120の超砥粒の体積含有量を表す値であり、体積百分率で25%を100として示される。
超砥粒層120における超砥粒のコンセントレーションの測定方法は、下記の通りである。まず、超砥粒層120からその一部を切り出し、平面研削盤などを用いて、1辺の長さが3mm以上5mm以下の立方体形状、または、同程度の体積の直方体形状の試料を作製する。次に、硝酸または王水などの酸を用いて試料に含まれるメタルボンドを溶解させて、超砥粒を取り出す。取り出された超砥粒の重量を超砥粒の比重で除することにより超砥粒の体積を算出する。測定された超砥粒の体積を試料の体積で除することにより、立方体形状または直方体形状の試料に含まれていた超砥粒の体積割合を算出する。3個の試料における超砥粒の体積割合の平均値を超砥粒層120における超砥粒のコンセントレーションとする。
図1および図4に示すように、超砥粒層120は、台金110の表面上において互いに間隔をあけて配置されている。複数の超砥粒層120の各々は、台金110の表面上において同心円上に配置されている。具体的には、複数の超砥粒層120は、回転中心Aを中心とする、第1円C1、第2円C2、第3円C3および第4円C4の円周上に配置されている。本実施形態においては、4つの同心円上に超砥粒層120が配置されているが、超砥粒層120が配置される同心円の数は、4つに限られず、複数であればよい。
第1円C1の直径は、たとえば、202mmであり、第2円C2の直径は、たとえば、216mmであり、第3円C3の直径は、たとえば、230mmであり、第4円C4の直径は、たとえば、244mmである。
図1に示すように、複数の超砥粒層120の各々は、台金110の回転中心Aに対して回転対称に並ぶ複数の曲線L1上において、台金110の内周側から外周側に行くにしたがって台金110の回転方向1の上流側に位置するように配列されている。
本実施形態においては、92個の超砥粒層120が、23本の曲線L1上に配置されている。すなわち、1本の曲線L1上に4個の超砥粒層120が配置されている。本実施形態においては、すべての超砥粒層120が、曲線L1上に配置されているが、曲線L1上に位置しない超砥粒層120が設けられていてもよく、少なくとも一部の超砥粒層120が曲線L1上に配置されていればよい。
曲線L1上に位置して互いに隣接している超砥粒層120同士の間の距離は、第1円C1、第2円C2、第3円C3および第4円C4の各々の円周上において互いに隣接している超砥粒層120同士の間の距離より短い。よって、台金110の内周側から外周側に向かいつつ台金110の回転方向1の上流側に向かって、最短間隔で隣接している超砥粒層120を結ぶことにより、曲線L1を規定することができる。
23本の曲線L1の各々は、円弧状である。曲線L1の曲率半径は、第1円C1、第2円C2、第3円C3および第4円C4の各々の半径より大きい。なお、曲線L1は、円弧状に限られず、たとえば、円錐曲線の一部であってもよい。
図1に示すように、複数の超砥粒層120のうち台金110の回転中心Aから最も離れて位置する超砥粒層120の外周側端縁と接する回転中心Aを中心とした外周円Caと、複数の超砥粒層120のうち台金110の回転中心Aから最も近くに位置する超砥粒層120の内周側端縁と接する回転中心Aを中心とした内周円Cbとに挟まれた環状領域Rの面積に対する、複数の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積の割合である占有面積率は、10%以上32%以下である。
なお、複数の超砥粒層120の各々の作用面は、台金110の回転中心Aに略垂直な面であり、超砥粒層120における台金110側とは反対側の端面である。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は20316.7mm2であり、92個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は4624.4mm2であり、占有面積率は、22.8%である。
図6は、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイールによりウエハを研削加工している状態を示す模式図である。図6に示すように、テーブル20上にウエハ10を固定した状態で、縦型ロータリーテーブル方式の平面研削盤に取り付けられた超砥粒ホイール100が回転方向1に回転させられることにより、ウエハ10が平面研削される。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態2に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図7は、本発明の実施形態2に係る超砥粒ホイールの正面図である。図7に示すように、本発明の実施形態2に係る超砥粒ホイール200においては、複数の超砥粒層120の各々は、台金110の回転中心Aに対して回転対称に並ぶ複数の曲線L2上において、台金110の内周側から外周側に行くにしたがって台金110の回転方向1の上流側に位置するように配列されている。
本実施形態においては、92個の超砥粒層120が、23本の曲線L2上に配置されている。すなわち、1本の曲線L2上に4個の超砥粒層120が配置されている。23本の曲線L2の各々は、円弧状である。曲線L2の曲率半径は、実施形態1の曲線L1の曲率半径より大きい。曲線L2上において互いに隣接している超砥粒層120同士の間隔は、実施形態1の曲線L1上において互いに隣接している超砥粒層120同士の間隔より狭い。これにより、切り屑の排出性を向上して、超砥粒ホイール200の切れ味を良好に維持することができる。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態3に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図8は、本発明の実施形態3に係る超砥粒ホイールの正面図である。図8に示すように、本発明の実施形態3に係る超砥粒ホイール300においては、28個の超砥粒層120が、7本の曲線L3上に配置されている。すなわち、1本の曲線L3上に4個の超砥粒層120が配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は20316.7mm2であり、28個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は1407.4mm2であり、占有面積率は、6.9%である。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態4に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図9は、本発明の実施形態4に係る超砥粒ホイールの正面図である。図9に示すように、本発明の実施形態4に係る超砥粒ホイール400においては、40個の超砥粒層120が、10本の曲線L4上に配置されている。すなわち、1本の曲線L4上に4個の超砥粒層120が配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は20316.7mm2であり、40個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は2010.6mm2であり、占有面積率は、9.9%である。
(実施形態5)
以下、本発明の実施形態5に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態5に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図10は、本発明の実施形態5に係る超砥粒ホイールの正面図である。図10に示すように、本発明の実施形態5に係る超砥粒ホイール500においては、48個の超砥粒層120が、12本の曲線L5上に配置されている。すなわち、1本の曲線L5上に4個の超砥粒層120が配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は20316.7mm2であり、48個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は2412.7mm2であり、占有面積率は、11.9%である。
(実施形態6)
以下、本発明の実施形態6に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態6に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図11は、本発明の実施形態6に係る超砥粒ホイールの正面図である。図11に示すように、本発明の実施形態6に係る超砥粒ホイール600においては、56個の超砥粒層120が、14本の曲線L6上に配置されている。すなわち、1本の曲線L6上に4個の超砥粒層120が配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は20316.7mm2であり、56個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は2814.9mm2であり、占有面積率は、13.9%である。
(実施形態7)
以下、本発明の実施形態7に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態7に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図12は、本発明の実施形態7に係る超砥粒ホイールの正面図である。図12に示すように、本発明の実施形態7に係る超砥粒ホイール700においては、80個の超砥粒層120が、20本の曲線L7上に配置されている。すなわち、1本の曲線L7上に4個の超砥粒層120が配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は20316.7mm2であり、80個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は4021.2mm2であり、占有面積率は、19.8%である。
(実施形態8)
以下、本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の外形寸法、数量および配置のみ、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と異なるため、本発明の実施形態1に係る超砥粒ホイール100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図13は、本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイールの正面図である。図13に示すように、本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイール800においては、超砥粒層820は、直径が10mm、高さが12mmである。80個の超砥粒層820が、20本の曲線L8上に配置されている。すなわち、1本の曲線L8上に4個の超砥粒層820が配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は21717.8mm2であり、80個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は6283.2mm2であり、占有面積率は、28.9%である。
(実施形態9)
以下、本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の配置のみ、本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイール800と異なるため、本発明の実施形態8に係る超砥粒ホイール800と同様である構成については説明を繰り返さない。
図14は、本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイールの正面図である。図14に示すように、本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイール900においては、80個の超砥粒層820が、20本の曲線L9上に配置されている。すなわち、1本の曲線L9上に4個の超砥粒層820が配置されている。20本の曲線L9の各々は、円弧状である。曲線L9の曲率半径は、実施形態8の曲線L8の曲率半径より大きい。曲線L9上において互いに隣接している超砥粒層820同士の間隔は、実施形態8の曲線L8上において互いに隣接している超砥粒層820同士の間隔より狭い。これにより、切り屑の排出性を向上して、超砥粒ホイール900の切れ味を良好に維持することができる。
(実施形態10)
以下、本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の配置のみ、本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイール900と異なるため、本発明の実施形態9に係る超砥粒ホイール900と同様である構成については説明を繰り返さない。
図15は、本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイールの正面図である。図15に示すように、本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイール1000においては、80個の超砥粒層820が、20本の曲線L10上に配置されている。すなわち、1本の曲線L10上に4個の超砥粒層820が配置されている。20本の曲線L10の各々は、円弧状である。曲線L10の曲率半径は、実施形態9の曲線L9の曲率半径より大きい。曲線L10上において互いに隣接している超砥粒層820同士の間隔は、実施形態9の曲線L9上において互いに隣接している超砥粒層820同士の間隔より狭い。
(実施形態11)
以下、本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイール1000と異なるため、本発明の実施形態10に係る超砥粒ホイール1000と同様である構成については説明を繰り返さない。
図16は、本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイールの正面図である。図16に示すように、本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイール1100においては、80個の超砥粒層820が、20本の曲線L11上に配置されている。すなわち、1本の曲線L11上に4個の超砥粒層820が配置されている。さらに、10個の超砥粒層820が、第4円C4上において、台金110の周方向に互いに隣接する曲線11同士の間の隙間の1つおきに配置されている。すなわち、合計90個の超砥粒層820が環状領域R内に配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は21717.8mm2であり、90個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は7068.6mm2であり、占有面積率は、32.5%である。
(実施形態12)
以下、本発明の実施形態12に係る超砥粒ホイールについて図を参照して説明する。本発明の実施形態12に係る超砥粒ホイールは、超砥粒層の数量および配置のみ、本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイール1100と異なるため、本発明の実施形態11に係る超砥粒ホイール1100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図17は、本発明の実施形態12に係る超砥粒ホイールの正面図である。図17に示すように、本発明の実施形態12に係る超砥粒ホイール1200においては、80個の超砥粒層820が、20本の曲線L12上に配置されている。すなわち、1本の曲線L12上に4個の超砥粒層820が配置されている。さらに、20個の超砥粒層820が、第4円C4上において、台金110の周方向に互いに隣接する曲線11同士の間の各隙間に配置されている。すなわち、合計100個の超砥粒層820が環状領域R内に配置されている。
本実施形態においては、環状領域Rの面積は21717.8mm2であり、100個の超砥粒層120の各々の作用面の合計面積は7854.0mm2であり、占有面積率は、36.2%である。
(実験例1)
ここで、本発明の実施形態1の形状を有する超砥粒ホイールにおいて、超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションによる超砥粒ホイールの切れ味の差異を検証した実験例1について説明する。
(試料番号1〜8)
超砥粒層120における超砥粒のコンセントレーションが、試料番号1は0.5、試料番号2は1、試料番号3は2、試料番号4は3、試料番号5は5、試料番号6は10、試料番号7は12、試料番号8は15、となるように、試料番号1〜8の超砥粒ホイールを作製した。各試料のダイヤモンド砥粒の平均粒径は、60μmである。
試料番号1〜8の超砥粒ホイールの各々を回転テーブル方式の平面研削盤に取り付け、回転テーブル上に固定した外径が100mmの3枚のサファイアウエハを研削加工した。平面研削盤の主軸の回転数は900rpmとし、超砥粒ホイールの送り速度を50μm/分とし、水溶性研削液を供給しつつ研削加工した。
超砥粒ホイールの切れ味は、研削抵抗に対応する平面研削盤の主軸モータの負荷電流値によって評価した。主軸モータの負荷電流値は、研削加工中における主軸モータの平均電流値から、研削加工していない空転中の主軸モータの電流値を減算した値である。試料番号5の負荷電流値を基準値とし、負荷電流値が基準値の0.8倍を超え1.2倍以下の試料を評価Aとし、基準値の1.2倍を超え1.5倍以下の試料を評価Bとし、基準値の0.8倍未満または基準値の1.5倍を超える試料を評価Cとした。
試料番号1〜8の超砥粒ホイールの諸条件および評価結果は、下記の表1に示す通りである。
Figure 0006899404
表1に示すように、超砥粒のコンセントレーションが1以上12以下の範囲内においては、切れ味がB以上であり、良好な切れ味を長時間維持することができた。超砥粒のコンセントレーションが2以上10以下の範囲内においては、切れ味がAであり、優れた切れ味を長時間維持することができた。超砥粒のコンセントレーションが1未満の範囲においては、超砥粒層における超砥粒の量が不足して、超砥粒が早期に摩耗して切れ味が悪化した。超砥粒のコンセントレーションが12を超える範囲においては、超砥粒層において目づまりが発生して、切れ味が悪化した。
(実験例2)
次に、本発明の実施形態8の形状を有する超砥粒ホイールにおいて、超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションによる超砥粒ホイールの切れ味の差異を検証した実験例2について説明する。
(試料番号9〜16)
超砥粒層820における超砥粒のコンセントレーションが、試料番号9は0.5、試料番号10は1、試料番号11は2、試料番号12は3、試料番号13は5、試料番号14は10、試料番号15は12、試料番号16は15、となるように、試料番号9〜16の超砥粒ホイールを作製した。各試料のダイヤモンド砥粒の平均粒径は、50μmである。
試料番号9〜16の超砥粒ホイールの各々を回転テーブル方式の平面研削盤に取り付け、回転テーブル上に固定した外径が100mmの3枚のサファイアウエハを研削加工した。平面研削盤の主軸の回転数は800rpmとし、超砥粒ホイールの送り速度を45μm/分とし、水溶性研削液を供給しつつ研削加工した。
超砥粒ホイールの切れ味は、研削抵抗に対応する平面研削盤の主軸モータの負荷電流値によって評価した。主軸モータの負荷電流値は、研削加工中における主軸モータの平均電流値から、研削加工していない空転中の主軸モータの電流値を減算した値である。試料番号13の負荷電流値を基準値とし、負荷電流値が基準値の0.8倍を超え1.2倍以下の試料を評価Aとし、基準値の1.2倍を超え1.5倍以下の試料を評価Bとし、基準値の0.8倍未満または基準値の1.5倍を超える試料を評価Cとした。
試料番号9〜16の超砥粒ホイールの諸条件および評価結果は、下記の表2に示す通りである。
Figure 0006899404
表2に示すように、超砥粒のコンセントレーションが1以上12以下の範囲内においては、切れ味がB以上であり、良好な切れ味を長時間維持することができた。超砥粒のコンセントレーションが2以上10以下の範囲内においては、切れ味がAであり、優れた切れ味を長時間維持することができた。超砥粒のコンセントレーションが1未満の範囲においては、超砥粒層における超砥粒の量が不足して、超砥粒が早期に摩耗して切れ味が悪化した。超砥粒のコンセントレーションが12を超える範囲においては、超砥粒層において目づまりが発生して、切れ味が悪化した。
(実験例3)
次に、超砥粒ホイールにおける超砥粒層の作用面の占有面積率による超砥粒ホイールの切れ味の差異を検証した実験例3について説明する。
(試料番号17〜24)
超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションが5であり、試料番号17は実施形態3の形状、試料番号18は実施形態4の形状、試料番号19は実施形態6の形状、試料番号20は実施形態7の形状、試料番号21は実施形態1の形状、試料番号22は実施形態8の形状、試料番号23は実施形態11の形状、試料番号24は実施形態12の形状、となるように、試料番号17〜24の超砥粒ホイールを作製した。
よって、超砥粒ホイールにおける超砥粒層の作用面の占有面積率は、試料番号17は6.9%、試料番号18は9.9%、試料番号19は13.9%、試料番号20は19.8%、試料番号21は22.8%、試料番号22は28.9%、試料番号23は32.5%、試料番号24は36.2%である。各試料のダイヤモンド砥粒の平均粒径は、70μmである。
試料番号17〜24の超砥粒ホイールの各々を回転テーブル方式の平面研削盤に取り付け、回転テーブル上に固定した外径が100mmの3枚のサファイアウエハを研削加工した。平面研削盤の主軸の回転数は800rpmとし、超砥粒ホイールの送り速度を55μm/分とし、水溶性研削液を供給しつつ研削加工した。
超砥粒ホイールの切れ味は、研削抵抗に対応する平面研削盤の主軸モータの負荷電流値によって評価した。主軸モータの負荷電流値は、研削加工中における主軸モータの平均電流値から、研削加工していない空転中の主軸モータの電流値を減算した値である。試料番号21の負荷電流値を基準値とし、負荷電流値が基準値の0.8倍を超え1.2倍以下の試料を評価Aとし、基準値の1.2倍を超え1.5倍以下の試料を評価Bとし、基準値の0.8倍未満または基準値の1.5倍を超える試料を評価Cとした。
試料番号17〜24の超砥粒ホイールの諸条件および評価結果は、下記の表3に示す通りである。
Figure 0006899404
表3に示すように、超砥粒ホイールにおける超砥粒層の作用面の占有面積率が10%以上32%以下の範囲内においては、切れ味がB以上であり、良好な切れ味を長時間維持することができた。超砥粒ホイールにおける超砥粒層の作用面の占有面積率が13%以上28%以下の範囲内においては、切れ味がAであり、優れた切れ味を長時間維持することができた。超砥粒ホイールにおける超砥粒層の作用面の占有面積率が10%未満の範囲においては、超砥粒層が早期に摩耗して切れ味が悪化した。超砥粒ホイールにおける超砥粒層の作用面の占有面積率が32%を超える範囲においては、サファイアウエハへの超砥粒層の食いつき性が悪化して切れ味が悪化した。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 回転方向、10 ウエハ、20 テーブル、100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200 超砥粒ホイール、110 台金、111 厚肉部、112 孔、113 接続部、114 薄肉部、115 面取り部、120,820 超砥粒層、A 回転中心、C1 第1円、C2 第2円、C3 第3円、C4 第4円、Ca 外周円、Cb 内周円、R 環状領域。

Claims (3)

  1. 環状の台金と、
    前記台金の表面上において互いに間隔をあけて配置された円柱状の複数の超砥粒層とを備え、
    前記複数の超砥粒層のうちの少なくとも一部の超砥粒層は、前記台金の回転中心に対して回転対称に並ぶ複数の曲線上であって、前記台金の内周側から外周側に行くにしたがって前記台金の回転方向の上流側に位置する前記曲線上に3つ以上配列されており、前記少なくとも一部の前記超砥粒層における超砥粒のコンセントレーションは、1以上12以下であり、
    前記複数の超砥粒層のうち前記台金の前記回転中心から最も離れて位置する超砥粒層の外周側端縁と接する前記回転中心を中心とした外周円と、前記複数の超砥粒層のうち前記台金の前記回転中心から最も近くに位置する超砥粒層の内周側端縁と接する前記回転中心を中心とした内周円と、に挟まれた環状領域の面積に対する、前記複数の超砥粒層の各々の作用面の合計面積の割合である占有面積率は、10%以上32%以下である、超砥粒ホイール。
  2. 前記複数の超砥粒層の各々は、前記表面上において同心円上に配置されている、請求項1に記載の超砥粒ホイール。
  3. シリコン、サファイア、ガラス、セラミックス、石英、SiCおよび化合物半導体からなる群より選ばれた少なくとも一種を含むウエハの研削加工に用いられる、請求項1または2に記載の超砥粒ホイール。
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