JP6899809B2 - 建設機械 - Google Patents
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Description
即ち、グリースの排出操作を正しく実施していない作業者は、ブラケット自体の役割も理解していない場合がある。このため、例えばブラケットを固定しているボルトを緩めてブラケットを取り外したり、ブラケットで規制されているにも拘わらず強引に緩め操作を続けてブラケットを変形させたりする場合には本来のブラケットの機能が果たされず、結果としてアジャスタバルブの飛び出しを防止できなかった。
図1は本実施形態の油圧ショベルを示す側面図であり、まず、同図に基づき油圧ショベルの概略構成を説明する。なお以下の説明では、油圧ショベルに搭乗したオペレータを主体として前後、左右、上下方向を表現する。
また、圧縮バネ18は衝撃吸収作用を奏し、油圧ショベル1の前進中に砕石等がクローラ3に衝突したときに圧縮方向に撓んで衝撃を吸収する。
アジャスタシリンダ16のシリンダ本体16aの外周面には、側壁15a側から軸線C1に沿ってアジャスタバルブ20が螺合し、このアジャスタバルブ20を介してアジャスタシリンダ16へのグリースの給脂及び排出がなされる。
また、ナット部20cに対する回転操作によりアジャスタバルブ20が緩められると(以下、この操作を緩め操作と称する)、ネジ部20aが次第に外部へと突出してメタルタッチ部Xによる封止が解除されると共に、Oリングによる封止も解除される。結果としてグリース排出溝20eを介してシリンダ本体16a内と外部とが連通し、シリンダ本体16a内のグリースがグリース排出溝20eを経て外部に排出される。
まず、油圧ショベル1をジャッキアップして地表から履帯3eを離間させた上で、図1に示すように弛んだ履帯3eの最下部とサイドフレーム15の下面との間の高低差Lを測定する。高低差Lは履帯3eの張力と相関し、高低差Lが規定値よりも大きいときには履帯3eの張力が不足しているため、グリースガンによりアジャスタバルブ20にグリースを給脂する。これによりアジャスタシリンダ16のシリンダ本体16a内のグリース量が増加し、アイドラ3bの前方への位置変位により履帯3eの張力が強められる。
図4〜7に示すように、グリース調整具22はアルミ材や鋼材等で製作されて全体として軸線C2を中心とした円筒状をなし、その先端(図5の左側)には、アジャスタバルブ20のナット部20cに嵌込み可能なソケット部22aが凹設されている。また、グリース調整具22の基端(図5の右側)には、ソケットレンチ等の工具を係合可能な六角状のナット部22bが形成されている。
全体として調整孔24は、大径の円形状なす挿入領域24aと小径の円形状をなす回転操作領域24bとにより形作られた鍵穴状をなしている。図6に示す側方視において、調整孔24の回転操作領域24bはアジャスタバルブ20の軸線C2と一致するように形成され、この回転操作領域24bの前側に隣接して挿入領域24aが形成されている。なお、回転操作領域24bに対する挿入領域24aの位置は、同一の鍵穴状の調整孔24が形成されていれば、前側に限ることはなく回転操作領域24bの後側に形成してもよいし、或いは上側や下側に形成してもよい。
但し、回転操作領域24bの内径の設定はこれに限るものではなく、グリース調整具22の小径部22eの外径D3よりも大きく、且つ大径部22dの外径D2よりも小さいものであれば、任意に変更可能である。
図7に示すように、シリンダ本体16aへのアジャスタバルブ20の螺合状態から、上記した緩め操作によりメタルタッチ部Xの封止が解除されてグリースを排出する状態に至るまでのアジャスタバルブ20の移動量をL3とする。これに対して、さらに緩め操作が継続されて螺合解除により飛び出しが発生するまでのアジャスタバルブ20の移動量をL2(>L3)とする。
まず、図1に基づき述べたように油圧ショベル1をジャッキアップした後、グリース調整具22のナット部22bを把持して、図4,5に示すように外部より調整孔24の挿入領域24aに挿入する。グリース調整具22はサイドフレーム15内に配設され、ナット部22bを把持したまま、図6,7に示すようにグリース調整具22を挿入領域24aから回転操作領域24b側へと移動させると、その小径部22eが回転操作領域24b内に嵌り込む。結果として、グリース調整具22の段差面22cが側壁15aの障壁面Eと相対向する。そして、手の感触を頼りにナット部22bを調整孔24内に押し込みながら、ソケット部22aをアジャスタバルブ20のナット部20cに嵌め込む。
また、高低差Lに基づき履帯3eの張力が過剰と判断した場合には、グリース調整具22のナット部22bに工具を係合させて緩め操作する。緩め操作に応じてアジャスタバルブ20が側壁15a側に移動し、それに伴い図7に示すグリース調整具22の段差面cと側壁15aの障壁面Eとの距離L1が次第に減少する。そして、移動量L3だけアジャスタバルブ20の螺合が解除されるとアジャスタバルブ20からグリースが排出され始め、所望の排出量に達した時点でグリース調整具22を逆回転させてアジャスタバルブ20を元の螺合状態に戻す。
3 クローラ
3e 履帯
15 サイドフレーム(フレーム)
15a 側壁(壁面)
16 アジャスタシリンダ
20 アジャスタバルブ
22 グリース調整具(調整具)
22c 段差面
22d 大径部
22e 小径部
22f 貫通孔
24 調整孔
24a 挿入領域
24b 回転操作領域
E 障壁面
Claims (5)
- クローラが備えられたフレーム内にアジャスタシリンダを配設し、前記アジャスタシリンダへの油脂の給脂及び排出に応じて前記クローラの履帯の張力を調整する建設機械において、
前記アジャスタシリンダに螺合し、緩め操作により前記アジャスタシリンダ内の油脂を排出するアジャスタバルブと、
前記フレーム内に配設されたときに先端を前記アジャスタバルブに係合させて緩め操作可能であると共に、外側面に段差面が形成された調整具と、
前記フレームの一画を形成する壁面に貫設され、前記調整具を前記フレーム内に挿入可能な挿入領域、及び前記挿入領域に隣接して形成され、前記フレーム内で前記調整具の先端が前記アジャスタバルブに係合された状態で、前記調整具の基端を前記フレームの外部に突出させて緩め操作可能とする回転操作領域により形作られた調整孔と、
前記壁面に前記調整孔の回転操作領域を取り囲むように形成され、前記調整具が緩め操作されたときに前記段差面と係合して前記アジャスタバルブの外部への飛び出しを防止する障壁面と
を備えたことを特徴とする建設機械。 - 前記調整具は、先端側の大径部と基端側の小径部とからなる円筒状をなし、前記大径部と前記小径部との間に基端側に面した環状をなす前記段差面が形成され、
前記調整孔は、前記調整具の大径部の外径よりも大きな円形状の前記挿入領域、及び前記調整具の小径部の外径よりも大きく且つ前記大径部の外径よりも小さな円形状の前記回転操作領域により形作られた鍵穴状をなす
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。 - 前記障壁面は、前記アジャスタバルブの螺合が解除されたときに、グリース圧を受けた前記アジャスタバルブと共に前記壁面側へと移動する前記調整具の段差面と衝突する
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。 - 前記障壁面は、前記アジャスタバルブの螺合が解除される以前に前記調整具の段差面と当接して、前記アジャスタバルブの螺合解除を防止する
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。 - 前記調整具には、先端から基端まで貫通孔が貫設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018183285A JP6899809B2 (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 建設機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018183285A JP6899809B2 (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 建設機械 |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2020051165A JP2020051165A (ja) | 2020-04-02 |
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Family
ID=69996169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018183285A Active JP6899809B2 (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 建設機械 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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2018
- 2018-09-28 JP JP2018183285A patent/JP6899809B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP2020051165A (ja) | 2020-04-02 |
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