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JP6900221B2 - アシストグリップ - Google Patents
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本発明は、車両の内装部材に形成された凹部に収容された状態で固定されるアシストグリップに関する。
従来、車両の内装部材に設けられたカップホルダーなどの凹部に後付け部材を取り付けて、他の機能を追加するものが知られている。例えば、特許文献1には、センターコンソールなどの車室内パネル部に設けられた凹部収容部にカップホルダ本体を取り付けて、当初1本の飲料容器のみ収容可能であったものを、2本の飲料容器を収容可能とするものが開示されている。
また、特許文献2に開示されているように、車両の内装材である天井部にアシストグリップを取り付けたものが知られている。また、特許文献3に開示されているように、インストルパネルの助手席に対向する位置に取り付けられた略コの字形状のアシストグリップが知られている。
特許第4694312号公報 特許第3739631号公報 特許第3552954号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたアシストグリップは、車両の天井部に取り付けるものであり、把持するためには所定以上の握力が必要であった。また、特許文献3に記載されたアシストグリップは大がかりなものであり、助手席空間を狭めてしまうものであった。このように、車両の内装部材の凹部に後付け可能なアシストグリップは知られていなかった。
そこで、本発明は以上の問題点を解決し、車両の内装部材に形成された凹部に後付け可能なアシストグリップを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るアシストグリップは、車両の内装部材に形成された凹部に取り付けるアシストグリップであって、前記アシストグリップは、前記凹部内に収容されて固定される係止部と、前記凹部の外側に延出するグリップ部と、を備え、前記凹部が前記車両内部の前方部に配設されたダッシュボードに設けられたカップホルダーであって、前記グリップ部には、乗員が手を掛ける湾曲凸部が形成され、前記グリップ部は前記車両の後方に向かって突出していることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係るアシストグリップは、前記係止部は板状に形成され、前記凹部の内側面に当接することを特徴とする。
請求項に記載の発明に係るアシストグリップは、前記グリップ部に前記乗員の手の指を係止可能な係止溝が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両の内装部材に形成された凹部にアシストグリップを容易に後付けすることができる。また、車両の乗降時にアシストグリップに手を掛けて身体を支持することができる。また、車両の前席への乗降時にアシストグリップを容易に手を掛けることができる。
請求項に記載の発明によれば、アシストグリップを車両の内装部材に形成された凹部に収容した状態でも凹部に収容物を収容することができる。
請求項に記載の発明によれば、より確実にアシストグリップに手を掛けることができる。
本発明の実施例1を示すアシストグリップの取付け状態の左側斜視図である。 同、アシストグリップの取付け状態の右側斜視図である。 同、アシストグリップの取付け状態の左側斜視図である。 同、アシストグリップの取付け状態の上側斜視図である。 同、アシストグリップの取付け状態の下側斜視図である。 同、アシストグリップの取付け状態の左下側斜視図である。 同、カップホルダーの上側斜視図である。 同、アシストグリップの上側斜視図である。 同、アシストグリップの正面側斜視図である。 同、アシストグリップの左側斜視図である。 同、アシストグリップの左上側斜視図である。 本発明の実施例2を示すアシストグリップの取付け状態の下側斜視図である。
以下、本発明の実施例について、添付の図1〜図12を参照して説明する。以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また
、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。なお、本実施例では、車両2の前後左右をアシストグリップ1やカップホルダー4の前後左右として説明する。
図1〜図6に示すように、本実施例のアシストグリップ1は車両2の助手席(図示せず)前方の内装部材としてのダッシュボード3に設けられた凹部であるカップホルダー4に収容して使用される。
図7に示すように、カップホルダー4は、上部が開口した有底凹状に形成され、前壁部5、後壁部6、左壁部7、右壁部8、底部9を有し、これら前壁部5、後壁部6、左壁部7、右壁部8、底部9に囲まれた中空部10に飲料容器など(図示せず)を収容可能となっている。
図8〜図11に示すように、アシストグリップ1は、カップホルダー4に収容される係止部11と、カップホルダー4の外側に延出し、車両2の後方に向かって突出するグリップ部12とを有して構成されている。係止部11とグリップ部12は、硬質の合成樹脂により一体に形成されている。なお、係止部11とグリップ部12を別部材により形成してもよい。例えば、係止部11を硬質の合成樹脂により形成し、グリップ部12を可撓性を有する合成樹脂で形成すれば、グリップ部12を把持した際にグリップ部12が手の形状に対応して弾性変形し、グリップ部12を把持し易くすることができる。
係止部11は、薄板状の底板部13と、底板部13の端部から立設された薄板状の縦板部14から構成されている。底板部13は、平面視においてカップホルダー4の底部9よりも僅かに小さく形成され、カップホルダー4にアシストグリップ1を収容すると、底板部13が底部9に当接する。また、図2、図4、図8に示すように、底板部13には、アシストグリップ1をカップホルダー4に螺子(図示せず)で固定する際に前記螺子を挿通する螺子孔15が穿設されている。なお、本実施例のアシストグリップ1の底板部13は、カップホルダー4の底部9は略矩形状に対応させた形状となっているが、カップホルダー4にアシストグリップ1を収容した状態で飲料容器などを収容可能であり、アシストグリップ1をカップホルダー4に固定できるものであれば、他の形状としてもよい。
縦板部14は、底板部13の端部から立設されている。縦板部14は、底板部13の隣接する二辺である後辺部16から左辺部17に渡って形成されている。後辺部16から立設された後縦板部18と左辺部17から立設された左縦板部19との連結部分は湾曲した湾曲角部20が形成されている。後縦板部18は、底板部13の後辺部16よりも短く形成されており、後辺部16の右端部21には後縦板部18が形成されていない。また、左縦板部19は底板部13の左辺部17よりも短く形成されており、左辺部17の前端部22には左縦板部19が形成されていない。アシストグリップ1をカップホルダー4に収容すると、後縦板部18がカップホルダー4の後壁部6に当接し、左縦板部19がカップホルダー4の左壁部7に当接する。アシストグリップ1をカップホルダー4に収容し、底板部13が底部9に当接した状態の時に縦板部14の上端部23はカップホルダー4の上部開口から突出する。
グリップ部12は、平面視略L字状に形成され、後縦板部18の上端部23Aから延設された後グリップ部24と、左縦板部19の上端部23Bから延設された左グリップ部25が一体に形成されたものである。後グリップ部24は、上端部23A側の薄く形成された後フランジ部26と、外形が丸みを帯びた湾曲凸部27から構成されている。左グリップ部25は、上端部23B側の薄く形成された左フランジ部28と、外形が丸みを帯びた湾曲側部29から構成されている。アシストグリップ1をカップホルダー4に収容し、底
板部13が底部9に当接した状態の時に後フランジ部26と左フランジ部28がカップホルダー4の上端であるホルダー上端部30に当接し、湾曲凸部27と湾曲側部29がカップホルダー4の外側面部31に当接する。このように、後縦板部18と湾曲凸部27の間、左縦板部19と湾曲側部29との間には、カップホルダー4の外形部31を挿入する間隙32が形成されている。後フランジ部26の左フランジ部28と反対側の端部である左フランジ端部33は、湾曲凸部27側が長くなるように傾斜している。
図9などに示すように、湾曲凸部27は、人が容易に把持できる程度の厚みを有し、上面34及び下面35が略平面状に形成されており、上下方向中央部36が湾曲した凸形状を有している。上面34及び下面35は、湾曲側部29側が低くなるように傾斜している。また、湾曲凸部27の湾曲側部29と反対側の端部には、外側方向に湾曲して突出した突出部37が形成されている。突出部37は、左フランジ端部33と連続しているため、手の指を掛け易い形状となっている。
図10などに示すように、湾曲側部29は、湾曲凸部27よりも僅かに薄く形成されているが、湾曲凸部27同様に人が容易に把持できる程度の厚みを有している。また、湾曲側部29の上面38及び下面39は略平面状に形成されており、上下方向中央部40が湾曲した凸形状を有している。上面38及び下面39は、湾曲凸部27側が低くなるように傾斜している。また、湾曲側部29の湾曲凸部27と反対側の端部は、先端側が薄くなる傾斜部41が形成されている。湾曲凸部27と湾曲側部29は連続して形成されているため、全体として丸みを帯びており、人が把持し易い形状となっている。
次に、アシストグリップ1のカップホルダー4への取り付け方法について説明する。まず、アシストグリップ1の係止部11をカップホルダー4内に収容し、アシストグリップ1の底板部13をカップホルダー4の底部9に当接させ、前記螺子を螺子孔15に挿通すると共に、カップホルダー4の底部9に螺子止めする。この時、後縦板部18が後壁部6に当接し、左縦板部19が左壁部7に当接し、後フランジ部26と左フランジ部28がホルダー上端部30に当接し、湾曲凸部27と湾曲側部29が外側面部31に当接する。このように、アシストグリップ1はカップホルダー4と多くの箇所で当接するため、安定して固定される。なお、本実施例では、アシストグリップ1とカップホルダー4が1本の螺子により固定されているが、複数本の螺子を使用してもよい。また、アシストグリップ1とカップホルダー4は、両面テープや接着剤などにより貼付け固定してもよい。
次に、アシストグリップ1の使用方法について説明する。本実施例のカップホルダー4は、前記助手席の前方であって、前記助手席のドア(図示せず)側に設けられているため、前記助手席に乗り込む際や、前記助手席に着座した乗員が降車する際にアシストグリップ1に手を掛けて身体を支えることができる。前記助手席に乗り込む際には、湾曲凸部27に手を掛けることにより車両2に乗り込み易くなる。また、左フランジ端部33及び突出部37を把持したり、上面34に手を置いて身体を支持することにより、車両2の乗降が容易になる。車両2からの降車時も、上面34に手を置いて身体を支持することにより容易に降車することができる。
以上のように、本実施例のアシストグリップ1は、車両2のダッシュボード3に形成されたカップホルダー4に取り付けるアシストグリップ1であって、アシストグリップ1は、カップホルダー4内に収容されて固定される係止部11と、カップホルダー4の外側に延出するグリップ部12と、を備え、グリップ部12には、乗員が手を掛ける湾曲凸部27が形成されていることにより、車両2の乗降時に乗員が湾曲凸部27に手を掛けて身体を支持することができ、車両2の乗降を容易とすることができる。
また、本実施例のアシストグリップ1は、カップホルダー4が車両2内部の前方部に配
設されたダッシュボード3に設けられ、グリップ部12は車両2の後方に向かって突出していることにより、車両2の前席への乗降が容易となる。
また、本実施例のアシストグリップ1は、係止部11が板状に形成され、カップホルダー4の後壁部6、左壁部7、底部9に当接することにより、カップホルダー4にアシストグリップ1を収容しても飲料容器などをカップホルダー4に収容することができる。なお、係止部11の形状は、アシストグリップ1をカップホルダー4に収容した状態でも飲料容器などを収容可能なものであり、アシストグリップ1をカップホルダー4に固定可能なものであれば適宜変更可能である。
図11は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、湾曲凸部27の下面35に指を掛ける係止溝51を設けたものである。
係止溝51は、略楕円状に形成された溝であり、主に人差し指、中指、薬指、小指の先端を挿入した状態で湾曲凸部27に係止し易くなっている。そのため、車両2の乗降時に係止溝51に指を係止しながら湾曲凸部27に手を掛けることにより、身体を支持することができる。
本実施例の係止溝51は、湾曲凸部27の下面35に1つだけ形成したものであるが、湾曲凸部27の上面34に設けてもよい。また、指を係止する可能性がある場所であれば、グリップ部12の所望の位置に複数設けてもよい。
以上のように、本実施例のアシストグリップ1は、グリップ部12に乗員の手の指を係止可能な係止溝51が形成されていることにより、湾曲凸部27を把持しなくても係止溝51に指を係止することにより身体を支持できる。そのため、握力が弱い人であっても車両2の乗降時に身体を支持することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、グリップ部の表面に滑り止めのための凹凸を形成してもよい。
1 アシストグリップ
2 車両
3 ダッシュボード(内装部材)
4 カップホルダー(凹部)
6 後壁部(内側面)
7 左壁部(内側面)
9 底部(内側面)
11 係止部
12 グリップ部
27 湾曲凸部
51 係止溝

Claims (3)

  1. 車両の内装部材に形成された凹部に取り付けるアシストグリップであって、
    前記アシストグリップは、前記凹部内に収容されて固定される係止部と、前記凹部の外側に延出するグリップ部と、を備え、
    前記凹部が前記車両内部の前方部に配設されたダッシュボードに設けられたカップホルダーであって、
    前記グリップ部には、乗員が手を掛ける湾曲凸部が形成され
    前記グリップ部は前記車両の後方に向かって突出していることを特徴とするアシストグリップ。
  2. 前記係止部は板状に形成され、前記凹部の内側面に当接することを特徴とする請求項1に記載のアシストグリップ。
  3. 前記グリップ部に前記乗員の手の指を係止可能な係止溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアシストグリップ。
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