JP6900593B2 - 接着構造物、その製造方法および剥離方法 - Google Patents
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Description
例えば、プリン、ゼリー、みつ豆、ヨーグルト、乳酸飲料、豆腐などの食品の包装分野には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステルなどの硬質乃至半硬質樹脂のブロー成形、インジエクシヨン成形、インジエクシヨンブロー成形法などによる容器、更にはこれらの樹脂やポリ塩化ビニル樹脂などの単層シートまたはこれらの樹脂をそれの一層とする共押出法などによる積層シートを、真空成形、圧空成形などの適当な二次成形法によって成形したカツプやトレーなどの容器が使用されており、これらの容器の蓋材のシール層のような接着構造物を得た。(特許文献1)しかし、その接着構造物において、被着体の厚みが1mm未満の樹脂フィルムやシート状の物のみである。
従来、建築物、構造物の外表面、内壁、間仕切壁等の表面に合板、石膏ボード、珪酸カルシュウム板、陶磁器タイル、金属板等の内外装材を接合する方法としては、釘やボルト等の接合部品を用いる方法が古くから用いられている。この接合方法は、作業が比較的簡易ではあるが、点接合であるために応力がその一点に集中してしまい、これを分散させるには広範囲に釘やボルトを打ち込まなければならないし、作業的にも煩雑になる。また、接合部分に突起や肉盛が表れて美観を損ねる。これらの方法に変わって、溶剤系、水系又はエポキシ樹脂等の液状接着剤を使用した接合方法が用いられるようになってきた。この接着剤による接合方法では、面接合になるため接合部分全体に応力が均一になり、耐久性が向上した。しかも接合部分の表面が平滑になり、美観の面からも好ましい。しかし、これらの液状接着剤を使用した接合方法は、接着剤を塗布した後、接着力が発現するまでに一定の時間が必要であり、接着剤塗布後に所定時間の養生が必要である。このために大量作業をする場合には連続的な接合作業が行なえない問題がある。このような問題を改善する接合方法として、両面粘着テープを使用する方法が行なわれるようになってきた。しかし、この接合方法は、両面粘着テープの貼着と同時に接着性が発現するため、所望の位置からずれた際の修正が困難である。さらに被着体の表面が粗面になっている場合に、粘着面との接触面積が充分ではなく、材料の重量による応力や、接着後の温度、湿度等の気候変化による建築材料の伸縮や反りにより発生する応力によって、貼着した粘着テープが経時的に剥がれやすくなる等の問題がある。従って、両面粘着テープを使用した接合方法においても、長時間の接合力には信頼性が得られないといった問題があった。
本発明の熱可塑性ホットメルト接着剤層を作製するために、使用できる熱可塑性ホットメルト接着剤は、ABS、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、ポリメチルペンテン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、エチレン/ブテン−1共重合体、エチレン/オクテン共重合体などのポリオレフィン、シクロペンタジエンとエチレン及び/又はプロピレンとの共重合体などの環状ポリオレフィン、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン/アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体などの極性基が導入されたポリオレフィン、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロピレン、アクリル酸変性ポリプロピレン、スチレン系エラストマー、ゴムなどの酸変性ポリプロピレンなどがあげられる。好ましくは、ポリアミドである。
ブロッキング防止剤としてはシリコーン、エルカ酸アミドやオレイン酸アミドなどの不飽和脂肪酸アミド、ステアリン酸アミドやベヘニン酸アミドなどの飽和脂肪酸アミドなどが挙げられる。
難燃剤としては、燐含有化合物系難燃剤、ハロゲン含有化合物系難燃剤、スルホン酸金属塩系難燃剤、珪素含有化合物系難燃剤等が挙げられる。
可塑剤としては、フタル酸エステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤、脂肪族一塩基酸エステル系可塑剤、リン酸エステル系可塑剤、クエン酸エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、テトラヒドロフタル酸エステル系可塑剤、グリコール系可塑剤、及びビスフェノールAアルキレンオキサイド誘導体などが挙げられる。
帯電防止剤としては、プラスチックの帯電防止剤として汎用されているものでよく、具体的には、非イオン界面活性剤(例えば、多価アルコールの脂肪酸エステル、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物、及びアルキルアミンのエチレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルなど)、陰イオン界面活性剤(例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩など)、陽イオン界面活性剤(例えば、脂肪族アミン塩、4級アンモニウム塩など)、両性界面活性剤(例えばイミダゾリン型、ベタイン型など)が挙げられる。
光安定剤としては、ヒンダードアミン系化合物及びベンゾエイト系化合物などが挙げられる。
重金属不活性化剤としては、サリチル酸誘導体、ヒドラジド誘導体又はシュウ酸アミド誘導体などが挙げられる。
本発明の金属層は、電磁誘導加熱装置による高周波磁束によって渦電流が誘導され、金属層のジュール加熱により、熱可塑性ホットメルト接着層を溶融させ、コンクリートと接着させるためのものである。この金属層磁性体、非磁性体のいずれの金属材料も使用ことができ、例えば、鉄、銅、銀、金、アルミニウム、ニッケル、ステンレス、亜鉛、鉛、マグネシウム及びそれら合金などから選ばれる導電性金属であることが好ましく、アルミニウム、銅、鉄、ステンレスがより好ましく、アルミニウム、銅、が特に好ましい。
これら金属は、フィルム状にしたものを好適に用いることができる。金属層の厚みは、1
μm以上1000μm以下が好ましく、より好ましくは10μm以上500μm以下であり、さらに好ましくは20μm以上100μm以下である。上記の範囲だと特に、素早い発熱と最適な発熱温度が達成される。
本発明の接着構造物において、必要に応じて、熱硬化接着層を設けることができる。
本発明の熱硬化接着層の構成に用いることが可能な接着剤の一例について説明する。熱硬化接着剤としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂等の官能基を有する主剤と硬化剤とをベース樹脂とした熱硬化性接着剤が挙げられる。
ポリエステル樹脂として、モノマー組成の酸成分としては、例えばジメチルテレフタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸などの芳香族二塩基性酸や、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、β−メチルアジピン酸、ピメリン酸、1,6−ヘキサンジカルボン酸、
アゼライン酸、セバチン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ヘキサデカンジカルボン酸などの脂肪族二塩基性酸と、グルコール成分としては、エチレングリール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ペンタジオール、1,5−ペンタジオール、3−メチルペンタジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、水添ビスフェノールA、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのグリコールもしくはその残基形成誘導体もしくはカプロラクトンなどのα,ω−オキシ酸もしくはその残基形成誘導体よりなる飽和二官能性モノマーとを適宜選択して常法により共重合して得ることが可能である。
上記ポリエステル系ポリオールとしては、例えばアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸等の多塩基性酸と、例えばビスフェノールA、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の多価アルコールとを脱水縮合して得られる重合体、又、例えばε−カプロラクトン、α−メチル−ε−カプロラクトン等のラクトンの重合体、又、例えばひまし油、ひまし油とエチレングリコールの反応生成物等のヒドロキシカルボン酸と上記多価アルコールなどの縮合物が挙げられる。
上記ポリマーポリオールとしては、例えば前記ポリエーテル系ポリオールないしはポリエステル系ポリオールにアクリロニトリル、スチレン、メチル(メタ)アクリレートなどのエチレン性不飽和化合物をグラフト重合させたものや、1,2−もしくは1,4−ポリブタジエンポリオール、又はこれらの水素添加物が挙げられる。
上記ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等のジイソシアネート類、又、上記ジイソシアネート類の3量体、トリフェニルメタントリイソシアネート等のトリイソシアネート類、又、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート等の混合物であるクルードMDIなどが挙げられる。これらのポリイソシアネートは1種類で使用されてもよいが、2種類以上を併用してもよい。上記水酸基末端ポリウレタンポリマーの水酸基1に対し、イソシアネート化合物のイソシアネート基2〜8となるように配合されて上記接着剤として使用される。
く、2種以上を併用してもよい。臭素化エポキシ樹脂などは、接着剤に難燃性が要求される場合に、特に有効である。アクリル酸変性エポキシ(エポキシアクリレート)は、感光性を有する為エポキシ系樹脂組成物に光硬化性を付与する為に有効である。
硬化剤としては、エポキシ樹脂の硬化に用い得るものであれば、特に制限なく使用することが可能であるが、例えば、脂肪族アミン系硬化剤、脂環式アミン系硬化剤、芳香族アミン系硬化剤、酸無水物硬化剤、ジシアンジアミド、三フッ化ホウ素アミン錯塩、イミダゾール化合物などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。硬化剤の配合量はエポキシ樹脂に応じて定めることができる。
酸化防止剤としては、上記記載の熱可塑性ホットメルト接着層に用いられる酸化防止剤が用いられる。
本発明の熱硬化性接着剤は、各種の溶剤を含有しても良い。例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトンなどのケトン系化合物、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキソランなどの環状エーテル系化合物、酢酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系化合物、トルエン、キシレンなどの芳香族系化合物、カルビトール、セロソルブ、メタノール、イソプロパノール、ブタノール、プロピレンコールモノメチルエーテルなどのアルコール系化合物などが挙げられる。これらは、単独でも使用しても二種類以上を併用しても良い。
エポキシ接着剤を金属層または、熱可塑性ホットメルト層に塗工する装置としては、コンマコーター、ロールナイフコーター、ダイコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアロールコーター、リバースロールコーター、ブレードコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーターなどが挙げられる。熱硬化性接着剤の塗布量は、乾燥膜厚で1〜50μm程度であることが好ましい。さらに好ましくは2〜25μmである。さらに好ましくは2〜10μmである。
具体的にいえば、熱硬化性接着剤を介して熱可塑性ホットメルトと接着剤フィルムを貼り合わせた後35〜80℃の保温室にて3〜5日間程度保存してエージングすることにより接着剤を硬化させる。この際、保存温度が高すぎると例えばロール状にした時に接している熱可塑性ホットメルト接着剤層同士がブロッキングを起こすことがあるので巻圧と保存温度は注意する必要がある。また、エージング条件によって熱硬化性接着剤の硬化の度合いが変わってくる為、ホットメルト接着シートの熱可塑性ホットメルト接着剤層と金属層の接着強度に影響を及ぼすことがあり、エージングが不十分な場合には、接着剤の硬化不良によるデラミネーション(層剥離)を引き起こすことがある。
ブロッキングを防止する為に熱可塑性ホットメルト接着シート表面にエンボス処理,剥離紙又は剥離フィルムを入れるなどすると効果的である。熱可塑性ホットメルト接着シートの表面粗さが0.01μ以上100μm以下であることが好ましい。熱可塑性ホットメルト接着シートの表面粗さRaが0.01μm未満の場合熱可塑性ホットメルト接着シートがブロッキングして、使用できなくなることがあり、熱可塑性ホットメルト接着シートの表面粗さ100μmより大きい場合熱可塑性ホットメルト接着シートの強度が低くなり、塗工する時熱可塑性ホットメルト接着シートが切れてしまうなど問題が生じることがある。
熱可塑性ホットメルト接着層と熱硬化接着層の接着強度を強くする為に熱可塑性ホットメルト接着剤層面にコロナ処理を行うことは、有効である。特に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなど極性が低いフィルムを金属単層フィルムと接着させるには、効果がある。しかしながら、熱硬化しうる接着剤層を硬化させることも可能である為必ずしも電磁誘導加熱する前に熱硬化しうる接着剤層にエージングする必要はない。
本発明の被着体の厚みは、1mm以上であることが好ましい。
絶縁層は、PETフィルム,塩化ビニルフィルム,PENフィルムなどを接着剤などで金属層と接着する方法によって、金属層と導電層との間に形成できる。また、絶縁塗料を塗布することによっても、形成することができ、絶縁塗料としては、樹脂を溶剤に溶かしたものが一般的である。
また、絶縁層としてPETフィルムなどを、熱可塑性ホットメルト接着剤層(C2)上に形成する場合には、熱ラミによって形成する事も出来る。
絶縁層の乾燥膜厚は、1〜1,000μm程度であることが好ましく、10〜500μmがより好ましく、さらに好ましくは10〜200μmである。
パターニングされた導電層の形成方法としては、導電性塗料をフォトリソグラフィーする方法、各種印刷によるパターニング方法、導電材料を貼り付ける方法などが挙げられる。
導電性塗料としては、導電性フィラーを樹脂などに分散させた組成物が用いられ、導電性フィラーとしては、銀系,銀・銅複合系,ニッケル系,カーボン系,銅系などが挙げられる。
印刷によるパターニング方法としては、スクリーン印刷、スロットコート、インクジェットなどの方法が採用可能である。
導電層の乾燥膜厚は、1〜1,000μm程度であることが好ましく、5〜500μmがより好ましく、さらに好ましくは50〜200μmである。
また、導電層の外側には、保護層を有することが好ましい。
(1)上記の熱可塑性ホットメルト接着剤をインフレーション法、Tダイ法、溶液流延法、カレンダー法などの他、離型紙又はフィルムなどの上にスリットコーティングして得られた熱可塑性ホットメルト接着剤を、金属層に接着させ、積層物を得る。
(2)金属層の外側に支持体をおいて、支持体の外側から、上記の積層物、被着体の順で入力電圧: 100V、消費電力: 550Wの電磁誘導加熱装置により加熱し、熱可塑性ホットメルト接着剤を軟化させ、加熱を終了することにより、熱可塑性ホットメルト接着剤を固化させ、被着体と上記の積層物とを密着させ、接着構造物が得られる。(接着構造物の構造: 被着体/熱可塑性ホットメルト接着剤/金属層)
支持体としては、プラスチック、紙、紙とプラスチックの複合体、コンクリート、タイル、舗装材、木材、布、皮革、ゴム、ガラスなどが挙げられる。
必要に応じて、熱硬化しうる接着剤を用いることが好ましい。この場合の接着構造物の製造は、熱可塑性ホットメルト接着剤層または金属層どちらかに熱硬化しうる接着剤を塗工して、乾燥させた後に最表面が熱可塑性ホットメルト接着剤層になるように金属層を貼り合せた後に、熱硬化しうる接着剤は硬化速度が遅い為、熱硬化しうる接着剤を硬化させる目的でエージングを行う必要がある。
具体的にいえば、熱硬化しうる接着剤を介して熱可塑性ホットメルト層と熱硬化した接着剤層を貼り合わせた後35〜80℃の保温室にて3〜5日間程度保存してエージングすることにより熱硬化した接着剤層の接着剤を硬化させる。この際、保存温度が高すぎると例えばロール状にした時に接している熱可塑性ホットメルト接着剤層同士がブロッキングを起こすことがあるので巻圧と保存温度は注意する必要がある。また、エージング条件によって熱硬化性接着剤の硬化の度合いが変わってくる為、ホ熱可塑性ホットメルト接着剤層と金属層の接着強度に影響を及ぼすことがあり、エージングが不十分な場合には、接着剤の硬化不良によるデラミネーション(層剥離)を引き起こすことがある。
熱可塑性ホットメルト接着層と熱硬化接着層の接着強度を強くする為に熱可塑性ホットメルト接着剤層面にコロナ処理を行うことは、有効である。特に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなど極性が低いフィルムを金属層と接着させるには、効果がある。
接着構造物を、被着体の外側、および/または、支持体の外側から電磁誘導加熱装置により加熱し、固体状態にある熱可塑性ホットメルト接着剤層を、軟化ないし溶融させ、被着体と熱可塑性ホットメルト接着剤層を剥がす。
・LDPE単層フィルム(コロナ処理有) 膜厚:50μm 北越化成(株)社製
・LDPE単層フィルム(コロナ処理有) 膜厚:100μm 北越化成(株)社製
・ポリアミド(ナイロンベース):アルケマ社(株)製プラタミドM1276
・ポリアミド(ダイマー酸ベース) :ヘンケル社(株)製マクロメルト6239
・結晶性ポリエステル:東洋紡社(株)製バイロンGA6300
・非結晶ポリエステル:東洋紡社(株)製バイロン600
・ポリウレタン(ポリエーテルタイプ):BASF(株)社製エラストランET−370
・アクリル(メタクリル酸メチル):住友化学(株)社製スミペックスEX
・エチレン-酢酸ビニル共重合体:東ソー(株)社製ウルトラセン540
・変性ポリオレフィン:三井化学(株)社製アドマーSE810
主剤
・TM−585−60:(ポリエステル系)不揮発分60% 東洋モートン(株)社製
・TM−K55:(ポリエステル系)不揮発分30% 東洋モートン(株)社製
・TM−K76:(ポリエステル系)不揮発分51% 東洋モートン(株)社製
硬化剤
・CAT−10L:(芳香族系)不揮発分52.5% 東洋モートン(株)社製
・CAT−RT85:(脂肪族系)不揮発分70% 東洋モートン(株)社製
・粘着剤層:オリバインBPS8170(トーヨーケム(株)社製)
・基材:木材(厚さ:10mm)、皮革(厚さ:3mm)、硬質塩ビ(厚さ:3mm)、ガラス(厚さ:3mm)
(接着剤A)
熱硬化性接着剤の主剤TM−K55と硬化剤CAT-10Lを重量比100/7の割合で配合し、固形分が30%になるように酢酸エチルで希釈した。
(接着剤B)
熱硬化性接着剤の主剤TM−585−60と硬化剤CAT-10Lを重量比100/7の割合で配合し、固形分が30%になるように酢酸エチルで希釈した。
(接着剤C)
熱硬化性接着剤の主剤TM−K76と硬化剤CAT-10Lを重量比100/7の割合で配合し、固形分が30%になるように酢酸エチルで希釈した。
(接着剤D)
熱硬化性接着剤の主剤TM−K76と硬化剤CAT-RT85を重量比100/7の割合で配合し、固形分が30%になるように酢酸エチルで希釈した。
金属層の種類と厚みは、表1、2に記載した。
導電塗料(1):トーヨーケム(株)社製REXALPHA RAFS045(トーヨーケム(株)社製 銀ペースト)
(絶縁層の調整)
絶縁層(1):厚さ188μmのPETフィルム
熱可塑性ホットメルト層のコロナ処理面と、アルミ箔を、表面温度を120℃に加熱した圧着ロールを用いて貼り合せて、積層物を得た。
熱硬化しうる接着剤を使用した場合、アルミ層に熱硬化性接着剤を塗工量Dry(乾燥後)で3〜10g/m2になるようにハンドアプリケーターを用いて塗工した。乾燥条件は、80℃1分であった。次に、熱可塑性ホットメルト接着剤フィルムと圧着ロールを用いて圧着した(圧着ロールは、60℃に加熱した)。その後40℃4日間の環境下でエージングを行い、ホットメルト接着シートを得た。コロナ処理を行った熱可塑性ホットメルト接着フィルムを用いる場合は、コロナ処理面に熱硬化しうる接着剤面が接するように行った。
上記の積層物を電磁誘導加熱装置(アキレス社製、オールオーバー接着装置)を用いて、被着体及び/または支持体に押し当てて1〜10秒間加熱して、加熱が終了しても熱可塑性ホットメルト接着剤層が冷えるまで約5秒程度電磁誘導加熱装置のアプリケータ部(コイル)を押し当てたままにして、接着した。
熱可塑性ホットメルト層のコロナ処理面と、アルミ層に熱硬化性接着剤Cを塗工量Dry(乾燥後)で4g/m2になるようにハンドアプリケーターを用いて塗工した。乾燥条件は、80℃1分であった。次に、熱可塑性ホットメルト接着剤フィルムと圧着ロールを用いて圧着した(圧着ロールは、60℃に加熱した)。その後40℃4日間の環境下でエージングを行い、ホットメルト接着シートを得た。コロナ処理を行った熱可塑性ホットメルト接着フィルムを用いる場合は、コロナ処理面に熱硬化しうる接着剤面が接するように行った。
上記の積層物を、電磁誘導加熱装置(アキレス社製、オールオーバー接着装置)を用いて、被着体に押し当てて2秒間加熱して、加熱が終了しても熱可塑性ホットメルト接着剤層が冷えるまで約5秒程度電磁誘導加熱装置のアプリケータ部(コイル)を押し当てたままにして、接着した。
アルミ層の上に、絶縁層(1)である188μm厚のPETフィルムを120℃に加熱した熱ラミで接着し、その上に導電塗料(1)をスクリーン印刷で印刷した。更に保護層として188μm厚のPETフィルムを熱硬化した熱着剤Cで接着した。
接着強度は、引張り試験機(株式会社エー・アンド・エー社製、商品名RTA−100)を用いて、剥離速度300mm/分でせん断強度を測定した(測定温度:23℃、湿度50%)。剥離力は、10N/25mm以上(基材破壊含む)を「〇」、10N/25mm未満を「×」とした。評価結果は、表1、2に示す。
実施例1〜23の接着構造体は、それぞれ、接着工程と同様の電磁誘導加熱条件で加熱したところ、いずれも、容易に被着体より剥離でき、接着構造物の解体ができた。評価結果は、表1、2に示す。
比較例1として、市販品の屋内平滑床面用ラインテープE−SD (日東電工製)をコンクリートに貼りつけて、実施例1〜23と同様の評価方法で、接着構造物の物性を実施例1〜23の結果と比較した。
評価:実施例1〜23と比べ、コンクリートと熱可塑性ホットメルト接着剤層、金属層の積層物との接着強度が弱く、評価結果は「×」となった。
比較例2として、厚みが0.5mmのPEシートを被着体として使用し、実施例1〜23と同様の評価方法で、接着構造物の物性を実施例1〜23の結果と比較した。
評価:実施例1〜23と比べ、厚みが0.5mmのPEシートと熱可塑性ホットメルト接着剤層、金属層の積層物との接着強度が弱く、評価結果は「×」となった。
Claims (6)
- 厚みが1mm以上である被着体、熱可塑性ホットメルト接着剤層、熱硬化した接着剤層、金属層の順で積層されてなる接着構造物(ただし、厚みが1mm以上の被着体(D1)と、電磁誘導加熱用ホットメルト接着シートと、厚みが1mm以上の第2の被着体(D2)と、を接着してなる接着構造物であって、前記電磁誘導加熱用ホットメルト接着シートが、熱可塑性ホットメルト接着剤層(C1)、熱硬化した接着剤層(B1)、金属層(A)、第2の熱硬化した接着剤層(B2)、第2の熱可塑性ホットメルト接着剤層(C2)の順で積層されてなる電磁誘導加熱用ホットメルト接着シートである接着構造物を除く)。
- さらに金属層の外側に、金属層側から絶縁層、パターニングされた導電層の順で積層されてなる請求項1に記載の接着構造物。
- 熱可塑性ホットメルト接着剤層の厚さが、10μm以上500μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の接着構造物。
- 金属層の厚さが、1μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の接着構造物。
- 請求項1〜4いずれかに記載の接着構造物の製造方法であって、
金属層の外部から、電磁誘導加熱装置により加熱し、熱可塑性ホットメルト接着剤層、熱硬化した接着剤層、金属層の順で積層されてなる積層物と、厚みが1mm以上である被着体とを、接着することを特徴とする接着構造物の製造方法。 - 請求項1〜4いずれかに記載の接着構造物を、電磁誘導加熱装置により加熱し、固体状態にある熱可塑性ホットメルト接着剤層を、軟化ないし溶融させ、被着体と熱可塑性ホットメルト接着剤層とを、剥がす方法。
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