JP6900801B2 - カルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法 - Google Patents
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Description
即ち、本発明の要旨は、以下の[1]〜[9]に存する。
また、本発明において、「当量」とは、モル当量を意味する。
本発明者らは、バイオマス原料および/又はバイオマス原料から誘導される糖類原料から脱水反応により生成するフラン骨格を有するアルデヒド中間体を経由してフラン骨格を有するカルボン酸を製造する従来法においては、該アルデヒド中間体の熱安定性の悪さに起因して上記の種々の問題が生じることを見出した。そこで、本発明者らは、これらの問題を解決すべく検討を重ね、脱水反応で生成するフルフラール(以下「FRL」と略記する。)やヒドロキシメチルフルフラール(以下「HMF」と略記する。)等のアルデヒド中間体を、ジオールとの反応により直ちに環状アセタール化、好ましくは脱水反応によるフラン骨格の形成と同時にアセタール化することにより、熱安定性が高い環状アセタール中間体を得、引き続き該中間体の酸化反応によりカルボン酸エステルまたはカルボン酸を製造することで、上記の種々の問題を解決することができることを見出した。また、本発明における目的とするカルボン酸は、前記工程を経て製造されるカルボン酸エステルを加水分解することによっても製造することができる。
(1) HMFの重合によるオリゴマーやポリマーの形成が抑制される。
(2) 上記(1)より、反応収率を高く維持することができる。
(3) 上記(1)より、反応器や配管内に副生成物に起因する汚れが付着し難く、熱伝導率の低下や配管内閉塞といったトラブルを防止して安定生産を行える。更には、副生物に起因する着色や異物の発生を防止して高品質の製品を得ることができる。
といった効果が奏される。
本発明におけるバイオマス原料とは、植物の光合成作用で太陽の光エネルギーがデンプンやセルロース、ヘミセルロースなどの形に変換されて蓄えられたもの、植物体を食べて成育する動物の体や、植物体や動物体を加工してできる製品等が含まれる。バイオマス原料としては、例えば、木材、稲わら、籾殻、米ぬか、古米、とうもろこし、サトウキビ、キャッサバ、サゴヤシ、カルドン、スイッチグラス、松材、ポプラ材、カエデ材、おから、コーンコブ、コーンストーバー、コーンファイバー、タピオカ、バガス、植物油カス、芋、そば、大豆、油脂、古紙、製紙残渣、水産物残渣、家畜排泄物、下水汚泥、食品廃棄物等が挙げられる。この中でも木材、稲わら、籾殻、米ぬか、古米、とうもろこし、サトウキビ、キャッサバ、サゴヤシ、カルドン、スイッチグラス、松材、ポプラ材、カエデ材、おから、コーンコブ、コーンストーバー、コーンファイバー、タピオカ、バガス、植物油カス、芋、そば、大豆、古紙、製紙残渣等の植物資源が好ましく、より好ましくは、木材、稲わら、籾殻、古米、とうもろこし、サトウキビ、キャッサバ、サゴヤシ、カルドン、スイッチグラス、松材、ポプラ材、カエデ材、コーンコブ、コーンストーバー、コーンファイバー、バガス、芋、古紙、製紙残渣であり、最も好ましくはとうもろこし、サトウキビ、キャッサバ、サゴヤシ、バガス、カルドン、スイッチグラス、松材、ポプラ材、カエデ材、コーンコブ、コーンストーバー、コーンファイバーである。
本発明においては、上記のバイオマス原料からFRLやHMFならびにそれらの環状アセタール体へ直接誘導する手法以外にも、特に限定はされないが、例えばバイオマス原料を酸やアルカリ等の化学処理、微生物を用いた生物学的処理、物理的処理等の公知の前処理・糖化の工程を経て、バイオマス原料に含まれる多糖類をその構成単位である糖類まで分解(糖化)してオリゴ糖、2糖や単糖を含む糖液を得、その糖液からFRLやHMFを得て、上述の通り、ジオールと反応させることにより、それらの環状アセタール体へ誘導する手法も、好適に使用できる。この手法を用いることにより、バイオマス原料に含まれる異物や不純物によるアセタール化反応の反応収率や生成アセタール体の純度の低下を回避することが可能となる。
の由来や、含有する糖の種類等によって大きく変動し、特に限定されないが、その下限は、通常1質量%以上、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、一方、その上限は通常60質量%以下が好ましく、より好ましくは50質量%以下である。この糖液は、そのまま次工程に供してもよく、必要に応じて、減圧下で水を留去する方法、加熱して水を留去する方法、又は、国際公開WO2010/067785に記載のナノ濾過膜および/または逆浸透膜に通じて濾過する方法等を用いて、糖成分が濃縮された濃縮糖液を得、次工程に供しても良い。特に、糖液を濃縮する手法は、その後の脱水反応ならびにアセタール化反応において、プロセス全体の生産性が向上する点で好ましい。
本発明における環状アセタール中間体を経由するカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造においては、バイオマス原料から直接環状アセタール中間体を製造する方法、或いはバイオマス原料から糖化工程を経て糖類原料へ一旦誘導し、該糖類原料から環状アセタール中間体を製造する方法が用いられる。
本発明では、バイオマス原料および/又は糖類原料からの脱水・環状アセタール化工程を経て、酸化的エステル化または酸化により、それぞれ、カルボン酸エステルまたはカルボン酸を製造する。
環状アセタール中間体の酸化的エステル化または酸化は、触媒の存在下に行うことが好ましく、酸化的エステル化触媒および酸化触媒としては、酸化能を有する金属或いは金属化合物であれば限定されないが、例えば白金、パラジウム、ニッケル、鉄、ルテニウム、コバルト等の周期表第8〜10族金属及びその化合物、銅、銀、金等の周期表第11族金属及びその化合物、亜鉛等の周期表第12族金属及びその化合物、インジウム等の周期表第13族金属及びその化合物、錫、鉛等の周期表第14族金属及びその化合物、マンガン、レニウム等の周期表第7族金属及びその化合物、クロム、モリブデンなどの周期表第6族金属及びその化合物、ニオブ、タンタル等の周期表第5族金属及びその化合物、ジルコニウム等の周期表第4族金属及びその化合物、スカンジウムなどの周期表第3族金属及びその化合物、マグネシウム、カルシウム等の周期表第2族金属及びその化合物、セシウム等の周期表第1族金属及びその化合物、ならびにこれらの金属の混合物(合金を含む)などが挙げられる。特に周期表第6〜12族の金属及びその化合物ならびにこれらの混合物(合金を含む)が好ましく、更に周期表第7〜11族の金属及びその化合物がより好ましく、特にその中でも白金、パラジウム、レニウム、マグネシウム、銅、銀、金、亜鉛、マンガン、コバルト及びその化合物が好ましく、白金、パラジウム、レニウム、銅、銀、金、コバルト、マンガン及びその化合物などが最も好適に用いられる。化合物としてはこれら金属の酸化物、アルコキシ化合物、アルキル化合物、有機酸塩等が挙げられるが、好ましくは金属元素及び金属の酸化物である。また、これら金属触媒は各種担体に担持した金属担持触媒として用いられるのが好ましい。担体としては、炭素、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニオビア、セリア、酸化タングステン、シリコン−カーバイド、ボロン−カーバイド、チタン−カーバイド、珪藻土、層状ケイ酸塩等の天然鉱物等が挙げられる。この中でも炭素、チタニア、セリアが触媒の調製のしやすさ及び活性の点で好ましい。これらの触媒は単独でも2種以上を同時に用いても、後から追加して用いても良い。
酸素含有ガスは、連続的に流通させても間欠的に流通させてもよいが、好ましくは連続的に流通させる方法である。間欠的に流通させる際は、酸素が不足しないように間欠流通の間隔をあまり長くなりすぎないように調製することが好ましい。
また酸素含有ガスは、反応容器内に加圧になる様に供給して酸化反応を行っても良い。その際の反応圧力は、通常0.1MPa以上、好ましくは0.3MPa以上、より好ましくは0.4MPa以上で、通常15MPa以下、好ましくは10MPa以下、より好ましくは5MPa以下、更に好ましくは3MPa以下、特に好ましくは1MPa以下である。一般的には、反応圧力を上昇させると反応速度が向上する為好ましい態様である一方、高い反応圧力で実施するには特別に耐圧性を高めた反応器等の設備が必要となるほか、酸化能力が上るため副反応が顕著になる可能性がある。
酸化における反応溶媒としては、原料の環状アセタールを溶解する水が含有された溶媒であれば特に限定されず、前述の脱水・環状アセタール化における反応溶媒と水の混合溶媒や前述のジオールと水との混合溶媒、或いは水溶媒を用いることができる。環状アセタール中間体を単離した後に酸化を行う場合は、溶媒は必ずしも混合溶媒である必要はなく、水溶媒を用いてもよい。ここで、水との混合溶媒を使用する際の水の含有量は、環状アセタール中間体に対して1当量以上であれば特に限定されないが、通常、体積比として、下限は1体積%以上、好ましくは、10体積%以上、より好ましくは50体積%以上であり、上限には制限が無い。
前述の各工程で得られた生成物は、反応終了後、単離及び/又は精製して回収してもよいし、単離及び/又は精製工程を経ずに次の工程の原料として使用してもよい。
これらの中では、特に、取り扱い温度条件下で生成物が液体の場合は、蒸留手法により生成物を精製しながら回収する方法が好ましく、取り扱い温度条件下で生成物が固体の場合は、晶析手法により生成物の精製を行いながら回収する方法が好ましい。またその際、得られた固体生成物は、洗浄により精製する手法は好ましい態様である。
本発明において特に好ましい環状アセタールは、下記式(2)で表されるFRL又はHMFの1,3−プロパンジオールアセタール化物(以下「環状アセタール(2)」と称す場合がある。)であり、前述の脱水・環状アセタール化において、環状アセタール化用ジオールとして1,3−プロパンジオールを用いることにより製造される。
なお、上記R2がアルキル置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基の場合、アルキル置換基としては炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
耐圧NMRチューブに3〜4mgの試料を導入し、室温にて真空排気下で2時間処理することにより、試料に含有されている水分を除去した。その後、チューブをオーブンに入れて10℃/minにて室温から200℃まで昇温して200℃で2時間保持した。加熱後の試料に1mLのCDCl3と内部標準(安息香酸、1mg)を加え、1H NMRで試料の残存率を分析して熱安定性を評価した。残存率が多い程熱安定性に優れる。結果を図1に示す。
実験例1において、PD−HMFを150℃又は180℃で2時間保持した以外は、実験例1と同様の方法で、加熱後の試料について1H NMRにより残存率を分析し、結果を実験例1における200℃加熱の結果と共に、下記表1に示した。
HMF(シグマアルドリッチ社製、50mg)と、1,3−プロパンジオール(75μL)と、触媒とを2.5mLの各種溶媒に加えて、攪拌することで、反応を行い、PD−HMFを得た。なお、使用した触媒及び溶媒、反応温度、並びに反応時間は、表2に示す通りである。なお、実験例3−4〜3−7で使用したβ型ゼオライトは、使用前に大気中にて550℃で8時間焼成を行った。反応後の溶液に内部標準としてクロロベンゼンを加え、生成したPD−HMFを、カラムガスクロマトグラフィー(島津製作所製:GC2025)にて定量し、PD−HMFの収率を求めた。なお、カラムは、DB−FFAP(アジレント・テクノロジー株式会社製)を用いた。得られた結果を表2に示す。
含水ニオブ酸(CBMM社製「HY−340」)を400℃で4時間焼成して得られたNb2O5を触媒として用い、触媒量を変えてグルコースからHMFアセタールを合成する実験を行った。
触媒として以下のものを用い、触媒を変えてグルコースからHMFアセタールを合成する実験を行った。
H−BEA−25:クラリアント触媒社製 酸型β−ゼオライト触媒「H−BEA−25」
Amberlyst−15:シグマアルドリッチ社製 強カチオン交換樹脂「Amberlyst−15」
TiO2:昭和タイタニウム(株)社製 酸化チタン「JRC−TIO−11(触媒学会,参照触媒)」
含水ニオブ酸(CBMM社製「HY−340」)を400℃で4時間焼成して得られたNb2O5を触媒として用い、原料の単糖類を変えてHMFアセタールを合成する実験を行った。
<Me−HMFの合成>
メタノールにHMF(シグマアルドリッチ社製)およびパラトルエンスルホン酸を加え、60℃で加熱撹拌した。反応後の溶液から触媒を分離し、カラムクロマトグラフィーにて精製することによって78%の収率でMe−HMFを得た。
HMF(シグマアルドリッチ社製)が溶解しているアセトニトリル溶液(0.1mol/L)に対して、1.5モル当量の無水酢酸と2モル当量のトリエチルアミンを加え、室温で1時間撹拌することによってHMFの水酸基をアセテートへと変換した。得られた生成物をカラムクロマトグラフィーにて精製することにより、HMFアセテート体を得た。
上述の方法により得られたHMFアセテートをジクロロメタン溶液に溶解し(HMFアセテート濃度:0.1mol/L)、そこに触媒量(0.01当量)のインジウムトリフルオロメタンスルホネート(In(OTf)3)と過剰量のオルトギ酸トリメチルおよびエチレングリコールを加え、室温にて撹拌することによってフラン環に結合しているアルデヒド部位を環状アセタールへと変換した。最後にメタノール溶液中にて生成物と炭酸ナトリウムとを反応させてアセテート部位を分解することによって、目的のエチレングリコール−HMFアセタール(EG−HMF)を得た。
上述の方法により得られたHMFアセテートをジクロロメタン溶液に溶解し(HMFアセテート濃度:0.1mol/L)、そこに触媒量(0.01当量)のインジウムトリフルオロメタンスルホネート(In(OTf)3)と過剰量のオルトギ酸トリメチルおよび1,3−プロパンジオールを加え、室温にて撹拌することによってフラン環に結合しているアルデヒド部位を環状アセタールへと変換した。最後にメタノール溶液中にて生成物と炭酸ナトリウムとを反応させてアセテート部位を分解することによって、目的のプロパンジオール−HMFアセタール(PD−HMF)を得た。
HMF(シグマアルドリッチ社製、50mg)、メタノール(2mL)、および1,3−プロパンジオール(0.1mL)の混合溶液に、HMFに対して0.01モル当量のIn(OTf)3と過剰量のオルトギ酸トリメチルを加えて室温にて3時間撹拌した。反応後の溶液から触媒を分離し、さらにカラムクロマトグラフィーにて精製することによって、目的のPD−HMF−エーテルを得た。
上述の方法により得られたHMFアセテート体が溶解しているジクロロメタン溶液(HMFアセテート濃度:0.1mol/L)に、HMFアセテート体に対して0.01モル当量のIn(OTf)3と過剰量のオルトギ酸トリメチルおよび1,3−プロパンジオールを加え、その溶液を室温にて3時間撹拌した。反応後の溶液から触媒を分離し、さらにカラムクロマトグラフィーにて精製することによって、目的のPD−HMF−アセテートを得た。
プロトン型ベータゼオライト(50mg)、フルフラール(0.1mmol)、および1,3−プロパンジオール(75μL)を2mLのジクロロメタンに加え、室温にて3時間撹拌した。濾過によって固体触媒を分離した後、カラムクロマトグラフィーにて精製することによって、目的のPD−FRLを得た。
以下の通り、酸化セリウムに担持した金触媒(Au/CeO2)を用いて、PD−HMFの酸化的エステル化を行い、フランジカルボン酸エステルを製造した。
酸化セリウム担体は液相沈殿法によって調製した。具体的には、硝酸セリウム六水和物が溶解した水溶液にpH=10になるまでアンモニア水を加えることで生成させた白色沈殿を濾過によって回収し、80℃のオーブンで約10時間の乾燥処理をしたものを酸化セリウム担体として使用した。次に、塩化金酸(和光純薬社製、350mg)が溶解した160mLの水溶液に0.2mol/LのNaOH水溶液を加えてpHを10に調整し、そこに4gの酸化セリウムが分散している50mLの水溶液を加え、再び0.2mol/LのNaOH水溶液を加えて水溶液のpHを10に調整した。その水溶液を室温にて24時間撹拌した後、濾過によって回収した固体を塩化物イオンが残存しなくなるまで蒸留水にて繰り返し洗浄した。塩化物イオンの残存は、AgNO3水溶液による沈殿生成によって確認した。洗浄後の固体サンプルを80℃のオーブンで約10時間乾燥させ、それをAu/CeO2として使用した。触媒のAu担持量を高周波誘導結合プラズマ発行分光分析(ICP−AES)によって見積もったところ、2.1〜2.7質量%であった。
基質として、実験例7の方法により得られたPD−HMF、塩基、蒸留水5mL、基質に対して1当量のAu/CeO2触媒を耐圧容器に加え、酸素ガスを5気圧まで充填した後、溶液を130℃で15時間の条件下にて加熱撹拌することでフランジカルボン酸を製造した。実施例2−1〜2−7では、表6に示す通り、基質量、基質濃度、用いる塩基及びその添加量を変えて行った。反応後、耐圧容器を室温まで冷却した後、基質および生成物を1H NMRにて定性、定量した。結果を表6に示した。いずれの系も、フランジカルボン酸(FDCA)が高収率で生成しており、反応終了後の反応液には固形の副生物は殆ど生成していないことを確認した。また、オートクレーブ内の汚れの付着物も確認されなかった。
PD−HMFの代わりにHMF(シグマアルドリッチ社製)を使用した以外は、実施例1に記載の条件で反応を実施した。反応後、耐圧容器を速やかに室温まで冷却した後、基質および生成物を1H NMRにて定性、定量した。目的生成物であるフランジカルボン酸メチルエステルの収率は6%と低く、反応終了後の反応液には固形の副生物が多量に生成していた。
PD−HMFの代わりにHMFを使用し、HMFに対して2当量のNa2CO3存在下で反応を実施した以外は、実施例2−1に記載の条件で反応を実施した。耐圧容器を室温まで冷却した後、基質および生成物を1H NMRにて定性、定量した。目的生成物であるフランジカルボン酸の収率は28%と低く、反応終了後の反応液には固形の副生物が多量に生成していた。
Claims (13)
- バイオマス原料からカルボン酸エステル又はカルボン酸を製造する方法において、前記カルボン酸エステル又はカルボン酸が、フランカルボン酸エステル、フランジカルボン酸エステル、フランカルボン酸、又はフランジカルボン酸であり、フルフラールの環状アセタール、又はヒドロキシメチルフルフラールの環状アセタールを中間体として経由することを特徴とするカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記フルフラールの環状アセタール、又はヒドロキシメチルフルフラールの環状アセタールが、フルフラールもしくはヒドロキシメチルフルフラールと、1,3−プロパンジオール、エチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1−フェニル−1,3−プロパンジオール、2−フェニル−1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1−フェニル−エチレングリコール、カテコールの群から選ばれるジオールとの反応により生成する環状アセタールであることを特徴とする請求項1に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記中間体の酸化反応により前記カルボン酸エステル又はカルボン酸を製造することを特徴とする請求項1又は2に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記カルボン酸エステル又はカルボン酸が、フランジカルボン酸エステル又はフランジカルボン酸であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記中間体を水と有機溶媒との混合溶媒を用いて製造することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記バイオマス原料が糖類原料であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 反応系にジオールを添加する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- フルフラール、またはヒドロキシメチルフルフラールと前記ジオールとの反応で前記中間体を生成させることを特徴とする請求項7に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記酸化反応を塩基存在下で行うことを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記酸化反応を水、または50体積%以上の水を含む溶媒存在下で行うことを特徴とする請求項3ないし9のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 前記酸化反応を溶媒存在下で行い、前記中間体に対する前記溶媒の質量比が、1以上50以下であることを特徴とする請求項3ないし10のいずれか1項に記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
- 請求項12に記載の環状アセタールを原料とするフラン骨格を有するカルボン酸エステル又はフラン骨格を有するカルボン酸の製造方法。
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