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JP6903643B2 - 磁気要素を有する外科用ステープルバットレス - Google Patents
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JP6903643B2 - 磁気要素を有する外科用ステープルバットレス - Google Patents

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Description

望ましくない組織を除去するため、又はその他の理由によって、患者の消化管の一部(例えば、胃腸管及び/又は食道等)が切除され得るような外科手術(例えば、大腸外科手術、肥満外科手術、胸部外科手術等)が存在する。組織を取り除いた後、端部どうしを吻合することにより、消化管の残りの部位どうしを結合させ得る。端部どうしを吻合することにより、吻合が行われた部位から、いかなる種類の漏れを生じることもなく、消化管の1つの部位から他の部位へ、実質的に遮るもののない流路が提供され得る。
端部どうしの吻合を実現するために用いられ得る機器の1つの例としては、円形ステープラがある。そのようなステープラの中には、組織の層を挟み、挟んだ組織の層を切断し、かつ挟んだ組織の層を通してステープルを駆動し、組織の層を切断した端部の近傍で組織を実質的に封止して、解剖学的管腔の切断された2つの端部を結合するように動作可能となっているものがある。円形ステープラは、組織を切断し、かつ実質的に同時にその組織を封止するように構成され得る。例えば、円形ステープラは、吻合術においてステープルの環状アレイの内側になる余分な組織を切断して、吻合術で接合される解剖学的管腔の切断面どうしの間の実質的に滑らかな移行を提供し得る。円形ステープラは、開腹等の手術において、あるいは内視鏡手術において用いられ得る。一部の例では、円形ステープラの一部位を、患者の身体に元々ある開口部を通して挿入する。
円形外科用ステープラの例は、1993年4月27日に発行された米国特許第5,205,459号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;1993年12月21日に発行された米国特許第5,271,544号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;1994年1月4日に発行された米国特許第5,275,322号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;1994年2月15日に発行された米国特許第5,285,945号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;1994年3月8日に発行された米国特許第5,292,053号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;1994年8月2日に発行された米国特許第5,333,773号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;1994年9月27日に発行された米国特許第5,350,104号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;及び1996年7月9日に発行された米国特許第5,533,661号、発明の名称「Surgical Anastomosis Stapling Instrument」;並びに2014年12月16日に発行された米国特許第8,910,847号、発明の名称「Low Cost Anvil Assembly for a Circular Stapler」、に記載されている。上に引用した米国特許のそれぞれの開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
一部の円形ステープラは、電動作動機構を含み得る。電動作動機構を備えた円形ステープラの例は、2015年3月26日に公開された米国特許出願公開第2015/0083772号、発明の名称「Surgical Stapler with Rotary Cam Drive and Return」;2015年3月26日に公開された米国特許出願公開第2015/0083773号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument with Drive Assembly Having Toggle Features」;2015年3月26日に公開された米国特許出願公開第2015/0083774号、発明の名称「Control Features for Motorized Surgical Stapling Instrument」;及び、2015年3月26日に公開された米国特許出願公開第2015/0083775号、発明の名称「Surgical Stapler with Rotary Cam Drive」、に記載されている。上に引用した米国特許出願公開のそれぞれの開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
様々な種類の外科用ステープリング機器及び関連構成要素が作製され使用されてきたが、本発明者(ら)以前には、添付の請求項に記載されている発明を誰も作製又は使用したことがないものと考えられる。
本明細書は、本技術を具体的に指摘し、かつ明確にその権利を特許請求する、特許請求の範囲によって完結するが、本技術は、以下の特定の実施例の説明を、添付図面と併せ読むことで、より良く理解されるものと考えられ、図面では、同様の参照符号は、同じ要素を特定する。
例示的な円形ステープラを描いた斜視図である。 バッテリパックがハンドルアセンブリから取り外され、アンビルがステープル留めヘッドアセンブリから取り外された状態で、図1の円形ステープラを描いた斜視図である。 図1の円形ステープラのアンビルを描いた斜視図である。 図1の円形ステープラのステープル留めヘッドアセンブリの斜視図である。 図4のステープル留めヘッドアセンブリの分解斜視図である。 シャフトアセンブリの各部分が互いに分離して示されている、図1の円形ステープラの分解斜視図である。 患者の胃腸管の下方部分の概略図であり、エンドカッターステープラを使用して胃腸管を第1の位置においてステープル留め及び切断し、エンドカッターステープラを使用して胃腸管を第2の位置においてステープル留め及び切断し、それによって、外科手術中に胃腸管を上方部分、横切開部分、及び下方部分に分割している。 図7の外科手術の別の工程中の図7の胃腸管の概略図であり、図3のアンビルが胃腸管の上方部分内に位置決めされ、図4のステープル留めヘッドアセンブリが胃腸管の下方部分内に位置決めされているところを示しており、アンビル及びステープル留めヘッドアセンブリ、並びに胃腸管の隣接領域は断面で示されている。 図7の外科手術の別の工程中の図7の胃腸管の概略図であり、患者の胃腸管の上方部分及び下方部分が、図1の円形ステープラのアンビルとステープル留めヘッドアセンブリとの間で圧縮されているところを示しており、アンビル及びステープル留めヘッドアセンブリ、並びに胃腸管の隣接領域は断面で示されている。 図7の外科手術の完了時の図7の胃腸管の概略図であり、患者の胃腸管の上方部分及び下方部分が、図1の円形ステープラから配置されたステープルによって接合されて、患者の胃腸管の上方部分と下方部分との間に吻合が形成されているところを示しており、胃腸管の吻合及び隣接領域は断面で示されている。 ステープルカートリッジのデッキに固定された磁気要素を有するバットレスを備えた、図7の手術の実施中に図7のエンドカッターステープラにおいて使用するのに適した例示的な代替のステープルカートリッジの斜視図である。 バットレスが折り畳まれていない形態にある、図11のステープルカートリッジを使用してステープル留め及び切断した後の胃腸管の一部を示す側面図である。 バットレスが折り畳まれた形態にある、図12の胃腸管の一部の平面図である。 外科手術中の患者の胃腸管の切断された上方及び下方部分の概略図であり、図11のバットレスが胃腸管の下方部分の切断端部に適用されており、胃腸管の上方部分内に位置付けられた図3のアンビルと、胃腸管の下方部分内に位置付けられた図4のステープル留めヘッドアセンブリとを示している。 図14Aの外科手術の別の工程中の図14Aの胃腸管の概略図であり、患者の胃腸管の上方部分及び下方部分が、図1の円形ステープラのアンビルとステープル留めヘッドアセンブリとの間で圧縮されているところを示しており、アンビル及びステープル留めヘッドアセンブリ、並びに胃腸管の隣接領域は断面で示されている。 図14Aの外科手術の完了時の図14Aの胃腸管の概略図であり、患者の胃腸管の上方部分及び下方部分が、図1の円形ステープラから配置されたステープルによって接合されて、患者の胃腸管の上方部分と下方部分との間に吻合が形成されているところを示しており、胃腸管の吻合及び隣接領域は断面で示されている。 少なくともいくつかの強磁性ステープルを有するステープルカートリッジを使用してステープル留め及び切断した後の胃腸管の一部を示す側面図である 外科手術中の患者の胃腸管の切断された上方及び下方部分の概略図であり、図15の強磁性ステープルが胃腸管の下方部分の切断端部に適用されており、胃腸管の上方部分内に位置付けられた図3のアンビルと、胃腸管の下方部分内に位置付けられた図4のステープル留めヘッドアセンブリとを示している。
図面は、いかなる様式でも限定することを意図するものではなく、本技術の様々な実施形態は、必ずしも図面に示されないものも含め、様々な他の方法で実施し得ることが企図される。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を成す添付の図面は、本技術のいくつかの態様を示しており、その説明と共に本技術の原理を説明するのに役立つものであるが、本技術は、図示される厳密な配置構成に限定されないことを理解されたい。
本技術の特定の実施例に関する以下の説明は、本技術の範囲を限定するために用いられてはならない。本技術の他の実施例、特徴、態様、実施形態、及び利点は、実例として、本技術を実施する上で想到される最良の態様の1つである以下の説明より当業者には明らかであろう。理解されるように、本明細書に述べられる技術は、いずれもその技術から逸脱することなく、他の異なる明らかな態様が可能である。したがって、図面及び説明は、限定的な性質のものではなく、例示的な性質のものとみなされるべきである。
I.例示的な円形ステープル留め外科用機器の概要
図1〜図2は、患者の消化管の一部位のような解剖学的内腔の2つの断面どうしの間で、その端々吻合を提供するために用いられ得る、例示的な外科用の円形ステープリング機器(10)を描いている。この実施例の機器(10)は、ハンドルアセンブリ(100)、シャフトアセンブリ(200)、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)、アンビル(400)、及び取り外し可能なバッテリパック(120)を備えている。これらの構成要素のそれぞれについて以下により詳細に説明する。以下に加えて又は以下の代わりに、ステープルカートリッジ(10)は、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる次の特許文献の教示の少なくとも一部に従って更に構成し、動作させることができる:2015年6月26日に出願された米国特許出願第14/751,506号、発明の名称「Anvil Stabilization Features for Surgical Stapler」;米国特許第5,205,459号;米国特許第5,271,544号;米国特許第5,275,322号;米国特許第5,285,945号;米国特許第5,292,053号;米国特許第5,333,773号;米国特許第5,350,104号;米国特許第5,533,661号;及び/又は米国特許第8,910,847号。更に他の好適な構成については、本明細書の教示を鑑みると、当業者には明らかであろう。
A.円形ステープリング機器の例示的な組織係合機構部
図3で最も良く分かるように、本実施例のアンビル(400)は、ヘッド(410)とシャンク(420)とを備えている。ヘッド(410)は、複数のステープル成形ポケット(414)を画定する近位表面(412)を含む。ステープル成形ポケット(414)は、本実施例では同心の2列の環状アレイ状に配置される。ステープル成形ポケット(414)は、ステープルがステープル成形ポケット(414)に打ち込まれたときにステープルを変形させるように構成されている(例えば、当該技術分野において既知であるように、略「U字形」形状のステープルを「B字形」形状に変形させる)。シャンク(420)は穴(422)を画定し、穴(422)内に位置付けられた対の枢動ラッチ部材(430)を有する。各ラッチ部材(430)は、詳しく後述するようにアンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)のトロカール(330)に着脱自在に固定できるようにする機構部を備えている。しかしながら、アンビル(400)は、任意の他の好適な構成要素、機構部、又は技術を用いてトロカール(330)に着脱自在に固定されてもよいことを理解されたい。
ステープル留めヘッドアセンブリ(300)が、シャフトアセンブリ(200)の遠位端に配置される。図1〜図2に示すように、アンビル(400)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)に隣接して、シャフトアセンブリ(200)と取り外し可能に結合するように構成される。詳しく後述するように、アンビル(400)及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)は協働して、組織を挟む、組織を切断する、及び組織をステープル留めするといった3通りの方法で組織を操作するように構成されている。図4〜図5で最もよく分かるように、本実施例のステープル留めヘッドアセンブリ(300)は、スライド可能なステープル駆動部材(350)を収容する管状ケーシング(310)を備えている。円筒状内側芯部材(312)が、管状ケーシング(310)内を遠位方向に延在している。管状ケーシング(310)は、管状ケーシング(310)がステープル留めヘッドアセンブリ(300)にとって機械的土台として機能するように、シャフトアセンブリ(200)の外部シース(210)に固定的に取り付けられている。
トロカール(330)は、管状ケーシング(310)の内側芯部材(312)に同軸的に位置付けられている。トロカール(330)は、ハンドルアセンブリ(100)の近位端に位置するノブ(130)の回転に応じて、管状ケーシング(310)に対して遠位側及び近位側に並進するように動作可能である。トロカール(330)は、シャフト(332)とヘッド(334)とを備える。ヘッド(334)は、尖形状の先端部(336)と、内側向きに延在する近位表面(338)とを含む。ヘッド(334)、及びシャフト(332)の遠位部分は、アンビル(420)の穴(422)に挿入されるように構成されている。近位表面(338)は、ラッチ部材(430)の機構部を補完して、アンビル(400)とトロカール(330)との間にスナップ嵌めをもたらすように構成されている。
ステープル駆動部材(350)は、後で詳しく説明するように、モータ(160)の作動に反応して、管状ケーシング(310)内で長手方向に作動するよう動作可能になっている。ステープル駆動部材(350)は、遠位方向に向けられた、ステープルドライバー(352)の2列の同心環状アレイを含む。ステープルドライバー(352)は、上述のステープル成形ポケット(414)の配置に対応するように配置されている。したがって、各ステープルドライバー(352)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)が作動されると、対応するステープルを対応するステープル成形ポケット(414)の中に駆動するように構成されている。ステープル駆動部材(350)はまた、管状ケーシング(310)の芯部材(312)を同軸的に受容するように構成されている穴(354)を画定する。
円筒状ナイフ部材(340)が、ステープル駆動部材(350)内に、同軸的に位置付けられている。ナイフ部材(340)は、遠位方向に向けられた、鋭利な円形切断縁部(342)を含む。ナイフ部材(340)は、ステープルドライバー(352)の内側の環状アレイにより画定される直径よりも小さい外径を、ナイフ部材(340)が画定するようなサイズになっている。ナイフ部材(340)はまた、管状ケーシング(310)の芯部材(312)を同軸的に受容するように構成されている開口部を画定する。
デッキ部材(320)が、管状ケーシング(310)に固定的に取り付けられている。デッキ部材(320)は、ステープル開口部(324)の2列の同心環状アレイを画定する、遠位方向に向けられたデッキ表面(322)を含む。ステープル開口部(324)は、上述のステープルドライバー(352)とステープル成形ポケット(414)との配置に対応するように配置されている。このように、各ステープル開口部(324)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)が作動された場合に、対応するステープルドライバー(352)が対応するステープルを、デッキ部材(320)を通して、対応するステープル成形ポケット(414)の中に駆動する経路を提供するように構成されている。上述のように、ステープル開口部(322)の配置は、ステープル成形ポケット(414)の配置とちょうど同じように修正し得るということを理解されたい。また、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)が作動される前に、ステープルをステープル留めヘッドアセンブリ(300)に装填するために、様々な構造及び技法が用いられ得るということも理解されたい。デッキ部材(320)は、ナイフ部材(340)によって画定される外径よりもほんのわずかに大きい内径を規定する。かくしてデッキ部材(320)は、ナイフ部材(340)が遠位方向に、切断縁部(342)がデッキ表面(322)の遠位側に位置する点まで移動するのを可能にするように構成されている。
図6は、ハンドルアセンブリ(100)から遠位に延びて、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)の構成要素をハンドルアセンブリ(100)の構成要素に連結する、シャフトアセンブリ(200)の様々な構成要素を示す。特に、かつ上に記したように、シャフトアセンブリ(200)は、ハンドルアセンブリ(100)と管状ケーシング(310)との間に延在する外部シース(210)を含む。本実施例では、外部シース(210)は剛性であり、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)を患者の結腸内に位置決めしやすくする、予備成形された湾曲区分を有している。
シャフトアセンブリ(200)は、トロカール作動ロッド(220)とトロカール作動バンドアセンブリ(230)とを更に含む。トロカール作動バンドアセンブリ(230)の遠位端は、トロカールシャフト(332)の近位端に固定的に取り付けられている。トロカール作動バンドアセンブリ(230)の近位端は、トロカール作動ロッド(220)の遠位端に固定して取り付けられているので、外部シース(210)に対するトロカール作動バンドアセンブリ(230)及びトロカール作動ロッド(220)の並進に応じて、トロカール(330)は外部シース(210)に対して長手方向に並進する。トロカール作動バンドアセンブリ(230)は、トロカール作動バンドアセンブリ(230)が、長手方向に、外部シース(210)に対して移動させられるにつれて、トロカール作動バンドアセンブリ(230)が、シャフトアセンブリ(200)内の予め形成された曲がり部に沿って動き得るように曲がって構成されている。しかしながら、トロカール作動バンドアセンブリ(230)は、遠位方向及び近位方向の力を、トロカール作動ロッド(220)からトロカールシャフト(332)に伝えるのに十分な柱強度と引っ張り強さとを有する。トロカール作動ロッド(220)は剛性を有するものである。クリップ(222)は、トロカール作動ロッド(220)に固定的に取り付けられており、かつ、クリップ(222)は、トロカール作動ロッド(220)がハンドルアセンブリ(100)内で長手方向に移動するのを可能に維持している一方で、ハンドルアセンブリ(100)内の補完的特徴部と協働して、トロカール作動ロッド(220)がハンドルアセンブリ(100)内で回転するのを防止するように構成されている。トロカール作動ロッド(220)は、並目螺旋ねじ山(224)と細目螺旋ねじ山(226)とを更に含む。
シャフトアセンブリ(200)は、外部シース(210)内に、スライド可能に受容されるステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)を更に含む。ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)の遠位端は、ステープル駆動部材(350)の近位端に固定的に取り付けられている。ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)の近位端は、ピン(242)を介して駆動ブラケット(250)に取り付けられている。したがって、ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)と駆動ブラケット(250)とが外部シース(210)に対して移動するのに反応して、ステープル駆動部材(350)が長手方向に、外部シース(210)に対して移動するということを理解されたい。ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)は、ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)が長手方向に、外部シース(210)に対して移動するにつれて、ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)が、シャフトアセンブリ(200)内の予め形成された曲がり部に沿って動き得るように曲がって構成されている。しかしながら、ステープル留めヘッドアセンブリドライバー(240)は、遠位方向の力を、駆動ブラケット(250)からステープル駆動部材(350)に伝えるのに十分な柱強度を有する。
B.円形ステープリング機器の例示的なユーザー入力機構部
図1に示すように、ハンドルアセンブリ(100)は、ピストルグリップ(112)と、アンビル(400)及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)を作動させるように動作可能ないくつかの構成部品とを備えている。具体的には、ハンドルアセンブリ(100)は、ノブ(130)、安全トリガー(140)、発射トリガー(150)、モーター(160)、及びモーター起動モジュール(180)を有している。ノブ(130)はナット(図示せず)を介してトロカール作動ロッド(220)に連結されており、粗い螺旋状螺合部(224)はナットの内側のねじ係合機構部と選択的に係合し、細かい螺旋状螺合部(226)はノブ(130)の内側のねじ係合機構部と選択的に係合する。これらの相補的構造は、トロカール作動ロッド(220)が最初に比較的遅い速度で近位に並進した後、ノブ(130)の回転に応じて比較的速い速度で近位に並進するように構成されている。
アンビル(400)が、トロカール(330)に連結された場合に、ノブ(130)が回転すると、それに対応してアンビルを、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)に対して移動させるということを理解されたい。ノブ(130)を第1の角度方向(例えば、時計回り)に回転させてアンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)に向かって後退させ、第2の角度方向(例えば、反時計回り)に回転させてアンビル(500)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)から離れる方向に前進させることができることも理解されたい。よって、ノブ(130)を使用して、アンビル(400)及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)の対向する表面(412、322)の間の間隙距離を、好適な間隙距離が得られるまで調節することができる。
発射トリガー(150)は、モーター(160)を起動させることによってステープル留めヘッドアセンブリ(300)を作動させるように動作可能である。安全トリガー(140)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)に対するアンビル(400)の長手方向位置に基づいて発射トリガー(150)の作動を選択的にブロックするように動作可能である。ハンドルアセンブリ(100)はまた、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)に対するアンビル(400)の相対位置に基づいて、トリガー(140、150)の両方を選択的にロックアウトするように動作可能な構成要素を備えている。トリガー(140、150)がロックアウトされた場合、発射トリガー(150)がステープル留めヘッドアセンブリ(300)の作動を開始することが防止される。かくして、トリガー(150)は、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)に対するアンビル(400)の位置が、所定の範囲内にある場合にのみ、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)の作動を開始するよう動作可能である。
本実施例では、本実施例の発射トリガー(150)は、その開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、2015年6月26日に出願された米国特許出願第14/751,231号、発明の名称「Surgical Stapler with Reversible Motor」に図示され、記載されるパドルのような、一体型作動パドルを有する。パドルは、発射トリガー(150)が発射後位置まで枢動したときにモーター起動モジュール(180)(図1)のスイッチを作動させるように構成されている。モーター起動モジュール(180)は、バッテリパック(120)及びモーター(160)と連通しているので、モーター起動モジュール(180)は、パドルによるモーター起動モジュール(180)のスイッチの作動に応じて、バッテリパック(120)からの電力でモータ(160)を起動させるように構成されている。このように、モーター(160)は、発射トリガー(150)が枢動したときに起動される。後で詳述するように、このモータ(160)の作動により、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)が作動される。
バッテリパック(120)は、上述したように、モーター(160)に電力を供給するように動作可能である。バッテリパック(120)は、スナップ嵌め又は任意のその他好適な方法によってハンドルアセンブリ(100)と取り外し可能に連結されることができる。バッテリパック(120)及びハンドルアセンブリ(100)は、相補的な電気接点、ピン、及びソケット、並びに/又は、バッテリパック(120)がハンドルアセンブリ(100)と連結されたときに、バッテリパック(120)からハンドルアセンブリ(100)内の電動部品への電気的通信経路を提供するその他の機構部を有し得ることを理解されたい。また、一部の形態では、バッテリパック(120)がハンドルアセンブリ(100)から取り外し不可能なように、バッテリパック(120)はハンドルアセンブリ(100)に一体的に統合されるということも理解されたい。
C.円形ステープリング機器を用いた例示的な吻合方法
図7〜図10は、機器(10)を使用して外科的吻合を行うための例示的な外科手術を示す。様々な例において、吻合は、患者の胃腸(GI)管の一部を除去するために行うことができる。本実施例では、結腸(C)の病変部(C’)を切除するために、患者の結腸の複数部分を切断し、ステープル留めする。次に、以下に更に詳細に説明するように、切断してステープル留めした結腸(C)の残りの部分を吻合する。
図7に示されるように、複数のエンドカッターステープラ(1000)を患者に挿入して、患者の結腸(C)の一部を切断及びステープル留めしてもよい。ほんの一例として、エンドカッターステープラ(1000)は、次の特許文献の教示の少なくとも一部に従って構成されてもよく、動作可能であってもよい:1989年2月21に発行された米国特許第4,805,823号、発明の名称「Pocket Configuration for Internal Organ Staplers」;1995年5月16日に発行された米国特許第5,415,334号、発明の名称「Surgical Stapler and Staple Cartridge」;1995年11月14日に発行された米国特許第5,465,895号、発明の名称「Surgical Stapler Instrument」;1997年1月28日に発行された米国特許第5,597,107号、発明の名称「Surgical Stapler Instrument」;1997年5月27日に発行された米国特許第5,632,432号、発明の名称「Surgical Instrument」;1997年10月7日に発行された米国特許第5,673,840号、発明の名称「Surgical Instrument」;1998年1月6日に発行された米国特許第5,704,534号、発明の名称「Articulation Assembly for Surgical Instruments」;1998年9月29日に発行された米国特許第5,814,055号、発明の名称「Surgical Clamping Mechanism」;2005年12月27日に発行された米国特許第6,978,921号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Incorporating an E−Beam Firing Mechanism」;2006年2月21日に発行された米国特許第7,000,818号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Having Separate Distinct Closing and Firing Systems」;2006年12月5日に発行された米国特許第7,143,923号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Having a Firing Lockout for an Unclosed Anvil」;2007年12月4日に発行された米国特許第7,303,108号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Incorporating a Multi−Stroke Firing Mechanism with a Flexible Rack」;2008年5月6日に発行された米国特許第7,367,485号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Incorporating a Multistroke Firing Mechanism Having a Rotary Transmission」;2008年6月3日に発行された米国特許第7,380,695号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Having a Single Lockout Mechanism for Prevention of Firing」;2008年6月3日に発行された米国特許第7,380,696号、発明の名称「Articulating Surgical Stapling Instrument Incorporating a Two−Piece E−Beam Firing Mechanism」;2008年7月29日に発行された米国特許第7,404,508号、発明の名称「Surgical Stapling and Cutting Device」;2008年10月14日に発行された米国特許第7,434,715号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument Having Multistroke Firing with Opening Lockout」;2010年5月25日に発行された米国特許第7,721,930号、発明の名称「Disposable Cartridge with Adhesive for Use with a Stapling Device」;2013年4月2日に発行された米国特許第8,408,439号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument with An Articulatable End Effector」;及び2013年6月4日に発行された米国特許第8,453,914号、発明の名称「Motor−Driven Surgical Cutting Instrument with Electric Actuator Directional Control Assembly」。上に引用した米国特許のそれぞれの開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
図の実施例では、エンドカッターステープラ(1000)は、それぞれのトロカールを介して腹腔鏡下で身体に挿入される。エンドカッターステープラ(1000)は、シャフト(1120)と、シャフト(1120)から延在するエンドエフェクタ(1110)とを備えている。エンドエフェクタ(1110)は、第1のジョー(1112)と第2のジョー(1114)とを備えている。第1のジョー(1112)はステープルカートリッジ(1140)を備えている。ステープルカートリッジ(1140)は第1のジョー(1112)に対して挿入可能及び取り外し可能であるが、一部の変形例は、第1のジョー(1112)から取り外し可能(又は少なくとも容易に交換可能)でないステープルカートリッジを提供することができる。第2のジョー(1114)は、ステープルカートリッジ(1140)から射出されたステープルを変形させるよう構成されたアンビル(1130)を備えている。第2のジョー(1114)は第1のジョー(1112)に対して枢動可能であるが、いくつかの変形例は、第2のジョー(1114)に対して枢動可能である第1のジョー(1112)を提供してもよい。エンドカッターステープラ(1000)は、その開示内容が参照により組み込まれる、2013年7月4日に公開された米国特許出願公開第2013/0168435号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument with an Articulatable End Effector」の教示の少なくとも一部に従って構成されてもよく、動作可能であってもよい。本実施例では、エンドエフェクタ(1110)は真っ直ぐであり、したがって直線状のステープル(185)に適用するように構成されているが、他の実施例では、エンドエフェクタ(1110)は湾曲していてもよく、したがって湾曲状のステープル(185)に適用することができる。
エンドカッターステープラ(1000)のアンビル(1130)及びステープルカートリッジ(1140)が患者の結腸(C)に対して位置付けられるように、エンドカッターステープラ(1000)のアンビル(1130)を開くことができる。アンビル(1130)を閉位置に動かすと、アンビル(1130)は結腸(C)をステープルカートリッジ(1140)に押し付けてクランプする。ここで図7を参照すると、エンドカッターステープラ(1000)は、第1の(つまり上方の)位置において結腸(C)を切断及びステープル留めするように動作させることができる。図の実施例では、結腸(C)の切断された上方部分(UC)の上側に3つの直線列のステープル(185)が埋め込まれ、3つのステープル列(185)は、結腸(C)の病変部(C’)の隣接領域に埋め込まれている。同じエンドカッターステープラ(1000)(別のカートリッジ(1140)が再充填される場合)、又は別のエンドカッターステープラ(1000)を動作させて、第2の(つまり下方部分の)位置において結腸(C)を切断及びステープル留めすることができる。本実施例では、3つの直線列のステープル(285)が結腸(C)の切断された下方部分(LC)の下側に埋め込まれ、3つのステープル列(285)が、結腸(C)の病変部(C’)の隣接領域に埋め込まれている。しかしながら、他の実施例では、他の好適な構成のステープルが、結腸(C)の上方部分(UC)及び/又は下方部分(LC)に埋め込まれてもよい。結腸(C)が上側位置及び下側位置で横切開され、ステープル留めされたら、図8〜図10に示すように、結腸の病変部(C’)を患者から取り除くことができる。
図8〜図9を再び参照すると、結腸(C)の上方部分(UC)と下方部分(LC)とを吻合するために円形ステープラ(10)を利用することができる操作者は、シャフト(210)の一部及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)を患者の直腸(R)に挿入し、結腸(C)の下方部分(LC)に挿入する。図の実施例では、ユーザーは、次に、ステープル列(285)からトロカール(330)を挿入する。次に、円形ステープラ(10)のトロカール(330)を結腸Cの上方部分に位置付けることができる。様々な例において、結腸Cの上方部分の側壁を切開することができ、次いで、トロカール(330)を上方部分の内部に位置付けることができる。次に、結腸(C)の上方部分内にアンビル(400)を導いて、上記の方法で及び図8に示すようにトロカール(330)に接続することができる。
次に、操作者は、上記に述べた方法で(例えば、ノブ(130)を使用して)アンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)に向けて引き寄せ、ひいては上方結腸部分(UC)も下方結腸部分(LC)に向けて引き寄せることができる。操作者は、次に、図9に示されるように上方結腸部分(UC)及び下方結腸部分(LC)の組織がデッキ(320)対して圧縮されるまで、トロカール(330)を後退させてもよい。ノブ(130)を第1の角度方向(例えば、時計回り)に回転させてアンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)に向けて後退させ、第2の角度方向(例えば、反時計回り)に回転させてアンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)から離れる方向に前進させることができることも理解されたい。つまり、例えばその開示内容が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第14/751,506号に記載されているように、ノブ(130)を使用して、アンビル(400)及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)の対向する表面の間の間隙距離を、好適な間隙距離が得られるまで調節することができる。図9に示されるように、アンビル(400)がステープル留めヘッドアセンブリ(300)に向けて引き寄せられると、結腸(C)の下方部分(LC)にフラップ領域(FR)が形成される。これらのフラップ領域(FR)は、アンビル(400)とステープル留めヘッドアセンブリ(300)との間で圧縮された組織領域から外向きに延出する。
上述のように、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)は、アンビル(400)とステープル留めヘッドアセンブリ(300)との間に捕捉された組織内にステープル(385)の環状アレイを適用するように構成されている。アンビル(440)に向かってナイフ部材(340)が前進して、円形ステープリング機器(10)によって適用されたステープル(385)の環状アレイに対して半径方向内向きに位置付けられた組織を切断する。ステープル(385)が発射され、かつ組織が切断された後、アンビル(400)及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)を患者の直腸(R)から一緒に引き抜くことができる。結腸(C)の上方部分(UC)にアンビル(400)を挿入するために使用した切開は、縫合又は任意の好適な技術によって閉じることができる。
図10に示すように、結腸(C)の上方部分(UC)及び結腸(C)の下方部分(LC)は、円形ステープリング機器(10)によって配置されたステープル(385)の環状アレイによって結合される。配置されたステープル(385)の環状アレイは、結腸(C)の上方部分(UC)から結腸(C)の下方部分(LC)までの流体密連通を可能にする吻合(A)を形成する。エンドカッターステープラ(1000)によって配置されたステープル(285)のいくつかは、ステープル留めヘッドアセンブリ(300)の作動中にナイフ部材(340)によって横切開された組織と共に除去されることになる。しかしながら、この実施例では、結腸(C)の下方部分(LC)内の外向きに突出するフラップ領域(FR)の吻合(A)の外側に、いくつかのステープル(285)が残留している。これは、図9で最もよく分かるように、フラップ領域(FR)が、ナイフ部材(340)の直径(b)より実質的に大きい幅(a)を画定することに起因する。それでもフラップ領域(FR)は、これらの残留ステープル(285)によって封止された状態を維持できる。
II.例示の代替ステープルカートリッジ
場合によっては、図7〜図10を参照して上述した方法において、円形ステープリング機器(10)によって配置されたステープル(385)が、エンドカッターステープラ(1000)によって配置されたステープル(285)のうちの少なくともいくつかと重なる場合がある。そのような重なり合いは、ステープル(385)の適切な形成を妨げる場合があり、このことが吻合(A)の長期にわたる完全性を損なわせる可能性がある。追加的にあるいは代替的に、エンドカッターステープラ(1000)によって配置されたステープル(285)のうちの少なくともいくつかは、アンビル(400)とデッキ部材(320)との間の組織の圧縮及び/又は組織を通るナイフ部材(340)の横断を妨げる場合があり、このこともまた、吻合(A)の長期にわたる完全性を損なわせる可能性がある。更に、結腸(C)の下方部分(LC)のフラップ領域(FR)内にステープル(285)によって形成された封止部が、時間と共に最終的に機能しなくなり得るという場合があり得る。したがって、フラップ領域(FR)の外向きに延出するのを防止し、かつステープル(285)及びフラップ領域(FR)の全てをナイフ部材(340)の直径(b)内に収まるように配置する機構部を設けることが望ましい場合がある。そのような機構部の様々な実施例について以下に更に詳細に説明する。
A.磁気要素を有するバットレスを備えた例示的な代替のステープルカートリッジ
図11は、図7を参照して上記に述べたようにエンドエフェクタ(1110)の第1のジョー(1112)に挿入され、結腸(C)の病変部(C’)を結腸(C)の下方部分(LC)から分離するときに使用され得る、例示的な代替のステープルカートリッジ(510)を示す。ステープルカートリッジ(510)はステープルカートリッジ(1140)と実質的に同様であるが、ステープルカートリッジ(510)が、スロット(560)それぞれの側に、3列ではなく2列のステープル空洞(545)を有している点が異なっている。したがって、ステープルカートリッジ(510)がエンドカッターステープラ(1000)に組み込まれると、3つのステープル列(585)ではなく2つのステープル列(585)が、組織の対向する切断部分に埋め込まれる。
本実施例のステープルカートリッジ(510)は、デッキ(570)に固定されたバットレス(550)を更に有している。バットレス(550)は、外側磁石(552a)と内側磁石(552b)とを有するバットレス本体(560)を備えている。バットレス本体(560)が取り得る様々な好適な形態は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明かとなるであろう。ほんの一例として、バットレス本体(560)は、薄手のシートの形態で提供される織物のメッシュによって形成されてもよい。図の実施例では、バットレス(550)は、デッキ(570)に取り外し可能に接着されているが、他の実施例では、バットレス(550)は、異なる方法で(例えば、クリップ、フック・ループ式ファスナー等によるなどして)カートリッジ(540)に関連付けられてもよく、又は結合されてもよい。ステープルカートリッジ(510)を組み込んだエンドエフェクタ(1110)を作動させると、バットレス(550)はスロット(560)に沿って切断され、図12に示されるようにステープル(585)と共に組織上にステープル留めされる。
図に示されるように、磁石(552a、552b)は、(例えば、アンビル(1130)に対向して)バットレス本体(580)の上に結合され、静止するように位置付けられる。しかしながら、他の実施例では、磁石(552a、552b)は、別のやり方でバットレス(580)に結合されてもよく、例えばバットレス本体(580)の下に(例えば、カートリッジデッキ(570)対向して)結合されてもよい。あるいは、磁石(552a、552b)は、バットレス本体(580)に埋め込まれてもよい。本実施例では、磁石(552a、552b)はバットレス本体(580)に接着されているが、他の実施例では、磁石(552a、552b)は他の何らかの方法でバットレス(550)に結合されてもよい(例えば、バットレス本体(580)を形成する2つの並置された材料層の間に位置付けられてもよい)。本実施例では、マグネット(552a、552b)は、円形の丸型永久磁石として示されている。当然のことながら、磁石(552a、552b)は、丸形の代わりに任意の他の好適な形状を有してもよい。
図12に示され、かつ、以下に更に詳細に説明するように、各磁石(552a)は隣接する磁石(552b)に引き付けられるように構成されている。具体的には、磁石(552a)はそれぞれ、それらのN極がデッキ(570)に面するように配置される一方、磁石(552b)はそれぞれ、それらのS極がデッキ(570)に面するように配置される。あるいは、これらの配置は逆であってもよい。いくつかの実施例では、エンドエフェクタ(1110)は、磁石(552a、552b)が鉄鋼材料に近接しないように構成される。例えば、アンビル(1130)は、磁石(552a、552b)がアンビル(1130)に引き付けられないように、非鉄材料から形成されてもよい。
図14A〜図14Cは、図7〜図10に示す方法と同様の吻合方法の工程を示す。図14Aでは、上方結腸部分(UC)及び下方結腸部分(LC)は、図7〜図8に示されているのと同様の方法で切断され、ステープル留めされて示されている。しかしながら、この実施例では、下方結腸部分(LC)は、ステープルカートリッジ(510)を使用して切断され、ステープル留めされて示されている。したがって、下方結腸部分(LC)は、ステープル(585)と、上記した方法でステープル(585)に結合されたバットレス(550)とを有している。図に示されるように、シャフト(210)の一部及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)を患者の直腸(R)に挿入し、結腸(C)の下部(LC)に挿入する。図の実施例では、トロカール(330)は、下方結腸部分(LC)の外に露出するようにステープル(585)のラインを通して挿入されている。アンビル(400)は、結腸(C)の上方部分(UC)内に位置付けられて示されており、シャンク(420)が上方結腸部分(UC)の開口部を通って延びている。
図14Aに示すように(また、図13に示すように)、切断及びステープル留めされた下方部分(LC)の各端部は、内向きに折り畳まれ、これによって、外側磁石(552a)は対応の内側磁石(552b)と磁気的に結合する。したがって、下方結腸部分(LC)の少なくとも一部は、ステープル(585)のラインがナイフ(340)の切断線の内側にくるように、トロカール(330)に向かって半径方向内向きに引き寄せられて示されている。換言すれば、磁石(552a、552b)が互いに結合することにより、フラップ領域(FR)が効率的に内向きに折り畳まれる。ナイフ部材(340)の円形切断線は、ナイフ部材(340)の直径(b)によって画定される。図13及び図14Bに示すように、磁石(552a、552b)が一体に結合されると、下方結腸部分(LC)の端部の切断された組織は、ナイフ部材(340)の直径(b)よりも小さい幅(c)を画定する。したがって、適用されたステープル(585)及び下方結腸部分(LC)の切断端部の組織の全ては、ナイフ部材(340)によって画定された円筒面内に位置付けられる。操作者は、従来の組織把持器具、エンドエフェクタ(1100)の一部、及び/又は任意の他の好適な構造体又は技法を用いて、対応する磁石(552a、552b)を一体に結合するためのフラップ領域(FR)の内向きの折り畳みを開始できることを理解されたい。
磁石(552a、552b)を一体に結合させることによってラップ領域(FR)を内向きに折り畳まれた形態に固定した状態で、操作者は、次に、上記した方法でシャンク(420)をトロカール(330)に接続する。あるいは、操作者は、シャンク(420)とトロカール(330)とを互いに連結した後にフラップ領域(FR)を内向きに折り畳み、対応する磁石(552a、552b)を一体に結合させてもよい。図14Bを参照すると、操作者は、次に、上記に述べた方法で(例えば、ノブ(130)を使用して)アンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)に向けて引き寄せ、ひいては上方結腸部分(UC)も下方結腸部分(LC)に向けて引き寄せることができる。操作者は、次に、図14Bに示し、上述したように、上方結腸部分(UC)及び下方結腸部分(LC)の組織がデッキ部材(320)対して圧縮されて所望の間隙距離が得られるまで、トロカール(330)を後退させてもよい。
続いて、操作者は、トリガー(150)を作動させることによってステープル留めヘッドアセンブリ(300)を作動させて、図9に示したのと同様の方法で組織をステープル留め及び切断し、吻合(A)を形成する。しかしながら、上述のように、適用されたステープル(585)の位置、及び下方結腸部分(LC)の切断端部の組織の全てが、円形ナイフ(340)の切断線の半径方向内側にあるので、ステープル(585)が適用された組織は全て切断され、得られた吻合(A)部位に残留する組織内にステープル(585)は配置されていない。更に、ステープル(585)は円形ステープラ(10)の良好な動作を邪魔せず、吻合(A)部位から外向きに延出するフラップ領域(FR)は存在していない。ステープル(585)を含む切断された組織部分は、ユーザーによって患者の直腸を介して取り除かれてもよい。
B.磁気ステープルを有する例示的な代替のステープルカートリッジ
図15〜図16は、エンドカッターステープラ(1000)を使用して下方結腸部分(LC)の一部をステープル留め及び切断した後の下方結腸部分(LC)を示す。図に示されるように、ステープルラインは、複数のステープル(585)を有するのではなく、2つの外側ステープル(685a)部分と、外側ステープル(685b)の間の内側ステープル(685b)部分とを含む、3列のステープルを有している。本実施例では、外側ステープル(685a)は強磁性であり、内側ステープル(685b)は非強磁性である。他の実施例では、ステープルラインは、1つ又は2つ、あるいは3つ超といった、異なる数のステープル列を有していてもよい。図に示されるように、(両側にある)外側ステープル(685a)の1列目の3つ、2列目の2つ、及び3列目の3つは強磁性であり、一方、内側ステープル(685b)の1列目の3つ、2列目の4つ、及び3列目の3つは非強磁性である。いくつかの実施例では、外側ステープル(685a)のいくつか又は全ては、完全に強磁性体からなってもよい。
いくつかの実施例では、外側ステープル(685a)のいくつか又は全ては、部分的にのみ強磁性体からなり、部分的に非強磁性体からなってもよい。そのような実施例では、外側ステープル(685a)のいくつか又は全ては、非強磁性体でコーティングされた強磁性コア又は部分を有してもよい。追加的に又は代替的に、外側ステープルのいくつか又は全ては、強磁性体でコーティングされた非強磁性コア又は部分を有してもよい。外側ステープル(685a)の好適な他の構成は、本明細書の教示を考慮することで当業者には理解されよう。様々な好適な強磁性体(鉄及びその合金、ニッケル及びその合金等)並びに非強磁性体(例えば、チタン、ステンレス鋼、コバルトクロム等)は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかであろう。
図16は、図8及び図14Aに示す工程と同様である吻合方法の工程を示す。詳細には、上方結腸部分(UC)及び下方結腸部分(LC)は、図7〜図8及び図14A〜Bに示されているのと同様の方法で切断され、ステープル留めされて示されている。しかしながら、少なくとも下方結腸部分(LC)は、図15に示すように組織に埋め込まれるように構成されたステープル(685a、685b)を有するステープルカートリッジ(例えば、ステープルカートリッジ(1140))を使用して切断され、ステープル留めされている。したがって、下方結腸部分は、上記した方法で下方結腸部分と結合されたステープル(685a、685b)を有している。図に示されるように、シャフト(210)の一部及びステープル留めヘッドアセンブリ(300)を患者の直腸(R)に挿入し、結腸(C)の下方部分に挿入する。
この実施例の円形ステープラは、変更が加えられたトロカール(1330)を有しており、このトロカールはトロカール(330)と実質的に同一であるが、トロカール(1330)がその中に埋め込まれた永久磁石(1331)を有している点が異なっている。いくつかの実施例では、磁石(1331)は、円形ステープラ(10)の異なる部分(例えば、ステープル留めアセンブリ(300)の異なる部品内)にあってもよい。磁石(1331)の他の好適な構成及び位置は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかであろう。本実施例では、磁石(1331)は、サマリウムコバルト、ネオジム等などの希土類磁石素材である。磁石(1331)が含むことができる他の好適な物質は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかであろう。別のあくまで例示的な実施例として、磁石(1331)は電磁石を含んでもよい。電磁石を含むことにより、操作者は、磁石(1331)を選択的に起動させて、外科手術中の適切な時点で(例えば、ハンドルアセンブリ(100)上の起動入力機構部を操作するなどして)磁場を発生させることが可能となり得る。同様に、上記に述べたバットレス(550)の磁石(552)のいくつかの変形例は、本明細書の教示を考慮することで当業者には明らかであるように、任意の好適な方法で選択的に起動させることが可能である電磁石を含んでもよい。
図の実施例では、トロカール(1330)は、下方結腸部分(LC)の外に露出するように内側ステープル(685b)のラインを通して挿入されている。アンビル(400)は、結腸(C)の上方部分(UC)内に位置付けられて示されており、シャンク(420)が上方結腸部分(UC)の開口部を通って延びている。図に示されるように、外側ステープル(685a)は磁石(1331)に引き付けられて、下方結腸部分(LC)の外側フラップ領域(FR)をトロカール(1330)に向かって半径方向内向きに引き寄せ、これにより、下方結腸部分(LC)の端部の切断された組織は、ナイフ部材(340)の直径(b)よりも小さい幅(d)を画定する。ステープル(685a)と磁石(1331)との間の磁気引力は、トロカール(1330)が内側ステープル(685b)のラインを通して挿入されると、ステープル(685a)が自動的に磁石(1331)に向けて磁気的に引き寄せられるようなレベルであり得る。しかしながら、場合によっては、操作者は、フラップ領域(FR)の組織を把持するか、別の方法でラップ領域(FR)の組織を操作し、それによって、ステープル(685a)と磁石(1331)とが磁気的に結合するまでステープル(685a)を磁石(1331)に向けて付勢してもよい。
ステープル(685a)が磁石(1331)と結合し、それによって、適用されたステープル(685a、685b)の全て及び下方結腸部分(LC)の切断端部の組織の全てが、ナイフ部材(340)によって画定された円筒面内の適切な位置に保持されたら、操作者は、上記した方法でシャンク(420)をトロカール(1330)に接続する。あるいは、操作者は、ステープル(685a)が磁石(1331)に磁気的に結合された後に、でシャンク(420)をトロカール(1330)に接続してもよい。次に、操作者は、上記に述べた方法で(例えば、ノブ(130)を使用して)アンビル(400)をステープル留めヘッドアセンブリ(300)に向けて引き寄せ、ひいては上方結腸部分(UC)も下方結腸部分(LC)に向けて引き寄せることができる。操作者は、次に、図15Bに示したのと同様のやり方で、上方結腸部分(UC)及び下方結腸部分(LC)の組織がデッキ(320)対して圧縮されて所望の間隙距離が得られるまで、トロカール(1330)を後退させてもよい。
続いて、操作者は、トリガー(150)を作動させることによってステープル留めヘッドアセンブリ(300)を作動させて、図9に示したのと同様の方法で組織をステープル留め及び切断することができる。図15A〜図15Cに示した実施例と同様に、適用されたステープル(585)の位置、及び下方結腸部分(LC)の切断端部の組織の全てが、円形ナイフ(340)の切断線の半径方向内側にあるので、ステープル(685a、685b)が適用された組織は全て切断され、得られた吻合部位に残留する組織内にステープル(685a、685b)は配置されていない。更に、ステープル(685a、685b)は円形ステープラ(10)の良好な動作を邪魔せず、吻合部位から外向きに延出するフラップ領域(FR)は存在していない。ステープル(685a、685b)を含む切断された組織部分は、ユーザーによって患者の直腸を介して取り除かれてもよい。
III.典型的な組み合わせ
以下の実施例は、本明細書の教示を組み合わせるか又は適用することができる様々な非網羅的な方法に関する。以下の実施例は、本出願における又は本出願の後の出願におけるどの時点でも提示され得るいずれの請求項の適用範囲をも限定することを目的としたものではない点を理解されたい。一切の放棄を意図するものではない。以下の実施例は単なる例示の目的で与えられるものにすぎない。本明細書の様々な教示は、他の多くの方法で構成及び適用が可能であると企図される。また、いくつかの変形形態では、以下の実施例において言及される特定の特徴を省略してもよいことも企図される。したがって、本発明者によって、又は本発明者の利益となる継承者によって、後日、そうである旨が明示的に示されない限り、以下に言及される態様又は特徴のいずれも重要なものとしてみなされるべきではない。以下に言及される特徴以外の更なる特徴を含む請求項が本出願において、又は本出願に関連する後の出願において示される場合、これらの更なる特徴は、特許性に関連するいずれの理由によって追加されたものとしても仮定されるべきではない。
(実施例1)
ステープルカートリッジを備える装置であって、ステープルカートリッジは、(i)複数のステープルと、(ii)デッキであって、デッキは複数の開口部を画定し、複数の開口部の各開口部は、複数のステープルのうちの対応するステープルと関連付けられており、これにより各ステープルは、複数の開口部のうちの対応する開口部を通過するように構成されている、デッキと、(iii)磁気機構部であって、ステープルカートリッジの作動に応じて組織に結合されるように構成され、かつ、ステープル留めされた組織の少なくとも1つの外側部分を、ステープル留めされた組織の内側部分に対して内向きに折り畳んだ位置に保持するように構成されている、磁気機構部と、を備える、装置。
(実施例2)
ステープルカートリッジがバットレスを更に備え、磁気機構部がバットレス上に位置付けられている、実施例1に記載の装置。
(実施例3)
磁気機構部が、バットレスに埋め込まれた複数の磁石を備える、実施例2に記載の装置。
(実施例4)
磁気機構部が、バットレスに位置付けられた複数の磁石を備える、実施例2又は3に記載の装置。
(実施例5)
磁石が、バットレスの上部上又は底部上の一方又は両方に位置付けられている、実施例4に記載の装置。
(実施例6)
磁石がバットレスに接着されている、実施例5に記載の装置。
(実施例7)
バットレスがデッキに接着されている、実施例2〜6の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例8)
磁気機構部が、バットレスに固定された内側磁石と外側磁石とを備え、外側磁石は、ステープル留めされた組織の少なくとも1つの外側部分がステープル留めされた組織の内側部分に向かって内向きに折り畳まれたことに応じて、内側磁石に磁気的に結合するように構成されている、実施例2〜7の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例9)
磁気機構部が、バットレスの一方の端部に第1の対の内側磁石及び外側磁石を、及び、バットレスの他方の端部に第2の対の内側磁石及び外側磁石を備える、実施例8に記載の装置。
(実施例10)
ステープルの少なくともいくつかが、磁気機構部を形成するために、強磁性体を含む、実施例1〜9の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例11)
ステープルが、ステープルの2つの対向する外側部分の間のステープルの内側部分を含み、外側ステープルが、磁気機構部を形成するために、強磁性体を含む、実施例1〜10の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例12)
内側ステープルが非強磁性体から本質的になる、実施例11に記載の装置。
(実施例13)
円形ステープラを更に備え、円形ステープラが、(i)アンビルと、(ii)ステープル留めヘッドアセンブリであって、(A)アンビルと係合するように構成されたロッドと、(B)組織に円形切断線を形成するように構成されたナイフ部材と、(C)ステープルドライバと、を備える、ステープル留めヘッドアセンブリと、を備え、アンビル及びステープル留めヘッドアセンブリが、協働して組織をクランプしかつステープル留めするように構成されており、磁気機構部が、円形ステープラの一部に磁気的に結合するように構成されている、実施例1〜12の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例14)
磁気機構部が、円形ステープラのロッドに磁気的に結合するように構成されている、実施例13に記載の装置。
(実施例15)
磁気機構部が、ステープル留めされた組織の内側部分に対して内向きに折り畳まれた位置にあるステープル留めされた組織の少なくとも1つの外側部分を、ナイフ部材によって形成された円形切断線内に保持するように構成されている、実施例13〜14の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例16)
(a)エンドエフェクタであって、(i)アンビルと、(ii)下部ジョーであって、アンビルは、アンビルと下部ジョーとの間に組織を捕捉するために、下部ジョーに向かって枢動可能であり、ステープルカートリッジは下部ジョーに固定されている、下部ジョーと、を備える、エンドエフェクタと、(b)シャフトアセンブリ及びエンドエフェクタと連通するステープル留め及び切断機構であって、ステープル留め及び切断機構は、アンビルと下部ジョーとの間にクランプされた組織を切断及びステープル留めするように構成されている、ステープル留め及び切断機構と、を更に備える、実施例1〜15の任意の1つ又は2つ以上に記載の装置。
(実施例17)
円形ステープラを使用して組織を手術する方法であって、円形ステープラは、アンビルとステープル留めヘッドアセンブリとを備え、ステープル留めヘッドアセンブリは、ロッドと、ナイフ部材と、ステープルドライバとを有し、ナイフ部材は円形切断線を提供するように構成されており、アンビル及びステープル留めヘッドアセンブリは、協働して組織をクランプしかつステープル留めするように構成されており、方法が、(a)非円形ステープラを使用して解剖学的構造の第1の部分を切断及びステープル留めし、それによって、複数のステープル及び第1の磁気機構部を、解剖学的構造の第1の部分の切断端部上に残すことと、(b)円形ステープラのアンビルを、解剖学的構造の第2の部分に挿入することと、(c)ロッドの少なくとも一部が、解剖学的構造の第1の部分の切断端部を越えて延出するまで、ステープル留めヘッドアセンブリを解剖学的構造の第1の部分に挿入することと、(d)第1の磁気機構部が第2の磁気機構部に磁気的に結合するように、第1の磁気機構部をロッドに向けて内向きに引き寄せ、それによって、切断端部上の複数のステープルを、ナイフ部材の切断線の内側の位置に保持することと、(e)ロッドとアンビルとを連結することと、(f)解剖学的構造の第1の部分及び第2の部分を、アンビルとステープル留めヘッドアセンブリとの間に一緒にクランプすることと、(g)駆動可能なナイフ部材をアンビルに向けて方向付け、それによって、切断端部及びステープルを、解剖学的構造の第1の部分、及び解剖学的構造の第2の部分の少なくとも一部から切断することと、(h)解剖学的構造の第1の部分と第2の部分とを、ステープルドライバを使用して一緒にステープル留めすることと、を含む、方法。
(実施例18)
第1及び第2の磁気機構部が、非円形ステープラと関連付けられるバットレス上に配設される、実施例17に記載の方法。
(実施例19)
第2の磁気機構部が、円形ステープラ上に位置付けられている、実施例17〜18のいずれかに記載の方法。
(実施例20)
円形ステープラを使用して組織を手術する方法であって、円形ステープラは、アンビルと、ステープル留めヘッドアセンブリとを備え、ステープル留めヘッドアセンブリは、ロッドと、ナイフ部材と、ステープルドライバとを有し、ナイフ部材は円形切断線を提供するように構成されており、アンビル及びステープル留めヘッドアセンブリは、協働して組織をクランプしかつステープル留めするように構成されており、方法が、(a)非円形ステープラを使用して結腸の第1の部分を切断及びステープル留めし、それによって、第1の複数のステープル及び第1の磁気機構部を、結腸の第1の部分の第1の切断端部上に残すことと、(b)非円形ステープラを使用して結腸の第2の部分を切断及びステープル留めし、それによって、第2の複数のステープルを、結腸の第2の部分の第2の切断端部上に残すことと、(c)円形ステープラのアンビルを結腸の第2の部分に挿入することと、(d)ロッドの少なくとも一部が、結腸の第1の部分の切断端部を越えて延出するまで、ステープル留めヘッドアセンブリを結腸の第1の部分に挿入することと、(e)第1の複数のステープル及び第1の切断端部ナイフ部材の切断線の半径方向内側に位置し、かつ、第1の磁気機構部が第2の磁気機構部に結合するように、第1の切断端部をロッドに向けて内向きに引き寄せることと、(f)駆動可能なナイフ部材をアンビルに向けて方向付け、それによって、第1の切断端分s及び第1の複数のステープルを、患者の結腸の第1の部分、及び患者の結腸の第2の部分の少なくとも一部から切断することと、(g)結腸の第1の部分と第2の部分とを一緒にステープル留めすることと、を含む、方法。
IV.その他
本明細書で述べる教示、表現、実施形態、例などのうちいずれか1つ以上は、本明細書で述べるその他の教示、表現、実施形態、例などのうちいずれか1つ以上と組み合わせることができることもまた理解されたい。したがって、上記の教示、表現要素、実施形態、実施例などは、互いに対して独立して考慮されるべきではない。本明細書の教示に照らして、本明細書の教示を組み合わせることができる様々な適当な方法が、当業者には直ちに明らかであろう。かかる改変例及び変形例は、「特許請求の範囲」内に含まれるものとする。
本明細書の教示の少なくとも一部は、2010年9月14日に発行された米国特許第7,794,475号、発明の名称「Surgical Staples Having Compressible or Crushable Members for Securing Tissue Therein and Stapling Instruments for Deploying the Same」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年6月5日に公開された米国特許出願公開第2014/0151429号、発明の名称「Trans−Oral Circular Anvil Introduction System with Dilation Feature」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年5月29日に公開された米国特許出願公開第2014/0144968号、発明の名称「Surgical Staple with Integral Pledget for Tip Deflection」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年6月12日に公開された米国特許出願公開第2014/0158747号、発明の名称「Surgical Stapler with Varying Staple Widths along Different Circumferences」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年5月29日に公開された米国特許出願公開第2014/0144969号、発明の名称「Pivoting Anvil for Surgical Circular Stapler」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年6月5日に公開された米国特許出願公開第2014/0151430号、発明の名称「Circular Anvil Introduction System with Alignment Feature」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年6月19日に公開された米国特許出願公開第2014/0166717号、発明の名称「Circular Stapler with Selectable Motorized and Manual Control,Including a Control Ring」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年6月19日に公開された米国特許出願公開第2014/0166728号、発明の名称「Motor Driven Rotary Input Circular Stapler with Modular End Effector」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);2014年6月19日に公開された米国特許出願公開第2014/0166718号、発明の名称「Motor Driven Rotary Input Circular Stapler with Lockable Flexible Shaft」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);の1つ以上の教示と容易に組み合わせることができる。このような教示を組み合わせることができる種々の適切な方法が当業者に明らかになるであろう。
本明細書の実施例は、円形ステープリング機器の文脈で説明されているが、本明細書の様々な教示は、様々な他の種類の外科用機器に容易に適用され得ることを理解すべきである。単なる一例として、本明細書の様々な教示は、直線状のステープル留め装置(例えばエンドカッター)に容易に適用され得る。例えば、当業者には明らかであるように、本明細書の教示の少なくとも一部は、2012年9月20日に公開された米国特許出願公開第2012/0239012号、発明の名称「Motor−Driven Surgical Cutting Instrument with Electric Actuator Directional Control Assembly」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);及び/又は2010年10月21日に公開された米国特許出願公開第2010/0264193号、発明の名称「Surgical Stapling Instrument with An Articulatable End Effector」(この開示内容は参照により本明細書に組み込まれる);の様々な教示と容易に組み合わせることができる。別の単なる例示的な例として、本明細書の様々な教示は、電動式電気的外科装置に容易に適用できる。例えば、当業者には明らかであるように、本明細書の教示の少なくとも一部は、その開示内容が参照により本明細書に組み込まれる2012年5月10日に公開された米国特許出願公開第2012/0116379号、発明の名称「Motor Driven Electrosurgical Device with Mechanical and Electrical Feedback」の様々な教示と容易に組み合わせることができる。本明細書の教示を適用できるその他の適切な種類の器具、及びそのような器具に本明細書の教示を適用できる様々な方法が、当業者には明らかになるであろう。
参照により本明細書に援用されると言及されたいかなる特許、刊行物、又は他の開示内容も、全体的に又は部分的に、援用された内容が現行の定義、見解、又は本開示に記載された他の開示内容とあくまで矛盾しない範囲でのみ本明細書に援用されることを認識されたい。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載される開示内容は、参照により本明細書に援用されるあらゆる矛盾する記載に優先するものとする。参照により本明細書に援用されるものとするが、既存の定義、記載、又は本明細書に記載される他の開示文献と矛盾する任意の文献、又はそれらの部分は、援用文献と既存の開示内容との間に矛盾が生じない範囲においてのみ援用されるものとする。
上述の装置の変形形態は、医療専門家によって行われる従来の治療及び処置での用途だけでなく、ロボット支援された治療及び処置での用途も有することができる。あくまでも一例として、本明細書の様々な教示は、ロボット外科システム、例えばIntuitive Surgical,Inc.(Sunnyvale,California)によるDAVINCI(商標)システムに容易に組み込まれ得る。
上述の変形形態は、1回の使用後に廃棄されるように設計されてもよく、あるいは、それらは、複数回使用されるように設計されてもよい。いずれか又は両方の場合において、変形形態は、少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整され得る。再調整は、デバイスの分解工程、それに続く特定の部品の洗浄又は交換工程、及びその後の再組立工程の任意の組み合わせを含み得る。特に、装置のいくつかの変形形態は分解することができ、また、装置の任意の数の特定の部材又は部品を、任意の組み合わせで選択的に交換するか又は取り外してもよい。特定の部品の洗浄及び/又は交換に際して、装置の特定の変形形態を、再調整用の施設において、又は手術の直前に使用者により再組み立てして、その後の使用に供することができる。当業者であれば、デバイスの再調整において、分解、洗浄/交換、及び再組立のための様々な技術を使用できる点を認識するであろう。かかる技術の使用、及び結果として得られる再調整されたデバイスは、全て本発明の範囲内にある。
あくまで一例として、本明細書に記載される変形形態は、手術の前及び/又は後に滅菌されてもよい。1つの滅菌法では、装置をプラスチック製又はTYVEK製のバックなどの閉鎖及び密封された容器に入れる。次いで、容器及び装置を、γ線、X線、又は高エネルギー電子線などの、容器を透過し得る放射線場に置くことができる。放射線は、装置の表面及び容器内の細菌を死滅させることができる。この後、滅菌された装置を、後の使用のために、滅菌容器中で保管することができる。デバイスはまた、β線若しくはγ線、エチレンオキシド、又は水蒸気が挙げられるがこれらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の別の技術を用いて滅菌され得る。
以上、本発明の様々な実施形態を図示及び説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者による適切な改変により、本明細書に記載される方法及びシステムの更なる適合化を実現することができる。そのような可能な改変のうちのいくつかについて述べたが、他の改変も当業者には明らかであろう。例えば、上記で論じた実施例、実施形態、形状、材料、寸法、比率、工程などは例示的なものであって、必須のものではない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲の観点から考慮されるべきものであり、本明細書及び図面において図示され、説明された構造及び動作の細部に限定されないものとして理解されたい。
〔実施の態様〕
(1) ステープルカートリッジを備える装置であって、前記ステープルカートリッジは、
(i)複数のステープルと、
(ii)デッキであって、前記デッキは複数の開口部を画定し、前記複数の開口部の各開口部は、前記複数のステープルのうちの対応するステープルと関連付けられており、これにより各ステープルは、前記複数の開口部のうちの対応する開口部を通過するように構成されている、デッキと、
(iii)磁気機構部であって、前記ステープルカートリッジの作動に応じて組織に結合されるように構成され、かつ、ステープル留めされた組織の少なくとも1つの外側部分を、ステープル留めされた組織の内側部分に対して内向きに折り畳んだ位置に保持するように構成されている、磁気機構部と、を備える、装置。
(2) 前記ステープルカートリッジがバットレスを更に備え、前記磁気機構部が前記バットレス上に位置付けられている、実施態様1に記載の装置。
(3) 前記磁気機構部が、前記バットレスに埋め込まれた複数の磁石を備える、実施態様2に記載の装置。
(4) 前記磁気機構部が、前記バットレス上に位置付けられた複数の磁石を備える、実施態様2に記載の装置。
(5) 前記磁石が、前記バットレスの上部上又は底部上の一方又は両方に位置付けられている、実施態様4に記載の装置。
(6) 前記磁石が前記バットレスに接着されている、実施態様5に記載の装置。
(7) 前記バットレスが前記デッキに接着されている、実施態様2に記載の装置。
(8) 前記磁気機構部が、前記バットレスに固定された内側磁石と外側磁石とを備え、前記外側磁石は、前記ステープル留めされた組織の前記少なくとも1つの外側部分が前記ステープル留めされた組織の前記内側部分に向かって内向きに折り畳まれたことに応じて、前記内側磁石に磁気的に結合するように構成されている、実施態様2に記載の装置。
(9) 前記磁気機構部が、前記バットレスの一方の端部に第1の対の内側磁石及び外側磁石を備え、前記バットレスの他方の端部に第2の対の内側磁石及び外側磁石を備える、実施態様8に記載の装置。
(10) 前記ステープルの少なくともいくつかが、前記磁気機構部を形成するために、強磁性体を含む、実施態様1に記載の装置。
(11) 前記ステープルが、ステープルの2つの対向する外側部分の間のステープルの内側部分を含み、前記外側ステープルが、前記磁気機構部を形成するために、強磁性体を含む、実施態様1に記載の装置。
(12) 前記内側ステープルが本質的に非強磁性体から成る、実施態様11に記載の装置。
(13) 円形ステープラを更に備え、前記円形ステープラが、
(i)アンビルと、
(ii)ステープル留めヘッドアセンブリであって、
(A)前記アンビルと係合するように構成されたロッドと、
(B)前記組織に円形切断線を形成するように構成されたナイフ部材と、
(C)ステープルドライバと、を備える、ステープル留めヘッドアセンブリと、を備え、
前記アンビル及び前記ステープル留めヘッドアセンブリが、協働して組織をクランプしかつステープル留めするように構成されており、
前記磁気機構部が、前記円形ステープラの一部に磁気的に結合するように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(14) 前記磁気機構部が、前記円形ステープラの前記ロッドに磁気的に結合するように構成されている、実施態様13に記載の装置。
(15) 前記磁気機構部が、ステープル留めされた組織の内側部分に対して内向きに折り畳まれた位置にあるステープル留めされた組織の少なくとも1つの外側部分を、前記ナイフ部材によって形成された円形切断線内に保持するように構成されている、実施態様13に記載の装置。
(16) (a)エンドエフェクタであって、
(i)アンビルと、
(ii)下部ジョーであって、前記アンビルは、前記アンビルと前記下部ジョーとの間に組織を捕捉するために、前記下部ジョーに向かって枢動可能であり、前記ステープルカートリッジは前記下部ジョーに固定されている、下部ジョーと、を備える、エンドエフェクタと、
(b)前記シャフトアセンブリ及びエンドエフェクタと連通するステープル留め及び切断機構であって、前記ステープル留め及び切断機構は、前記アンビルと前記下部ジョーとの間にクランプされた組織を切断及びステープル留めするように構成されている、ステープル留め及び切断機構と、を更に備える、実施態様1に記載の装置。
(17) 円形ステープラを使用して組織を手術する方法であって、前記円形ステープラは、アンビルとステープル留めヘッドアセンブリとを備え、前記ステープル留めヘッドアセンブリは、ロッドと、ナイフ部材と、ステープルドライバとを有し、前記ナイフ部材は円形切断線を提供するように構成されており、前記アンビル及び前記ステープル留めヘッドアセンブリは、協働して組織をクランプしかつステープル留めするように構成されており、前記方法が、
(a)非円形ステープラを使用して解剖学的構造の第1の部分を切断及びステープル留めし、それによって、複数のステープル及び第1の磁気機構部を、解剖学的構造の前記第1の部分の切断端部上に残すことと、
(b)前記円形ステープラの前記アンビルを、解剖学的構造の第2の部分に挿入することと、
(c)前記ロッドの少なくとも一部が、解剖学的構造の前記第1の部分の前記切断端部を越えて延出するまで、前記ステープル留めヘッドアセンブリを解剖学的構造の前記第1の部分に挿入することと、
(d)前記第1の磁気機構部が第2の磁気機構部に磁気的に結合するように、前記第1の磁気機構部を前記ロッドに向けて内向きに引き寄せ、それによって、前記切断端部上の前記複数のステープルを、前記ナイフ部材の前記切断線の内側の位置に保持することと、
(e)前記ロッドと前記アンビルとを連結することと、
(f)解剖学的構造の前記第1の部分及び前記第2の部分を、前記アンビルと前記ステープル留めヘッドアセンブリ(sapling head assembly)との間に一緒にクランプすることと、
(g)前記駆動可能なナイフ部材を前記アンビルに向けて方向付け、それによって、前記切断端部及び前記ステープルを、解剖学的構造の前記第1の部分、及び解剖学的構造の前記第2の部分の少なくとも一部から切断することと、
(h)解剖学的構造の前記第1の部分と前記第2の部分とを、前記ステープルドライバを使用して一緒にステープル留めすることと、を含む、方法。
(18) 前記第1及び第2の磁気機構部が、前記非円形ステープラと関連付けられるバットレス上に配設される、実施態様17に記載の方法。
(19) 前記第2の磁気機構部が、前記円形ステープラ上に位置付けられている、実施態様17に記載の方法。
(20) 円形ステープラを使用して組織を手術する方法であって、前記円形ステープラは、アンビルと、ステープル留めヘッドアセンブリとを備え、前記ステープル留めヘッドアセンブリは、ロッドと、ナイフ部材と、ステープルドライバとを有し、前記ナイフ部材は円形切断線を提供するように構成されており、前記アンビル及び前記ステープル留めヘッドアセンブリは、協働して組織をクランプしかつステープル留めするように構成されており、前記方法が、
(a)非円形ステープラを使用して結腸の第1の部分を切断及びステープル留めし、それによって、第1の複数のステープル及び第1の磁気機構部を、前記結腸の前記第1の部分の第1の切断端部上に残すことと、
(b)非円形ステープラを使用して前記結腸の第2の部分を切断及びステープル留めし、それによって、第2の複数のステープルを、前記結腸の前記第2の部分の第2の切断端部上に残すことと、
(c)前記円形ステープラの前記アンビルを前記結腸の前記第2の部分に挿入することと、
(d)前記ロッドの少なくとも一部が、前記結腸の前記第1の部分の前記切断端部を越えて延出するまで、前記ステープル留めヘッドアセンブリを前記結腸の前記第1の部分に挿入することと、
(e)前記第1の複数のステープル及び前記第1の切断端部が前記ナイフ部材の前記切断線の半径方向内側に位置し、かつ、前記第1の磁気機構部が第2の磁気機構部に結合するように、前記第1の切断端部を前記ロッドに向けて内向きに引き寄せることと、
(f)前記駆動可能なナイフ部材を前記アンビルに向けて方向付け、それによって、前記第1の切断端部及び前記第1の複数のステープルを、前記患者の結腸の前記第1の部分、及び前記患者の結腸の前記第2の部分の少なくとも一部から切断することと、
(g)前記結腸の前記第1の部分と第2の部分とを一緒にステープル留めすることと、を含む、方法。

Claims (13)

  1. ステープルカートリッジを備える装置であって、前記ステープルカートリッジは、
    (i)複数のステープルと、
    (ii)デッキであって、前記デッキは複数の開口部を画定し、前記複数の開口部の各開口部は、前記複数のステープルのうちの対応するステープルと関連付けられており、これにより各ステープルは、前記複数の開口部のうちの対応する開口部を通過するように構成されている、デッキと、
    (iii)磁気機構部であって、前記ステープルカートリッジの作動に応じて組織に結合されるように構成され、かつ、ステープル留めされた組織の少なくとも1つの外側部分を、ステープル留めされた組織の内側部分に対して内向きに折り畳んだ位置に保持するように構成されている、磁気機構部と、を備える、装置。
  2. 前記ステープルカートリッジがバットレスを更に備え、前記磁気機構部が前記バットレス上に位置付けられている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記磁気機構部が、前記バットレスに埋め込まれた複数の磁石を備える、請求項2に記載の装置。
  4. 前記磁気機構部が、前記バットレス上に位置付けられた複数の磁石を備える、請求項2に記載の装置。
  5. 前記磁石が、前記バットレスの上部上又は底部上の一方又は両方に位置付けられている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記磁石が前記バットレスに接着されている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記バットレスが前記デッキに接着されている、請求項2に記載の装置。
  8. 前記磁気機構部が、前記バットレスに固定された内側磁石と外側磁石とを備え、前記外側磁石は、前記ステープル留めされた組織の前記少なくとも1つの外側部分が前記ステープル留めされた組織の前記内側部分に向かって内向きに折り畳まれたことに応じて、前記内側磁石に磁気的に結合するように構成されている、請求項2に記載の装置。
  9. 前記磁気機構部が、前記バットレスの一方の端部に第1の対の内側磁石及び外側磁石を備え、前記バットレスの他方の端部に第2の対の内側磁石及び外側磁石を備える、請求項8に記載の装置。
  10. 前記ステープルが、前記磁気機構部を形成するために、強磁性体を含む、請求項1に記載の装置。
  11. 前記ステープルが、ステープルの2つの対向する外側部分の間のステープルの内側部分を含み、前記外側部分が、前記磁気機構部を形成するために、強磁性体を含む、請求項1に記載の装置。
  12. 前記内側部分が本質的に非強磁性体から成る、請求項11に記載の装置。
  13. (a)エンドエフェクタであって、
    (i)アンビルと、
    (ii)下部ジョーであって、前記アンビルは、前記アンビルと前記下部ジョーとの間に組織を捕捉するために、前記下部ジョーに向かって枢動可能であり、前記ステープルカートリッジは前記下部ジョーに固定されている、下部ジョーと、を備える、エンドエフェクタと、
    (b)前記エンドエフェクタと連通するステープル留め及び切断機構であって、前記ステープル留め及び切断機構は、前記アンビルと前記下部ジョーとの間にクランプされた組織を切断及びステープル留めするように構成されている、ステープル留め及び切断機構と、を更に備える、請求項1に記載の装置。
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