以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。図2は、給紙装置、画像形成装置、箔押し装置および後処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、画像形成システム1は、給紙装置10、画像形成装置20、箔押し装置30および後処理装置40を備える。給紙装置10、画像形成装置20、箔押し装置30および後処理装置40は、用紙搬送の上流側から下流側へ順に連結されている。以下では、画像形成装置20、給紙装置10、箔押し装置30および後処理装置40の順に説明する。
(画像形成装置20)
画像形成装置20は、制御部21、記憶部22、通信部23、画像処理部24、操作パネル25、給紙部26、画像形成部27および定着部28を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。画像形成装置20は、電子写真方式等の周知の作像プロセスを用いて、画像を形成する装置である。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムに従い、上記各部の制御や各種の演算処理を実行する。制御部21の機能構成については、後述する。
記憶部22は、各種プログラムや各種データを予め記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域としてプログラムやデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを記憶するハードディスク等から構成される。
通信部23は、他の機器と通信するためのインターフェースであり、給紙装置10、箔押し装置30および後処理装置40との間で、設定値や、動作タイミング制御に必要な各種信号等を送受信する。また、通信部23は、ネットワークを介して、ユーザーのPC(Personal Computer)等から、画像データを含む印刷ジョブ等を受信する。
画像処理部24は、必要に応じて、印刷ジョブに含まれる画像データに各種の画像処理を実行する。画像処理部24は、たとえば、ユーザーのPC等から受信した印刷ジョブに含まれる画像データに、ラスタライズ処理等を行い、ビットマップ形式の画像データを生成する。
操作パネル25は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備え、各種情報を表示し、各種指示の入力に使用される。
給紙部26は、印刷に使用される記録材である用紙50を収容する複数の給紙トレイを備え、給紙トレイに収容した用紙50を、画像形成部27に一枚ずつ給紙する。
画像形成部27は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真方式等の周知の作像プロセスを用いて、複数の異なる色のトナーの少なくとも一つを使用して、用紙50上に画像を形成する。画像形成部27は、印刷ジョブにおける画像データに基づいて、画像を順次形成する。画像形成部27は、イエロー(Y)の画像を形成する作像ユニット271Y、マゼンタ(M)の画像を形成する作像ユニット271M、シアン(C)の画像を形成する作像ユニット271C、およびブラック(K)の画像を形成する作像ユニット271Kと、転写ベルト272とを備える。
作像ユニット271Y、271M、271C、271Kは、像担持体としての感光体ドラムと、その周囲に配置された帯電部、光書込部、現像装置および感光体ドラムクリーニング装置(いずれも図示なし)とをそれぞれ備える。各感光体ドラムは、ドラムモーターにより所定の速度で回転する。各現像装置は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナーを含む現像剤を収容する。作像ユニット271Y、271M、271C、271Kでは、光書込部が、各色の画像データに基づく画像情報信号を感光体ドラムに書き込み、画像情報信号に基づく潜像を感光体ドラムに形成する。そして、現像装置が潜像を現像し、可視画像である各色のトナー画像を感光体ドラム上に形成する。
画像形成部27は、上記の作像ユニット271Y、271M、271C、271K以外の作像ユニット(図示なし)をさらに備えてもよい。具体的には、画像形成部27は、クリアまたはホワイト等の特色トナーを含む作像ユニットを備えてもよい。画像形成部27が、光沢感や透明感を表現するためのクリアトナーや、白色の画像を形成するためのホワイトトナーを使用することにより、付加価値の高い印刷物が出力され得る。これらの特色トナーを含む作像ユニットは、作像ユニット271Y等と同様の構成を備える。
転写ベルト272は、複数のローラーにより巻回され、走行可能に支持された無端ベルトである。作像ユニット271Y、271M、271C、271Kにより感光体ドラム上に形成された各色のトナー画像は、転写ベルト272上に転写され、転写ベルト272上に転写された画像が、用紙50上に転写される。
定着部28は、画像形成部27により用紙50上に形成された画像を、熱定着する。定着部28は、加圧ローラーおよび加熱ローラーを備え、画像が形成された用紙50を加圧および加熱することにより、用紙50上に画像を溶着させる。定着部28により画像を定着された用紙50は、箔押し装置30に搬送される。
(給紙装置10)
給紙装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13および給紙部14を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。制御部11、記憶部12および通信部13は、画像形成装置20の制御部21、記憶部22および通信部23と同様の機能を有するため、説明を省略する。
給紙部14は、複数の給紙トレイを備え、給紙トレイに収容した用紙50を、画像形成装置20に一枚ずつ給紙する。
(箔押し装置30)
箔押し装置30は、制御部31、記憶部32、通信部33および箔転写部34を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。制御部31、記憶部32および通信部33は、画像形成装置20の制御部21、記憶部22および通信部23と同様の機能を有するため、説明を省略する。
箔転写部34は、トナーにより形成された箔押し用画像に箔を転写して、箔画像を形成する。箔転写部34は、たとえば、基材の表面に箔膜が形成された箔膜シートを搬送し、用紙50上の箔押し用画像に重ねて加熱および圧接することにより、トナーを接着剤として使用して、箔押し用画像に箔を転写する。箔転写部34により箔を転写された用紙50は、後処理装置40に搬送される。
(後処理装置40)
後処理装置40は、制御部41、記憶部42、通信部43、後処理部44および排紙部45を備える。これらは、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。制御部41、記憶部42および通信部43は、画像形成装置20の制御部21、記憶部22および通信部23と同様の機能を有するため、説明を省略する。
後処理部44は、箔押し装置30から搬送される用紙50に、ステープル処理やパンチ処理等の後処理を実行する。
排紙部45は、後処理部44から搬送される用紙50を、後処理装置40の外部に排紙する。
なお、給紙装置10、画像形成装置20、箔押し装置30および後処理装置40は、上記の構成要素以外の構成要素を含んでもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部を含まなくてもよい。
上述したように、本実施形態の画像形成システム1は、トナーにより形成された箔押し用画像に箔を転写して、箔押し印刷を実行可能である。以下、画像形成システム1における箔押し印刷の処理の流れを説明する。
まず、画像形成装置20は、ユーザーのPC等から、箔押し用画像の形成に使用される画像データ(以下「箔押し用画像データ」と呼ぶ)を含む印刷ジョブを受け付ける。そして、画像形成装置20は、給紙部26、または給紙装置10の給紙部14から給紙された用紙50上に、箔押し用画像を形成する。続いて、箔押し装置30が、箔押し用画像が形成された用紙50上に箔を転写して、箔画像を形成する。最後に、後処理装置40が、箔画像が形成された用紙50を排紙する。画像形成システム1は、このように、箔画像が形成された印刷物を出力する。
箔画像および通常の画像の両方を用紙50上に形成する場合、画像形成装置20は、箔画像が形成された用紙50上に、通常画像を形成する。画像形成装置20は、通常画像の形成に使用される画像データ(以下「通常画像データ」と呼ぶ)を含む印刷ジョブを受け付ける。そして、画像形成装置20は、搬送経路を介して箔押し装置30から画像形成装置20に戻された用紙50上に、通常画像を形成する。なお、画像形成装置20は、後処理装置40により一旦排紙され、ユーザーにより給紙部26または給紙部14に再セットされた用紙50上に、通常画像を形成してもよい。続いて、箔押し装置30が、箔を転写せずに用紙50を通過させる。最後に、後処理装置40が、箔押し装置30を通過した用紙50を排紙する。画像形成システム1は、このように、箔画像および通常画像の両方が形成された印刷物を出力する。
続いて、画像形成装置20の制御部21の機能構成について説明する。
図3は、画像形成装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態では、画像形成装置20の制御部21は、プログラムを読み込んで処理を実行することにより、ジョブ受付部211、画像制御部212、取得部213、判断部214、算出部215および選択部216として機能する。
ジョブ受付部211は、通信部23を介して、ユーザーのPC等から受信した印刷ジョブを受け付ける。また、ジョブ受付部211は、受け付けた印刷ジョブに含まれる画像データの種類や数を判断する。なお、各画像データには、ユーザーのPCまたは操作パネル25等を介して、通常印刷または箔押し印刷を指示する印刷モードが設定され得る。
画像制御部212は、画像形成部27の動作を制御し、画像形成部27に画像データに基づく画像を形成させる。また、画像制御部212は、画像形成部27に画像を形成させるタイミングである、画像形成タイミングが到達したか否かを画像データ毎に判断する。さらに、画像制御部212は、必要に応じて、画像形成部27にトナーを強制的に排出(以下「強制排出」と呼ぶ)させる。画像制御部212の制御により、画像形成部27は、感光体ドラム上にトナー画像を形成し、用紙50上に転写せずに、感光体ドラムクリーニング装置により除去することにより、トナーの強制排出を実現する。
取得部213は、画像の形成に使用されるトナーの量(以下「使用トナー量」とも呼ぶ)を、画像の形成に使用される画像データに基づいて取得する。本実施形態では、「使用トナー量」は、明記しない限り、「使用されたトナー量」および「使用予定のトナー量」の両方を意味し得る。すなわち、「使用トナー量を取得する」という記載は、「画像の形成後に画像の形成に使用されたトナー量を取得する」ことと、「画像の形成前に画像の形成に使用予定のトナー量を取得する」ことの両方を意味し得る。また、本実施形態では、用紙50上に形成される画像の面積が、使用トナー量として取得され得る。また、取得部213は、取得した使用トナー量から、形成される画像のカバレッジを取得する。
判断部214は、画像形成部27にトナーを強制排出させる必要があるか否かをトナーの色毎に判断する。画像形成部27におけるトナーの消費量が少ないと、トナーが現像装置に長時間滞留し、必要以上に攪拌されて劣化する。トナーが劣化すると、現像装置の現像性能が悪化し、トナー画像の品質が悪化する。そこで、判断部214は、後続する画像の品質を安定させるため、一つの画像データに基づく画像を形成する度に、トナーを強制排出させる必要があるか否かを判断する。
算出部215は、画像形成部27に強制排出させる必要があるトナーの量(以下「強制排出トナー量」と呼ぶ)をトナーの色毎に算出する。また、算出部215は、強制排出トナー量の累積値(以下「累積強制排出トナー量」と呼ぶ)を算出する等、強制排出トナー量に関する各種の演算処理を実行する。
選択部216は、複数の異なる色のトナーの中から、所定の条件に基づいて、箔押し用画像の形成に使用するトナーの色(以下「箔押し色」と呼ぶ)を選択する。選択部216は、たとえば、箔押し用画像の形成に使用予定のトナー量とトナーの色毎の累積強制排出トナー量とを比較して、少なくとも一つの箔押し色を選択する。また、選択部216は、箔押し色を選択するために、画像形成部27が使用可能なトナーの色の数(すなわち、画像形成部27が備える作像ユニットの数)を確認する。
以下では、図4および図5を参照して、トナーの強制排出について説明する。
図4および図5は、トナーの強制排出について説明するための図である。
まず、図4を参照して、トナーの強制排出を示すパッチ画像が形成される場合について説明する。図4では、通常画像Aおよび通常画像Bの間に、画像を形成する際の副走査方向に順に、ブラック(K)およびシアン(C)のトナーによるパッチ画像が形成されている。通常画像Aは、ブラックのトナーを使用して形成された「123」の文字と、イエロー(Y)およびマゼンタ(M)のトナーを同量ずつ使用して赤色に塗りつぶされた円とを含んでいる。
図4に示すように、トナーは、パッチ画像の形成に使用されることにより、強制排出される。パッチ画像は、たとえば、通常画像Aおよび通常画像Bの間等、通常画像Aおよび通常画像Bが形成される領域外に形成される。パッチ画像は、画像を形成する際の主走査方向および副走査方向の寸法を有する帯形状に形成され得る。本実施形態では、パッチ画像の面積が強制排出トナー量として算出され得る。以下では、パッチ画像の主走査方向の寸法を「強制排出トナー長さ」、副走査方向の寸法を「強制排出トナー幅」と呼ぶ。強制排出トナー長さは固定値であり、たとえば、主走査方向にトナーを排出できる最大寸法に相当する長さであってもよい。強制排出トナー長さは、たとえば330mmであってもよい。強制排出トナー長さが固定値であるため、強制排出トナー量は、強制排出トナー幅を調整することにより調整され得る。
図4では、通常画像Bを含む後続する画像の品質を安定させるため、通常画像Aの形成に全く使用されていないシアンのトナー、および少量しか使用されていないブラックのトナーが、強制排出されている。通常画像Aの形成に全く使用されていないシアンのトナーを、少量使用されているブラックのトナーより多く強制排出させるため、シアンの強制排出トナー幅は、ブラックの強制排出トナー幅より大きい。一方、イエローおよびマゼンタのトナーは、通常画像Aの形成に十分に多く使用されているため、強制排出されていない。すなわち、イエローおよびマゼンタの強制排出トナー幅は、ゼロであると言える。
次に、図5を参照して、トナーの強制排出を示すパッチ画像が形成されない場合について説明する。図5は、通常画像Aに後続する画像が、通常画像Bではなく箔押し用画像Cである点で、図4と異なる。図5では、図4と同じ通常画像Aが形成されているが、シアンおよびブラックのトナーは、強制排出されていない。すなわち、全色の強制排出トナー幅は、ゼロであると言える。このように、本実施形態は、後続して形成される箔押し用画像がある場合には、トナーを強制排出しないことを特徴とする。以下では、図6を参照して、このような特徴を有する画像形成システム1の処理について説明する。
図6は、画像形成システムにおいて実行される処理の手順を示すフローチャートである。
図6のフローチャートに示されるアルゴリズムは、画像形成装置20の記憶部22にプログラムとして記憶されており、制御部21により実行される。
制御部21は、まず、ジョブ受付部211として、印刷ジョブを受け付けたか否かを判断する(ステップS101)。
印刷ジョブを受け付けていない場合(ステップS101:NO)、制御部21は、印刷ジョブを受け付けるまで待機する。
印刷ジョブを受け付けた場合(ステップS101:YES)、制御部21は、ジョブ受付部211として、印刷ジョブに箔押し用画像データが含まれるか否かを判断する(ステップS102)。
箔押し用画像データが含まれない場合(ステップS102:NO)、すなわち、通常画像データのみが含まれる場合、制御部21は、ステップS103の処理に進む。そして、制御部21は、画像制御部212として、印刷ジョブに含まれる未出力の通常画像データのうち、先頭の通常画像データに基づく画像形成タイミングが到達したか否かを判断する(ステップS103)。
画像形成タイミングが到達していない場合(ステップS103:NO)、制御部21は、画像形成タイミングが到達するまで待機する。
画像形成タイミングが到達した場合(ステップS103:YES)、制御部21は、画像制御部212として、通常画像データに基づく通常画像を画像形成部27に形成させる(ステップS104)。そして、制御部21は、ステップS105の強制排出トナー幅算出の処理に進む。ステップS105の処理の詳細については、図7を参照して後述するが、制御部21は、ステップS104における通常画像を形成するための使用トナー量に基づいて、トナーの色毎の強制排出トナー幅を算出する。
続いて、制御部21は、画像制御部212として、ステップS105において算出された強制排出トナー幅分のトナーを、画像形成部27に強制排出させる(ステップS106)。すなわち、制御部21は、ステップS105において算出された強制排出トナー幅を有するパッチ画像を、画像形成部27に形成させる。
続いて、制御部21は、ジョブ受付部211として、印刷ジョブに後続して処理される通常画像データが含まれるか否かを判断する(ステップS107)。
通常画像データが含まれる場合(ステップS107:YES)、制御部21は、ステップS103の処理に戻る。そして、制御部21は、印刷ジョブに未出力の通常画像データが含まれなくなる(ステップS107:NO)まで、ステップS103〜S107の処理を繰り返す。制御部21は、通常画像を形成する度に強制排出トナー幅を算出して、強制排出トナー幅がゼロを超えている色のトナーを強制排出させる。すなわち、ステップS103〜S107の処理は、トナーの強制排出が許可された状態の処理であると言える。
一方、ステップS102において、印刷ジョブに箔押し用画像データが含まれる場合(ステップS102:YES)、制御部21は、ステップS108の処理に進む。そして、制御部21は、画像制御部212として、印刷ジョブに含まれる未出力の画像データのうち、先頭の画像データに基づく画像形成タイミングが到達したか否かを判断する(ステップS108)。
画像形成タイミングが到達していない場合(ステップS108:NO)、制御部21は、画像形成タイミングが到達するまで待機する。
画像形成タイミングが到達した場合(ステップS108:YES)、制御部21は、画像制御部212として、形成しようとする画像が通常画像であるか否かを判断する(ステップS109)。
形成しようとする画像が通常画像である場合(ステップS109:YES)、制御部21は、画像制御部212として、通常画像データに基づく通常画像を画像形成部27に形成させる(ステップS110)。
形成しようとする画像が通常画像でない場合(ステップS109:NO)、すなわち、箔押し用画像である場合、制御部21は、ステップS111の箔押し用画像形成の処理に進む。ステップS111の処理の詳細については、図8を参照して後述するが、制御部21は、所定の条件に基づいて箔押し色を選択し、箔押し色を使用した箔押し用画像を画像形成部27に形成させる。
続いて、制御部21は、ステップS112の強制排出トナー幅算出の処理に進む。ステップS112の処理は、ステップS105の処理と共通する処理である。ステップS112の処理の詳細については、図7を参照して後述するが、制御部21は、ステップS110またはS111における画像を形成するための使用トナー量に基づいて、トナーの色毎の強制排出トナー幅を算出する。
続いて、制御部21は、ジョブ受付部211として、印刷ジョブに後続して処理される箔押し用画像データが含まれるか否かを判断する(ステップS113)。
箔押し用画像データが含まれる場合(ステップS113:YES)、制御部21は、ステップS114の処理に進む。そして、制御部21は、算出部215として、ステップS112において算出された強制排出トナー幅に基づいて、トナーの色毎の強制排出トナー量を算出する(ステップS114)。上述したように、本実施形態では、パッチ画像の面積が強制排出トナー量として算出され得る。したがって、制御部21は、所定の強制排出トナー長さ(たとえば330mm)に、ステップS112において算出された強制排出トナー幅を乗算することにより、強制排出トナー量を算出し得る。
また、後述するように、制御部21は、ステップS114の処理を以降も繰り返す場合がある。このため、制御部21は、強制排出トナー量を算出する度に累積して、トナーの色毎の累積強制排出トナー量を算出する(ステップS114)。なお、制御部21がステップS114の処理を初めて実行する場合、累積強制排出トナー量は、強制排出トナー量と同じ値になる。
ステップS114の後、制御部21は、ステップS108の処理に戻る。そして、制御部21は、印刷ジョブに未出力の箔押し用画像データが含まれなくなる(ステップS113:NO)まで、ステップS108〜S114の処理を繰り返す。制御部21は、画像を形成する度に強制排出トナー幅を算出する一方で、トナーを強制排出させない。すなわち、ステップS108〜S114の処理は、トナーの強制排出が禁止された状態の処理であると言える。
一方、ステップS113において、印刷ジョブに後続して処理される箔押し用画像データが含まれない場合(ステップS113:NO)、制御部21は、ステップS106の処理に進む。そして、制御部21は、画像制御部212として、ステップS112において算出された強制排出トナー幅分のトナーを、画像形成部27に強制排出させる(ステップS106)。さらに、制御部21は、ステップS107の処理に進み、印刷ジョブに未出力の通常画像データが含まれなくなる(ステップS107:NO)まで、ステップS103〜S107の処理を繰り返す。
印刷ジョブに後続して処理される画像データが含まれない場合(ステップS107:NO)、すなわち、印刷ジョブに含まれる全ての画像データが出力された場合、制御部21は、ステップS115の処理に進む。そして、制御部21は、判断部214として、累積強制排出トナー量が所定のトナー量(第3閾値)以上であるか否かをトナーの色毎に判断する(ステップS115)。所定のトナー量は、たとえば、A3の用紙サイズ(297mm×420mm)の面積に相当する124740mm2であってもよいし、ユーザーにより設定されてもよい。
累積強制排出トナー量が所定のトナー量以上である場合(ステップS115:YES)、制御部21は、画像制御部212として、所定のトナー量分のトナーを、画像形成部27にトナーの色毎に強制排出させる(ステップS116)。画像形成部27は、画像データに基づく画像が形成される領域外に、トナーを強制排出する。所定のトナー量が、たとえば124740mm2である場合、制御部21は、124740mm2分のトナーを一度に強制排出させる。制御部21は、たとえば、A3サイズの寸法に相当する297mm×420mmの寸法を有する画像を、画像形成部27に形成させることにより、124740mm2分のトナーを強制排出させてもよい。
上述したように、制御部21は、印刷ジョブに未出力の箔押し用画像データが含まれる間、トナーの強制排出を禁止する。たとえば、印刷ジョブにおける最後の画像データのみが箔押し用画像データである場合でも、制御部21は、箔押し用画像データを処理するまでは、トナーの強制排出を禁止し続ける。この場合、制御部21が、強制排出させる必要があるトナーを使用した箔押し用画像を画像形成部27に形成させても、累積強制排出トナー量が多く残る可能性が高い。このため、制御部21は、印刷ジョブに含まれる全ての画像データが出力された後、累積強制排出トナー量が多く残り過ぎている場合には、トナーを強制排出させる。
一方、ステップS115において、累積強制排出トナー量が所定のトナー量以上でない場合(ステップS115:NO)、すなわち、所定のトナー量未満である場合、制御部21は、そのまま処理を終了する。
続いて、ステップS105およびS112の強制排出トナー幅算出の処理について詳細に説明する。
図7は、図6のステップS105およびS112の強制排出トナー幅算出の処理の手順の一例を示すサブルーチンフローチャートである。
制御部21は、まず、取得部213として、ステップS104、ステップS110またはステップS111における、各画像を形成するための使用トナー量を、各画像データに基づいて、トナーの色毎に取得する(ステップS201)。上述したように、本実施形態では、形成される画像の面積が、使用トナー量として取得され得る。そして、制御部21は、取得部213として、使用トナー量に基づいて、画像のカバレッジをトナーの色毎に取得する(ステップS202)。
続いて、制御部21は、判断部214として、ステップS202において取得されたカバレッジが所定のカバレッジ(第1閾値)未満であるか否かを、トナーの色毎に判断する(ステップS203)。所定のカバレッジは、たとえば5%であってもよいし、ユーザーにより設定されてもよい。制御部21は、カバレッジが所定のカバレッジ未満であるか否かを判断することにより、使用トナー量が所定のトナー量未満であるか否かを判断する。なお、制御部21は、カバレッジを判断するのではなく、使用トナー量について直接判断してもよい。
カバレッジが所定のカバレッジ未満である場合(ステップS203:YES)、制御部21は、判断部214として、トナーを強制排出させる必要があると判断する(ステップS204)。そして、制御部21は、算出部215として、カバレッジに基づいて、トナーの色毎の強制排出トナー幅を算出する(ステップS205)。その後、制御部21は、図6の処理に戻る。
たとえば、所定のカバレッジが5%であり、副走査方向の用紙長さの基準値が210mmである場合、制御部21は、以下の式に基づいて強制排出トナー幅を算出する。
ここで、式における「9.45」は、A4の用紙サイズ(210mm×297mm)の5%カバレッジの面積に相当する3118.5mm2を、パッチ画像の所定のトナー長さである330mmで除算した値である。すなわち、「9.45」は、A4サイズの5%カバレッジの面積に相当する面積を有するパッチ画像の、強制排出トナー幅に相当する値である。また、「210」は、A4の用紙を横置きした場合の、副走査方向の用紙長さに相当する。なお、式において、強制排出トナー幅および副走査方向用紙長さの単位はmmであり、カバレッジの単位は%である。
ここで、副走査方向の用紙長さが210mmである場合の、カバレッジおよび強制排出トナー幅の関係を、以下の表に示す。
すなわち、制御部21は、後続する画像の品質を安定させるため、用紙の搬送距離210mm毎に、使用トナー量および強制排出トナー量の合計が3118.5mm2以上になるように、強制排出トナー幅を調整する。
一方、ステップS203において、カバレッジが所定のカバレッジ未満でない場合(ステップS203:NO)、すなわち、所定のカバレッジ以上である場合、制御部21は、ステップS206の処理に進む。そして、制御部21は、判断部214として、トナーを強制排出させる必要がないと判断する(ステップS206)。この場合は、使用トナー量のみで3118.5mm2が達成されている場合に相当する。さらに、制御部21は、算出部215として、強制排出トナー幅を0と算出し(ステップS207)、図6の処理に戻る。
制御部21は、図6の処理に戻った後、ステップS106において、強制排出トナー幅分のトナーを画像形成部27に強制排出させたり、ステップS114において、強制排出トナー幅から強制排出トナー量を算出したりする。なお、ステップS207において強制排出トナー幅が0と算出された場合、制御部21は、ステップS106において、画像形成部27にトナーを強制排出させない。
続いて、ステップS111の箔押し用画像形成の処理について詳細に説明する。
図8は、図6のステップS111の箔押し用画像形成の処理の手順の一例を示すサブルーチンフローチャートである。
制御部21は、まず、ユーザーにより箔押し色が指定されているか否かを判断する(ステップS301)。箔押し色は、たとえば、ユーザーのPCまたは操作パネル25等を介して指定され得る。
箔押し色が指定されている場合(ステップS301:YES)、制御部21は、選択部216として、ユーザーにより指定された色を箔押し色として選択する(ステップS302)。
箔押し色が指定されていない場合(ステップS301:NO)、制御部21は、算出部215として、この時点までにステップS114の処理が少なくとも一回実行され、累積強制排出トナー量が算出されているかを判断する(ステップS303)。
累積強制排出トナー量が算出されていない場合(ステップS303:NO)、制御部21は、選択部216として、所定の色を箔押し色として選択する(ステップS304)。所定の色は、箔押し色として初期設定された色でも、画像形成装置20中のトナー残量が最多のトナーの色でもよい。
累積強制排出トナー量が算出されている場合(ステップS303:YES)、制御部21は、算出部215として、ステップS114において算出されたトナーの色毎の累積強制排出トナー量を確認する(ステップS305)。そして、制御部21は、取得部213として、箔押し用画像の形成に使用予定のトナー量(以下「箔押しトナー量と呼ぶ」)を、箔押し用画像データに基づいて取得する(ステップS306)。本実施形態では、用紙50上に形成される箔押し用画像の面積が、箔押しトナー量として取得され得る。なお、制御部21は、ステップS305およびS306の処理の順序を入れ替えて実行してもよい。
続いて、制御部21は、選択部216として、ステップS305において確認されたトナーの色毎の累積強制排出トナー量のうち、最大の累積強制排出トナー量が、ステップS306において取得された箔押しトナー量以上であるか否かを判断する(ステップS307)。ここで、イエローの累積強制排出トナー量が80mm2、マゼンタの累積強制排出トナー量が50mm2、シアンの累積強制排出トナー量が30mm2、ブラックの累積強制排出トナー量が20mm2であると仮定する。この場合、制御部21は、イエローの累積強制排出トナー量の80mm2が、箔押しトナー量以上であるか否かを判断する。
最大の累積強制排出トナー量が箔押しトナー量以上である場合(ステップS307:YES)、制御部21は、選択部216として、最大の累積強制排出トナー量を有するトナーの色を箔押し色として選択する(ステップS308)。
最大の累積強制排出トナー量が箔押しトナー量以上でない場合(ステップS307:NO)、すなわち、箔押しトナー量未満である場合、制御部21は、ステップS309の処理に進む。そして、制御部21は、設定値Tを2に設定する(ステップS309)。設定値Tは、箔押し用画像の形成に使用され得るトナーの色の数を示す値である。
続いて、制御部21は、選択部216として、設定値Tが、画像形成部27により使用可能なトナーの色の数(すなわち、画像形成部27が備える作像ユニットの数)以下であるか否かを判断する(ステップS310)。たとえば、制御部21がステップS310の処理を初めて実行し、画像形成部27が作像ユニット271Y、271M、271C、271Kの四つの作像ユニットを備える場合、制御部21は、設定値Tが使用可能なトナーの色の数以下であると判断できる。なお、画像形成部27が特色トナーを含む作像ユニットを備える場合、使用可能なトナーの色の数は、特色トナーの色の数を含む。
設定値Tが使用可能なトナーの色の数以下である場合(ステップS310:YES)、制御部21は、ステップS311の処理に進む。そして、制御部21は、算出部215として、トナーの色毎の累積強制排出トナー量のうち、T番目までに大きい累積強制排出トナー量の合計値を算出する(ステップS311)。制御部21は、たとえば、ステップS311の処理を初めて実行する場合、二番目までに大きい累積強制排出トナー量、すなわち、最大の累積強制排出トナー量と、二番目に大きい累積強制排出トナー量とを合計する。ここで、イエローの累積強制排出トナー量が80mm2、マゼンタの累積強制排出トナー量が50mm2、シアンの累積強制排出トナー量が30mm2、ブラックの累積強制排出トナー量が20mm2であると仮定する。制御部21は、この条件においてステップS311の処理を初めて実行する場合、イエローの80mm2とマゼンタの50mm2とを合計した130mm2を、合計値として算出する。
続いて、制御部21は、選択部216として、ステップS311において算出された合計値が、ステップS306において取得された箔押しトナー量以上であるか否かを判断する(ステップS312)。
合計値が箔押しトナー量以上でない場合(ステップS312:NO)、すなわち、箔押しトナー量未満である場合、制御部21は、ステップS313の処理に進む。そして、制御部21は、設定値TをT+1に増加させて再設定する(ステップS313)。制御部21は、たとえば、ステップS313の処理を初めて実行する場合、設定値Tを3に設定する。その後、制御部21は、ステップS310の処理に戻る。制御部21は、設定値Tが使用可能なトナーの色の数以下でなくなる(ステップS310:NO)か、合計値が箔押しトナー量以上になる(ステップS312:YES)まで、ステップS310〜S313の処理を繰り返す。
合計値が箔押しトナー量以上である場合(ステップS312:YES)、制御部21は、選択部216として、T番目までに累積強制排出トナー量が大きいトナーの色を、箔押し色として選択する(ステップS314)。制御部21は、たとえば、ステップS311において、イエローの80mm2とマゼンタの50mm2とを合計した130mm2を合計値として算出していた場合、イエローおよびマゼンタの両方を箔押し色として選択する。なお、合計値が箔押しトナー量を超える場合、制御部21は、累積強制排出トナー量がより大きいトナーの色を、優先的に使用する箔押し色として選択してもよい。
一方、ステップS310において、設定値Tが使用可能なトナーの色の数以下でない場合(ステップS310:NO)、すなわち、使用可能なトナー色の数を超える場合、制御部21は、ステップS315の処理に進む。そして、制御部21は、選択部216として、累積強制排出トナー量が0を超えている(累積強制排出トナー量を有する)全トナーの色を、箔押し色として選択する(ステップS315)。
続いて、制御部21は、画像制御部212として、画像形成部27に、ステップS302、S304、S308、S314またはS315において選択された箔押し色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させる(ステップS316)。
たとえば、ステップS302において箔押し色が選択されていた場合、制御部21は、画像形成部27に、ユーザーにより指定された色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させる。
また、ステップS304において箔押し色が選択されていた場合、制御部21は、画像形成部27に、所定の色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させる。
また、ステップS308において箔押し色が選択されていた場合、制御部21は、画像形成部27に、最大の累積強制排出トナー量を有する色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させる。
また、ステップS314において箔押し色が選択されていた場合、制御部21は、画像形成部27に、T番目までに累積強制排出トナー量が大きい色のトナーを、累積強制排出トナー量以下の量でそれぞれ使用した箔押し用画像を形成させる。具体的には、制御部21は、たとえば、イエローおよびマゼンタを箔押し色として選択していた場合、画像形成部27に、箔押し用画像の一部をイエローのトナーにより形成させ、残りの部分をマゼンタのトナーにより形成させる。制御部21は、画像形成部27に、副走査方向に分割した複数の領域毎に異なる色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させてもよい。
また、ステップS315において箔押し色が選択されていた場合、制御部21は、画像形成部27に、累積強制排出トナー量を有する全色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させる。ただし、ステップS315の処理が実行される場合は、全色のトナーの累積強制排出トナー量を合計しても、箔押しトナー量を確保できない場合に相当する。したがって、制御部21は、画像形成部27に、累積強制排出トナー量を有する全色のトナーを累積強制排出トナー量ずつそれぞれ使用させるとともに、箔押し用トナー量に対して不足するトナー量をいずれかの色のトナーから補って、箔押し用画像を形成させる。不足するトナー量を補うトナーの色は、ユーザーにより選択された色でも、箔押し色として初期設定された色でも、画像形成装置20中のトナー残量が最多のトナーの色でもよい。
続いて、制御部21は、取得部213として、ステップS316において使用されたトナー量をトナーの色毎に取得し、算出部215として、使用されたトナー量をトナーの色毎の累積強制排出トナー量から減算する(ステップS317)。そして、制御部21は、図6の処理に戻る。本実施形態では、上述したように、形成される箔押し用画像の面積が箔押しトナー量として取得され、パッチ画像の面積が強制排出トナー量として算出され得る。したがって、制御部21は、箔押しトナー量および累積強制排出トナー量を、同じ面積の単位を有する数値として処理できる。ただし、ステップS304において箔押し色が選択されていた場合は、累積強制排出トナー量が算出されていない場合に相当するため、制御部21は、ステップS317の処理を省略する。また、ステップS302において箔押し色が選択されていた場合であって、累積強制排出トナー量が算出されていない場合も、制御部21は、ステップS317の処理を省略する。
以下では、図9および図10を参照して、上記の処理についてさらに説明する。
図9は、箔押しトナー量および累積強制排出トナー量の関係の一例について説明するための図である。図10は、箔押しトナー量および累積強制排出トナー量の関係の他の例について説明するための図である。
図9(a)は、箔押し用画像が形成される前の累積強制排出トナー量および箔押しトナー量を示す。ここで、イエローの累積強制排出トナー量が80mm2、マゼンタの累積強制排出トナー量が50mm2、シアンの累積強制排出トナー量が30mm2、ブラックの累積強制排出トナー量が20mm2であると仮定する。そして、箔押し用画像の形成に使用予定の箔押しトナー量が、150mm2であると仮定する。以下では、図9(a)のトナー量の条件を前提として、箔押し色の選択手順を説明する。
まず、制御部21は、最大の累積強制排出トナー量であるイエローの80mm2が、箔押しトナー量以上であるか否かを判断する。イエローの累積強制排出トナー量は、箔押しトナー量未満であるため、制御部21は、この時点では箔押し色を選択できない。
続いて、制御部21は、二番目までに大きい累積強制排出トナー量の合計値を算出する。すなわち、制御部21は、最大の累積強制排出トナー量であるイエローの80mm2と、二番目に大きい累積強制排出トナー量であるマゼンタの50mm2とを合計した130mm2を、合計値として算出する。そして、制御部21は、合計値が箔押しトナー量以上であるか否かを判断する。イエローおよびマゼンタの累積強制排出トナー量の合計値は、箔押しトナー量未満であるため、制御部21は、この時点でも箔押し色を選択できない。
続いて、制御部21は、三番目までに大きい累積強制排出トナー量の合計値を算出する。すなわち、制御部21は、最大の累積強制排出トナー量であるイエローの80mm2と、二番目に大きい累積強制排出トナー量であるマゼンタの50mm2と、三番目に大きい累積強制排出トナー量であるシアンの30mm2とを合計した160mm2を、合計値として算出する。そして、制御部21は、合計値が箔押しトナー量以上であるか否かを判断する。イエロー、マゼンタおよびシアンの累積強制排出トナー量の合計値は、箔押しトナー量以上であるため、制御部21は、イエロー、マゼンタおよびシアンを箔押し色として選択する。このように、制御部21は、合計値が箔押しトナー量以上になるまで累積強制排出トナー量を加算して、箔押し色を選択する。
図9(b)は、図9(a)のトナー量の条件を前提として箔押し用画像が形成された後の、累積強制排出トナー量の残量を示す。イエローおよびマゼンタの累積強制排出トナー量は0mm2、シアンの累積強制排出トナー量は10mm2、ブラックの累積強制排出トナー量は20mm2になる。箔押し用画像形成前のイエロー、マゼンタおよびシアンの累積強制排出トナー量の合計値は、箔押しトナー量より10mm2大きかったため、累積強制排出トナー量がより大きいトナーの色が優先的に使用された場合、シアンの累積強制排出トナー量が10mm2残ることになる。
また、図10(a)は、箔押し用画像が形成される前の累積強制排出トナー量および箔押しトナー量を示す。累積強制排出トナー量は、図9(a)と同じであるが、箔押しトナー量は、図9(a)より50mm2大きい。この場合、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの全色の累積強制排出トナー量を合計しても、箔押しトナー量以上にならないため、制御部21は、全色を箔押し色として選択する。
図10(b)は、図10(a)のトナー量の条件を前提として箔押し用画像が形成された後の、累積強制排出トナー量の残量を示す。全色の累積強制排出トナー量は0mm2になる。また、箔押し用トナー量に対して不足するトナー量である20mm2は、たとえば、箔押し色として初期設定された色のトナーにより補われることになる。
以上のように、画像形成システム1によれば、トナーを強制排出させる必要があると判断した場合でも、後続して形成される箔押し用画像がある場合には、トナーを強制排出しない。画像形成システム1は、強制排出する必要があるトナーを、箔押し用画像の形成に使い回せる。したがって、画像形成システム1は、無駄なトナーの消費を抑制できる。
また、画像形成システム1は、印刷ジョブにおいて後続して処理される画像データに、箔押し用画像の形成に使用される箔押し用画像データが含まれる場合には、トナーを強制排出しない。したがって、画像形成システム1は、画像データに基づいて、トナーの強制排出の要否を判断できる。
また、画像形成システム1は、使用トナー量が所定の閾値未満である場合、トナーを強制排出させる必要があると判断する。したがって、画像形成システム1は、トナーを強制排出させる必要があるか否かを、直前に形成した画像の使用トナー量に合わせて適切に判断できる。
また、画像形成システム1は、トナーを強制排出させる必要があると判断した場合、強制排出トナー量を算出する。そして、画像形成システム1は、印刷ジョブに後続して処理される箔押し用画像データが含まれない場合、強制排出トナー量分のトナーを強制排出する。これにより、画像形成システム1は、後続する画像の品質を安定させられる。
また、画像形成システム1は、箔押しトナー量を取得するとともに、トナーの色毎の強制排出トナー量を算出し、箔押しトナー量とトナーの色毎の強制排出トナー量とを比較して、箔押し色を選択する。そして、画像形成システム1は、選択した色のトナーを使用して、箔押し用画像を形成する。したがって、画像形成システム1は、強制排出させる必要があるトナーを選択的に使用して箔押し用画像を形成できる。
また、画像形成システム1は、強制排出トナー量がより多いトナーの色を、優先的に使用する箔押し色として選択する。これにより、画像形成システム1は、現像装置に長時間滞留しているトナーを優先的に使用でき、後続する画像の品質も安定させられる。
なお、上記実施形態では、画像形成システム1の処理の手順の一例を説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。以下のような種々の変更や改良等が可能である。
画像形成システム1は、ステップS115において、印刷ジョブに含まれる全ての画像データが出力された後、累積強制排出トナー量が所定のトナー量以上であるか否かを判断すると説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。画像形成システム1は、所定のタイミング毎に、たとえば、所定の時間毎や、所定の数の画像データを処理する毎に、ステップS115およびS116と同様の処理を実行してもよい。これにより、画像形成システム1は、印刷ジョブに後続して処理される箔押し用画像データが含まれる場合でも、所定のタイミングにおいてトナーを強制排出させられ、画像の品質を常に安定させられる。
また、画像形成システム1は、印刷ジョブに後続して処理される箔押し用画像データが含まれる場合、トナーを強制排出しないと説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。画像形成システム1は、ユーザーのPC等から受け付けた複数の印刷ジョブのいずれかに箔押し用画像が含まれる場合でも、トナーを強制排出しないように制御されてもよい。すなわち、画像形成システム1は、たとえば、処理中の印刷ジョブに箔押し用画像データが含まれない場合でも、処理待ちの印刷ジョブに箔押し用画像データが含まれる場合には、トナーを強制排出しないように制御されてもよい。これにより、画像形成システム1は、無駄なトナーの消費をより抑制できる。
また、画像形成システム1は、印刷ジョブにおいて、処理中の画像データの直後に箔押し用画像データがある場合のみ、トナーを強制排出しないように制御されてもよい。すなわち、画像形成システム1は、処理中の画像データの二つ先以降に箔押し用画像データが含まれる場合でも、処理中の画像データの直後に箔押し用画像データがない場合には、トナーを強制排出するように制御されてもよい。また、画像形成システム1は、処理中の画像データに所定の数以内で後続する画像データに、箔押し用画像データが含まれない場合、トナーを強制排出するように制御されてもよい。これにより、画像形成システム1は、印刷ジョブに未出力の箔押し用画像データが含まれる場合でも、必要に応じてトナーを強制排出させられ、画像の品質を安定させられる。
また、画像形成システム1は、印刷ジョブに含まれる画像データのうち、箔押し用画像データの割合が所定の割合未満である場合には、印刷ジョブに未出力の箔押し用画像データが含まれる場合でも、トナーを強制排出するように制御されてもよい。
また、画像形成システム1は、ステップS104およびS105の処理の順序を入れ替えて実行してもよい。すなわち、画像形成システム1は、通常画像を形成してから、使用したトナー量を算出し、強制排出トナー幅を算出するのではなく、通常画像の形成に使用予定のトナー量を通常画像データに基づいて算出し、強制排出トナー幅を算出してから、通常画像を形成してもよい。同様に、画像形成システム1は、ステップS109において形成する画像が通常画像である場合、ステップS110およびS112の処理の順序を入れ替えて実行してもよい。
また、画像形成システム1は、形成する画像の面積を使用トナー量として取得すると説明したが、本実施形態はこれに限定されない。画像形成システム1は、現像装置により実際に使用されるトナーの量を、使用トナー量として取得してもよい。
以下、図面を参照して、本実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、画像形成システム1が、画像全体を形成するための使用トナー量に基づいて、トナーを強制排出させる必要があるか否かを判断することについて説明した。変形例1では、画像形成システム1が、画像の一部を形成するための使用トナー量に基づいて、トナーを強制排出させる必要があるか否かを判断することについて説明する。
上記実施形態では、画像形成部27におけるトナーの消費量が少ないと、トナーが現像装置に長時間滞留し、必要以上に攪拌されて劣化するため、トナー画像の品質が悪化すると説明した。しかし、トナーの消費量が少ない場合に発生する問題は、これに限定されない。たとえば、トナーの消費量が少ないと、作像ユニットに新たなトナーを供給できないため、画像形成部27に機械的ダメージが発生する場合がある。変形例1では、このような機械的ダメージを回避するため、トナーを強制排出させることについて説明する。
図11は、変形例1のトナーの強制排出について説明するための図である。
変形例1でも、上記実施形態と同様に、トナーの強制排出を示すパッチ画像が形成され得る。図11では、通常画像Dおよび通常画像Eの間に、画像を形成する際の副走査方向に順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のトナーによるパッチ画像が形成されている。各色のパッチ画像は、所定のトナー長さ(たとえば330mm)を主走査方向に八分割した領域毎に、異なる強制排出トナー幅を有している。また、パッチ画像の各領域の強制排出トナー幅は、パッチ画像の各領域に対応するように、通常画像Dを主走査方向に八分割した領域毎の、使用トナー量に基づいて算出されている。以下では、図11に示すように、各領域を領域1〜8と呼ぶ。通常画像Dは、ブラックのトナーを使用して形成された「123」の文字と、イエローおよびマゼンタのトナーを同量ずつ使用して赤色に形成され、その内部が塗りつぶされていない円とを含んでいる。
図11では、通常画像Dの形成に全く使用されていないシアンのトナーによるパッチ画像は、全ての領域1〜8において、同じ強制排出トナー幅を有している。一方、ブラック、マゼンタおよびイエローのトナーによるパッチ画像は、画像形成部27の機械的ダメージを回避させるため、領域毎に異なる強制排出トナー幅を有している。
ブラックのトナーによるパッチ画像は、通常画像Dの上部に形成された「123」の文字の位置に対応する領域2および3において、他の領域より小さい強制排出トナー幅を有している。また、通常画像Dの領域2より領域3の方が、当該文字を大きい割合で含んでいるため、パッチ画像の領域2より領域3の方が、小さい強制排出トナー幅を有している。
同様に、マゼンタおよびイエローのトナーによるパッチ画像は、通常画像Dの中央部に形成された円の位置に対応する領域3〜6において、他の領域より小さい強制排出トナー幅を有している。また、通常画像Dの領域4および5より、領域3および6の方が、円の輪郭部分を大きい割合で含んでいるため、パッチ画像の領域4および5より、領域3および6の方が、小さい強制排出トナー幅を有している。
なお、上記実施形態と同様に、変形例1の画像形成システム1は、後続して箔押し用画像が形成される場合には、トナーを強制排出しない。以下では、図12を参照して、変形例1の強制排出トナー幅算出の処理について詳細に説明する。
図12は、図6のステップS105およびS112の強制排出トナー幅算出の処理の手順の他の例を示すサブルーチンフローチャートである。
制御部21は、まず、取得部213として、各画像を形成するための使用トナー量を、各画像データに基づいて、トナーの色毎かつ所定の領域毎に取得する(ステップS401)。所定の領域は、画像を形成する際の主走査方向に所定の幅で分割された複数の領域を意味する。所定の幅は、上述したように、所定の強制排出トナー長さ(たとえば330mm)の8分の1の幅であってもよいが、これに限定されない。たとえば、所定の幅は、所定の強制排出トナー長さの6分の1の幅等、他の幅であってもよい。また、変形例1では、上記実施形態と同様に、形成される画像の面積が、使用トナー量として取得され得る。
続いて、制御部21は、取得部213として、各領域の使用トナー量に基づいて、各領域の画像のカバレッジをトナーの色毎に取得する(ステップS402)。そして、制御部21は、設定値Nを1に設定する(ステップS403)。設定値Nは、分割された各領域を示す値である。
続いて、制御部21は、判断部214として、領域Nのカバレッジが所定のカバレッジ(第2閾値)未満であるか否かをトナーの色毎に判断する(ステップS404)。所定のカバレッジは、たとえば5%であってもよいし、ユーザーにより設定されてもよい。
領域Nのカバレッジが所定のカバレッジ未満である場合(ステップS404:YES)、制御部21は、判断部214として、領域Nのトナーを強制排出させる必要があると判断する(ステップS405)。そして、制御部21は、算出部215として、領域Nのカバレッジに基づいて、領域Nのトナーの色毎の強制排出トナー幅を算出する(ステップS406)。
たとえば、所定のカバレッジが5%であり、副走査方向の用紙長さの基準値が210mmである場合、制御部21は、以下の式に基づいて強制排出トナー幅を算出する。なお、以下の式は、上記実施形態で説明した式と略同様であるため、詳細な説明は省略する。
一方、領域Nのカバレッジが所定のカバレッジ未満でない場合(ステップS404:NO)、すなわち、所定のカバレッジ以上である場合、制御部21は、ステップS407の処理に進む。そして、制御部21は、判断部214として、領域Nのトナーを強制排出させる必要がないと判断する(ステップS407)。そして、制御部21は、算出部215として、領域Nの強制排出トナー幅を0と算出する(ステップS408)。
続いて、制御部21は、設定値NをN+1に増加させて再設定する(ステップS409)。そして、制御部21は、設定値Nが分割された領域の数以下であるか否かを判断する(ステップS410)。
設定値Nが領域の数以下である場合(ステップS410:YES)、制御部21は、ステップS404の処理に戻る。そして、制御部21は、設定値Nが分割された領域の数以下でなくなる(ステップS410:NO)、すなわち、分割された領域の数を超えるまで、ステップS404〜S410の処理を繰り返す。これにより、制御部21は、分割された全領域について、トナーを強制排出させる必要があるか否かを判断できる。
設定値Nが領域の数以下でない場合(ステップS410:NO)、制御部21は、図6の処理に戻る。制御部21は、図6の処理に戻った後、ステップS106において、各領域の強制排出トナー幅分のトナーを画像形成部27に強制排出させたり、ステップS114において、各領域の強制排出トナー幅から各領域の強制排出トナー量を算出したりする。
以上のように、変形例1の画像形成システム1によれば、各領域の使用トナー量に基づいて、トナーを強制排出させる必要があるか否かを領域毎に判断する。したがって、画像形成システム1は、画像形成部27の機械的ダメージを効果的に抑制できる。
なお、画像形成システム1は、図7および図12の強制排出トナー幅算出の処理を組み合わせて実行してもよい。画像形成システム1は、たとえば、トナーの色毎に、実行する強制排出トナー幅算出の処理を選択してもよい。画像形成システム1は、たとえば、イエローおよびマゼンタの強制排出トナー幅の算出には、図7の処理を適用し、シアンおよびブラックの強制排出トナー幅の算出には、図12の処理を適用してもよい。これにより、画像形成システム1は、トナーの色毎に、画像の品質の安定を優先させたり、機械的ダメージの回避を優先させたりできる。
また、画像形成システム1は、図7または図12の両方の強制排出トナー幅算出の処理を実行し、領域毎により大きく算出される強制排出トナー幅を採用してもよい。これにより、画像形成システム1は、画像の品質を安定させつつ、機械的ダメージも回避できる。
(変形例2)
上記実施形態では、画像形成システム1が、箔押しトナー量とトナーの色毎の強制排出トナー量とを比較して、箔押し色を選択することについて説明した。変形例2では、画像形成システム1は、異なる方法で箔押し色を選択することについて説明する。
図13は、図6のステップS111の箔押し用画像形成の処理の手順の他の例を示すサブルーチンフローチャートである。なお、図13のステップS501〜S505の処理は、図8のステップS301〜S305の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS506において、制御部21は、選択部216として、累積強制排出トナー量を有する全トナーの色を、箔押し色として選択する(ステップS506)。
続いて、制御部21は、取得部213として、印刷ジョブに含まれる全ての箔押し用画像データに基づいて、全ての箔押し用画像の形成に使用予定のトナー量(以下「箔押し全トナー量と呼ぶ」)を取得する(ステップS507)。なお、制御部21は、ステップS505およびS506の処理と、ステップS507の処理との順序を入れ替えて実行してもよい。
続いて、制御部21は、算出部215として、ステップS507において取得された箔押し全トナー量を、ステップS506において選択された箔押し色の数で除算して、各箔押し色の箔押しトナー量を算出する(ステップS508)。
続いて、制御部21は、画像制御部212として、画像形成部27に、ステップS502、S504またはS506において選択された箔押し色のトナーを使用した箔押し用画像を形成させる(ステップS509)。
ステップS506において箔押し色が選択されていた場合、制御部21は、画像形成部27に、累積強制排出トナー量を有する全色のトナーを、ステップS508において算出された各箔押し色の箔押しトナー量ずつ均等に使用させて、箔押し用画像を形成させる。制御部21は、画像形成部27に、たとえばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順にトナーを使用させて、箔押し用画像を形成させてもよい。制御部21は、画像形成部27に、一つの箔押し用画像を副走査方向に箔押し色の数で均等に分割し、分割した領域毎に異なる箔押し色を使用させて、箔押し用画像を形成させてもよい。あるいは、制御部21は、画像形成部27に、或る箔押し色が各箔押し色の箔押しトナー量分使用されるまで、当該箔押し色のみを連続して使用させ、各箔押し色の箔押しトナー量分使用された後、使用する箔押し色を切り替えさせる等してもよい。
図13のステップS510の処理は、図8のステップS317の処理と同様であるため、説明を省略する。
以下では、図14を参照して、上記の処理についてさらに説明する。
図14は、箔押しトナー量および累積強制排出トナー量の関係のさらに別の例について説明するための図である。
図14(a)は、箔押し用画像が形成される前の累積強制排出トナー量および箔押しトナー量を示す。ここで、イエローの累積強制排出トナー量が80mm2、マゼンタの累積強制排出トナー量が50mm2、シアンの累積強制排出トナー量が30mm2、ブラックの累積強制排出トナー量が0mm2であると仮定する。そして、全ての箔押し用画像の形成に使用予定の箔押し全トナー量が、120mm2であると仮定する。この場合、制御部21は、累積強制排出トナー量が0を超えているイエロー、マゼンタおよびシアンを箔押し色として選択する。また、制御部21は、箔押し全トナー量を箔押し色の数である3で除算して、各箔押し色の箔押しトナー量を40mm2と算出する。
図14(b)は、図14(a)のトナー量の条件を前提として箔押し用画像が形成された後の、累積強制排出トナー量の残量を示す。イエロー、マゼンタおよびシアンのトナーは、各箔押し色の箔押しトナー量である40mm2ずつ使用されたため、イエローの累積強制排出トナー量は40mm2、マゼンタの累積強制排出トナー量は10mm2になる。また、シアンのトナーは、累積強制排出トナー量を超えて使用され、累積強制排出トナー量は0mm2になる。
以上のように、変形例2の画像形成システム1によれば、複数の異なる色のトナーを強制排出させる必要があると判断された場合、複数の異なる色のトナーを均等に使用して、箔押し用画像を形成する。したがって、画像形成システム1は、累積強制排出トナー量が0を超えているトナーを均等に使用して、箔押し用画像を形成できる。
なお、変形例2の箔押し用画像形成の処理が実行される場合、制御部21は、ステップS505において確認された時点の累積強制排出トナー量に基づいて、箔押し色を選択し、各箔押し色の箔押しトナー量を算出する。したがって、制御部21は、一旦ステップS506において箔押し色が選択された後は、図6のステップS113およびS114、図13のステップS501〜S508等の処理を繰り返さなくてよい。これにより、制御部21は、処理を簡略化できる。
また、上記実施形態では、画像形成システム1における画像形成装置20等を一つの装置として説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。たとえば、画像形成装置20について、画像形成色選択の処理等を実行する情報処理装置と、画像形成の処理を実行する装置とが、別々に構成されてもよい。この場合、情報処理装置と、画像形成の処理を実行する装置とは、バスを介して接続される。
上述した実施形態に係る画像形成システム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、USBメモリー、フレキシブルディスクおよびCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成システム1の一機能としてその各装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。