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JP6905426B2 - フレコンバッグ吊上げ治具 - Google Patents
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JP6905426B2 - フレコンバッグ吊上げ治具 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体搬送ローダーなどの粉体充填装置のシューターから粉体をフレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグの略で、一般にフレコンバッグと呼ばれている。)に詰め込む際に、シューターの下方でフレコンバッグが倒れたり変形したりしないようにフレコンバッグを吊上げ支持するのに使用するフレコンバッグ吊上げ治具に関する。
従来、粉体搬送ローダーからフレコンバッグに粉体を詰め込む場合、まず、人手によりフレコンバッグの投入口を粉体搬送ローダーのシューターの外周に被せて紐又は金属バンドで結束し、続いて、人手にてフレコンバッグを広げたり又は粉体搬送ローダーのシューターから大気をフレコンバッグの中に吹き込んでフレコンバッグを膨らましたりして、フレコンバッグを立体形状に拡張し、この状態から、粉体搬送ローダーを作動してシューターから排出される粉体をフレコンバッグの中に投入する。そして、粉体の充填を完了したら、人手にてフレコンバッグの投入口をシューターから取り外し、投入口を紐で縛って封止する。
また、このような粉体の収納に使用するフレコンバッグは、従来は、丸底で上部投入口が煙突型、2本の肩紐を有する4支点吊りの形式のもので、特に上部が胴部と同様に厚い生地になっている。このフレコンバッグの場合、粉体を上記のとおりの手順で投入すると、フレコンバッグの形状が縮小変形するため、人手にてフレコンバッグを吊り支えることによりその立体形状を維持しながら、粉体の詰め込みを行っていた。
ところが、このフレコンバッグは、全体として厚いしっかりとした生地で作られていて粉体の詰め込みに比較的適しているものの、他面で、高価であり、コストの増大が問題であった。そこで、汎用品のフレコンバッグを採用することとなった。このフレコンバッグは、丸底又は角底で上部がテーパー型、4本の肩紐を有する8支点吊りの形式のもので、このフレコンバッグの場合、従来のフレコンバッグに比べて、上部の生地が薄くなっている。このフレコンバッグに粉体を上記のとおりの手順で投入したところ、上部の生地が薄いために、フレコンバッグの胴部が大きく沈み込み、人手によるフレコンバッグの吊り支えは困難で、フレコンバッグの形状が変形したままで詰め込みを完了した。なお、フレコンバッグはシューターの下方の台車上に載せられており、フレコンバッグの周囲は籠になっているが、フレコンバッグの形状が変形したまま詰め込みを完了した結果、粉体充填後のフレコンバッグは台車から取り出せないこととなった。
この汎用品のフレコンバッグの場合、粉体投入中の胴部の沈み込みが大きいため、このフレコンバッグを粉体の収納に使用するには、フレコンバッグを吊り支えに必要な高さまで吊り上げた状態から粉体を投入する必要があり、このため、粉体搬送ローダーの周囲にフレコンバッグを吊り上げる設備などの整備が必要となった。
この種の設備の調査に当たったところ、次のような設備が特許文献1により提案されている。
特許文献1はフレコンバッグの粉体の吸引取出装置に関するもので、この文献1にはフレコンバッグの吊上げ装置が記載されている。
この吊上げ装置は、フレコンバッグの上部投入口の一側および対向した他側に位置する吊りベルトと、これらの吊りベルトを個別に昇降自在に吊り上げる一側の吊り上げ装置及び他側の吊り上げ装置とを備えて構成される。
この場合、吊り上げ装置はそれぞれ、フレコンバッグの側方の両側に対向して地上に設けられた基台フレームに設置され、一側および他側の吊りベルトそれぞれに繋がる一対のワイヤと、フレコンバッグの上方に位置する一対の滑車を介してこれらのワイヤを牽引する吊り上げ手段を備える。吊り上げ手段はそれぞれ、インバータモータにより上下方向にスクリュー軸等によって伸縮自在に駆動される昇降軸を備え、昇降軸の先端には水平方向に延びる連結フレームを有し、連結フレームの長手方向両端にワイヤの一端が取り付けられる。
また、この場合、吊りベルトはそれぞれ、吊り上げ治具を介して、吊り上げ装置それぞれのワイヤの他端に連結される。
このようにして一側及び他側の各吊り上げ装置を作動させ、吊りベルトを略均等に吊り上げてフレコンバッグを吊り上げるようになっている。
特開2015− 86023号公報
しかしながら、上記従来(特許文献1)のフレコンバッグの吊上げ装置は、全体として大掛かりな機械設備になっており、特に、フレコンバッグを吊り上げるためのワイヤがフレコンバッグの吊り支えに必要な高さよりもかなり高い位置まで延ばされて滑車に巻き掛けられているため、その設置には粉体搬送ローダーの上部周辺に障害物のない十分なスペースが必要であるところ、粉体搬送ローダーの上部周辺に粉体を貯めるホッパーや粉体を計量する計量計、さらに粉体の混合機などの関連機器があるような場合、これらの関連機器が障害物となって、関連機器を移設しない限り、このような大掛かりな機械設備を設置することは不可能であり、また、これだけの関連機器を移設するためのスペースを別に確保することは現実的には極めて困難である、という問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、粉体搬送ローダーなどの粉体充填装置の上部周辺にその関連機器があって十分なスペースを確保することが難しい又は不可能な限られたスペースであっても、関連機器に干渉することなくコンパクトに設置して、粉体充填装置から粉体をフレコンバッグへ詰め込む際に、フレコンバッグが倒れたり変形したりしないように従来人力で行われてきたフレコンバッグの吊り支えの作業を機械化により自動化してフレコンバッグの倒れや変形を防止し、また、どのような形状のフレコンバッグでもその吊り支えに必要な高さまで確実に吊り上げて、フレコンバッグの立体形状を確実に保持することができ、しかも、粉体の充填後にあってはフレコンバッグの取り出しを円滑に行え、さらには、長期に亘る使用であっても損耗の減少を図ることのできるフレコンバッグ吊上げ治具を提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のフレコンバッグ吊上げ治具は、
粉体充填装置の下方のベース上で粉体充填装置に連結して粉体を充填するフレコンバッグが倒れたり変形したりしないようにフレコンバッグをその上部に有する複数の肩紐を介してフレコンバッグの吊り支えに必要な所定の高さに吊り上げるためのフレコンバッグ吊上げ治具であって、
(イ)粉体充填装置の下方の前記ベース上のフレコンバッグの配置位置の周囲で相互に対向する2地点に立ち上げ設置される一対のポストと、
(ロ)前記各ポストの前記各ポスト相互の対向面に対して直角方向の両側面に前記各ポストと並列に配置固定される一対のガイドシャフトと、
(ハ)前記各ポストの各ガイドシャフト上に昇降可能に配設される一対の昇降ガイドと、
(ニ)前記各ポストの前記各昇降ガイドの外周面に回転可能に配設される一対の回転ガイドと、
(ホ)前記各ポストの前記各回転ガイドから水平方向に突設される一対のフックと、
(ヘ)前記各ポストと前記各ポストの前記各回転ガイドとの間に介装され、前記各ガイドシャフト上の前記各昇降ガイドの昇降と前記各回転ガイドの正逆回転を連動させて、前記各昇降ガイドの前記各ガイドシャフトの下部から上部への上昇とともに前記各回転ガイドを正回転し前記各一対のフックを前記ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置から前記ベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置へ旋回し、前記各昇降ガイドの前記各ガイドシャフトの上部から下部への下降とともに前記各回転ガイドを逆回転し前記各一対のフックを前記ベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置から前記ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置へ旋回する一対の昇降旋回ガイド機構と、
(ト)前記各ポストの前記各ガイドシャフトの近傍に並列に設置され、前記各昇降ガイドにピストンロッドを連結して前記各昇降ガイドを昇降駆動する一対のエアシリンダ、及び前記各エアシリンダと前記各エアシリンダに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源との間に形成され、前記各エアシリンダに圧縮空気を所定の設定圧で供給する減圧弁、前記各エアシリンダに圧縮空気を供給し前記各エアシリンダの前記各ピストンロッドを伸長させて前記各昇降ガイドを上昇させる上昇運転と前記各エアシリンダから圧縮空気を排出し前記各エアシリンダの前記各ピストンロッドを収縮させて前記各昇降ガイドを下降させる下降運転とに切り換えるための手動切換弁、前記各エアシリンダ内の圧縮空気を前記所定の設定圧に調整する圧力調整弁を有してなるエア供給回路と、
を備え、
フレコンバッグをその上部に有する複数の肩紐を前記各フックに掛けて吊り下げ、フレコンバッグを粉体充填装置に連結した状態にして、
前記手動切換弁による前記各エアシリンダの上昇運転により、前記各昇降ガイドを前記各ガイドシャフトの上部へ上昇させるとともに前記各昇降旋回ガイド機構及び前記回転ガイドを介して前記各フックを上昇旋回させ前記ベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置に突出させて、フレコンバッグを宙吊りにしてから、
粉体充填装置からフレコンバッグへ粉体を投入し、前記各ポストの各フックに所定の荷重を掛けることにより、前記各ポストの前記各エアシリンダを前記各圧力調整弁の作用により前記所定の設定圧に調整しつつ、前記各フックを緩徐に下降させて、フレコンバッグの底を前記ベース上に着地させ、このフレコンバッグの着地状態での前記各フックによるフレコンバッグの吊り支えと粉体充填装置からフレコンバッグへの粉体の投入とこの粉体の投入に伴う前記各フックの緩徐な下降との相互の作用により、フレコンバッグを立体形状に整形保持しながら粉体を投入し、
フレコンバッグへの粉体の充填後、前記手動切換弁により前記各昇降ガイドを前記各ガイドシャフトの下部へ下降させるとともに前記各昇降旋回ガイド機構及び前記回転ガイドを介して前記各フックを下降旋回させて前記各フックをフレコンバッグの各肩紐から外しながら、前記ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置に引き込ませる、
ことを要旨とする。
また、この治具は各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)各フックを常態としてベース上のフレコンバッグの配置位置外に向けて回動付勢するばね部材を併せて備える。
(2)各ポストの各一対のフックはベース上のフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置に略ハの字形に開いて突出される。
(3)各ポストの各一対の昇降旋回ガイド機構は、前記各ポストの両側面にそれぞれ各回転ガイドの昇降範囲に前記各回転ガイドの外周面と平行に円弧状のガイド取付面を形成されて、前記各回転ガイドの外周面で前記各ガイド取付面に対向する所定の位置に突設されるガイドローラと、前記各ポストの前記各ガイド取付面に取り付けられ、前記各回転ガイドの各ガイドローラに係合し前記各ガイドローラをベース上のフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置と略同じ高さの最上位置と前記最上位置の高さよりも低くベース上のフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置の高さよりも高い中間の高さに設定された中間方向切換位置との間で昇降直動可能に案内して前記各フックをベース上のフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置と前記高い所定の位置の高さよりも低くベース上のフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置の高さよりも高い中間の高さの位置との間で昇降案内する上下方向に直線形の溝形レール、及び前記直線形の溝形レールに連接され前記各ガイドローラに係合して前記各ガイドローラを前記中間方向切換位置と前記低い所定の位置と同じ高さで前記中間方向切換位置から前記高い所定の位置と前記低い所定の位置との間の角度だけ離間された最下位置との間で昇降旋回可能に案内して前記各フックを前記中間の高さの位置と前記低い所定の位置との間で昇降旋回可能に案内する上下方向に螺旋形の溝形レールからなる昇降旋回レールとにより構成される。
(4)ベースは台車からなり、粉体充填装置の直下の粉体充填位置とこの粉体充填位置から外れた粉体充填後のフレコンバッグ取り出し位置との間に敷設されたガイドレール上に移動可能に設置される。
本発明のフレコンバッグ吊上げ治具によれば、上記(イ)−(ト)の構成を備え、フレコンバッグをその上部に有する複数の肩紐を各フックに掛けて吊り下げ、フレコンバッグを粉体充填装置に連結した状態にして、手動切換弁による各エアシリンダの上昇運転により、各昇降ガイドを各ガイドシャフトの上部へ上昇させるとともに各昇降旋回ガイド機構及び回転ガイドを介して各フックを上昇旋回させベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置に突出させて、フレコンバッグを宙吊りにしてから、粉体充填装置からフレコンバッグへ粉体を投入し、各ポストの各フックに所定の荷重を掛けることにより、各ポストの各エアシリンダを各圧力調整弁の作用により所定の設定圧に調整しつつ、各フックを緩徐に下降させて、フレコンバッグの底をベース上に着地させ、このフレコンバッグの着地状態での各フックによるフレコンバッグの吊り支えと粉体充填装置からフレコンバッグへの粉体の投入とこの粉体の投入に伴う各フックの緩徐な下降との相互の作用により、フレコンバッグを立体形状に整形保持しながら粉体を投入し、フレコンバッグへの粉体の充填後、手動切換弁により各昇降ガイドを各ガイドシャフトの下部へ下降させるとともに各昇降旋回ガイド機構及び回転ガイドを介して各フックを下降旋回させて各フックをフレコンバッグの各肩紐から外しながら、ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置に引き込ませるようにしたので、粉体搬送ローダーなどの粉体充填装置の上部周辺に関連機器があって十分なスペースを確保することが難しい又は不可能な限られたスペースであっても、関連機器に干渉することなくコンパクトに設置して、粉体充填装置から粉体をフレコンバッグへ詰め込む際に、フレコンバッグが倒れたり変形したりしないように従来人力で行われてきたフレコンバッグの吊り支えの作業を機械化により自動化して省力化を実現し、また、どのような形状のフレコンバッグでも吊り支えに必要な高さまで確実に吊り上げて、フレコンバッグの立体形状を確実に保持することができ、しかも、粉体の充填後にあってはフレコンバッグの取り出しを円滑に行え、さらに、長期に亘る使用でも損耗の減少を図ることができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態によるフレコンバッグ吊上げ治具の全体構成を示す図((a)は平面図(b)は正面図) 同治具の要部の構成を示す部分拡大正面図 同治具の要部の構成を示す部分拡大平面図 同治具の要部の構成を示す部分拡大平面図 同治具の要部の構成を示す部分拡大平面図 同治具の要部の構成を示す部分拡大正面図 同治具の要部の構成を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。
図1にフレコンバッグ吊上げ治具の全体構成を示している。
図1に示すように、このフレコンバッグ吊上げ治具J(以下の説明で、単に治具Jという場合がある。)は粉体搬送ローダーLなどの粉体充填装置(以下、単に粉体搬送ローダーLという。)の下方のベースB上で粉体搬送ローダーLのシューターL1に連結して粉体を充填するフレコンバッグFが倒れたり変形したりしないようにフレコンバッグFをその上部に有する複数の肩紐F1を介してフレコンバッグFの吊り支えに必要な所定の高さに吊り上げるためのもので、2本一対のポスト(支柱)1と、2組の2本一対のガイドシャフト2と、2組の2本一対の昇降ガイド3と、2組の2本一対の回転ガイド4と、2組の2本一対のフック5と、2組の2本一対の昇降回転ガイド機構6(図4参照)と、2組の2本一対のエアシリンダ7、及びエア供給回路8(図7参照)、圧縮空気供給源(図示省略)とを備えて構成される。なお、図1中、符号10は防塵ジャバラである。
図1に示すように、2本一対のポスト1は、粉体搬送ローダーLの下方のベースB上のフレコンバッグFの配置位置Pの周囲で相互に対向する2地点に立ち上げ設置される。この場合、これら2本のポスト1はそれぞれ、粉体搬送ローダーLのシューターL1の上部と略同じ高さの水平断面略矩形状の角パイプからなり、幅広の2側面をベースBの前後方向に向けて幅狭の2側面をベースBの左右方向に向けて、ベースB上の左右両側でベースB上のフレコンバッグFの配置位置Pを包囲する円形のカゴB1の外側にカゴB1に近接して立設される。
なお、この場合、ベースBは台車からなり、粉体搬送ローダーLの直下の粉体充填位置とこの粉体充填位置から外れた前方の粉体充填後のフレコンバッグ取り出し位置(図示省略)との間に前後方向に敷設されたガイドレールB2上に移動可能に設置される。
図1に示すように、2組の2本一対のガイドシャフト2は、各ポスト1の各ポスト1相互の対向面に対して直角方向の両側面に各ポスト1と並列に配置固定される。この場合、これら4本のガイドシャフト2には、図2、図3に示すように、リニアシャフトが採用され、これらのガイドシャフト2がそれぞれ、図1に示すように、各ポスト1の前後の各側面のベースB上のカゴB1に近接する片側一方の半面に、各ガイドシャフト2の上端部を各ポスト1の上端部付近に位置決めして各ポスト1と平行に配置され、上下の各端部を固定部材を介して(各ポスト1の前後の各側面に)固定して取り付けられる。
図1に示すように、2組の2本一対の昇降ガイド3は、各ポスト1の各ガイドシャフト2上に昇降可能に配設される。この場合、これら4本の昇降ガイド3には、図2、図3に示すように、リニアベアリング(円筒形の直動軸受)が採用され、これらの昇降ガイド3がそれぞれ各ポスト1の各ガイドシャフト2の周囲に各ガイドシャフト2に沿って直動可能に外嵌配置される。
図1に示すように、2組の2本一対の回転ガイド4は、各ポスト1の各昇降ガイド3の外周面に回転可能に配設される。この場合、これら4本の回転ガイド4には、図2、図3に示すように、オイレスベアリング(円筒形のすべり軸受)が採用され、これらの回転ガイド4がそれぞれ各ポスト1の各ガイドシャフト2上の各昇降ガイド3の外周面上に回動可能(正逆回転可能)に外嵌装着される。なお、この場合、各昇降ガイド4の正回転は各昇降ガイド4をフレコンバッグFの配置位置P側から見て、内向き回りの回転(つまり、各ポスト1に向けての回転)、各昇降ガイド4の逆回転は各昇降ガイド4をフレコンバッグFの配置位置P側から見て、外向き回りの回転(つまり、各ポスト1に向けての回転とは反対の回転)をいう。
図1に示すように、2組の2本一対のフック5は、各ポスト1の各回転ガイド4から水平方向に突設される。この場合、これら4本のフック5は、図2、図3に示すように、先端を先方の上方に向けて斜めに屈曲されたシャフトからなり、これらのフック5がそれぞれ各ポスト1の各回転ガイド4の上部に支持台51aと支持アーム51bからなる支持台ユニット51を介して水平方向に向けて突状に取り付けられる。
2組の2本一対の昇降旋回ガイド機構6は、図4に示すように、各ポスト1と各ポスト1の各回転ガイド4との間に介装され、各ガイドシャフト2上の各昇降ガイド3の昇降と各回転ガイド4の正逆回転を連動させて、各昇降ガイド3の各ガイドシャフト2の下部から上部への上昇とともに各回転ガイド4を正回転(内向きに回転)し各一対のフック5をベースBのフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置DからベースBのフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uへ旋回し、各昇降ガイド4の各ガイドシャフト2の上部から下部への下降とともに各回転ガイド4を逆回転(外向きに回転)し各一対のフック5をベースBのフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置UからベースBのフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置Dへ旋回する。
この場合、これら4本の昇降旋回ガイド機構6はそれぞれ、図5に示すように、各ポスト1の両側面にそれぞれ各回転ガイド4の昇降範囲に各回転ガイド4の外周面と平行に円弧状のガイド取付面11を形成されて、各回転ガイド4の外周面で各ガイド取付面11に対向する所定の位置に突設されるガイドローラ60と、各ポスト1の各ガイド取付面11に取り付けられる昇降旋回レール61とにより構成され、昇降旋回レール61は、図6に示すように、各回転ガイド4の各ガイドローラ60に係合し各ガイドローラ60をベースB上のフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uと略同じ高さの最上位置H1とこの最上位置H1の高さよりも低くベースB上のフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置Dの高さよりも高い中間の高さに設定された中間方向切換位置H2との間で昇降直動可能に案内して各フック5をベースB上のフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uとこの高い所定の位置Uの高さよりも低くベースB上のフレコンバッグの配置位置P外の低い所定の位置Dの高さよりも高い中間の高さの位置Hとの間で昇降案内する上下方向に直線形の溝形レール611、及び直線形の溝形レール611に連接され各ガイドローラ60に係合して各ガイドローラ60を中間方向切換位置H2と低い所定の位置Dと同じ高さでかつ中間方向切換位置H2から高い所定の位置Uと低い所定の位置Dとの間の角度だけ離間された最下位置H3との間で昇降旋回可能に案内して各フック5を中間の高さの位置Hと低い所定の位置Dとの間で昇降旋回可能に案内する上下方向に螺旋形の溝形レール612からなる。
そして、この場合、ベースB上のフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uは、図1(b)に示すように、ベースB上にフレコンバッグFを底全面をベースBに着けて置き、全体を本来の立体形状に広げて上部の投入口F0を上方に延ばした状態とした場合に、各ポスト1の両側の各一対のフック5がフレコンバッグF上面の前後の各肩紐F1に挿通可能な方向で各肩紐F1を緊張状態まで吊り上げ可能な高さであり、この高い所定の位置Uで、各ポスト1の各一対のフック5は略ハの字形に開いて突出される。また、ベースB上のフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uと低い所定の位置Dとの間の中間の位置Hは、図1(b)に示すように、ベースB上にフレコンバッグFを底全面をベースBに着けて置き、全体を本来の立体形状に広げて上部の投入口F0を上方に延ばした状態とした場合に、各一対のフック5に吊り上げられた各肩紐F1から各一対のフック5が下降により少なくとも各肩紐F1から抜け外れる高さである。そして、ベースB上のフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置Dは、図1(b)に示すように、ベースB上にフレコンバッグFを底全面をベースBに着けて置き、全体を本来の立体形状に広げて上部の投入口F0を上方に延ばした状態とした場合に、各ポスト1の各一対のフック5が少なくとも各肩紐F1に係合しない高さで、かつフレコンバッグFに接しないフレコンバッグFの胴部から離れる方向、この場合、各ポスト1の前後両側面に対して直角方向である。この低い所定の位置Dで、各ポスト1の各一対のフック5は各ポスト1の前後両側で180°開いて収納される。
また、これに併せて、各フック5を常態としてベースB上のフレコンバッグFの配置位置P外に向けて回動付勢するばね部材62を備える。この場合、図3に示すように、ばね部材62として複数のコイルスプリング62が採用され、各コイルスプリング62は各昇降ガイド3の各ポスト1側とは反対側の側方に配置され、一端が各フック5、この場合、各フック5の支持台51aに連結され、他端が各エアシリンダ7のピストンロッド71の先端に連結されて、各フック5が常態としてベースB上のフレコンバッグFの配置位置P外に向けて回動付勢される。
図1に示すように、2組の2本一対のエアシリンダ7は、各ポスト1の各ガイドシャフト2の近傍に並列に設置され、各昇降ガイド3にピストンロッド71を連結して各昇降ガイド3を昇降駆動する。この場合、これら4本のエアシリンダ7には、図7(a)に示すように、給排気する二つのポート7a,7bを有する複動形のエアシリンダが採用され、これらのエアシリンダ7がそれぞれ、図1に示すように、各ポスト1の前後の各側面のガイドシャフト2の配置側とは反対の片側他方の半面に、各エアシリンダ7の本体シリンダ72の下端部を各ポスト1の下端部付近に位置決めして各ポスト1と平行に配置され、本体シリンダ72上下の各端部を固定部材を介して(各ポストの前後の各側面に)固定して取り付けられる。そして、各エアシリンダ7のピストンロッド71の先端が連結部材73を介して各ガイドシャフト2の各昇降ガイド3の周面に連結される。
エア供給回路8は、図7(a)に示すように、各エアシリンダ7と各エアシリンダ7に高圧の圧縮空気を供給する図示されない圧縮空気供給源との間に形成され、各エアシリンダ7に圧縮空気を所定の設定圧で供給する減圧弁81、各エアシリンダ7に圧縮空気を供給し各エアシリンダ7の各ピストンロッド71を伸長させて各昇降ガイド3を上昇させる上昇運転と各エアシリンダ7から圧縮空気を排出し各エアシリンダ7の各ピストンロッド71を収縮させて各昇降ガイド3を下降させる下降運転とに切り換えるための手動切換弁82、及び各エアシリンダ7内の圧縮空気を所定の設定圧に調整する圧力調整弁83を有してなる。
この場合、図示されない圧縮空気供給源(コンプレッサ)から延ばされるエア配管84の下流端が減圧弁81の入力ポートに接続され、減圧弁81の出力ポートにエア配管84が接続され、このエア配管84が手動切換弁82の入力ポートに接続される。この手動切換弁82の2つの出力ポートにそれぞれエア配管84が接続され、一方のエア配管84は分岐されて各エアシリンダ7の一方のポート7aに接続され、他方のエア配管84は分岐されて各エアシリンダ7の他方のポート7bに接続される。そして、減圧弁81と手動切換弁82との間のエア配管84及び手動切換弁82の一方の出力ポートのエア配管84、この場合、ピストンロッド71を伸長方向に駆動する圧縮空気を供給する側のエア配管84にそれぞれ圧力調整弁83が接続される。なお、図7(b)に示す手動切換弁82の操作レバー821がベースB上の一角に設置される。このようにして図示されないコンプレッサから供給される圧縮空気を減圧弁81で各エアシリンダ7に対応する所定の設定圧に減圧調整して吐出され、この調整後の圧縮空気を、手動切換弁82の操作レバー821の切換操作により、各エアシリンダ7の一方のポート7aに供給すると、各ピストンロッド71が伸長する、つまり各フック5が上昇するとともに他方のポート7bから圧縮空気が排気されて圧力調整弁83を通じて排出され、反対に、この調整後の圧縮空気を、手動切換弁82の操作レバー821の切換操作により、各エアシリンダ7の他方のポート7bに供給すると、各ピストンロッド71が収縮する、つまり各フック5が下降するとともに一方のポート7aから圧縮空気が排気されて圧力調整弁83を通じて排出されるようになっている。また、このエア供給回路8では、各エアシリンダ7の伸長後の各ピストンロッド71に所定以上の荷重が作用すると、つまり、各フック5に所定以上の荷重が作用すると、各エアシリンダ7の各ピストンロッド71が収縮方向に下降して各本体シリンダ72内の圧力が所定の設定圧よりも上昇され、その圧力上昇に応じて圧力調整弁83から圧縮空気が排気されることにより、所定の設定圧まで減圧されて微調整され、引き続く各フック5に受ける荷重(各ピストンロッド71に作用する荷重)の増加とともに、各エアシリンダ7は所定の設定圧に減圧調整されながら、各フック5(各ピストンロッド71)を徐々に降下させるようになっている。
このフレコンバッグ吊上げ治具Jは、かかる構成を有し、これまで人力で行われていたフレコンバッグFの吊り支えによる立体形状の整形作業を機械化して省力化を実現する。すなわち、フレコンバッグFをその上部に有する複数の肩紐F1を各フック5に掛けて吊り下げ、フレコンバッグFを粉体搬送ローダーL(のシューターL1)に連結した状態にして、手動切換弁82による各エアシリンダ7の上昇運転により、各昇降ガイド3を各ガイドシャフト2の上部へ上昇させるとともに各昇降旋回ガイド機構6及び回転ガイド4を介して各フック5を上昇旋回させベースBのフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uに突出させて、フレコンバッグFを宙吊りにしてから、粉体搬送ローダーLからフレコンバッグFへ粉体を投入し、各ポスト1の各フック5に所定の荷重を掛けることにより、各ポスト1の各エアシリンダ7を各圧力調整弁83の作用により所定の設定圧に調整しつつ、各フック5を緩徐に下降させて、フレコンバッグFの底をベースB上に着地させ、このフレコンバッグFの着地状態での各フック5によるフレコンバッグFの吊り支えと粉体搬送ローダーLからフレコンバッグFへの粉体の投入とこの粉体の投入に伴う各フック5の緩徐な下降との相互の作用により、フレコンバッグFを立体形状に整形保持しながら粉体を投入するようになっている。
そして、このフレコンバッグ吊上げ治具Jでは、フレコンバッグFの肩紐F1の取り外しと各フック5の粉体充填後のフレコンバッグFの取り出しに邪魔にならない位置への収納を機械化して省力化を実現する。すなわち、フレコンバッグFへの粉体の充填後は、手動切換弁82により各昇降ガイド4を各ガイドシャフト2の下部へ下降させるとともに各フック5を各昇降旋回ガイド機構6及び各回転ガイド4の案内と各フック5側方のスプリング62の付勢力により下降旋回させて各フック5をフレコンバッグFの各肩紐F1から自動的に外しながら、ベースBのフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置Dに引き込ませるようにしてある。
図1にこの治具Jを用いた粉体搬送ローダーLによるフレコンバッグFへの粉体の充填作業を併せて示している。
図1において、まず、手動切換弁82の操作レバー821の操作により、各一対のエアシリンダ7の上昇又は下降運転に切り換えることより、各ポスト1の各一対のエアシリンダ7の各ピストンロッド71を上昇又は下降させて各一対の昇降ガイド3を各一対のガイドシャフト2の上部又は下部へ昇降させるとともに各一対の昇降旋回ガイド機構6及び各一対の回転ガイド4を介して各一対のフック5を昇降旋回させて略ハの字形の形で適宜の高さに停止させる。この状態で、フレコンバッグFを広げてフレコンバッグF上部の複数の肩紐F1を各一対のフック5に掛けて吊り下げ、フレコンバッグFの投入口F0を粉体搬送ローダーLのシューターL1に連結する。
このフレコンバッグFを治具Jにセットしたら、手動切換弁82を操作レバー821により各一対のエアシリンダ7の上昇運転に切り換えることより、各ポスト1の各一対のエアシリンダ7の各ピストンロッド71を上昇させて各一対の昇降ガイド3を各一対のガイドシャフト2の上部へ上昇させるとともに各一対の昇降旋回ガイド機構6及び各一対の回転ガイド4を介して各一対のフック5をベースB上のフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uまで上昇させてこの高い所定の位置Uに略ハの字形にして突出させ、フレコンバッグFをベースBの上方に宙吊りにする。
この状態から粉体搬送ローダーLを作動してシューターL1を通してフレコンバッグFへ粉体を投入する。この粉体の初期の投入によりフレコンバッグFが少しずつ拡張し、所定量以上の粉体がフレコンバッグFに投入されると、各一対のフック5に所定の荷重が掛かる。これにより各一対のエアシリンダ7の各ピストンロッド71が徐々に収縮方向に下降して各エアシリンダ7内の圧力が所定の設定圧よりも上昇し、その圧力上昇に応じて圧力調整弁83から圧縮空気が排気されて所定の設定圧まで減圧して微調整され、各一対のフック5が徐々に降下して、粉体の重みで下方に向けて延びたフレコンバッグFの底がベースB上に着地する。
フレコンバッグFはベースB上に着地された状態で各一対のフック5に吊り支えられながら、引き続き、粉体搬送ローダーLからフレコンバッグFへ粉体が投入され、この粉体の投入に伴って各一対のフック5が同様に荷重を受けて各エアシリンダ7の圧力の微調整により緩徐にかつ滑らかに降下され、これが従来行われていた人力によってフレコンバッグFを吊り支えるような調整力となって、フレコンバッグFは倒れたり異形に変形したりすることなく、本来の立体形状に整形保持されながら粉体が投入されていく。
このようにしてフレコンバッグFに粉体が充填されると、手動切換弁82を操作レバー821の操作により各一対のエアシリンダ7の下降運転に切り換えることより、各ポスト1の各一対のエアシリンダ7の各ピストンロッド71を下降させて各一対の昇降ガイド3を各一対のガイドシャフト2の下部へ下降させるとともに各一対のフック5を各一対の昇降旋回ガイド機構6及び各一対の回転ガイド4の案内と各フック5側方のスプリング62の付勢力によりベースB上のフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置Dまで下降旋回させてこの低い所定の位置Dに収納する。
そして、ベースBをなす台車が、粉体搬送ローダーL直下の粉体投入位置から前方のフレコンバッグ取り出し位置へ移動され、このフレコンバッグ取り出し位置で粉体充填後のフレコンバッグFがホイストクレーンやフォークリフトなどにより、治具Jの各部、特に各一対のフック5がベースB上の粉体充填後のフレコンバッグFに干渉することなしに、ベースB上から吊り上げられて取り出される。
以上説明したように、この治具Jによれば、次のような格別な効果を奏する。
(1)この治具Jは、2本一対のポスト1と、2組の2本一対のガイドシャフト2と、2組の2本一対の昇降ガイド3と、2組の2本一対の回転ガイド4と、2組の2本一対のフック5と、2組の2本一対の昇降旋回ガイド機構6と、2組の2本一対のエアシリンダ7、及びエア供給回路8、図示されない圧縮空気供給源とを備えて構成され、ベースB上にフレコンバッグFを底全面をベースBに着けて置き、全体を本来の立体形状に広げて上部の投入口F0を上方に延ばした状態とした場合に、各ポスト1の両側の一対のフック5がフレコンバッグF上面の前後の各肩紐F1に挿通可能な方向で各肩紐F1を緊張状態まで吊り上げ可能な高さとなる位置と、各ポスト1の各一対のフック5が少なくとも各肩紐F1に係合しない高さでかつフレコンバッグFに接しないフレコンバッグFの胴部から離れる方向となる位置との間で各一対のフック5を昇降旋回するので、粉体搬送ローダーLの上部周辺に関連機器があって十分なスペースを確保することが難しい又は不可能な限られたスペースであっても、関連機器に干渉することなくコンパクトに設置することができる。また、この治具Jは2本のポスト1の両側面に沿ってガイドシャフト2、昇降ガイド3、回転ガイド4、フック5、昇降旋回ガイド機構6、及びエアシリンダ7が取り付けられているので、治具J全体として必要な設置面積は極めて小さく、ベースB上に粉体をフレコンバッグFに充填する作業空間に邪魔になることなくコンパクトに設置することができる。
(2)この治具Jでは、フレコンバッグFをその上部に有する複数の肩紐F1を各フック5に掛けて吊り下げ、フレコンバッグFを粉体搬送ローダーLに連結するが、この場合、各フック5を手動切換弁82の操作レバー821の操作により各ポスト1の両側に略ハの字形に開いて作業者の手の届く適宜の高さに停止させることで、フレコンバッグFの各肩紐F1を各フック5に掛けやすく、フレコンバッグFのセット作業を作業者一人でも簡単かつ迅速に行うことができる。
(3)この治具Jでは、フレコンバッグFをセットした後、手動切換弁82の操作レバー821による各エアシリンダ7の上昇運転により、各昇降ガイド3を各ガイドシャフト2の上部へ上昇させるとともに各フック5を各昇降旋回ガイド機構6及び各回転ガイド4を介して上昇旋回させベースBのフレコンバッグFの配置位置P上の高い所定の位置Uに突出させて、フレコンバッグFを宙吊りにしてから、粉体搬送ローダーLからフレコンバッグFへ粉体を投入し、各ポスト1の各フック5に所定の荷重を掛けることにより、各ポスト1の各エアシリンダ7を圧力調整弁83の作用により所定の設定圧に調整しつつ、各フック5を緩徐に下降させて、フレコンバッグFの底をベースB上に着地させ、このフレコンバッグFの着地状態での各フック5によるフレコンバッグFの吊り支えと粉体搬送ローダーLからフレコンバッグFへの粉体の投入とこの粉体の投入に伴う各フック5の緩徐な下降との相互の作用により、フレコンバッグFを立体形状に整形保持しながら粉体を投入するので、粉体搬送ローダーLから粉体をフレコンバッグFへ詰め込む際に、フレコンバッグFが倒れたり変形したりしないように従来人力で行われてきたフレコンバッグFの吊り支えの作業を機械化により自動化して、フレコンバッグFの倒れや変形を防止することができ、また、どのような形状のフレコンバッグFでもその吊り支えに必要な高さまで確実に吊り上げて、フレコンバッグFの立体形状を確実に保持することができる。
(4)この治具Jでは、フレコンバッグFへの粉体の充填後は、手動切換弁82の操作レバー821の操作により各昇降ガイド3を各ガイドシャフト2の下部へ下降させるとともに各フック5を各昇降旋回ガイド機構6及び各回転ガイド4の案内と各フック5側方のスプリング62の付勢力により下降旋回させて各フック5をフレコンバッグFの各肩紐F1から自動的に外しながら、ベースBのフレコンバッグFの配置位置P外の低い所定の位置Dに引き込ませるようにしたので、粉体の充填後に、ベースBをなす台車をフレコンバッグ取り出し位置へ移動して、このフレコンバッグ取り出し位置で、ホイストクレーンやフォークリフトなどにより粉体充填後のフレコンバッグFを取り出す際に、治具Jの各部、特に各フック5がベースB上の粉体充填後のフレコンバッグFに干渉することがなく、粉体充填後のフレコンバッグFの取り出し作業を、円滑かつ容易に行うことができる。
(5)この治具Jでは、既述のとおり、各ポスト1の各フック5に所定の荷重を掛けることにより、各ポスト1の各エアシリンダ7を圧力調整弁83の作用により所定の設定圧に調整しつつ、各フック5を緩徐に下降させて、フレコンバッグFの底をベースB上に着地させ、このフレコンバッグFの着地状態での各フック5によるフレコンバッグFの吊り支えと粉体搬送ローダーLからフレコンバッグFへの粉体の投入とこの粉体の投入に伴う各フック5の緩徐な下降との相互の作用により、フレコンバッグFを立体形状に整形保持しながら粉体を投入するので、各ポスト1、各一対のガイドシャフト2、各一対の昇降ガイド3、各一対の回転ガイド4、各一対のフック5、各一対の昇降旋回ガイド機構6、各一対のエアシリンダ7など治具Jの各部に負荷される粉体の重量による荷重を軽減して、この治具Jの長期に亘る使用でも、各部の損耗の減少を図ることができる。
J フレコンバッグ吊上げ治具
L 粉体搬送ローダー(粉体充填装置)
L1 シューター
B ベース
B1 カゴ
B2 ガイドレール
F フレコンバッグ
F0 投入口
F1 肩紐
P フレコンバッグFの配置位置
U 高い所定の位置
D 低い所定の位置
1 ポスト(支柱)
11 ガイド取付面
2 ガイドシャフト
3 昇降ガイド
4 回転ガイド
5 フック
51 支持台ユニット
51a 支持台
51b 支持アーム
6 昇降旋回ガイド機構
60 ガイドローラ
61 昇降旋回レール
611 直線形の溝形レール
612 螺旋形の溝形レール
62 ばね部材(コイルスプリング)
H1 最上位置
H2 中間方向切換位置
H3 最下位置
7 エアシリンダ
71 ピストンロッド
72 本体シリンダ
7a ポート
7b ポート
73 連結部材
8 エア供給回路
81 減圧弁
82 手動切換弁
821 操作レバー
83 圧力調整弁
84 エア配管

Claims (5)

  1. 粉体充填装置の下方のベース上で粉体充填装置に連結して粉体を充填するフレコンバッグが倒れたり変形したりしないようにフレコンバッグをその上部に有する複数の肩紐を介してフレコンバッグの吊り支えに必要な所定の高さに吊り上げるためのフレコンバッグ吊上げ治具であって、
    粉体充填装置の下方の前記ベース上のフレコンバッグの配置位置の周囲で相互に対向する2地点に立ち上げ設置される一対のポストと、
    前記各ポストの前記各ポスト相互の対向面に対して直角方向の両側面に前記各ポストと並列に配置固定される一対のガイドシャフトと、
    前記各ポストの各ガイドシャフト上に昇降可能に配設される一対の昇降ガイドと、
    前記各ポストの前記各昇降ガイドの外周面に回転可能に配設される一対の回転ガイドと、
    前記各ポストの前記各回転ガイドから水平方向に突設される一対のフックと、
    前記各ポストと前記各ポストの前記各回転ガイドとの間に介装され、前記各ガイドシャフト上の前記各昇降ガイドの昇降と前記各回転ガイドの正逆回転を連動させて、前記各昇降ガイドの前記各ガイドシャフトの下部から上部への上昇とともに前記各回転ガイドを正回転し前記各一対のフックを前記ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置から前記ベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置へ旋回し、前記各昇降ガイドの前記各ガイドシャフトの上部から下部への下降とともに前記各回転ガイドを逆回転し前記各一対のフックを前記ベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置から前記ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置へ旋回する一対の昇降旋回ガイド機構と、
    前記各ポストの前記各ガイドシャフトの近傍に並列に設置され、前記各昇降ガイドにピストンロッドを連結して前記各昇降ガイドを昇降駆動する一対のエアシリンダ、及び前記各エアシリンダと前記各エアシリンダに圧縮空気を供給する圧縮空気供給源との間に形成され、前記各エアシリンダに圧縮空気を所定の設定圧で供給する減圧弁、前記各エアシリンダに圧縮空気を供給し前記各エアシリンダの前記各ピストンロッドを伸長させて前記各昇降ガイドを上昇させる上昇運転と前記各エアシリンダから圧縮空気を排出し前記各エアシリンダの前記各ピストンロッドを収縮させて前記各昇降ガイドを下降させる下降運転とに切り換えるための手動切換弁、前記各エアシリンダ内の圧縮空気を前記所定の設定圧に調整する圧力調整弁を有してなるエア供給回路と、
    を備え、
    フレコンバッグをその上部に有する複数の肩紐を前記各フックに掛けて吊り下げ、フレコンバッグを粉体充填装置に連結した状態にして、
    前記手動切換弁による前記各エアシリンダの上昇運転により、前記各昇降ガイドを前記各ガイドシャフトの上部へ上昇させるとともに前記各昇降旋回ガイド機構及び前記回転ガイドを介して前記各フックを上昇旋回させ前記ベースのフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置に突出させて、フレコンバッグを宙吊りにしてから、
    粉体充填装置からフレコンバッグへ粉体を投入し、前記各ポストの各フックに所定の荷重を掛けることにより、前記各ポストの前記各エアシリンダを前記各圧力調整弁の作用により前記所定の設定圧に調整しつつ、前記各フックを緩徐に下降させて、フレコンバッグの底を前記ベース上に着地させ、このフレコンバッグの着地状態での前記各フックによるフレコンバッグの吊り支えと粉体充填装置からフレコンバッグへの粉体の投入とこの粉体の投入に伴う前記各フックの緩徐な下降との相互の作用により、フレコンバッグを立体形状に整形保持しながら粉体を投入し、
    フレコンバッグへの粉体の充填後、前記手動切換弁により前記各昇降ガイドを前記各ガイドシャフトの下部へ下降させるとともに前記各昇降旋回ガイド機構及び前記回転ガイドを介して前記各フックを下降旋回させて前記各フックをフレコンバッグの各肩紐から外しながら、前記ベースのフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置に引き込ませる、
    ことを特徴とするフレコンバッグ吊上げ治具。
  2. 各フックを常態としてベース上のフレコンバッグの配置位置外に向けて回動付勢するばね部材を併せて備える請求項1に記載のフレコンバッグ吊上げ治具。
  3. 各ポストの各一対のフックはベース上のフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置に略ハの字形に開いて突出される請求項1又は2に記載のフレコンバッグ吊上げ治具。
  4. 各ポストの各一対の昇降旋回ガイド機構は、前記各ポストの両側面にそれぞれ各回転ガイドの昇降範囲に前記各回転ガイドの外周面と平行に円弧状のガイド取付面を形成されて、前記各回転ガイドの外周面で前記各ガイド取付面に対向する所定の位置に突設されるガイドローラと、前記各ポストの前記各ガイド取付面に取り付けられ、前記各回転ガイドの各ガイドローラに係合し前記各ガイドローラをベース上のフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置と略同じ高さの最上位置と前記最上位置の高さよりも低くベース上のフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置の高さよりも高い中間の高さに設定された中間方向切換位置との間で昇降直動可能に案内して前記各フックをベース上のフレコンバッグの配置位置上の高い所定の位置と前記高い所定の位置の高さよりも低くベース上のフレコンバッグの配置位置外の低い所定の位置の高さよりも高い中間の高さの位置との間で昇降案内する上下方向に直線形の溝形レール、及び前記直線形の溝形レールに連接され前記各ガイドローラに係合して前記各ガイドローラを前記中間方向切換位置と前記低い所定の位置と同じ高さで前記中間方向切換位置から前記高い所定の位置と前記低い所定の位置との間の角度だけ離間された最下位置との間で昇降旋回可能に案内して前記各フックを前記中間の高さの位置と前記低い所定の位置との間で昇降旋回可能に案内する上下方向に螺旋形の溝形レールからなる昇降旋回レールとにより構成される請求項1乃至3のいずれかに記載のフレコンバッグ吊上げ治具。
  5. ベースは台車からなり、粉体充填装置の直下の粉体充填位置とこの粉体充填位置から外れた粉体充填後のフレコンバッグ取り出し位置との間に敷設されたガイドレール上に移動可能に設置される請求項1乃至4のいずれかに記載のフレコンバッグ吊上げ治具。
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