JP6906782B2 - コンテンションベースの通信システム - Google Patents
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Description
(1)ランダムアクセス手順
LTEにおけるランダムアクセス手順を図1に示す。また、図1における各ステップの詳細を以下に示す。
アクセスを行いたい端末はeNBに向けてランダムアクセスプリアンブル(RAP:Random Access Preamble)を送信する。RAPは、複数のUEが同時に送信してもeNBにおいて分離できるように設計されている。
<ステップ2>:ランダムアクセス応答(Random Access Response)
上記RAPを受信したeNBはUE宛てにランダムアクセス応答を送信する。ランダムアクセス応答には、UEの送信タイミングを調整するタイミングアドバンスコマンド(非特許文献1)や、ステップ3でUEが送信する無線リソースを指示する信号等が含まれている。
<ステップ3>:予約送信(Scheduled Transmission)
UEは割り当てられた無線リソースを利用して端末の識別子、リソース割り当て要求を送信する。
<ステップ4>:競合の解消(Contention Resolution)
eNBはリソースの利用を許可する端末識別子をUEに通知し、リソース割り当てを行う。ランダムアクセスを試行したUEは、自局の端末識別子が認識できない場合は、ランダムアクセスが失敗したとしてステップ1からやり直す。
自局の端末識別子が通知された場合は、データ伝送(Data Transmission)段でデータ伝送を行う。
図2にLTEにおけるRAPの構成例を示す。時間軸方向において、RAPは、100μsのサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)、100μsのガードタイム(GT:Guard Time)及び800μsのプリアンプル系列で構成されている。RAPのフレーム時間は1msでありLTEの1サブフレーム時間と同じである。周波数軸方向においては、LTEの6リソースブロックに当たる1.08MHzの帯域に864本のサブキャリア(内25サブキャリアはガードサブキャリア)が配置されている。表1にRAPのパラメータを示す。
送信手段200では、サブキャリアに挿入されるザドフ−チュウ系列Xu(p)は以下の式で表現されるが、これはザドフ−チュウ系列生成器1で生成される。
よく知られている様に、上記のザドフ−チュウ系列は、定振幅零自己相関(CAZAC)系列の1つとして定義される。CAZAC系列は、時間軸について振幅が一定で、自己相関関数がデルタ関数となる。数1はNzcが奇数の場合の定義であり、偶数の場合には、数1のp(p+1)がp2に代わる。本発明では、Nzcを主に素数に設定するため、以下の説明では数1を用いる。
eNBの受信手段210では、CPが付加されたxu、vに伝搬路を通過して雑音が加わった信号を受信する。サイクリックプレフィックス除去器7で受信信号からCPを削除した信号ru、vは、次の様に表される。
上記プリアンブル部は伝搬路特性推定用信号を含み、所定の系列信号に無線端末毎に割り当てられた分の移相が行われたものであり、また、上記データ部は端末識別情報とペイロードとを含むものであり、
上記複数の無線端末は各々、上記プリアンブル部と上記データ部とにサイクリックプレフィックスとガードタイムを付加した後に送信し、
上記パケット信号を受信した基地局は、上記プリアンブル部の上記サイクリックプレフィックスを除去し、フーリエ変換を行って時間軸信号を周波数軸信号に変換し、上記所定の系列信号の複素共役に相当する信号を乗じ、逆フーリエ変換を行って周波数軸信号を時間軸信号に変換し、この変換で得られる時間軸信号であるインパルス応答信号の各々をタイムフィルタによって上記無線端末ごとのスロットに振り分け、振り分けられた上記インパルス応答信号の各々から各々の伝送路特性を推定し、推定した上記伝送路特性を用いて上記データ部の分離および復号を行うものである、ことを特徴とする。
上記無線端末は、
所定の系列信号を生成する第1信号生成部と、
上記第1信号生成部の出力にサイクリック拡張を施すサイクリック拡張部と、
上記サイクリック拡張部の出力を無線端末毎に割り当てられた分移相する移相部と、
上記移相部の出力を時間軸信号とするための第1逆フーリエ変換部と、
上記逆フーリエ変換部の出力にサイクリックプレフィックス領域を設けるためのサイクリックプレフィックス部と、
上記サイクリックプレフィックス部の出力を送信する送信手段と、を備え、
上記基地局は、
上記送信手段から送信された無線信号を受信する受信手段と、
受信した信号からサイクリックプレフィックス領域を取り除くためのサイクリックプレフィックス除去部と、
上記サイクリックプレフィックス除去部の出力信号を周波数軸信号に変換するための第1フーリエ変換部と、
上記所定の系列信号の複素共役に相当する信号を生成する第2信号生成部と、
上記フーリエ変換部の出力と上記第2信号生成部の出力とを乗算する乗算部と、
上記乗算部の出力にサイドローブを抑圧する所定の窓関数を掛ける周波数フィルタ部と、
上記周波数フィルタ部の出力を時間軸信号に変換する第2逆フーリエ変換部と、
上記第2逆フーリエ変換部からの信号を複数の遅延時間のインパルス応答信号に分類するタイムフィルタと、
分類された上記各々のインパルス応答信号を周波数軸信号の各々に変換する第2フーリエ変換器と、
上記第2フーリエ変換器の出力の各々を補正する補正用窓関数を掛ける時間フィルタ部の各々と、
上記時間フィルタ部の各々の出力を時間軸信号に変換する第3逆フーリエ変換部の各々と、
時間軸に変換された上記インパルス応答信号の各々から各々の伝送路特性を推定し、推定した上記伝送路特性の各々を用いて、上記データ部の各々の分離および復号を行う復号部と、
を備えることを特徴とする。
先ず、プリアンブル部とデータ部を同一サブフレームで送信する。このため、リソース割り当てのための時間を必要としない。プリアンブル部は各端末と基地局間のIRを推定するために利用する。また、推定したIRを利用して、データ部の分離・復調を行う。データ部の復号は、逐次干渉除去(SIC:Successive Interference Cancellation)(非特許文献4)あるいは並列干渉除去(PIC:Parallel Interference Cancellation)(非特許文献5)を利用する。データ部の信号処理の詳細については文献(非特許文献6)に記載されている。
このようなサブフレーム構成と通信手順を取ることで、ネゴシエーション時間を削除するとともに、衝突した信号を分離・復号することにより同時接続端末数を増加させることができる。
1つのフレームに複数のプリアンブルを用いる場合には、例えば表2、表3の条件のプリアンブルをそのフレーム内で用いることもできる。この場合は、ザドフ−チュウ系列の長さは、なるべく近い素数であることが望ましい。
プリアンブル用に、まず、系列長N’ZC(N’ZCは素数)のザドフ−チュウ系列をザドフ−チュウ系列生成器1で生成する。次に、このザドフ−チュウ系列をNZC本のサブキャリア数に一致させるためにサイクリック拡張(Cyclic Extended)をサイクリック拡張器2で行う。サイクリック拡張は以下の式のように表される。
各サブスロットでは、推定したIRを利用して、データ部の分離・復調を行う。データ部の復号は、逐次干渉除去(SIC:Successive Interference Cancellation)(非特許文献4)あるいは並列干渉除去(PIC:Parallel Interference Cancellation)(非特許文献5)を利用する。データ部の信号処理の詳細については文献(非特許文献6)に記載されている。
さらに、実際の伝搬環境は、送信タイミング誤差のほかに5μs程度のマルチパスによる遅延を考慮する必要がある。このため,実際にIRがタイムフィルタの区切りに収まる端末−基地局間距離は表2のパラメータでは3km程度、表3では2km程度を見込んでいる。
基地局は、プリアンブル部を利用して複数端末のIRを得るが、2つ以上の端末が式(2)において同じvを選択した場合、複数のIRが図7におけるタイムフィルタの同一区間に表われるため、基地局において正確なIRが得られなくなる。そこで、vがランダムに選択されるという条件の基、複数端末のIRが同一タイムフィルタ区間に現れる衝突確率をシミュレーションで求めた。1フレーム内にプリアンブル部が2つあることから、シミュレーションでは、各端末は2つのプリアンブルそれぞれに対してランダムにv1及びv2を割り当てて送信する。本稿において衝突が発生したとは、v1及びv2の両方がそれぞれ他の端末のv1及びv2と一致した場合と定義する。
先ずリンクバジェットについては、端末から発せられたランダムアクセスプリアンブルがどの程度の強度で基地局に到来するか見積りを行った。搬送周波数は本検討においては一例として2.5GHzとした。本稿ではパスロスモデルとして拡張秦モデル(非特許文献7、8、9)及びIEEE802.16において検討されているErcegモデル(非特許文献10,11)を利用した。拡張秦モデルについてはSubUrbanを、Ercegモデルについては平坦地であるCategory Cを採用した。また、各短区間変動は考慮していない。他のパラメータは表4に示す。図9は基地局までの距離とSNRの関係を示したものである。
2 サイクリック拡張器
3 移相器
4 逆離散フーリエ変換器
5 サイクリックプレフィックス付加器
6 通信チャネル
7 サイクリックプレフィックス除去器
8 離散フーリエ変換器
9 ザドフ−チュウ系列生成器
10 乗算器
11 逆離散フーリエ変換器
12 タイムフィルタ
131、132、・・・、13M−1 サブスロット
14 検出器
15 タイムフィルタ
16 周波数フィルタ
17 逆周波数フィルタ
18 離散フーリエ変換器
19 周波数フィルタ
20 逆離散フーリエ変換器
21 スクランブラ
22 巡回冗長誤り検出符号化器
23 符号化器
24 変調器
25 R,CPおよびGT挿入器
26 信号切換手段
27 窓関数
100 送信手段
110、120 受信手段
200 送信手段
210 受信手段
Claims (6)
- プリアンブル部とデータ部とを含むフレーム構成のパケット信号を複数の無線端末から送信し共通の基地局で受信するコンテンション方式の通信システムであって、
上記プリアンブル部は伝搬路特性推定用信号を含み、所定の系列信号に無線端末毎に割り当てられた分の移相が行われたものであり、また、上記データ部は端末識別情報とペイロードとを含むものであり、
上記複数の無線端末は各々、上記プリアンブル部と上記データ部とにサイクリックプレフィックスとガードタイムを付加した後に送信し、
上記パケット信号を受信した基地局は、上記プリアンブル部の上記サイクリックプレフィックスを除去し、フーリエ変換を行って時間軸信号を周波数軸信号に変換し、上記所定の系列信号の複素共役に相当する信号を乗じ、逆フーリエ変換を行って周波数軸信号を時間軸信号に変換し、この変換で得られる時間軸信号であるインパルス応答信号の各々をタイムフィルタによって上記無線端末ごとのスロットに振り分け、振り分けられた上記インパルス応答信号の各々から各々の伝送路特性を推定し、推定した上記伝送路特性を用いて上記データ部の分離および復号を行うものである、
ことを特徴とするコンテンション方式の通信システム。 - プリアンブル部とデータ部とを含むフレーム構成のパケット信号を複数の無線端末から送信し共通の基地局で受信するコンテンション方式の通信システムであって、
上記無線端末は、
所定の系列信号を生成する第1信号生成部と、
上記第1信号生成部の出力にサイクリック拡張を施すサイクリック拡張部と、
上記サイクリック拡張部の出力を無線端末毎に割り当てられた分移相する移相部と、
上記移相部の出力を時間軸信号とするための第1逆フーリエ変換部と、
上記逆フーリエ変換部の出力にサイクリックプレフィックス領域を設けるためのサイクリックプレフィックス部と、
上記サイクリックプレフィックス部の出力を送信する送信手段と、を備え、
上記基地局は、
上記送信手段から送信された無線信号を受信する受信手段と、
受信した信号からサイクリックプレフィックス領域を取り除くためのサイクリックプレフィックス除去部と、
上記サイクリックプレフィックス除去部の出力信号を周波数軸信号に変換するための第1フーリエ変換部と、
上記所定の系列信号の複素共役に相当する信号を生成する第2信号生成部と、
上記フーリエ変換部の出力と上記第2信号生成部の出力とを乗算する乗算部と、
上記乗算部の出力にサイドローブを抑圧する所定の窓関数を掛ける周波数フィルタ部と、
上記周波数フィルタ部の出力を時間軸信号に変換する第2逆フーリエ変換部と、
上記第2逆フーリエ変換部からの信号を複数の遅延時間のインパルス応答信号に分類するタイムフィルタと、
分類された上記各々のインパルス応答信号を周波数軸信号の各々に変換する第2フーリエ変換器と、
上記第2フーリエ変換器の出力の各々を補正する補正用窓関数を掛ける時間フィルタ部の各々と、
上記時間フィルタ部の各々の出力を時間軸信号に変換する第3逆フーリエ変換部の各々と、
時間軸に変換された上記インパルス応答信号の各々から各々の伝送路特性を推定し、推定した上記伝送路特性の各々を用いて、上記データ部の各々の分離および復号を行う復号部と、
を備えることを特徴とするコンテンション方式の通信システム。 - 上記窓関数は、カイザー窓であることを特徴とする請求項2に記載のコンテンション方式の通信システム。
- 上記補正用窓関数は、上記第2フーリエ変換器の出力の各々に上記窓関数の逆数に相当する特性をもった窓関数を掛けるものであることを特徴とする請求項2あるいは3に記載のコンテンション方式の通信システム。
- 上記復号部は、逐次干渉除去あるいは並列干渉除去を利用したものであることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載のコンテンション方式の通信システム。
- 上記所定の系列信号における系列は、ザドフ−チュウ系列であり、その系列の長さは素数であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のコンテンション方式の通信システム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2017011342A JP6906782B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | コンテンションベースの通信システム |
Publications (2)
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| JP2017011342A Active JP6906782B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | コンテンションベースの通信システム |
Country Status (1)
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| JP7722816B2 (ja) | 2020-10-15 | 2025-08-13 | トヨタ自動車株式会社 | 基地局および通信方法 |
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- 2017-01-25 JP JP2017011342A patent/JP6906782B2/ja active Active
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